コミックマーケット84感想リスト

同人ソフト(ノベル系)は基本的に全て、
それ以外は感想が思い浮かんだもの限定です。

基本的に同人ソフト(ノベル系)はプレイ順(パッチ待ち作品を除き事前の期待順)です。
それ以外はサークル名順です。
ただしおすすめ、期待作品は連続しないようにしているので前後することはあります。
また時間がかかりそうな作品は読むのをある程度後回しにします。
時間がかからなそうな作品は先に読んだりもします。

女性向の作品は、乙女=女主人公で相手キャラの全員もしくは多くが男、
BL=男主人公で相手キャラの全員もしくは多くが男(年齢不問)、としています。
作品が女性向かどうかは基本的にサークルさんの自己申告です。

値段は入手時のものです。場合によっては異なる可能性があります。

同人ソフト
まとめ  完成版  体験版・連作  番外編・その他

同人誌
小説

同人ソフトまとめ

おすすめ同人ソフト完成版
WORLD END ECONOMiCA/Spicy Tails

新規期待の同人ソフト
レウキア滞在記/レウキアの館

面白かった同人ソフト完成版
何色にも、染まらない/NewfrontiaSoftware
ランペイジ −秋祭奮戦記−/nest kore
未来探偵ソラとピヨちゃん/フワフワソ
すり替えられた果実の破片/granat
不完全殺人事件/しらかば

完成が楽しみな体験版・続き物
fault -milestone one-/ALICE IN DISSONANCE
蜉蝣-前編-/鴨mile
天ぷら! 〜Tengu&Plausible Lair〜 /Studio Farandole
聖学少女探偵舎/Sept Rivieres

他に完成版では「負荷価値」「イマコイ〜サキュバスと添い遂げるオレ!?〜
女装お嬢様への異常な愛情」「サクラの唄」「金魚鉢夢想」「恐るべき少女たち
しおさいのセレナード」「拾われた夏のエデン」「合奏魂」「ネヴァジスタハニカム
連作では「
喪失の少年少女 第一部:殺」「鎧装重機アルシオーネ 第1話完結編
体験版では「
ParadiseFile 体験版 首切少女」「幻想魔境奇譚
女性向完成版では「
千の祈りのパラドクス」「ネヴァジスタハニカム
女性向体験版では「
イケメン千秋楽」が良いなと思いました。

(同人ソフト完成版)

負荷価値/ArkRiot(500円/フリー版有)(DL版の購入はこちら)※フリー版有

目の前で親友の織田ナガトを亡くした羽柴ヤマト。
周囲に慕われていたナガトに心の底で劣等感を持ち、そのせいで逡巡しなければ死ななかったのではと思い悩み、
また彼の過剰なまでの正義感に疑問を抱いたヤマトは、答えを求めナガトの故郷を訪れる。


選択肢なし、他人の目、心、二時間ほどで読み終わりました。
フリー版もありますがシェア版にはおまけシナリオや壁紙などが収録されています。
システムは特に問題なし。
音楽はゆったりとした曲主体。
絵はとても美しくて目を惹きます。
無地のTシャツとジーンズのチトセかわいい。巫女服よりもこっちの方が私は好きだ!!
ヤマトとナガトはどこか病的な印象があり話に合っていました。一枚絵は六枚+差分。

親友の故郷を訪れたヤマトが、親友の過去を知る人たちと会っていきます。
展開だけを見ると派手な出来事は起こらずに幕を閉じる物語ですが、
その分内面の描写がとても丹念に描かれています。
特にヤマトの積み重なった鬱屈は根が深く、
でもそれがほぐれていく様は、舞台が秋ではありますが雪解けを思わせる解放感を覚えました。

過去の作品感想:
怪-KAI-解〜Trial Version〜
(2013/8/18)

ドラゴンポンジャラ(18禁)/inspire(1200円)(DL版の購入はこちら)

キラービーの針を耳たぶに刺すと別世界へ行けることを発見したカンダタ一味。
早速実行し、向かった先は「ドラゴンポンジャラ」というゲームが流行している世界。
特別製の媚薬効果がある牌を手に、その世界の女たちに勝負を挑むのだった。


選択肢なし、ドラゴンクエスト二次創作、ポンジャン、ボイスあり、二時間と少しで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽は中華風な曲多め。
絵はキャラクターもシチュエーションも体位もバリエーション豊富。ただ貧乳はいない模様。一枚絵は十二枚+差分+役のSD絵。

「カンダタ物語」のカンダタ達が天空編に乗り込んで4〜6のヒロインそれぞれ三人と
ポンジャンとほぼ同じルールの「ドラゴンポンジャラ」で対戦し、勝ったらHシーン突入。
「ドラゴンポンジャラ」は相手の手牌が見えるようにできたり、負けても先へ進めたりと至れり尽くせり。
ただガチ勝負しようとすると、一対一の対戦だけあって運要素がかなり絡んできます。
やたらリーチ一発ツモされる気が(そのときの印象が強いだけです)
話自体はヒロインと出会い「ドラゴンポンジャラ」で対戦しHシーン、の繰り返しなテンプレートではありますが、
九人全員にHシーンがあって、声優もそれぞれ異なっていて、シチュエーションも様々で、
エロゲーとして「使える」作品でありました。

過去の作品感想:
愛することは生きていくこと愛することは生きていくこと 〜もうひとつの愛〜オレコレ!カンダタ物語天空の花嫁選びモンバーバラASマボロシノセカイハニーウィッチ☆天空の花嫁と。-僕は妻に、二度目の恋をした-見習いメイドの贈りもの魔王と勇者がいた世界ムーンブルクの悪夢
(2013/8/19)

 

お狐様は極太がお好き!(18禁)/花を吐く抄女(100円)
+弥右華 ある朝の風景 ~音声CD~

大学へ通うため上京した那倉爽太はものすごく安い家賃の家に住むことになる。
そこには弥右華と名乗る自称土地の守り神が居て、食事やらゲーム機やらちゃっかりかすめ取ってくるのだった。
そしてそれだけでなく……


選択肢あり、狐神、同居、ボイスあり、一時間半ほどで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽は軽快な曲調多め。
ボイスは今までの18禁作品でもそうですが、一つ一つのセリフがかなり長く擬音も多いため、
文章を目で追う速さとボイス再生箇所の差が開きすぎて収まりに欠ける部分が。
絵は背景とイメージイラスト。お腹周りがだらしなくて、良く言えば豊満という感じ。

自堕落な神様が憑いている家で、その神様に色々と振り回されます。
選択肢はお口でするときにどういう動きをしてほしいかの一か所のみ。
Hシーンはぐちょぐちょ+贅肉ぷにぷにでやや特殊嗜好の範疇かなーといった感じ。
爽太も弥右華の言動に慣れて軽くあしらうようになったりして、
なんだかんだ(体力さえ持てば)上手くやっていけそうな二人が微笑ましくある作品でした。

過去の作品感想:
死狐様挽歌の候、如何お過ごしでしょうか早瀬に案山子は黄昏の姉妹、終末のマリアージュ八目鰻黄昏の姉妹、終末のラジオ一子、二狐とも、巫女との狸菓子狐憑き傾城狐の嫁入りなこそ箱入り娘のてるみどぉるやんでれさんのすゝめあそびめヱロゲに花束をカムガカリ、子狐丸宗近ワルキューレに口づけをお狸様で爆乳まみれin雌狸様に酒池肉林遙か異空の鎮守狐火王子の狸とカツ丼とそも、お狐様に夜這われて!。ぱんぱにえれ佐藤と鈴木と田中、ときどき山本狐日和に格子を覗けば、廓に狸と寝入りましょう。彼女は散乱している『お狐様はショコラピストルでジプシーダンスをグーテンターク(仮)』レディオ
(2013/8/23)

 

NewfrontiaSoftware CD-ROM Vol10/NewfrontiaSoftware

「Traumend-Etude-(体験版)」と「何色にも、染まらない」の二作品を収録。
「何色にも、染まらない」は完成版。

Traumend-Etude-(体験版)

レコード会社に勤める影山星一は偶然訪れた地で車椅子の少女、甘利紗陽(あまり さよ)と出会う。
紗陽のピアノに聞き惚れた星一。紗陽もまた、星一の誠実さに惹かれるものを感じていた。
二人は再会の約束をする。しかし紗陽は母親からピアノを弾くなと言われていて……


選択肢なし、ピアノ、二十分ほどで読み終わりました。
システムはバックログがフリック(ドラッグ&ドロップ)で
このページみたいな動作をします。
……なんだかバックログ辿るの楽しいです。
音楽は落ちついた曲調。
絵は紗陽に素朴な可憐さを感じました。

この体験版では紗陽のそれまでの日常を描いた前日譚と、
本編の二人が出会った日を読むことができます。
母親がピアノを反対する理由がまだ明かされていなくてそれがどんな壁になるのかがカギでしょうか。
星一と紗陽のやりとりはお互いに惹かれる気持ちが現れていて、いいなと思えました。

何色にも、染まらない

仕事が一段落して取得した夏休み、水谷鈴夏は新しいスマホで色々な風景を撮るために旅に出ることにした。
訪れた先で、緑川黒子という少女と出会い、彼女が期間限定で管理しているというコテージに泊まることになる。
そのコテージと黒子のことを気に入った鈴夏。しかし黒子には一つ、悩みがあった。


選択肢なし、旅行、スマホ、四十分ほどで読み終わりました。
システムは基本的に「Traumend-Etude-(体験版)」と同様ですが、
時折入るツイッター(という名称は出てきませんが)のつぶやきがオートで進み、
読み返せないことがちょっと不便でした。
音楽は特に問題なし。
絵は二人とも可愛らしくて、特に照れた表情がお気に入り。

旅先で出会った少女と仲良くなり、お手製の料理に舌鼓を打ったり川で遊んだりします。
ほのかな百合風味でいちゃいちゃする二人がとても微笑ましくて、そんな二人の世界が心地よいのですが、
鈴夏がその様子をツイッターになうなうつぶやくのがちょっと水を差してしまっているかなと感じました。
でもそんなことが気になってしまうくらい、二人の嬉し恥ずかしやりとりは大変にニヤニヤできます。
自然豊かなコテージで楽しそうに過ごす女の子二人に心が洗われる(同時に百合的な煩悩も湧きますが!)作品でした。

