楽想目
HP

サークルについて

オリジナルのノベルゲーム・シューティングゲームを制作されています。

 

作品

REVIVAL RESET(DL版の購入はこちら)

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2014/12

価格

1500円

年齢制限

なし

特徴

ゲーム、SF、リセット

選択肢はないですが一本道ではありません、体験版部分と合わせて八時間ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモードなどがあり、
セーブデータは20個まで保存可能です。

 

あらすじ

愛知県名古屋市中心部。夏休みに入ろうかという7月のある日、極度の人見知りから孤独で陰鬱な高校生活を送る、瀧瀬結真(たきせゆうま)は謎の生物ベルブと出会う。
宙に浮く、壁をすり抜ける、突如として物を出現させる……ヘンテコな力を平然と見せつけるベルブは結真に対し、とあるゲームソフトを探して欲しいと言うのだった。
そのゲームソフトの内容とは――。

(サークルHPより)

 

この作品について

以前掲載した体験版の感想です。

*****

REVIVAL RESET 特別体験版

高校生の瀧瀬結真(たきせゆうま)は人付き合いが苦手で、つまらない学校生活を送っていた。
夏休み目前、彼はベルブと名乗る生き物を召喚してしまう。
宙に浮いたり物を動かしたり、不思議な力を持つベルブは、あるゲームソフトを探してほしいと持ちかけてきた。

選択肢なし、ゲーム、改造、二時間半ほどで読み終わりました。
システムはツッコミなどで使用されている太字部分がバックログでは消えてしまうのがちょっと残念。
音楽はタイトル画面の曲が聞いていて不快になるような曲で、初っ端から一筋縄ではいかない物語を想起させられます。
絵はシンプルな絵柄ですが、ベルブの造形はベルブの性格がよく出たものになっていると思いました。

この体験版では、ゲームソフトを見つけた後、そのゲームをプレイしはじめたところまで読むことができます。
今後の展開で意味を持ってくるのかもしれませんが、
現時点では話の展開が遅めで多少だれ気味に感じる部分も。
ですが、主人公の人見知り具合がこれでもかと描かれていていたたまれない気持ちになりました。
それに泣きっ面に蜂とでもいうような事態が一気に押し寄せたところでお終いになるので、
どうやってこの状態を収拾付けるのか興味を引かれるものがある作品でした。
(2014/8/30)

*****

以下完成版についてです。

ベルブという豚のような見た目で不思議な力を持った生き物が改造したRPGを瀧瀬結真がプレイすることになりますが、
それは普通のゲームとは全く違ったもので色々な困難が降りかかってきます。

システムはスキップが手動しかなく、飛ばせない演出もあるので読み返す時がちょっと大変でした。
また体験版でも書きましたがツッコミなどで使用されている太字部分がバックログでは消えてしまうのが、
切れ味たっぷりで笑ってしまうことも多かったので残念。
音楽は体験版と同様。
絵は終盤、嘆く顔と嘆く顔(誤字ではなく)の表情の差が残酷さを強調していて印象的でした。

話は体験版で書いたことの他に、攻略本が手に入る前からゲームを進めていたり、
ネットで調べられる環境があるのに攻略本のみを見て進めていたり、
ゲーム前半部分でゲーム内時間を浪費していたりと、
主人公達が冷静になれない状況下であるのは間違いないのですが、
それにしても失敗できないのに段取りが悪くてそこにシナリオ的な都合のよさを感じてしまいました。
ですが、二つ目の重要アイテム入手後あたりからどんどんと緊迫感が増していき、
終盤はそうした都合のよさがどうでもよくなってしまいます。
次々とやってくる困難をなんとかかんとか切り抜け、いける! と思ったらさらに大きな問題が立ちはだかり、
あるときは知人の協力で、あるときはなけなしの勇気を振り絞り、またあるときは運を天に任せるしかなく、
そうやって進むゲームと現実に、手に汗握り、食い入るようにのめり込んでしまいました。
結末を見た後の「仕掛け」も気付きにくいですがそれだけに気付いた時は嬉しかったです。

また、主人公のもどかしくなるほど卑屈な思考や、妹の奔放な言動とそれに対するツッコミ、
水橋さんの諸々、終盤の妹達の「台詞」と「言葉」や表情の落差など、
陰の部分まで含めて登場人物の心がありありと描かれていました(水橋さんはちょっと違いますがそれでも惚れる……!)

