コミックマーケット97感想リスト

同人ソフト(ノベル系)は基本的に全て、
それ以外は感想が思い浮かんだもの限定です。

基本的に同人ソフト(ノベル系)はプレイ順(パッチ待ち作品を除き事前の期待順)です。
それ以外はサークル名順です。
ただしおすすめ、期待作品は連続しないようにしているので前後することはあります。また、時間がかかりそうな作品は読むのをある程度後回しにします。時間がかからなそうな作品は先に読んだりもします。

女性向の作品は、乙女=女主人公で相手キャラの全員もしくは多くが男、
BL=男主人公で相手キャラの全員もしくは多くが男(年齢不問)、としています。
作品が女性向かどうかは基本的にサークルさんの自己申告です。

値段は入手時のものです。場合によっては異なる可能性があります。

同人ソフト
完成版  体験版・連作  番外編・その他

同人誌
小説

 

 

(同人ソフト完成版)

とも鳴りの舟 ver 1.00(乙女18禁)/サキュレント(1500円)(DL版の購入はこちら)

おすすめ

過去の作品感想:慰愛の詩
(2020/1/2)

 

アマゲチッタ!! ROM版ver.1.00/CURIOSIST(500円)

京都に住む藤原葵の家には、千年前からタイプスリップしてきた紫式部が暮らしていた。
ある日、彼女たちの部屋が異空間に覆われてしまう。
その異空間は、クイズで勝利しないと出られないのだった。


キャラクター選択あり、クイズ対戦、三十分ほどで終わりました。
システムは今までの作品より一問ごとの間にある待ち時間が短くなっており、
テンポ良くクイズに答えていくことができました。
音楽、絵は特に合わないような箇所なし。

トレーニングモードでクイズに答えHPを上げ、バトルモードでCPUとクイズバトルして勝ち抜いていきます。
バトルモードでは相手のHPを0にすれば勝ちで、ゲージを貯めると必殺技が使えます。
クイズは幅広い年代のアニメ、マンガ、ゲームから出題されます。
難易度はどれだけトレーニングするか次第ではあるものの、
アニメ、ゲーム知識がほとんどない私でも最高難易度をなんとかクリアすることができました。
ストーリーは短めで、バトルパートも必殺技が通常攻撃の三倍ダメージのみでキャラ性能に差がなく、
任意発動もできないため少々単調に感じてしまう部分がありましたが、
前作より動作が軽くなっているため、ストレスなくクイズにたくさん挑戦できました。
私は2000年代半ば〜2010年代半ばから出題されるクイズの正答率が低かったです……。

過去の作品感想:
全力疾答!クイズマラソンクイズトラベラー -around the world-遥かなる剣が峰ヒトナツの聖地巡礼フェアリーメイカーくいけん! 〜美浜高校クイズ研究部物語〜恋には落ちても、受験には落ちないんだからねっ!おざわのやぼうおざわのやぼう弐国立オタク学院、キュードル! Fresh Q-dol festivalRight AnswersVersus The WestGeek SeekerTokyo Summer ChallengeQ-dol Grand PrixAll Star
(2020/1/6)

 

powdergray(BL18禁)/cream△(1500円)(DL版の購入はこちら)

窪平さとみは幼いころの事故が原因で長く生きられないと言われ、
治療のため入院していた病院院長の息子、温井文世と共に暮らしていた。
十二月、さとみは路地裏で殺人事件に遭遇する。その犯人、藤原染から突然愛の告白をされてしまい……。


選択肢あり、恋愛、サイコサスペンス、ボイスあり、二時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。OPにムービーと歌あり。
絵は高校生のさとみが「悪の帝王」とか「魔王」と呼ぶにふさわしいオーラがありました。若気の至り!!
一枚絵は三十一枚+差分。

もうすぐ死ぬと告げられている青年、さとみが文世の庇護のもと過ごしていますが、殺人鬼から告白されてしまいます。
エンディングは二種類。
地の文の視点が不安定なことが気になってしまいました。
さとみの病状もあり、全体的に重たいトーンで進んでいきます。
そんな中スラングたっぷりで道化のように話しかけてくるラムシンが癒しでした(敵に回るとヤバそうですが)
また、染エンドでの染の行動が、さとみへの深い愛情を感じられてお気に入りです。
でもエンド後、染の行動を知ったさとみの親族や文世がどう思うかを想像すると……滅茶苦茶ホラー!

過去の作品感想:つばさヘブンかみさまの棺
(2020/1/8)

 

化けてでるほど愛してる(18禁)/FortunesFreak(2000円)(DL版の購入はこちら)

幽霊嫌いの市川悠心(いちかわゆうし)は同じ学校の制服を着た幽霊の少女と出会う。
その幽霊、芹澤澪織(せりざわみおり)は独りぼっちが嫌で、一緒にいてほしいと告げてきた。
悠心は成仏の手助けをすることになるが、彼女は普通の幽霊とは違うようだった。


選択肢あり、幽霊、恋愛、ボイスあり、四時間ほどで読み終わりました。
システムはセーブするときに「上書きセーブしますか?」が出ず、
かつセーブ直後に一瞬通常画面が表示されてからセーブ画面に戻るため、
慣れるまで左クリックを余計に押してしまい消したくないセーブデータを上書きしてしまうことがありました。
ですがティラノ製の作品としてはいままで見たことがない、
バックログから過去のボイスを聞くことができる機能が有難かったです。
また、バックログ画面にマウスホイールで行けたり、
コンフィグ画面を右クリックで抜けられたりするともっと便利かなと思えました。
OPにムービーと歌、EDに歌あり。
絵は立ち絵がLive2Dでアニメーションしており、
セリフの途中でも様々な表情変化をすることが細やかでした。一枚絵は十一枚+差分。
あとゲストキャラ? のバーチャルYouTuberマスコット、よもちだいふく様可愛いですね!!

