自殺者専門 エンマ様 vol.2/因果堂Type-I.G.（1000円）
いじめを苦に自殺した我射（わさす）スエオは、地獄で自殺者を専門に裁くエンマのヤミーと出会う。
そこで自身がしたことを思い知らされるスエオ。
そしてもう一人、彼の知り合いが地獄へとやってきた。
選択肢なし、死後、エンマ様、二時間ほどで読み終わりました。
vol.1の感想はこちら
システム、音楽は特に問題なし。
絵は狂気がよく描かれていました。一枚絵は五枚＋差分。
自殺してしまった魂をエンマであるヤミーが悔い改めさせようとしていきます。
vol.1よりも主人公（スエオ）の聞き分けがいいので話がさくさく進んでいきますが、
もう一人の感情がそれにとっかかりを作っていて読みやすさと絡み合った事態のバランスがいいなと思いました。
それに色々と含みがあって、主人公の認識を信じきれなくて、
不確かでぞわぞわする、味がある作品でした。
（ネタバレのため以下反転）
いじめの主犯があの四人だと主人公以外断定いていなくて、
サトイが主人公の生前いじめについて触れていない当たり、あやしい……
過去の作品感想：夢剣、、THE MAN CALLED
CRIMSON、TWADの物語 Vol.1 Vol.2 Vol.3
(2013/1/7)
本気でロリを愛してる（18禁）/GOOD DAYS MAKER（500円）（DL版の購入はこちら）
小さな女の子のことが大好きでたまらない葛西滝弥は深謀遠慮の末、
天南優理という女の子とその家族の信頼を勝ち取り、その家族の旅行中に彼女を預かることに成功する。
そして性的ないたずらを存分に行った後、海外へ高飛びするという計画をいよいよ実行するのだった。
選択肢あり、ロリ、変態、ボイスあり、一時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は優理がロリ可愛いです。一枚絵は六枚＋差分。
あとプログラム終了時の優理メッセージで罪悪感が……。
一つ屋根の下で幼女と二人生活しながら性的ないたずらをしていきます。エンディングは二つ。
Ｈシーンはバリエーションちょっと少なくて物足りない印象。
変態行為をするために途方もなく頭の悪い計画を立て、それを叶えてしまう主人公のアホな知能犯っぷりが笑えました。
そんな主人公の心情を表すベタな演出も特に前半は味があります。
後半は危ういながらもお互いを大切に思う心が感じられ、じんわりぐっとくる話でした。
過去の作品感想：そんなふたりとしあわせのかたち。、ゆうはるか、広がる空の片隅の、ハートピストル【一章】、甘えんぼ御嬢様に寝取られる俺
(2013/1/11)
性獣姉と純情彼女がHに俺争奪戦（18禁）/GOOD DAYS MAKER（900円）（DL版の購入はこちら）
白川隆は幼馴染の山茶花芽璃亜（さざんかめりあ）に告白し彼氏彼女となる。
そんな幸せいっぱいの彼の前に立ちはだかるのは姉の白川竜胆。
ブラコンをこじらせ肉体関係まで強要してくる姉は、芽璃亜を叩きだそうと牙をむいてきたのだった。
選択肢あり、両手に花？、姉、幼馴染、ボイスあり、三時間半ほどで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽はタイトル画面などで流れる曲がヒロイン二人の口喧嘩っぷりをよく表しているなと感じました。
絵も、ヒロイン二人それぞれの良いところ（胸の大小とか！）が出ていて、エロいです。一枚絵は八枚＋差分。
それにボイスで、射精のフラッシュ演出と同時に女の子の声が流れ始めるのがさりげなくいい配慮。
フラッシュが終わってから声だとタイミングに困るんですよね。なんのかは書きませんが。
幼馴染と姉が主人公を巡って激突します。エンディングは三つ。
姉エンドで芽璃亜にも言及してほしかったなと思いましたが
芽璃亜と姉の言い争いつつもお互い認めている関係が楽しかったですし、
Ｈシーンもそれぞれに特徴あって（絵、テキストとも芽璃亜はふにふに感、姉はむっちり感が）それぞれにエロく感じた作品でした。
過去の作品感想：そんなふたりとしあわせのかたち。、ゆうはるか、広がる空の片隅の、ハートピストル【一章】、甘えんぼ御嬢様に寝取られる俺、本気でロリを愛してる
(2013/1/12)
ムーンブルクの悪夢（18禁）/inspire（1000円）
ハーゴンに攻められて滅亡してしまったムーンブルク。
王女だったプリンは城の地下にある牢に入れられてしまう。
そこでハーゴンからの責めを受けるのだった。
選択肢なし、ドラゴンクエスト２、ボイスあり、二時間半ほどで読み終わりました。
システムはいままでの作品よりもさらに便利になっていました。
音楽は特に問題なし。
絵は理性残ってて、でも感じちゃう！ な表情がエロいです。一枚絵は十四枚＋差分。
ムーンブルク王女がハーゴンからあの手この手で凌辱されていきます。
Ｈシーンのバリエーションは豊富ですが、Ｈシーン前後の流れが似ているのでややだれ気味になる面も。
ですが私としてはあまり好みではないですが、アへ顔＋呂律の回らない台詞＋獣のような喘ぎ声のシーンが、
絵も文章もボイスも壊れた様をしっかりと表現していると感じました。
過去の作品感想：愛することは生きていくこと、愛することは生きていくこと
～もうひとつの愛～、オレコレ！、カンダタ物語、天空の花嫁選び、モンバーバラＡＳ、マボロシノセカイ、ハニーウィッチ☆、天空の花嫁と。-僕は妻に、二度目の恋をした-、見習いメイドの贈りもの、魔王と勇者がいた世界
(2013/1/15)
天使の証/Studio F#（1000円/特装版1600円）（購入はこちら）
次期大統領で大学生のユリウスは久しぶりに再会した叔父から羽が生えたハーピーの少女、ユキノを紹介される。
本来違法とされる人工生物であるハーピーとの対面に戸惑うユリウス。
しかし会話を重ねるうち、彼女に惹かれていくのだった。
選択肢あり、恋愛、未来、五時間ほどで読み終わりました。
「渡り鳥の門は遠く」の後の物語。
作中の曲は音楽ＣＤとしても再生可能。
特装版にはフルカラー同人誌付属。
システム、音楽はいままでの作品と同様。ＯＰにムービーと歌、挿入歌、ＥＤ歌あり。
絵は一枚絵でのユキノの瞳が綺麗でした。一枚絵は差分含め九十六枚。
ユキノと会話したり、大学に行ったり、街を探索したりして、ユキノとのことを悩んだりしていきます。
ユキノのところに通い詰めると話す話題がなくなってしまうのが、一人ヒロインのせいか妙にさびしかったです。
ですが、ユキノの明るさと、その立場からくる秘めやかな部分とが混じった二人の会話は、
綺麗で儚い雪のようで印象的なやりとりでした。
過去の作品感想：メルクリウスの青い砂、渡り鳥の門は遠く、シュガードロップ・ブレイクアウト、リ・エンゲイジ
(2013/1/16)
純情セックスフレンド（18禁）/夜のひつじ（1300円）(DL版の購入はこちら)
おすすめ
過去の作品感想：孤独に効く百合、親友が美少女になって帰ってきた。、恋妻くずし、義妹ホールと妹ホールド、幼馴染と十年、夏
(2013/1/20)
蟲ノ目/ヨツツジエコー（1500円）(DL版の購入はこちら)
友人の三荊（さんばら）に誘われ、夏休みに日本の中心、長野県は刑部村という地を訪れた二條久保（にじょうくぼ）
その地に伝わる伝承を調べつつのんびりと過ごす旅行になるはずだったが、
各々の身に蟲を宿した九人の少女達が闘う、蟲毒という名のバトルロイヤルに巻き込まれてしまう。
選択肢なし、異能、蟲、追加部分は四時間半足らずで読み終わりました。
第一章の感想はこちら
第二章の感想はこちら
第三章の感想はこちら
システム、音楽はいままでと同様。
絵はさらにメインキャラの差分立ち絵など追加されていました。
最終章のためあまり詳細なことは言えませんが、
九人＋αが闘うシーンは熱くて楽しくてわくわくしました。
また第四章を通じて二條久保と三荊がみんなの幸せを願って、行動していて暖かい気持ちになりました。
これは優しい物語、そしてコミュニケーションの作品だと思います。
(2013/1/24)
Color of White（18禁）/はいぺりよん（100円）（DL版の購入はこちら）
ハーフのアシュリー=SW=石動は妹の霧葉=BF=石動のことが気になるようになってしまった。
そして同じく霧葉も姉のことを。
二人は姉妹で女同士であることに悩みながら、相手への想いを募らせるのだった。
選択肢なし、姉妹、恋愛、ボイスあり、二時間半ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは色々とそろっていて快適。ただ一部、長い台詞がウインドウに入りきらないで表示されない箇所がありました。
音楽はＯＰ歌、挿入歌三曲あり、挿入歌は他にアシュリーと霧葉が音楽プレーヤーで聴くという設定で、このアルバム収録曲の中から流すことができます。
絵は二人とも可愛らしいです。花火などの演出も綺麗。一枚絵は六枚＋差分。
アシュリーと霧葉が悩みながらも自分の気持ちに素直になることを決意します。
過去の100円エロゲシリーズ(後輩と後背位で交配してみた。、S.I.S.T.A.R.S:KISS
OF TRINITY）登場人物の出演もあり。
状況説明が多めで、もう少し感情描写の比重多めの方が恋愛ものとしてはいいかなあと思いましたが、
すれ違いはあれども女の子のふわふわきらきらした愛情や悩みや仲良しな様子が満載で、
ずーっと二人一緒にいてほしいなあととても微笑ましく感じた作品でした。
過去の作品感想：スワンプマンに花束を、す快らーく～昼はファミレス・夜はハメレス～、魅杏の裏切り～ドリリドリラレドリドラレ～、後輩と後背位で交配してみた。、Arpeggio 神奈ルート、S.I.S.T.A.R.S:KISS OF TRINITY、3M -Marionettes
manipulate the marionette- #define
(2013/1/28)
東京都繰子の事件簿 ～File02：淫獣～（18禁）/はいぺりよん（1500円）（DL版の購入はこちら）
探偵事務所を開業した少女、東京都繰子（ひがしきょうとくりす）のもとへ、二つ目の事件の依頼がやってくる。
