コミックマーケット103感想リスト

同人ソフト(ノベル系)は基本的に全て、
それ以外は感想が思い浮かんだもの限定です。

基本的に同人ソフト(ノベル系)はプレイ順です。
それ以外はサークル名順です。
ただしおすすめ、期待作品は連続しないようにしているので前後することはあります。また、時間がかかりそうな作品は読むのをある程度後回しにします。時間がかからなそうな作品は先に読んだりもします。

女性向の作品は、乙女=女主人公で相手キャラの全員もしくは多くが男、
BL=男主人公で相手キャラの全員もしくは多くが男(年齢不問)、としています。
作品が女性向かどうかは基本的にサークルさんの自己申告です。

値段は入手時のものです。場合によっては異なる可能性があります。

同人ソフト
完成版  体験版・連作  番外編・その他

 

 

 

(同人ソフト完成版)

のじゃろり妖女奇譚(18禁)/MAXAL(2000円/DL販売1980円)(DL版の購入はこちら)

崎守逢生(さきもりあお)の前に、突如着物の幼女が現れる。
彼女、ブラ・エリクシルは強引に逢生を犯し、以降もたびたび搾精してくる。
逢生は徐々に辱めにも喜びを感じるようになるのだった。


選択肢なし、のじゃろり、責められ、ボイスあり。二時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はブラの無邪気で酷薄な笑みがシチュエーションに似合っていましたし、声もぞくぞくさせられました。
主人公の顔も可愛かったです。一枚絵は十一枚+差分たくさん。

主人公がロリババア人外娘に様々なシチュエーションで搾精されます。
全十話で、一話につき一つのHシーンがあり、全てブラから責められます。逆転はなし。
各話大部分がHシーンで、速やかにMシチュを味わうことができます。
ブラの趣向(学習?)か江戸時代っぽい拷問責めが多め。
お気に入りは耳責め。それだけで絶頂させられるのがエロかったです。
ロリババア人外にひたすら責められる、それだけを貫くこだわりが感じられました。
(2024/1/3)

 

蝋燭の照らす先は Ver1.2/Aster(無料)

第二級冒険者のアイゼンと幼馴染のガーベラは、街外れに出現した未知のダンジョンを探索していた。
そこでは、モンスターや罠といった通常の脅威とは異なるモノが待っていたのだった。


選択肢あり、ファンタジー、選択、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は二人が対峙する相手の得体の知れなさが伝わってきました。
明かり揺らめく背景も雰囲気がありました。

ダンジョン探索中にどのような選択をするかで結末が変わります。
エンディングは八種類。
それぞれの選択の結果、どのようなことが起こるのかがわからないまま選ぶために、
どう行動したらよいか我が事のように悩むことができました。
トゥルーエンドは、自分を犠牲にするということは素晴らしいことではありますが、
他人の自発的な犠牲も視点を変えれば自己犠牲であるわけで、
そちらはすぐに破綻してしまうという非対称な物語でした。
それぞれの得意分野を生かすのが重要ということでしょうか……?
きっと別の冒険や日常でガーベラは活躍してるんですよね!
(2024/1/5)

 

羊たちの密月 Ver1.0/Berry Berry Pocha!ティラノりんこ/ますみソフト合同サークル)(1000円)(DL版の購入はこちら)

メイと暮らすようになった加隈洋介(かくまようすけ)は、
快楽に耽るだけでなく、将来のことを考えはじめる。
しかしメイはそうではなかった。


選択肢ありですが一本道、シスター、淫蕩、一時間四十五分ほどで読み終わりました。
「羊たちの失楽」の感想はこちら
システム、音楽は前作と同様。
絵はシスター服以外の様々な格好のメイを見ることができました。
一枚絵は十枚+差分。

「羊たちの失楽」の後、二人が一緒に暮らすようになってからの話「洞房花燭の密月編」と、
メイが色々なコスプレをする「千変万化の蜜月編」を収録。
「洞房花燭の密月編」は二人ともめちゃくちゃすれ違っていて、
もうちょっと話し合おうよ……と思いました。けどそれが難しいんですよね。
「千変万化の蜜月編」はとにかく色々な服装でHしていきます。
お気に入りは……オーソドックス(?)なバニーですかね!
園児服も豊満な体型とのギャップが大きくてエロかったです。

過去の作品感想:りかラバ! -REKINDLING LOVERS!-りかラバ!FDりかメア!-RE;KINDLING NIGHTMARE!-終涯のサナトリウム******羊たちの失楽
(2024/1/11)

 

推し活ファナティック/F.T.W.(500円)(DL版の購入はこちら)

土屋(つちや)スイは幼稚園以来、神代(かみしろ)イノリが推しだった。
女学園で同じクラスになってからも、ヒーローを目指すイノリのことを陰ながら見守る日々。
そんな中発生したパンデミック。スイは試しにイノリが罹った感染症にわざと罹ってみるのだった。


選択肢なし、推し、狂信者、ボイスあり、一時間十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は皆教室や人の多いところではマスクをしていました。

