夜のひつじ
HP
サークルについて
オリジナルのノベルゲームを制作されています。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2011/6 |
価格 |
1000円 |
年齢制限 |
なし |
特徴 |
雰囲気百合、キス |
選択肢なし、二時間足らずで読み終わりました。Verが1.0.0のものにはパッチ必要。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモードなどがあり、
セーブデータは60個まで保存可能です。
あらすじ
初対面はキスだった――。
高校一年、初夏。紺野芙紗(こんのふさ)は自由気ままな引きこもり少女・セリと出会う。
生真面目な芙紗はセリに翻弄されつつも、いつしか心をひらいていく。
抱き合って指を絡めて見つめ合って。
二人の少女は好きな人と触れ合う心地良さを知った。お互いをもっと深く知りたいと思った。
(サークルHPより)
この作品について
ひきこもっていて一回も登校していないクラスメイトの家へ、連絡のプリントを届けるため訪れた芙紗。
しかし何故かひきこもりのクラスメイト、セリに気にいられキスをされてしまい、
その後も色々と好意を向けられるうちにいつしか芙紗もセリのことを……という話。
システムは読み進めるのに必要な機能は一通りそろっていますが、
文章の途中で次のページに移ってしまうことが時折あるのが気になりました。
音楽は曲数は少なめですがどれも過剰に目立たず、場面場面に沿ったものが使用されていて、話をしっかりと支えていました。
絵は原画・CG南方純さんとのこと。繊細で話にとてもよく合っていました。一枚絵は十二枚+差分。
二人はそれぞれ問題を抱えているものの、はっきりとは明示されず示唆のみ。
ほとんどの場面がちょっと重苦しいけれどただただ芙紗とセリの二人きり、
キスしたり照れたりはしゃいだりイチャイチャしたりキスしたりして、穏やかな時が流れていきます。
それが本当に綺麗で、完璧で、脆くて。
胸が締め付けられながらもくすぐったくなる微笑ましさがあっていつまでも味わっていたいと思えるほど。
それでいてラストも嬉しくなってしまうような終わり方で、全編を通じて心地よい時間を味わえました。
起伏の少ない作品が好みでない方や、百合が苦手な方は楽しめないかもしれませんが、
最初から最後まで穏やかに過ぎていく、私の理想に限りなく近い、とてもとても大好きな素晴らしい作品です。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2012/12 |
価格 |
1300円 |
年齢制限 |
18禁 |
特徴 |
逆レイプ、浮気、言葉責め |
選択肢あり、ボイスあり、五時間足らずで読み終わりました。修正パッチあり。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモード、回想などがあり、
セーブデータは60個まで保存可能です。
あらすじ
わたしが上になってあげる。
「ねえ、セフレにならない?」
鷺沢透にとある弱みを握られた俺は、その誘いを断れなかった。
「今日は一緒に帰る?」
笑顔でそう言う彼女の未弥への罪悪感はもちろんある。
それなのに、俺は背徳の快楽の泥沼に溺れようとしている。
さらに透の周囲には援交オヤジの影もちらついていて――。
刹那的な快楽に流されるか? 癒しと安らぎを護るか?
究極の選択を迫り、あなたの心を略奪する逆レイプ浮気ADV。
(サークルHPより)
この作品について
彼女がいる主人公が、クラスメイトの女の子に弱みを握られ色々なことをされてしまいます。
システムは特に問題なし。
音楽は未弥シナリオで解放された時の音楽が印象的。
絵は透の淫靡な表情や、未弥の柔らかそうなところがいいなと思いました。一枚絵は十六枚+差分。
透の言動が蠱惑的かつ、主人公の気にしている所を的確に突いてきていて、
椅子に座って足を組み替える仕草だけでもとんでもなくエロかったですし、
主人公が押すと引いて、引くと押す手練手管は蜘蛛の糸に絡め取られる獲物を思わせられました。
逆に未弥の優しさ、一途さは主人公ばかりでなく、透ルートで滅多打ちにされたプレイヤーをも癒してくれました。
未弥は未弥でHシーンエロいですけどね! 特に透ルートの方。
透も未弥もそれだけではない一面が垣間見れる部分もあり、
より二人のヒロインを魅力的に感じられました。
透との関係も、未弥との関係も印象的に描かれ、Hシーンも堪能できる濃密な作品でした。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2014/8 |
価格 |
1300円 |
年齢制限 |
18禁 |
特徴 |
デレパシー、恋愛、幼馴染 |
読心選択あり、ボイスあり、四時間半ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモード、回想などがあり、
セーブデータは60個まで保存可能です。
あらすじ
恋する女の子の気持ち、ぜんぶ見えます。
久しぶりに再会した幼馴染・杞沙(きさ)。
何を話せばいいのか俺にはさっぱりわからない。
だけど突然、彼女の思考が読めるようになった!
