嘘つきな彼女/ふみくんズ（500円）

エロゲーを生きがいとするフミヒロのもとへ、差出人不明の荷物が届く。
中には眼鏡と二枚の紙。
眼鏡をかけてみると突如サキという名の少女が現れ、自分はフミヒロの彼女だと言ってくるのだった。


選択肢なし、彼女、コミュ障、十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はサキが立ち絵と一枚絵で違う服装なのがちょっと気になりました。

突然できた彼女に舞い上がるも、それまでの対人経験不足のため思い通りにはいかず……という話。
恐過ぎる眼鏡の機能が笑えました。
それにしてもサキが説明書の代わりに説明すると言いつつ説明しきれていないのは……
意図的であればこちらは笑えない恐ろしさです。
(2016/1/19)

柘榴草紙/F.T.W.（500円）

裕福な家庭の三男に生まれた久瀬良昭は、彼が三歳のころに引き取られた柘榴と共に日々を過ごしてきた。
柘榴の木の下に佇んでいる所を発見された柘榴の身寄りは不明で、美貌と無表情から人ではないと揶揄するものもいた。
成長した二人は様々な怪異に遭遇することになる。

選択肢なし、怪異譚掌編ノベルとのこと、一時間半ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はＢＧＭは話に合っていましたが、
各メニューにマウスカーソルを乗せたときの効果音がちょっとうるさすぎると感じてしまいました。
絵は三話目の乙木の表情が特に印象的でした。

四つの掌編連作で、良昭と柘榴が怪異に遭遇しますが、
怪異が起こる原因が明らかにならなかったり、なんとなく解決したりしなかったりな曖昧さがあって、
良昭と柘榴の間に微かに漂う耽美さと共に、泡沫の夢か幻のような一貫したものがある作品でした。
しかしひねくれた見方をすれば
「甘やかしてくれる幼馴染（男）のいるお坊ちゃんがぐうたらしていたら成功した話」
なので、ぐぬぬうらやましい……ともなりました！

過去の作品感想：黒白痴、死埋葬
(2016/1/23)

性知識のない妹に、えっちなマッサージをしてみた結果…（18禁）/ふろーらいと（300円）

身体は育っているのに、頭の中は小さい頃のままな妹、くるみはお兄ちゃん大好き。
兄もくるみのことが大好きで、大好きなあまりマッサージと称してＨなことをしようとするのだった。


選択肢あり、妹、マッサージ、二十分ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
立ち絵や一枚絵は素材使用。

会話で妹を丸めこんでＨしようとしていきます。
さくっとＨシーンを味わえる所がとてもありがたかったですが、
無理やりしつつ愛撫ルートでくるみの台詞や地の文に食い違いが見られたことがちょっと残念でした。

過去の作品感想：兄妹同棲
(2016/1/24)　

囚われのアストライア/ぶるぅむそふと（500円）（DL版の購入はこちら）

壁に囲まれた国、クロノスでは飢えも争いもなく人々が暮らしていた。
しかし高い税金と強い権力を持った貴族達に疑問を持つ人もいた。
家族を皆亡くしたアルクトゥルスは同じ境遇の女エレイネと、貴族の庶子アストレアと出会い、クロノスから脱出しようと協力することになる。


選択肢なし、ダークファンタジー、コメディ、四十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。ＥＤに歌有。
絵は可愛らしく、サービスシーンもあり。一枚絵は六枚。

国に疑問を持ち、日常からはじき出された三人が力を合わせて行動していきます。
出会い、団結、過去語り、危機、落胆等々色々な出来事が起こりますが、
どれもあっさりと決断したり解決したり立ち直ったりしてしまっているように感じてしまいました。
ですがその分、多くのエピソードを気負わずにどんどん味わえた面もある作品でした。
(2016/1/29)

つかおう！　地域淫行券！！〜このマークをつけた地元の女の子に中出しできます〜（18禁）/劇團近未来（1500円）（DL版の購入はこちら）

ある夏の日、仕事のストレスから無意識のうちに会社とは別方向へ向かってしまい、ある温泉街へ辿りつい た主人公。
そこでは町おこしとして地域淫行券なるものが発行されていた。
使い切ると特典があるというそれを手に、主人公はまずおっぱいパブへと赴くのだった。


選択肢あり、 町おこし風俗ＡＶＧとのこと、ボイスあり、三時間半ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はおっぱいパブのフィーバータイム挿入歌がインパクトあります。
絵は瑞姫ちゃんの見た目がたいへんに好みでした。一枚絵は二十枚＋差分。

二日間（選択肢の無い日も含めれば三日間）朝昼夕の三回ずつ場所を選び、女の子に地域淫行券を使っていき、
風俗店内から屋外まで様々なシチュエーションを味わったり、女の子の身の上話を聞いたりできます。
特に瑞姫ちゃんエンドは見た目や性格やちょっとかすれて低い声が私好みだったこともありますがいい話でお気に入りです。
また、さち乃さんのすぐへそを曲げたりむっつりスケベを隠そうとしたり
面倒くささ全開な性格も、いいキャラクターだなあと思えました。
地域淫行券で中出しし放題という馬鹿馬鹿しい設定ではありますが、
だからこそ、というか女の子達は皆積極的で、明るく楽しくご奉仕してくれてとても幸せな気分になれる作品でした

過去の作品感想：女子校生とごはんですよ！、女子肛校生芸能アナルクラブ〜現役ＪＫアイドル枕営業の実態〜、風俗島からの脱出、十川良衣菜のトイレで神様、募集中、売春リアル、家出した俺の娘が公衆トイレで神様を募集しているらしい！？
(2016/1/31)