悠心と幽霊少女、澪織が出会い、悠心の試験勉強を澪織が、澪織の成仏を悠心が手助けしていくことになります。
エンディングは一種類。
メインの登場人物全員(特に澪織)オタク気質があるのでそうしたネタ多め。
澪織が一部の人にしか見えないため、
誰かから目撃される可能性がある場所でのHシーンは傍目から見たら悠心の一人芝居に見えてしまうのだろうな、
という考えを抱いて勝手に気恥ずかしい心持ちになってしまいました。気にしたら負けだ……!
ともあれ、明るく接してくれながらも時折弱さを垣間見せる澪織が可愛らしかったですし、
勉強や家族のことで大変ながらも澪織のことを気に掛ける悠心にも好感が持てて、
そんな二人が楽しそうに、幸せそうにしているところを見るのが嬉しかったです。
お気に入りの場面は悠心側でタイトル名の意味が回収されるシーン。
タイトル通りの愛情の深さが感じられました。
(2020/1/9)

 

路地裏グローリーホール ver1.0.1(BL18禁)/SAWRED(1000円)(DL版の購入はこちら)

オカルト研究サークルに所属する実沢(さねざわ)は後輩の愛島(めでしま)から、
「路地裏に現れる「グローリーホール」に性器を入れるととてつもなく気持ちいい」という都市伝説を聞く。
二人で街を探し歩くうち、実沢は尿意をもよおしてしまい……


選択肢あり、都市伝説、放尿、ボイスあり、一時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは様々な機能があり読みやすい配慮がなされておりました。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は立ち絵が口パクありでセリフ中にも表情変化するのが細かかったです。
一枚絵は四枚+差分たくさん。
ボイスは実沢のHシーンでの口調が誘ってくる色気を感じられました。

実沢と愛島がグローリーホールを探しているうち、トラブル(尿意)に遭遇します。
エンディングは三種類。
グローリーホールがメインルートには関わってこないことと、
二人の関係が曖昧なまま終わってしまうことで、少々肩透かしな印象を受けてしまいました。
ですがバッドエンドにはグローリーホールがしっかり関わってきて、
バカバカしさと共に恐ろしさも感じられました。
それにバッドエンドでもメインルートでも尿意を我慢しているときの焦りと放尿の気持ちよさが、
我が事のように伝わってくる描写でハラハラと開放感を味わえました!

過去の作品感想:エロトマニア
(2020/1/15)

 

愛に非ず(BL18禁)/明野貴志(1000円)(DL版の購入はこちら)

指定暴力団、皆藤組の若頭である茜ヶ久保鉄次(あかねがくぼてつじ)はハルカという好みの女と出会う。
しかし彼女は女装した四宮遥(しのみやはるか)という男であり、隙を突かれて拘束され、犯されてしまう。
面子を盾にされ遥の言いなりとなる鉄次。同じころ、皆藤組内部に裏切者がいるという情報を聞かされるのだった。


選択肢あり、極道、ヤンデレ、ボイスあり、一時間四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は鉄次の屈強さ、威圧感がよく伝わってきました。一枚絵は三十六枚+差分。

暴力団の若頭である鉄次が遥に弱みを握られ犯され続ける中、組の内部にも問題が発生します。
エンディングは四種類。
終盤の山場が遥とは直接関係のない出来事で、
逆に関係する組員達は中盤出番が少ないためややちぐはぐな印象を受けてしまいました。
ですが鉄次が、(一部エンドを除いて)筋の通った強さや矜持を持ち続けていて、
遥や部下が鉄次に惚れるのも納得できましたし、とても格好良かったです。
同時にそんな鉄次が精神的には折れないまま、犯されて喘ぐなど情けない姿を晒していて、
見てはいけないものを覗き見ているような興奮を感じられました。

過去の作品感想:夢見鳥
(2020/1/17)

 

madhumui ver.1.00/FORTONSPACE(500円)

その星では、鉱石の採掘と加工を行い他の星へ輸出を行っていた。
十年前のとある事件で投獄されているアロウは、新入りのラムジーと共に脱獄を計画する。
しかし脱獄に成功した後も、追ってから逃げる日々が続くのだった。


選択肢あり、SF、脱出、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は立ち絵がアニメーションしていて、特に監視人が縦横無尽に動いていて目を引きました。

アロウとラムジーが脱獄し追っ手から逃れる中で、
色々な人と出会ったり、色々な場所に潜入したりします。
劣悪な環境の中、それでも人間味をもって生活している人々が描かれていました。
ですが、地の文がほとんどなく簡潔なテキストのため、
今どのような行動をしているのかわかりにくく感じてしまったことが残念な作品でした。
(2020/1/18)

 

〇い世界とわからずや/MCC東日本(500円)

市丸月乃(いちまる つきの)は過去の出来事がきっかけで、人と関わらないように振る舞っていた。
両親の海外転勤を機に、引越しをして一人暮らしをすることになった月乃。
転入先のクラスには、積極的に関わってこようとする宇佐美円(うさみ まどか)がいた。


選択肢無し、友情、他人の気持ち、一時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。OPにムービーあり。
絵は月乃の目つきの悪さ、不機嫌さが表現されていました。
一枚絵は三枚+差分。……まどかが一枚絵一枚だけなのに引き換え過去編登場人物の詩織が二枚あるという格差!

月乃が迷惑そうにしているのに何度も関わろうとしてくるまどかに手を焼く中、
月乃が人と関わらないようになったきっかけの過去が語られていきます。
終盤、月乃と代わった「誰か」に対する言及がなく、
最後までその誰かは納得しているのだろうかということが頭の隅に引っかかってしまいました。
ですが月乃の過去には胸が苦しくなりましたし、
性格が異なる月乃とまどかが、すれ違ったりぶつかり合ったり避けたりしながらも仲良くなれた時には微笑ましい思いがしました。
また、ご飯を食べている月乃の心情描写が妙に詳細で味がありました。
(2020/1/19)

 

おねえちゃんとゆんちゃん/Luciolize(500円)

ふと気が付くと、記憶を無くし誰もいない街にいた主人公。
人を探そうと彷徨っていると、ゆんと名乗る幼い女の子を発見する。
共に同じ家で暮らすことになった二人。主人公はゆんちゃんから「おねえちゃん」と慕われるようになるのだった。


選択肢あり、すこし不思議、家族、おねロリ、一時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はゆんちゃんの嫌がる顔が本当に心から嫌そうでした。

おねえちゃんとゆんちゃんが誰もいない街で二人暮らしをしていくことになりますが、
誰もいない理由や主人公の過去が明かされていきます。
エンディングは二種類。
前半、主人公が記憶がない中、パンケーキを作ることができて、
ゆんちゃんがそれをとても気に入って何度も作って食べる場面があるのですが、
主人公の過去でパンケーキが出てくるもののほんの少し言及されるだけで、ちょっと肩透かしに感じてしまいました。
ですが二人きりでゲームしたり水遊びしたりする場面は微笑ましかったですし、
ゆんちゃんの境遇やバッドエンドは後味悪く、その緩急を味わえました。
なによりゆんちゃんが可愛いと思う主人公に心底同意いたします!