なんか杞沙は俺のことが好きらしい。
そして……エッチもしてみたいらしい。
相手の気持ちが読めるから
恋愛は超イージーモード。
したいこともされたいことも全部わかる。
この恋に失敗はありえない! ……よな?
だだ漏れデレパシーADV!
(サークルHPより)
この作品について
幼馴染の心が読めるようになった主人公がそのことに罪悪感を抱きつつも、
自分が取った行動に対して嫌がっていないか、喜んでくれたかが気になってしまいます。
心を読むかどうかは強制もあれば任意もあり。任意部分で心をどれだけ読むかで二つの結末に分岐します。
システムは特に不便な箇所なし。
……厳密に言うと、全部プレイ後に読み返すときは任意読心の部分でスキップ停止ON/OFF機能とか、
読心後もスキップ継続機能とかあったほうが便利とは思うのですが、通常プレイ時は無い方がしっかり楽しめる、という感じです。
音楽は前半、後半両方の山場で流れる曲がそこでの心情と合っていてとても印象的でした。
絵も、後半ラストの杞沙がすっごく綺麗! 一枚絵は十六枚+差分。
プレイ前は憎まれ口を叩いてくるような幼馴染の心を読んでニヤニヤする話かと思っていましたが、
実際は反応薄めなだけでそれなりに好意的に振舞うヒロインでした。とはいえそれはそれで非常に面白かったです。
まずはオーソドックスに心の中の恥ずかしい台詞とかを読んで楽しみ、
勝手に心の中を覗いていることや、幼いころの出来事に思い悩みながら、なんだかんだでラブラブっぷりを楽しみ、
心を読むことの真相を知って物語の構成に感嘆させられ、
付き合うようになった後のやりとりを楽しみ。
そして恐れる二人や、それでも……という二人に胸を締め付けられ、
最初から最後まで、一つ一つの出来事全てに心揺さぶられる物語でした。
また、序盤で本当に心が読めるのかどうか仮説→実験→検証……していくプロセスは納得できましたし、
今この瞬間、とか本来とは逆の手順を踏んでいく、といった時間を強調して、
心が読めるというありえない状態で、どう考えるかやどういう心境になるのかということを伝える文章は説得力たっぷりでした。
そして主人公の葛藤とか、思いやりある打算とか、終盤のあれこれとか、どのシーンも情感たっぷりに描かれていて、
テキスト自体も、そこに込められた心も、素晴らしいとしか言いようがない、素敵な作品でした。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2014/8 |
価格 |
1300円 |
年齢制限 |
18禁 |
特徴 |
恋愛、教え子、妹、射精管理 |
選択肢あり、ボイスあり、五時間十五分ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモード、回想などがあり、
セーブデータは60個まで保存可能です。
あらすじ
愛情しこしこ、頭ゆるゆる射精管理。
「兄さんは恋をするべきだと思う」
すべては妹・茉依(まより)のその一言から始まった。
教え子の奈々那(ななな)に告白され戸惑う主人公に、
茉依は 射精管理 で発破をかける。
限界までムラムラドキドキさせられて、
奈々那に たくさんお射精 したくなってしまった主人公は、
半ば強制的に恋とエッチを知っていく――。
愛があれば、教師と教え子でも兄と妹でも
3Pハーレムでも全然問題ないよねっ!!!!
愛ある射精管理からの〜→たくさんお射精ADV!