スイが推し活のために命を賭けます。
パンデミックや配信者、裏バイトなど「現代」を強く感じさせる内容になっていました。
イノリも正義に対して狂信的なほどではありますが、
スイの推す気持ちの方が上回り過ぎていて相手が悪かったという印象。
また、最後、クラスメイトの笠原(かさはら)オリエの言葉も、
彼女が言う通り普通なら見放しているのに狂信的だなあ、と思えました。

過去の作品感想:黒白痴死埋葬柘榴草紙サンダガ!!狂痛忌死埋葬 -U-死埋葬 -V-『    』On the day,somedayそして彼女は、私が書いた手紙を丁寧にしまった。蝉と黒ギャル
(2024/1/13)

 

光が射さない世界の過ごし方/ぱんだのぱん(200円)

放棄された核シェルターで貧しい暮らしをしている優(ゆう)と、その妹の命(みこと)
しかしシェルター外の世界が突如火に包まれ壊滅してしまう。
優は命と、隣に引っ越してきた雫(しずく)と少ない食料で過ごそうとしていくが、命が体調を崩してしまうのだった。


選択肢あり、恋愛、サスペンス、雫のみボイスあり。四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は女の子二人共可愛らしいがために、バイオレンスな場面がより怖かったです。

妹を助けるために、主人公が色々な行動を起こします。
エンディングは三種類。
序盤で何か意味ありげに伏せられた雫の過去が語られないまま終わってしまって少しもやもやが残りました。
ですが妹を失うかもしれないという状況で、
間違っているかもしれないですが妹だけを優先して痛いことや良くないことをする覚悟が伝わってきました。
また、結末は因果応報なにそれ? というもので、どのルートでも主人公と妹は幸せなのが印象的でした(ヒロインは……)

過去の作品感想:夕暮れどきの魔法、屋上で。奈落への灯火
(2024/1/17)

 

虐殺魔女のエピローグ/ぱんだのぱん(300円)

人里離れた場所で、魔女ソルシエールに育てられたエメ。
彼は成長すると共に、ソルシエールを親子ではなく異性として見るようになっていた。
しかし彼女は秘密にしていることがあるようで……。


選択肢あり、恋愛、魔法、一部ボイスあり、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はソルシエールが可愛らしかったです。

エメとソシエールが暮らす一年間が春夏秋冬の季節ごとに描かれていきます
エンディングは三種類。
序盤で、ソルシエールが動物の頭を潰す魔法を狩りの魔法と言っていて、
タイトルに「虐殺魔女」とあるのにそれはおかしすぎる! とツッコんでしまいました。
けれどそれにも理由があって、ソルシエールの過去はつらいものでしたし、
エメと幸せになってほしい! と思えました。

過去の作品感想:夕暮れどきの魔法、屋上で。奈落への灯火光が射さない世界の過ごし方
(2024/1/19)

 

DAGGER -至福の姫君- ver1.00/The sense of sight(1000円)(DL版の購入はこちら)

「DAGGER 戦禍の絆」のリニューアル。
今回はリースルート兼最終シナリオを収録。

選択肢なし、五時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽はいままでの作品と同様。挿入歌あり。
絵は全員で魔法を使う場面が格好良かったです。一枚絵は九枚+差分。

「DAGGER 戦禍の絆」では選択肢によってそれぞれのヒロインシナリオへ分岐しましたが、
リニューアル版は全て順番に繋がっています。
そのため、今回の話から読むと前後の流れがつかめないので注意。

戦場の最前点と呼ばれるほど自分一人で背負いこんでしまうティストが、
優先順位をしっかりつけて親しい人達のために行動する割り切りや、
自分だけの身を削って闘うのではなくヒロインを頼ってみんなで生還しようとするようになっていて好ましく感じました。
ヒロインも自分のできることをこなしつつさらに高めあう関係で、みんな魅力的でした。
結果、最終決戦の前座は完勝で爽快でしたし、
最後の最後は「実戦では隙がある強力技」をしっかり使える展開で盛り上がりました。
そしてなにより、いままでたくさん人助けや依頼をこなしながらも何度も不遇な目にあってきたティストが、
善い人達に認められ相応の地位につき、ヒロイン達と幸せな日々を送るというのが感慨深く、嬉しかったです。
大好きな人たちと出会い、共に歩む、おすすめのファンタジー作品です。

過去の作品感想:
DAGGER 戦禍の絆▽繰り返しの世界▽めるらぶっ! 第一話DAGGER(リニューアル)
(2024/1/21)

 

隠り世 Ver1.00/MCC東日本(500円)

他人の感情が色として見える大学二年生、心乃琴葉(こころの ことは)は
大学のオカルト研究部で三年生の一宮逢(いちのみや あい)とオカルトがあまり関係ない活動をしていた。
そこへ一年生の天津田宙(あまつだ そら)が入部を希望してきたのだった。


選択肢あり、ミステリー、一時間四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は指を立てて話す琴葉が可愛かったです。

オカルト研究部の活動で出会う謎を解決していきます。
琴葉の能力が最初と最後以外関わってこないことや、
逆に中盤の謎が最後とあまり関わりが無いこと、
今どのような状況なのか地の文で分かりにくいことが気になってしまいました。
ですが大学のサークル活動でにぎやかにしているところが、いいなあと思えました。
あとみんな情緒不安定過ぎなような……!