過去の作品感想:Lunatically Cage -Prelude版δ-あなたに言えないヒミツの望み
(2020/1/20)

 

ファッションコミュ障くんとビジネスボッチちゃん(18禁)/3 on 10 -サンオントウ-(500円)

お金がほしいコンビニバイトのファッションコミュ障くん。
しかしそのコンビニでは後輩バイトのビジネスボッチちゃんが遅刻やサボり常習で、穴埋めのためにサービス残業ばかり。
そのためバイトを辞めようとしたファッションコミュ障くん。しかしビジネスボッチちゃんと店長はそれを阻止しようとするのだった。


選択肢あり、コミュニケーションコンフリクションADVとのこと、二時間ほどで読み終わりました。
今後ボイス追加等のパッチ予定とのこと。
システムは既読シナリオジャンプ機能もあり充実しています。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はビジネスボッチちゃんが自惚れるのもわかるくらい可愛かったです。

八時間働きながら四時間分の給料しか受け取っていないファッションコミュ障くんがバイトを辞めようとするも、
店長や、四時間サボりながら四時間分の給料を受け取っているビジネスボッチちゃんが辞めさせないように画策します。
そんな感じで職場環境がわりと理不尽で、特にビジネスボッチちゃんの言動にイラッとさせられる場面もありますが、
その後溜飲が下がる展開があり、最終的には悪くない気分で読み終えることができました。
また、ビジネスボッチちゃんとの会話はイラッとするものだけでなく当意即妙さを感じるものも多く、
現代日本におけるコミュニケーションについて考えさせられながらも(適当)
二人の会話を小気味良さを味わうことができました。
ビジネスボッチちゃんは同僚でさえなければ最高なんだけどなあ!

過去の作品感想:
ツルゲーネフによろしくぷるぴらMightツルゲーネフとよろしく!川の流れを留めてみたいもっとツルゲーネフとよろしく!永遠に美しき冬よりも妹アプリケーション!メロウイヱロウマフラーな彼女マフラーな彼女「あるウソの話 - Crush On You! -」世界一、受けたい虚○を。ジャッジメントあいらんど変態な俺は紳士にならざるを得ない世界一、受けたい虚○を。 - Really, Another Imaginary.
(2020/1/23)

 

神楽祭りの日のこと ver1.0.0/パラドラスト(500円)(DL版の購入はこちら)

年に一度行われる神楽祭りの手伝いに駆り出された哲也は、神楽を舞う巫女の綾乃と出会う。
第一印象はお互いあまり良くなかったが、なりゆきで二人屋台巡りをすることになり、距離が縮まっていく。
しかし、綾乃の身に異変が起こり……。


選択肢あり、祭り、ボーイミーツガール、三十分と少しで読み終わりました。
システムはバックログ機能がないこと、
分岐があるのにスキップ機能がないこと、
画面サイズを起動時に毎回確認されること、
セーブ画面が一セーブ一ページでセーブロード時にページ移動が必要になることが多いことが不便でした。
でも、コメディシーンで登場人物がずっこけるのに合わせてテキストもこける(傾く)演出は新鮮でした。
音楽は曲数が多く、それぞれの場面に合っていました。
絵は幼めな絵柄で可愛らしかったです。

哲也と巫女の綾乃が神楽祭りの日に出会って、交流していきます。
エンディングはおそらく三種類。
読み終わった後はテキストファイルが出現し、AnotherStoryを読むことができます。

神楽祭り中の哲也と綾乃の交流がなんてことのないもので、
だからこそ綾乃にとっては大切な時間であったのだろうと思います。
ですが短編なこともあり、もう少し鮮烈さがあるようなエピソードがあると、
より登場人物に感情移入できるのではとも感じてしまいました。
(2020/1/25)

 

Summer Note/Thinking chicks(100円)

高校二年の金森葵(かなもりあおい)は引っ込み思案の少女、琴菊紫と、明るく足の速い少女、桜宮茜(さくらみやあかね)という二人のクラスメイトととあるきっかけで親しくなる。
夏休みを目前に控え、段々と積極的になっていく紫を目の当たりにして、葵の心境も変化していくのだった。


選択肢なし、夢、青春、一時間半ほどで読み終わりました。
システムは場面転換時の画面切り替えが遅めなこと、
セーブ画面やバックログ画面から右クリックで抜けられないことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は紫も茜も可愛らしいですし……私服が露出多め(ちょっとだけですが)で大変にけしからんです!

子供のころに好きだった写真撮影で挫折してしまった主人公が、
二人のクラスメイトの少女と高校二年の夏を過ごしていきます。
終盤のアクシデントとその解決方法がかなり唐突で、作為的な展開であるという印象を強く感じてしまいました。
ですが同じ場面ながら受ける印象が違う冒頭とラストには感慨深いものがありましたし、
なにより三人で過ごす日々が三人とも心から楽しそうで、読んでいて嬉しくなるような作品でした。
(2020/1/27)

 

死埋葬 -V- 1.00/F.T.W.(500円)(DL版の購入はこちら)

竜胆終は母親から一学年上の生徒会執行部長、祈緒綴を殺すよう命令される。
成功すれば幽閉されている双子の姉妹を開放するという。
期限は一年間だったが、早々に綴を殺した終。しかし翌日、綴は何事もなかったかのように終の前に現れたのだった。


選択肢なし、百合、殺人、ボイスあり、二時間十五分ほどで読み終わりました。
「死埋葬」の感想はこちら
「死埋葬 -U-」の感想はこちら
システム、音楽は前作までと同様。
絵はたれ目ノッポちゃん(志野森射月)の見た目が好みでした。

終が綴の暗殺に失敗したことがきっかけで、二人の接点が増えていきます。
いままでのシリーズでもそうですが虐殺手が人を殺す恐ろしい存在として語られながらも、作中ではほとんど人を殺さな(せな)いのが少々拍子抜けな印象を受けてしまいました。
ですが序盤の殺しても死なない綴には何故なんだろうと興味をひかれましたし、
そんな出会いながらも仲良くなった終と綴のやりとりには心地よさがありました。
あと母親はもっと酷い目に遭ってもいいです!