(サークルHPより)
この作品について
あらすじそのままの展開で、妹の射精管理で射精を我慢できるかどうかで二つの結末に分岐します。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は無音にするタイミングが巧みでした。
また、
奈々那の元気いっぱいなボイスも、茉依のマイペースなボイスもどちらも耳にクるものがありました。
絵も、いたずらっぽい表情の奈々那や、エロい発情顔の茉依や、
二人の小さくて細くて可愛らしい手など色々なところが魅力的です。一枚絵は十六枚+差分。
巨乳妹にシコシコ管理されちゃったり、告白してきた教え子がすごくいい娘で、なのにすぐ痴態を見せてくれたり、
幼馴染の心が読めるようになるよりもよっぽどファンタジーな展開なのですが、
楽しければいいや! と言いたくなるほど、心底本当にすっごく楽しかったです。
すっとぼけた台詞回しで主人公を翻弄しつつ、切ない想いを秘め、最後にそれが報われる茉依はエロ可愛かったですし、
全力全開で主人公が好き好き大好きだということを言葉でも態度でも表現してくれる奈々那も愛おしくてたまりません。
そんな二人とエロい事をしていく日々が楽しくて楽しくてニヤニヤゴロゴロしっぱなしで、
しかし同時に、変態さなら私も主人公に負けない気がするのにどうして現実に奈々那や茉依がいないのか……? と絶望してしまいます。
それはともかく、私はこの大好きだ! と断言できる、
ご都合主義全開ながらそれがいい、甘い言葉で脳みそとろける至福の物語でした。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2014/12 |
価格 |
1300円 |
年齢制限 |
18禁 |
特徴 |
ロリ、純愛、あまあま、欠落 |
選択肢なし、ボイスあり、四時間ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモード、回想などがあり、
セーブデータは60個まで保存可能です。
あらすじ
少女は甘くておいしくていいにおいがする。
無邪気に抱かれているだけの、 世界で一番いたいけな誘惑。
がまんなんてしなくていい、 だってあなたと少女は相思相愛。
精液もさびしさもぜんぶ受け止めてもらって——
だめなおとなに、なりましょう。
(サークルHPより)
この作品について
主人公で社会人の柄木 丘(からき おか)がいたいけな少女、千島 まこ(ちしま まこ)と知り合い、
親しくなり、相思相愛になり、二人で甘い日々を過ごしていきます。
システムはまこちゃんの台詞中にクリック待ちが入ることがあって、
いままでボイスありでそういう仕様はあまり好きではなかったのですが、
この作品ではまこちゃんのちょっと舌足らずな口調のせいか主人公への好意にあふれているせいか
彼女の言葉をしっかり聞いているよ、という確認の儀式めいた喜びを覚えました。
音楽は穏やかで二人の営みに寄り添っていると感じられます。
ボイス、絵は自分が言っている単語の意味は知っているけれど理解しきれていない発音や、
あどけなさとか寂しさとか包容力とか嬉しさとか色々な意味を持つ笑顔など
文章で描写されているまこちゃんとぴったり一致していて可愛く、甘やかされてとろけさせられます。
また、まこちゃんを後ろから抱いてつむじを見ている絵もあってキュンときました。一枚絵は十六枚+差分。
二人以外が関わるような大きな出来事はなく、ただただ二人の間で話が進んでいきます。
主人公とまこちゃんが抱えているものが、少なくとも一部はほとんどの人に当てはまるようなことですが、
そうでない二人や特定の人にしか共感できない部分も多く、
ほんとうに味わい尽くせたとはとてもとてもいえないなあ、という思いでしたが
そんな状態であっても圧倒的に伝わってくる甘さ穏やかさ可愛さに骨抜きにさせられてしまいました。
どのくらいかというと、Hシーンで興奮しているのにそれを処理しようと体を動かすのがおっくうになるほど
全身とろとろにされてしまってただ読み進めることしかできなくなるくらいでした。
最初からずっと主人公とまこちゃんがあさましいほどにイチャイチャらぶらぶしていて(主人公の上司も有能ですが!)
