おすすめ同人紹介
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(2025/5/25)


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最新の更新(2025/12/8)

2025年同人ソフト作品感想

 (同人ソフト完成版)

バレンタイン@ビタープラス ver1.0(18禁)/プラスカゼットDL販売550円(DL版の購入はこちら)

幼い頃にとても仲が良かったながらも最近ちょっと距離ができていた片桐 有希(かたぎり ゆき)と兄の秋(あき)。
有希は憧れの先輩に渡すため、秋に応援されながらバレンタインのチョコケーキを自作する。
有希はチョコケーキを渡すことができるのだろうか。


選択肢あり、兄妹、依存、五時間ほどで読み終わりました。
「バレンタイン@ビタープラス(リメイク前)」の感想はこちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は有希が能天気でぽやっとしているので、それが曇る場面や、秋の鋭い表情が印象的でした。
一枚絵は九十枚+差分。

憧れの先輩にチョコを渡そうとする「本編」、その兄視点「@side秋」はフリーソフト。
有料版ではそれに後日談の「@After」、さらに後日談の「@END」が追加されています。
……全部読むと「@END」が本編でした。
過去の「バレンタイン@ビタープラス(リメイク前)」の感想でも「@side秋」が本番と書いていて、本編とは……
エンディングは本編二種類。それ以外は一本道。

秋が外面は良くても有希に愛されるためであれば有希もだましてくるものの、
少なくとも有希をひどく傷つけることは(有希の主観では)しないので、
「@END」のラストも幸せならばいいじゃないかと思えました。あくまで秋と有希にとっての幸せではありますが。
そこに至るまでの秋の暗躍と、有希の心境の変化も丁寧に描かれています。
友人の麻友(まゆ)もクラスメイトの石田君も、有希を心配する優しさと、
有希の意思を尊重して責任が持てないところは踏み込まない優しさがあって好感が持てました。
(有希の意思はかなりの部分が秋によって誘導されているのには目をそらしつつ)

あと「@END」終盤の有希の思い付きが本当に裏目でしかないもので、
秋と全く同じ気持ちでやめろ! と慌てました。
とはいえ有希をこんなになるまで甘やかしたのは秋ではあるのですが……。

過去の作品感想:バレンタイン@ビタープラスはろーウオーン!はろプチーン!きみをあいしているはろーウオサマー!ラーシェと生贄の村戦姫ルルカ浅沼さやかは家に帰りたい片桐さんは僕に冷たい。片桐さんは僕に頼りたい
(2025/12/8)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

ノーラと時を戻さない魔法/akihiro(DL販売120円)

ロイが目を覚ますと、それまでの記憶を失っていた。
傍らにはレノラという女性がいて、自分をノーラと呼ぶようにと言いながら甲斐甲斐しく世話を焼いてきた。
しかしロイは夜ごと燃える村で化け物と戦う夢を見るようになる。


選択肢あり、ファンタジー、ボイスあり、二時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は終盤の一枚絵やタイトル画面が印象的でした。

記憶を失ったロイがノーラと過ごしていく中で違和感を抱き、やがて過去や自分の境遇を知ります。
バトルパートがありますが、一対一でやれることも限られているので作業感がありました。
エンディングは一種類とのこと。
ほとんどの場面でノーラと一緒に行動するため、彼女に親しみを抱くことができました。
ただ個人的に、最初に食事を食べなかったことを棚に上げて嘘をつくなと言ってきたのは、こいつ……! と思いましたが。

話は冒頭から明らかに主人公がわけありな中、
夢や、ノーラの言動からどういうことなのだろうと考えることになり読みごたえがありましたし、真相が判明したときが悲しかったです。
ところでノーラが金にものを言わせられなかったのって、安月給だからなのでしょうか?(多分寄付とかしてるんだと思います)
(2025/12/6)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

英雄症候群/pyrexia of (un)known origin. ver.1.0(15推)/sajhoの楼閣(フリーソフト)

同じクラスで仲の悪い灯刈(ひかり)、藤水(ふじみ)、黄々川(ききがわ)は紙袋を被った女子生徒に呼び出され、
行方不明中のクラスのマドンナがすでに死んでいると告げられる。
紙袋は三人に、彼女の死の真相を探ってほしいと告げるのだった。