過去の作品感想:黒白痴死埋葬柘榴草紙サンダガ!!狂痛忌死埋葬 -U-
(2020/1/29)

 

ミソハギ踏切で待ってる Version 1.0/sweet ampoule(1000円/スマホ版基本無料)

大学一年生の赤崎蛍(あきさきほたる)は相手から言われるがまま付き合っていた彼女に振られ、もやもやしていた気持ちを何とかしようと小学校六年生以来帰省していなかった父の故郷、横溝町を訪れる。
従姉妹で蛍のことを好きな祈里(いのり)を始めとした町の人々と交流する中、初恋の少女、天野小夜(あまのさよ)と再開するが、小夜と会ったことを告げると皆歯切れの悪い反応をするのだった。


選択肢あり、脱出、田舎、十時間ほどで読み終わりました。
システムは、実績要素があるため任意の章に飛べる章選択機能が有難かったです。
音楽は特に合わないような箇所なし。挿入歌とED歌あり。
絵は目パチ口パクがあり、すっきりとした絵柄で好感が持てました。
また、踏切や田んぼなどの写真背景が鮮やかでした(絵の背景もあり)

数年ぶりに帰省した父の故郷で従姉妹や町の人々、初恋の少女と再開しますが、
ある場所に閉じ込められてしまい、脱出するために謎を解いていきます。
謎解きはヒント機能もあるため誰でも最後までたどり着くことができるはずです。
私は二回ヒント機能を使ってしまいました……くやしい。

話はものすごく派手で盛り上がるような展開があるわけではありませんが、
その分大学生活(恋愛)をあまり楽しめていないけれどそれを正直に言えない親戚との空気とか、
過去の後悔やトラウマ、田舎に根付いた差別などが丁寧に描かれていました。
また、負の面ばかりでなく、気のいい人々との交流やのんびりとした田舎での生活も味わえます。
後日談や過去編、別視点を描いた特別ストーリーもありボリュームたっぷりな作品でした。
(2020/2/4)

 

月明かりは翳、その先は v1.10a/Project Lumière(500円)

高校入学直前、戸山蛍は夜の散歩中、天体観測をしている少女と出会う。
入学式の日、その少女、磐手碧(いわてあおい)と、小学校時代の幼馴染、蝶野渚(ちょうのなぎさ)が蛍と同じクラスであることがわかり、三人は親しくなっていく。
やがて三人はそれぞれの恋心と向き合っていくことになるのだった。


選択肢あり、恋愛、天体観測、一時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は渚の浴衣姿がちょっと煽情的すぎないでしょうか……? 決して嫌なわけではないですが!
ただ、一か所違和感を覚えてしまう月の画像がありました。

二人の女の子と勉強会をしたり天体観測をしたりしていく中で、
それぞれの関係が変化していきます。
エンディングは二種類。
上で書いた月の画像が表示される箇所が中盤の山場な上、
月や天体観測が話に結構関わっていて不要な突っ込みどころとなってしまっているのがちょっと残念でした。
ですがカメラについてやたら細かい話が出てくるところは情熱を感じられました。

それから碧が、どちらのルートでも渚とフェアであろうとしていて、
臆病ゆえのことなのかもしれませんがそれでも好ましく感じました。
気さくに接してくれる渚も魅力的で……二人とも可愛いかったです!
(2020/2/6)

 

春夏緑光/Xiling software(500円)
+小説「穏やかな春、暖かな夏〜春夏緑光アフターストーリー〜」

高校に進学する一歳年上の彼女、華乃に対し、自分が高校合格するまでの一年間会わないようにしようと告げた主人公。
しかし一年後、同じ高校に合格したにも関わらず、主人公は華乃に別れようと言い放ったのだった。


選択肢なし、恋愛、生き様、三十分と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
挿入歌があり、主人公クズだなあと思った後に流れて歌詞にクズと入っていて可笑しかったです。
絵はラフの立ち絵だったり、ペイントのスプレーで書いたようなアイキャッチの章タイトルなど簡素な部分がありました。
また、晴れていると描写されている場面の背景がうす暗いのは心境を表しているから……ですよね?
一枚絵は差分含め十枚。

主人公が中学三年生のころから約十年後までの出来事が語られていきます。
「穏やかな春、暖かな夏〜春夏緑光アフターストーリー〜」を経て秋と冬の話へ続く? とのことですが、
今回の話だけでも一区切りついています。

主人公のクズな言動に振り回されて年単位で人生を棒に振る華乃が可哀想すぎます……!
でも主人公を嫌わないんですよねえ。理由はあれどもやもやするものがありました。
ですがそうした主人公の酷さや、可哀想な華乃が容赦なく描かれているので、それも味だと思える部分もあります。
また、重要なエピソードが重点的に描かれていて、
三十分と少しで読み終わるテキスト量の中でしっかりと中身の濃さを感じられました。
(2020/2/9)

 

届けそらの彼方まで(15推)/EIME(500円)(DL版の購入はこちら)

センター試験当日試験を受けずにいた化野渡(あだしのわたる)は同じクラスで才色兼備すぎて浮いている存在、樽水ユーカ(たるみ)と出会う。
卒業を間近に控え、周囲とあまり関わってこなかった渡は、何故かそれ以降青春を求めるようになる。
そしてクラス委員長の布袋野恋詠(ほたいのこよみ)、不良の直違白夜(すじかいびゃくや)、白夜のことが好きな莵道燐(とどうりん)を巻き込んでゆくのだった。


選択肢あり、青春、学園、三時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。
OPムービーは何度か流れるのですが、流れるたびにムービー自体は同じでもそれ以外に変わっていく部分があることが印象的でした。
絵は振り返ってこちらを見ている立ち絵が魅力的でした。
あと桜が咲いていく右クリックメニューが華やかでした。