最後もより一層相思相愛になってしまう、それだけの話で、それがとても可愛くて微笑ましく、尊く、暖かかったです。
(以下相思相愛ロリータの生活についての文章です・2016/9/11)
相思相愛ロリータの生活(18禁)(1200円)(DL版の購入はこちら)
「相思相愛ロリータ」のアフターストーリー(本編とエピローグの間の出来事)とのこと。
選択肢なし、二時間十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は「相思相愛ロリータ」と同様、台詞中のクリック待ちがむしろ喜びでしたし、とても穏やかでした。
絵はHシーンのまこちゃんに色気が出てきて、最強か……と思いました。
また、ラストシーンは手を合わせて拝み、祈りたくなります。一枚絵は十六枚+差分。
相変わらずおかくんとまこちゃんが相思相愛です。
「相思相愛ロリータ」ではすかいになってしばらく経ったからか私にも共感できる部分が増えて、
より二人の会話や、触れ合いを深く味わえました。
水着ではしゃぐシーンも、家事も、昼の散歩も夜の散歩も、上目遣いも見降ろしも、ぽっかり空いた所も、ラストシーンも。
とても穏やかで、可愛らしくて、まだちょっとだけ寂しくて、大事な時間でした。
ただ、絵がエロくなってもやっぱり抜く気がおきないくらいに骨抜きにされてしまいましたが……。
「相思相愛ロリータ」と同様、そしてさらにもっと二人の愛を感じることができるアフターストーリーで、本編と併せて特におすすめしたい作品です。
作品
ゆびきり婚約ロリイタ(DL版の購入はこちら)
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2015/12 |
価格 |
1300円 |
年齢制限 |
18禁 |
特徴 |
ロリ、純愛、はらませ |
選択肢なし、ボイスあり、四時間半ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモード、回想などがあり、
セーブデータは60個まで保存可能です。
あらすじ
小さな女の子をひきとることになりました。
「おおきくなったら、けっこんしよう」
いたいけな約束を頼って彼女はやってきた
手をつないで、ふたりだけの家の中、
ぬくもりにとけながら
愛と愛と体液をやりとりしよう。
「仕方がないこと」なんてわからないうちに
だめなおとなにしてあげる。
縁組み性愛ロリユートピア
(サークルHPより)
この作品について
主人公で社会人の啓人(けいと)が2008年に鈴佳(すずか)と出会い、
以降接点がなかったものの、2011年に鈴佳の方から会いにやってきて、そのまま同棲することになります。
システムは「相思相愛ロリータ」同様台詞中にクリック待ちが入ることがあって鈴佳の言葉を大切に思えます。
音楽も穏やかでいたいけでとても良く合っていました。
ボイスは特に2008年編の利発だけれどまだまだ自分の感情がストレートに出てしまう口調が可愛すぎでした。
絵はパンツの描き込みが素晴らしかったです!
また、鈴佳の小ささがよくわかっていけないことをしている感たっぷりでした。一枚絵は十六枚+差分。
2008年編では鈴佳の幼い可愛さにただただクラクラさせられました。
2011年編は甘えていると自覚して甘えてくれたり、わずらわしさを楽しんだり、
三年前や再会してすぐに交わした言葉を踏まえた物言いをしたり、
少し成長したことによる迂遠な、二人だけで通じるやりとりに、わかってくれるという嬉しさがこみ上げてきました。
また、Hシーンでは痛くしたり、無知をいいことに色々なことをさせたり、
自分がいなければ駄目という優越感を覚えたりと、
啓人がわるいことばかりしていて、考えていて、それに同調してたまらなく昂奮させられました。
いけないことや、相手に対し後ろめたく思うことをするからこそ、より相手をすきになり、気持ちが高まっていく。
その最たるものを見定め、得るまでの物語で、過程も含め大切に丹念に描かれています。
だから、読みながら最初から最後までずぶずぶとだめなおとなになりっぱなしの作品でした。
作品
聖天使☆レベルドレイン(DL版の購入はこちら)
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2016/8 |
価格 |
1300円 |
年齢制限 |
18禁 |
特徴 |
天使、弱さ、ファンタジー? |
選択肢あり、ボイスあり、四時間十五分ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモード、回想などがあり、
セーブデータは60個まで保存可能です。
あらすじ
負けて吸精、甘えて搾精。天使少女とお射精ヘブン行き。
魔王が倒された世界では、ゆうしゃ様はもう不必要です。
無駄になったレベルはすべて下級天使に提供してください。
経験値は精液に乗って放出されます
え? せっかくの強さを手放したくない?
