コミティア131・134感想リスト

同人ソフト(ノベル系)は全て、
それ以外は感想が思い浮かんだもの限定です。

同人ソフト(ノベル系)はプレイ順です。それ以外はサークル名順です。値段は入手時のものです。場合によっては異なる可能性があります。

コミティア131感想

同人ソフト
完成版

同人誌
漫画

コミティア134感想

同人ソフト
完成版 連作

同人ソフトまとめ

完成版では「虚無に揺蕩う祷り

連作では
そらのひらけたばしょ 出題編が良いなと思いました。

 

 

コミティア131感想

(同人ソフト完成版)

よみかき 僕らに発症した精神誤読症は或る精神分裂症患者によって上書きされる/蟻喰いマムシ(500円)

池田勇気は幼馴染の佐々木ユウコ、部長の七視(ナナシ)アイ、後輩の玖美(クミ)ツキコと共に新聞部に所属していた。
佐々木が持ち込んだ都市伝説を記事にすることにした彼らだったが、調査していくと様々な記録で改竄の痕跡が見つかったのだった。


選択肢あり、認識、改竄、一時間十五分ほどで読み終わりました。
システムは選択肢多めでルート分岐があるのですが、既読スキップがないことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は焦っていても淡白な表情のままでしたが、
場面によってはそれが不気味さを醸し出していました。
最終ルートに出てくる画像も不気味です。

主人公が同じ新聞部の部員と協力して都市伝説を追っていく中で、様々なものが改竄されていることに気付きます。
ルートは三人の個別ルートと、バッドルート、最終ルート。
三人の好感度が足りないと先へ進めませんが、画面右上のアイコンを押すと友人に好感度を確認することができます。
原因がほとんど明らかにならず、結果も完全に解決するわけではないため、
もやもやすると同時にそれが味にもなっていました。
グラフィックと併せて、良くも悪くもつかみどころのなさを感じられる作品でした。

過去の作品感想:ニンサンバケシチクロヤギがいた教室ジキニンキは誰が食べた黒海の小説
(2020/2/13)

 

 

(漫画)

一行感想

腐りきった目で見てる/甘い追憶 神絵師と崇める人と神絵師と崇められる人がオンリー合わせでそれぞれ本作って同じスペースで頒布する腐女子百合。毎日仕事終わりにするさぎょいぷがホント楽しそう。相手の生み出すもの(絵と妄想)を尊いとリスペクトしあえる関係尊い……。

空気が「読める」新入社員と不愛想な先輩の話/D.Finch
空気が「読める」新入社員と不愛想な先輩の話2/D.Finch 空気がマスコットみたいに目に見える女の新入社員と、不愛想な男の先輩の話。顔に出ない(どころか不機嫌そうに見えてしまう)けれども心の中は人一倍感情豊かな先輩可愛い! その豊かさも優しい方向がほとんどで、良くない感情を見てしまい神経すり減りがちな新入社員ちゃんが安らげる場所になっているの、いい関係! 末永く仲良くね! 空気ちゃんも可愛いです!

腐女子の友達マイナー仙人/ひさたも マイナー好きでなんだか仙人みたいにストイックなマイナー仙人略してマイセンというあだ名の友人のことを描いた実録漫画。攻めな受けが好きなマイセンさんのマイナー好きならではの試練。しかし悲壮感がないのがとても仙人らしいです。あと何がすごいってそのマイセンさん本人がゲスト原稿で参加しているということですよ。
(2020/2/15) 

 

 

コミティア134感想

(同人ソフト完成版)

虚無に揺蕩う祷り ver 1.00(18禁)/憑霊(500円)

夏休み、姉である綾の知り合いが所有する別荘を友人たちと共に訪れた二ツ森勝巳(ふたつもりかつみ)
しかし友人の一人が密室で死んでいるのが発見され、悪天候もあり外部への連絡もできなくなってしまう。
そして翌日以降も友人たちは殺されていくのだった。


選択肢あり、愛憎、ミステリ、三時間四十五分ほどで読み終わりました。
システムは取り返しのつかない選択肢が印象的でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はややリアル寄りな絵柄。

外部から隔絶された別荘で連続殺人事件が発生していきます。
厳めしい言い回しが多用された固めのテキストが特徴的でした。
ミステリ部分は半分正解くらいまではたどり着けましたが、完全正解は難しかったです。
主人公の、どうして危機感なく行動できるのかと人に言いつつ自分は八方美人で流されて浮気する危機感のなさや、
短絡的に人を罵倒する友人など、登場人物にあまりいい印象を抱くことができまず、
そのため、最初の選択肢で拒否した時の展開や、了承した時のラストはインパクトありましたが、
登場人物達の印象が良ければもっと刺さったのではないかと感じてしまった作品でした
(2020/12/16)

 

(同人ソフト連作)

そらのひらけたばしょ 出題編/文芸部(1000円)

地下空間にしか人が住めなくなってしまった世界。地上で動物が変異した「ミュータント」を撃退する者たちが所属する学校があった。
氷川カナメは桜田タツミと、デュプリケートと呼ばれるアンドロイドの志水アヤセの三人でミュータントと戦っていた。
ある日、カナメはカグラという車椅子の少女と出会う。前後してカナメはミュータントが奇妙な行動をすることに気付くのだった。


選択肢なし、バトル、ミステリ一時間四十五分ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が遅めで変更できないことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は精悍な美しさを感じるもので、化物と戦っている物語に合っていると感じました。

主人公がミュータントを倒していく中で、違和感を覚えていきます。
今回は出題編で、謎解きに参加する(Twitterでハッシュタグ「#ソラヒラ」で謎についてつぶやく)と、
今後完成予定の解答編を入手することができるとのこと。
シリアスな世界観ではありますが、主人公がおちゃらけたりするコメディも多め。
出題編ということで思わせぶりな場面が多く、明確にこうだろうな、という答えにはたどり着けませんでしたが、
だからこそ解答編も読んでみたいです。
あと登場人物ではミュータント撃破数一位のデュプリケート、ミソラが
格好良くて(そして健康的なお色気を感じられて)お気に入りです!
(2020/12/14)

 

 

 

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