魔王軍へようこそ　プチ（18禁）/ののの通信（600円）

見知らぬ場所で目覚めた主人公は、目の前に現れた魔王を名乗る女性からここは夢の世界だと告げられる。
ほぼ全ての記憶を無くしていた彼だったが、占い師のミネアのことと、彼女が好きということは覚えていた。
夢の世界であれば願いがかなうかもしれないと魔王に唆された主人公は、ミネアを手に入れようとするのだった。


シミュレーションパート中に選択肢あり、ドラゴンクエスト２二次創作、魔王軍ＳＬＧ、六時間ほどで終わりました。
主人公名前変更可。
ゲームシステムは「魔王軍へようこそ４」とほぼ同じ。
絵は魔王様可愛らしいのにＨシーンがないとか……無念です。一枚絵は四枚＋差分。

モンスター部隊に探索をさせ集めた品物を店で売り資金を稼ぎ、店を大きくしつつモンスターたちも強化していきます。
Ｈシーンは主人公も相手もコメディ調な言動が多めでエロさよりも可笑しさが強めでした。
シミュレーションパートはいままでのシリーズと比べて序盤の仲間モンスターが貧弱でボスを一人倒すのにも歯ごたえがありました。
でもクリフト（ボス）は弱過ぎ……
プチと銘打たれていますがナンバリングシリーズと同様、
どのモンスターを仲間にするかやどの施設を拡張するかの選択が悩ましくて、がっつり遊べる作品でした。

過去の作品感想：落日、魔王軍へようこそ、恋ノ橋、魔王軍へようこそ２（ver1.4)、お使いドラキー、魔王軍へようこそ３、魔王軍へようこそ４、ムーンブルクへようこそ
(2016/2/3)

勇者をコロスたった１つの方法（18禁）/inspire（1200円）

リュカとタバサが国を留守にしている間、フローラは国王代理として日々政務に励んでいた。
しかし同じく留守を預かる勇者レックスは思うように仕事をこなせず焦りはつのるばかり。
ある日、レックスはフローラのあられもない姿を目にしてしまう。


選択肢あり、ドラゴンクエスト５二次創作、一時間半と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はフェラがひょっとこすぎてあまり好みではなかったです。一枚絵は十四枚＋差分。

ＤＱ５の勇者が早く両親に認めてもらおうと空回っていきます。
バッドエンドがとても長くて、どんどん堕ちていきますが
修道院以降さらにそれが加速していって目を覆うばかりでした。
場面転換前に表示される未来を暗示した一文がとても不穏でぞわぞわさせられましたし、
その暗示に違わぬ取り返しのつかなさを味わえる作品でした。

過去の作品感想：愛することは生きていくこと、愛することは生きていくこと 〜もうひとつの愛〜、オレコレ！、カンダタ物語、天空の花嫁選び、モンバーバラＡＳ、マボロシノセカイ、ハニーウィッチ☆、天空の花嫁と。-僕は妻に、二度目の恋をした-、見習いメイドの贈りもの、魔王と勇者がいた世界、ムーンブルクの悪夢、ドラゴンポンジャラ、魔界王子とナンパ娘。、カンダタ物語2、カンダタの大冒険
(2016/2/26)

すいすいすいさいど！/CINQ SYNCH（1000円）

中学三年生の森美由紀彦（もりみ　ゆきひこ）と奈津毛銀平（なづけ　ぎんぺい）は、
同い年の高塔清子（たかとう　きよこ）の首つり自殺を止める。
それでも自殺したいという清子に、二人は一週間で自殺を思いとどまらせると約束するのだった。


選択肢あり、自殺、将来、三時間と少しで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は洋楽が多めに使用されていました。
絵は清子があまり表情変わらない分、銀平の色々な表情が印象的でした。

清子に楽しいことを教えるため一週間遊びまわるはずが、
受験を控えた由紀と銀平にも嫌なことが噴出していきます。
エンディングは四つ……だと思います。
そのうち三つのエンディングは、それまでの一週間、三人共、
何もかも至らないこと、考えが回らないことばっかりだったので、
そうなってしまっても仕方ないのかも……という気持ちにさせられました。
それだけ近視眼的でいて、でも多くの人が身につまされそうな言動ばかりです。
残る一つのエンディングはあんなに簡単に心変わりするだろうかと思いましたが、
同時に感化されやすいものなのかもなとも思えて、そんな少年少女の多感さにまみれた物語でした。

過去の作品感想：Like Lie Cry
(2016/3/3)

ゆびきり婚約ロリイタ（18禁）/夜のひつじ（1300円）(DL版の購入はこちら)

おすすめ

過去の作品感想：孤独に効く百合、親友が美少女になって帰ってきた。、恋妻くずし、義妹ホールと妹ホールド、幼馴染と十年、夏、純情セックスフレンド、女装お嬢様への異常な愛情、妹「お姉ちゃんクソビッチなんで私にしませんか」、幼馴染の心が読めたらどうするか？、好き好き大好き超管理してあげる、相思相愛ロリータ、Sutando bai Mi、さようなら、援交娘さん。、彼女、甘い彼女
(2016/3/6)

時空改札のフェアリーテイル/みらいチューン（1600円）(DL版の購入はこちら)

姉と、義理の双子弟妹と暮らしている高校生、苅安賀セトは、
友人の梅須賀つくでとの下校中、一人の少女と出会う。
その少女、萩原サヤはやけに古風な言葉遣いで話しかけてくるのだった。