過去の作品感想:〇い世界とわからずや愛されメイドはアイを知る〇い世界と廻る羽根
(2024/1/23)

 

映像起憶 星喰らいの日(15推)/幻踏廻廊(無料)

過去に命を落としかけたことがあるオトノカナタは、
研究所で働く姉のハルカと共に暮らしていた。
ある日、太陽の以上活動が報告される。その日、姉は研究所から帰ってこなかった。


選択肢あり、SF、姉弟、十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は目力強いところが印象的でした。

姉の不在で研究所に向かった後、どうするかで三つの結末に分岐します。
主人公の「記憶を呼び起こし、映像として残した物語」とのことですが、
消失エンドでも記憶が残っているのでしょうか……? 遠隔でバックアップ……?
背後になにやら大きな計画があるようですが、
作中では明かされずにまだまだ続きがありそうな内容でした。
(2024/1/25)

 

魂てぃにゅー! ver1.0.0(18禁)/がけっぷち製作所(1000円)

幽霊が見える住吉蒼介(すみやそうすけ)は、他の人から見えない弦羽麻耶(つるはまや)が持つ剣に斬られ、体が透明になってしまった。
自分が元に戻る方法を探すため、麻耶と、その姉の弦羽美影(つるはみかげ)と共に「影」という存在を倒すことになるが、
影の中には人格を持っている存在もいたのだった。

選択肢あり、恋愛、伝奇、三時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。EDに歌あり。OPの歌がお気に入りです。
絵は地の文と合っていない個所があることや、Hシーンに汁差分が無いことが残念でしたが、
女の子がみんな可愛くて目を引きました。一枚絵は十一枚+差分。

主人公が美影と麻耶の姉妹と、人格を持っている「影」の悩みを解決したりできなかったりしながら元の体へ戻ろうとしていきます。
エンディングは一種類。麻耶エンドのみ。
メインヒロインの麻耶のエピソードが中盤までにあらかた消化されてしまい、
その後に美影や黒幕の話という構成でヒロインの影が薄い状態で
告白やHシーンに突入してしまったという印象で、Hシーンの描写も淡白に感じてしまいました。
ですが美少女姉妹と一つ屋根の下の夏休みは賑やかでしたし、
彼女たちや影が抱える悩みも丁寧に描写されている作品でした。
(2024/1/27)

 

姪路 v1.0.1(18禁)/あんじゅ☆でぃっしゅ(1000円/DL販売770円)(DL版の購入はこちら)

潮見 真瑞(しおみ まみず)は姪の潮見 莉子(しおみ りこ)に優しく接し、莉子からも好かれていた。
彼女はことあるごとに真瑞のアパートにやってきて、ゲームをしたりご飯を食べたり。
しかし最近、彼女は女として成長し始め、真瑞は悶々とした日々を過ごしていたのだった。


行動選択あり、近親、睡眠姦、一時間ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が遅めで変更できないこと、
バックログが無いことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
台詞が音付きで流れるのでレトロゲーの趣がありました。
絵は基本的に白黒だからこそ、色が付いたときが印象的でした。
また、眼の下に隈がある莉子が不健康そうながらもアニメーションの息遣いや表情が色っぽかったです。

眠った姪に手を出すか、自分で欲望を処理するか、何もしないかで三パターンのエンディングに到達、
また、感じさせることでエンディングではなくストーリーが進みます。
エンディングは十種類。
エンディングは救いようのないものから微笑ましいものまで様々でした。
おさわりパートは慣れないうちはすぐに目を覚ましてしまってバッドエンド直行してしまいますが、
色々な行動をしていく中でやれることが増えていき、
最初はおっかなびっくりだった姪の睡眠時の行動がエスカレートしていく様を我が事のように体験できました。
白黒の画面、アパートの一室、ちょっと陰気な少女、近親、良くない結末……
といった息苦しくなるようなシチュエーションがあったからこそ、
グッドエンドで解放されたような晴れやかな気持ちになることができました。
(2024/1/29)

 

2人殺すのも3人殺すのも同じことだと思うから/虹猫(2000円/フリー版あり)
+ひとふた・ふたさんIF集


「災厄の日」にほぼ全ての人類が死んだ世界。
衰退した文明の中で、鷺沼(さぎぬま)はるは陰暦弥涼(いんれきいすず)をはじめとした友人たちと過ごしていた。
しかし、彼女の周囲で不穏な出来事が起こるのだった。


選択肢なし、サスペンス、百合、十一時間半ほどで読み終わりました。
「1人殺すのも2人殺すのも同じことだと思うから」の感想はこちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。主題歌あり。
絵は12月編のタイトル画面がえっちでした。
あとやはり陰暦弥鈴(いんれきみすず)様が存在感あります。一枚絵は六枚+差分。