過去の作品感想:NewfrontiaSoftware CD-ROM 
Vol3
(2013/8/25)

 

コミックゲーム『七つ下がりの雨』/言ノ葉迷宮(100円)

わけあって前の仕事を辞めた「春見」が講師として勤め始めた塾には二つの噂があった。
事故を連想させる新設されたカーブミラーへの憶測と、塾内でのいじめの存在。
雨で電車が止まってしまった日、足止めを喰らった彼女と三人の塾生は教室で雨宿りをすることになる。


選択肢あり、いじめ、推測、三十分ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
「たんたん 〜単選択肢短編集〜」と同様、コミPo!を使用して作成された漫画。
システム、音楽、絵も「たんたん 〜単選択肢短編集〜」と同様。
ただ結末4の最後、当たったのか当たらなかったのか絵ではわかりにくかったです。

雨宿り中、三人の塾生と最初は世間話をするも、いじめについて特定する流れになっていきます。
選択肢次第で未解決のまま終わってしまうことも多々。
修正パッチを当てた後はヒント機能が追加されていて、
重要な場面でスキップが止まり、カギとなるコマに「!?」マークが付きます。
いじめと直接関係ないかのような情報も解決には必要で、
最後まで読み終えた後に全体を見ると、その構成に上手いなあ、と思わせられました。

ちなみに私のプレイ履歴は
初→結1→ヒ1→結2→結3→ヒ3→結4→ヒ4→結5(03,01,03,04,01)→完(03,01,03,04,01)
ヒントに頼りすぎです……少なくともヒント1は安易に使ってしまった。

過去の作品感想:
Reason of Detective夏、セミ、少女deep-sea fishes in gloomかげろうは涼風にゆれて幽霊相談室変調・幽霊相談室テオとセァラわたしには聞こえる中夜の考察world rewinder正義のキヅナたんたん 〜単選択肢短編集〜
(2013/8/26)

 

ランペイジ −秋祭奮戦記−/nest kore(500円)

小さな山を囲むように東西南北に存在する四つの村には、年に一度開催される祭りがあった。
各村の走り手が山の神社を出発し、全ての村を通り、神社に一番早く戻った者が勝者。ただし、全ての村人は直接の暴力を含め妨害が許されている。
日々木瞬は幼馴染の金澤英花(かなざわあやか)が走り手として参加することを知り、自身も走り手となるのだった。


選択肢なし、祭、職業病、二時間ほどで読み終わりました。
暴力やグロ描写があるので苦手な方は注意。
システムは文章速度変更ができないのがやや不便。
音楽は特に問題なし。
絵は黒河化仙にやられた人たちグロいです……

何でも知っていると思っていた幼馴染から高校卒業後、東京へ行くことを知らされ、
何も言うことができずに臆病者と言われてしまった主人公。
もやもやを抱えたまま、彼女が参加する祭に敵同士として参加します。
そんな青春恋愛要素が核にありつつも、祭と、参加している村人たちが異様なほど存在感を放っています。
特に黒河化仙の強さと思考が、どうやって倒すのかという絶望感満載で圧倒されます。

登場人物全員、名前と一緒に職業か家業の情報を紹介される時点でおや? と思いますが、それが話に大きく関わってきます。
(ネタバレ反転)
仕事を日々全うすることで手に入れた技能(スキル) 「職業病」を用いて闘う村人たち。
イチゴ農家の先輩が使う過熱の朱(オーバード・クリムドン)とか、
「水など! 産湯の時点で試していたよ!」とかわけわからないですが格好良すぎます。

祭に浮かされた非日常にぶっ飛んだ設定や展開を無理矢理納得させられて、思わず手に汗握る熱さがある作品でした。

過去の作品感想:夕焼け戦線ギカダイザー
薫編 縁編 千尋編学校にはたどり着けない魔王を倒す勇者の話2/3
(2013/8/27)

 

未来探偵ソラとピヨちゃん エピソード・エッセンシャル 問題編/フワフワソ(1000円)(DL版の購入はこちら)

未来の日本、北海道から上京してきた十五歳の少女、ソラがバイトを探していると、
ケータイ電話のヒヨコ型AI、ピヨちゃんが探偵事務所の助手をしないかと話しかけてきた。
一度は断ったものの、トラブルに巻き込まれてしまったソラはピヨちゃんの力を借り、探偵の真似事をすることになる。


分岐に関わる選択肢なし、探偵、未来、新エピソードは四十五分ほどで読み終わりました。
このライトノベルがすごい!大賞3次(=最終)選考対象作をノベルゲーム化とのこと。
第一話 第二話の感想は
こちら
エピソード・ホーンテッドの感想は
こちら
第三話の感想は
こちら
イリーガルジュブナイルの感想は
こちら
インビジブルレストランの感想は
こちら
システムは今までの作品と同様。BGMに歌(ボカロ)あり
絵はイリーガルジュブナイル以外と同様。

第一話「ソラとおしゃべりヒヨコ」第二話「はじめての探偵」
エピソード・ホーンテッドの「ケータイショップの幽霊事件」に加え
新作「チャリティー泥棒事件」を収録。
2013年8月27日締切で第三回推理大会を開催中。
締め切り後、解答編「さようならピヨちゃん事件」公開とのこと。
「チャリティー泥棒事件」はアクション要素多めでスピード感がありました。
ただ私の勝手な我儘というか悪人らしい悪人がいないエピソードの方が好きだなあ、と。
推理大会は全然わからないのですがとりあえず当てずっぽうで応募してみました!
(2013/8/14)

解答編 さようならピヨちゃん事件/フワフワソ

選択肢なし、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽、絵は問題編と同様。

応募した解答は六割くらい当たってたかなーという感じ。
いくつか送った解答の中で一番真面目なのがこれ(ネタバレ反転)
解答「ヤエガキ先生は出張ではなく音信不通。
ケータイ使用料を滞納するとケータイ会社にバレてピヨちゃんは回収されてしまうので
なんとかソラを丸め込んで依頼をこなしていた」
ピヨちゃんいい加減で意地汚いけど本当は良いヤツだと信じていたのでこんな解答になりました。
ヤエガキ先生が死んでいるとまでは思っていませんでしたが……ピヨちゃんが可哀想なので。
ちなみにピヨちゃんを信じていなかったら、
「(ハッキングで)ソラの両親を殺したのはピヨちゃん。(ハッキングで)おじさんとおばさんを喧嘩させたのもピヨちゃん。
ソラを上京するように仕向けて助手として安い給料でこき使うように仕向けたのだった」
なんて解答を送る所でした。ピヨちゃん……信じていたよ!


話はソラとピヨちゃんはやっぱりいいコンビだなあと改めて思いましたし、
それとビジュアル、音楽が相まって、未来の世界を堪能できる作品でした。
(2013/8/29)

 

ゴーストbeアンビシャス!(18禁)/ふにふにソフト(500円)(DL版の購入はこちら)

交通事故で死んでしまった藤塚誠は自分が幽霊となっていて、特定の女の子に憑依できることに気付く。
それを利用してHなことを行おうと企むのだった。


場所選択あり、幽霊、学園、三十分ほどで読み終わりました、
システム、音楽は特に問題なし。OPに歌とムービー有。
絵は女の子が適度にスキのある感じでエロさ倍増な印象。

幽霊になった少年が女の子に憑依してあんなことやこんなことを実行するのを、
彼と巫女の先輩、同級生の女の子の視点で描いていきます。
時間の経過や場所移動、視点の切り替えなどの場面転換がわかりにくく
あれ? ここはいままでと違う場面か? と混乱してしまいました。
ラストも駆け足であっさりと終わって物足りなさが残る作品でした。

過去の作品感想:
初でーと、初えっち【遊園地編】
(2013/8/31)

 

イマコイ〜サキュバスと添い遂げるオレ!?〜(18禁)/とらいあんぐる!(1500円)

身体に触れた女の子に不快感を覚えさせてしまう体質のため彼女ができない島崎ユウマ。
その原因は魔王を倒した先祖から受け継いだ勇者の血のせいだった。
そんな彼の前に次々とサキュバスが現れ、勇者の力を封印しようと誘惑してくるのだった。


選択肢あり、サキュバス、恋愛、ボイスあり、二時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はサキュバス、女の子それぞれにそれぞれ異なる魅力が感じられました。一枚絵は十九枚+差分。

女の子に嫌われてばかりの主人公が三人の押しかけサキュバスに誘惑されることになります。
ストーリー構成はシンプルで短めながら、
個別ルートに分岐してからの展開への示唆が共通ルートにちゃんと込められていて、
ヒロインに思い入れを感じられる作品でした。
特にエマが美しくて可愛くてお気に入り!

過去の作品感想:
Trif トライフアイドル彼女〜ふたりだけの秘密レッスン〜Triagain トライアゲイン
(2013/9/1)

 

女装お嬢様への異常な愛情(18禁)/夜のひつじ(1300円)(DL版の購入はこちら)

ボリーバル家の庶子、レナートは本家の娘の身代わりとして女装し、レナータと名乗り人質となる。
向かった先の屋敷で、彼はお付きとなる混血のメイド、フェルナンダと出会う。
彼女やその主人に女装して潜り込んだ目的がばれないようにしながら、レナートは日々を過ごしていくのだった。


選択肢あり、女装、人質、五時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はラテンアメリカ舞台らしく情熱的な曲や、堕ちたときの曲が印象的。
絵はレナータの可憐さやフェルナンダのムチムチさが素晴らしいです。一枚絵は十六枚+差分。

グラン・コロンビアの史実をベースに、レナートが女装して、離反を企む将軍の屋敷で生活していきます。
舞台が限定されているためか、麻薬で思考が制限されるためか、単調に感じられてしまう部分がありましたが、
強い信念を持った将軍の言動は存在感がありましたし、レナータが性に目覚めていく過程はドキドキさせられました。
そして女装少年は犯されてこそ輝きますね。いや逆も良いですが。

過去の作品感想:
孤独に効く百合親友が美少女になって帰ってきた。恋妻くずし義妹ホールと妹ホールド幼馴染と十年、夏純情セックスフレンド
(2013/9/22)

 

機動部隊物語2/神楽坂師団(DL販売1260円)(DL版の購入はこちら)