選択肢あり、現代ファンタジー、タイムリープ、ボイスあり、四時間十五分ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは文章速度が最速でも遅めなことと、バックログがメニューからしか読めないことがやや不便でした。
音楽は日常や楽しいシーンでかかる曲達がお気に入り。ＥＤに歌四曲あり。
絵はみんな可愛らしいですし、背景は夏らしさが感じられました。一枚絵は差分含め十枚。

時空列車で現代へやってきた人達と親しくなり、身の上話や悩みを聞いたりしていきます。ルートは三つ。
基本的な情報が既知のこととして話が進むことがあるため、
連載ものの二話目から読み始めたかのように若干置いていかれ気味に感じられてしまいました。
ですが苅安賀家での生活や、少年少女がセトと交わす会話は、
表情や背景、ＢＧＭと相まって幸せであったかくて、心地良く思えた作品でした。
(2016/3/20)

6人の料理人と隻眼の少女（15禁）/最後の晩餐（300円/フリー版有）

若手料理人の登竜門「晩餐会」が行われる主催者の屋敷に集まった六人の料理人。
しかし進行役の人間が何者かによって殺害され、その上出口が閉ざされ脱出不能になってしまう。
カレー料理人の佐々木 孫一 (ササキ マゴイチ)は他の料理人達と協力し、生存と脱出を目指すのだった。


ホラーアドベンチャー、探索、アクション、三時間ほどで読み終わりました。
猟奇、暴力的な表現があるため苦手な方は注意。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は料理人それぞれ特徴のあるビジュアルで、ＰＶも興味を引かれました。

マップを歩き探索しながら、謎解きをしたり敵から逃げたりしていきます。
エンディングは三種類でさらにストーリー中に分岐もあり。
入手したアイテムを渡すことで料理人達の身の上話を聞くことができますが、
それぞれ個性的なだけに、もっとそれぞれどんな料理を作るのか蘊蓄や実演など、
料理人としての凄さも見てみたいなと思ってしまいました。
ホラーとしては視覚的な怖さよりも、得体の知れなさや必死で逃走する緊迫感が強かったです。
また、謎解き部分も屋敷の中にヒントがあって丁度いい難易度だったと感じられた作品でした。
(2016/3/23)

亡国のクルティザンヌ（18禁）/Cosmillica（1000円）（DL版の購入はこちら）

おすすめ

過去の作品感想：爆音の世代、沈黙の世界、さとりとやまぼうし、恐るべき少女たち、ATOM GRRRL!!、Dahlia-ダーリア-、恋と、ギターと、青い空。
(2016/3/26)

ボクはともだち。〜I am not sweetheart.〜　追加パッチ（18禁）/はとのす式製作所
ボクはともだち。ファンディスク〜閑話、それから〜（18禁）/はとのす式製作所（1500円）（DL版の購入はこちら）

「ボクはともだち。〜I am not sweetheart.〜」真ルート開放の無料パッチと、
アフターストーリーやバイノーラル音声入りノベルを収録したファンディスク。
どちらも読むためには本編必須（本編中に追加される形式）


選択肢あり、両方合わせて九時間半ほどで読み終わりました。
本編の感想はこちら
システムは本編と同様。
音楽はＯＰ歌の歌手違いフルバージョン追加。晴れやかな歌声でグランドフィナーレといった趣でした。
絵は一枚絵三枚＋差分が追加されています。
それにしても、はたして真ヒロインを巨乳にする必要性はあったのでしょうか？ＨシーンＣＧエロかったので必要でした！

追加ルートパッチは真ヒロインルート。
それまでの３ルートで起こるイベントのおさらい的な要素もあったりします。
真ヒロインの影ながらの奮闘がいじらしかったです……が、やっぱり命が！　命の声と想いと表情とちっこさが強過ぎます！！

ファンディスクのアフターシナリオはどれも大体のろけ。一部そうでないのもありますが。
特に隣子のベタボレからのズレた行動が楽しかったです。
ヘッドホンで聴くバイノーラル音声はぞくぞくしました。特に命の声は癖になる……！
(2016/4/1)

Pistole Magier（乙女）/Blu Lunetta（800円）

大学生だがゲームをしてばかりの主人公は、３Ｄガンアクションゲーム、
「Pistole Magier」（ピストーレ・マーギア）をプレイ中、ゲームの中に入りこんでしまう。
そこでは自我を持ち、ゲーム内に無いはずの魔法を使うようになった双子のラスボスがプレイヤーを殺して回っていた。


選択肢あり、鬼畜ショタ双子×銃世界恋愛ADVとのこと、ボイスあり、三時間十五分ほどで読み終わりました。修正パッチあり（パッケージ版）
主人公名前変更可。
システムは文章表示速度が変更できないこと、非アクティブでは動かないことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。ＯＰにムービーと歌あり。
ボイスは主人公が奇声上げたり情けない声を出したりといった声芸が印象的でした。
絵は銃撃や負傷等の演出が豊富でした。一枚絵は八枚＋差分。

ゲーム内世界でプレイヤー同士協力したり、ラスボスに殺されそうになりつつ会話したりしていきます。
メインはラスボスの双子、兄ハルト、弟ボルクそれぞれのルートですが、恋愛要素は控えめな印象。
というか双子よりも助けてくれるプレイヤー、ケルンとの方が恋愛しているような気が……（特にボルクルート）
おまけのキャラ設定紹介もケルンだけ枚数すごく多いですし！
話は特に真相ルートが、登場人物全員見せ場あって、それぞれの心境がしっかり描かれている所がいいなと思えました。
(2016/4/8)

少女兵機記録/Sept Rivieres（500円）

人類が滅びたのも遥か昔。
残された機械たちは宇宙空間や惑星上で、いつ終わるともしれない戦争を守るべき人類不在のまま続けていた。
ある時生産された世代４５３６は高過ぎる知能故、機械であるのに多くが自死を選んだが、僅かな機体が生き延びていたのだった。