「1人殺すのも2人殺すのも同じことだと思うから」よりもあとの話で、
人類がほぼ死んでしまった世界を舞台にはるや弥涼達が生きていきます。
同じ出来事を後で視点を変えて描写する場面が多め。
全体的に人に尊厳がなく、ちょっとしたきっかけでバシバシ死んでいきます。
そんな中、弥鈴様が好き放題やっていていっそ爽快……でしたが、
親しい人のことを優先する所業にはちょっとは痛い目に遭ってくれ! とも思いました。
真っ当な感性を持ちすぎている璃音(りのん)が不憫です!
話は数か月ごとに新たな真相が明かされる展開で飽きさせないつくりになっていました。弥鈴様やってることが好き勝手すぎる……!
お気に入りは町田燕。いい娘なのにこれまた不憫すぎる最期で悲しいです。
あと、またくさつちゃんが酷い目に遭ってる! となんだか嬉しくなってしまいました。

「ひとふた・ふたさんIF集」はクラウドファンディング特典(支援者希望テーマを基にした話)に、
エイプリルフール特別編、パッケージ版限定シナリオを収録。
全体的に微笑ましい話が多くて私のテーマは少数派でした。まあ血生臭いのは本編で読めますしね!
あとエイプリルフール特別編のオールフリー連発こはるが可笑しかったです。

過去の作品感想:
お願いします。パンツを見せてください未来・らい・らい、Delete(百合編紫陽花・蒲公英編)、熱血番長七芒星の魔法陣1人殺すのも2人殺すのも同じことだと思うから 13月編NO・I・A・NA死者20億
(2024/2/4)

 

食糧天使(15推)/爆爆赤青(無料/パッケージ版1000円)

とある街で肉屋を営む一百零一番(イー・バイ・リン・イー)は支給される生物を捌いて肉にする日々を送っていた。
ある日彼は天使を捌くことになる。天使の肉体は人を幸せにするという。
リゥリゥという天使は彼をリンと呼び、早く殺すよう迫るのだった。


選択肢あり、幸せ、生死、一時間ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が遅めで変更できないことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はLive2Dで立ち絵がアニメーションします。
リンの引きつり笑顔が不気味でした。

何も考えまいとしながら様々な生物を肉にしてきたリンが、天使のリゥリゥを肉にするかを躊躇います。
エンディングは五種類。
途中、生物を解体してコロッケにするミニゲームがありますが、
ただ画面の指定箇所をクリックするだけで、乗り気でなく心を無にしてやっているリンの立場が伝わってきました。
リゥリゥと出会ってからのリゥリゥとの交流はほのかに暖かかったですが、
それを覆い隠すくらい全体を閉塞感が包んでいました。
エンディングもほとんどが無力感を覚えるもので、
けれどトゥルーエンドは綺麗で……語られていないですがリゥリゥは幸せになれたんですかね……なれたと思いたいです!
(2024/2/6)

 

ペイント・ペンディング・マイハート!/CREO(1000円)(DL版の購入はこちら)

混雑した場所が苦手な冬島晴吾(ふゆしませいご)は高校入学早々、天音円香(あまねまどか)という三年生に半ば強制で美術部に入部させられてしまう。
真面目な三年生、秋村小夜子(あきむらさよこ)、小柄でいつも寝てばかりの二年生、夏川美緒(なつかわみお)、
クラスメイトで一見人当たりの良い春野明日香(はるのあすか)と共に文化祭に向け漫画制作を行うことになるが……。


選択肢あり、学園青春、修正パッチあり、四時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はヒロインによって絵柄が異なりますがみんな可愛かったです。

漫画制作をしていく中でヒロインの問題と向き合っていきます。
ルートは三つでそれぞれのルートごとに二つの結末あり。
天音円香ルートはなし。
どのルートでも漫画制作自体はそれほど問題は起きずに完成します。それよりも各ヒロインの問題がメインで描かれていました。
夏川美緒ルートはあまりに夏川先輩が何もできない人すぎて守ってあげたい庇護欲を掻き立てられました。
秋村小夜子ルートは普段しっかりした秋村先輩のそうでない部分が垣間見れる場面がとても可愛らしかったです。
春野明日香ルートは最後に読んだので、一番最初に読みたかった……と思えましたが、
色々内側に抱えながらも、悪くなりきれないところが愛おしかったです。

過去の作品感想:
LOOTBeHindKillerLimitedMemories〜あの日あの場所で〜こちら夕闇町 夕凪高校脇怪談部!!GreenTale瞳の中AngelVoice道しるべRougeハールート君の姿、僕の思い学園弁記Phantom-星見の丘の幻視痛-きたくぶのひととき小春日和と冬景色体験版その運命を越えて桜が咲くときまで惨狂ブレイズ-サブリミナルクライムエッジ-スカイブルー冬知らずの少女ヤンデレボリューション赫奕のエクソシストRito Fin僕たちのタイムカプセル装甲傀儡ハボックぼくとようじょの1ヵ月黒キ霧ノ世界ヲ君と
(2024/2/8)