1941〜1942年の太平洋で起こった海戦で日本海軍連合艦隊を指揮して
アメリカ海軍と戦う海戦シミュレーションゲーム。
二時間ほどで全シナリオクリアしました。
システム面では格納庫から甲板へ航空機を出し忘れやすいのと、
一旦発艦準備させるとキャンセルできないのがよくあるミスでした。

シナリオは六+模擬演習二つ。
移動→(相手艦隊と隣接していれば)砲撃→(以降航空隊ありのシナリオ限定)航空機出撃準備→空撃攻撃目標設定→索敵
を一ターンとして戦艦、空母、航空機などを用いて戦い、シナリオ勝利条件を満たせばクリア。
難易度としては後半シナリオを初見では条件満たせないままなことがあったくらいで二回目までにはクリアできました。
シナリオ数少なめでどれもごり押しで勝てるので物足りなさもありましたが、
索敵していち早く相手を見つけて大戦力投入からの敵空母撃破! は熱いものがある作品でした。
(2013/10/7)

 

サクラの唄/silvervine(1000円)(DL版の購入はこちら)

高校三年の始業式をサボった柊桜木(ひいらぎおうき)は桜の木の下に座っていた女生徒の姿と言葉に強く惹きつけられる。
彼女は同じクラスの三上桜であり、二人は段々と親しくなっていく。
しかしお互いの境遇が、そのまま平穏な日々を送ることを許さなかったのだった。


選択肢なし、幸福、恋愛、五時間半ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
ただ、スタッフロールやTHE END、To be continuedといった表示なしにタイトル画面に戻るのはあっさりしすぎに感じました。
絵は桜も可愛いのですがそれ以上に深雪の表情や一枚絵が魅力的でした。一枚絵は三十四枚。OPにムービー有。
音楽はその深雪の一枚絵が表示されるシーンで日常曲のままな箇所があってちょっともったいないなと思いました。

桜木と桜と、その友人、秋五と深雪の四人で高校最後の一年を過ごしていきます。
「キミのための唄」「ボクの唄」主人公の親世代の話。
中盤までであれこれ考えるよりまず動けという心持ちに主人公がなるのに、
そこからあれこれ考えてばかりになるのがもどかしくありました。
でも、ちょっとズレた言動をする桜は可愛いなあ可愛いなあとニマニマさせられましたし、
楽しむことにも悩むことにも全力な四人が過ごす日々は、ずっと見ていたくなるような輝きがある作品でした。

過去の作品感想:
キミのための唄ボクの唄
(2013/10/9)

 

志乃と香野〜コインのようなウラオモテ(18禁)/LOOP(500円)

大学生の志乃は同じ学年で一つ年上の海人と付き合っていた。
今日も今日とて二人いちゃいちゃ過ごす。
しかし志乃にはもう一つの顔があった。


選択肢なし、アルバイト、恋愛、二十分ほどで読み終わりました。
体験版の感想は
こちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は体験版と同様。

主人公が修羅場になってもおかしくないようなことをしていながら、
いたって平穏に、ラブラブに、何事もなく話が進んでいきます。
二回目のHシーンがあっさり気味だったことがちょっと残念ではありますが(一回目はねっとり!)
今を楽しむ志乃の性生活がゆるく描かれていて、気楽に読める作品でした。
(2013/10/19)

 

金魚鉢夢想(18禁)/chivalry(1000円)

幼いころに遊んだ女の子から、二週間住み込みアルバイトで家の掃除等をしないかという連絡があった乃木山勇次。
そうして訪れた彼女の家は大きな洋館で、彼女は巨乳になっていた。
洋館で仕事をしていくうち、勇次は幼いころの彼女にそっくりの少女と出会う。


選択肢あり、想い、金魚、変態、ボイスあり、三時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は巨乳と貧乳どちらも堪能できます。一枚絵は十七枚+差分。

洋館で巨乳と貧乳ロリに誘惑されます。金魚が生み出す言箱というものを別の世界へ届けたりします。
ヒロイン二人とも変態で、特に緋奈の残念っぷりは笑えました。
話は凄く盛り上がるような場面こそありませんが、
じわりじわりと緋奈達の仕事や過去のことが明かされていって、
これから先も少しずつ少しずつ仕事や彼女たちとの関係が変わっていくのだろうなと思わされる終わり方です。
たくさんの不思議要素がありながら一つ一つの積み重ねが描かれていて、
そんな中でのちょっとだけ大きな出来事が起こった日々の物語でした。

過去の作品感想:
虚蝉 〜記憶の彼方〜空蝉
(2013/11/23)

 

恐るべき少女たち〜Les filles terribles〜(18禁)/Cosmillica(1000円)

敵対する「ワン・トライブ」という組織を影で操っている「エニグマ」が、
「暁サリエル女学院」という旧教を基とする名門校に居るという情報を入手した菱原禾絵流(ひしはらのえる)
ガラじゃないと嫌々ながらも転校生として潜入することになった彼女は、そこで数人の生徒と親しくなる。


選択肢あり、黒百合っ子大集合・シンボリズムアドベンチャーとのこと、七時間半ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はクラシックが多用されていて女学院という舞台にあっていました。
優雅ながら物悲しいOP歌やEDの聖歌も印象的。OPに歌とムービー、EDに歌あり。
絵は那美の怒り表情がふくれっ面しかなくて、別の方向での怒り差分がほしかったです。一枚絵は二十七枚+差分。

菱原禾絵流が潜入先の女学院で穏やかな日々を手に入れますが、
親しくなった少女たちは皆抱えているものがありそれが噴出していきます。
「爆音の世代、沈黙の世界」「さとりとやまぼうし」と同じ世界の物語。
途中で舞台が変わり、また女学院に戻るのですが今回の物語だけで見るとその違う舞台でのエピソードが浮いていて、
そのために女学院での一連の出来事も一旦流れが途切れてまとまりなく思えてしまいました。
ですが原因があって結果があるということを強く感じる展開で、
ドミノ倒しのような「エニグマ」が禾絵流達の組織を狙う理由が、
やるせなくも納得させられるだけの説得力がある作品でした。

過去の作品感想:
爆音の世代、沈黙の世界さとりとやまぼうし
(2013/11/29)

 

しおさいのセレナードEP3/少年舎(500円)

湘南で暮らす楢原京介は高校に入学する直前、
自分の家に五年ぶりに再会した幼馴染、山上桜が居候することを知らされる。
戸惑いながらも再会を喜ぶ二人。しかし桜には一つ、悩んでいたことがあった。


選択肢なし、ご当地系学園NVGとのこと、、EP3は五時間、全部合わせて十一時間ほどで読み終わりました。
EP1の感想は
こちら
EP2の感想は
こちら
システムはEP1と同様。
音楽は特に合わないような箇所なし。挿入歌とEDに歌あり。
絵は一枚絵綺麗ですがEP1から使用されている立ち絵とかなりギャップができてしまっている感じも。

EP3では前半が過去編、後半はクラスメイトの泉美とのあれこれが中心。おや……桜は?
……終盤はしっかりと桜のことがメイン。
ただ、色々と真っ当な手段を試す期間がありながらも(時間がないと知らされた後も数日猶予がありますし)ほとんど何もせずにいて、
ギリギリになって犯罪交じりの行動を起こすというのはちょっと納得いかない所がありました。
そういう行動をするにしても、もっと最後の手段と思わせてほしかったです。
でも桜の高校入学までのこととか、全編通じての泉美とか、
主人公にはもったいないくらいいい娘たちで女性陣の健気さがぐっとくる作品でした。
(2013/12/5)

 

しんきょく!-ダンテ二度目の地獄門!-/因果堂Type-I.G.(1000円)

冴えない大学生の阿田典利 陽介(あだてんり ようすけ)は大して覚悟もないまま訪れた富士の樹海で、筋骨隆々な半裸の男と出会う。
ウェルギリウスと名乗る男にダンテ・アリギエーリの生まれ変わりと断言された陽介は、彼と共に地獄を旅することになる。
そこでは、妙に俗っぽい罪人たちがおかしな罰を受けていた。


選択肢なし、地獄巡り、オタク、一時間十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽はいままでの作品と同様。
絵は皆さん際どい格好で大変結構でした。一枚絵は九枚。

同人誌即売会やweb上で批判されるような行為をした人が、その報いを受けている地獄を見学していきます。
ラストがあっさりしすぎていてこれで終わり? と感じる部分もありましたが、
そこまでの道中は時事ネタ、オタクネタ満載なお馬鹿なノリで楽しめました。
同時にこの様な罪はなるべく控えめにしよう、と自戒させられる作品でもありました。全く罪を犯さないことは無理そうですが……

過去の作品感想:
夢剣、、THE MAN CALLED CRIMSON、TWADの物語 Vol.1 Vol.2 Vol.3、自殺者専門 エンマ様vol.1 vol.2
(2013/12/7)

 

WORLD END ECONOMiCA Episode.3/Spicy Tails(2000円)(購入はこちら)

選択肢なし、十三時間ほどで読み終わりました。けもみみパッチあり。
けもみみパッチは話などに追加は一切なく、ただ立ち絵にけもみみが付くというもの。なので二周目から適用推奨。
Episode.01の感想は
こちら
Episode.2の感想は
こちら
システムはロード時にマウスカーソルが自動でいいえに移動するのがちょっとだけ不便でした。
音楽はEpisode.01と同様。OPにムービーと歌、挿入歌、EDに歌あり。
ムービーが歌と話に合っていて格好良かったです。
絵はチョイ役にも立ち絵があったり、スタッフロールの一枚絵連発など、贅沢かつ効果的でした。一枚絵は五十八枚+差分。

Episode.2から四年後、Episode.01からは八年後が舞台。
ハルが八年前に抱いた二つの夢を叶えようとしていきます。
八年前と規模や舞台は違えど、投資をしてその結果が出るまでのじりじりとした時間、思惑が上手くいったときの昂揚は同じで、
読んでいるこちらまで冷や汗をかいたり、体中熱くなったりさせられました。
またややこしいところがある金融の商品や動きを用語集も交えて丁寧に解説しつつそれらがストーリーに組み込まれ、
さらにハルたちが八年間で積み上げてきたことを交えられた、濃密で精密な物語になっていました。
登場人物も今回初登場のドクターウォレスやサティアも含め変わらず魅力的で、
世界の終わりでもやめられない投資の醍醐味と、その中で芯を持って歩む人々を描いた素晴らしい
おすすめの作品です。
(2013/12/9)