じゃあしょうがないですね。
人間の身の程をお知りください
ゆうしゃよ天使に立ち向かえ!
でも負けたら気持ちいいよ!
(パッケージ裏より)
この作品について
カンスト近くまでレベルを上げたものの、他の勇者に魔王を倒されてしまった主人公の元へ
天使の「るな」と「アイリ」がやってきて、優しくレベルを絞り取られます。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は穏やかな曲やバトル曲、ざわつく気持ちが混ざった曲など、それぞれの場面にとても良く合っていました。
ボイスはるなのやる気ないけれど情にあふれた声も、アイリの甘くてちょっと軽んじられているかのような声も魅力的でした。
絵も、るなとアイリ両方とも描写通りの体型でそそられます。一枚絵は十六枚+差分。
Hシーンで主人公が要求するシチュエーションとアイリが画策するシチュエーション、それぞれが素晴らしかったです。
特に「友達のような関係の後輩と」と「お姉ちゃん射精管理」がお気に入りでとても興奮しました。
Hシーン以外も含めたるなとアイリの台詞回しも巧みで、よりるなとアイリとの関係に浸ることができます。
物語は、「きっと弱いほうが幸せですし、楽しいですよ」というアイリの言葉に赦された気がしました。
女の子から優しく頑張れ、頑張れと言われて、頑張る……ことすらしなくてもいい。流されてもそれなりに今は生きていける。
現に、中盤には選択肢すらなく、どんどん駄目になっていく心地良さを味わえました。
けれども。
それでも頑張れば、ちょっと違う景色を見ることができるかもしれない。
という控えめな提案もされたようで、(ネタバレのため反転)まあ、頑張っても頑張らなくても幸せそうなラストですが。
続く競争や日常に疲れた・疑問を持った人に、頑張っても頑張らなくてもどっちでもいいよ、楽しく過ごせれば。
と、一息つかせてくれるような穏やかで、優しくて、怠惰で、暖かい作品でした。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2016/12 |
価格 |
1300円 |
年齢制限 |
18禁 |
特徴 |
ロリ、純愛、はらませ |
選択肢なし、ボイスあり、四時間ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモード、回想などがあり、
セーブデータは60個まで保存可能です。
あらすじ
小さな女の子は好きですか。
髪を梳けば心が通う。
手をつなげば温もりが伝わる。
少女の瞳と肌と粘膜は潤っている。
だからやさしくなりたい。
幸せになる方法だけを考えて
だめな、理想の恋をする。
恋愛中出しロリユートピアノベル
(サークルHPより)
この作品について
転職して新しい街に引っ越した主人公の有馬が、
その街で小妙(こたえ)と出会い、懐かれ、部屋に泊まりにくるようになります。
システムは「相思相愛ロリータ」「ゆびきり婚約ロリイタ」同様台詞中のクリック待ちが愛おしいです。
音楽も穏やかでこたえちゃんとの時間を大事なものに感じられました。
ボイスも独り言のような問いかけや、それが変わっていく様子、上から目線や小賢しさ等、
描写通りの口調を幼女感たっぷりに発せられていました。
絵はこたえちゃんの笑みが可愛くて、トロ顔はエロかったです。
また、口でしているときのこたえちゃんがちょっとぶちゃいくで興奮しました。一枚絵は十六枚+差分。
訳ありで、抑圧されていて、危うくて、幼くて、頭が良くて、好意を控えめに押し通してくるこたえちゃんが可愛いです。
こたえちゃん自身のことをしっかり見て、会話をするありまくんのやさしさが好ましいです。
こたえちゃんの事情とありまくんの仕事関係は障害らしい障害にならず、
ただただ穏やかに(ありまくんはこたえちゃんに手を出すことに葛藤しますが)話は進み、終わります。私にとっては、理想です。
二人がお互いの仕草を見て、言葉を交わし、感じたことがやわらかくも的確に言語化されていてはっとさせられます。
「ご大切」や「半分」といった符牒(その言葉自体も二人にふさわしいのですが)を使って恋人のやりとりをしていく二人だけの空間が尊いです。
……そして、そんな理屈を探すまでもなく、読んでいて楽しく、暖かく、幸せでちょっと刺さる、至福の時を過ごすことができました。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2017/12 |
価格 |
1500円 |
年齢制限 |
18禁 |
特徴 |
ロリ、3P、はらませ |