 

茜色のセレナーデ/Dawn Ensemble(1000円/DL販売500円)

放課後、音楽室でピアノを弾いていた青木翔(あおきしょう)は、綺麗な歌声が聞こえてくることに気付く。
その声の主である同級生の柊木茜(ひいらぎあかね)に、自分が作った曲に歌詞をつけて歌ってほしいと頼み込み、なんとか了承される。
翔はその歌を動画として投稿しようと提案するが……。


選択肢あり、恋愛、歌、一部ボイスあり、一時間半ほどで読み終わりました。
システムは指示文が表示されていたり、メッセージウインドウからテキストがはみ出したりしていることや、
選択肢でセーブできないことがあるのがやや気になりました。
音楽は特に合わないような箇所なし。挿入歌あり。
絵は茜のこちらを見つめてくる瞳が印象的でした。

二人で曲を作って投稿していく中で、主人公が決断を迫られます。
エンディングはおそらく三種類。
二人で歌を作っていく日々が青春! という感じでした。
どのエンディングでも、ちょっとの後悔が残ったとしても二人ともそれなりに日々が過ごせていて、
特に最後の選択肢では、どちらを選んでも完全にハッピーエンドというわけではなく、どちらも何かを得て、何かを手放すこととなります。
そんな間違ったら人生終わりというわけではない(けれど二人にとっては重要な)選択に、等身大な現実感がありました。
また、二人で歌を作り始めた最初の頃の茜と、終盤の茜の違いに気付いて、
茜のためにどうすることがいいのだろうと悩む主人公の真摯さにも好感が持てる作品でした。
(2024/2/10)

 

あした、人生(いのち)が終わるとしたら ver2.0/OverFlowers(1000円)(DL版の購入はこちら)

高校生の白石紬希(しらいしつむぎ)は世間的には何不自由ない生活だったが、
成績が低迷し将来が見えず、息が詰まる日々を送っていた。
ある日の模試で失敗した紬希は、死にたいという気持ちが膨れ上がってしまい……。


選択肢ありですが選択順固定、希死念慮、ボイスあり、四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は曇り顔の紬希が痛ましかったです。一枚絵は五枚+差分

日々少しづつすり潰されてきた紬希が最期の「今日」を過ごします。
後半の紬希の行動が、休日でもできるようなことながら、
あえて平日にやるからこそ意味がある、と思えますし、
選択できない選択肢も他に考えが及ばない彼女の状態が伝わってきました。
前半の思い通りにいかない日々も含め、他人から見たら「そんなことで」と感じるかもしれませんが、
本人にとっては世界の終わりのように避けようがなく思えることと向き合う重たさがあり、
同時にそこからの解放も描かれている作品でした。

過去の作品感想:だいすきトリカゴセヴンデイズ黄昏トロイメライ -Twilight with U-
(2024/2/14)

 

102年後のヒトたち(18禁)/幻創映画館(100円/フリーソフト)

ウイルスが蔓延し、避難した地下空間での生活を余儀なくされた人類は、ついに不老技術を獲得した。
令人(れいと)は不老になれない体質の恋人と別れ、六十年の時を過ごした。
普及するロボット「マシナ」に仕事を奪われた令人は、短期の仕事として人間の代替として人工的に作られた人間「メイツ」の教育係となるのだった。それも、性処理用の……。


選択肢なし、近未来SF、幸せ、三時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
挿入歌あり、EDに歌あり。
絵はいろいろなシチュエーションの一枚絵が豊富でした。一枚絵は三十八枚+差分。

不老となった令人が性処理用メイツのユーとマウの出荷前教育をしていきますが、期限間際になって事件が起こります。
人間、マシナ、メイツそれぞれの違いや関わり方が描かれていて、
マシナとメイツが使われる側なこともあって、人間の愚かさや傲慢さを強く感じました。
そんな中、令人所有のマシナ、サヤや、メイツのユーとマウ、
人間ながら差別される側だった令人の上司、リディ・プラナスとは、暖かい交流ができて心地よい日々でした。
でも殺戮モードになったマシナは怖い!
ラストは悲しくも綺麗なもので、その後に冒頭を読み直すとより感慨深かったです。
お気に入りの登場人物はリディ。
様々な葛藤を抱えながらも気丈に仕事をして、
でもその弱音や過去を信頼されるようになった令人にこぼしてくれるのが愛おしかったです。

過去の作品感想:リセレクトUNRED NIGHT光の国のフェルメーレ四角い恋人黒翼ノ天使プラマイガールイングロリアス・サキュバスターななこい魔法少女☆僕
(2024/2/16)

 

終わらない季節の真ん中で ver1.1.0/Lopt software(3000円)