 

拾われた夏のエデン/LR(100円)

雨が降る夏の日、酔っぱらって倒れていたところを学生服の女の子に話しかけられた主人公。
サチと名乗る少女は、何故か廃墟に住んでいてそこに主人公を招き入れる。
そして主人公のことをシロと名付け、猫扱いをするのだった。


選択肢なし、隔絶、廃墟生活、一時間と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は背景のみ。

サチとシロが廃墟で怠惰な日々を送りながら、いつか確実に来る終わりへと進んでいきます。
サチが抱えていることが、二人が共に暮らすことになる大きな理由を占めているのは確かなのですが、
理屈抜きな部分がそこまでとエピローグの流れからはみ出ているような違和感を覚えてしまいました。
ですが廃墟で女の子と食っちゃ寝生活というのはとてもとてもとてもうらやましいものがありましたし、
終わりを感じながらも世間から隔絶して過ごすゆったりとした時間が心地良い作品でした。

過去の作品感想:
発掘少女
(2013/12/11)

 

合奏魂/FCめがぶー(1000円)
+サウンドトラック

音がエネルギーとして使われている世界。
とある国の王子は十年前に「完璧な楽曲」を作り出し姿を消したタクト=テイラーに先代王のレクイエム演奏を依頼する。
乗り気でないタクトだったが、偶然サナというメイドの歌を聴き、彼女となら演奏すると言い放つのだった。


行動選択あり、音楽、ファンタジー、ボイスあり、七時間半ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
体験版の感想は
こちら
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は歌が十曲あり。でも、せっかく歌が重要な作品なのに
演騒パート終了後意図的に放置しないと歌が途中で終わったり頻繁に別の歌に切り替わったりしてしまうので、
ゲームの流れの中できっちりと聴くことができないのが残念でした。
絵は演騒パートでのカットインが豊富。デフォルメキャラも可愛らしいです。一枚絵は三十三枚。
ただ立ち絵を上に動かす演出を使用するなら足もとまで描くか、逆に当人以外の立ち絵や背景を沈める演出をしてほしかったです。

音が乱れてエネルギーが供給が不安定になるトラブルを、サナ達バンドメンバーが演奏することで解決していきます。
アドベンチャーパートの合間に各キャラクターにスポットを当てたり、新しい技を閃いたりする選択パートや、相手とバトルを行う演騒パートがあり。
演騒パートは色々な要素があって面白くなりそうではあるのですが、
上記歌のことや、狙って演騒パートを長引かせないとソロ演奏を出せないことなど生かし切れていないと感じる部分が多かったです。
あとセッションバトルの成功判定がかなりシビアで反射神経ない私にはきつい……

話は台詞中心で進んでいくので特に序盤、場所や時間が飛ぶときに今どういう状況なのかわかりにくいことがありました。
ですがやたらと格好いいロボの樫男をはじめ、敵も味方も味がある登場人物が多く、
彼らの掛け合いに心地よい気分で読み進められた作品でした。

過去の作品感想:
魔王を護らKnight魔王を護らKnight AFTER
(2013/12/15)

 

おざわのやぼう/CURIOSIST(500円)

21世紀中頃、日本はクイズで領地を奪い合い、日本統一を成し遂げたものが大統領となる「日本国大統領総戦挙」を行っていた。
選挙に立候補したのはたくさんの天才美少女たち。
その中の一人、おざわちゃんはライバルのあべちゃんを倒し大統領になることを決意するのだった。

クイズバトル、国盗りシミュレーション。修正パッチあり。
ライバルが所有する都道府県に戦挙を仕掛けて奪ったり、
内政で支持率を上げたり、連立を組んで戦いを回避したりしながら日本統一を目指していきます。
おざわちゃん以外を選べる「おざわのやぼう弐」も制作予定とのこと。
期間は一年で、攻撃的にプレイすれば五十回くらいクイズバトルをすることになるのですが、
同じくらいの回数(連立を組めば減りますがそれでもそれなりの回数)
防衛のためのクイズバトルもしなければならないのが面倒でした。
こちらから仕掛けるクイズバトルは勝てば相手の領地を奪えるのでモチベーション上がりますが、
攻め込まれた場合は多少のお金がもらえるだけなのでうまみが少ないです。
せめてこちらのパラメーターの方が上ならばオートで防衛可能だったりすれば良かったと思いました。
おざわちゃんとかあべちゃんとかむねおちゃんとか紙一重の設定による可笑しさがありましたが、
いまのところストレスが多くてご褒美が少ないシステムなのが気がかりな作品でした。

過去の作品感想:
全力疾答!クイズマラソンクイズトラベラー -around the world-遥かなる剣が峰ヒトナツの聖地巡礼フェアリーメイカーくいけん! 〜美浜高校クイズ研究部物語〜恋には落ちても、受験には落ちないんだからねっ!
(2013/12/21)

 

すり替えられた果実の破片(15推)/granat(2000円)

一族の風習により五歳でカミサマに迎えられ生を終えるはずだった岸 未明だったが、六歳になっても神様は訪れず余生を過ごしていた。
彼女を生に留めるのは、五歳の時に目にした怪異を調べるため。その縁もあり高校で怪奇譚部に所属し放課後、街を探索していると、
いつのまにか見知らぬ海辺の町へとやってきてしまう。そこでは、三日間が延々と繰り返されていた。


選択肢あり、幽明心理ADV、ループ、一部ボイスあり。九時間半ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは既読を自動でスキップするかどうか設定できたり、
マウス左ボタン押しっぱなしでスキップできるように設定できたり、
フローチャートのようなミチユキ画面で選択をやり直せたり、
シーン回想のコンセキ画面の任意の場所から本編を開始できたり、
やり直ししやすいように配慮されていました。
ただ選択肢のないシーンは自動で次のシーンに移ってもよかったかなと感じました。
音楽は文明は感じられるけれど寂れているような印象を受ける曲が海の町に合っていました。挿入歌あり。
絵はそれぞれの登場人物のスタンスが良く出ている立ち絵でした。謎の少女こっちガン見で怖い……

海の町で三日間を繰り返しながら、そこに迷い込んできた人たちを脱出させていきます。
脱出させる順番や親密度などによりエンディングが分岐。
それ以外でも海の町に残っている人の組み合わせが変わると変化する文章も多く、作り込まれています。
どれも一欠け以上には幸せがある結末も、
そこに至るまでに積み重ねたことで変わる未明と智基の選択が納得できたり、
その行動は違う気がするけど未明の境遇なら仕方ないかな、と思ったりでそれぞれに味がありました。
あと感情表現控えめながら行動派でわりと過激な思考をする未明可愛いです。
(ネタバレ反転)
いままで取り乱さなかった未明が泣き崩れるシーンはぐっときました。
隅々まで作り込まれ、細やかに心理が描写され、それぞれの結末に感じ入るものがある作品でした。

過去の作品感想:
薄明のアジール比翼の枷辿り歌
(2013/12/25)

 

千の祈りのパラドクス(乙女)/Ray(1800円/フリー版有)

7月13日、クラスメイトに告白され、見知らぬ男に抱きしめられた大野千紗は、その日の夕方交通事故で死亡した。
しかし、再び繰り返される7月13日。大野千紗はやはり死亡する。
繰り返される日々の中、彼女は未来を手にすることができるのだろうか。


選択肢あり、ループ、恋愛、六時間半ほどで読み終わりました。ボイスパッチ、修正パッチあり。
主人公名前変更可。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌、EDに歌あり。OPの歌格好良くてお気に入り。
一枚絵は百十三枚+差分と豊富。

繰り返す7月13日の中で、必ず死亡する千紗の運命を変えようとしていきます。
恋愛対象は四人でエンディングは十九個。
ループのうち実際に千紗がそれと自覚するのが平均して二周分くらいなので、
話の長さと比してさくさく進み過ぎてあっさり気味な部分がありました。
あと東堂ルートが他シナリオと関連薄くて、他シナリオでの東堂君の扱いも不憫だなあと思いました。
松本さんの残念な行動の数々もまた別の意味で不憫。
ですが特に松本さんルートとたっくんルートで、
ループの回数制限とループする原因が話にしっかりと組み込まれていて上手いなあと感じた作品でした。

過去の作品感想:
魔歌使い時函 -Time Capsule-虚実ゲーム または時函予告編・解答編付月夜に処女は恋文を濡らすときたま!〜時函玉手箱〜
(2013/12/30)

 

でぃぺんど!(15推)/HOLY GATE(1200円)(DL版の購入はこちら)

鈍感だけど料理が得意な川崎青斗(はると)は悪友たちや周囲の女の子達と日々を送っていた。
そうしてバイトをしたり、修学旅行に行ったりするうち、彼女たちとの距離が縮まっていくのだった。


選択肢あり、恋愛、日常、ボイスあり、三時間半ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。OPにムービー、歌、EDに歌あり。
絵は通常もSD絵も可愛らしいです。主人公女装が一番可愛いですが。一枚絵は六十一枚。

前半は共通ルートで、その中の選択肢で四人のヒロインルートに分岐します。
前半の大人数でわいわいがやがやしている場面は楽しかったですが、
中盤修学旅行で沖縄に行っているとき、ヒロインの誰に会うかの選択肢で誰を選んでも、
そのヒロインに会うシーンが描かれずに次のシーンへ移ってしまったり、
主人公からお祭りに誘ったのにそれがなかったことになってあとでヒロインから誘われたり、
お祭り自体もほとんど描写がなかったりするのが疑問に感じた作品でした。
(2014/1/1)

 

死神補佐見習い/ちさそふと(100円)

日常を楽しいと感じずに過ごしていた小林涼太はふと気付くと、真っ暗な空間にいた。
そこに現れた少女、アオイは自身のことを死神と名乗り、涼太に補佐見習いをするよう言ってくるのだった。


選択肢あり、死神、生、三十分足らずで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はシンプルに切なさや恐ろしさが表現されているなと感じました。
絵は顔を赤らめる深田さん可愛いんですがチョイ役……

死神少女の手伝いをしていくうちに、やりがいを感じたり、
補佐見習いをすることになった理由が明かされたりします。
主人公が特別扱いされている理由が説明されないことと、
死神の仕事をしてアオイたちと仲良くなっていく過程がかなりの部分省略されていることで、
最後の決断に重みを感じにくかったところが気になる作品でした。
(2014/1/6)

