おすすめ同人紹介
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(2025/5/25)


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最新の更新(2025/11/18)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

英雄神話メンダシウム Ver1.01(12推)/鈴餅(フリーソフト)

勇者と預言者が悪しき竜【グアルセプティラ】を退治する大長編ファンタジー。
とある事件がきっかけで、心に傷を負った勇者【ゼベッタ】
竜の血を継ぎ、不思議な力を持つ【フラロア】
民の安寧を阻む者達を退け、王国の危機に立ち向かう……!
貴方はこの物語を涙流さずに……見届けることが出来るか……!!?!?
(read meより)


選択あり、ファンタジー、介入、十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
セーブ、バックログがないですがそれも作中の状況どおりでした。
絵はゼベッタの傷が痛々しかったです。
ゲームが強制終了するなどの演出もあり。

勇者と預言者がドラゴン退治の旅に出ます。
エンディングは一種類。
ドラゴンを倒す英雄譚は表向きの話で、
ゼベッタもフラロアも他の人たちに辟易していて一筋縄ではいかないことが序盤から示唆されます。
そのまま読んでいくと……私には涙流さずに……見届けることが……出来ませんでした!
あとドラゴンの名前で台無しだよ! と思わずツッコミを入れてしましました。

過去の作品感想:欠番9号妹侵蝕 - ソロリズム棺に剣を入れないで、、#14439O70デノスティラの囚人たちデッドリーチョコレイド明暗反復電脳生命育成計画Dread Purple Dead Room
(2025/11/20)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

Dread Purple Dead Room Ver1.00(15推)/鈴餅(フリーソフト)

拘束され、記憶があいまいな状態で目覚めた主人公。
目の前には女性がいて、自分の問いに答えろと言ってきた。
主人公はなぜ今の状況になったのか考えるが……。


選択肢あり、サスペンス、記憶、十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
セーブがなく、バックログ量が少ないですが、それも作中の状況どおりでした。
絵はそんなこと言っている状況ではないのですが女性の猫口が可愛かったです。

一分間で記憶を思い出して女性の問いに答えます。
エンディングは一種類+ゲームオーバー。
ストーリーはもう少し何とかならなかったのか……と嘆きたくなる内容でした。
ただ、普通に読んでいくと全て思い出すには到底時間が足りないテキスト量なので、
ゲームオーバーになってやり直しの際はすでに読んだ所をスキップ(もしくはクリック連打)して続きから読み始めることとなります。
(ゲーム中の操作説明でも、クリアできなさそうなら全スキップしてみようと書かれています)
スキップせずに最初から読んだときは、拘束された状況で頭が真っ白になって思考がまとまらない様で、
スキップしているときは思考フル回転で状況を切り抜けようとしている様と、
主人公の思考を文章の進む速さで再現していて、そういう演出もあるのか、と感服いたしました。

過去の作品感想:欠番9号妹侵蝕 - ソロリズム棺に剣を入れないで、、#14439O70デノスティラの囚人たちデッドリーチョコレイド明暗反復電脳生命育成計画
(2025/11/18)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

SAEKO: Giantess Dating Sim/SAFE HAVN STUDIO(DL販売1760〜1790円)(DL版の購入はこちら)

リンが目を覚ますと、引き出しの中で暮らせるサイズになっていて冴子(さえこ)という女性が見下ろしていた。
冴子は普通の人間サイズながら、リンから見るととても巨大。
引き出しの中には同じような小人がいて、リンは管理人を任される。管理人の仕事とは……。


選択肢あり、巨女、サスペンス、四時間ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は落ち着いていながらも不安感を覚える曲が多かったです。
絵は引き出しを上からのぞき込まれる場面を始めとしてアニメーションも交えて冴子の大きさとリンの小ささを実感させられる場面が多く、
冴子の気分次第であっさり殺されてしまうかもしれないという圧を感じました。
また、暗い引き出しの中では閉塞感と同時に冴子がいないという安堵も感じます。

2000年代の日本を舞台に、小さくなったリンが不思議な力を持つ冴子と関わっていきます。
エンディングは三種類+バッドエンド複数。
おおまかに昼パート、夜パート、深夜パートがあり、
深夜パートは冴子のガラケーを操作してゲームしたりネット小説を読んだりします。
昼パートは引き出しの中で小人たちと交流したり、管理人の役目を果たします。
同じ境遇の様々な小人と交流で、ウザい人がいたり、インモラルなことがあったりしますが、
どんどん小人が入れ替わっていくのであまり印象に残らない人も。
大体は「そうするしかない」状況で進んでいきますが、
そうではない「誰かを選ばなければならない」場面で悩み、苦渋の決断をすることとなりました。