楽しい小学生生活を送ったものの、中学で不登校となり友人たちと疎遠になった高校一年生の祝葉祭(ときはさい)。
夏休み直前のある日。恋心を抱いていた咲夜花火(えみや はなび)を始め、疎遠になった友人たちが中学高校のことがなかったかのように親しげに話しかけてきた。
そうして彼らと遊んだ帰り道、神矢(かみや)ツナギという見知らぬ少女から、
ここは理想の平行世界であり、元の世界へ戻るためには原因となった魔法使いを探す必要があると告げられるのだった。


選択肢あり、過程、恋愛、青春、ヒロイン二人にボイスあり、修正パッチあり、九時間十五分ほどで読み終わりました。
リメイク前の「終わらない季節の真ん中で」の感想はこちら
システムは様々な機能がついてぐっと読みやすくなっていました。
音楽はリメイク前も良い曲ばかりでしたが新たに追加された曲も良かったです。
OPにムービーと歌あり、EDに歌あり。
絵もたくさん追加されていて、花火とツナギちゃん以外の女の子もとても可愛らしかったです。
一枚絵は四十八枚+差分。
また、花火とツナギちゃん二人ともボイスが付いてより魅力的になりましたが、
特に花火の「おはよ↑う」「ありがと↑う」が好きです。

リメイク版の主な変更点として、エピソード、一枚絵、BGM、歌の追加、
花火とツナギちゃん、ツムギちゃんにボイス追加、エンジン変更。
エンディングは一種類ですが、二周目追加要素あり。
幼馴染の恵葉桜(めぐみ さくら)と息がぴったりで、
こんな幼馴染がいるのにヒロインじゃないなんて花火とツナギちゃんが強すぎる……! と改めて思います。
メインのストーリーはリメイク前と同様ですがもう一度読んでも、
花火の回りを巻き込んで楽しいことをする行動力と気配りや主人公を突き放す場面のぐうの音も出ない説得力など良い娘でしたし、
ツナギちゃんはもう……なんでもこなすのに健気で可愛すぎる! と改めて大好きになりました。
友人や先輩、後輩もみんな魅力的で、理想の夏をめいっぱい楽しめました。
あと元の世界のツナギちゃんの状況はリメイク前から薄々想像していましたが、
怪談エピソードを読むともっと酷い境遇っぽくて、エピローグ以降、主人公に頑張ってほしいです!

過去の作品感想:終わらない季節の真ん中で(リメイク前)
(2024/2/22)

 

ハルジオンは雨と咲く/縋想(1000円)

柊皐月(ひいらぎさつき)は大学で青井結夏(あおいゆいか)と出会い、恋人となる。
しかし数か月後、結夏は行方不明になってしまう。失意に暮れる皐月。
二年後、彼女が見つかったという知らせが届くのだった。


選択肢あり、恋愛、感傷、六時間ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は平穏な日常曲がどれも耳にすっと入ってきてお気に入りです。
OPにムービーと歌あり。OP含め作中に六曲の歌あり。
絵は結夏が、儚さと温かさが同居していて主人公が惹かれる通りの魅力を感じました。
他のヒロインも可愛くて、特に口元がお気に入りです。

二度行方不明になった恋人を探す中で、因習と関わっていきます。
ヒロインは結夏の他、高校時代の後輩、水瀬綾乃(みなせあやの)、
バイト先の社員、鎌倉千鶴(かまくらちづる)の三人。
エンディングは四種類。
綾乃と千鶴さんルートの分岐後の展開がほぼ同じであることや、
美しく、しかし終わりが約束されている前半と、
新しい登場人物が次々に出てきて大人の権力がにじむ後半で少々噛み合わなさを感じてしまいました。
ですがそう思ってしまうくらい前半が良かったです。
大学一年生の時、主人公と結夏が初対面でお互いを気に入りながらも少しずつ距離を詰めていくなかで
結夏の可愛さをしっかりと感じられ大切に思えたからこそ、彼女がいなくなった時に強く喪失感を覚えましたし、
メンヘラ健気な綾乃や、大人ながら寂しさを抱える千鶴さんにも好感が持てます。
そんな三人の女の子と過ごす大学生活の心地よさと、そんな日々が終わりを迎えてしまうことの悲しさをしっかりと感じられました。
(2024/2/24)

 

はいすくーる☆さばいばる ver2024/3/22/107(1000円)
※最新は2024/3/25版

とある離島の高校で生徒会に所属する主人公。
ある日突如ゾンビのような化物が襲ってきて、生徒会の女子三人と学校に籠城することになる。
はたして彼らは生き延びることができるのだろうか……?