選択肢なし、ＳＦ、少女兵機、三時間半ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は過激な行動をする少女兵機の表情が怖かったです。
星や泡が動いたりといった演出多めですが、突入シーンなどで激しく繰り返し画面が動くのは目がチカチカしました……

同じ世界観で宇宙を舞台にした空の章、水中を舞台にした海の章、惑星上を舞台にした陸の章の三章構成。
機械同士の戦争に少女型の機体が関わっていきます。
海の章は戦うシーンがかなり長い間続いていて、読んでいてちょっと疲れてしまいました。
陸の章は茫洋とした大地を彷徨う途方もなさと、決意するラストに感じ入るものがあります。
一番お気に入りなのは空の章。
ゲルニートゥＭ９の様々なツッコミと共に語られる世界のことや、突如訪れる危機にわくわくさせられました。

過去の作品感想：聖学少女探偵舎　巻の一、巻の二、巻の三
(2016/4/10)

エロトマニア（ＢＬ18禁）/SAWRED（1000円）（DL版の購入はこちら）

月影京也は大学の入学式で同級生の三雲祐樹に一目惚れする。
以降一年以上、祐樹をストーカーする日々を送る京也。
しかし最近、祐樹の周りに男の影がちらつき始めるのだった。


場所選択あり、ストーカー、探索、ボイスあり、三時間十五分ほどで読み終わりました。
コミックマーケット89頒布版は修正パッチあり。
体験版の感想はこちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はＨシーンのハードさと、妄想の可愛さがいいバランスでした。
一枚絵は十七枚＋差分＋妄想や小物カットイン。
ボイスは京也が家探ししているときのねっとりとした声が印象的でした。

想い人の家に侵入して探索し、その内容によって十一種類のエンディングに辿りつきます。
Ｈシーンは攻め側が加減を知らない人の時がかなり痛々しかったです。
特定のエンディングを見ると見つかるアイテムが増えたり、
精神力パラメーターの数値によって同じものを見ても反応が変わったりして探しがいがありました。
また、それに伴い三雲君周辺のことが少しずつ明かされていって、
ガンガン精神力が減っていく京也が笑えつつも可哀想に思えた作品でした。
(2016/4/12)

（同人ソフト体験版・連作）

黒汁ＣＤ vol.11 「暴食のクラウナーStage.3 "Who is Distractor?"」/ローズ倶楽部（500円）

葛葉市にある一条院高校へ転入してきた宇賀峰十夏（うかみね　とおか）は２級退魔官。
転入初日の放課後、同じく２級退魔官の大月南紅（おおつき　なこ）と笠木大夢（かさぎ　だいむ）と知り合い、三人はパーティーを組み魔物退治へと赴く。
しかし十夏は人並み外れて大喰らいだった。その理由とは……


選択肢なし、退魔、暴食、四十五分ほどで読み終わりました。
Stage.1の感想はこちら
Stage.2の感想はこちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。タイトル画面に歌あり。
絵はタイトル画面以外は背景のみ。

いままでの黒汁ＣＤシリーズと同じ場所ですが、ちょっと未来で魔物が大量発生し結構殺伐としてしまっている時代が舞台。
Stage.3ではやっと黒汁が出てきたり、十夏の妹が登場したり、強大なアヤカシが出現したりします。
一つ一つの出来事にまだ関わりがあまりなくて（特に妹）これから繋がっていくのか気になるところです。
また、終盤の総力戦にワクワクさせられるものがありました。
あとセフィまた壊れましたね……

過去の作品感想：放課後は鬼退治！、H.B.DetectiveFile 01、File 02、File 03、File 04、暴食のクラウナーStage.1、Stage.2
(2016/1/7)

My sister's name is sister　体験版/田無チャンネル

境界領域知能の疑いがある十四歳の佐藤妹（いも）は兄と暮らしていた。
兄は他の子供より幼い言動が目立つ妹を、急かさずに見守ろうと考えていたのだった。


選択肢なし、兄妹、三分ほどで読み終わりました。
システムはバックログ以外に機能がなく読み進めるだけ。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はいもの感情がよく表現されていました。

この体験版では序章部分、兄妹のやりとりが収録されています。
本当にすぐ終わってしまいますが、
兄が妹を大事に思っていることがよくわかる一幕でした。
(2016/1/8)

Ewig-エーヴィヒ-第一章「永遠＊＊」デモバージョン/Physics Point

海に浮かぶ黄金の都市には、「永遠の子」達が暮らしている。
358番目の妹として生まれたエーヴィヒは、兄姉達を守るという使命を言い渡されていた。
しかし、生まれたばかりの彼女にできることはひどく少なかった。


選択肢なし、永遠、終末、二時間半ほどで読み終わりました。
システムは非アクティブで動かないことや、
マウスホイールからバックログを読めないことなどがやや不便でした。
音楽は効果音が少しオーバーで目立ち過ぎているように感じてしまいました。
絵は美しくて幻想的で、話に合っていました。

このデモバージョンでは、黄金の都市を歩き回ったりエーヴィヒの兄姉達と言葉を交わしつつ、
何から守るのかが明らかになるまでを読むことができます。
画面の切り替え等システム面や話の展開がゆったりしていて、それ自体は話の内容に相応しいのですが、
テキストや音の使い方が現実的、具体的すぎて話に浸りきれないと感じてしまう部分がありました。
ですが生まれたばかりなため気概だけ先走って実践できないエーヴィヒの無力さがよく描かれていましたし、
そんな彼女がこれからどうなっていくのかや、黄金の都市で起こる現象の真相が気になる作品でした。
(2016/1/10)

