コミティア99・100・101・102感想リスト

同人ソフト(ノベル系)は全て、
それ以外は感想が思い浮かんだもの限定です。

同人ソフト(ノベル系)はプレイ順です。
それ以外はサークル名順です。

値段は入手時のものです。場合によっては異なる可能性があります。

 

2012コミティア同人ソフト感想まとめ

おすすめ同人ソフト連作
campus notes/4th Cluster

おすすめ以外で面白かった同人ソフト完成版
日曜日の八百屋/十三妹
カミサマの好きな色/nostalgia
君のために咲き君のために散る/子犬の軍進

期待の同人ソフト以外で完成が楽しみな体験版・続き物
Blue Label(体験版) & Before Lark/チルアウトソフト
Ritterorden/君懸草
蟲ノ目/ヨツツジエコー

他に「リ・エンゲイジ」も面白かったです。
(2012/11/26)

 

コミティア99感想

同人ソフト
完成版  体験版・続き物  その他

同人誌
漫画

 

コミティア100感想

同人ソフト
完成版  体験版・続き物  その他

同人誌
漫画  小説

 

コミティア101感想

同人ソフト
完成版  体験版・続き物

同人誌
漫画

 

コミティア102感想

同人ソフト
完成版  体験版・続き物  その他

同人誌
漫画

 

コミティア99感想

(同人ソフト完成版)

少女綺想奇譚/中村栽培所/CORONA BIANCA(500円)

ちょっとぼんやりとした女の子、陽菜の下駄箱にある日手紙が入れられていた。
そこには、「ほうか後、みんないなくなるまで教室でまっていてください」という文字。
その通りに放課後教室に残っていた陽菜に、声をかけてくる子がいた。


選択肢なし、ひみつの場所、女の子、二時間足らずで読み終わりました。
システムはバックログで少ししか読み返せないのがやや不便。
BGMや効果音は、一部騒々しすぎる(音量の問題ではなく)ように感じました。OPにムービー、主題歌あり。
絵は立ち絵のバランスがちょっと気になりましたが、一枚絵はどれも話に合っていると感じました。
それに字幕風のフォントがいい味出しています。

放課後、陽菜と手紙をくれた子が仲良く色々なことをして遊びます。
でも時折違和感を覚えていき……という話。
音楽関連が気になって浸りきれなかった部分はありましたが、
情景の描写が、陽菜の独特で、豊かな情感をよく表していて、
ほんのり不気味ながら、穏やかな時間を過ごせる作品でした。

過去の作品感想:
陰のキの陽の少女 Spec1、ドクター田西邸女子学院寄宿舎物語第一話第二話
(2012/3/29)

 

カミサマの好きな色-plus another story-/nostalgia(100円)

交通事故で記憶の一部を失いながらも高校生としてごく普通の日々を過ごしていた泉 俊二は、
ある日、学校の屋上で出会った一人の少女に目を奪われる。
しかしその少女は、クラスメイトからいじめを受けていたのだった。


選択肢あり、過去、恋愛、追加部分は一時間半と少し、全部で六時間ほどで読み終わりました。
ユキルート、紺野さんルートの感想は
こちら
システムは前回気になったところは改善されていました。
音楽はタイトル画面の曲が特にお気に入り。
絵は既存ルートにも一枚絵追加されていたりします。
砂希ルートは屋上のものと一番最後の一枚絵、それに笑った砂希の立ち絵がお気に入り。
一枚絵は差分含め二十二枚。

今回はユキルート、紺野さんルートに砂希ルートが追加されています。またおまけで静海さんメインの四コマも収録。
紺野さんルートと同様、タイトルとあんまり関係なかったことと、
一ページに表示される文章が短すぎて、流し読み気味になってしまいあまり頭に入ってこないようになりがちなところが気になりましたが、
照れたり、笑ったりしている可愛い砂希を前回以上にたくさん見ることができて満足満足、でした。
(2012/5/1)

 

日曜日の八百屋 7/7(18禁)/十三妹(500円→完成記念300円)

大学受験に失敗し、予備校通いのため千葉から東京へ上京してきた日野悠子だったが、
仕送りの少なさと物価の高さのせいでひもじい生活を送っていた。
そんなとき、とある安い八百屋を見つけたことから彼女の生活は変わっていくのだった。


追加部分に選択肢なし、霊能バトル、八百屋、二時間四十五分ほど、全部合わせて十一時間ほどで読み終わりました。
2/7の感想は
こちら
3/7の感想は
こちら
4/7の感想は
こちら
システム、音楽は特に問題なし。
絵は、いささぎ関連の一枚絵や戦闘シーンの演出が良かったですが、
恵美さんのラストバトル結末は、クリックで進めるのではなくオートにしたほうが……と思いました。
一枚絵は三十三枚+差分。

7/7では四話までは収録されておらず、第五話からはじまります。すべて収録された完全版もあり。
今回の五話〜七話にはサブシナリオはなし。
火虐さんの行動理由がさらっとしか触れられていなくて、最後の戦いがちょっとあっさり気味に感じられてしまいました。
こここそ18禁レーティングを生かす場面だと思ったのですが……
ですが、ぼろアパートの部屋に悠子がいて、いささぎがいて、そこに色々な人が遊びに来て、という日常の場が、
にぎやかで所帯じみていて落ち着く、暖かい物語でした。

過去の作品感想:
幻幽の夜
(2012/5/3)

 

吉野アヤメからの伝言/Liberal Arts(500円)

卒業を間近に控えた高校三年の冬。吉野修平は姉のアヤメと共に学校へ向かっていた。
同じクラスには、幼馴染で修平に想いを寄せている横芝ひかり。さらにその友人の倉友洋子の姿。
いまでこそ普通に会話をする彼らだったが、その高校生活は楽しいことばかりではなかった。そして、卒業式当日。


選択肢あり、真実、高校生活、二時間足らずで読み終わりました。修正パッチあり。
システムはバックログから通常画面に戻るとき、セーブボタンの上に自動でカーソルが移動してしまうのが不便でした。
音楽は特に問題なし。
絵はパッケージ・タイトル画面と本編立ち絵でタッチが違います。
どっちも可愛らしくはありますが私はパッケージのほうが好きかなあ……

修平に想いを寄せるひかりが、告白を決意して、というところから話が動いていきます。
いったん最後まで読み終わると途中にTIPSという過去の出来事が追加され、その中の選択肢によって分岐します。
個々の場面については修平やひかり、洋子の強い気持ちが伝わってきましたし、快活なアヤメは魅力的でした。
ですが全体を通してみると、最初の結末があったせいで二つ目の結末でのひかりの言動を信じることができませんでした。
人の負の側面を描くのならば二つ目の結末を綺麗にまとめすぎているように思えますし、
二つ目の結末を肯定するのならば最初の結末をあのようにする必要性を感じられなかったです。
絵も話も目を引くものがありましたが、あれ? という箇所もあった作品でした。
(2012/5/20)