選択肢なし、ボイスあり、四時間半ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモード、回想などがあり、
セーブデータは60個まで保存可能です。
あらすじ
今からだめになってもいい時間。
三人寄れば文化が形作られます。
あなたと少女と少女で世界を閉じてしまいましょう。
何よりも大切なのは、見守ってくれるかぞく。
少女の愛とやさしさに包まれて、
一番あたたかくて熱い場所に精液を吐露しましょう。
双子に中出し孕ませロリユートピア。
(サークルHPより)
この作品について
仕事に打ち込む以外何もない、と考えていた主人公が、
教会併設の施設で暮らしている二人の少女「すなお」と「とまり」と出会い、
主人公の部屋に押しかけられたり教会の行事を手伝ったりしていくうちに三人だけでだめになってきます。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は穏やかで秘めやかで三人の時間に合っていました。
ボイスは聡いけれど幼くてだからこそ淫靡なすなおも、能天気に聡くて母性あふれるとまりもそれぞれ魅力的。
絵も二人がとても可愛らしくていたいけで、すなおは歯を見せながらしたり顔をする所や、
Hシーンで我慢できずトロ顔になる所、生々しいことを言って(もしくは言われて)照れる所。
とまりはただ会話しているときも、Hしているときも笑顔な所と、
それでもやっぱりちょっと主人公の欲望に満ちた行為を恐れる所が特に魅力的でした。一枚絵は十八枚+差分。
二人の幼い女の子とハーレムというタイトルですし、実際にしていることはそうです。
しかし読んでいると、とてもそれだけとは思えません。
自分たちは真っ当には生きられないから三人で傷付けあって、誰にも知られず生きていこう、
という自分を貶すすなおと、諦めているとまりに主人公は囚われ(もしくは自ら進んで)「だめに」なっていきます。
暖かい底なし沼のようなどこまでも落ちていく闇を感じました。
また、かけがえのないものは愛と希望であり、一緒にいて時間を分かち合うことが大事だ、とたびたび作中で語られますが、
私にはプレイヤーに向けて「ロリ二人とはいわないがせめて現実で愛する人を一人作れよ」と言われているように聞こえました。痛い!
そんな、ただ甘く穏やかなだけではない作品ですが、甘く穏やかな部分も素晴らしいです。
わからないけれどわかる言い回しで話すとまりも、耳年増で色々と興味津々なすなおも本当に可愛くて、
そんな二人と次から次へ色々なシチュエーションでHしていくのは至福の時間でした。
特にコスプレ脇コキだいすき! 脇エロすぎます……
何も考えずとろけることも、いろいろ考えて傷付きながら興奮することもできる、すてきな作品です。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2018/12 |
価格 |
1500円 |
年齢制限 |
18禁 |
特徴 |
ロリ姉妹、3P、はらませ |
v1.0.0時点で選択肢なし、ボイスあり、四時間半ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモード、回想などがあり、
セーブデータは60個まで保存可能です。
あらすじ
小さな頃から愛してほしい。
どこにも行かないよ。誰にも言わないよ。
さびしくなったら帰ってきて。
あたたかくしてあいましょう。
下腹の熱で融け合って、ながく交わって、
性質を混ぜて、ひとつになって。
ねえ、だめでいようよ。
ほしがりロリ姉妹ユートピア。
(サークルHPより)
この作品について
料理ができるけれども体を壊してしまい、性格が悪くならざるを得ない仕事をしている主人公が、
道端で気分が悪そうな「あとり(愛鳥)」と出会いなし崩しに家の中まで招待され、その姉「ちあき(千愛姫)」とも出会います。
両親と暮らしておらず、定期的にお手伝いさんがくるだけの生活をしている二人に懐かれ、だんだん通い詰めるようになっていきます。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は穏やかでちょっと寂し気な曲が多め。
タイトル画面で流れる曲と、スタッフロール前後で流れるはずむようなアレンジの曲がお気に入り。。
ボイスはあとりのぽやっとマイペースな所や、Hシーンでその余裕がなくなる所もにまにまさせられましたが、
年の割にはちゃんとしていてあくまで年の割にはなのであわてたりちょろかったりするちあきが可愛すぎか! と思いました。
特に「あなた♡」と「おぬし?」の言い方!