失踪した官能小説家を探してほしいというその妻からの依頼。
しかしそれは、殺人事件の幕開けだった。
選択肢ありですが一本道、推理、昭和、ボイスあり、二時間半と少しで読み終わりました。修正パッチあり。
システム、音楽は特に問題なし。主題歌あり。
絵は小説家夫人の貞淑さの中にある色気が良く出ていました。
あと普段ボーイッシュなのに驚いた時に女の子らしい悲鳴を上げる繰子が可愛かったです。一枚絵は十四枚＋差分。
探偵事務所を開業してから最初の事件はこういうことがあったとだけしか触れずに、
二番目の事件の一部始終が語られていきます。
犯人は若干変化球ですが、犯人候補が少ないので
……といっても解決編をちょっと読むまで閃きませんでしたが、なんとか当てることができました。
戦後、洋館、和装の婦人といった舞台がエロスな雰囲気たっぷりで推理ともども堪能できる作品でした。
過去の作品感想：スワンプマンに花束を、す快らーく～昼はファミレス・夜はハメレス～、魅杏の裏切り～ドリリドリラレドリドラレ～、後輩と後背位で交配してみた。、Arpeggio 神奈ルート、S.I.S.T.A.R.S:KISS OF TRINITY、3M -Marionettes
manipulate the marionette- #define、Color of White
(2013/1/30)
妹アプリケーション！ -
Sister Application !（18禁）/3 on 10 -サンオントウ-（1000円）（DL版の購入はこちら）
機械音痴の妹にせがまれ、流行の異星人飼育アプリをインストールし起動したら、妹がスマホに吸い込まれてしまった。
その日の夜に見た夢は、異星人の触手に妹が凌辱されるもの。
異星人が言うには、恋人を作らないと妹はずっとこのままだという……
選択肢あり、妹、アプリ、異星人、ボイスあり、四時間三十分と少しで読み終わりました。修正パッチあり。
体験版の感想はこちら
システム、音楽は特に問題なし。ＯＰにムービーと歌、ＥＤに歌あり。
絵はゴルちゃんかあいいと思います！ 一枚絵は十五枚＋差分。
妹が触手で凌辱されている中、家庭教師としてゴルちゃんの家でいちゃいちゃします。
話の区切りごとに次回予告があったりＯＰムービーが流れたりします。
過去作品のキャラクターも出たりでなかったり。
ゴルちゃんがとてもとてもかあいいのですが、Ｈシーンは妹の日暮里の方がエロかったです。
日暮里の言動にイラッとさせられる反動か……
話は、妹アプリケーションの機能がザル過ぎる気がしました。まあそうしないと話終わっちゃいますが。
でもとりあえずゴルちゃん可愛ければ全てＯＫ！ かと。
過去の作品感想：ツルゲーネフによろしく、ぷるぴら、Might、ツルゲーネフとよろしく！、川の流れを留めてみたい、永遠に美しき冬よりも
(2013/2/4)
ファタモルガーナの館/Novectacle（2000円）(購入はこちら)
特におすすめ
過去の作品感想：霧上のエラスムス 特別版、おやばけ！
(2013/2/12)
Kill me , kiss you-前編-（18禁）/Nix*（500円）（DL版の購入はこちら）
男女が隔離され、男は地下で労働、女は地上で平和に暮らす世界。獨芹依花は牢獄の看守となる。
それはかつて愛し合ったが突然転校してしまった少女、和と共に抱いた夢を叶えたのであった。
しかしその目的は和の手掛かりを得るためになっていた。そんな牢獄では、囚人に対しあることが行われていた。
選択肢あり、百合、嗜虐、九時間ほどで読み終わりました。
暴力シーンやグロテスクな表現が含まれているため苦手な方は注意。
体験版の感想はこちら
システム、音楽は特に問題なし。ＥＤに歌あり。
絵はラフ多め。あえてそういう演出なものもありますが、そうでないものもあって未完成な印象を持ってしまいます。
ただ、立ち絵は目線の動きなど細やかに表現されていました。
依花が最初に受け持った囚人の生殺与奪を一任され、一週間どうするか考えていきます。
前編となっていますが完結していて、後編はifストーリー＋短編集になるとのこと。
依花がとってもイタイ子ですがしっかりと作中でも指摘されています。
そんな依花の性質のなかでも、相手の機微を読めず表面的な情報で推測するコミュニケーションの仕方が
地の文でしっかりと表現されているのがいいなと思いました。
あと倉見さんマジ天使。こんな世界じゃなければ……
話としては体裁を繕わずに突っ走っている感じで絵も含めみにくさがありましたが、それ故の良さもある作品でした。
(2013/2/15)
境界線の移動公園（ＢＬ18禁）/Flora-Float（600円）（DL版の購入はこちら）
両親から離れ、遠縁にあたる青年、栢山 一衣（かやま
ひとえ）のもとで過ごしていた相武 志綺（そうぶ
しき）
彼はある日、内部が公園になっている不思議なバスと、死神と名乗る伊吹という青年と遭遇する。
その日を境に何故か一衣は家を留守にしてしまうのだった。
選択肢あり、死神、公園、二時間半足らずで読み終わりました。
「シニガミのビスクドール」と同じ世界観の話。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は拗ねた伊吹の立ち絵が特に可愛かったです。一枚絵は十枚＋差分。
内部が公園になっているバスに志綺が何度も遭遇するうちに、一衣との関係を考えていきます。
「シニガミのビスクドール」をすでに読んでいたのに、
バスの中に公園があるというインパクトで伏せられていた真実に気づかず見事に惑わされてしまいました。
一衣からの想い描写がちょっと足りないように感じる部分はありましたが、
丸文字の理由とか家族関連の思いやり描写はたっぷりでしたし（その分実の母親の酷さも！）
志綺と一衣の仲の良さがとても微笑ましく感じました。
過去の作品感想：黄昏る空、だけになく。、おうちで暮らそう！、Release
- 体験版、シニガミのビスクドール、暴食ファクター×６ 体験版
(2013/2/17)
Flora*Float2012フリゲ＆体験版セット/Flora-Float（無料）
フリーゲーム三作「陽のあたる深海」「ヨルノトバリ」「姫と魔女とCANDYの騎士」
とシェアゲームの体験版二作「シニガミのビスクドール」「境界線の移動公園」を収録。
USBフラッシュメモリで頒布されていました。
陽のあたる深海（ＢＬ18禁）/Flora-Float
大学四年生の代田 洋志（だいた ひろし）は彼女に振られてしまうが、そのこと自体には不思議なほどショックを受けなかった。
何故だろうと考えているうちに、隣に住む従兄の真昼（まひる）への想いに気付く。
しかしそれを告げたとき、返ってきたのは拒絶だった。
選択肢あり、従兄弟、恋愛、一時間と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は素っ裸のときの体のバランスにちょっと違和感。一枚絵は十一枚＋差分。
従兄と実の兄と小さいころから一緒だった主人公が従兄への想いを募らせていきます。
洋志も真昼もお互いの気持ち無視して思い悩んじゃうところがもどかしかったです。
普段のゲームしたりしている所は気安い感じで仲良いなーと思いました。
あと一番下のルートが本筋とは関係ないながらも中途半端に終わってしまって気になるところでした。
過去の作品感想：黄昏る空、だけになく。、おうちで暮らそう！、Release
- 体験版、シニガミのビスクドール、暴食ファクター×６ 体験版、境界線の移動公園、ブランシュ・ブーケ
(2013/2/19)
ヨルノトバリ（ＢＬ18禁）/Flora-Float
バーチャル芸術という仮想空間に制作されたアートが主流になった世界。
芸術家の亘は男娼のトバリに入れ込み、身請けを提案していた。
しかし毎回すげなくかわされ、業を煮やした亘は……
選択肢あり、芸術、近未来、一時間と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はトバリの色々な表情がそれぞれ魅力的に感じました。一枚絵は八枚＋差分。
選択肢によって異なる結末を迎えます。ルートによっては登場人物の設定そのものが異なったりします。
バーチャル芸術とその作品に対してこういうものだという説明が雲をつかむようで
実感があまり持てずじまいだったことは気になりました。
ですが全ての結末を読めば設定が異なる場合があることにしっかりと理由があるとわかったり、
二人の立場などへの認識が二転三転する展開構成など、上手いなあと思わせられる作品でした。
過去の作品感想：黄昏る空、だけになく。、おうちで暮らそう！、Release
- 体験版、シニガミのビスクドール、暴食ファクター×６ 体験版、境界線の移動公園、ブランシュ・ブーケ、陽のあたる深海
(2013/2/20)
姫と魔女とCANDYの騎士（ＢＬ18禁）/Flora-Float
憧れていた隣国の姫が魔女にさらわれ、救出へ赴くことになった騎士の洋志。
命からがら魔女の住む城へたどり着き、姫と魔女を見つけるもなにやら様子がおかしくて……
選択肢あり、ファンタジー、ハロウィン、一時間足らずで読み終わりました。
「陽のあたる深海」の登場人物によるハロウィン企画。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は一枚絵で吊り下げられている真昼姫がとても可愛かったです。一枚絵は八枚＋差分。
姫と魔女に出会った後の選択で姫ルートと魔女ルートに分岐します。
途中の真昼姫の居直りはちょこっと殴りたくなりましたが、
その後はどちらのルートもラブラブでにやにやさせられました。
過去の作品感想：黄昏る空、だけになく。、おうちで暮らそう！、Release
- 体験版、シニガミのビスクドール、暴食ファクター×６ 体験版、境界線の移動公園、ブランシュ・ブーケ、陽のあたる深海、ヨルノトバリ
(2013/2/21)
Hybrid症候群（ＢＬ18禁）/モンスターキャラメリゼ（1000円）（DL版の購入はこちら）
天使と悪魔の混血として生まれたラウムは天使の一人、シエル以外からは疎外されてきた。
