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最新の更新(2024/3/18)

2024年同人ソフト作品感想 

(完成版)

あなたの愛が剣ならば 【2024-01-11】/ゆめみのやまい(フリーソフト)

元騎士団長を父に持つセリオ=ハイプライは新たな騎士団長を決める剣術大会に無理やり参加し、優勝を決めた。
しかしそこにシーゼと名乗る男が乱入しセリオは敗北。騎士団長の座はシーゼのものとなる。
セリオは諦めきれずにシーゼにつき纏うが、シーゼの正体は……。


選択肢なし、ファンタジー、ラブコメ、二時間四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は背景のみの場面が多いですが一枚絵のセリオは描写通りの美しさでした。
タイトル画面のセリオは汚れ仕事。

セリオが騎士団長シーゼをなんとか見返して騎士団長の座を奪おうとする現在編と、
国を滅ぼされセリオの従士見習いとなった少年クゥの過去編を読むことができます。
過去編は非常にシリアスで、クゥが禁じられている剣術をセリオが振るうことへのねたみと、
美しく奔放なセリオへの愛情で心がかき乱される様が描かれていました。
現在編は奔放過ぎるセリオが引き起こすトラブルが次から次へとやってきてコメディ成分多めで、
過去編と現在編の温度差が激しかったですがそれがいいアクセントになっていました。
最後のエピソードで現代編のセリオとシーゼにもようやくラブの波動が……
というところで終わってしまったので、もっとこの先が読みたい! と思えました。

過去の作品感想:白いプリンターおシャ☆るな神祓 〜ミハライ〜 ノベル版蛇憑き巳緒
(2024/3/18)

2024年同人ソフト作品感想 

(完成版)

水没廃墟のピアノドロイド Ver 1.0/Forest(DL販売550円)(DL版の購入はこちら)

海面上昇を始めとした災害で住む場所が減少して戦争が発生、人口が大きく減少した世界。
ロイは彼を兄と慕うサチと共に水没廃墟を探索する中でコンサート施設を見つける。
そこには、五十年前にピアノ演奏のため作られたピアノドロイド、アムロ・ナナがいたのだった。


選択肢あり、近未来、生死、三時間四十五分ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はピアノのBGMが綺麗でしたし、
ストーリー上でも効果的に使用されていました。EDに歌あり。
絵は一階が歩ける程度に水浸しの建物で、二階以上に上がっても水浸しの背景が表示されることが気になりましたが、
水面に映る青空と女の子のタイトル画面が目を引きますし、サチやナナの笑顔も可愛かったです。
一枚絵は八枚+差分。

わけあって水没廃墟の世界でサバイバルをしている主人公とサチが、
ピアノを弾くアンドロイド、ナナと出会い、共に過ごしていきます。
エンディングは二種類+α。
主人公とナナが、お互いにもっと悲しまないのは何故かと言ったり、相手のやりたいことを汲めなかったりと、
人間とアンドロイドの違いによるコミュニケーションの食い違いが描かれ、
その上で最後はお互いのことを考えて思い遣る相互理解の一旦を感じることができました。
また、つらい境遇の中で明るく振る舞うサチが可愛く思えるからこそ、後半の展開は悲しかったです。
人と文明が消えた水没廃墟を舞台に、美しい音楽と絵、温かくも切ない物語が味わえる作品でした。
(2024/3/17)

2024年同人ソフト作品感想 

(完成版)

怪奇!開けてはいけない扉卍 Ver1.20(15推)/スーパー担々麺ワールド(フリーソフト)

姉から探偵事務所を継いだ鮫口恵(さめぐちめぐみ)は、気が付くと見知らぬマンションの一室に居た。
同じ環境にいた小学生女児、小知和千羽(こちわちわ)と、もとの生活に戻ろうと話し合うが、玄関の外には不気味な声を発する何者かの存在。
三時が何者かが襲ってくるタイムリミットだという情報を入手した二人は、部屋の中を探索して生還の手段を探すのだった。


選択肢あり、ホラー、コメディ、二時間ほどで読み終わりました。
システムはコンフィグの文章速度変更が機能していないような……?
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は千羽の笑顔やしたり顔、><顔など表情の一つ一つが魅力的でした。