 

 

 

(同人ソフト体験版・続き物)

夢の絆 第一話「ハルマチノサクヤビメ」/根無し草(500円)

退魔師の家系に生まれた月上螢一。
ある日彼は、夢の中で逢った女性とそっくりな少女に出会って、
その少女の子供の頃とそっくりな幼女を捜すことになる。


本編には選択肢なし、サイドストーリーにはあり、伝奇、青春、二時間と少しで読み終わりました。修正パッチあり。
システム、音楽、絵は今までの作品と同様。
一枚絵は差分含め二十二枚。

今回は幼女、銀梢(しろがねこずえ)絡みの事件が一応解決するまでが描かれています。
「月神探偵譚」や「わびさびブロードキャスター」であれだけ虐げられてきた夜枝さんが
主人公相手には強気でなんだか笑ってしまいました。相変わらず理沙子さんには勝てないのですが。
重い過去とか陰謀とかはあれど全体的に軽めのノリで進んでいくので
ハラハラドキドキはあまりしませんでしたが、その分読みやすさがある作品でした。

過去の作品感想:
月神探偵譚月神ふぁんでぃすくわびさびブロードキャスター・総集編
(2012/3/7)

 

Blue Label(体験版) & Before Lark(18禁予定)/チルアウトソフト

希望と不安を抱いて大学に入学してから早一年。
見事にだらけきった大学生の仲間入りを果たし、そのまま深みにはまっていこうとしている大地樹。
しかし春は出会いの季節。新入生しかり、友人達の知らなかった一面しかり。それは彼をどう変えていくのだろうか?


選択肢なし、大学生活、恋愛、ボイスあり、二時間足らずで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
ボイスは時折音量が他と違うものがあることが気になりました。
あと、特に男性陣で棒読みというかあまり感情がこもっていないというか、
ボソボソと喋るボイスのキャラクターが多いのが特徴。そういう演出なのでしょうか? 大学生ですし。
立ち絵は足首やつま先まで写るくらいの大きさ。まだありませんが重要なシーンではアップにしてもいいかなと思いました。

この体験版は樹が大学二年生になってからの数日を読むことができます。
また、入学式の日から一年間を描いた前日譚「Before Lark」も収録。
「Before Lark」「Blue Label(体験版)」共、これぞ大学生! という感じの内容に乏しい会話が終始飛び交っていて、
そういう会話が苦手に感じる人もいそうだなあと思いつつ、
ここまで大学生っぽさを表現できているのがすごいと思いましたし、また退廃的な様が心地良くもありました。
高校生の眩しい青春も良いけれど大学生のこんな日々も味があります。
体験版部分では切欠はあれどまるで育つ気配を見せていない恋愛方面がどうなっていくかを含めて、
大学での二年目の生活がどうなっていくか楽しみな作品です。

しかし樹の、身なりを汚いとまで評されるようになる堕落っぷりは……一年前の同じ日とは大違いだ!
(2012/3/10)

 

SYSTEMA COMBINATION 体験版/K&G

過去の事件がきっかけで、他人に興味を持つことができなくなってしまった千野修羅だったが、
新宿ですれ違った少女のおかげで、再び人への関心を持つことができるようになる。
しかし、その少女とまた会おうと奔走する中、彼は謎の人物からの警告とともにSYSTEMA COMBINATIONという単語を聞かされるのだった。


選択肢なし、心、謎、三時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はそれぞれの場面に合っていない立ち絵が表示されることがありました。

千野修羅が偶然出会い、心奪われた少女に会うために行動していきます。
この体験版では第五章までを読むことができます。
思わせぶりな台詞や格好付けた台詞が多く、でも特に主人公がそれに見合うほど活躍できていないので、
シリアスなのにどこか滑稽に思えてしまいました。
ですが冒頭、新宿での心情は劇的で、そうした描写がいいなと感じた作品でした。

過去の作品感想:
図書室へようこそ!?ver0.2.1
(2012/5/4)

 

電機Juvenile-体験版/イキシア

自分の部屋と共に異世界へと飛ばされてしまった六武蒼司は、自らの身におかしな能力が宿っていることを知る。
ほどなくして知り合ったグラディアという女性にこの世界のことを教わった彼は、
直前まで一緒にいたものの、行方知れずになってしまった友人の捜索を彼女に依頼するのだった。


選択肢なし、異世界、異能、一時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は背景のみ。

この体験版では六武蒼司視点で一つの区切りまで読むことができます。
主人公と友人のことも、異世界のこともあまり開示されずに進んでいくので話に没入するようなつくりではありませんでしたが、
登場人物みんなが善い性格かつ、いい性格していて、心地よくかつ、ニヤリとさせられながら読むことができました。
でもここから先はダークサイド、っぽい引きで体験版は終わり、
それに対して残念な気持ちと怖いもの見たさな気持ちが湧いてくる作品でした。

過去の作品感想:
空漠を緋に染めて
(2012/5/19)

 

 

 

(同人ソフトその他・番外編)

リ・エンゲイジ/Studio F#(1000円)

ロディスが直轄区へ赴任してから一年。久々にエウロへと帰ってくると聞いたマーゴットは歓迎の準備を整える。
しかしいざ再会してみると、嬉しさと同時に不安も感じてしまうのだった。


選択肢あり、恋愛、後日談、三時間足らずで読み終わりました。
システム、音楽はいままでの作品と同様。OPにムービーと歌、EDに歌あり。
絵は、「渡り鳥の門は遠く」のアリサがずいぶん変わったなーと思いました。
あとヤコフさん髭似合ってなさすぎ。一枚絵は差分含め六十四枚。

「シュガードロップ・ブレイクアウト」から一年後の話。
選択肢で場所を移動したり会話したりしていきます。
音楽CDとしても歌や新規曲を聴くことができます。
「シュガードロップ・ブレイクアウト」から引き摺っていることはあれど、基本的に穏やか&楽しい日々でほっとしました。
後半、車内でのマーゴットとロディスの会話が初々しくてお気に入り。
あと、とりあえずお父様はとことんいぢめられればいいと思います。

過去の作品感想:
メルクリウスの青い砂渡り鳥の門は遠くシュガードロップ・ブレイクアウト
(2012/5/2)

 

 

(漫画)

いっしょにゴハン食べたいッ4/こもれびのーと(B5/16P/400円/フルカラー)
いっしょにゴハン食べたいッ5/こもれびのーと(B5/16P/400円/フルカラー)

いつもの二人が4はウナギ、5はカニを食べます。

ウナギの話は最初の一口目を食べる場面が本当においしそうでこちらまでニヤニヤ。
あと晴ちゃんが薄着なのは非常にけしからんと思います。

カニの話はいつもより二人の表情の振れ幅が大きいです。病みかけたりとか。
丁度真ん中のページの、綴じている部分を挟んで二本の四コマが対になっている話がお気に入り。
特に晴ちゃん側の表情や距離の変化がたまらなかったです!