そんな二人に、天使と悪魔両方が通う学園からの招待が届き、一週間の体験入学をすることになる。
しかしそこでも、天使と悪魔の対立があったのだった。
選択肢あり、天使、悪魔、混血、学園、五時間十五分ほどで読み終わりました。
血、嫌がらせ、一部暴力表現があります。 獣姦、失禁、血に抵抗のある方はご注意ください。
とのこと。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は一枚絵がＨシーンのみで、どれもエロく感じました。一枚絵は十八枚＋差分。
天使メインの授業と悪魔メインの授業どちらを受けるか選択したりしながら、
天使や悪魔と仲良くなっていきます。
二、三日では積み重ねが足りなくあっさりしすぎていると感じるルートもありましたが、
ラウムが取る行動や、そのタイミングによって相手に与える影響ががらっと変わるところが読んでいて納得できましたし、
よくない結末を迎えたとき、歯がゆさを感じられていいなと思いました。
また、スタッフロールで表示される立ち絵が関わったキャラクターの状態を表していて、
特にシエルが報われないルートは、結末はハッピーエンドなのに切なくなる作品でした。
(2013/2/24)
孵化抗力（ＢＬ18禁）/モンスターキャラメリゼ（500円）（DL版の購入はこちら）
二十九歳になった宮坂惣一のもとへ、ジンと名乗る者が現れる。
あと一年たっても童貞の場合、体内でジンの卵を孵化させてくれと頼まれた惣一。
そのまま十一か月。彼はまだ童貞だった。
選択肢あり、人外、卵、触手、一時間十五分ほどで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽はＨシーンで非日常を感じられる曲が使用されていました。
絵は触手がかなり生々しい感じ。
あと先輩の一枚絵がちょっと女々しすぎるような気も。一枚絵は五枚＋差分。
人でないジンの卵を体内で孵化させるか、高校時代から想いを寄せられていた男の先輩と関係を持つかで悩んでいきます。
主人公三十で一人身なところがなんだか他人事のような気がしませんでした……
ジンも先輩も気遣い万全でＨシーンも愛ある感じで、
主人公に、いいからはやくどちらとＨするか決めちゃいなよ！ と言いたくなりました。
もちろん自分が当事者になったら決められる気がしませんが！
過去の作品感想：Hybrid症候群
(2013/2/25)
王様ノ蝶（ＢＬ18禁）/余白屋（1500円）(DL版の購入はこちら)
とある理由で大金が必要になったウカは知人の魔術師に仕事を紹介してもらう。
それは一年間「王様の蝶」つまり男の愛人になるというものだった。
依頼をしてきた三つの国を視察し、ウカはその中の一国の蝶となるのだった。
選択肢あり、ファンタジー、愛人、八時間半ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは特に問題なし。
音楽は各国ごとや、コメディ/シリアスシーンなどそれぞれの場に合っていました。
絵も各国の衣装の違いが見ていて楽しいです。一枚絵は四十枚＋差分。
一つの絵を一部だけ切り取ったり、反転させたりして複数シーンで使用している演出が上手いなと感じました。
最初に選んだ国で一年間、王様と一緒に過ごしていきます。
どの王様もウカを雇う事情を抱えていて、ウカもまた事情を抱えています。
それがしっかりと絡むストーリーも読みごたえありますが、
読んでいて一番感じたのはどの王様も可愛い！ ということ。
普段は王として立派に振舞うのに、ふと思いやりや不器用なところが垣間見れたり、
段々とウカにメロメロになって拗ねたり、子供のように言い争いをしたり、ウカから見たらとてもズレた言動をしたり。
そんなウカと王様たちを見ているのが笑えて、微笑ましくて、笑える物語でした。
過去の作品感想：守り鬼
(2013/3/7)
Ariard-少年アリス-（ＢＬ18禁）/Latte（特装版4800円/通常版3800円）(購入はこちら)
父親を亡くし、自分を偏愛する母親と共に暮らす高校生の宮野有純は
ある夜、白兎という名の兎耳の男と出会い、見知らぬ世界へ連れて行かれる。
その世界で出会う人々は皆、有純のことを知っているようだった。
選択肢あり、不思議の国のアリス、ボイスあり、九時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
特装版は専用ケース、小冊子付き。
イベントでは+200円でさらに限定小冊子やグッズ付き。
体験版の感想はこちら
システムは文章速度瞬間表示の次に速い表示速度でも遅めなことや、
セーブやおまけを開くのがエフェクト付きでほんの少しですが時間がかかることが気になりました。
音楽は各場面に合った曲が使われていると感じました。
ＯＰに歌とムービーあり。体験版とはまた別のムービーなのですが、体験版以上に目を惹くムービーでした。
ただ、起動時にムービーが流れるのですが、スキップしようとすると毎回確認メッセージが表示されるのが面倒です。
絵は王様の自信満々な表情が好き。一枚絵は八十枚＋差分。
地下の国で自分のことを知っている人々と過ごしながら、
恋愛したり監禁されたり世界の仕組みをどうにかしようとしたりしていきます。ルートは五つ。
有純が受動的なためか地下の国の価値観があまり重要と実感できず、
特に山場での盛り上がりが今一つに感じられてしまいました。
あとチェシャ猫ルートで有純がイラつくのはいいのですが、
力が使えるようになることを最初から否定するのはちょっと主人公として情けないと思いました。
お気に入りなのは白兎トゥルーエンド。現実世界と絡めた終わり方で有純の立場をよく表しています。
登場人物では帽子屋と蛹が一緒にいて安心できました。
とても作りこまれていますが、演出が多すぎて読みにくい部分もあった作品でした。
(2013/3/10)
彼女は散乱している（18禁）/花を吐く抄女（100円）
浮浪者さながらの生活をしていた少年ノースブリックと、ゴシップ記者のジャクリーンは
とある屋敷の前にいた女性から、屋敷の中にいる少女を探してくれと言われる。
内容に見合わない報酬の多さに警戒しつつ屋敷を探索するが、案の定色々とおかしなことが起こるのだった。
選択肢あり、ゴスロリ、願望、一時間四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はナジェーナの表情がエロ可愛かったです。
でもおっぱい全然出してくれませんでした……！！
ノースブリック少年が屋敷を探索する中、
ナジェーナという少女の痴態を映した写真や映像を見せつけられたりします。
持って回ったテキストに加えその内容もつかみどころがなく、
結局どういうことだったの……？ と煙に巻かれてしまいました。
ただ気味の悪さが漂っていて、特にラストにはぞくっとさせられました。
過去の作品感想：死狐様、挽歌の候、如何お過ごしでしょうか、早瀬に案山子は、黄昏の姉妹、終末のマリアージュ、八目鰻、黄昏の姉妹、終末のラジオ、一子、二狐とも、巫女との狸、菓子狐憑き、傾城狐の嫁入りなこそ、箱入り娘のてるみどぉる、やんでれさんのすゝめ、あそびめヱロゲに花束を、カムガカリ、子狐丸宗近、ワルキューレに口づけを、お狸様で爆乳まみれin雌狸様に酒池肉林、遙か異空の鎮守狐火、王子の狸とカツ丼と、そも、お狐様に夜這われて！。、ぱんぱにえれ、佐藤と鈴木と田中、ときどき山本、狐日和に格子を覗けば、廓に狸と寝入りましょう。
(2013/3/30)
パカプラスプラス/PacoProject（1000円）（DL版の購入はこちら）
彼女である和泉紫がアルパカになる事件から一年、また紫がアルパカになってしまった。
なんとかしようと突っ走った結果、二人は喧嘩して気まずくなる。
それだけでなくバイト先のマスターの娘もカピバラに見えるようになってしまうのだった。
選択肢あり、アルパカ、カピバラ、ボイスあり、三時間四十五分ほどで読み終わりました。追加CG＆シナリオパッチあり。
システムは既読判定がされていないのか既読スキップでスキップできないのがちょっと不便。
あとアイキャッチはクリックするまで切り替わらないか、おまけで見ることができると嬉しいなと思いました。
ＯＰにムービーと歌、ＥＤに歌二曲あり。
絵はカピバラが可愛さ全振りでアルパカのようなキモ可愛さはない感じ。一枚絵は十二枚＋差分。
選択肢によってアルパカルートと、カピバラルートに分岐します。
また、アルパカの毛を刈っていくミニゲームあり。
どちらのルートも神様が出てきたり強引に解決したりとなかなかはっちゃけていますが、
特にカピバラルートでのマスター達の家族としてのやりとりが暖かくていいなと思いました。
過去の作品感想：パカプラス、パカプラスマイナス
(2013/4/8)
ここのえこころ/nostalgia（500円）
高校生の一之瀬一太郎は幼馴染の九重こころや友人に囲まれなんとなく日々を送っていた。
ある日こころの大学進学という話を聞いた彼は、同じ大学に行くべく勉強をはじめる。
しかし、それまでの積み重ねがない彼はすぐに放り出してしまい、こころと喧嘩になってしまうのだった。
選択肢あり、人外、恋愛、ボイスあり、一時間ほどで読み終わりました。
システムは文章速度が遅めで変更できないなど不便なところが多いです。
音楽は特に問題なし。
絵は本編では主人公以外みんな人外。最後の一枚絵はインパクトありました。
バッドエンド後のおまけやタイトル画面などでは人状態のヒロイン画像あり。
容姿には一切触れられることなく、人外ヒロインとの恋愛が描かれています。
おまけで意図的と語られていましたが、
展開が学園恋愛もののテンプレートすぎて読んでいてだれる部分がありました。
インパクトの強さ以外で楽しめる部分がもっとあればよかったと感じた作品でした。
過去の作品感想：カミサマの好きな色
(2013/4/9)
Triagain
トライアゲイン（18禁）/とらいあんぐる！（2000円）（DL版の購入はこちら）
大学生の優はある雨の日、濡れながら空を見上げる少女、深冬と出会う。
帰るところがないという彼女を自宅へと連れ帰ることになり、