夜パートは冴子と会話します。
相槌しすぎたし、しなさすぎたり、的外れなことを言ったりすると殺されます。
冴子の機嫌を損ねないように細心の注意を払う緊迫感を味わえました。
さんざん冴子の理不尽さ、怖さを味わい、恐怖の象徴となった上での終盤、冴子の内面と、リンの冴子に対する感情が描かれます。
二人がやったことは酷いとしか言えないもので、
けれど悲劇的でもあるどうしようもない二人の在り方と、交わされる会話や仕草が美しかったです。
(2025/11/16)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

みにくい魔王の子 version1.0(乙女15禁)/露骨/BBzB(フリーソフト)

前魔王と人間の間に生まれた娘、ルーシェは現魔王である兄によって僻地に住まわせられていた。
ある日、勇者一行に魔王が封印されかけているという知らせが届き、魔王城へ連れ戻される。
ルーシェは兄の魔王から、勇者一行の誰かに取り入って暗殺しろと言われるのだった。


選択肢あり、ファンタジー、愛、三時間半ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は心を許してくれた時の表情が安らかな分、そうでない場面との落差を感じました。
一枚絵は十八枚+差分。

勇者一行の誰に会うかを選んで、親しくなっていきます。
勇者一行は剣士シェバ、白魔導士バロッド、黒魔導士ドリィの三人。
エンディングは十一種類。
シェバは比較的王道と言うか、葛藤を少しずつ解きほぐしていく流れで安定感ありました。
最初一番疑っていたバロッドはころっと絆されるのにニコニコしてしまいました。
一番一筋縄ではいかなそうだったドリィも意外とすぐ心をさらけ出してくれますが、そこから先が愛憎入り混じっていてお気に入りです。
各ルート共、ルーシェが何を考えているかの描写がなく、行動と相手の反応でしか推し量れないため、
その行動が本当に愛しているからなのか、それとも憎んでいるからなのかを考えながら読み進めることになりました。
好感度低めの時に殺さないの一択になるのは、隙がないと判断したのか、
それとも魔王のことを憎んでいるからなのか……私は後者だと思いました。なので、隠しルートを読むと……。

過去の作品感想:空夜の果てまで連れてって汝の神を愛せよ三千世界の子を殺し
過去の作品感想:BIRLABIRLA_NNN
(2025/11/14)

2025年同人ソフト作品感想

 (同人ソフト完成版)

in abysm(15推)/餅米(フリーソフト)

記憶喪失で目覚めたアンは、ベリアルという悪魔からここは地獄だと告げられる。
屋敷を探索して今の状況を調べていく中で、
アンは過去の出来事を知り、とある事件に巻き込まれるのだった。


選択肢あり、悪魔、愛、一時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はベリアルの信用ならなさをひしひしと感じました。
あとアンのパジャマが可愛かったです。

アンがベリアルの屋敷を探索したり、危険な目に遭ったり、過去を知ったりします。
エンディングは六種類。
記憶を無くし、血なまぐさい噂のある悪魔の屋敷を探索するというシチュエーションではありますが、
アンの順応が早すぎてテンポよくコミカルな気持ちで読んでいくことができました。
とはいえ選択肢次第ではきっちり怖いことになるのですが……。
アンとベリアルの関係も、過去のベリアルとの関係も、
ベリアルが善い存在ではないということを信頼した上でのもので、
そんな相手をわかった上での関係が良いなと思えました。
(2025/11/12)

2025年同人ソフト作品感想

 (同人ソフト完成版)

わたしがあなたを埋めた夜(15推)/カタリUI(フリーソフト)

杉浦柚葉は幼馴染で大好きだった火野楓(ひのかえで)を殺して埋めてしまう。
翌日、彼女の家の玄関を叩く音が聞こえてきた。
玄関の前にいたのは久我原と名乗る男。そして……。


選択肢あり、親友の死体を埋める殺伐百合サスペンスノベルとのこと、一時間足らずで読み終わりました
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は一枚絵は不安定な心境が伝わってくる絵柄でした。
通常のテキスト表示以外にテキストとグラフィックを組み合わせた演出もあり。