 

不完全殺人事件/しらかば(200円)

母を亡くし、父が荒れ、弟と寄り添いながら生活していた半蔀和美だったが、
紆余曲折の末に父が更生し平穏な暮らしを取り戻そうとしていた。
しかしそれはあっけなく崩壊する。和美はその原因となった人物がいることを知り、復讐を決意する。


選択肢あり、復讐、クローズドサークル、六時間十五分ほどで読み終わりました。
体験版の感想は
こちら
システム、音楽は体験版と同様ですが、新たに人物リストや舞台となる船の見取り図
などを見ることができるようになっています。
絵は立ち絵が追加されています。
可愛さとかそういう方向ではなく、殺人事件が起こる話に合った生々しさを感じる絵柄。

プロローグで家族を殺された和美が、名前と姿を変えて復讐相手に近づき、
外部と連絡が取れない船の中で殺害していきます。
そのときの選択肢によって復讐失敗したり成功したり、成功しても捕まったりします。
エンディングはバッドエンド含め十二個。
プロローグでの出来事は改めて読んでも胸に迫るものがありましたし、
本編の復讐対象以外の目を盗みながら殺人を行っていく所はハラハラさせられましたし、
主犯への恨みを晴らす場面はたっぷりと昂揚感を味わえました。
この作品のアイコン(暗闇で燃える炎)のように復讐という闇とそれに突き進む激情が伝わる物語でした。

過去の作品感想:
しらかば短編集タイムカプセルGrandfather's Horn下草に消えるリンクサイド物語オリエンティア!
(2014/1/9)

 

 

 

(同人ソフト体験版・連作)

イケメン千秋楽 体験版(乙女)/ngs_project

相撲が大人気で、圧倒的な競技人口を誇っている世界。
財閥のお嬢様、有栖川恋詠(ありすがわこよみ)は残念な叔父にお願いされ、八卦宵高校(はっけよいこうこう)に編入する。
お願いの内容とは、相撲部を廃部させること。しかし彼女はそれを叶える気は全くなく、自由の身になるためと相撲への興味のため利用する気満々だった。


選択肢あり、相撲、学園、四十五分ほどで読み終わりました。
システムは体験版のためかバックログ機能がないなど色々と不便なところあり。
音楽は特に問題なし。
絵は男性キャラがほとんどのシーンで廻し姿です。その上、廻しの材質が札束だったり鎖だったりとインパクト大。
あとなにもない所から瞬時に土俵が出現するシーンはムービーでみたいなと思いました。

この体験版では廃部寸前の相撲部が部員を集めて廃部を回避し、新入部員に廻しを誂えるところまでを読むことができます。
街ゆく男性の4割が力士だったり、ライバル校の名前が残足高校(のこたこうこう)だったり色々と突っ込みどころが満載。
主人公が叔父や従兄相手だとやたら強くてイイ性格しているのに、
他人相手だと余裕なくなりがちで内弁慶なところがちょっとどうかと思う部分はありましたが、
相撲乙女ゲームという設定、展開、ビジュアルがとにかく目を惹く作品でした。
(2013/8/15)

 

ちょっとだけ鬼たいじ 体験版Ver.1.5(乙女)/わびさびおとめ

隣接した四つの高校が合同で開催する文化祭の実行委員に勝手に選ばれた洗川桃子。
しぶしぶ委員の顔合わせに出向くと、そこには取り巻きの女の子達に辟易させられてばかりの鬼崎皇二がいた。
桃子は日頃の鬱憤(逆恨み)を晴らすため、他校の男の子も巻き込んで嫌がらせを計画するのだった。


選択肢あり、学園、桃太郎、三十分ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はタイトル画面の桃太郎側揃い踏みが決まっていて格好良かったです。

鬼が勝利するという内容の文化祭の演劇で桃太郎役になった主人公が、
お供の三人と鬼をぎゃふんと言わせるための計画を練っていきます。
鬼崎皇二に直接嫌がらせされたわけではないのに目の敵にしたり、
メタネタがあったりして軽い感じで話が進みます。
なので今後もっとドタバタなやりとりがあったらいいなあと思える作品でした。
(2013/8/16)

 

夢の絆 第三話「Children grow through seeing the backs of their parents.(前編)」/根無し草(500円)(DL版の購入はこちら)

退魔師の家系に生まれた月上螢一。
伝説の退魔師、鏡理沙子の家に居候することになったものの、
彼や彼の周囲の者たちを狙う輩が次々と現れるのだった。


選択肢なし、伝奇、青春、三時間半ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システム、音楽、は今までの作品と同様。
絵は螢一くん女装シーンがあからさまに一番気合入ってます。

今回は退魔師のトップ、小野寺家のお嬢様、小野寺聖歌が誘拐されたことから話が動いていきます。
「天照花嫁日記・参」と同時期〜少しあとの話で、そちらとの絡みもあります。
エイプリルフール企画「勇者が魔王を倒した話」も収録。
一気に登場人物が増えましたがあまり説明のないキャラも多く、置いてけぼりにされた感がありました。
(ブラックリスト(人物録)には記載されていますが本編の流れに沿ってでないと実感がわきにくく)
でも主人公が信念に沿って行動していて、しかもそれが気負ったりせずに自然に身についているのが、
ハルちゃんとの絆を感じられて、なんだかいいなあと思えました。

過去の作品感想:
月神探偵譚月神ふぁんでぃすく、わびさびブロードキャスター総集編2012夏!、夢の絆 第一話第二話、天照花嫁日記第一話第二話前編勇者が魔王を倒した話
(2013/8/17)

 

寿限無寿限無 起承(床)編/都築製作所(無料)

山奥にある洋館の貸切宿泊権が当たった不破 悠(ふわ ゆう)は、
恋人の藍乃 海(あいの うみ)と共にその洋館を訪れる。
しかし入口で意識を失い、気付くと洋館の一室にいたのだった。


選択肢あり、ホラー、洋館、五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は恋人可愛らしいです。特にパイスラッシュとスパッツが!

今回は前編に当たる起承(床)編というとおり、いったん意識を失った後に目を覚まし
何が起きているか確かめようとするところまでを読むことができます。
いまのところ直接的なホラー描写はなし。
かなり曰くがありそうな洋館なのですが、転結編? も同じくらいの長さだとしたら、
どうたたむのか、興味を引かれるものがありました。

過去の作品感想:
あの日の約束 QEよくない二人のよくある話
(2013/8/22)

 

ゴーレム探偵ルイン 〜霧の妖怪と弾劾の舞踏会〜 体験版/Spring Leaf

ゴーレム制作の名門一家に生まれるも勘当同然で家を出、辺境の酒場で働いているルイン。
彼のもとへ差出人不明の荷物が届き、中にはルインが主人と設定されたゴーレムが入っていた。
誰が送ったのかを知るため、同僚の少女二人と共に彼の実家を訪れることになる。


選択肢なし、ゴーレム、ファンタジー、一時間足らずで読み終わりました。
システムは文章が次のページにまたがって表示されてしまうことがあるのが気になりました。
音楽は特に問題なし。
絵は立ち絵が小さめで表情が分かりにくい部分がありましたが、
コロッとしたゴーレムが可愛いです。

差出人不明のゴーレムについて知ろうとするうちに、ルインの兄弟が関わる事件に関わっていきます。
この体験版には一章と、二章の途中までを収録。
ことあるごとに女性を賛美し、愛でる主人公の性格が印象的。彼の兄の格好も印象的。
まだ探偵っぽいことはしていませんが、
積極的に探偵を名乗るのではなく、事件に巻き込まれてそれを解決する流れになりそうでした。
(2013/8/24)

 

私に咲く華を見て彼は笑った【常識≠真実】/NeOres(1000円)

〜行動〜と〜意義〜のシナリオを収録。
それに加え概括としてアフターストーリー等が追加されています。
「私に咲く華を見て彼は笑った【常識≠真実】〜行動〜」の感想は
こちら
「私に咲く華を見て彼は笑った【常識≠真実】〜意義〜」の感想は
こちら
追加部分は一時間と少しで読み終わりました。
システム、音楽、絵は〜行動〜〜意義〜と同様。

アフターストーリーでもまだ、この先どうなるかはっきりと語られずに終わりますが、
第三幕で【常識≠真実】の事について触れられていたら、なんだか嬉しいなあと思いました。
あと、おまけの参加者全員を捕まえるゲーム「追いかけっこ」は完全に騙されました。

過去の作品感想:私に咲く華を見て彼は笑った
【精神≠現実】
(2013/8/28)

 

忘られたSpur ‐thanatos in nostalgia- 第二章 spinner moon reflects α EPISODE 1 光り輝く者/Almaz

サッカー選手として将来を嘱望されながらも足を壊し、後ろ向きな性格になってしまった七海一也は、
ある日雪に覆われた足が思い通りに動く世界で目覚め、美しい女性と出会う。
夢と片付けようとしたものの、そのことを見ていたと言う少女が現れ、彼は不思議な力を持った者たちの闘いへ巻き込まれていく。


選択肢あり、異能力、ザッピング、ボイスあり、三時間と少しで読み終わりました。
第一章の感想は
こちら
システムは起動してすぐタイトル画面にならないところと、
用語辞典があるのですが登場人物→五十音と選ぶ必要があり、その登場人物に関連する用語しか表示されないのがやや不便。
登場人物ごとはあってもいいですが、全ての用語が表示されるモードもあればいいなと思いました。
音楽や絵は第一章と同様。OPにムービー、挿入歌三曲、ED歌一曲あり。

第一章からの続きで、主人公がセイリオスという名の異能力を会得しようと試練に挑まされます。
今回はザッピング部分がフローチャートとして図示されていて、一部制限はあれど好きな順番で話を進めていくことが可能。
最初の試練からずっと主人公が見当違いの考えをしているということがあからさまで、
そのまま試練をこなしていくのが見ていてあまりいい気分になれませんでしたが、
何人もの登場人物の行動と思惑が並行して進み、絡まり合っていくのが読みごたえある作品でした。

過去の作品感想:忘られたSpur ‐thanatos in nostalgia- 
第一章
(2013/10/17)

 

喪失の少年少女 第一部:殺/nostalgia(500円)(購入はこちら)