その日からいつ終わってもおかしくない、危うい共同生活が始まった。
選択肢あり、恋愛、ボイスあり、四時間ほどで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽はタイトル画面で流れる曲がお気に入り。ＯＰにムービーと歌、ＥＤに歌あり。
絵は表情がころころ変わる深冬をはじめ三人とも可愛かったです。一枚絵は十九枚＋差分。
女の子を自分の家に住まわせるようになったことから、三人の女の子との日々が始まります。ルートは三つ。
まず主人公の名前が裏葉くん（「Trif トライフ」「アイドル彼女」主人公の名前）じゃないことにびっくり！
まあ「Trif トライフ」と同じ舞台なので別に裏葉くんがいるのでしょうが。
話は、美羽ルートの両想いになる過程やラストがあっさりすぎるように感じました。
ですが、ヒロインは三人が三人とも魅力的で、
主人公とのやりとりも、女の子同士のやりとりも楽しめた作品でした。
過去の作品感想：Ｔｒｉｆ トライフ、アイドル彼女～ふたりだけの秘密レッスン～
(2013/4/11)
同人inｇ～Let's make the
doujin game～/星団ファミリー（1000円）
高校二年生の赤名康平は、新人賞の一次選考で落選した小説を同じクラスの小湊伊織に読まれてしまう。
書いた本人でさえ見放したその作品を、彼女は好きだと言う。
そして続けて「同人ゲームを作りませんか？」と告げたのだった。
選択肢なし、同人ゲーム制作、追加部分は四時間足らずで読み終わりました。修正パッチあり。
伝送スクリプター編までのシナリオも収録。
システムはいままでと同様。
音楽は修羅場中の疾走感ある曲がお気に入り。ＥＤに歌あり。
新規絵は男分多め。
今回で完結。高校三年生の夏に向けて全てをつぎ込んで一つの作品を創ろうとしていきます。
（ネタバレ反転）
コミケ落ちた時点で、実際にするかどうかはともかく
委託参加は議題に上がるほうが自然じゃないかなあとは思いましたが、
立ちはだかる障害の強固さがこれでもかと描かれていながらも、
なんとかするだけのプロセスが納得のいく形で提示されていて、
絶望せず、拍子抜けもせずなバランスが緊迫感たっぷりでした。
そしてなにより、というかいつもながら、というか
完成へと向けて修羅場っている場面をはじめとした各場面で、
読んでいるこちらの心身の温度まで上がってしまうとても熱くて、おすすめできる物語でした。
過去の作品感想：スターリーカラーズ
(2013/4/12)
私は女優になりたいの/Chloro（1000円）（DL版の購入はこちら）
映画部に所属するアカネは女優になりたかった。
でも恋愛したり、魔法少女になったり、アタミで温泉に入ったりいろいろしていて……
女優になろうとした理由を忘れてしまった。
選択肢なし、ついていけない系カオス型ノベルゲームとのこと、ボイスあり。
二時間と少しで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは特に問題なし。
ＯＰ歌二曲くらい、ＥＤ歌四曲くらい、挿入歌二曲くらいあり。
絵は色々な方が描かれています。ＣＧギャラリーに登録されるのは七十三枚＋差分。
演出は凝った魔法少女変身シーンがあったり、実写ムービーがあったり、
各話ごとにＯＰ、アイキャッチ、ＥＤ、次回予告があったりと多彩でした。
次回予告の「嫌なら見るな 見たけりゃ見てね
いそいそと」という決まり文句が耳に残ります。
全六話でアカネがバンドやったり追われたり宇宙規模のことに巻き込まれたりと色々な目に遭います。
本当に色々なものが詰め込まれている作品で、
唐突な個所やわけがわからない箇所もあれば笑える箇所もあります。
そんな中でエスカルゴ斎藤のストーカー言動がお気に入り。
カオスとか雑多というような言葉がふさわしい作品でした。
(2013/4/13)
背徳せんせーしょん（18禁）/なつこん（1500円）（DL版の購入はこちら）
数学教師の白居茉莉花（しらいまりか）は新任の錦木華（にしきぎはな）の教育係となる。
可愛らしい華先生を指導していくうちに、茉莉花はつい色々なことをしてしまいたくなるのだった。
選択肢あり、百合、教師、ボイスあり、三時間足らずで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は華先生のおっぱいやわらかそうでした。一枚絵は十二枚＋差分たくさん。
授業中や放課後の学校で二人色々なことをしていきます。
ストーリー部分は控えめで、その分Ｈシーンはどれも身体的/心理的描写が丹念で、
二人の時間という感じが出ていました。
それに、攻め側の茉莉花先生の方がちょとちょこドジって慌てたりするのが微笑ましかったです。
過去の作品感想：Hurtbreak Wonderland、Hurtbreak Wonderland +、とらとら
(2013/4/14)
オフライン少女（18禁）/チェーン荘（3500円）(購入はこちら)
大阪に住む藤 ナユタは友人に誘われ、地下アイドルのライブを見に行くことになる。
そこで知り合ったのはリッカという名のアイドル。
そしてその頃、ナユタのチャットでの友人も大阪の地を訪れていた。
選択肢あり、ザッピング、近未来、地下アイドル、ボイスあり、七時間半足らずで読み終わりました。修正パッチあり。
プロローグの感想はこちら
システム、音楽は特に問題なし。ＯＰに歌とムービー、それにムービー付の挿入歌二曲あり。
ムービーへの入り方がアイドルであるということと関連していたり、
千紗都視点での色の使い方など演出が良かったです。
絵はリッカが、人気あるアイドルだという説得力がありましたし、
それ以外の女の子も可愛らしかったです。一枚絵は五十八枚＋差分。
ナユタ視点で数日間が描かれ、次にその期間を千紗都視点で、というザッピングの繰り返しで
アイドルのリッカに関わる話が進んでいきます。
リッカ以外と特に仲良くなるルートもありますがどれも結末はバッドっぽいもの（追加選択肢のルートなどはある意味ハッピーですが！）
で、Ｈシーンはトゥルールート以外にしかないのですが、
折角本筋と別なので（メインストーリーを邪魔せずにすむので）もっとしっかりとエロくしてほしかったです。
絵も描写もあっさりしすぎで、とってつけたような感じを受けてしまいました。
メインストーリーは、関わってくる社会的な存在の大きさと比して、
実際の事件の悪役がそれほどでもなく、解決シーンと合わせて拍子抜けしてしまう部分はありましたが、
リッカの魅力がとてもよく描写されていましたし、
日本橋に集った面々がお互いを知って、お互いのことを大事に思って、
さらに多くの人々を巻き込んで事に当たるという流れが暖かくて、熱くなりました。
オンラインでも、実際に顔を合わせても、人と人との繋がりを感じられる物語でした。
過去の作品感想：静寂に電気鋸
(2013/4/17)
空蝉（18禁）/chivalry（800円）
1990年、夏休みを利用し、十年ぶりに親戚がいる蓮見村を訪れた前田高明。
おぼろげにしかないかつての記憶。しかし変わらぬ長閑さをもって村は存在していた。
彼はそこで、三人の女の子と再会する。
選択肢あり、恋愛、十八時間半ほどで読み終わりました。修正・追加パッチあり。
システムは特に問題なし。
音楽はＥＤ歌とそのアレンジ挿入歌あり。
特に挿入歌が、使い方もあって印象的でした。
絵はヒロインごとに違う方が描かれています。由梨絵さんが綺麗だなあと思いました。
一枚絵は三十八枚＋差分。
選択肢によって三人のヒロインのルートに分岐します。
「虚蝉 ～記憶の彼方～」の二十年後の話で繋がりがあるのですが……
示唆されていましたが……「虚蝉 ～記憶の彼方～」の二人のその後はやるせなくなりました。
特に共通ルートで、場面転換が唐突で一日の中で流れが途切れてしまっていて、
同じ日なのに別の日の出来事をはめ込んだかのようなおさまりの悪さを感じてしまいました。
ゆうこシナリオはライバルエピソードの後の切り替えが早すぎて、それまでの葛藤はなんだったのかという気持ちになります。
由梨絵シナリオは主人公の思考言動が控えめに言っても自分勝手で、
相手は諭すのに似たようなことを自分がしているのがあまりいい気分になれませんでした。
ですがどちらのルートもラストでは、良かったなあと思うことができました。
一番お気に入りなのは麻衣シナリオ。
特に挿入歌が流れる場面はそれまでの奔走と、そこでの演出が相まってぐっとくるものがあるエピソードになっていました。
過去の作品感想：虚蝉 ～記憶の彼方～
(2013/7/9)
恋には落ちても、受験には落ちないんだからねっ！/CURIOSIST（500円）
高校三年生になっても志望大学が決まらなかった寝舟誠司（ねふね せいじ）は、
憧れている同級生、千正葵（せんしょう あおい）の前で彼女と同じ大学に入ると宣言してしまう。
しかしその時点での成績では合格は絶望的。幼馴染の安羽撫子（やすば なでしこ）
に泣きつくと、葵を交えて勉強会をしよう、と提案されたのだった。
クイズ以外の選択肢なし、受験、恋愛、十三時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは特に問題なし。
音楽は最後の試験がまんまラスボス曲で笑いつつも盛り上がりました。
絵はヒロインごとに違う方が描かれています。一枚絵は九枚＋差分。
勉強会ではジャンル、レベルを選んでクイズに答え学力を上げ、
模試やセンター試験では勉強会と同じ問題の中から出題され、
二次試験は模試等と同じ＋独自形式の問題が出題され、
内申点、センター試験、二次試験の点数によって目標の大学に合格できるかが決まります。
その合間のシナリオパートでは女の子と仲良くなりながらそれぞれの問題に立ち向かっていきます。
勉強会がかなりたくさん開催されるので二周目以降作業感が強くなってしまいますが、
何度もクイズに挑むことでプレイヤーとしてもクイズに正答できる力が付いていくということを実感でき、実際に勉強しているという手ごたえがありました。
また、テストも一発勝負という緊迫感があり、知っている問題が出るかどうかの運も重要でした。