家族向けマンションの一室と思われる場所で、各部屋を探索して悪霊を何とかしようとしていきます。
エンディングは十種類。
難易度は一周目で生還エンドは運が絡みますが、ヒント機能が充実しているため何周かすれば必ずクリア可能。
一回調べたところがどういう所だったか確認する「ファイル」や相談時に、恵や千羽の私見が書かれていたり、
探索順で会話内容が変わったりと細部まで作りこまれていました。
恵が姉に関して抱えている者はあれど、
基本的に恵も千羽も前向きで、怪奇現象を笑い飛ばしてくれてホラーなのに明るく探索することができましたし、
お互いへの気遣いも含めて二人に好感しか抱けませんでした。
青年と幼女のバディ……良いです!
特にエンド1は、そうこなくっちゃ! という終わり方で、
他にもいろんな事件に二人で遭遇してほしい! それを読みたい! と思えました。

過去の作品感想:燕に餞 -10 minutes to airplane fall-
(2024/3/16)

2024年同人ソフト作品感想 

(完成版)

夏空あすてりずむ(18禁)/なつこん(DL販売2750円)(DL版の購入はこちら)

天体観測が好きな椿沢科乃(つばきさわ しなの)はクラスメイトの日向・H・星花(ひなた・ほりーほっく・せいか)、
支倉椛(はせくら もみじ)、茗花樹奈(なばな じゅな)と仲の良い日々を送っていた。
しかし周囲はどんどん進路を決めていく中、彼女はどうしようか決めかねていたのだった。


選択肢あり、百合、進路、一部ボイスあり、二十時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。EDに歌あり。OPのドゥワドゥワが可愛いかったです。
絵はみんな表情豊かで、特に星花の照れ顔が可愛かったです。一枚絵は七十枚+差分。

科乃が進路に迷いながら、女の子と仲良くなっていきます。
ルートはクオーターで食堂の娘、星花、実家が神社の椛、陸上に打ち込んでいる樹奈のクラスメイト三人に、
隣町に着任した公務員、伴成御々(はんなりみお)、科乃のネット上の友達、四澄(よつずみ)ここなの五人。
お気に入りは星花ルート。
一枚絵も多く、星花は昔から科乃のことが好きで、傍から見れば態度でバレバレで、
でも科乃は最初友達として好きな気持ちで、という恋愛のやきもきを味わえました。
ここなちゃんルートはここなちゃんが強すぎて科乃と二人ずっと仲良く過ごしていて、百合をたっぷり堪能できます。
そして椛ルートは……椛……恐ろしい子!
ただ科乃にあまりに接触が無いため、罪悪感もしくは別の目的を持った打算での行動に思え、終盤やおまけを穿った目で見てしまいました。
ですが選んだ選択と違う行動をする演出が印象的でしたし、他のルートと全く異なる展開で、不安や緊張をたっぷり感じました。

過去の作品感想:
Hurtbreak WonderlandHurtbreak Wonderland +とらとら背徳せんせーしょん愛しの☆マイマスターぷりんせすほりでーあかねとなずなの、らぶらぶ☆百合性活百合ねいと!明日終わる世界、その前夜さよなら、私の片想い放課後百合えっち
(2024/3/15)

2024年同人ソフト作品感想 

(完成版)

世界滅亡共有幻想マミヤ - DoomsDayDreams/けんこうランド(2000円※-DownFall-まで2300円)

世界滅亡が予言された年、東京。
十二月、夏目が死んだ。
葬式に出席した四人は彼が不在の時間を生きる中でマミヤに縋る。その先には死が待っていた。


選択肢あり、世界滅亡共有幻想ADVとのこと、追加部分は十時間半ほどで読み終わりました。
「-FallDown-」の感想はこちら
「-DownFall-」の感想はこちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。挿入歌あり。EDに歌あり。
絵はむき出しの感情が描かれていました。追加部分の一枚絵は八十三枚+差分。

