おすすめ同人紹介
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最新の更新(2025/11/29)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

バグ禁止RTAなのにみんなバグ使いまくり!?俺だけは正々堂々勝って推しを推す! ver1.4/がろちゃん(フリーソフト)

北海道の観光推進事業部で働く北野正義(きたの せいぎ)は人外アイドルグループ「ZENSEN9」のメンバーを誘致できる都道府県対抗バトルの代表に選ばれる。
彼はグループで最も人気のない花粉前線ちゃん推しだが周囲には秘密にしており、周囲は桜前線ちゃんを誘致しようと盛り上がっていた。
バトルの種目は、バグ禁止RTAだった。


選択肢あり、バグ禁止バグ盛沢山RTA、推し活、一時間ほどで終わりました。
システムはRPGツクールMZ製。
音楽は明るい場面も暗い場面もちょっと大仰なくらい勢いを感じられました。
絵はZENSEN9メンバーが華やかです。
あと出番多いのにずっと口開けっ放しの田中さんがなんだか気になりました。


バグ禁止くそげーRTAで対戦相手はバグをこっそり使うのに、主人公はバグを使ってしまったら潔く再走する縛りで戦います。
エンディングは二種類。
対戦相手はバグを使った場合でもみんなスルーで、自分が申告しないといけません。
申告が正当であれば相手をスタート地点に戻すことができ、申告が間違っていた場合や自分がバグ使用した場合は自分がスタート地点に戻ります。
とはいえプレイするのは「使いまくり」ではなく「使ってしまう」ほどのバグの多いくそげー。
そこかしこでバグるので、初見でノーバグクリアはほぼ不可能な覚えゲー。
自分がスタート地点にいるときであれば虚偽申告してもノーペナなので、
バグを使ってしまって戻されたら申告連打で道連れ戦法を使って何回かの挑戦でクリアすることができました。
ですがスコアもあり、バグに引っ掛かり過ぎたり申告ミスしすぎたりすると下げられます。私はCランクでした。

ストーリーは推しへの愛で突き進む主人公が格好良くて、
けれどたった一人の肩に都道府県の運命全てがかかっているという状況で、その推しへの愛が揺らいでしまいます。
花粉前線ちゃん側の視点もあって、アイドルとファンそれぞれが、相手に救われているということが実感できる内容で、
愛を貫けたエンディングを迎えられた時には嬉しかったです。

過去の作品感想:巨大少女襲来
(2025/11/30)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

巨大少女襲来 ver2.4(現時点で最新はver2.8)/がろちゃん(フリーソフト)

東京に巨大少女が出現した。
第零特務隊隊長ナルハヤ・ランは被害拡大を防ぐため、戦闘準備を始める。
……三十秒で。


選択肢あり、近未来、巨女、二時間ほどで読み終わりました。
システムはRPGツクールMZ製。
音楽は特に合わないような箇所なし。EDに歌あり。
絵は巨大少女に接近したときの瞳の残像(もしくはエネルギー)が恐ろしくも美しかったです。
アニメーションも重量感が伝わってきました。丸呑みはフェティッシュ。

三十秒(最終的には八十秒まで増やすことが可能)で施設内を探索し、武器や防具を手に入れ、巨大少女を倒そうとします。
エンディングは五種類。
最初は数少ない武器を有効な使い方もできずに敗北するはめになりますが、
何回も繰り返すことで効率的な探索ルートや、武器の組み合わせを学習し、闘えるようになっていきます。
エンディングも、敗北時や実績ヒントから推測することができ、丁度よい難易度に感じました。
話は、最初は単に脅威となる少女を倒すだけですが、施設内の資料などから世界観や少女の背景が明らかになっていきます。
それでも攻撃しなければならない場面は心苦しく、二つのエンディングを見た後に開放される情報は悲しくて、
なのでハッピーエンドはグラフィックも相まって晴れやかな気持ちになることができました。