シナリオパートでは桃宗柑菜（ももむね かんな）シナリオでのこれでもかというほどのいちゃいちゃっぷりにニヤニヤさせられます。
デフォルメされているとはいえ受験生らしさをとことん味わえるつくりが良いな、と感じた作品でした。
過去の作品感想：全力疾答！クイズマラソン、クイズトラベラー -around the world-、遥かなる剣が峰、ヒトナツの聖地巡礼、フェアリーメイカー、くいけん！ ～美浜高校クイズ研究部物語～
(2013/7/23)
ボクの唄/silvervine（500円）（ＤＬ版の購入はこちら）
事故のせいで死者となったハルは、東京の廃病院で瑠偉、ヒカリ、ミドリの三人と共に暮らしていた。
それは賑やかな日々であったが、一方でハルを失った雪と敏哉は段々と擦り切れていくのだった。
選択肢あり、死者の世界、三時間半ほどで読み終わりました。
「キミのための唄」を同梱。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は山場での一枚絵が印象的でした。一枚絵は六枚＋差分。
「キミのための唄」の続編。
前半四人でわいわいやっているシーンにぎこちなさがあって、
そうなる理由はあれど結構な長さそうした掛け合いが続くのがちょっと読みにくく感じました。
ですが容易に放り出せる立場になっても迷い苦悩するハルの真摯さには好感が持てましたし、
そうした末に出した結論に重みを感じることができました。
過去の作品感想：キミのための唄
(2013/9/29)
未来探偵ソラとピヨちゃん インビジブルレストラン（注文のできない料理店）/フワフワソ（400円）（DL版の購入はこちら）
未来の日本、北海道から上京してきた十五歳の少女、ソラがバイトを探していると、
ケータイ電話のヒヨコ型ＡＩ、ピヨちゃんが探偵事務所の助手をしないかと話しかけてきた。
一度は断ったものの、トラブルに巻き込まれてしまったソラはピヨちゃんの力を借り、探偵の真似事をすることになる。
ネタバレ有/無モードの選択あり、探偵、未来、四十分ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
このライトノベルがすごい！大賞３次（＝最終）選考対象作をノベルゲーム化とのこと。
第一話 第二話の感想はこちら
エピソード・ホーンテッドの感想はこちら
第三話の感想はこちら
イリーガルジュブナイルの感想はこちら
システムは今までの作品と同様。ＢＧＭに歌（ボカロ）あり
絵はイリーガルジュブナイル以外と同様。
今回は問題編のみが収録されており、後日解答編が公開されます。
１月７日２４時締切で推理大会開催中。賞品もあり。
どこに出没するのかわからない料理店を見つけてくれという依頼を解決しようとします。
ネタバレ有/無モードでテキストはもちろん、立ち絵も変わったりとしっかり配慮されていました。
お腹が破裂しそうになるまで食べさせられるソラが可哀想……
ピヨちゃんは相変わらずですがちょっとガラ悪いですね。
問題は、大体目星はついたんですが詰めが固められない感じ。でもとりあえず応募してみます！
(2013/1/2)
未来探偵ソラとピヨちゃん インビジブルレストラン（注文のできない料理店）解決編
ネタバレ有/無モードの選択あり、探偵、未来、十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は問題編と同様。
絵はジト目のソラが非常に！ 可愛かったです。
問題編で謎だった犯人や犯行の理由が明かされます。
私の応募では犯人は五分の二くらい当たったんですが、理由やそれを指摘するプロセスがダメダメでした。
そんなように思わせられるくらい、問題編で推理のとっかかりが提示されていて、
悔しいけれど納得のいく解答でした。
(2013/1/9)
装天のグライガー ver1.33/ＥＧＧ（DL版630円）（DL版の購入はこちら）
天加瀬勇也は夜の学校で謎の化け物に襲われ瀕死の状態になってしまう。
そんな彼を助けたのは、化け物と同じ世界からやってきたグライガーという名のヒーロー。
傷を治すために二人は勇也の体で共存することになるが、そんな彼らの前にまた別の化け物が現れるようになる。
選択肢あり、ヒーロー、学園、追加部分は二時間半と少しで読み終わりました。
始動編の感想はこちら
システム、音楽は始動編と同様。
絵は山場での演出に熱いものがありました。
始動編、正義編、英雄編を収録。次は最終章とのこと。
三時間半ほどの長さとは思えないほど多彩で壮大な展開になっていて、
かつ読みやすいテキストなのはいいなと思いました。
ただ、場面の転換が急で、もう少し各シーン毎に余韻がほしいなとも感じた作品でした。
(2013/1/4)
IDEA 宣戦布告編 demo（15禁）/GriMo+
高校生の星崎未来は塾帰りに怪しい女に声をかけられたことがきっかけで、異世界へ飛ばされてしまう。
そこは魔術師が支配する国。
魔術師のヨハンと、非魔術師のエリオットと出会った彼女は、元の世界に戻る方法を探していく。
選択肢あり、異世界、恋愛、一部ボイスあり、一時間足らずで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。ＯＰにムービーあり、
絵は陰のある感じが出ていると思いました。
ただ冒頭の揺れる電車の表現が大味すぎたり、効果音が合っていない場面があったりと演出面で気になる部分も。
この宣戦布告編 demoでは二つのバッドエンドまでを読むことができます。
固有名詞をもじる（アイフォヌ、モイジョイなど）のは作品への没入感が削がれるのであまりよくないと思いました。
あと、主要な登場人物が主人公へすぐ好意を抱いているので、もう少し過程を読みたいです。
ですが、終盤の急展開はどちらのバッドエンドも目を引くものがある作品でした。
(2013/1/5)
黒汁ＣＤ vol.7 「H.B.Detective」File
03 "A Piece of Twilight"/ローズ倶楽部（500円）
陰陽師を養成している国立葛之葉学園がある葛葉市で古本屋を営む少女、花。
彼女は妖弧と人間のハーフで、変身能力を使用し男となった坊城疾風という名の探偵としての顔も持っていた。
そんな彼女のもとへ、二人の女子高生が依頼にやってくる。
選択肢あり、探偵、霊力、三十分で読み終わりました。
「放課後は鬼退治！」と同じ世界の話。
File 01の感想はこちら
File 02の感想はこちら
システムはいままでの作品と同様。
音楽は主題歌一曲に挿入歌二曲あり。
「ポプランチの歌」の幼稚園で歌われてそう感と、三番の盛り上がりから四番のみんなで歌う流れが印象的。
立ち絵などはなく、背景写真のみ。
心霊現象が絡んだ事件を、花が坊城疾風として、幼馴染の火野守 壬の助けを借りながら解決します。
今回は心霊現象が起こると噂されている廃料理店を調査する話。
その料理店、ポプラ亭の居心地の良さが描かれていて、
話の鍵となる「ポプランチの歌」による演出も効果的で、劇的ではないですが安らぐ気持ちになる話でした。
過去の作品感想：放課後は鬼退治！
(2013/1/6)
クロツメヨツバ体験版/モチのおとしご
美都城学園の二年生、古谷隆平のクラスに、季節外れの転入生、野上初夏（のがみ・ういか）がやってきた。
初日から生徒会長をやりこめ、浮いた存在となってしまった彼女だが、
何故かやたらと隆平に話しかけてくるのだった。
選択肢なし、トクベツを探す学園系ADVとのこと、ボイスあり、三十分足らずで読み終わりました。
システムはクリックしてから次の文章が表示されるまで微妙にウエイトがあって、読むテンポが乱されることがありました。
音楽はしっとりとした曲調が、絵は黒ともう一色の濃淡で描かれている人物絵が、それぞれ話に合っていると感じました。
メッセージウインドウやメニューのデザインも格好いいです。
この体験版では主人公が初夏と出会い、ある要求をされるまでを読むことができます。
落ち着いたトーンで進んでいく話ですが、いまのところ転入生と通学路でぶつかってパンツとか、
権力をかさに着る生徒会長とか、ベタな場面が多くてちょっと物足りない印象。
これから先それを崩すのか、お約束を逆手に取るのか、どのように独自の部分を出せるかが重要になりそうと感じた作品でした。
(2013/1/8)
LOST BRUSH/Puolikuu
杉山高校一年の一条彩は美術部に所属し、充実した日々を送っていた。
しかし、学園祭直前に複数の部員の筆がなくなるという事件が起こる。
彩たちは聞き込みをしたりと奔走し、ある情報をつかんだ。
選択肢なし、美術部、事件、一時間足らずで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽は効果音以外無音。
絵は立ち絵可愛らしいです。
美術部の懸案事項のうち一つは解決しますが、まだ未解決のことが残ったままおしまい。
続くかどうかなどは書かれていませんがアプリケーション名が「LOST
BRUSH 01」となっているのでおそらく続きがあるはず。
いや作中でも言及されていますが今回の敵役の動機がお子様すぎるので続いてほしい……！
今回の範囲では「充実した部活動」が地の文で言われているだけなので、
実際に部活しているシーンを読みたいなと思いました、
(2013/1/10)
夢の絆 第ニ話「白雪のシンデレラ」/根無し草（500円）（DL版の購入はこちら）
退魔師の家系に生まれた月上螢一。
伝説の退魔師、鏡理沙子の家に居候することになったものの、
彼や彼の周囲の者たちを狙う輩が次々と現れるのだった。
選択肢あり（本編にはなし）、伝奇、青春、二時間半と少しで読み終わりました。初回パッケージ版のみ修正パッチあり。
体験版の感想はこちら
システム、音楽、絵は今までの作品と同様。
一枚絵は二十六枚＋差分。
今回は鏡理沙子の娘、朔夜を狙う者たちが現れます。
ラストで注意されますが螢一の闘い方が痛々しすぎて、
もうちょっと本人が言っていたように知恵を使えないものかと思ってしまいました。
でも朔夜の大食いシーンが楽しそうで何より。ただ恋する乙女的には失格だと思います。