第三次世界大戦に敗れ、東京周辺以外が荒廃した日本。
幼い頃カルト宗教に親を殺された篠崎葉一たち四人はやっとつかみ取った穏やかなときを過ごしていた。
しかし教団の生き残りが彼らに接触してきたことから、日常は崩れ始めていく。


選択肢あり、日常崩壊系ビジュアルノベルゲームとのこと、十時間ほどで読み終わりました。
流血・過激な描写があるので苦手な方は注意。
システムはセーブロード画面などから右クリックで戻れないこと、
既読スキップがないこと、文章速度を変更しても初期設定に戻るときがあることなど細々としたところで気になる部分が。
OPにムービーと歌あり。OP歌は可愛らしい歌声と話に合った歌詞が良かったです。華やかで怖いムービーも印象的。
絵は重要なシーンでの女の子が輝いているようで魅力的。ただそれ以外でちょっと波がある感じ。一枚絵は差分含め二十七枚。

第一部は篠崎葉一を主人公として彼らの平穏が崩れていく様が描かれていきます。
第二部は今回登場した別の人物が主人公とのこと。
後半は主人公一人称視点と多人数複数視点を選択し、それによって結末が異なります。
前半の日々は微笑ましかったですし、後半は緊迫した展開で、
特に風音が電話でやり取りするシーン、相手の思惑と風音の心理が詳細に描かれていて読みごたえありました。
ただ終盤になって一気に登場人物が増えることもあり
今回だけですっきり一段落というわけではなく、二部以降を読んでみないと……という話でした。

過去の作品感想:
カミサマの好きな色ここのえこころ
(2013/10/27)

 

鎧装重機アルシオーネ 第1話完結編/黒柴亭(700円)

数十年後の未来、国防のために作られた無人兵器が人間に牙をむき、人口は激減した。
残された人々は工事用の人型重機に乗り、抵抗を続けていた。漢気錬造(おとこぎれんぞう)も重機乗りの一人。
彼はある日、アルシオーネという特別製重機の噂を耳にする。


選択肢あり、近未来、ロボット、三時間足らずで読み終わりました。
Ver08.00の感想は
こちら
システム、音楽、絵はVer08.00と同様。
演出で必殺技が決まったときのアングルが迫力ありました。

2095年に、2075年に書かれた漢気錬造の日記と神農原姫子(かのはらひめこ)の日記を読んでいる、
というシチュエーションで、2075年に起こったことが綴られていきます。
第1話は飯盛峠の電波塔(NACK5送信所)攻防戦を収録。
ピンチになりつつ仲間の助けを借りて必殺技、と王道に熱かったです。
同時に神農原宗男少尉の猥談連発がインパクト大。
格好よさをチラ見せしつつもそれをはるかに上回る下品トークが癖になりました。
(2013/11/17)

 

ParadiseFile 体験版 ParadiceFile首切少女/Fire Clock Works

親が自殺した者たちによる集団自殺で生き残ってしまった美作アイは、同じく生き残った少女たちと共同生活を始める。
そこで親の死は自殺ではなく自殺屋という殺し屋に殺されたのだと聞かされた彼女たちは、
自殺屋を殺すために情報屋を探し始めるのだった。


選択肢なし、哲学伝奇ノベルとのこと、一時間半ほどで読み終わりました。
流血・過激な描写があるので苦手な方は注意。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はうめき声交じりの曲が不気味でした。
絵は心に暗いものを抱える少女たちのダウナーな感じが出ていました。

本編「ParadiseFile 罪状認可」の二年前、サブキャラクター達の身に起こった出来事。切っ掛けの話といった感じの物語。
哲学伝奇ノベルと言うことで色々なことに対して多くの言葉を用いて
述べたり描写したりすることが多く、ほとんどの場面においては味になっていたのですが、
終盤の戦闘シーンでは勢いがかなり削がれていて凄腕の殺し屋による闘いという実感を持てませんでした。
ただ本編でサブキャラクターにするにはもったいない登場人物揃いでしたし、二年後の物語にも興味を覚えた体験版でした。
(2013/11/21)

 

フれるベカらず-厄初め-/サークルTrain(500円)

考古学部の調査で先生や部員たちととある観光地を訪れた諏方佳樹。
彼は通常の調査以外に、その地にあるという噂の地図に載っていない神社を部員に内緒で調べていた。
その神社を探しているとき、阿加流惹芽(あかるひめ)という謎めいた少女と出会う。


選択肢なし(-前厄-にはあり)、サスペンスホラー、神、-前厄-含め三時間ほどで読み終わりました。
猟奇的な描写があるので苦手な方は注意。
-前厄-の感想は
こちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。

-前厄-の二か月後が舞台。今回は選択肢はなく一本道です。
二か月前と比べて主人公たちは何もしていない(とも言い切れませんが)のに大変な目にあって、より理不尽な印象。
ただ-前厄-で登場した友人と同姓で容姿も似通った人物が部員に二人いて、
彼らが両方の出来事にどんな関わりがあるのか気になるところ。
さらに惨劇は続きそう、といったところで今回は終わりで、今後より直接的な被害に主人公が遭いそうな引きでした。

過去の作品感想:
かきしこきし死神少女 Drei死神少女 Vier神鬼─キキ─舞姫TUKUMO
(2013/11/25)

 

ThanatoFobia〜ひとりぼっちのかげぼうし〜第壱章体験版/TimidLimit

高校を卒業した後、働かずに親の仕送りに頼って一人暮らしをしている禊萩明日可(みそはぎあすか)は、
ある夜、公園で大きな鎌を持った少女と出会う。
人間離れした動きを見せる彼女は、明日可に「死にたいの? ……それとも…………生きていたくないの?」と問いかけてきた。


選択肢あり、死神、ニート、二時間半ほどで読み終わりました。
システムは既読スキップがないこととバックログで遡れる量が少なめなのがやや気になりました。
音楽は夜を感じさせる曲が多くて話に合っていました。
絵は体のバランスなど違和感を覚えるところが多いですが、
信号機や視線など、お、と思える演出がありました。

この体験版では第二話までを読むことができます。
明日可の思考・行動が引籠りニート方向のダメ人間そのもので、
でも誰にでもある弱い部分、消極的な部分を煮詰めたような、現実味がありました。
プレイ時間と比して進行度合いは遅めで、夜の公園でかみ合わない会話が多くじれったくもありますが、
終盤ようやく明日可と少女の関係が大きく変わるか、というところで続く。
これから明日可が生と死とどう向き合っていくかも重要そうですが、
今のところ感情控えめな少女がこれからどんな表情を見せてくれるのかも気になるところです。

過去の作品感想:
TearDrop〜虹人の思い出〜Refrain
(2013/11/27)

 

放課後の万有引力 X編/オリオンベース(1000円)

幼馴染の星野 琴織(ほしの ことり)に誘われ、
雑貨屋「万有引力」でバイトすることになった犬飼 七彦(いぬかい しちひこ)
滅多に客のいないその店では、不思議な商品ばかりを売っていたのだった。


選択肢なし、不思議商品、雑貨屋、四時間足らずで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は素朴で好感が持てますが、琴織が私服やパジャマを着ていても制服立ち絵なので、
そういうシーンは立ち絵無しでいいんじゃないかと思いました。

X編ではプロローグと第四章までを読むことができます。
基本的に一章ごとに別の不思議な道具がカギになった事件が起き、それを解決するという一話完結で、
同時に全体を貫くことが少しずつ進行していく構成。
琴織が所々強引に過ぎるのは性格なのか理由があるのか……まあ両方でやや後者多めなのでしょうが、
今のところ理不尽に巻き込まれる主人公がちょっと可哀想でした。
ですがタイトルに放課後とあるように、夕暮れののんびりしながらもどこか物悲しい感じが漂っていて、
そんな曖昧な居心地の良さに浸れる作品でした。
(2013/12/1)

 

幻想魔境奇譚 体験版ver 0.1/偽書[香津宮綺譚]

新婚旅行で乗った豪華客船が沈没し、妻と二人無人島に流れ着いた男がいた。しかしそこで妻は病に倒れ、ほどなくして亡くなってしまう。
妻が死んだ地で暮らすことに耐えられずに海へと漕ぎ出し、水も食料もなく瀕死になった彼は偶然通りがかった船に拾われる。
その船は人魚を探すという極秘任務のため未開の地へと赴く途中だった。


選択肢なし、伝奇、サスペンス、三時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は序盤は背景を動かす演出がいいなと感じましたし、
体験版の終盤では躍動感ある人物絵がありました。

この体験版では探検隊に加わり原住民がいる島を探索し、バッドエンドまっしぐら? というところまで読むことができます。
体験版前半はとことん不運に見舞われる男の話、といった感じですが、
後半は怪奇との遭遇からのサスペンス展開で一気に話が動きました。
そうして絶体絶命のところで終わるので、島の秘密とか男がどうなったのか早く読みたい、と思わせられました。
(2013/12/3)

 

ノンノ・リレイショー 〜人形の巡る街〜/Random Walk(無料/DL販売525円)(DL版の購入はこちら)

23世紀初頭の横浜、メグル・キョウはサイバースペースで21世紀のシミュレートを体験していたとき、
その時代の人間には知覚できないはずの自身へと話しかけられる。その上現実へと戻った後にも、200年あまりの時を隔ててその人物は存在していた。
そんな不可解に戸惑いつつ街を歩いていたキョウは、とても大きな動物を連れている少女と出会う。


選択肢ひとつだけ、近未来SF、サスペンス、四時間三十分ほどで読み終わりました。夏コミ頒布版には修正パッチあり。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
メッセージウインドウが二つ出て主人公の考えと仮想世界での会話がそれぞれ表示されたりといった演出あり。
絵はアスナの服や髪形が頻繁に変わったり、多層構造な横浜の様子がわかる背景など、目を引くものがありました。

この〜人形の巡る街〜では、人間にそっくりな人形と関わりを持つ幼女ミーリィの身に起こっていることを解決していきます。
それ以外にも色々と謎が提示されるのですが、明かされないままの謎が多いので続編も制作予定とのこと(ですよね!?)
なので、今回だけでスカッと解決というような読後感はありませんでしたが、
ミーリィ幼女可愛いとかアスナ残念可愛いとかモッフィーもふもふ可愛いとか
オタクネタとかサスペンスとかSFとか寓話とか、色々と詰め込まれていて、
世界屈指の人口密度を誇る作中の横浜のような雑多な活気が伝わってくる作品でした。
(2013/12/17)