どちらの話も
おすすめです。

過去の作品感想:
季節のめいどさん総集編・春夏秋冬
(2012/4/23-1)

 

PRIVATE WORLD volume4 -Time For Action-/Lostwomen(A5/60P/300円)

パワーポップフリークの30歳SE、長野慶が引っ越した先のアパートの隣室には、大音量でパンクロックを流す女がいた。
最初は険悪な雰囲気になった二人だったが、音楽を通じて段々と親しくなっていくのだった。
そして二人は、バンドを結成する。

webで連載されている作品に、作中で出てきた音楽の解説やweb非公開の話を加えたもので、
web版では音楽解説がない代わりに、その音楽が聴けるサイト(Youtubeなど)へのリンクがあります。
volume1、volume2の感想は
こちら
九〜十話+αが収録されているvolume3の感想はサボりました……
volume4には十一〜十三話+12.5話+音楽解説が収録されています。

十一話は新キャラ登場の話。変人さんが増えました。新キャラさんのせいでvolume4はモッズ多めの模様。
十二話は餌付け&猫付けされていく雪子さんの話。同じ展開が二ページ分×四度繰り返されていて笑ってしまいました。
12.5話はラスト二ページの二人の仲良しぶりにニヤニヤしました。ホントに雪子さんは可愛いなあ!
十三話はバンドやろうぜな話。珍しくラストの長野さん格好いいですね!
(2012/4/23-2)

 

 

 

コミティア100感想
(同人ソフト完成版)

カミサマの好きな色 true color/nostalgia(500円)

交通事故で記憶の一部を失いながらも高校生としてごく普通の日々を過ごしていた泉 俊二は、
ある日、学校の屋上で出会った一人の少女に目を奪われる。
しかしその少女は、クラスメイトからいじめを受けていたのだった。


選択肢あり、過去、恋愛。
ユキルート、紺野さんルートの感想は
こちら
plus another storyの感想は
こちら
上記のものに加筆修正やイラストの追加・差し替えがされています。

システム、音楽はいままでと同様。
絵はかなり綺麗になっています。
特に女の子はみんな、清楚な色気があって魅力的。
一枚絵は差分含め二十三枚。

シナリオはplus another storyと大筋では変わらない感じ。
紺野さんルートラストに、タイトルと関連した文章が追加されていましたが、ちょっと唐突な印象がありました。
ですが、やっぱり女の子は可愛くて、話も息詰まるような展開で楽しめた作品でした。
(2012/8/14)

 

サウンドノベル的なにか/Crystal.Originate(300円)

「次いで参り」「化学師」二つの短編を収録。

次いで参り

初詣に出かけた龍彦は目的の神社へ参ったあと、道に迷い小さな神社を見つけた。
ついでにお参りしていると、どこからともなく少女の声が聞こえてきた。


選択肢なし、神様、十分ほどで読み終わりました。
システムは文章速度がかなり遅いまま変更できず、
また一ページごとに文章が区切りなく表示されるので読みにくさがありました。
音楽は特に問題なし。
絵は背景のみ。

リアリストな主人公が神様と問答をします。
威厳ゼロな神様とのやりとりは可笑しさがありましたが、
場面転換が唐突なことや文章表示のために読みにくさを感じてしまいました。


化学師

平安中期、京都のはずれに土蜘蛛が現れ、討伐に向かった陰陽師が全滅した。
化学を戦に用いる化学師の播磨道錬は、帝より土蜘蛛の討伐を命じられ、いやいやながら了承するのだった。


選択肢なし、化学、妖、十分ほどで読み終わりました。
システムや音楽、絵は「次いで参り」と同様。

陰陽師な世界観の中、煙幕や地雷などを用いて妖と闘っていきます。
その設定や、ぐーたらながらやるときはやる主人公に興味を引かれるものはありましたが、
やっぱり読みにくさが先にたってしまうところがありました。
(2012/8/15)

 

かえでみち/Crystal.Originate(1000円)

秋、野山光市はラブレターをもらい指定場所へ赴くが、そこにはだれもいなかった。
そのことを気にしつつも、学年が混在されたクラスでいつもの日常を送ろうとするが、
そんな彼に話しかけてくる女の子がいた。


選択肢あり、学園、恋愛、一時間半ほどで読み終わりました。
システムは文章速度がかなり遅いまま変更できず、
また一ページごとに文章が区切りなく表示されるので読みにくさがありました。
音楽は多彩で、それぞれの場面に合っていました。
絵はどの女の子も可愛らしかったです。

ラブレターをすっぽかされた時の行動で、三人のヒロインシナリオへと分岐します。
友人の妹、友香からの言葉責めや挑発にはぞくぞくするものがありましたし、
風紀委員のこよねルートの主人公は格好良くて好感が持てました。
ですが学年が混在されたクラスということが作中で説明されないまま進んでいくので混乱しましたし、
展開もあっさり気味で物足りなさが残りました。
また、文章表示のために読みにくさも感じた作品です。

過去の作品感想:
サウンドノベル的なにか
(2012/8/16)

 

深緋の禊(乙女)/option:SWITCH(500円)

山奥にある縫羅学園に通う遠田ありすは、
眉目秀麗、文武両道の生徒会長、京極幸人に告白され、付き合うことになる。
そうして幸せな日々を送っていたありすだったが、ある日突然、学園の全員が敵になってしまったのだった。


選択肢あり、恋愛、殺戮、四十分ほどで読み終わりました。
残酷描写があるため苦手な方は注意。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はありすの可愛らしさと、そこからの変貌がしっかりと描かれていると感じました。一枚絵は九枚+差分。

全てが敵になってしまってからを中心にして、
合間合間にそれまでの京極さんといちゃいちゃしていた日々の回想が入る構成。
京極さんの目的など、このような事態になった原因関連が
最後一気に説明されるため置いてけぼり感がありましたが、
ありすの心が壊れていく様やその過程で起こったことの描写は凄惨で、
目が離せなくなるような迫真さがあった作品でした。
(2012/8/19)

 

 

(同人ソフト体験版・続き物)

八月の化物たち -6分の1の奇妙な真夏- 第壱話/Studio Gear(400円)

穏ヶ嶺村に住む静葉佑一郎は幼い頃に遭遇した事件のせいで隻腕になり、同時にある能力を得ていた。
2011年八月。村で連続失踪事件が起こる。
その調査をしていた過程で生首の化物と遭遇した彼は、紆余曲折の末、共に事件を解決していくことになるのだった。