少女二人の出会いや再開、殺して埋めた後といった二人の関わりが語られていきます。
百合とのことですが恋愛よりも親友だったけれども今は、という関係性が中心。
エンディングは二種類。
エンド2は爆速で文字を打つ柚葉と、それを無反応で眺める久我原がなんだかシュールでした。
エンド1は客観的に見たら理性を投げ捨ててまですることじゃない、彼女の周りにすら善良な人はいるのに、とは思いますが、
柚葉の境遇、そして柚葉が知った楓の境遇を思うと、そう考えたくもなると腑に落ちる部分も多分にありました。
そんな境遇が語られる場面は重苦しく、そして過去であるがゆえもう覆せないという無力感を覚えますし、
二人の関係性を知った上での終盤、雪が降る中での楓の言葉は真実味を強く感じられ、印象的でした。
(2025/11/10)

2025年同人ソフト作品感想

 (同人ソフト完成版)

FAKER’S ROOM Version1.0/カタリUI(フリーソフト)

親二人と姉を殺害した容疑で逮捕された冬ヶ崎辰海(ふゆがさきたつみ)
しかし彼は「俺が、やったんだ。だけど、やったのは、この俺じゃない」と告げる。
警察は医師に精神鑑定を依頼するが……。


選択肢あり、解離性同一性障害、サスペンス、二時間ほどで読み終わりました。
システムはバックログが直近ではなく一番古い文章から表示されます。
頻度としては直前の文章を読むために使うことが多いので、そこまでスクロールするのが大変でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は序盤、その場面で笑うのか、という笑みが印象的でした。

精神鑑定を行っていく中で、冬ヶ崎辰海の中にいる別人格が次々と現れていき、
話を聞いていくうちに家族を殺害した者が誰なのかが明らかになると共に、
別人格が発生した経緯や、彼らの想いが語られていきます。
エンディングは四種類。
冬ヶ崎家の家庭内暴力などの描写が読んでいて痛々しかったです。
他人から見たら家族を殺害した犯人なんて冬ヶ崎辰海以外にありえないと切って捨てることもできますが、
精神鑑定を通して各人格の内面を知ってそんな単純ではないと感じられました。
また、ミアの人格が初めて現れたシーン、バッドエンド、最後の精神鑑定といった読んでいて意表を突かれるシーンも多くあり、
漫然と読むことを許さないような力強さのある作品でした。
(2025/11/8)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

七王子ブラックタイガー Ver1.01/七緒錬(フリーソフト)

バンド「七王子ブラックタイガー」のヴォーカル空木(うつろぎ)ひのきは幽霊だった。
メンバー以外に姿が見えず、声も聞こえず、しかしいつも使っているスタジオのマイクを通してだけは声が録音できるひのき。
彼女の身の上を知ったバンドメンバーは、その存在を残すため動画投稿サイトで一位を取ることを目標に動き出すが……。


選択肢あり、バンド、青春、三時間半ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が変更できませんが私にはちょうどいい速さでした。
音楽は彼らの日常の軽妙さや、向き合うことを避けてきたことに向き合う時の重苦しさなどが表現されていて、
それぞれの場面をより印象的に感じられました。OPにムービーと歌あり。
絵は女の子皆可愛らしいですし、
要所で全てを描かずに想像力を掻き立てる構図が使われていました。
ただ……父親の立ち絵が一番幽霊っぽいです!

声を失ったギタリスト柊虹(ひいらぎ こう)、毒舌ベーシスト一番ヶ瀬千景(いちばんがせ ちかげ)、
最年長のドラマー松塚虎徹(まつづか こてつ)、ギターを始めたばかりの鎧鶴姫(よろい つるひめ)、
幽霊のヴォーカル空木ひのきがバンド活動をしたり、ぶつかったりします。
エンディングは三種類。
ひのきが加入して五人になって一か月後から始まるので、
序盤は彼らのある程度関係が固まった空気感に取り残されたように感じてしまいました。
また、鶴姫ルートはあっさり気味に思えます。
ですが五人の賑やかな会話を聞いていくうちに彼らに愛着を抱くようになりましたし、
分岐前後はとても重苦しく、最終ルートで五人が集まって以降の流れは胸を打ちました。
一番のお気に入りは千景ルート。虹と千景のいつもと違う、でもいつも通りのやり取りが尊かったです!!
ラストシーンもこうなってほしいという願いがしっかり形になっていて、
一つの心残りはあれど、本当に良かった……と強く思えました。

過去の作品感想:周波数は夜の底
(2025/11/6)

2025年同人ソフト作品感想

 

 

 

 

 

 

 

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2005/5/8開設
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