主人公が高校三年生の一月に樽水ユーカと会話したことがきっかけで、青春しようと行動していきます。
特に前半にコメディ的な暴力やセクハラが多めで、それをしている理由もあるのですが、
理由を知ったとしてもなお主人公に対する悪印象を完全には払拭できなかったです。
また、ユーカがミステリアスな言動なのですが他の登場人物より出番が少なく、
メインヒロイン? ながらあまり彼女のことを知ることができませんでした。
ですが、前半・中盤の随所で覚える違和感が明らかになる後半という構成や、
それに合わせたグラフィックやムービーは目を引くものがありました。
また、個別ルート、最終ルート共に、不格好ながら主人公が行動して周囲を動かしていっていて、青春だなあと思えました。
(2020/2/11)

 

ヤンデレシリーズ ver1.02(15推)/Operation:Novelty(1000円)
+設定資料集


転校してきた後輩の宇佐美ウサと付き合っている高校二年生の主人公。
ウサはそれまでにつらい目に遭ってきた反動か、かなり嫉妬深く主人公を束縛してきた。
また、主人公の周囲には主人公のことがとてもとても大好きな女の子たちがいたのだった。


選択肢あり、ヤンデレ、恋愛、ボイスあり、二時間十五分ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システムは危険な選択肢がマウスオーバーで赤くなるので覚悟をもってヤンデレに挑むことができました。
音楽は特に合わないような箇所なし。OPムービーと主題歌あり。
OPムービーはラストのウサ、どういう意味なのでしょうか……?
現実ではないということなのか、我々ヤンデレ四天王の中では最弱ということなのか……
ともかく、愛と病みを感じる多彩な表情や終盤のスピード感が目を引きました。
主題歌も曲調が何度か変わる中で情念たっぷりに歌い上げられていました。
絵は先輩の宝田チグサとのキスシーンがエロかったです!一枚絵は差分含め二十三枚+料理三枚。
演出はセリフをしゃべり終わっても口パクが続くことに違和感を感じてしまいましたが、
委員長の有村エリサがメガネクイッする演出が彼女によく合っていました。

ワンカット漫画群集「ヤンデレシリーズ」を原作とした作品とのこと。
彼女の宇佐美ウサと日々を送っていきますが、
部活の先輩宝田チグサ、クラス委員長の有村エリサ、義理の妹アズサも主人公に執着心を抱いています。
「AlexiA〜アレクシア〜」と同一世界で、映画館で「Spyral-tryaL」が上映されているというクロスオーバーあり。
バッドエンド十五種類とハッピーエンドが一種類あるのですが、
ハッピーエンドが物足りなく感じてしまうのはヤンデレに毒されているがゆえでしょうか……?
お気に入りは先輩。
他の三人は主人公と一緒にカラオケに行った程度でマウントしたり世間知らずだったり精神的な幼さ、危うさが見られる中、
余裕な態度に底知れなさを感じることができました。……余裕過ぎて出番ないまま終わることも多数ですが!

過去の作品感想:Spyral-tryaLAlexiA〜アレクシア〜
(2020/2/23)

 

寝たきりな僕はアンドロイドの君と出会う ver1.0/アトリエATIC(1000円)

生まれつき寝たきりの生活をしている乃潟箝杜(ノガタ カント)は偶然出会った美少女アンドロイド、カナタのマスターとなってしまう。
それをきっかけに新しい体験や様々な人々との交流をし、段々と積極的になっていくカント。
しかしカナタにはある秘密があり……


選択肢あり、アンドロイド、寝たきり、三時間半足らずで読み終わりました。
前半部分の感想はこちら
システムはスキップの既読未読設定が再起動したりムービーが入ったりするとリセットされてしまうことがありました。
音楽は特に合わないような箇所なし。
OPにムービーあり。
絵はカナタの笑顔が魅力的でした。一枚絵は差分含め七枚。

寝たきりの生活をしているカントが高性能アンドロイド、カナタと出会い、
カナタを遠隔操作してバイトしたり人と関わったりしていきます。
オルレアンが話の展開に都合がいいように行動しているように感じてしまいましたが、
それでもなお、カントやカナタが一生懸命、精一杯生きて、行動していることが伝わってきました。
人に何かをしてもらうばかりなことを後ろめたく感じていたカントが、
カナタを通じて色々なことを体験して前向きになっていきましたし、
献身的にカントをサポートしてくれるカナタの行動も胸を打つものがありました。
最後の選択肢も考えさせられましたし、寝たきりの人がどのように感じているかということの一端を知ることができる作品でした。
(2020/2/25)

 

マッスルメモリアル 伝説の筋の肉で ver.1.00/AAA(500円)

十八歳の誕生日に職業の神と契約を結ぶ世界。
主人公はマッスルの神、略してマ神(まじん)と契約しボディビルダーとなる。
しかしボディビルダーは、幼馴染のノエルが所属する教会の人々から、偏見の目で見られていたのだった。


選択肢あり、筋肉育成シミュレーション、恋愛、三時間半ほどで読み終わりました。
主人公名前入力あり。
システムはWOLF RPG Editor製でバックログや非アクティブでの動作はなし。
作中の経過日数が長め(約一年八か月)のため、セーブ数がもっと多いと有難かったです。
音楽はマ神にセーブロード等をしてもらう時の歌が耳に残ります。マッチョ マッチョ ムキムキマッチョ(パワー)
他にEDやコンプリート後にもマッチョに関する歌があります。
絵はノエルがニカッと笑った時の顔が魅力的でした。
また、ボディビルダーの話だけあって筋肉も豊富です。

約一年八か月後のボディビル新人王戦優勝を目指して、トレーニングしたり教会から認めてもらうとしたりします。
筋トレは実行できるメニューが豊富で、ローテーションしていくことで毎日筋トレをすることが可能。
あまり同じ部位ばかり連続で鍛えすぎると怪我をしてしまい即ゲームオーバーになってしまいます。

途中で個別エンディングになる選択肢もあるものの、
新人王戦優勝のためには約600日間の行動を選択しなければならないためかなり大変ですが、
その大変さも筋トレの単調さ、あるいはストイックさの一旦を味わうために必要なこと……なのかもしれません。
とはいえノエルやライバル、頼りになる先輩とのイベントや、様々なパロディネタ、
着実に成長していく筋肉などもあり、くじけることなく最後までトレーニングすることができました。
(さすがに二周目は遠慮したいです……)
また、主人公は両親がおらず、ノエルの父が親代わりなのですが、
そうした境遇からか精神的にずいぶん成熟していて嫌な気持ちになることなく進めることができましたし、
ノエルとのお互いのことが分かっている(選択肢によってはそうではない場合もありますが)関係も微笑ましかったです。
(2020/2/29)