選択肢なし、化け物、バトル、一時間半ほどで読み終わりました。
システムはYuuki! Novel使用。
音楽は特に問題なし。EDに歌あり。
絵はあまり上手いとは言えませんが、生首さん(仮称)の感情がしっかり表現されていました。

佑一郎が生首さん(仮称)と合体して、その力を借りながら敵を倒していきます。
生首さん(仮称)の設定が壮大過ぎて、
制約があるにせよ主人公と共闘しなければならない理由にはやや足りないように感じられました。
あと主人公が友人を守ると言いながら対処療法的な対応しかできていないのはちょっとどうかと思います。
ですが、お馬鹿ながらもどこまでもまっすぐに猪突猛進な主人公は清々しくも熱かったですし、
敵を倒すときの必殺技感も満載な作品でした。
(2012/5/28)

 

鎧装重機アルシオーネ Ver08.00/黒柴亭

数十年後の未来、国防のために作られた無人兵器が人間に牙をむき、人口は激減した。
残された人々は工事用の人型重機に乗り、抵抗を続けていた。漢気錬造(おとこぎれんぞう)も重機乗りの一人。
彼はある日、アルシオーネという特別製重機の噂を耳にする。


選択肢あり、近未来、ロボット、一時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は男性キャラはみんな味がありますし、女性キャラはほのかに色気があっていいなと感じました。

Ver08.00では「vol.1 飯盛峠の悪魔」を読むことができます。
2095年に、2075年に書かれた漢気錬造の日記と神農原姫子(かのはらひめこ)の日記を読んでいる、
というシチュエーションで、2075年に起こったことが綴られていきます。
ちなみに舞台は埼玉県にある飯盛峠。
錬造達がアルシオーネの闘いを見ているときの戦闘実況が説明的過ぎてちょっとくどい印象を受けましたが、
登場人物はみんな人間味を感じさせる言動でしたし、
それゆえに無人兵器に命を懸けて挑む悲壮感もくっきりと描かれている作品でした。
(2012/5/31)

 

Campus Notes vol.2/4th Cluster(500円)

筑波大学に三年次編入した桐葉悠太。
これから始まるキャンパスライフに希望を膨らませるも、それといった夢や目標があるわけでもなく。
放っておいたらいつまでもぼっち、何をするでもなく大学での二年間を終えてしまうような……

しかし彼が足を踏み入れたのは筑波大学。
個性的な住人達は悠太が凡庸にして無為な大学生活を送ることを許しはしなかったのである。

入学式で出会ったひょうきんな男「風馬」は、悠太と同じ情報科学類の三編生だった。
親交を結び行動を共にするようになった二人は、筑波大の院生である悠太の姉理奈の勧めに従ってサークルを探すことにする。

サークルメンバー募集のポスターが貼られた掲示板の前で、悠太の目に留まったのは
とある軽音サークルの、バンドメンバー募集ポスターだった。
『バンドメンバーぼしゅう中! しょ心しゃかんげい』

不自然に平仮名が多い。怪訝に思いポスターを見つめていると、ひとりの"少女"が人ごみから飛び出して来て悠太にぶつかる。

整った顔立ちに銀髪、紫の瞳、まるで空想の世界から飛び出してきたような奇妙な"少女"は、
悠太に抱きついて再会を喜ぶようなそぶりを見せる。
心当たりのない悠太は戸惑い、誤解を招かないように少女を引き離そうとするが、時すでに遅く……
突如飛来した何者かの跳び蹴りによって、悠太は派手に吹き飛ばされるのだった。

◆◆◆

嵐のように荒れ狂うギターの音に目を覚ました悠太は、見知らぬ部屋で後ろ手に縛られていた。
混乱する彼の目の前に踏み降ろされるブーツの足。

ギターの演奏者、古湊愛歌(コミナト アイカ)は、すらりとした金髪の女性。
痛い目に遭いたくなければ『契約書』にサインするように悠太を脅す。

しかしそこに現れた先程の"少女"雪丸四駆(ユキマル ヨンク)が、
アイカの脅しがはったりであることを暴露してしまう。

互いに自己紹介を交わしていると部屋をノックするものがある。
現れた『入部希望者』は、凛とした雰囲気を持った気の強そうな新入生。体育専門学群の天辻陽(アマツジ ハル)と名乗る彼女は、なんと風馬の幼なじみであった。

演奏を聴いていなかった陽と悠太の為に、アイカはギターを再演する。
その演奏に心打たれた悠太は、サークルに入って練習を積めば自分にもアイカのような演奏ができるようになるのかとアイカに問う。
しかしアイカの答えはNOだった。

彼女は

「あたしにはあたしの音、君には君の音、だ。悠太にしか出せないその音を、鳥肌立つレベルまでに仕上げてやるぜ。あたしの誇りにかけて」

と語る。それを聞いた悠太は、遂に入部を決意するのだった。

(サークルHP vol.2あらすじより)


選択肢あり、九時間四十五分ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
vol.1の感想は
こちら
システムは特に問題なし。
音楽は挿入歌ありですが、ちょっと描写と合っていないように感じられました。
絵は陽のヘソチラがなかったのが残念……!
でもvol.1より立ち絵の変化が多くなっていますし、終盤の一枚絵は綺麗でした。特に陽。

vol.2では軽音系サークルに所属する三人の女の子との話を読むことができます。
vol.1のヒロインもちょっとだけ登場。
テキストは同音異義語を一つの文章で使ったり、
四駆の同じことを二度言う台詞など、クドいところもありますが同時に味でもあると感じました。

vol.1でも女の子とのやり取りが楽しかったですが、
今回も同じで、さらにバンドメンバー五人でわいわいやっているシーンが本当に居心地良くてニヤニヤしました。
個別ルートでは、四駆ルートから読まないと敵役の意図が伝わりづらそうなのが気になります。
四駆ルートは正統派という印象。純真かつ腹黒な四駆可愛いです。
陽ルートはお互いのことが好きという前提での言い合いが、ずっと聞いていたくなりました。
嬉しさとか恥じらいが顔に出る陽可愛いです。
アイカさんルートはアイカさんが「くだらない悩み」で葛藤したり、
悪ぶっているのに一瞬で善良さがバレるたりするのが可愛いです。
結論:みんな可愛い
なのでvol.2も
おすすめです!
(2012/7/16)

 

俺が記憶喪失の間…一体何がっ!?/NEKOYANAC(無料/フリー公開中)

ヒトトセという島の病室で目を覚ました神代は記憶を失っていた。
そんな彼に親しげに接してくる複数の女性。
しかし彼女たちが語る過去は、どれも食い違っていたのだった。