選択肢あり、青春、推理、一時間四十五分ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が遅めで変更できないこと、
セーブスロットが二個しかないことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。効果音中心。
絵は紙袋のうさん臭さが印象的でした。

灯刈、藤水、黄々川のうち誰の視点で読むかを起承転結の四回選んで、彼らの調査と推理を見届けます。
エンディングは二種類。
クラスのマドンナが本当に死んでいるのかや、死んでいるとしたらその理由はといった謎の部分についてや、
彼らの人間関係や過去の出来事など、ほとんどのことで情報が少ないためとりあえず登場人物の言うことを信じて読み進めました。
「結」では彼らの推理がそれぞれ異なっていて、得た情報の違いはあれど「そうあってほしい」というそれぞれの願望が感じられます。
物語開始時点では登場人物全員、クラスのマドンナをめちゃくちゃ評価していて、
そうまで思われるってどんな女の子なのだろうと興味を抱きましたが……
二つのエンディングを見ると、彼らはタイトル通りだったのでしょうね……。
(2025/12/4)

2025年同人ソフト作品感想

 (同人ソフト完成版)

でびるコネクショん/ChaoGames(DL販売1666円)

魔獣(まけも)や精霊などが存在するマジリシア。
「あなた」は悪魔を召喚し、「でびるん」と名付ける。
でびるんは真の姿を取り戻すため、主人公にマジリシアの住民を召喚し、魔力のもととなる感情オーラを出させるように言うのだった。


選択肢あり、ケモ、トモダチ、八時間ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はハロウィンを思わせる賑やかでちょっと妖しげな曲が多くてでびるんとの日々を彩っていました。
絵は魔獣やでびるん、天使のクピャドエルといった登場人物皆可愛らしいですし、様々な動きのある演出がされていました。
一枚絵は二十三枚+差分。

魔獣を召喚(コネクショん)し、でびるんが邪眼サーチで心の中を覗き、
それを踏まえて感情が動く選択をしてより多くの魔力を手に入れようとします。
期限は0日目を含めて四日間で、それぞれの日で召喚するのは三人。
また、それとは別にでびるんの真名を探ったりもします。
エンディングは四十五種類+α。
召喚されるキャラクターの多くは制作者様の「魔けモン!」という創作シリーズのキャラクター。
私はそのシリーズを知らないままプレイしたため、
あまり背景がわからずに彼らと接することになり、コネクショんに作業感を覚えてしまう部分がありました。
なのでこれからプレイする方はpixiv等で「魔けモン!」シリーズに触れてからを推奨いたします。

お気に入りのキャラクターは天使のクピャドエル。
ニコニコしていて可愛らしいですし、でびるんを束縛する危ないところがありつつも
でびるんを大切に思って行動する献身が尊かったです。
話はでびるんとずっと一緒にいるので情が湧いてきて、
でびるんをなんとかして幸せにしよう、と様々なエンディングを見た後のトゥルーエンド、からのエピローグが、
でびるんだけでなくその周囲も幸せになるもので、賑やかで楽しかったですし、感慨深かったです(禁忌ルートは……)。
(2025/12/2)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

バグ禁止RTAなのにみんなバグ使いまくり!?俺だけは正々堂々勝って推しを推す! ver1.4/がろちゃん(フリーソフト)

北海道の観光推進事業部で働く北野正義(きたの せいぎ)は人外アイドルグループ「ZENSEN9」のメンバーを誘致できる都道府県対抗バトルの代表に選ばれる。
彼はグループで最も人気のない花粉前線ちゃん推しだが周囲には秘密にしており、周囲は桜前線ちゃんを誘致しようと盛り上がっていた。
バトルの種目は、バグ禁止RTAだった。


選択肢あり、バグ禁止バグ盛沢山RTA、推し活、一時間ほどで終わりました。
システムはRPGツクールMZ製。
音楽は明るい場面も暗い場面もちょっと大仰なくらい勢いを感じられました。
絵はZENSEN9メンバーが華やかです。
あと出番多いのにずっと口開けっ放しの田中さんがなんだか気になりました。