過去の作品感想：月神探偵譚、月神ふぁんでぃすく、わびさびブロードキャスター総集編、２０１２夏！、夢の絆 第一話、天照花嫁日記第一話、第二話、外
(2013/1/13)
志乃と香野～コインのようなウラオモテ
β版（18禁）/LOOP
大学生の志乃は同じ学年で一つ年上の海人と付き合っていた。
今日も今日とて二人いちゃいちゃ過ごすのだった。
選択肢なし、恋愛、十分ほどで読み終わりました。
システムはバックログがないのがちょっと不便、
音楽は特に問題なし。
絵はオーバーオールいいですね！ あと会場のポスターに惹かれました（パッケージ裏表と同じ）
特に何も起こらず、仲の良い彼氏彼女の一日。
タイトル名と関連するような出来事は起こっていないようなのでまだ続く……はず。
ちょっとずぼらな志乃が海人にべた惚れな様がとことん描かれていて、微笑ましくなりました。
(2013/1/14)
Re:Live.Exe Alpha/sans-boundaries（無料）
体内のナノマシンにより全てを都市に管理されるようになった世界。
少女は都市から廃棄対象とされるもある男に拾われ一命を取り留めた。
その男は完璧を求める都市とは違い、少女にとっては非合理な生活をしていた。
選択肢なし、未来、武装少女、一時間半ほどで読み終わりました。
「EINSATZ KAVALIER-overture-」プレリュードブック・デジタル版を同梱。
システムはESPRESSO vol.1の「夏・空・少女」と同様。
音楽は特に問題なし。
絵は影絵と背景のみですが、戦闘時の照準や状態表示、雲海の演出がシンプルに効果的でした。
ただ……「夏・空・少女」に続いてここでもお風呂シーンは絵がないのか！！
都市に管理される現状に疑問を抱かなかった少女が、男と暮らしていくうちに色々なことを知っていきます。
2013年夏に続編？ が出るとのこと。
少女が変わっていく描写が少なめで、知らないところで育っていく子供を見るような寂しさが……
あと、トレーラーで移動し、機械文明の管理を嫌って生きるアウトローな境遇が、色々不便なんでしょうが格好良く感じる作品でした。
過去の作品感想：I/DEAL 体験版、ESPRESSO vol.1
(2013/1/18)
フれるベカらず-前厄-/サークルTrain（200円）
大滝智瑞は恋人と友人を含めた男女四人でとある観光地を訪れる。
地元の人に白い杭が打たれている向こう側へ行ってはいけないと警告を受けるが、
そのことを忘れ、山奥にある神社を訪れてしまう。
選択肢あり、サスペンスホラー、神、二時間足らずで読み終わりました。
猟奇的な描写があるので苦手な方は注意。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は取り乱した時の余裕のなさがよく描かれていました。
今回はプロローグらしく、今後はこの出来事を経験した主人公が、解決するために舞い戻ってくる展開になる模様。
ですがそこへ繋がる結末以外にも多くのエンディングがあります。
それらのこともあってか登場人物それぞれのことはあまり語られない印象。
なので、現時点ではメインの理不尽な目に遭うシーンでもやや他人事のように感じる面がある話でした。
過去の作品感想：かきしこきし、死神少女 Drei、死神少女 Vier、神鬼─キキ─、舞姫、TUKUMO
(2013/1/19)
もっとやさしくしてほしい（18禁）/しろくろねこ⑨宴会（100円）
高等部二年生になったばかりの藤林恭介は、クラスメイトになった新垣有希（にいがきゆうき）に一目ぼれする。
悪友の協力もあり新垣さんを同じ茶道部に入部させ、恭介の妹と先輩の五人でにぎやかな部活動をしていくことになる。
そして季節は過ぎ、恭介は進路で悩み始めることになる。
選択肢なし、恋愛、独占欲、四時間半ほどで読み終わりました。
システムは台詞がウインドウ形式、地の文が全画面表示というのが特徴的。
マウスホイールからバックログ読めないのがやや不便でした。
音楽は特に問題なし。
絵は新垣さんのやるきまんまんな表情が特にお気に入り。
あとSinomilaの登場人物の立ち絵が使用されていてニヤリとしました。
部活仲間で遊んだり合宿したりしながら、新垣さんと仲良くなっていきます、が、そうしていろいろあって続く。
特に序盤、場面転換で数時間や数日後になったのにそのことが提示されなくて戸惑う箇所がありました。
ですが、初めて新垣さんと出会うシーンでの新垣さんの美しさ描写は印象的でしたし、
実際に会話するようになってからの新垣さんの子供っぽくて素直な台詞や仕草も魅力的でした。
……ボイスないほうがいい派の私がボイス有にしてほしい、新垣さんの声を聴きたいと思ってしまうくらい。
茶道部でわいわいやっているシーンも面白かったです。
なのに賑やかなだけでは終わらず……
この恋愛ノベルゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています、とのことで、
そういった所はまだまだこれからという感じで怖くも楽しみです。
過去の作品感想：Sinomila -1st Chapter-
(2013/1/26)
月下鬼譚 体験版 Version
0.2.1（ＢＬ18禁予定）/えむふぉー（100円）
和泉 恭介は百年以上前、妹を化け物に殺され、復讐のため吸血鬼となる。
しかしほどなくしてその化け物は姿を消し、残ったのは血を吸わずただ人の世で暮らすだけの恭介のみ。
そんな中、近所で動物が殺される事件が起き、彼は敵の化け物と再会した。
選択肢あり、吸血鬼、因縁、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はそれぞれのキャラクターの特徴が良く出ていると感じました。
この体験版では吸血鬼になった過去の回想や、仇と戦うことを決めて動き始めるまでが描かれています。
全体的に敵討ちでありながら淡々とした文体、言動で進んでいきますが、
そんな中、血を吸う描写がエロくてぞくぞくする作品でした。
(2013/2/16)
どきどき☆らぶポーション 体験版【ダウンロード版】（ＢＬ18禁）/すくらんぶる
大学三年生の四ノ宮司は友人が発明したモテ薬の実験台にされてしまう。
しかしその薬は実は男にモテるようになる薬だった。
効果が切れるまで一週間。果たして彼は貞操を守り切れるのだろうか？
選択肢あり、薬、恋愛、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はすごく私好みで堪能させていただきました。
この体験版では薬を飲んだ後、恋愛対象のうち二ルートの最初の方を読むことができます。
まだまだこれからが本番という感じでさわりだけですが、
薬を飲む→男にモテモテになるの場面が、
展開のスピーディさと一枚絵にわかっていたのに笑ってしまって、続きを読んでみたくなる作品でした。
(2013/2/23)
Dear wish～月下の花に降る願い～ 体験版（乙女）/jouet
一ノ宮あきなは十七歳の誕生日に祖母から貰った髪飾りを付けたことがきっかけで異世界へ飛ばされてしまう。
そこで獣の耳と尻尾が生えたウォルクという青年に助けられ、彼が使用人として働く屋敷に滞在することになる。
屋敷には色々な人達が滞在しており、あきなはそこで元の世界へ戻る方法を探すことにするのだった。
選択肢あり、異世界、恋愛、三十分ほどで読み終わりました。
システムはらのべえ使用。
音楽は特に問題なし。
絵はウォルクの耳の動きが可愛かったです。
この体験版では屋敷に滞在して他の滞在者たちと一通り交流するまでを読むことができます。
なんだかんだ屋敷の人たちみんないい人なので安心すると同時に
ちょっと物足りない部分も……まあ物語は始まったばかりですが。
登場人物ではピエロで手品師のセアトロさんがマイペースながら優しくしてくれてお気に入りです。
(2013/2/28)
爆弾教師～IWAO編～/かむゆら（200円）
私立ルナテック学園には四人の有名な教師がいた。
爆弾教師イワオ、爆弾顧問アキミツ、爆弾用務員ヤスシ、爆弾保険医ミサキ。
そこへ転校してきた主人公は、早速彼らと関わることになる。
選択肢あり、学園、コメディ、一時間半足らずで読み終わりました。
おまけシナリオのある冬コミ特別版の感想です。
主人公の名前・性別変更可。
番外編の「爆弾教師～闇鍋BATTLE ROYALE編～」の感想はこちら
システム、音楽は特に問題なし。ＯＰにムービーがあって格好良かったです。
絵はとても美しく、この絵柄でのコメディはインパクトあります。
また文章パートもおまけの四コマも演出も多彩で楽しめます。
ただ普通に読み進める中で待たされていると感じる箇所もあるので、
演出する場面とすぐに読み進められる場面のメリハリがほしいと思いました。
今回は全四話中の第一話で導入にしてイワオ先生が中心の話。
選択肢がかなり多くてそれごとにセーブしているうちはテンポが途切れがちでしたが、
途中で開き直ってノーセーブ直感選択に切り替えてノリよく楽しむことができました。
なのでセーブ控えめ推奨。短めの話なのでバッドエンドになってもすぐそこまで戻れますし。
四人の教師の中ではアキミツだけ小物感満載なのが不憫。第二話ではどんな活躍をしてくれるのでしょうか……？
(2013/3/1)
鍵と世界と少女の扉 ｐｒｅｌｕｄｅ（乙女）/m's cafe
過去神龍によって治められ、神龍のいないいまは衰退してしまったとある国。
巫女のフランチェスカは十六歳の誕生日に神龍を召喚する儀式を行う。
そして召喚されたのは三人男の子だった。
選択肢あり、ファンタジー、恋愛、龍、一時間十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は可愛らしかったです、
この体験版では神龍候補の三人と共に生活していき、最後フランチェスカに知らされていなかったことが明かされます。
三人のうち誰と会うかを三回選ぶところで三回とも同じ人を選べ、内容も同じことが繰り返されるところ
（そしてその後会っていない人と会っていたように話が進むところ）は完成版では修正してほしいと思いました。