最終章「DoomsDayDreams」では前二章の謎を解き、真実を見つけようとしていきます。
エンディングは十六種類。
東條湊(とうじょうみなと)、森近春樹(もりちかはるき)、森近冬馬(もりちかとうま)、新垣(にいがき)まゆり組と、
菊池(きくち)リョウ、周防景人(すおうけいと)、有栖川治(ありすがわおさむ)、鮫島聡(さめじまさとる)組、
と言った感じで強めの関わりがありました。
湊や景人が年長組をやり込める場面が格好良かったです。
春樹は湊との旅が、いいな、と思えました。
リョウはFallDownがらずっと酷い境遇で見てられない……! と思いつつ幸せを願いたいです。
また、最後のエピソードの選択肢はどちらを選んでも変わらない、
けれど解釈は変わるというそれまでを象徴するものになっていると思えましたし、
EXシナリオの二人の世界も、ずっと続いてきた因縁がまだ終わっていなくて、ちょっと猟奇的でしたが嬉しかったです。

過去の作品感想:レムレスブルーの午前2時
(2024/3/14)

2024年同人ソフト作品感想 

(完成版)

生きるその先に 第3部-回生編- ver1.00(15推)/ふくろうと黒猫の杜(フリーソフト)

大学生活を間近に控えた上京した吉沢夏生(よしざわなつき)は妖怪退治屋の少女に殺されてしまう。
しかし何者かの声で契約しないかと言われ、夏生は生き返る。
声の主は、鬼晶(きしょう)を探してほしいと言ってきたのだった。


選択肢あり、恋愛、伝奇、六時間四十五分ほどで読み終わりました。
「生きるその先に 第1部 岐尾森編」の感想はこちら
「生きるその先に-覚醒編-」の感想はこちら
「生きるその先に -外伝-」の感想はこちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。挿入歌あり。
絵は既存ヒロインの立ち絵は岐尾森編〜外伝と同様ですが、新キャラや一枚絵など新規絵も多数。
あと外伝を読んでいると最初に岐尾森の関弥家背景を目にした時、めちゃくちゃ安心感がありました。
タイトル画面を利用した演出もあり。一枚絵は七十九枚+差分。

既存ヒロインも全員関わってきつつ、鬼晶を救うために行動したり鬼晶の過去を知ったりと、今までの集大成と言える内容。
コミカルな展開も随所にあります。
ですが途中、ヒロインたちが立て続けに酷い状況になっていく場面に絶望感を覚えました。
みんな献身的なだけになおさら……。
そんな展開で主人公が挫折しつつもなんとか立ち上がって、
自身と鬼晶の問題をなんとかしていく流れにも一喜一憂できます。
そうした時空を超えて展開していくシナリオが読みごたえたっぷりで、最後は感慨深い気持ちで読み終わることができました。
……ただ外伝に引き続き麗音さんが頑張り過ぎだと思います!
(2024/3/13)

2024年同人ソフト作品感想 

(完成版)

生きるその先に -外伝- ver1.00/ふくろうと黒猫の杜(フリーソフト)

妖怪退治屋の関弥麗音(せきやれいね)は妖怪をただ退治すればいいのかと疑問を抱き、かつて人と鬼が共存していたという岐尾森を訪れる。
そこで鬼の鬼晶(きしょう)と出会い、吉沢夏生(よしざわなつき)の関係を聞く。
麗音は鬼晶に協力することを決めるが、鬼晶達の状況は刻一刻と悪化していたのだった。


選択肢なし、伝奇、ノンフィールドRPG、四時間十五分ほどで読み終わりました。
「生きるその先に 第1部 岐尾森編」の感想はこちら
「生きるその先に-覚醒編-」の感想はこちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は麗音の薙刀姿が勇ましかったです。