前半は作品に興味を持たせるには少々弱い所がありましたが、
体験版の最後まで読めば続きが気になるようになり、
(現在公開されている体験版は上記のものよりももう少し後までプレイ可能とのこと)
以降は読み進めていけばいくほど面白くなっていくので是非おすすめしたい作品です。

 

 

作品

親愛なる孤独と苦悩へ

 

「親愛なる孤独と苦悩へ」の無料配布を行っております。ダウンロードはこちら

ファイルを実行するためにはAdobe AIRがインストールされている必要があります。

※「親愛なる孤独と苦悩へ」の著作権は著作権者様にありますが、許可を得て配布させていただいております。

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2017/5

価格

500円

年齢制限

なし

特徴

カウンセリング、心理学、人生

選択肢はありますが一本道、十六時間半ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、スキップなどがあり、
セーブデータは48個まで保存可能です。

 

あらすじ

〜これは心理学を通して描く、人の悩みと葛藤と、人生の物語〜

内田姫紗希、那古龍輔、都宮海、
現代を生きる、その大学生の若者達は悩んでいた。

夢、目標、就職、人間関係、親、
そして性格、思考、自分自身……。
彼らは今と未来が掴めなかった。

「カウンセラー」とウェブ検索を掛けたインターネットの果て、

39ページ目。

この上なく簡素なホームページでありながら、強気な宣伝文を構え、
何故か無料の不思議なカウンセラー、
まこちゃんこと、橘真琴との出会い。
彼らの心はどう変化し、どの道を選び、進むのか?

それぞれの最後を見届けよう。

(サークルHPより)

 

この作品について

前半は悩みを抱えた三人の大学生がインターネットでまこちゃん(橘真琴)というカウンセラーを知り、
彼女のカウンセリングを受け心境や行動、周囲との関係が変わっていく様子が順番に描かれています。
後半は三人が感謝しているから実際に会ってほしいと言ってもやんわりと断り続ける橘真琴のことが明かされていきます。

システムはスキップがやや遅めでした。
音楽は無音を含めてそれぞれの場面に合っていました。カウンセリング中の明るく穏やかな曲がお気に入り。
また、挿入歌からED歌に至る流れは、それまでの集大成ということもあってぐっときました。
絵は苦悩や泣き顔、笑顔などの感情豊か、もしくは微かな表情が登場人物ごとに丁寧に描かれていました。

第1章は内田姫紗希(うちだきさき)が教育実習先で上手くいかずに悩んでまこちゃんに相談します。
はた目から見るとたいしたことじゃなさそうな出来事も深刻に受け取ったり、
周囲に良くしてもらっているから自分の意思を通すのを悪いと思ったり、
真面目な良い子であるがゆえに雁字搦めになってしまう心理に共感させられました。

第2章は那古龍輔(なこりゅうすけ)が周囲は就職活動を始めてるのに
格闘ゲーム以外興味を持てず、就職活動が進まないとまこちゃんに相談します。
格闘ゲームをする龍輔とそれを観戦する妹、という関係が微笑ましかったです。

第3章は都宮海(とみやうみ)と一緒に絵を描いていた幼馴染が
絵を辞めると言ってきて、その理由を知ろうとまこちゃんに相談します。
ちょっとおどおどしていながらも積極的に行動する海君が格好良かったです。

どの章でも重苦しい場面が多く、また心の問題なので派手な展開はあまりありません。
しかし、まこちゃんのカウンセリングがとても的確で、
心が軽くなり、 さらに現状を変えようと行動していくまでちょっとずつ段階を踏んでいて、自然に感じられました。
そして、抑え込んでいたものがほぐれていく場面はどの章でも印象的で、心底良かったな、と思えました。

後半はそれまでの三章よりもさらに重苦しい場面の連続で目を背けたくなります。
ですがその重苦しさと、まこちゃんが前半の三人や、それ以外の人達に行ったカウンセリング、
まこちゃんの人生そのものと言えるそれらの出来事があったからこそのラストは、感動した、と言うほかない素晴らしいシーンでした。

物語としても、作中のカウンセリング・心理学を通して我が身を省み、変える、もしくは貫くための道標としても、
できることならば一人でも多くの方に読んでほしい作品です。

でも、入手する機会はおそらく今後ないのですよね……なんとか入手機会を作りたいのですが……

 

 

 

 

 

トップへ戻る      一つ前に戻る