 

緋羽鳥-Akahatori-/MIGIHA(500円)

並行世界の出来事を見る異能を持つ結城信乃。それはいままで人の死に関わることに限定されていたが、
その地に伝わる緋羽鳥伝説にまつわる着物を目にしたとき、初めて過去に存在した剣士、緋羽鳥の姿を幻視する。
それからしばらくして、彼は緋羽鳥のいる過去に飛ばされてしまうのだった。


選択肢あり、伝奇、異能、八時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は汀のドヤ顔がいい味出ていました、あと宗助の道着姿がヒロイン差し置いて超可愛いです。

死を視てしまうために死を恐れる結城信乃が、時間をこえて緋羽鳥伝説に関わっていきます。
途中途中にSRPGのようなマップ戦闘や、chipsという本編に関連した掌編が挿入されています。
まず第一に携帯電話が充電できる環境ではないので、いつ充電が切れるかという方に意識を持って行かれてしまいました。
いつも電源切っていたとしてもかなりの時間通話しているので。
どんな理由でもいいので充電は大丈夫と知らせてほしかったです。
あと緋羽鳥と信乃の途中までの関わりが少なくて、十六夜の里での出来事に若干唐突な印象を受けました。
ですがそれについてはまだこれから先もあるという所で終わっているので続き次第という部分も。
それに前作「Wish」同様、時をこえた想いの強さが良く伝わってくるところがいいなと思えました。

過去の作品感想:
Wish 〜tale of the sixteenth night of lunar month〜追加シナリオ-a sacred night's dream-
(2013/12/23)

 

fault -milestone one-/ALICE IN DISSONANCE(1500円)(DL版の購入はこちら)

マナを使用して様々なことを行う「マナクラフト」が普及している世界。
ルゼンハイド城は正体不明の敵に襲撃され、セルフィーネ姫は付き人のリトナと共に瞬間移動のマナクラフトで脱出する。
しかし予定とは異なり世界の裏側、マナがほとんど存在しない場所へと移動してしまったのだった。


選択肢あり、ファンタジー、旅、三時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
体験版の感想は
こちら
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は神秘的な曲から酒場のにぎやかな曲まで、この世界に合った温かみを感じました。OPにムービーと歌あり。
絵はセルフィーネ様の自由奔放な表情がとても魅力的です。一枚絵は十四枚+差分。

いままでと全く違う文化圏へ飛ばされてしまった二人が
元の国へ帰ろうとする最初の街での出来事を読むことができます。
時折単語の誤用が見受けられたり、会話中に括弧を多用する文体で流れが止まりがちなところはありましたが、
体験版で一度読んで、改めて今回読んでもセルフィーネ様とリトナ、ルーンの会話が楽しくてニヤニヤさせられました。
しかしそこから先は重苦しさ満載。
たった一人から壊れていく人々にやるせなくなります。
またそんな中でも発揮されるセルフィーネ様の真摯さに好感が持てました。
テキストに気になる部分はありましたが、設定やシナリオ、絵、音楽、登場人物それぞれの想いなど、
それ以上に良い部分が大きい作品で続きも楽しみです。
(2013/12/26)

 

蜉蝣-前編-/鴨mile(500円)

明治三十二年、医者を志しながらも軍人になり、それも半年前に退役した吉野 征治は、恩師からの紹介で簸野郡の郡長から依頼でを受ける。
それは長い間交流がなかった山奥の村に、明治政府の一員となるよう交渉するというものだった。
彼は村の外に出てはいけないという掟があるその村のことを、浮柚(ふゆ)という村の少女の力を借り、理解していくのだった。


選択肢なし、明治、因習、四時間半と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は女の子可愛いですし男性陣は渋みがありました。一枚絵は十五枚+差分。

主人公が村とふもとの街を往復して、村が交流を断った理由を調べ、村のためになるように行動していきます。
ただ単に事実を追うだけでなく、それが自身や村にとってどういう意味を持つかを考えながら
次に行うことを決めていくという過程が現実的で説得力ありました。
結那の文字のくだりなど、心情も丁寧に描写されていてぐっときます。
今のところ順調に物事を解決していっている感じですが、後編で何があるのか楽しみな作品です。
(2013/12/31)

 

Relate 体験版(18禁予定)/HOLY GATE

二つの大国が戦争をし、少年少女さえもそれに駆り出される世界。
学校をサボってばかりのユールと幼馴染のイリアは道端で倒れている少女を保護する。
そんなユールは戦争に否定的な思想を持っていて……

現時点では選択肢なし、ファンタジー、戦争、二十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。OPに歌あり。
絵は一枚絵の差分での魔法演出が格好いいです。

この体験版では、主人公がなにやら特殊な魔法を持っていること、女王に対してなにやら思うところがあることなどが示唆されます。
まだ出ていない登場人物も多いようで、まださわりだけといった感じ。
ほのぼのとした日々ながらも随所に重たそうなところが噴出しそうな気配がある作品でした。

過去の作品感想:
でぃぺんど!
(2014/1/2)

 

天ぷら! 〜Tengu&Plausible Lair〜 体験版(18禁)/Studio Farandole

大学で民俗学を専攻している葛名暁は、フィールドワークで訪れた長野の山奥で天狗を自称する少女、うるはと出会う。
恋を知りたいと言う純真さにつけこみ、暁はHなことを彼女に行う。
そのまま二人は同居生活を始めるが、H目的だった彼に段々と違う感情が芽生え始め……

選択肢なし、恋、天狗、一時間足らずで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵ははしゃぐうるはがとても可愛かったです。

軽薄な主人公と、世間知らずな天狗少女が共に暮らしていくうちにお互いの心境が変化していきます。
この体験版では同居生活二日目までを読むことができます。
今のところ主人公がエロ方面にとことん頭が回る性格で、
それが読み味の良さにも軽さにも繋がっていて良し悪しではありますが、
過去の主人公の女性遍歴を作中で「ヘリウムのように軽く、変化のしない恋」と表現しているように、
今後シリアスで読み応えのある展開になりそうな気配がして楽しみです。
それに、もし今の通りのトーンでもそれはそれでうるは可愛いですしエロエロで楽しめそうですし、主人公着衣スキーで非常に素晴らしい!
(2014/1/3)

 

聖学少女探偵舎 巻の三 名探偵、参上!/Sept Rivieres(1000円)(購入はこちら)

聖ミシェール女学園の中等部一年、咲山 巴はなし崩し的に探偵舎という部活の一員となる。
そこに所属する先輩たちは皆一癖も二癖もあり、かつ色々な特技を持った少女たちだった。
そして巴もまた、安楽椅子探偵という才能を持っていた。

選択肢なし、ショート・ミステリーの連作、女学院、探偵、八時間十五分ほどで読み終わりました。
ケイブ社の携帯コンテンツ「探偵プレイ」で連載されていた作品をサウンドノベル化とのこと。
巻の一の感想は
こちら
巻の二の感想は
こちら
サンプルディスクの感想は
こちら
システムはかなり読みやすくなっていました。
ただ、タイトル画面からロードできないことがやや面倒。
音楽はいままでと同様。OPにムービーあり。
絵は今までと一新されていて、赤面とかあきれ顔とか可愛いです。
知弥子さん登場シーンはホラーとしか思えませんが!

今回は第十九話〜第二十七話+αまでを収録。
それぞれ前編と後編があり前編で提示された謎が後編で明かされるというのが基本的な構成、なのですが、
あとがきでも触れられている通り、今回は(今回以降?)ミステリーと言い難いような話も多く、
そもそも何が謎なのか……という話や、後半まで読んでもほとんど明かされない話もあります。
ただそれが面白くないというわけではなく、何話もかけて一つの事件を追っていくというような構成になっただけのことで、
教養あふれるくだらない会話の応酬や、巴ちゃんの心境、巴ちゃんに対する探偵舎の面々の好意、
血生臭くて不可解に思える過去の殺人事件など、惹きこまれることばかりで楽しめましたし、続きも早く読みたくなる作品でした。
(2014/1/4)

 

MATERIAL OF IDEA 体験版/CASTLE

世界中に普及しているロボット、マテリアを戦闘用に改造して戦う大会があった。
神成秀誠は愛機タナトスと共に常勝であり、今回の大会でも優勝した。
表彰式を控え、彼はその優勝賞品として、次世代マテリアが与えられると耳にするのだった。


選択肢なし、ロボットバトル、十分ほどで読み終わりました。
システムはバックログ以外の機能なし。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は背景とメッセージウインドウ横の顔グラフィックのみ。

この体験版では大会で優勝し、賞品を受け取る直前までを読むことができます。
タナトスを始めとしたマテリアたちの人間臭い仕草が微笑ましかったです。
ですが、台詞に読み手への状況説明とわかってしまって自然に感じられない箇所があったことと、
ほとんど話が動かないままで、この先どうなるのかと思えなかったことが気になる作品でした。
(2014/1/5)

 

アポピスの願い/ひろいせかい(300円)

コンピューターウイルスであるオルクスは、
ある施設を破壊しようとしたときにプログラムを流し込まれ暴走してしまう。
なんとか通常に戻ったオルクスは相棒のルーと共に、帰還用ケーブルを探し始めるのだった。


選択肢あり、コンピューターウイルス、自我、三十分ほどで読み終わりました。
システムは文章表示でウエイトが多用されていて、テンポが乱されがちでした。
音楽は無音の箇所が多め。
絵は非現実的な背景や一枚絵で話に合っていました。

第一部を読むことができ、今回の任務は完了するのですが今後に繋がるものを植え付けられます。
毒々しささえ感じる世界観は目を引くものがありましたが、
オルクスの立ち位置や世界の作りがほとんど明かされずに話が進むので、
置いていかれてそのまま終わってしまったような印象を受ける作品でした。
(2014/1/7)

 

八月の化け物たち - 6分の1の奇妙な真夏 -第陸話 「左足と盲目少女と覚醒者」/Studio Gear(500円)(DL版の購入はこちら)

穏ヶ嶺村に住む静葉佑一郎は幼い頃に遭遇した事件のせいで隻腕になり、同時にある能力を得ていた。
2011年八月。村で連続失踪事件が起こる。
その調査をしていた過程で生首の化物と遭遇した彼は、紆余曲折の末、共に事件を解決していくことになるのだった。