選択肢なし、記憶喪失、過去、一時間半ほどで読み終わりました。
システムは既読スキップがあるのに読んだ文章が未読判定されて使用できないのが気になりました。
音楽は特に問題なし。
絵は色気ある一枚絵があったり、表情が多彩だったりと楽しめました。

今回は第一章「第一の記憶」を読むことができます。
それぞれの女の子とのやりとりが中心で、最後に今後へとつながる謎が提示されるところまで。
いまのところ主人公が完全に受け身で女の子たちが色々自分のことを言ってくるだけなので、
主人公同様実感がないというか、勝手に進んでいってしまう感じがありました。
ですがまだ導入ですし、ラストの展開はこれからどうなってしまうかが気になるものでした。

過去の作品感想:
いきとし、いけるもの。 前章
(2012/8/5)

 

Ritterorden vol.2 王立騎士団(18禁)/君懸草(1500円)

代々守ってきた強大な力を秘めた石、エリクサーを奪われ滅ぼされた一族の生き残りである少女、クリスタルは、
各地に散らばったエリクサーを破壊するため旅を続けていた。
そうして辿り着いたスティオードという国の王都、城郭都市リーブラで彼女はエリクサーの噂を耳にする。


選択肢あり、ファンタジー、恋愛、十一時間半ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
体験版の感想は
こちら
vol.1の感想は
こちら
システム、音楽はvol.1と同様、ただ、オートモードがなくなっていました。
音楽はそれぞれ場面に合ったものが使用されていました。
絵はドミナルートラストの一枚絵がお気に入り。一枚絵は二十六枚+差分。
欲を言えば各国の位置関係を表した地図がほしいです。

vol.2はvol.1の続きというわけではなく、体験版の後くらいから始まり、
選択肢で王立騎士団の騎士二人、フィーネとドミニーカのルートに分岐します。
vol.1で感じた公と私のギャップが今回もフィーネとドミニーカ中心に描かれていて、
凛々しさも可愛らしさもより強く感じることができました。
それに、特にフィーネルートラストバトルが、情景がありありと想像できる描写でいいなと思いました。
vol.3で完結とのことで、完成が楽しみな作品です。
(2012/8/7)

 

蟲ノ目 第二章/ヨツツジエコー(700円)

友人の三荊(さんばら)に誘われ、夏休みに日本の中心、長野県は刑部村という地を訪れた二條久保(にじょうくぼ)
その地に伝わる伝承を調べつつのんびりと過ごす旅行になるはずだったが、
各々の身に蟲を宿した九人の少女達が闘う、蟲毒という名のバトルロイヤルに巻き込まれてしまう。


選択肢なし、異能、蟲、六時間足らずで読み終わりました。
第一章の感想は
こちら
システムは特に問題なし。
音楽は四月一日と六斉堂が襲ってくるときの曲が高揚感たっぷり。
絵は立ち絵初登場の八木沢をはじめ種類が増えていました。

今回は前回で謎だったことをにぃのマルチモニターなどで視て、
それを踏まえつつ良い結末を迎える可能性を探っていきます。
特に序盤、動きがあるシーンで文章を連ねすぎていてスピード感が削がれているように思えたことと、
さんちゃはあの揺蚊くらいすぐ倒せないのかな? というところが気になりました。
ですが、流されるまま終わってしまった前回から、
今回はにぃ以外の蟲毒参加者の信念とか、背景とかが語られていて、
それぞれの登場人物がより好きになれました。
また、にぃの無力感から決意への流れには熱いものがありましたし、
新たな謎も提示されて、第三章も楽しみになる作品でした。

……さりげに九が一番酷いですよね。一般人使い捨て上等!
(2012/8/11)

 

絶対学園ロマンチカおためし版(乙女)/Andante+

私立鷹城学園は個性的な人材を多く輩出する名門校。
そこに入学して一か月、そろそろ学園生活にも慣れてきた主人公だったが、
先輩や教師、学園長と関わることになっていくのだった。


選択肢なし、学園、恋愛、二十分ほどで読み終わりました。
完成版ではボイスありとのことですがおためし版では未実装。
主人公名前変更可。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は男性陣みんな自信たっぷりっぽくて格好いいです。
主人公も可愛いですがタイトル画面でしかグラフィックが表示されないのが残念。
そしてシンジ先輩から溢れ出るヘタレ臭……

このおためし版では最初の一日、特に幼馴染のアキ先輩とのやりとりを読むことができます。
公式サイトを見ると学園長が十日後にクビになってしまう危機らしいのですがそこまでは語られません。
男性陣の多くが有能そう(やればできる含め)なので、主人公もそれに見合った魅力があればいいなあと感じた作品でした。
(2012/8/12)

 

DAGGER -有色の戦人-/The sense of sight(1000円)(DL版の購入はこちら)

「DAGGER 戦禍の絆」のリニューアル。今回はセレノアシナリオのみ収録。
選択肢なし、六時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システム、音楽はいままでと同様。
絵は今回サービスシーン多め。いきなり最初からとはあざとい! 一枚絵は八枚+差分。

「DAGGER 戦禍の絆」では選択肢によってそれぞれのヒロインシナリオへ分岐しましたが、
今回はアイシスシナリオでもある「DAGGER -戦場の最前点-」ラストからの続きという位置付け。
そのため、今回の話から読むと前後の流れがつかめないので注意。

場面が変わったとき、その前のシーンからどのくらいの時間が経っているのかが知りたいなと感じました。
ですがティストがただどこまでも優しいだけでなく、
感謝されたら当たり前に嬉しいというのがよく出ていて、
普段心身共に超人的なだけに人間味を感じられていいなと思いましたし、
ラストバトルの締め部分など強い感情が伝わってくる部分が多く楽しめた作品でした。
おすすめ

過去の作品感想:
DAGGER 戦禍の絆▽繰り返しの世界▽めるらぶっ! 第一話DAGGER(リニューアル)
(2012/8/17)

 

マッドティーパーティーにようこそ!/たまごちゃんねる(800円)

昌苑市でかつて起こった連続開始事件、カトレア事件。それが十年の時を経て再度引き起こされた。
世界一の探偵エンゼル=トランペットは事件を解決せんとする式牡丹紅恩の依頼で来日する。
しかしそれから一か月。エンゼルはまったく捜査に加われていんかった。


選択肢あり、推理、サスペンス、三時間半ほどで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽は場面に合ったものが使用されていました。
絵は女の子は可愛らしいですし、男性キャラはそれぞれ個性的な見た目で印象に残ります。
演出は図を使用したり英文を強調したりと多彩。そして花人間怖いです……