 

黒翼ノ天使(12推)/幻創映画館(100円/フリー版有)

主人公が目を覚ますと、ゴミ捨て場で倒れていて黒いドレスを着た少女から狙撃されてしまう。
異能を発揮して銃弾を躱した主人公をその少女は連れ帰る。
少女にエリカ、主人公にエルトとお互い名付けあった二人は、命令を受けてターゲットを殺す仕事を共にこなすことになるのだった。


選択肢なし、愛、バトル、ボイスあり、四時間ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はそれぞれの場面に合った曲が使用されており、特に神聖さ、崇高さを感じる曲がお気に入りです。EDに歌あり。
絵は裸の一枚絵多めでした。
また、モブ敵はタッチがリアル寄りでメインキャラクターとかなり異なっていました。一枚絵は三十六枚+差分。

命じられるまま殺しを行っていたエルトとエリカが自由を求めるようになっていきます。
エルトとエリカが襲った相手の身の上話がどこかから借りてきたような印象で、話の流れから浮いているように感じてしまいました。
ですがその分、エルトとエリカの身の上や、彼らが見て、体験して、感じたことは真に迫るものがあり、
時折あるちょっとしたやりとりにほっこりさせられつつも、
未来の無いなかでせめて自由にとあがく二人が悲しくもまぶしかったです。

過去の作品感想:リセレクトUNRED NIGHT光の国のフェルメーレ四角い恋人
(2020/3/2)

 

RaidersSpher4th Ver,20150603/Rectangle(1800円)(DL版の購入はこちら)

巨大企業VMIと国連治安維持軍が冷戦状態にある21世紀末の金星。
行方不明の父親を捜している超小型ジェット戦闘機Raidersのドライバー、エレア・サウスラインは業務中に所属不明のRaidersから攻撃を受けてしまう。
救難信号を受けてやってきたVMIと国連治安維持軍が交戦状態となり、全面戦争へと発展する。
エレアは軍の養成で戦闘に参加する傍ら、かつて軍に所属していた父親の情報を探っていく。


選択肢なし、3DフライトSTG、ボイスあり。二十時間ほどでeasyモード終わりましたが上手い人であれば半分以下で終わりそうです……。
ノベルパートはバックログなし。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はエレアが表情豊かでした。

エレア・サウスラインがRaidersに乗り、敵の戦闘機や基地等を攻撃したり、入り組んだ場所の偵察をこなしたりしていきます。
STGパートはRaidersの種類や武装ごとに特徴がはっきりしているので、ステージに合わせてセッティングしていく過程にやりがいを感じられましたし、
上手く撃墜できた時は気持ち良かったです。
とはいえ根本的にヘタクソなのでeasyでも滅茶苦茶苦戦しました。しかも序盤から。
スペースキーで出るヒント機能(easyのみ)もフル活用してなんとか……なんとかクリアできました。easyは。
話は国連治安維持軍が無能すぎる割にこき使ってくるので味方ながらヘイト溜まりました。
ですがその分、エレアが戦局を打開していっているという手ごたえを感じられました。

過去の作品感想:SwordGirlAlice(ソードガールアリス)
(2020/3/6)

 

調教する隣人 Ver1.00(18禁)/紫眼球水槽(1000円)(DL版の購入はこちら)

大学生の秋野 泰夫(あきの やすお)は、アパートの自室で変態行為をしている所を隣に引っ越してきた衣川 楓(いがわ かえで)に見られてしまう。
楓から脅され、様々な手段で辱められる泰夫。
ついには同級生で好意を抱いている真中 雫(まなか しずく)の前で奇行をするように命令されるのだった。


選択肢あり、純愛SMハートフルコメディとのこと、ボイスあり、八時間ほどで読み終わりました。
システムはバックログで遡れる量がやや少なめでした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はタイトル画面の楓様がとても美しかったですが、
立ち絵や一枚絵で荒さのあるものもあり、安定していない印象でした。
あと、序盤自室で変態行為をしている主人公の一枚絵が滑稽にもほどがありました。
ボイスは一人で全員分の声を当てられているためか、登場人物と合っていないと感じてしまうこともありました。

元々情けない姿を見られたい性癖があった主人公が、楓様と出会い、自分の妄想をはるかに超える苛烈な命令をされるようになります。
エンディングはおそらく五種類。
主人公が徹底的に辱められることもあって、前半はその念入りさのためかテンポが良くなくて読み辛く感じてしまいました。
また、主人公がスポーツ経験者なのに貧弱だったり、楓様が全知全能といえるほど主人公の動向を把握していたりと話の都合を思わせる強引な設定がありましたが、
それらは主人公をより屈辱的な目に遭わせようという目的のためと一貫していたので受け入れることができました。

楓様から殴られたり、排泄行為を我慢させられたりする所ではその痛みや焦りが真実味をもって描写されていましたし、
羞恥行為を強制させられて後で冷静にダメ出しをする所では滑ったギャグを解説させられるような羞恥を覚えました。
また、前半雫ママと会話をする場面や雫ママのルートでは、
ただ男受けがいいだけの存在に見える雫ママの異常さ(主人公の奇行に絶対幻滅せず、後半は強引にママになろうとする)を思い知らされました。
主人公が肉体的にも精神的にも徹底的に辱められる様が、滑稽なほど無様ながらもどこかドキドキさせられまる作品でした。
(2020/3/10)

 

ミステリイーター!All in Pack!/Studio Luminous(1000円)

「ミステリイーターR!Ver1.05」「ミステリイーター2nd! ver2.00(DL版の購入はこちら)」「ミステリイーターF! Ver1.00」を収録。
(各バージョンは起動時に促されるアップデート後のものです)

高校生の古河哲(ふるかわてつ)は殺人事件の現場に居合わせたことがきっかけで、
探偵を目指すクラスメイトの少女、千条知智(せんじょうちさと)から半ば強引に助手とされる。
知智が結成した探偵部にも所属することになった哲は、様々な事件を調査していくのだった。