選択肢なし、化け物、バトル、二時間ほどで読み終わりました。
第壱話の感想は
こちら
第弐話の感想は
こちら
第参話の感想は
こちら
第肆話の感想は
こちら
第伍話の感想は
こちら
システム、音楽は第伍話と同様。OP、EDに歌あり。
絵は夜子視点で進むのでクリスの嬉しそうだったり呆れたりの表情が印象に残りました。一枚絵は三枚。

今回は盲目少女、御歌川夜子パワーアップの話。
第伍話でもそうでしたが場所が敵に筒抜けなのに、常に移動しなければならないという思考になるのが納得いかなくて、
危機的状況という印象をあまり感じられませんでした。
相手が襲ってきても気付きやすいところか闘いやすいところにずっと陣取るのが定石と思うのですが。
でも、夜子の健気さとカムイとの絆が良く伝わってきて、
最後には良かったなあとほっとできる物語でした。
(2014/1/8)

 

魔族性態観察リポート - インプ編 -(18禁)/うげ屋(300円)

「性」をテーマに魔族の生態に迫るドキュメンタリー。
第三回はインプ。ゴブリンと同様人間と共存共栄を図る彼らにスポットが当たります。


選択肢なし、リポート、小人、一時間ほどで読み終わりました。追加パッチあり。
ゴブリン編の感想は
こちら
ワーム編の感想は
こちら
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は効果音のみ。
絵はHシーン毎にインプ何十体も描かれていてホントご苦労様です……。

司会のお姉さんと解説のゴブ吉さんが、インプたちに犯される女の子の様子を実況していきます。
インプは小さいので、凌辱されてはいますがあんまり犯されているという感じがせずにエロさいまいちと言った印象。
入ってるんだか入ってないんだかわからないんですもの。
やっぱり男優はある程度大きさがほしいです(人間同士のシーンもありますが)
でも相変わらずなゆるゆる鬼畜解説や、思いがけずいい話にまとまったラストなど、味がある話でした。

過去の作品感想:
stray witch /hito no tane、魔族性態観察リポートゴブリン編ワーム編ておくれリセット ver2.00
(2014/1/10)

 

AbsoluteArousal/Outcast(500円)

アブソリュートと呼ばれる能力を使用できるものがいる世界。
相真陽一と神代陽子は街ごと迷宮と呼ばれる空間に閉じ込められるも何とか脱出する。
しかしそれ以外の者は閉じ込められたままだった。
ジョーカーと呼ばれる者の仕業であると告げられた二人は、ジョーカーを探すことを決意する。

選択肢なし、異能、二時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
立ち絵は影絵。

「TearsAngel」より後の話。アブソリュートを身に着けた二人がジョーカーを探していきます。
「TearsAngel」をプレイ済だとジョーカーについて知識があるのである程度先が見えてしまうのがちょっと残念。
また、まだまだ続きそうなところで終わり、神代陽子の能力のことや
迷宮に関することなど多くのことが語られないままなのであっけなく感じてしまう部分がありますが、
影絵でも仕草が浮かんでくるような描写が上手いなあと思えました。

過去の作品感想:
HeavensGateTearsAngelPhantomBlaze
(2014/1/11)

 

レウキア滞在記 -前編-(18禁)/レウキアの館(1000円)

レウキア滞在記 試行版に追加分を含んだ前編。

選択肢あり、新天地出張ADV、恋愛、本、追加部分は十時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は試行版と同様。
絵は台詞毎どころではなく地の文でこちらが考え込んでいるときにも
相手の表情が変わっていくのが細やかで感情表現豊かでした。
一枚絵は試行版部分含め三十一枚+差分。

試行版から各ルート二〜三時間分追加されています。
各ルートや過去で主人公が誠実さとか良心といったことを心掛けていたり他人に求めていたりするのに、
マキルートでの行動があまりにもそれに反していて格好悪く感じました。
イオナルートのリザに配慮し大使館を無視して当てなくした行動も同様。
ただ、それ以外の場面では誠実な主人公に好感を抱けます。
腹芸を持ってするやりとりとか、レウキア語がたどたどしい人の台詞回しとか、
相手に応じた言葉選びがされています。
そんな筆致を持ってなされる女の闘い怖い……
そういったシーンはあれど、ヒロインとの初々しいやりとりにはニヤニヤさせられますし、
戦勝国と敗戦国という確執が混じる状況で活動する様に変わらず読み応えを感じる物語で、後編も
楽しみです。
(2014/1/12)

 

 

 

(同人ソフト番外編・その他)

かや姉小さな旅 〜広電に乗りに行こう!〜/不機嫌亭ゲーム班(100円)

狩野蒼穹さんと進行豹さんが所沢から新幹線で広島まで行き、
呉の潜水艦や旧海軍兵学校を取材したり、広島市観光をしたりする話。

選択肢なし、鉄道、旅、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は錬電術師と同様。
絵は「
錬電術師 -HexaQuarker-」の登場人物、フジマル等の立ち絵が代理。一枚絵は八枚。

実際に旅行したことをもとにしたノンフィクション? な話。
色々な場所での景色が臨場感たっぷり、かつお二方が楽しそうで、
久々に旅行行きたいなあ、旅行いいなあという気分に。
実際行くときは進行豹さんのセールストーク通りビジネスパックを使ってみようかという気にも。
そんな心動かされるお話でした。
あと幼女の写真こっそりください……!!
(以下ネタバレ反転)
広電はタイトルになっているのにあんまり出てこない! というかオチ担当……
(2013/8/20)

 

紡がれることもなく、脚光も浴びず、ただ滅びゆく物語に/Novectacle(100円/期間限定フリー配布予定)

ファタモルガーナの館」ファンディスクに収録予定の三つの話を収録。
イベント頒布版にはあとがきあり。

選択肢なし、三十分ほどで読み終わりました。
システムは「ファタモルガーナの館」と同様。
音楽は暗めの曲調。
絵は背景のみ。

一章のその後、二章より前の出来事、館の絵画の話の三編を読むことができます。ヤコポ……
一章のその後はネリーの婚約者視点で、女中が語らなかった部分の話。
婚約も解消されてしまったのでほぼ他人事として幕が下ろされ、一番タイトルに合っている話でした。
二章より前の出来事は貿易商の男さんいつも通りの所業。やっぱりポーリーンの巨乳好きなんですね……
館の絵画の話は初めて明かされることが多くて特に興味深かったです。やっぱりエメ様はぶれない……

過去の作品感想:
霧上のエラスムス 特別版おやばけ!,、ファタモルガーナの館セブンスコート
(2013/8/21)

 

シニガミのレシピ・おまけディスク(BL18禁)/Flora-Float(400円)

「シニガミのレシピ」はシニガミシリーズ
(「シニガミのビスクドール」「境界線の移動公園」「ブランシュ・ブーケ」「桜時、息吹。」「かみさまのひよこ」)
の登場人物紹介や「シニガミのビスクドール」「境界線の移動公園」の攻略が収録された冊子。
おまけディスクは馨
×伊吹のはじめての時のエピソード。


おまけディスクは選択肢なし、十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽、絵は今までのシニガミシリーズと同様。

「境界線の移動公園」のプロローグ的な場面での馨
×伊吹のはじめて。
馨がべた惚れするのも納得なくらい伊吹が無防備に可愛いです。
でもやっぱりそれにしても馨の愛は重い……
とはいえ伊吹が嫌がっているわけでもないので、この二人が人気あるのもわかるなあといういい関係を堪能できました。

過去の作品感想:
黄昏る空、だけになく。おうちで暮らそう!Release - 体験版シニガミのビスクドール暴食ファクター×6 体験版境界線の移動公園ブランシュ・ブーケ陽のあたる深海ヨルノトバリ姫と魔女とCANDYの騎士桜時、息吹。かみさまのひよこ
(2013/11/19)

 

ネヴァジスタハニカム/TARHS Entertainment.(1800円)(購入はこちら)

「図書室のネヴァジスタ」のファンディスク。
SSやミニゲームを収録。

選択肢あり、五時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システム、音楽は本編と同様。歌は十曲くらいあり。
一枚絵は十一枚+差分+過去イラスト。

コンテンツは
作品ページ参照
ミニゲームでは「NudeWalker.S」が勢いあって楽しかったです。運ゲーですが。
SSでは「大人倶楽部」での大人たちの年齢を感じさせる大人げない、
それでも子供ではない会話に味があって楽しかったです。三〜四人くらいダメ人間ですが。
あと「辻村の或る一日」の南先生宅での一連のやりとりが笑えてお気に入り。

しかしやっぱりレンレンと茅っぺ人の気持ちわからないですね!
それに引き替え我らがハルたんのまともさといったら!

過去の作品感想:
図書室のネヴァジスタTHE FOOL夏休みのネヴァジスタ四月の魚Nの食卓∞の悲劇
(2014/1/14)

 


 

(小説)

燎原の覇者5 邂逅の光明/呑気屋本舗(ノベルズ版/268P/500円/自家製本)

トラブルに巻き込まれ怪我をしてしまったリッツ・アルスター。
動くこともできず、食料もなくこのまま死を待つばかりかと覚悟した彼に声を掛けた青年、エドワード・バルディア。
二人は友人となり、エドワードの目的のため共に歩むこととなった。


呑気な冒険者たち」シリーズの四十年ほど前の話。
第一巻の感想は
こちら
二巻・三巻の感想は
こちら
第四巻の感想は
こちら
五巻では初めて王国軍の主力と闘ったり、本拠地で事件が起こったり。
……恋愛云々もありますがそれ以上に色々あるのでその印象は薄め。
戦闘部分は各部隊がそれぞれ力を発揮して効果的な攻撃をしていくのが痛快。
ただ相手総大将関連は情けなさが。まあ、他にいる真のライバル覚醒なエピソードではありますが。
後半の本拠地関連では毒使いヴェラが可愛い! 色っぽい!
シャスタとの繋がりはこの二人が……と意外ではありますが、
穏やかな関係でいいなあ……と思えました。

過去の作品感想:
短編テーマシリーズ総集編1 がらくた箱呑気な冒険者たち外伝悠遠の箱庭エネノア大陸旅行記燎原の覇者
(2013/9/16)

 

 

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