パッケージなどに記載はありませんが、この一作だけで完結しておらず、
以前の作品や今後の作品ともつながりがある模様。
そのためこの作品だけ読んでもわかりにくいところがありますし、
終わり方もすっきりというものではありません。
また、推理部分でも証拠が少なすぎることと、犯人と目されている人物が魅了の特殊能力持ちなことで、
それらしい推理でもこじつけっぽさを感じてしまいました。
ですが、その推理の過程でのやりとりは緊迫感たっぷりで、
ぞわぞわドキドキしながら読むことができた作品でした。
(2012/8/18)

 

天照花嫁日記/根無し草(300円)

月上螢一の婚約者、朝顔小春陽命はもっと素晴らしいお嫁さんになるため、花嫁修業と称し全国を旅していた。
これはそんな旅の中での一幕。


選択肢なし、花嫁修業、霊力、四十分ほどで読み終わりました。
「わびさびブロードキャスター・総集編」「月神探偵譚」を同梱。
システム、音楽はいままでの作品と同様。
絵は指先など気になるところもありましたが一枚絵の表情が魅力的。
ただ、背景で文字が揺れる演出がずっと続くのはちょっと気が散りました。一枚絵は十五枚。

今回は幼馴染に恋する八重山倫子が、朝顔小春陽命と出会ったことから共に魔法少女を目指そうとします。
全体的にあっさりともさくさく読めるとも言える文章と展開で、
物足りなさもありますが気軽に楽しむことができました。
それにしても理沙子さんが珍しく、本当に珍しく格好い……WASABI……WASABI……

過去の作品感想:
月神探偵譚月神ふぁんでぃすくわびさびブロードキャスター・総集編、夢の絆 第一話
(2012/8/20)

 

 

 

(同人ソフトその他・番外編)

Inferno番外編 真夜中の恐怖劇(乙女)/Andante+

鬼畜なエクソシスト、ルドルフへの恨みを募らせたぬいぐるみのおばけ、ベルゼブルは復讐を決意する。
その協力者として選ばれたのがメイドのマリア。
マリアはルドルフを監視し、隙を探ろうとするが……


選択肢あり、ゴシックコメディ、五十分ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は斧を振ったりバイバイキンしたりと動きがありました。
あとメイド姿でないマリアは眼鏡着用で二度おいしい感じ。一枚絵は四枚。

制作中の乙女ゲーム「Inferno」の番外編ですが、この作品だけでも問題なく読むことができます。
基本的にルドルフ無双でベルゼブルやマリアは酷い目に遭います。
でもルドルフはごく常識的な反応をしているだけで、悪いのは完全に二人の方。
そんな感じでちょっと口うるさいもののルドルフが格好良かったです。
というか、ダージリンエンドが一番平和ですね……

過去の作品感想:
絶対学園ロマンチカおためし版
(2012/8/13)

 

(漫画)

一行感想

りっかぽっか/冒険野郎のトムソーヤ 生徒会舞台のほのぼのほんのちょ〜〜っと恋愛「青春サプリメンツ」が今回もニヤニヤするなあ。

Lovely colors/クラウド・クラウン 美術専門学校舞台の恋愛。なんかテンポが独特というか、二人の距離とか間がキラキラもどかしくていいなあ。しゃがんだミカコさん可愛い。

いとしの妄想ガール/いののお店 自分が生み出した妄想に慰められることで立ち直る女の子の話。てか可愛いは正義というか、こんなふわふわした女の子だから許される話な気がする。でもしょうゆこぼすシーン可愛いなあ。
(2012/7/20)

あめ玉オクテット/すこやかペンギン 短編再録集+書き下ろし。フルカラーなのに色を限定してるページ多くて贅沢そして良い使い方してる……! コミケコミティアのたびにすこやかペンギンさんのスペース行ってるけど、半分くらい読んだことのない話だった。文具屋で買い物する話「春と赤ペン」が一番好きかなあ。実際にあったら穴に埋まりたくなる話だ。

ぬれるということ3〜5/すいめんとう 服着たまま水にぬれることが好きな女の子達の話。きもちよさそー。私はめんどくさいが先に立っちゃうけど、この嗜好はいいねえ。もうどうにでもなーれ的な解放感というか。

Private World -TeenageKicks-/Lostwomen 14話+オマケマンガ収録。いよいよ本格始動! けどほんのちょっと! あれこれ今後のこと考えてるの楽しそうだなあ そしておまけの佐々倉さん可愛すぎるだろう。なんだよその表情!

わたしに乱暴する気でしょう!?エロ同人みたいに!(18禁)/abgrund エルフさんがタイトルみたいな目に遭いつつも純愛。うむエロい。特に胸のたぷたぷさと糸引くよだれがいいね! ごちそうさまです。

ケツァールの孤独/abgrund 他人と関わるなと母親から言われて育った少女が他人と関わるようになった末の話。中盤のタイトルに関わるくだりがちょっと唐突な気が。暗いトーンだけど、最後はちょっと幸せに。ちょっとだけね! そのちょっとの幸せで、重荷を下ろせたと、思いたい。
(2012/7/22)

セーラー服でもあいしてね/染色 強面な焼き鳥屋、厳さんの恋をした女子高生、佐々実が色々アプローチする話。商業誌再録。一途に一生懸命な佐々実が可愛らしい。一喜一憂が心底からのものだということが伝わってきました。この二人もっと読みたい。

Roaming Sister/eso aparte 受験生の兄二人を持つ女子中学生の受難。あとがきに女の子の方も未熟みたいなこと書かれているけど、そうは思わなかったなあ。ひたすら可哀想。私が受験に一生懸命でなかったせいかなあ。でも、なんとかなって良かったね。

いっしょにゴハン食べたいッ6/こもれびのーと 今回はおにぎり&お弁当。なんかおにぎり異様に大きいような……? あと皮付きの鮭を入れるのは許せない! おいしそうな女の子相変わらず色っぽい。
(2012/7/24)

 

すばらしい日々《上》/キツネツカ(A5/76P/400円)

過去にサリン事件を起こしたブラフマン原理教。
それが関わるとみられるテロ事件が十三年ぶりに起こる。
かつて教団に所属していた藤原は公安の捜査員と共に真相を探っていく。


オウム真理教をモデルにした教団、そこにかつて所属し交流のあった人々が事件の容疑者でもあり、被害者でもあり。
動機も不明なその事件を暴くべく元信者の男が独自に聞き込みをしたりしていきます。
謎に満ちた導入には興味をそそられましたし、
登場人物の芝居じみた動作は一々格好良くて目を惹きました。、
また後半の呑気なやりとりはくすぐったくて、そこから急転直下の引きも気になります。
これは中巻も下巻も読まねば、と決意するに十分な、面白い作品でした。

過去の作品感想:
バラ色の日々[下]はじまりの恋のはじまりの恋のはじまりの恋のはじまり。
(2012/7/28)