第七機巧区　体験版/locomotive

世界に七つある「機巧区」でのみ死者を機械化し復活させる技術が許可されている世界。
死体工化技師のダンと、体の半分以上を機械化しているリコは何者かからの襲撃を受ける。
その背後には、違法な機械化技術を研究している組織がいたのだった。


選択肢なし、近未来、バトル、一時間四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は、主人公達は主人公らしく、敵？　はしっかりと怪しげに描かれていました。

この体験版では二日目までを読むことができます。
少年向けよりもやや対象年齢高めなバトルアクションといった印象を受けました。
まだまだ敵は尖兵しか襲ってこずに本番はこれから。
とはいえ体験版部分だけでも戦闘から今回の敵の背景まで
読みやすいテキストで書かれていて一気に読み進めることができました。
(2016/1/11)

過去と現在と未来の行方　体験版/SchwarzLöwe

楠瀬明と、幼馴染で彼女の霧島紗希は幽霊が出ると噂の旧校舎を訪れる。
そこで出会った幽霊、日方優実（ひなたゆみ）は記憶を失っていた。
明達は彼女の記憶を取り戻すため、色々なことを試みるのだった。


選択肢なし、幽霊、学園、三十分ほどで読み終わりました。
システムは文章速度変更ができないことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は可愛らしいですが線がギザギザしてしまっていました。

この体験版では優実に出会うまでとそれから数日間を読むことができます。
タイトルの「過去」「現在」「未来」は「きのう」「きょう」「あした」と読む模様。
体験版とはいえ終わり方が唐突過ぎて、
もう少し区切りのいい所か先が気になる所で終わった方がいいように感じてしまいました。
ですが、なんだかんだ言いながらみんな優実に協力的で思い遣りが見える所がいいなあと思えた作品です。
(2016/1/12)

夏の終わりの雨上がり（体験版）/えるりんご

教育実習で小学校を訪れた女子大生の主人公。
初日、担当するクラスの男子生徒三人が行方不明となってしまう。
それを探した縁で、主人公は三人と仲良くなるのだった。


選択肢あり、ショタと恋愛するADVとのこと、十分ほどで読み終わりました。
主人公名前入力必須。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は岸田冬馬のアホ毛ピコピコに目が行きました。

この体験版では三人のルートに分岐後、いくつかのエピソードまでを読むことができます。
恋愛対象は野球少年で明るいけれど泣き虫な市原達也、ピアノが得意で毒舌の笹川琉太、
本が好きでおとなしめの岸田冬馬の三人。
場面転換が唐突な所と、特に達也の台詞が喋り口調っぽくなく思えてしまったことが気になりましたが、
小学生といえども一筋縄ではいかなそうな部分が垣間見えた体験版でした。
(2016/1/13)

君がいた夏（体験版）（女性向）/えるりんご

高校生の主人公は転校初日に遅刻寸前のところを男の子に助けてもらう。
クラスに友達もでき新しい日々が始まろうとしていた。
しかし、最初に会った男の子、風見湊（かざみ　みなと）のことを友達に聞いても、誰も知らないというのだった。


選択肢あり、学園、恋愛、十五分ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システムは選択肢でセーブ不可ですが、スキップが選択肢の直前で止まるのが便利だなと感じました。
音楽は特に合わないような箇所なし。ＯＰにムービーと歌あり。
絵は背景に温かみがありました。

この体験版では転校初日と、その二週間後と、さらにその二週間後を読むことができます。
テキストが簡素でさくさく読めますが、
テンポ良すぎてそれぞれのシーンがあまり印象に残りにくかったように思えてしまいました。
ですがそんな中で、湊と最初に会ったシーンはインパクトがあっていい導入だなあと感じました。

過去の作品感想：夏の終わりの雨上がり（体験版）
(2016/1/14)

一人ぼっちの夜想曲（体験版）（ＢＬ18禁予定）/えるりんご

父親が理事長をしている有栖川第一学園に通う有栖川雄也は別クラスの市ヶ谷夏向（いちがや　かなた）に話しかけるも、
自分と一緒にいると不幸になるからと拒絶されてしまう。
それでも諦めずにメールや電話を交わす仲になるが、夏向は同級生からいじめを受けていたのだった。


選択肢なし、学園、恋愛、二十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は「君がいた夏（体験版）」同様、背景に温かみがありました。

この体験版では有栖川第一学園の最高学年での出来事に加え、
進学した先での出来事を少し読むことができます。
「夏の終わりの雨上がり（体験版）」や「君がいた夏（体験版）」ほどではないですが展開がちょっと速過ぎたり、
モブキャラの言動に一貫していない部分があるように思えてしまいましたが、
雄也と夏向が仲良くしている場面は微笑ましくていいなあと感じた体験版でした。

過去の作品感想：夏の終わりの雨上がり（体験版）、君がいた夏（体験版）
(2016/1/15)

七宮村連続強姦殺人事件 体験版（18禁）/黒毛屋本舗

いわくつきの人々やその家族達が集まって暮らしている七宮村。
その七宮村を牛耳る七宮家の当主、七宮依子はある男を七宮村へと招く。
彼の名は相良康生。十年間で約五百人を惨殺した異常者であった。


選択肢なし、凌辱、田舎、一時間四十五分ほどで読み終わりました。
システムはスキップがないこと、セーブスロットが少ないこと、
タイトル画面からしかコンフィグ画面に行けず、作中からはタイトル画面に戻ることができないこと、
バックログで遡れる文章量が少ないことなどかなり不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は妖しげで、艶があり、美しくてとてもエロかったです。