選択肢あり、探偵、推理、「ミステリイーターR!」は五時間、「ミステリイーター2nd!」は九時間、
「ミステリイーターF!」は一時間四十五分ほどで読み終わりました。
システムは探偵手帳機能で人物情報と証拠品が確認できること、
一度読んだチャプターが一覧になっていてそれぞれのチャプターの最初から読めることが有難かったです。
音楽は特に合わないような箇所なし。「ミステリイーター2nd!」にムービーあり。
絵は素朴な印象を受けましたが、立ち絵反転で腕章の文字も反転してしまっているのが気になりました。

「ミステリイーターR!」では四月に起きた一連の事件が、
「ミステリイーター2nd!」では春から冬までの一年間が、
「ミステリイーターF!」では三月に起きた事件が描かれております。
それぞれにおまけシナリオ等もあり。
推理そのものには関わりありませんが、幽霊や超能力といった存在も出てきます。

推理パートは伏線や謎がわかりやすく書かれているのでかなり易しめでした。
ただアンノウンの正体は騙されました……。
易しめな謎にも関わらず解決できない等々、警察を無能や悪者にして探偵部を活躍させているようであまりいい印象を受けない部分もありましたが、
一年間、事件や様々なイベントを体験していく中で探偵部やその周囲の面々に愛着を抱くことができましたし、
だからこそ良くないことが起こる場面ではショックを受けました。
色々なことがあった一年間でしたが、次の年も、その次の年もみんなで探偵部として活動していってほしいです。
(2020/3/12)

 


 

 

(同人ソフト体験版・連作)

雨の廓・試読版(有料版)(15推)/鳩の森(100円)

大学生の鷺原千晴(サギハラチハル)は妹の百合歌と出かけた帰りにタクシーが事故を起こして山奥で立ち往生を余儀なくされる。
激しい雨が降る中、近くにあるいわくつきの洋館で雨宿りさせてもらうことになる。
そこには他にも、雨宿りで滞在している人々がいた。


選択肢あり、サスペンス、洋館、三時間半ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が変更できず遅めなこと、
バックログ機能がないことが不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は立ち絵がなく、時折一枚絵が表示されます。
繊細で美しい絵柄で、明るくスポーツが得意な妹の百合歌にだけは合っていないかなと最初思っていましたが、
後半まで読むと妹もこの絵柄で良かったと思えました。
また、画面が縦長で縦書き表示という形式でした。

雨宿りで妹と訪れた洋館で殺人事件が発生します。
この試読版では、千晴が小学生の頃憧れていた同級生、
雛瀬蓮華(ヒナセレンゲ)がヒロインの「青天編」を最後まで読むことができます。
今後「旋回編」「狂鬼編」「永訣編」「雨晴編」を加えた完全版を制作予定とのこと。
最初のルートということもあるのか、
異常発生から理由がほとんど明かされないまま少々あっさりと一件落着となる印象を受けてしまいました。
ですが、千晴が妹大好きなあまりに色々と奇行に走ったり、肉体の限界を超えたりする異様さが描かれています。
また、終盤千晴が精神的に危うくなった時に長台詞が複数あって内容が頭に入りにくかったり、
上記妹の合っていない絵柄など、意図的かはわかりませんが、
状況に合わせてあえて瑕疵を作っているように感じられた所が巧みだなと思えました。
(2020/1/21)

 

 

すぷらぅてぃる〜島の遺跡と夏の思い出〜 前編/大鬼企画(500円)

妖精たちが暮らす不思議な世界。もやしの妖精、もやたすはしいたけの妖精しいたす、カカオ豆の妖精かかおたすと仲良し。
ある日鬼さんたちから鬼ヶ島へ招待され、久々に会う鬼族のおにたすちゃんと再会する。
そうしてみんなで、温泉や海水浴などのバカンスを楽しむのだった。


選択肢あり、妖精、鬼、バカンス、一時間と少しで読み終わりました。
システムは選択肢が多く既読スキップがないため、
完成版ではルート分岐がないもしくはわかりやすい構成だったらいいなと思いました。
システムは特に不便な箇所なし。
絵は鬼みんな(おにたす除く)ケツアゴアフロなのがインパクトありました。
もやたすたちも表情豊かでしたし、各キャラクターの初登場時にそのキャラを紹介するフキダシが出るのも有難かったです。

もやたすが抽選会で特賞を当てたことがきっかけで、友人たちと鬼ヶ島に招待されバカンスを楽しみます。
この前編では、三日目までを読むことができます。
もやたすたち妖精はにぎやかで明るくて、
鬼さんたちは優しくて頼りになって、
微笑ましいやりとりを最初から三日目の最後までたっぷり堪能できました。
しかし果たしてこのまま最後まで幸せに終わるのでしょうか……?
(2020/1/22)

 

Second Eden Ep.1 ver.C97/せんせっと(無料)

大きな災害が起こるたびに幼い少女を巫女として生贄に捧げてきた国で、
両親が生贄を逃がしたため、幼い年齢ではないものの代わりに巫女とされてしまったサヤ。
彼女が目を覚ますと見知らぬ場所にいて、
人間の言葉を話すナマケモノのケイから、命を落とした巫女が辿り着く「セカンドエデン」であると告げられるのだった。


選択肢なし、ナマケモノ、死後の世界、十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はナマケモノがモフモフで可愛いです。

このEp.1ではサヤが巫女にされてしまう場面と、
ナマケモノのケイからセカンドエデンのことを説明される場面を読むことができます。
サヤの言葉遣いや性格が割と乱暴で、
でもそれが向けられるのが自分を生贄にした神官へのものなので、もっと言ってやれ! という気持ちになりました。
そんな彼女がナマケモノのケイと共にどんな行動をしていくのか、
まだまだ話はこれからといったところなのでわかりませんが、応援したいです。
(2020/1/26)

 

アクテラ学院 柚本編(女性向)/アクテラリウム(無料)

高等部二年生の主人公は猫宮柚(ねこみやゆず)という少年と知り合う。
彼は幼く可愛らしい見た目ながら、高等部一年生だという。
「友だちになってほしい」と言ってきた彼にはなにやら秘密があるようで……


選択肢あり、学園恋愛、四十五分足らずで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システムはスキップ機能がないことが少々不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は主人公がめろめろになるのもわかる柚の見た目でした。