 

 

 

(小説)

一行感想

奔る運命 流れる世界〜流れ落ちる調べに乗せて・闇を奔る刃の煌き 設定資料集〜/影法師 小菊エロい! でも想像できない! 流落の記憶だいぶ曖昧になっていた……

壁の中のside-B/granat 小説。奇病が蔓延して隔離された街の話。食っちゃ寝生活できていいじゃんと思う駄目人間です。落書きさんのことを考えてウキウキぐるぐるするアリエ可愛い。
(2012/7/20)

 

 

コミティア101感想

(同人ソフト完成版)

硝子姫の指輪(女性向)/しまうま団(無料)

父親の形見で、魔法使いのケントに三つの願いを叶えてもらえる指輪を
身に着けている少女スピカだったが、義理の母にこき使われる日々を送っていた。
そうして買い出しに街を訪れた彼女は、アルファという青年と出会う。

選択肢あり、魔法、恋愛、ボイスあり。一時間半足らずで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システムはRPGツクール製で、セーブスロットが四つと少なめなことと、
非アクティブでは動かないところが気になりました。
音楽は特に問題なし。EDに歌あり。
絵はケントとアルファどちらも格好良い。
また、主人公の姉、トリノのボイスに感情がとても込められていて熱演でした。

序盤にケント編かアルファ編を選択して、それぞれのシナリオを読んでいきます。
ケント編はシンデレラがモチーフといった話なのですが、
最後にそれを崩して自分に素直に行動する主人公とケントにすかっとしました。
アルファ編は後半のアルファの啖呵が格好良くて、どちらかといえばこちらのシナリオの方がお気に入り。
でもどちらのシナリオも、ここぞという場面での各登場人物の言動が格好良かった作品です。

過去の作品感想:
しま恋っ
(2012/9/3))

 

甘えんぼ御嬢様に寝取られる俺(18禁)/GOOD DAYS MAKER(500円)

一度しか会ったことのない婚約者との結婚を一か月後に控えた朱雀乃雄大だったが、
従妹のクレアの家で飲み物を口にした途端、突然意識を失ってしまう。
そして目を覚ますと、手足を縛られクレアにキスされていたのだった。


選択肢なし、従妹、寝取られ、ボイスあり、二時間ほどで読み終わりました。
体験版の感想は
こちら
システム、音楽、絵は体験版と同様。一枚絵は六枚+差分。

無邪気で甘えん坊な従妹のクレアに軟禁され、関係を迫られていきます(100%従妹のメイドさんが黒幕)
天真爛漫なクレアは可愛いのですが、それ以上にメイドさんが全てを持っていっている感じ。
棒読みで主人公を蔑んだりエロワードを吐いたりしてやりたいほうだいなメイドさんを安全圏から見るのが楽しいです。
ただ、父親や婚約者との会話に波乱がなかったり、
終盤の主人公の心変りがあっさりめなこともあって、寝取られ感は今一つな印象でした。
(以下ネタバレ反転)
中盤くらいまで婚約者がメイドさんだとばかり思っていたのですが違うんでしょうか……?

過去の作品感想:
そんなふたりとしあわせのかたち。ゆうはるか広がる空の片隅のハートピストル【一章】
(2012/11/3)

 

君のために咲き君のために散る(女性向15推)/子犬の軍進(800円)

下堂椿は幼馴染の辰巳竜胆と、二人の家族以外親しい者を作らずに、高校卒業を迎えた。
その帰り道、椿と竜胆はトラックにはねられてしまう。気付くと眼前にはムウと名乗る者。
彼から、ゲームに勝てば生き返ることができると言われた彼女は、ゲームの舞台となる異世界へと飛ばされてしまう。


選択肢あり、中東ファンタジー、恋愛、一部ボイスあり、七時間ほどで読み終わりました。
体験版の感想は
こちら
システムは体験版で気になったことが修正されていました。
音楽は特に問題なし。OPにムービーあり。
絵は立ち絵、一枚絵共に印象的なものが多くて目を奪われました。
特にお気に入りなのは竜胆編「みんなを守る」後の椿の立ち絵、橋での隊長の後ろ姿、
イリスグッドエンドの一番最後(微妙にネタバレなので反転:
二年後の椿可愛い! 胸も増量してるし!)など。
一枚絵は二十七枚+差分+おまけ

「逃獄之記」と同じようにムウによって異世界へ飛ばされ、
元の世界へ戻るためにその世界の人々と過ごしていきます。
ルートは三つ、エンディングは十四、おまけシナリオは八つ。
「ある三人組」の行動はもうちょっといいやり方があるんじゃないかと思いました。
ですがどのルートも、悪意に飲まれそうになりながらも懸命に行動する人々が魅力的でしたし、
なのにふとした行動一つ、言葉一つで変わる薄氷の関係にぞっとしました。
イリスは残念なイケメンですけどね!

そんな中でも特に竜胆編は、ムウの提示した条件の底意地悪さや、
他のルートの恋愛対象二人をこういう役回りにするのか……などといったエグさ満載で、
がっつりと読ませる内容の面白い作品でした。

過去の作品感想:
逃獄之記ラブキャッチャー
(2012/11/7)

 

 

(同人ソフト体験版・続き物)

NTR(株) 体験版(18禁)/kmb Soft

なかなか就職先が決まらない中武良太郎は、ある日友人の彼女が寝取られたということを友人本人から聞く。
義憤に駆られ寝取った相手の元へ向うも返り討ちに遭う良太郎。
そんな彼に、話しかけてくる女性がいた。


選択肢なし、NTR、三十分足らずで読み終わりました。
システムは体験版のためかセーブなし。
音楽は特に問題なし。
絵はNTR(株) 社長が可愛らしいです。
あと、場面転換時の滲んでいく演出が効果的に思えました。

この体験版ではNTR(株) 社長に出会うところまでを読むことができます。
NTR(株) がどのようなことをしているのかまで体験版で知りたかったなと思いました。
とりあえず友人の彼女と寝取った男のすがすがしいクズっぷりが印象的でした。
(2012/11/1)

 

わびさびブロードキャスター2012夏!/根無し草

新作体験版紹介ラジオのべるとのこと。
「天照花嫁日記・弐(体験版)」「夢の絆第二話(体験版)」他
「わびさびブロードキャスター2012夏!」「ロボ子の部屋・序」を収録。
分岐にかかわるような選択肢はなし、四十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽、絵は今までの作品と同様。一枚絵は全部合わせて九枚。

「天照花嫁日記・弐」はすでにプレイ済み。感想は
こちら
「夢の絆第二話(体験版)」はプロローグ〜第二章を収録。
色々と演出がありながらも読むテンポが損なわれていないところがいいなと思いました。

過去の作品感想:
月神探偵譚月神ふぁんでぃすくわびさびブロードキャスター・総集編、夢の絆 第一話、天照花嫁日記第一話第二話
(2012/11/4)

 

(漫画)

スイートリップ/お月さまとぼく/abgrund 恋愛短編集。表情とかでの感情表現が良いです。特にスイートリップの方の一コマ一コマが愛おしい!