フランチェスカが盲目的にいい子ちゃんで、
そこにイラッとしつつも穏やかな日常を過ごしていたのですが、最後の最後で一変。
フランチェスカの在り方が批判されつつ、穏やかな日常の裏側にある汚くも現実的な思惑が噴出しぐっと惹きこまれました。
フランチェスカ本人と、彼女達が過ごす日々は砂糖菓子のようで、でもその中に隠された棘がある、
その棘が話にどう関わっていくのか、もっと知りたくなる作品でした。
あと「鍵と世界と少女の扉」（かぎとせかいとリトルクローゼット）
というタイトルは昂ぶるものがある、いいタイトルだと思います。
(2013/3/2)
紅に染まる(第一章)（乙女15推）/frost inside（300円）（DL版の購入はこちら）
狐霊と共存している狐守村に暮らす主人公は、最高位の狐霊と交信する役割に生まれたが特別な力を扱うことはできなかった。
そんな彼女の傍らには常に幼馴染で守り狐の祇条亜季がおり、二人ごく普通の生活を送っていた。
しかし主人公はおかしな夢を見るようになり、現実でも異変が起こり始めるのだった。
選択肢あり、和風ファンタジー、狐、ボイスあり、四十分ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムはボイスが流れている間は二回クリックしないと次のページへ移れないことがやや不便。
音楽は特に問題なし。
絵はちょっと姿勢の悪さが気になりますが陰気さを感じる絵柄で話に合っていました。一枚絵は四枚＋差分。
第一章では主人公と亜季が危険な目に遭い、なんとかしようと決意するところまでを読むことができます。
村の歴史とか主人公と亜季のいままでの関係とか説明的な台詞で提示されることが多く、
いまいち実感が湧かない部分がありましたが、
作品のそこかしこから陰鬱さが漂っていて、その表現がいいなと思いました。
(2013/3/3)
蒼剣のメサイア trialdisc（乙女）/lalala works
突然異世界へ召喚されてしまった主人公は、魔王にさらわれた王子を助け出してほしいと言われる。
しかし王子はその場にいて、浮いていて、半透明だった。
選択肢なし、異世界、十分ほどで読み終わりました。
主人公の名前変更可。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は王子や魔術師が描写通りの容姿だと感じました。
この体験版では主人公が異世界から召喚され、そこでその世界の説明をされるところまで読むことができます。
さらわれたはずの王子が何故かその場にいることがどうしてなのか気になりました。
ただ主人公が状況を口に出し過ぎなところに違和感。
そういうところは「」でなく（）のほうがいいのではと思いました。
(2013/3/5)
退魔夜話 双月の夜/此花（300円）
卜部武治（うらべたけじ）は往年の力こそないが、人を喰らう異形のモノを狩るベテランの破魔師だった。
あるとき彼は、異形のモノに襲われていたつぐみという名の少女を助ける。
彼女を狙っていたのは、卜部と過去に因縁のある相手だった。
選択肢なし、和風伝奇、一時間半と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は立ち絵と一枚絵でちょっと印象が異なりますが、それぞれ描写に合った容姿でした。
今回のものには卜部シナリオのみ収録で、他につぐみシナリオがあるとのこと。
十四歳の娘がいる卜部や、彼と同年代の男二人＋αがつぐみを狙う輩と闘っていきます。
語られている敵の強さと比べ、実際の戦闘での苦戦具合がそれほどではなかった、という差は気になりましたが、
色々と過去の出来事やら、つぐみの境遇やらが絡む世界観や、
全盛期からは程遠いおっさんが経験と感知力で補って闘う様に読みごたえがある話でした。
過去の作品感想：朝の光が待てなくて、キスより甘くて深いもの
(2013/3/28)
戦国の黒百合～ふたなり姫と隷属の少女～（18禁）/言葉遊戯（1500円）（DL版の購入はこちら）
織田信長の妹、朔は他国へ嫁ぐように言われるが、男嫌いの彼女はそれをなんとか阻止しようとした。
その手段の一つとして取り寄せた薬を飲むと、股間に男のものが生えてしまう。
同時に性欲が抑えきれなくなってしまった彼女は、家臣の娘で以前から親しくしていた柚々に目をつけるのだった。
選択肢あり、戦国時代、ふたなり、百合、ボイスあり、四時間十五分ほどで読み終わりました。
システムは特に問題なし。メニュー画面や回想などの背景が和風で華やかでした。
音楽も同じく話に合っています。
絵は朔の美しさ柚々の純朴さがよく出ていると感じました。一枚絵は二十二枚＋差分。
ふたなりになってしまった我儘な姫様が、妹のように可愛がっていた少女を凌辱していきます。
エンディングは六種類あって、そのうちの一つは次回へ続く、で締め。
ほとんど朔と柚々のＨシーンなので蔓のＨシーンはもう一回くらい見たかったですが……
といってもＨシーンだけでなく朔と柚々の関係や、
朔や藤吉郎が暗躍する戦国時代らしい謀も描かれていて、色々な面で楽しめる作品でした。
(2013/4/26)
戦国の黒百合～ふたなり姫と敵国の姫君～（18禁）/言葉遊戯（1500円）（DL版の購入はこちら）
織田信長の妹、朔は他国へ嫁ぐように言われるが、男嫌いの彼女はそれをなんとか阻止しようとした。
その手段の一つとして取り寄せた薬を飲むと、股間に男のものが生えてしまう。
同時に性欲が抑えきれなくなってしまった彼女の前に、敵国今川の姫がやってきた。
選択肢あり、戦国時代、ふたなり、ボイスあり、七時間ほどで読み終わりました。
第一章「戦国の黒百合～ふたなり姫と隷属の少女～」の感想はこちら
システム、音楽、絵は第一章と同様。一枚絵は十八枚＋差分。
今川家の出身で、松平家康の正室の妹、蕗が朔姫に目を付けられます。
基本的に一本道で、途中バッドエンドになってしまう選択肢あり、
後半敵国の姫君関係なくなっている……と思いきやしっかり関わりがあって、
だからそのサブタイトルか、と思いました。
今回登場人物も増えて、Ｈシーンもバリエーション豊か。
でも忍の二人やねねのもっとぐちゃぐちゃなシーンが見たいと思ったり。私の欲望際限ないです。
話としても周辺国との外交など読みごたえありましたし、
事態が悪化していく中、続きがどうなるのだろうと気になる作品でした。
(2013/4/27)
その光その翼/アザトースの遺産～現代編～/Ｔの弐乗 （DL版の購入はこちら）
原因不明の病気で倒れ、入院生活を余儀なくされるようになった如月冬馬は、北海道の山奥にある病院へと転院する。
そこでユイという名の少女と出会ったことがきっかけで彼の日々は明るさを取り戻した。
しかし、病院の近くにある施設では人知を超えたモノが研究されていた。
選択肢なし、クトゥルフ神話、空想科学、十六時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムはかなり文字サイズを小さくしないと長めの文章の途中で次のページへ勝手に移ってしまうこと、
台詞に発言者名が付かないことがあり、誰の言葉かわかりにくいことが気になりました。
音楽は神秘的な場面の曲セレクトがいいなと感じました。
絵は冬馬の可愛さや一枚絵の美しさなど非常に綺麗です。
また動きや遠近を利用した演出も多いです。
冬馬が病院の近くで行われている人知を超えたモノの研究にだんだんと関わるようになっていきます。
この～現代編～では話が大きく動き出したところでおしまいになり、今後続編を発表予定とのこと。
文章が冗長な場面があり、話の進みが遅くてだれ気味になることがありましたが、
終盤はぐっと引きこまれる展開でドキドキしました。
それにみんなでわいわい会話している場面は楽しかったですし、
赤堀さんの奇行はとてもインパクトありました。
いいところで終わるので生殺しになりつつ続きが気になってしまう作品でした。
(2013/7/4)
AKIBAALIVE
-overture-/PSYCHOFRAME（2500円）購入はこちら→【PSYCHOFRAME】AKIBAALIVE
2099年、臨海部に新しく造られた秋葉原の秋葉原学園へと転入してきた桜井葦人は万年金欠ながらもオタクライフを満喫していた。
ある日、オタク仲間で社長令嬢の来栖川鈴音によって「APOCALYPSE#0」というMMORPGに強制参加させられた彼は
そこで世界に一枚しかないレアカードを入手したが、何故か現実世界でもそのカードの能力を使用できるようになる。
選択肢あり、秋葉原、ゲーム、十五時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは用語集やポップアップ、メール着信など多彩。
ただメニュー周りが凝っている分呼び出しにやや時間がかかります。
音楽は特にコミフェス開催中などに流れる曲が楽しく騒いでいる感じでお気に入り。
絵はスタイリッシュ！ という印象で格好いいです。
ストーリーの合間に、秋葉原を散策したりバイトしたりトラブルを解決したりして、
入手した「APOCALYPSE#0」のカードを用いたバトルパートに臨みます。
レベルや入手カード、所持金など全データ共通なのでセーブ場所によっては効率よく稼げすぎたり、
散策パートで同じ話を何度も聞けたり、時間経過の描写がなくて唐突さを感じる場面があったりと、
ところどころ詰めきれていない部分はありましたが、
行動のタイミングが重要で緊迫感のあるバトルパート、
秋葉原でにぎやかに過ごす前半、事態が動く後半とどの場面も面白かったです。
特に多くの登場人物が揃って何かを成すコミフェスや最終章は熱いものがありました。
盛り沢山な内容でありつつ、今回は前編とのことで謎も残るので続きが楽しみになる作品でした。
（以下ネタバレ反転）
いまのところ
バスタードソード
スペルウイング
スナイプストーカー
聖刀・村正
ロマンキャンセラー
レッドポーション
ルナ・ダイアル
ロマンシングストーン、スペルスマッシュ（⇔魔刀・村雨⇔あうこねこ＋コスト３カードどれか）
で最初は三人で攻撃し、相手が発狂したら二人防御させロマキャン、運命交換、防御で耐えて、