あと、どう考えてもMVPは「身軽なブーツ(探索時速度アップ)」
これを取らない選択は特殊エンド回収を除いてあり得ませんでした。
(2025/11/29)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

その許嫁は初恋を知らない/その恋、その許嫁プロジェクト(フリーソフト)

AIアプリで許嫁を決める「お連れ合い制度」が施行されている世界。
彫刻部の桜庭誠(さくらば あきら)はアプリから決められた許嫁が新学期から転入してくると告げられる。
しかし許嫁との交際は一筋縄ではいかなくて……。


選択肢あり、学園恋愛、ボイスあり、三時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。EDに歌あり。
絵は女の子みんな華があって可愛い! となりました。一枚絵は五枚+差分。

AIアプリで許嫁となった女の子と仲良くなっていきます。
ルートがあるのは盲学校から転入してきた白谷彩永(しらたに さな)と、
プラモデルなどが好きな堤香雪蘭(つつみ ふりーじあ)の二人。
エンディングは八種類。
彩永ルートは主人公から彩永への台詞が序盤はぎこちなくて途中から自然になって、気安い間柄になったことを実感できました。
彩永に対して自分のできることを積み重ねていくだけでなく、
困っている周囲の人に対しても全力で助けようとしていく主人公が格好良かったですし、
努力や苦労を隠しながら朗らかにお茶目に振舞う彩永も可愛くてお似合いでした。
最終章でみんなが助けてくれるのも嬉しかったです。
あと、主人公の母親が壁になるのですが、過剰とはいえ親心としてはそう思うのも仕方ない部分があるので複雑でした。

香雪蘭ルートは最初から趣味が近くて親しくなりますが、そこから恋愛関係になるまでが紆余曲折という内容。
好きなことに楽しそうに打ち込む香雪蘭がとても魅力的で、
主人公と意気投合して助け合ったり、高め合ったりという関係を読むのが幸せでした。
恋愛なんて、という香雪蘭が恋愛を意識したときの反応も本当に可愛かったです。

どちらのルートでも主人公が誠実で好感が持てて、ヒロインも可愛くて、二人お似合いで、AIのマッチング力がパーフェクトでした。
ただこの「お連れ合い制度」にはインセンティブ枠なるものがあるらしく、今回の二人とは直接関係ありませんでしたが、
AIでなく人の欲望が関与してそうな制度の裏を感じました……。

過去の作品感想:その恋、保留につき、その恋、暫定につき、その恋、終焉につき。
(2025/11/28)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

推理会議 追いかけて、月の傷/たこや(フリーソフト)

閑古鳥が鳴いている探偵ウル、記者見習い(子供)タイガ、ゆるゆる刑事ラビは「推理会議」と称して日々様々な議題を話し合っていた。
とある事件がきっかけで、ウルのもとへ次々と依頼が舞い込むようになる。
時を同じくして、ジャンプスターと名乗る怪盗が世間を騒がせていた。


選択肢あり、推理、信頼、一時間半ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が遅めで変更できないことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は三人でいるときのそれぞれの気を許した表情が見ていて嬉しくなります。

ウル、タイガ、ラビが協力して調査し、事件を解決していきます。
エンディングは一種類。
推理パートの難易度は低めで、間違えてもペナルティはなし。
三人で推理会議をしているときのやり取りが本当に仲良しで、幸せな気持ちで読み進めることができました。
それぞれの得意分野での活躍も頼りになります。
終盤、重苦しい場面もありますが、
それまでのエピソードで三人の信頼関係をたっぷり味わったため、きっと何とかしてくれる、と信じられましたし、
実際に暖かな気持ちで読み終えることができる結末で、それまでの過程も含め、優しくて暖かい、とても素敵な作品でした。

過去の作品感想:魔法少女やめる!
(2025/11/27)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

魔法少女やめる!/たこや(フリーソフト)