「生きるその先に-岐尾森編-」の鬼晶ルートトゥルーエンドの裏側で起こっていたことが、
妖怪退治屋、関弥麗音視点で描かれていきます。

RPGパートはレベルが上がってもCP(行動コスト)の最大値は上がるもののターンごとの上昇量は変わらないため、
一ターン目は通常攻撃をせざるを得ず、二ターン目以降もまずCP上昇技を使わないと強い攻撃ができないことがやや単調でした。
二人パーティの場合は斗也にかばってもらったり応援してもらったりしている間にドーピング、
一人で闘う場合は二人の時と同様にドーピングしつつ、敵が強い攻撃をするようになったらダメージ半減技使用が安定。
攻撃はドーピングしてCP1の通常攻撃をするのが最強でした。
属性や種族特攻技の立場がないです(短期的には後者が強いこともありますが、後半はそれではHPを削り切れないので……)
話は、本編では色々押し殺していた鬼晶の本音がガールズトークで聞けてなんだか嬉しかったです。
麗音も天城家の面々も優しくて……それなのにこの結末にしか至れなかったことがくやしいです!
(2024/3/12)

2024年同人ソフト作品感想 

(完成版)

生きるその先に 第2部-覚醒編- ver2.00/ふくろうと黒猫の杜(フリーソフト)

大学生活を間近に控えた上京した吉沢夏生(よしざわなつき)は死神を名乗る鬼晶(きしょう)という少女から、あと二週間の命であると告げられる。
夏生は死の運命から逃れるため、妖怪退治屋を頼る。
しかしそこで彼は自身の状況がそう単純ではないことを知るのだった。


選択肢あり、恋愛、生きる意味、六時間半ほどで読み終わりました。
「生きるその先に 第1部 岐尾森編」の感想はこちら
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は鬼晶のテーマが演歌風でもう少し控えめな曲調の方がいいように感じてしまいました。
OPにムービーと歌あり。挿入歌EDに歌あり。
絵は沙姫の服装がえっちでした。でも本人にそういうことすると……。一枚絵は四十七枚+差分。

三部作の第二部で、主人公が残り二週間の命と言われ妖怪退治屋を頼った場合の物語。
ルートは三つでエンディングはそれぞれ二つの合計六つ。
ヒロインは死神を名乗る鬼晶(きしょう)、主人公の隣に引っ越してきた快活な御堂 沙姫(みどう さき)、
妖怪退治屋の一人で感情表現が薄い立華 詩衣(たちばな しい)の三人。
鬼晶ルートは第三部があるためかややあっさりめな印象でしたが、
結末は第一部や鬼晶の過去も関連しつつ何とかなって良かったと思えました。
沙姫ルートは序盤の沙姫の軽いノリが好み。
後半は彼女の抱えていることに向き合うことになるため一筋縄ではいきませんが、最後の一枚絵で一気に晴れやかな気持ちになりました。
詩衣ルートは最初のぶっきらぼうな対応から後半感情を出してくれるようになるギャップが可愛かったです。
(2024/3/11)

2024年同人ソフト作品感想 

(完成版)

生きるその先に 第1部 岐尾森編 ver1.00/ふくろうと黒猫の杜(フリーソフト)

大学生活を間近に控えた上京した吉沢夏生(よしざわなつき)は死神を名乗る鬼晶(きしょう)という少女から、あと二週間の命であると告げられる。
夏生は残された時間を故郷の岐尾森で過ごすため帰省を決意する。
そこで彼は幼い頃に親しくしていた「おねえちゃん」を探すことにするのだった。


選択肢あり、恋愛、生きる意味、七時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。挿入歌EDに歌あり。
絵は水輝の躍動感ある立ち絵が好みでした。一枚絵は三十六枚+差分。

三部作の第一部で、主人公が残り二週間の命と言われ生まれ故郷に帰った場合の物語。
ルートは三つでエンディングはそれぞれ二つの合計六つ。
ヒロインは死神を名乗る鬼晶(きしょう)、桜の近くによく居て物忘れが激しい如月結(きさらぎゆい)、
霊感が強く姿を消した鬼晶も見ることができる雨宮水輝(あまみやみずき)の三人。
結ルートは結の奇妙な言動が何故なんだろうと気になりながら読むことができました。
水輝ルートは幼い頃の我儘や失敗が取り返しつかなくなる場面が読んでいてつらかったです。
鬼晶ルートは一番お気に入り。
とにかく鬼晶が健気でしたし、上手くいかなかったことを第二部でなんとかしたい! と思えました。
(2024/3/10)

2024年同人ソフト作品感想 

 

 

 

 

 

 

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2005/5/8開設
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