選択肢あり、ゾンビ、学園、ボイスあり、一時間半ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。EDに歌あり。
絵は場面によって絵柄が異なりますが、ヒロイン三人とも可愛かったです。
一枚絵は差分含め二十七枚。

ゾンビが襲ってきて助けもやってこない状態で生き延びようとしていきます。
エンディングは六種類+バッドエンド十八種類。
ヒロインは無表情な後輩、芦屋 唯月(あしや ゆづき)、幼馴染の同級生岡垣 葵(おかがき あおい)、
生徒会長の水巻 凜(みずまき りん)の三人。
終盤に主人公が唯月との関係が明かされるのですが、かなり唐突だと感じてしまいました。
本当の理由はともかく、四人の中で共有されている主人公が唯月の関係は最初に提示してほしいと思いました。
ですが途中、いくつかのミニゲームがあって、
特にゾンビを銃で撃つFPSのミニゲームが初見では緊迫感あり……あせってヒロインを撃ち殺してしまいました。それも二人も!
けれどすぐにはゲームオーバーにならず、残されたヒロインと話が進んでいくのが印象的でした。
エンディングも豊富で……多くは病んだり失ったりと良くない方向ですが、
様々な可能性を体験することができる作品でした。
(2024/3/29)

 


 

 

(同人ソフト体験版・連作)

神々の森域 座敷彼岸と愛唯の歌(18禁)/森域に咲く百合の蕾(2000円/DL販売990円)(DL版の購入はこちら)

皆の幸せを願い、座敷童子の贄となった鬼百合 唯惟華(おにゆり ゆいか)
しかし妹の鬼百合 愛唯(おにゆり あい)の助けを求める声が聞こえる。
唯惟華の選択は……。


選択肢あり、姉妹百合、神、四十五分ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
バッドエンドのBGMや演出が怖かったです。
とはいえ自分の悪意の結果なので文句は言えない……。
絵は可愛らしいため、より凄惨な場面がつらく感じました。

姉妹が幸せになろうとします。「神々の森域」シリーズの第一作とのこと。
エンディングは二種類。
コミックマーケット103での頒布版にはイラストブックレットのデータや、サウンドトラックなど付属(DL版は別売)
短めの話で最初から山場という感じで、
もう少し二人のことを知ってから読みたいと思ってしまいました。
ですがバッドエンドの壊れた世界が印象的でしたし、
トゥルーエンドの二人は幸せそうで微笑ましかったです(二人以外は……)
(2024/1/7)

 

プルクラアルマ-虹Edition-/セイランソフト(2000円)

幻の国との戦争で襲われ、人間界へと逃れた夢の国のテオは、虹(なな)という少女と出会う。
追手がやってきて危機に陥ったテオは、虹を持ち出した魔道具〈プルクラアルマ〉で変身させる。
その後も追手を倒していく中で、テオは自分の無力さを思い知るのだった。


選択肢あり、魔法少女、マスコット視点、三時間ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はタイトル画面の音楽がファンシーで……中身の重苦しさとは正反対でした(序盤のサブタイトルも)EDに歌あり。
絵は虹のやられ表情が多彩でリョナみがありました。
変身バンクアニメーションあり。一枚絵は十三枚+エフェクト。

-虹Edition-では、虹の親友、浦霧小雨(うらぎりこさめ)エンドと、虹ルートを収録。
虹ルート内に他のルートにも分岐しそうな場所があったので、
今後、仲間の魔法少女、月子(つきこ)の正体などが明かされるのでしょうか……?
テオが、虹を代理で戦わせるだけで自分は逃げたり守ってもらってばかり、という内容で、
魔法少女ものをマスコット視点から見た時の他人任せなずるさが繰り返し描かれていました。
テオを批判する風音(かざね)に同意しかない……! マスコットの癒し力など欠片もなく、空気が重いです。
最後はテオも頑張ったところを見せてくれましたが、夢の国が勝ったところでテオにとって幸せな未来が見えないところも重苦しいです。
また、第七話の小雨は……なんとかなる未来も見てみたいです。虹と小雨には仲良く大人になってほしい!

ところで敵幹部ソルの兄って……もし想像通りだとしたらこれまた、真実が判明した時に修羅場過ぎます。

過去の作品感想:カクテルマジック
(2024/2/2)

 

モラトリアム・ワンスモア-early summer-/sandboxlab(500円)

一年生の冬を入院して過ごしたアオイは二年生になると同時に学校に復帰した。
同じクラスに転入してきた末広数羽は、アオイを巻き込んでボランティア部を作ろうとしてくる。
とある事情で逃げ回るアオイだったがやがて根負けし、ボランティア部の設置に向けて動き始めるのだった。


選択肢あり、青春、一時間十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は女の子みんな可愛いですが、特に一年前から親しくしていた吉方天音のいたずらっぽい表情がお気に入りです。

入院から復帰した主人公が、転入生とボランティア部を復活させるために行動していきます。
-early summer-は前編で、ボランティア部復活のため、最初の実績作りの途中までを読むことができます。
様々な女の子が登場しますが現時点ではまだ顔見せのままということが多く、
深く関わっていくのはこれからという感じ。
全員を描いていくと前編の何倍もの長さになりそうでした。
一癖ある人もいるものの登場人物みんな善い人そうで、
彼女たちとどんなモラトリアムを過ごし、その先に進んでいくのかが気になる作品でした。
(2024/2/12)

 


 

 

 

(同人ソフト番外編・その他)

ノゾミとメグル〇〇〇〇◇◇/Luciolize(500円)