この体験版では相良康生を七宮村へ招くまでと、招いてから二日目の朝まで読むことができます。
Ｈシーンが隠微であったり、痛々しくも官能的であったり、凌辱の限りを尽くされていたりと濃くて、興奮させられました。
村の住人にも色々なタイプの女性がおりこれから先も楽しみです。
また、依子なんのために相良康生を招いたのかも興味をそそられます。
ただそれだけに非常に不便なシステムが気になる所で、
体験版の長さでもストレスが溜まりっぱなしなのにもっと長い完成版では……と不安に感じてしまいました。
(2016/1/18)

マッテヤ寮は今日も青天？　第１話/OGSD（300円）

陵耀女子学院へ転入した青天目　咲（なばため　さき）はマッテヤ寮という名の寮で暮らすことになる。
同じ寮で暮らすのは咲を含めて六人の少女。
寮生活にも慣れた頃に迎えた夏休み。彼女たちはいつもと少し違う日々を過ごすのだった。


選択肢なし、女子寮、微百合、二時間十五分ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はＢＧＭ、効果音とも場面に合ったものが使用されていました。
絵はラッキー先輩ゴツすぎます……ＤＱ２の「ハーゴンのきし」を連想してしまいました。
あと寮生それぞれの涙目な表情が笑えました。一枚絵は差分含め九枚。

第一話ではプロローグと夏休みに入ってから三日間を読むことができます。
大掃除編はわりとしっかり掃除していて（していないときもありますが）大人しめの展開でしたが、
幽霊騒動解決編はそれぞれの本性あふれるリアクションがいい味出していて笑ってしまいました。
解決後も白藤センパイが加わってさらに賑やかでしたし、
皆、日を追うごとに仲良くなっていて、第二話以降も読んでみたいです。
(2016/1/20)

最後の日のボクたちは…/メガネおふとぅーん

赤司龍星は天体観測部に所属する高校生。
創立記念日、天体観測部の面々はバーベキューをすることになる。


選択肢なし、部活、将来、二十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は最後の方でラフ絵がありました。

天体観測部の五人でバーベキューをして夜には星を見ます。
思わせぶりなプロローグや、今後の波乱を予感させる言動がありますが、
それらについて明かされないまま終わってしまいます。
特にパッケージ等には続きものとは記載されておりませんでしたが、
今回読むことができる部分だけでは続かないともやもやするような内容でした。
(2016/1/21)

魔法部におまかせ！第３話/黒柴亭（900円）

中高一貫の私立白玉学園には魔法部という部活動があった。
その活動内容は困っている生徒を救うこと。
中学一年生の見習い部員、岩瀬仁美はスケベな部長、川上鋼太郎に手を焼きつつ依頼をこなしていくの だった。


選択肢あり、魔法、部活、依頼、三十五分ほどで読み終わりました。
第一話の感想はこちら
番外編の感想はこちら
第二話の感想はこちら
システムは既読テキストを未読判定される箇所があったり、
場面転換のテンポがやや遅めだったりすることが少し気になりました。
音楽は第一話と同様。挿入歌あり、ＥＤに歌あり。
絵はむちむちでした。一枚絵は四枚。

今回は某漫画でいうところの「警視庁の女狐」ポジションの新キャラが登場しますが、
一件落着した後に「貸し」に関する言及がなかったのがちょっと残念……
事件は多少ピンチになりますが悪役に関してはあっさり解決します。
でも、いままでの話でもそうでしたが、
人外と関わるということはちょっと判断ミスをすると悲惨なことになってしまう
紙一重なものであるということを実感させられるバッドエンドが印象的でした。

過去の作品感想：鎧装重機アルシオーネ 第1話完結編、魔法部におまかせ！第一話、番外編、第二話
(2016/1/22)

KATHARSIS〜禁断病理の子供達〜体験版/ProseniumArch

児童養護施設「太陽の子ども院」で暮らす少年、暮端克巳（くれば　かつみ）は、
周囲に氷を出現させる力を持つ少女、深栖瑛良（ふかずみ　えいら）と出会う。
彼女は神代の治療を受けるも完治しなかった「ピディアスク」と呼ばれる子供たちの一人だった。


選択肢なし、医能伝奇、バトル、ボイスあり、六時間ほどで読み終わりました。
システムは起動が遅いこと、文章速度が最速にしても遅めなこと、
スキップ機能がないことなど、読みにくさがありました。
音楽は穏やかな場面から緊迫した場面まで曲数が多く、かつ合ったものが使用されていました。
ボイスもモブ含め全員にあり、違和感もなかったです。
絵は一部文章と合っていない立ち絵がありましたが、
それぞれの容姿や見得を切るポーズなど目を引かれました。

この体験版では、非人道的な治療を行う組織と、組織に従っている異能を持った子供達につけ狙われていき ます。
今後複数ルート予定とのこと。
医療用語をもじったりした異能や技の名前を平然と叫んだり、
医療に関わる能力が次々と出てきたりしていてこれぞ伝奇、もっとやれ！　と思えました。
話はまだまだ序盤といったところですが、たくさんいる登場人物それぞれに見せ場があります。
特にメス使いの殺人鬼、一執双爾（かずとり　そうじ）がお気に入りで、
人を食ったような台詞に立ち絵とボイスがぴったりとはまっていて存在感たっぷりでした。
ただ、システム面の読みづらさはかなりのもので、
文章表示速度が遅く戦闘シーンの勢いが感じられないのがとても残念でした。
現在スクリプトエンジン変更予定とのことで……心からそうしてほしい、と思いました。
(2016/2/6)