高校三年生の星月(ほしづき)きららは正義の魔法少女キャサリンとして活動していた。
しかし毎日のように現れる悪の組織チャカドスとの闘いや、正義の組織のブラックっぷりに辟易していた。
ある日、チャカドスの構成員からホワイト待遇を耳にし、魔法少女やめる! 悪役になる! と決意するのだった。


選択肢あり、コメディ、悪役、三十分足らずで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はまずタイトル画面にインパクトがあります。
悪役転向した後のキャサリンの充実っぷりも可愛いです。

キャサリンが悪の組織で研修を受け、構成員のセンパイと親しくなっていきます。
悪の組織のホワイトさと正義のブラックさの対比や、
水を得た魚のように悪の組織に馴染んでいくキャサリンの姿が可笑しかったです。
シリアスな過去や、恋愛模様がありつつ、後ろ向きにならない勢いがあって
終始気持ちよく読み進めることができました。
キャサリンほんと可愛い……。
ところで正義がブラックなことの半分くらいは頻繁に出現する悪の組織のせいな気もしますが……
それも正義側上層部の要請だったりするんですかね?
(2025/11/26)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

有罪?無罪?ワールドメーカー ver1.2/夜光研(フリーソフト)

「あなた」が目を覚ますと、ルナ・エストレアと名乗る少女から「ユニス様」と呼ばれ、自分以外の人類は絶滅したと告げられる。
代わりに地球や月で暮らしているのは、人類とほぼ変わらないAI達。しかしAI達には立法権と司法権が与えられていなかった。
「あなた」は提示された事件を有罪か無罪か判断し、新しい法秩序を作ることになるのだった。


選択肢あり、近未来SF、判決、一時間ほどで読み終わりました。
システムは十四問一セットという判決の都合上かセーブ無し。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は世界観同様のAI使用。ルナがエンディングで様々な服を着てくれました。
事件を確認中にルナをクリックすると話してくれる、とルナから聞いて色々な所をクリックしてみましたが
特にクリックする場所で反応は変わりませんでした。汚れている私を許してほしい……!

十四の事件それぞれを有罪か無罪か決め、その結果で地球(や月)の未来が七種類のエンディングに分岐します。
私は一周目は科学発展系エンドでした。
地球環境全体も何とかしてほしい結末でしたが、そこまでの発展ではなかった模様。
他にも様々な結末がありますが、どの結末でもルナと一緒なのが嬉しかったです(数秒後はわかりませんが)。
あと、冒頭で「立法権と司法権が人類にしかないので判例を作ってほしい」と言われて、
いやそれよりも先に立法権を使ってAIに立法権と司法権を渡した方がよくない? と思いましたが、
その理由も含めてトゥルーエンドできっちりひっくり返されました……。

過去の作品感想:豆カスちゃん -豆知識とカスみたいな嘘をランダムに語る少女-
(2025/11/25)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

豆カスちゃん -豆知識とカスみたいな嘘をランダムに語る少女- Ver1.03/夜光研(フリーソフト)

転校してきた「あなた」はバス停で少女と出会う。
自分のことを豆カスちゃんと名乗った少女は、豆知識? を披露してきた。


選択肢あり、ボイスあり、雑学、十五分ほどで読み終わりました。
システムは一周数分で終わることや、クイズの正解数で結末が変わることもあってか、セーブやバックログ、文章速度変更など無し。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はカスみたいな嘘を見破られた時だけ不満そうにするのと、それ以外は満足そうな豆カスちゃんが可愛かったです。

豆カスちゃんから言われることが豆知識かカスみたいな嘘か選んでいきます。
一回十三問で、正解数によって結末が変わることもあります。
エンディングはトゥルーエンドも含め三種類。
私は一回目十一問正解でした。悔しい……!
十問以上正解すると正解がわかるアイテムを入手可能なため、そこまで頑張れば全問正解も全問不正解も楽に達成できますが、
それ以上にそのアイテムを使ったときに豆カスちゃんの可愛さを知ることができるので、
たとえ絶対にお助けアイテムを使いたくないという誓いを立てていたとしても今回限りは使用してほしいです。
私は豆カスちゃんが名前を褒めてくれた場面をそのアイテムを使って読み直して、とても嬉しかったです。
(2025/11/24)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