今回は柚ルートを最後まで読むことができます。
他のキャラクターのルートも制作中とのこと。
ストーリー自体はあっさり気味でしたが、
柚をおんぶして爆走したり、柚の可愛さに鼻息を荒くする主人公が印象的でしたし、
わりとあざとくて、でもそれもチャームポイントな柚も可愛らしかったです。
公式サイトを確認すると柚よりもさらに濃そうな登場人物揃いで、そのルートも読んでみたいと思いました。
(2020/1/31)

 

魔空の園 バードウェイの騒動編(18禁予定)/クリーム手袋(100円)

相田大河(あいだたいが)の通う学園が突如魔空間に引き込まれてしまう。
そこは魔物が闊歩し、空間がねじれた世界になっていた。
九尾の狐、伊津名瑞萌(いづなたまも)と出会い、今の状況を教えてもらった大河は、友人の相川雅樹(あいかわまさき)と共に学園内を探索するのだった。


選択肢あり、異種族、バトル、二時間と少しで読み終わりました。
システムは文章表示速度変更がなく遅めなこと、
選択肢で一部テキストが変わるのに既読スキップがないことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はキャラクターによっては立ち絵の輪郭がギザギザしてしまっていましたが、
タイトル画面に会ったキャラクターが追加されていくのがなんだか嬉しかったです。

今作では瑞萌との出会い、洲良井(すらい)ゆめとの一件の「魔空間の学園編」と、
鳥芽羽飛(からすめはぴ)が給仕を務める店バードウェイで起こった出来事「バードウェイの騒動編」までを読むことができます。
襲い掛かってくる醜い魔物は倒して、襲い掛かってくる可愛い女の子魔物は仲間になることに引っかからなくもないですが……可愛いは正義!
また、主人公が対人関係に苦手意識を持っているためか、他の登場人物とのやり取りにぎこちなさを感じて少々読みにくい部分がありましたが、
「バードウェイの騒動編」では若干改善されたかのようで成長が感じられました。
(2020/2/2)

 

ボク達をつなぐモノ ―上天の章―/seL project(500円)

毎年必ず奇跡が起こる島、伍和島に住む古河 睦(ふるかわあつし)は友人たちとご飯をたくさん食べる日々を送っていた。
彼は七年前のある期間の記憶を失っており、記憶を失った後におかしな力が宿っていた。
春、夏、秋を経て冬、神社の巫女、上ケ崎凛(じょうがさきりん)と共に祭りの出し物を考えるように言われた睦。
しかし凛は協力的ではなく、睦は一計を案じるが……


選択肢あり、伝奇、島、友情、五時間十五分ほどで読み終わりました。
蒼天の章の感想はこちら
旻天の章の感想はこちら
システム、音楽は「蒼天の章」と同様。
絵は中盤以降の凛の表情が多彩で魅力的でした。

「蒼天の章」「蒼天の章」の続きで、両親と兄を過去に亡くした上ケ崎凛と関わっていきます。
凛となんとか仲良くしようと企む中、以前の章と同様、テディツアーズ(大食い勝負)が楽しそうで、
それに巻き込まれた凛の心境の変化を自然なものと感じられました。
デレた凛とのやりとりも幸せそうでとても微笑ましかったです。
それだけに平穏が崩れた時の喪失や切なさも強く感じられました。
最終章も楽しみです。
(2020/2/19)

 

 


 

 

 

(同人ソフト番外編・その他)

弊社、モブおじさん〜穴ザーside〜(BL18禁)/Niche Position(500円)

「弊社、モブおじさん」本編を恋愛対象の鈴木や井口からの視点で描いた穴ザーside。

選択肢あり、四十分ほどで読み終わりました。
「弊社、モブおじさん」の感想はこちら
システムは文章表示速度が変更できず遅めなことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は本編と同様。

最初に鈴木視点か井口視点かの選択肢があり、
選んだルートの本編+その前後の出来事を読むことができます。
やっぱりモブおじさんは格好良かったです。鈴木の言う通りモブおじ業は残業が多いのがイヤですが……。
どちらのルートも悩みや抱えていることがあり、
それがモブおじさん(本編主人公)によってほぐされてイく心情の変化が描かれていました。
それにしてもサブタイトル……間違っていないのに間違っている気がします!
(2020/1/7)

 

台湾へ行こう Ver2.0/此花企画(500円)

「キスの後には」の登場人物が台湾の紹介をする作品。
「Ver1.0」の感想はこちら

どの解説を読むかの選択肢あり、Ver2.0追加部分は四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は「キスの後には」の立ち絵使用。

Ver2.0では台湾への行きかた紹介「台湾への事前準備」「台湾への渡航方法」
と、台湾の同人誌即売会の紹介・参加方法「台湾の同人誌即売会とは」「一般参加方法」「サークル参加方法」が追加されています。
それぞれの紹介の中で内容の重複もありますが、そのくらい丁寧に紹介されていました。
台湾への行きかたは主に飛行機の手配も含めた搭乗方法や空港でやっておいたほうがいいことが書かれています。
台湾の同人誌即売会については日本の即売会と同じ所、違う所がそれぞれ、
おお、こうなっているんだ、と感心させられました。

過去の作品感想:
朝の光が待てなくてキスより甘くて深いもの退魔夜話 双月の夜、キスの後には 由喜編 康雄編、台湾へ行こうVer1.0
(2020/1/24)

 

独り、牛丼屋へ ver1.02g101/Meim(200円)(DL版の購入はこちら)

「幽霊少女室-夏雨-」の追加パッチ。
選択肢なし、三十分足らずで読み終わりました。
「幽霊少女室」の感想はこちら
「幽霊少女室-夏雨-」の感想はこちら

システム、音楽は「幽霊少女室」と同様。
絵は終盤、ゆいかの表情変化が細やかでした。
あと牛丼の写真が紅生姜乗せたり卵かけたりやたらとバリエーション豊富でしたが自前の写真でしょうか……?

寺生稀が独りで牛丼屋へ向かい、牛丼を食べようとします。
いつもながら稀の挙動不審っぷりを味わうことができましたし、
終盤はゆいかとの微笑ましい百合みを見ることができました。

過去の作品感想:Blood Note幽霊少女室 -夏雨-幽霊少女館ニートのゆるい一日Function : W();
(2020/1/28)
 


 

(小説)

 

 

 

 

 

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