耳憑鬼・序（18禁）/おもむろに（1000円）

高校一年生の和泉新夜はある出来事をきっかけに、都市伝説の一つ「耳憑鬼（ミミツキ）」の情報を集めていた。
獣の耳が生えた耳憑鬼は超常の力を使い、時には人を襲うという。
夜の街を歩いていた新夜は、廃ビルで二人の耳憑鬼と遭遇してしまう。


選択肢あり、伝奇、獣耳、三時間半ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
体験版の感想はこちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はクチビル厚めの美人っぷりとか、早織の浮世離れした感じとかテキストと合っていました。一枚絵は十枚＋差分。

序ではある耳憑鬼にまつわる事件の顛末と、
その事件によって主人公が目的を達成する第一歩を踏み出すまでが収録されています。
今後は三つのルートに分岐するとのこと。
序のメイン三人は凄惨な行動や非情な選択でも、それを貫くだけの覚悟や力があれば行っても当然という価値観で、
日常から外れた伝奇世界に踏み込んだということが伝わってきました。
テキストもバトル描写、心情描写共に読み易くて
ダークだけれど獣耳女の子が可愛い伝奇を楽しめましたし、続きも楽しみな作品です。
（以下ネタバレのため反転）
公式サイトのキャラ紹介しっかり見ずに始めたので、
べ、弁慶！？　そんな格好良く言い放つコードネームか彼女ちんまいし！　でもマフラーは弁慶っぽいよなあ……
と割と激しく動揺しました。
(2016/3/9)

イケメン千秋楽 ー悠久なる塩の記憶(ソルトメモリア)―（乙女）/ngs_project（1500円）(DL版の購入はこちら)

相撲が大人気で、圧倒的な競技人口を誇っている世界。
財閥のお嬢様、有栖川恋詠（ありすがわこよみ）は残念な叔父にお願いされ、八卦宵高校（はっけよいこうこう）に編入する。
お願いの内容とは、相撲部を廃部させること。しかし彼女はそれを叶える気は全くなく、自由の身になるためと相撲への興味のため利用する気満々だった。


選択肢あり、相撲、学園、十時間ほどで読み終わりました。
体験版の感想はこちら
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は和風で勢いと切なさいっぱいのＥＤの歌「初恋千秋楽」とそのオフボーカルＢＧＭ、アレンジＢＧＭがお気に入りで、
特にラストシーンからのスタッフロールという流れはぐっときました。
絵は男性キャラがほとんどのシーンで廻し姿です。その上、廻しの材質が札束だったり鎖だったりとインパクト大。
主人公の見た目も個人的にとても好みです。一枚絵は六十九枚＋差分やアニメーション
あとなにもない所から瞬時に土俵が出現するシーンがムービーになっていました。適量の塩も完備。

今回は妻鳥ルートを最後まで読むことができます。
難易度はかなり高めで、公式のヒント見てしまいました……
相撲が流行して廻しで出歩く人が大勢いたり、人気の力士、いわゆるＳＭＡＰ（相撲マスターアドミッションプレイヤー）がいたりという特異な世界観ですが、
主人公が箱入りお嬢様のため、主人公に合わせて世界観を知っていくことができました。
体験版で気になった主人公の性格も気にならなく……というか全方位にはっちゃけ強気になっていました。
また、ＲＤＳ（リアル土俵生成）システムやソルトメモリア、
（恋の／勝負の、等）土俵に上がる、千秋楽、といった単語がただネタとしてではなく、
シナリオ上でも重要な意味を持っているところも良いなと思えます。
妻鳥ルートは妻鳥のかたくなさにヤキモキさせられっぱなしでしたが、
その分、終盤で八卦宵高校相撲部のみんなが一丸となって事態を解決していく様がより一層嬉しく感じたシナリオでした。

過去の作品感想：イケメン千秋楽番外編〜雅先輩の恋愛事情〜
(2016/3/29)

LOST:SMILE 2ndEdition -OrangeOcean-/Tears Of Mermaid（1000円）

幼いころに死んだ父親がかつて住んでいた星美島。
十四年前に一度だけ訪れたことがあるその島へとやってきた樋口有紀は、
ある民宿に滞在しながら八月の日々を過ごしていくのだった。


選択肢あり、南国、過去、恋愛、めぐるルートは三時間ほどで読み終わりました。
-Pre First Edition-の感想はこちら
美鈴ルートの感想はこちら
純ルートの感想はこちら
システムは1stEditionと同様。
音楽はめぐるシナリオエンディングに新規の歌あり。
めぐるシナリオの一枚絵は五枚＋差分。また、めぐるの表情が可愛らしかったです。

過去に両親を亡くした少女、めぐるルートは、
めぐるが抱えていることや主人公との関わりが丁寧に描かれていました。
そしてなによりめぐるの言動が可愛い！　喫茶店（＆バー）のマスターみひろさんも魅力的！　で彼女達と過ごす毎日を堪能できました。
また、今後のシナリオに関わるような内容もあって、今後追加予定のみひろルートやFinalEditionも楽しみです。
(2016/4/6)

セカイの果ての均衡者〜BALANCER〜　第四章/LEVEL PLUS（500円）

何度も転校をしてきた沢津拓真（さわづたくま）が現在通っている学園は女子生徒が圧倒的に多く、男子生徒は冷遇されていた。
ある日、角が生えたサラサという名の女の子が空から降ってくる。
彼女は多次元因果律管制機構（バランサー）見習いだと名乗り、沢津拓真に協力を要請するのだった。