絵もあとりは立ち絵の顔が正面向いていなくて、色々変なことを考えていそうな所が表現されていました。
ちあきはキリッとした美人さんな顔で、主人公の浮いた言葉でそれがだらしなく緩むところが可愛かったです。
また、二人ともHシーンでレモンを縦にしたような口の形をしているときがまさに淫蕩という様でエロかったです。一枚絵は十八枚+差分。
ちあきとあとりと会話したり、なでたりする時間がとにかく楽しくて幸せでした!!
あとりの変な所にこだわったり小賢しかったりする言い回しも、
ちあきの礼儀正しい図々しさや主人公への好意を隠し切れない所も、
そんな二人に求められ、枷を付けられ、だからこそ二人を独り占めできる所も、本当に心地良かったです。
また、仲が悪いから新しい関わりができるという話や、いつでも壊せるから大切にする、
持っているものは無くさないと持っていると証明できない、といった作中で語られることが、
実践するかどうかはさておき、すとんと納得できるように語られていて、巧みなテキストだなあと思えました。
一番好きな場面は、あとりには簡単に頭をなでるのにちあきにはなでなくて、やっとなでた場面。
主人公の、もう逃げられないというあきらめと、覚悟と、喜びがありありとわかりました。
汚れを知らなかった姉妹を思うように開発する愉しさと、
可愛い姉妹とあたたかく触れ合える楽しさをめいっぱい堪能できる作品です。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2022/5 |
価格 |
1650円 |
年齢制限 |
18禁 |
特徴 |
ロリ、キス、3P、はらませ |
v1.0.0時点で選択肢なし、ボイスあり、五時間ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモード、回想などがあり、
セーブデータは60個まで保存可能です。
あらすじ
キスするたびにだめになる。
弱いから好き。だめだから好き。
くちびるでキスして、半身でもキスして。
疼く孤独には甘い蜜を。
切なさにはやさしい白濁を。
青い性と交わって、子宮にゆるされてください。
生きているのは、よいですか?
疾(と)くあなたの苦しみが取り除かれますように。
#純愛キスはめロリユートピア。
(サークルHPより)
この作品について
義理の妹、かざりが家出をして主人公の家に転がり込んできて、
かざりの親友、みはともついてきて、
三人でまったりしたりキスしたりデートしたりHしたりします。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は穏やかですが、その中に上手くいかないという諦めやちょっとの憤りを感じられます。
ボイスはみはとが普通には発音できない台詞(「かゃ?」とか)を解釈通りに言っていてすごい……となりました。
絵はみはとが本当に美少女で愛らしくて、その表情を崩せたときの快感を主人公と共に感じられました。
かざりのぽやっとしつつも魔性を感じさせる表情も、ゾクッとさせられつつも可愛らしかったです。
あと腋が……えっちです。一枚絵は十八枚+差分。
義理の妹とその親友がおしかけてきます。
「社会的に過ごしているが、社会性は無い」など、
自分の大切なところをすり減らしながら働いている人に特に刺さる様に思えました。
そうでなくとも、ひたすらにかざりに好かれたり、
みはとのいい感じの距離感に自己肯定感が上がっていきました。
中盤まではかざりに頼られ、好かれ、
主人公はかざりのことを好きではあるものの扱いかねていて、みはとの方に執心する、という好意の非対称性が、
かざりを大切にしているけれども後回しにしている後ろめたさを感じて興奮に繋がりましたし、
みはとに若干ぞんざいに扱われながらも「わからせ」ていく嬉しさもあります。
二人の身体の瑞々しさや、表情に感じる湿気の描写や、いけないことを無垢な少女に教えていくこと、
だめになり、人として終わるときの解放感にも興奮させられました。
「愛」と「うまくいく」ことを始めとした作中での思索も腑に落ちるもので、
迷ったり、躊躇したりしながらも救われるまでずっと物語に没入することができましたし、心が少しだけ軽くなる作品でした。