ルナ・ダイアルからの村正強化打撃を叩きこむのが私のデッキ。
一番下はバトル終盤使用で7000超ダメージのロマンシングストーン、スペルスマッシュか、
攻撃力をより高める村雨か、ロマキャン運命交換使用できないときに大技緊急回避できるあうこねこかお好みで。
ロマンキャンセラーが作中でも言及されてますが壊れ性能ですねぇ。
あうこねこは状態異常からの回復も早いので、
キラークイーン最終奥義から防御しまくってあわよくば99カウント持たせる超持久戦法にも使えます。
（2013/8/6追記）下二つのレア使わずにトーナメント優勝したときのデッキ
http://southerncross.sakura.ne.jp/20130805.jpg
(2013/7/14)
Re;world episode2/US8（500円）(DL版の購入はこちら)
全世界の人々は神により運命を決められていたが、高校生の和田御影は突然それから解放され自分の意志を持った。
しかしそれは神の僕である天使にとって抹殺対象になるということだった。
そんな彼を救ったのは堕天使ベヌス。そして二人は、神と天使に反抗し人類を運命から解放させることを決意する。
選択肢なし、運命、天使、ボイスあり、六時間四十五分ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
episode1の感想はこちら
システムはepisode1の感想で書いた間は気にならなくなっていましたが、スキップはやっぱり遅め。
音楽は特に問題なし。
絵はロキの狂気がよく伝わってきました。一枚絵は十二枚＋差分。
episode2では色々と障害がありながらも、いままで襲われるばかりだった天界への反抗作戦が進行していきます。
章を経ていくごとに別視点や過去等のおまけシナリオが読めるようになったり、用語集に単語が追加されたりします。
新しい仲間が増えたり、新たな力を獲得したりといった変化がありますが、
それ以上に各々の天界と闘う心構え、決意を固める様子がしっかりと描かれていて、
悩んだりしたけれども最終決戦の準備は万全！ という感じでepisode3へ気持ちが高まる話でした。
過去の作品感想：R-10爆弾カノジョ。
(2013/8/11)
へびへび祭りの夜 プレ完成版/サカナ・ノベル
高遠第二艦隊所属、攻撃艦淡錘の二等海尉、参月は休暇中、へびへび祭に参加するため蛇多谷を訪れる。
その祭りは蛇多谷に住む娘が他国の男と愛の奉納（性行為）をするというもので、多くの男達が参加していた。
そこで参月は、何人かの女性と知り合うのだった。
場所選択あり、ファンタジー、お祭り、追加部分は四十五分ほどで読み終わりました。
最初の日の感想はこちら
α２版の感想はこちら
システム、音楽はいままでと同様。
新しいＨシーンに絵がなかったりグラフィックは未実装のところあり。
未実装の絵などありますが、話は最後まで読むことができます。
三日目にも色々なことが起こりますが、基本的にはお世話になった人たちへの挨拶回りといった感じ。
ことあるごとに奉納成功を称賛されつつからかわれる参月、なやりとりが楽しかったですし、
来年のへびへび祭や祭り以外での蛇多谷をもっと見たくなる居心地の良さがありました。
過去の作品感想：魔法少女サカナ―運命の輪、プレ狗張子、彼女は怒っているか？、舞踏、国都の剣 道中編
(2013/8/13)
私に咲く華を見て彼は笑った【常識≠真実】～意義～/NeOres（1000円）
大学生の黒須巫女は、ある日を境に「かたりつぎ」について調査するようになる。
そんな彼女に対し意味ありげな態度を取る大学准教授の大安寺希深。
それは大学がある千人町を巻き込んだ騒動へと発展していくのだった。
選択肢あり、真理、民話、十一時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
「私に咲く華を見て彼は笑った【常識≠真実】～行動～」の感想はこちら
システム、絵は～行動～と同様。
音楽はともちゃんと仲直りするときの曲がお気に入り。ＯＰとＥＤに歌とムービーあり。
基本的な構成やおまけモードは～行動～と同様ですが、
～行動～とほぼ同じ期間に起こった出来事を黒須巫女視点で、
plot modeの別視点「裏PLOT」は大安寺希深視点で語られていきます。
今回「私に咲く華を見て彼は笑った【精神≠現実】」との繋がりが出てくるのですが、
【精神≠現実】の一つの象徴、駅が出てくるシーンは懐かしくてぐっときました。
また、後半の社務所でやりとりが白熱していく所は勢いがあります。
ラストはきっちりめでたしめでたしで終わるわけではありませんが、
真理について色々と考えさせられつつ、話も楽しめた作品でした。
私に咲く華を見て彼は笑った【常識≠真実】完全版感想へ続く
過去の作品感想：私に咲く華を見て彼は笑った【精神≠現実】
(2013/8/28)
かや姉小さな旅 番外編 ～フジマル婚活パーティに行く～/不機嫌亭ゲーム班（100円）
進行豹さんが婚活パーティに参加する話。
選択肢なし、婚活パーティ、実話？、十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は錬電術師と同様。
絵は「錬電術師 -HexaQuarker-」の登場人物、フジマル等の立ち絵が代理。一枚絵は九枚。
実際に婚活パーティに参加したことをもとにしたノンフィクション？ な話。
進行豹さんの空回りっぷりが痛々しくて目を覆いつつ隙間から見たくなる気持ちになります。
でも、参加者の女性との会話は楽しそう、と思えるものもあり、
そうした描写と心理考察がいいなと感じました。
(2012/1/3)
いつくしま日記/The Ministry of Occult（400円）
厳島神社に仕える神人の一人である主人公は、巫女の白蓮の護衛兼分社へのお使いを頼まれる。
しかし白蓮はとんでもなくお転婆で、その奔放さに振り回されるのだった。
選択肢あり、戦国時代、巫女、一時間と少しで読み終わりました。
「さこそ仇なる色に咲くとも」の番外編。
その「さこそ仇なる色に咲くとも」第一部体験版も同梱。
システムは既知の不具合（進行不可になるようなものではないですが）がいくつかあって、
対処法が書かれているのですがやや不便。
音楽は特に問題なし。
絵は「さこそ仇なる色に咲くとも」第一部体験版と同様。
選択肢によってお使いを失敗したり、賊と戦ったり、道に迷ったりします。
エンディングは十種類。
本人視点でないためか白蓮の奔放さはやや控えめな印象。
（それでも賊を撃退したりするのですが。……「さこそ仇なる色に咲くとも」第一部体験版の白蓮に毒されてる！）
エンディングの中では「しあわせごはん」が、真面目にお役目こなして良かった～と報われる気分になってお気に入りです。
過去の作品感想：さこそ仇なる色に咲くとも 第一部 体験版
(2013/1/17)
Angel症候群zero（ＢＬ18禁）/モンスターキャラメリゼ（300円）（DL版の購入はこちら）
制作中の「Angel症候群」の番外編。「Angel症候群」よりも過去の話とのこと。
また、「Hybrid症候群」と同じ舞台の話で、それよりちょっと過去の話でもあります。
三つの短編を収録。
選択肢なし、天使、悪魔、学園、一時間と少しで読み終わりました。
血、産卵、無理矢理などの表現があります。
異種姦、失禁、血に抵抗のある方はご注意ください。とのこと
システム、音楽は「Hybrid症候群」と同様。
絵はアイムとサリエルの対になった立ち絵が印象的。一枚絵は三枚＋差分。
「Hybrid症候群」では下級クラスの話でしたが、
今回は白学中級クラスの生徒がメインの話。
一部危うくはありつつもお互い認め合っている関係が良かったです。
特にアプサラスの天然変態王子っぷりと、
アイムとサリエルの色んなＨシーンは本編でももっと見てみたいなあと思いました。
過去の作品感想：Hybrid症候群、孵化抗力
(2013/2/26)
クルクルvol.1/電気機械座 iPod第1世代＆第2世代解説本。作者さんは三か月でiPod十二個買ったそうです。……なにそれ。ちなみに第1世代四個、第2世代一個、第3世代二個、第4世代二個、ナノ初代三個（＋先日第五世代購入）とのこと。第1世代と第2世代の違いが図解入りでわかりやすく紹介されています。
サクラのアトリエ①～⑤/さくら研究室 化粧品開発をしている作者さんのノンフィクション＆フィクション。化粧品と医薬部外品の違いなどそれらしいこともありますが、④ではなんとローション（化粧水でなく潤滑剤の方）の作り方なんてものが解説されたりしています。なんでも③時点で400部頒布して女性読者3人だけなのでもう男性ターゲットに切り替えたからとのこと（④の後では1200部/8人）。うん、でも私も事前にチェックしていなかったのに入手してしまったんで男を引きつけるなにかがあるんでしょうね。可愛い絵＋知識欲を刺激されるものに男は弱いのかも……
(2013/1/21)
燎原の覇者４
莫逆の誓い/呑気屋本舗（ノベルズ版/272Ｐ/500円/自家製本）
トラブルに巻き込まれ怪我をしてしまったリッツ・アルスター。
動くこともできず、食料もなくこのまま死を待つばかりかと覚悟した彼に声を掛けた青年、エドワード・バルディア。
二人は友人となり、エドワードの目的のため共に歩むこととなった。
「呑気な冒険者たち」シリーズの四十年ほど前の話。
第一巻の感想はこちら
二巻・三巻の感想はこちら
四巻ではいよいよ本格的に革命軍として王国に組する貴族たちと戦うことになります。
戦闘に関してはいまのところさしたる苦戦もなく、
王国軍本体や裏で動いている勢力とも当たっていないためまだまだこれからという感じ。
むしろリッツやパトリシアの心持ちが定まっていく過程が中心でしょうか。
その中でも特にエドとリッツの六十年の誓いが、「呑気な冒険者たち」での
アンナとの関係と繋がっていて感慨深いものがありました。
過去の作品感想：短編テーマシリーズ総集編１ がらくた箱、呑気な冒険者たち・外伝、悠遠の箱庭、エネノア大陸旅行記、燎原の覇者
(2013/3/24)