夢堕ちのメルメ ver1.00/にくのね(フリーソフト)

魔女学校に通うメルメは上級生のジゼルに助けられたことがきっかけで、彼女を常に視られるような魔法を各所に設置していく。
友人のスワンはジゼルが問題児であることをメルメに伝え、関わらないように言うが、メルメはなかなか聞き入れないのだった。


選択肢あり、百合、夢、二十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はジゼルの不敵で綺麗なビジュアルに、モテるのもわかる……! となりました。
一枚絵は十三枚。

夢見がちな少女が上級生に熱を上げます。
エンディングは四種類。
ストーカーでしかない行動をするメルメや、
メルメに話しかけるジゼルのシーンなどコミカルさがありつつも、
結末はどれも手放しでは喜べないものでした。
お気に入りはジゼルへ独占欲を抱くルート。「間違えた」ことが残酷なほどありありとわかる場面が印象的でした。
あと、おまけのキャラ紹介を読んで、そっちが!? となりました。

過去の作品感想:かえりみちMedicarium*Valentineアネモネとメルヘン星合のかすがい姉と弟とホワイトデー暴君フィアンセきょうだい間におけるパンツのあれそれ返礼のススメWitchMatching終末少女と最終回
(2025/11/23)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

終末少女と最終回 ver1.00/ぎーぎぎぎ/にくのね(フリーソフト)

研究開発は天才的ながら、それ以外がからっきしで閑職に追いやられている女性「わたし」のもとへ、
魔法少女ノンスートと、敵対する悪の組織の四幹部ダイア、ミツハ、アイ、スパーダが五人別々に訪れる。
彼女たちは最終回の決戦に向けた兵器の開発を依頼してきた。期限は……ほぼ一週間後!


選択肢あり、魔法少女と悪の組織、一時間四十五分ほどで読み終わりました。
システムはすでに読んだシナリオに飛べたり、TIPS機能があったりと読みやすい配慮がされていました。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は魔法少女も四幹部も単体ですでに目を引きますが、
四幹部並び立つ場面がさらにもっと格好良かったです。
一枚絵は五十一枚+差分。

八日間で、毎日誰の依頼に取り掛かるかを選択して兵器開発しつつ、魔法少女や悪の組織の四幹部と関わっていきます。
ただし四幹部はお互い仲が悪いので、一人に肩入れしすぎると他の幹部の不興を買います。
エンディングは十種類。
各キャラクタールートの最終決戦ではどれも「わたし」が肩入れしたキャラの圧勝で「わたし」の凄さを思い知らされます。
ノンスートはED1の正妻感が好きです。
ダイアはちょっとずれているけれどもお姉様的な格好良さにメロメロでした。
ミツハとの研究者同士の気の合いっぷりも微笑ましかったです。
アイは包容力があって安心感を抱けましたが、その裏側にあるコンプレックスと最終決戦時の絶望感も印象的です。
スパーダは粗暴に見えて一番現実的な考えをしていて、一番主人公がまともに暮らせそうでした。

世界の命運を一人で背負う魔法少女も、それぞれの理由と過去があって世界征服をもくろむ四幹部も、
それぞれにぶっ飛んでいて、危ういところがあって、「わたし」もそれに驚いたりするのですが、
「わたし」の天才性と浮世離れっぷりも負けず劣らずで、
単体の強さとしては非均衡ながら対等なやり取りを繰り広げる様が小気味良くて楽しかったですし、六人全員好き! となる作品でした。

過去の作品感想:かえりみちMedicarium*Valentineアネモネとメルヘン星合のかすがい姉と弟とホワイトデー暴君フィアンセきょうだい間におけるパンツのあれそれ返礼のススメWitchMatching
(2025/11/22)

2025年同人ソフト作品感想

 

 

 

 

 

 

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2005/5/8開設
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