すばらしい日々《中》/キツネツカ 以前の感想 ハードボイルドとカルト宗教とコメディ要素の混ざった癖になる読み心地。今回推理要素「読者への挑戦状」があり、正解者には下巻をプレゼントとのこと。最終締切は2013/1/26。コミティア102にも参加されるので、ミステリ猛者は挑戦してみては?

余命100コマ/Happa 100コマ後に爆死すると死神に告げられた少女の話。メタにフリーダムでそういう発想もあるのかと。オチはどうなるか知っていたのにそれでも笑ってしまいました。

PRIVATE WORLD volume5 -Brickfield Nights-/Lostwomen 以前の感想 今回表紙怖い! 実際のレコードジャケット(STOWAWAYS/ I WANNA BE ME)のパロディらしいですけど。前回から登場の斉藤さんがもうすっかり溶け込んでて三人で楽しそう。ちょっとずつだけどしっかりとバンド活動していっててわくわくします。あとスタジオ受付の店員さん可愛いっすね。
(2012/11/10)

 

コミティア102感想

(同人ソフト完成版)

FATE FULL/フレンドシップ(100円)

家庭の事情もあり、目指していた医師を諦め工場に就職した秋永悟は、
会社帰りに倒れていた女の子を見つけ、病院へと連れて行く。
それがきっかけで女の子と、その母親と親しくなるが、女の子には持病があった。


選択肢なし、夢、二十分ほどで読み終わりました。
システムは台詞が表示される時に途中で止まって、もう一度クリックしないといけないことが何度かありました。
音楽は特に問題なし。
立ち絵は全身が表示されるため小さくて見難かったです。
また、背景とのバランスもあっていないと感じられました。

日々をただやりすごしていた青年が、女の子と出会ったことで前を向くようになっていきます。
序盤の沈んだ日々から女の子との心温まるやりとり、
そして結末へ至るまでの主人公の心の持ちようの変化がしっかりと描かれていました。
ただ、システムや絵で気が散る部分があった作品です。
(2012/11/24)

 

 

(同人ソフト体験版・続き物)

Campus Notes vol.1 Re:Birth/4th Cluster(800円)

Campus Notes vol.1からシステム、演出などの修正、一枚絵追加、一部シナリオ変更などが行われています。
一番大きな変更点は知識情報・図書館学類の2年生、思案橋瑞季 (しあんばし みずき)シナリオの追加。

選択肢あり、みずきシナリオは三時間四十五分ほどで読み終わりました。
システムはいままでよりもかなり使いやすくなっています。
音楽は今までと同様。
絵はみずきの立ち絵・一枚絵はもちろん、他ヒロインの表情差分や一枚絵も追加されていたりします。
照れる文子さんが破壊力抜群。
あとvol.2の登場人物の出演も。

みずきシナリオは他の三ルートのネタバレ(ヒロインが抱えている問題や解決への道筋等)満載。
三人の恋人にならずに悩みを解消していきます。
みずきはパッケージ画像やプロフィールから受ける印象とは全く異なる性格でしたが、これはこれで魅力的で、
そんなみずきとの虚実入り混じったやりとりには頭をフル回転させないとついていけず、
緊迫感と充実感たっぷりな一年間を過ごすことができました。
おすすめです。
(2012/11/22)

 

アリカタ体験版/ペコペコチャンス

全ての人間が能力者である世界。
無職になった青年、本多は日雇いで高収入のバイトを見つけ応募する。
そうして指定された場所に他の応募者と共に集められ、奇妙なバイト条件を聞かされるのだった。


選択肢なし、能力、二十分ほどで読み終わりました。
システムはセーブ不可だったり文章速度変更ができなかったりします。
音楽は一切なし。
絵は違和感を覚える部分もありますが、各登場人物の性格をしっかりと表しているように感じました。

身体を強化したり、手を触れずに物を動かしたりなどといった能力が一人につき一つ宿っている世界で、
あやしげなバイトに応募したことがきっかけであやしげなことに巻き込まれていきます。
そのようなことをする目的はなんなのだろうかといったことや、
各人の能力がどのようなことに応用できるかといった部分は興味深いものがありましたが、
地の文でも台詞でも思考の過程を説明せずに結論だけポンと提示されることが多く、
わかりにくさと唐突さを感じる作品でした。
(2012/11/23)

 

 

(同人ソフトその他・番外編)

天照花嫁日記・外/根無し草(100円)

月上螢一の婚約者、朝顔小春陽命はもっと素晴らしいお嫁さんになるため、花嫁修業と称し全国を旅していた。
高校生になったばかりの八重山倫子はそんな彼女に同行することに。
これはそんな旅の中での一幕。


選択肢あり、花嫁修業、霊力、二十分ほどで読み終わりました。
第一話の感想は
こちら
第二話の感想は
こちら
システム、音楽、絵はいままでの作品と同様。一枚絵は四枚。

「天照花嫁日記」に関わる四つのサブエピソードを収録。
今後の波乱を予感させるような出来事が起こったりゆるく過ごしたりします。
三つ目の話が切れ味鋭くてお気に入り。
まあ夜枝さんはこういうポジションですよねー

過去の作品感想:
月神探偵譚月神ふぁんでぃすく、わびさびブロードキャスター総集編2012夏!、夢の絆 第一話、天照花嫁日記第一話第二話
(2012/11/21)

 

(漫画)

ケモミミ。/四川大車 友人が拾った子猫のことが、自分一人だけ女の子に見える男の子のドタバタラブコメ。子猫も可愛いですがそれ以上にクラスメイトのバカデレ女の子が主人公への好意全開で可愛いです。

柊ちゃんと楓くん。/月陽炎 バーの同僚で、性別は違えど同姓同名で、恋愛感情一切ないのに同居している二人の話。本当に恋愛感情ないがゆえの距離感が心地よいです。いいコンビ。お互い別の相手と何かしらありそうなところでおしまい。続き読みたい!

がんばれ!生徒会長さん/ROOM#310 やる気はあれど空回りしてばっかりのちびっ子生徒会長さんと、彼女にべた惚れな副会長の四コマ。まんがタイムオリジナル掲載作。生徒会長さんもう少し人の話を聞いてください&恥じらい持ってください。そんな生徒会長さんの無防備さにノックアウトされる副会長うらやま不憫。生殺し。
(2012/11/25)

 

 

トップへもどる   一つ前に戻る