選択肢あり、因果律、異能、追加部分は一時間半ほどで読み終わりました。
体験版ver.1.0の感想はこちら
おまけでぃすくver.1.4の感想はこちら
体験版ver2.4の感想はこちら
体験版PLUS！ver.2.0の感想はこちら
システム、絵はいままでの体験版と同様。
今回は演出とともに効果音にもこだわっている印象を受けました。

本編の追加部分は、パワーアップイベント＋前哨戦といった感じで
本当の闘いはこれから、というところまで収録されています。
拓真とサラサが、お互いに信頼して、お互いにできることをやって
事態を切り抜けていくというのが好ましく思えました。

問：サラサのいけない桃尻奮闘記を読みたいですか？（おまけ劇場）
答：イエスイエスイエスイエスイエスイエスイエスイエスイエスイエス！

過去の作品感想：ADVの軌跡
(2016/6/16)

あかほん！プロトタイプIA/Chloro（500円）

"数学なんて知らんがなという方にオススメ"らしい「あかほん！プロトタイプA」と
"大学数学(線形代数や解析学)をこれから学習するぞという方にオススメ"らしい「あかほん！プロトタイプI」を収録。
あんまり勉強が得意でないシキネがものすごく数学ができるスウに色々と教わります。

「あかほん！プロトタイプA」は選択肢なし、一時間半ほどで読み終わりました。挿入歌五曲あり。
「あかほん！プロトタイプI」は選択肢あり、四十分ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムはスキップがアイキャッチで止まるのがちょっと不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はスウがちょっと大人っぽくなっていましたがやっぱり可愛いです。

プロトタイプver0.99となっており、現時点でゲームはクリアファイルとのセットでコミックマーケットのみでの頒布、完成版は無料でweb公開予定とのこと。
「あかほん！プロトタイプA」は基本オート進行で重要な所ではクリック待ちが入ります。
シークバーで任意の場面に飛べる機能もありますがさりげなさすぎて最初気付きませんでした。
図がたくさんあったり、歌で説明したりわかりやすくという配慮がされていますが……数式を見るだけで（理系のくせに）あ、駄目だという気分に。
また、「あかほん！プロトタイプI」の方が専門的とのことですが、
コントやヒントを交えて丁寧に説明されていてわかりやすかった（気になれた）です。
でも……もしかしてまだ導入部分で本番はこれから？

過去の作品感想：私は女優になりたいの、あかほん！ ベクトル編�@、西暦2236年の秘書、西暦2236年
(2016/7/6)

虚構英雄ジンガイア Vol.3/ばかすか（500円）

神原英雄は愛する妻の鳴海と二人の子供と共に、裕福ではないながらも幸せな家庭を築いていた。
しかし休日に皆で出かけた先で、世界は一変してしまう。
消えた家族、崩れた建物、突如現れた化け物。そして化け物を倒すロボットまでもやってきたのだった。


選択肢なし、ロボット、ヒーロー、四時間ほどで読み終わりました。
インストール後にexeを起動してもエラーが発生する場合があるとのこと。サイトに対応方法あり。
体験版の感想はこちら
Vol.1の感想はこちら
Vol.2の感想はこちら
システム、音楽はいままでと同様。
絵は今回は立ち絵ある人少なめでした。

Vol.3では色々な人たちの身の上話が語られていきます。
Vol.2までのような派手な戦いはないですが、
その分じっくりと話の流れや登場人物の心情を味わうことができました。
で、どの登場人物の話も色々とありながらも良い方向へ向かっていきそうなところで不穏さを匂わせながら続きます。
……やっぱり続きが気になるじゃないですか！
(2016/7/9)
　

（同人ソフト番外編・その他）

ノナプルナイン：アウト・オブ・オーダー（18禁）/ノナプルナイン

街中で突如女性の頭部が破裂する事件が起こる。
その女性が勤務していたビルの32階で目覚めた少女は、記憶を無くしていた。
被験体：999999999（ノナプルナイン）と呼ばれる彼女はビルを探索するが、昇っても降りても32階が続いていたのだった。


選択肢あり、横スクロール探索型ADVとのこと、一部ボイスあり、一時間四十五分ほどで読み終わりました。
本編体験版の感想はこちら
システムはオートセーブしかない上に一か所にどんどん上書きしていく仕様で、
過去のシーンを読みたい場合最初からやり直さなければならないことが不便でした。
音楽は本編体験版と同様。
絵はおまけＨシーンの眼鏡の動きにこだわりが感じられました。
また、様々な演出がありましたし、目的提示文テキストの出方も読みやすくかつ格好良かったです。

今回は本編とは直接関係のないストーリーで本編体験版を読んでなくても大丈夫ですが、
本編体験版と両方読むとより本編のその後が楽しみになる話でした。
ＩＭＩ社のお茶目さ披露がほとんどなかったのが残念ではありますが、
その分恐い展開の連続です（ノナプル・ナインちゃんのおとぼけは健在ですが！）
そんな中でも特に、何を見せて何を見せないかというメリハリが上手いなあと思える作品でした。
(2016/1/26)
　

（漫画）

一行感想

生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え/ピクルハウス　バーナード嬢曰く。二次創作さわしお本。原作だとさわ子の方はそこまで神林に対して動揺してないですが、この本では両者意識しまくりでイイ！
(2016/1/9)

（小説）

一行感想

CyberRebeat WORKS 公式設定資料集/E.N.Nach CyberRebeatの設定資料集。Visual Basic使いのスーパーハッカーは確かに格好よさゼロですね！ 本編より前の一幕を描いたショートストーリーはヒロがクッソウザくて、確かに一章のヒロはウザかったけれどここまでクッソウザかったっけ？ ってなりました。　
(2016/1/9)

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