ノゾミとメグルがとあるゲームをします。


選択肢あり、二十分ほどで読み終わりました。
「あなたに言えないヒミツの望み」の感想はこちら
「あなたに言えないヒミツの想い」の感想はこちら
「あなたに言えないヒミツの居場所」の感想はこちら
「あなたに言えないヒミツの記念日」の感想はこちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はゲーム画面が多く使用されています。

ノゾミとメグルがとあるゲームをします。
……というか実質そのゲームの宣伝。
最初にプレイしているかチェックのクイズがあります。……プレイ済みでも時間空けてたら難しくないですか?
自分を棚に上げた発言をするノゾミに対するメグルのツッコミが辛辣でしたが、
メグルもたいがい人のこと言えませんよね……。

過去の作品感想:Lunatically Cage -Prelude版δ-あなたに言えないヒミツの望みおねえちゃんとゆんちゃんあなたに言えないヒミツの想いあなたに言えないヒミツの居場所あなたに言えないヒミツの記念日
(2024/1/9-1)
 

 

アキゾラのメモリーズ─運命の地平線─ 限定版(18禁)/GALEX SOFT(2000円)

「アキゾラのメモリーズ─運命の地平線─」に
担任の先生、吉塚佳純(よしづか かすみ)の過去話、KASUMI EXTRAが追加で収録されています。


選択肢なし、追加部分は四十五分ほどで読み終わりました。
「ハルイロのセツナ-Complete Edition-」の感想はこちら
「ハルイロのセツナ2」の感想はこちら
「アキゾラのメモリーズ─運命の地平線─(通常版)」の感想はこちら
システム、音楽は通常版と同様。

吉塚先生が院生時代の話。
吉塚先生が好きな人に対してだけ恋する乙女(空回り)全開でとても痛々しかったです。
そうでない男相手にはアレなのに!
そしてその好きな人の正体があの人だったんですね……。

過去の作品感想:ハルイロのセツナ-Complete Edition-ハルイロのセツナ2アキゾラのメモリーズ─運命の地平線─
(2024/1/9-2)

 

道徳ビデオ(R15ver) Ver1.00(15推)/ポロンテスタ(1000円/DL販売330円)(DL版の購入はこちら)

「道徳ビデオ」本編に五つの特別エピソードを追加。


選択肢あり、いじめ、トラウマ、追加部分は四十五分ほどで読み終わりました。
「道徳ビデオ」本編の感想はこちら
システム、音楽は本編と同様。
絵はえっちな場面が本編よりたくさん増えていました。
あと水嶋さんが若者からの好意を浴びて一年経ったら立ち絵の顔シワがなくなるの細かかったです。
一枚絵は本編含め二十七枚+差分。

R15verらしく本編では伏せられていた性的なことが多く描かれています(本編に性的なことがなかったわけではありませんが)
ヒヨリ編は上司がしっかり部下のことをわかっていて格好良かったです……でもその後上司として道徳ビデオの責任取ることになるんですよね可哀想!
リン編はこのせいで姉がああなってミナミくんがああなると考えると余計なことを! と思いつつ、
そうしたからこそグッドエンドがあるんだなあと思えました。
ナギト編はそりゃヒヨリにやってるならナギトくんへもやってるよね、とミナミくんへの解像度が上がりました。
ナナミ編はお前自分が過去を引きずってるのに本編でミナミにあんなこと言うかね……と思いましたが、同族嫌悪なのでしょうね……。
ミナミ編はミナミくんが過去を後悔して復讐心が浄化されかけながらも姉のことは一切浄化されてないの悲しいけど可笑しかったです。
あとついにクズじゃない人が現れました! でも最後の最後でクズになりかねない終わり方でした……。
その最後の出来事もターニングポイントから本編と同じく八年後なのが因果です。

過去の作品感想:道徳ビデオ美少女タルパのまりるちゃん
(2024/1/15)

 

そらのひらけたばしょ Ver2.00/文芸部1500円/DL販売1320円)(DL版の購入はこちら)

Ver1.00から新規シナリオ「機密文書2368_あ_0003号」追加、
ボイス追加、OPムービーと歌追加、コンフィグ機能追加などがされています。


選択肢なし、バトル、ミステリ、修正パッチあり、追加部分は二十五分ほどで読み終わりました。
出題編の感想はこちら
解答編の感想はこちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。OPの歌がお気に入りです。

「機密文書2368_あ_0003号」ではミュータントの正体や目的が明かされます。
それと共にカグラの母チヨ視点で、彼女の心情やアヤセ、カグラとの関係も語られていきます。
ミュータントのはじまりは邪悪で、こいつのせいで本編の出来事が……! と悲しくなりましたし、
チヨが真実を知って娘たちを守ろうとするところは愛を感じられました。
ところで本編より後の話になりますが、
ミュータントへの対抗策が完成したらカグラとアヤセも巻き添えで死んでしまわないですかね……!?

過去の作品感想:そらのひらけたばしょ出題編解答編コンプレックス・アイドルマスクアイドル・アイデンティティストレンジアイドル・ワンセルフ
(2024/1/31)


 

 

 

 

 

 

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