バグ禁止くそげーRTAで対戦相手はバグをこっそり使うのに、主人公はバグを使ってしまったら潔く再走する縛りで戦います。
エンディングは二種類。
対戦相手はバグを使った場合でもみんなスルーで、自分が申告しないといけません。
申告が正当であれば相手をスタート地点に戻すことができ、申告が間違っていた場合や自分がバグ使用した場合は自分がスタート地点に戻ります。
とはいえプレイするのは「使いまくり」ではなく「使ってしまう」ほどのバグの多いくそげー。
そこかしこでバグるので、初見でノーバグクリアはほぼ不可能な覚えゲー。
自分がスタート地点にいるときであれば虚偽申告してもノーペナなので、
バグを使ってしまって戻されたら申告連打で道連れ戦法を使って何回かの挑戦でクリアすることができました。
ですがスコアもあり、バグに引っ掛かり過ぎたり申告ミスしすぎたりすると下げられます。私はCランクでした。

ストーリーは推しへの愛で突き進む主人公が格好良くて、
けれどたった一人の肩に都道府県の運命全てがかかっているという状況で、その推しへの愛が揺らいでしまいます。
花粉前線ちゃん側の視点もあって、アイドルとファンそれぞれが、相手に救われているということが実感できる内容で、
愛を貫けたエンディングを迎えられた時には嬉しかったです。

過去の作品感想:巨大少女襲来
(2025/11/30)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

巨大少女襲来 ver2.4(現時点で最新はver2.8)/がろちゃん(フリーソフト)

東京に巨大少女が出現した。
第零特務隊隊長ナルハヤ・ランは被害拡大を防ぐため、戦闘準備を始める。
……三十秒で。


選択肢あり、近未来、巨女、二時間ほどで読み終わりました。
システムはRPGツクールMZ製。
音楽は特に合わないような箇所なし。EDに歌あり。
絵は巨大少女に接近したときの瞳の残像(もしくはエネルギー)が恐ろしくも美しかったです。
アニメーションも重量感が伝わってきました。丸呑みはフェティッシュ。

三十秒(最終的には八十秒まで増やすことが可能)で施設内を探索し、武器や防具を手に入れ、巨大少女を倒そうとします。
エンディングは五種類。
最初は数少ない武器を有効な使い方もできずに敗北するはめになりますが、
何回も繰り返すことで効率的な探索ルートや、武器の組み合わせを学習し、闘えるようになっていきます。
エンディングも、敗北時や実績ヒントから推測することができ、丁度よい難易度に感じました。
話は、最初は単に脅威となる少女を倒すだけですが、施設内の資料などから世界観や少女の背景が明らかになっていきます。
それでも攻撃しなければならない場面は心苦しく、二つのエンディングを見た後に開放される情報は悲しくて、
なのでハッピーエンドはグラフィックも相まって晴れやかな気持ちになることができました。

あと、どう考えてもMVPは「身軽なブーツ(探索時速度アップ)」
これを取らない選択は特殊エンド回収を除いてあり得ませんでした。
(2025/11/29)

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

その許嫁は初恋を知らない/その恋、その許嫁プロジェクト(フリーソフト)

AIアプリで許嫁を決める「お連れ合い制度」が施行されている世界。
彫刻部の桜庭誠(さくらば あきら)はアプリから決められた許嫁が新学期から転入してくると告げられる。
しかし許嫁との交際は一筋縄ではいかなくて……。


選択肢あり、学園恋愛、ボイスあり、三時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。EDに歌あり。
絵は女の子みんな華があって可愛い! となりました。一枚絵は五枚+差分。

AIアプリで許嫁となった女の子と仲良くなっていきます。
ルートがあるのは盲学校から転入してきた白谷彩永(しらたに さな)と、
プラモデルなどが好きな堤香雪蘭(つつみ ふりーじあ)の二人。
エンディングは八種類。
彩永ルートは主人公から彩永への台詞が序盤はぎこちなくて途中から自然になって、気安い間柄になったことを実感できました。
彩永に対して自分のできることを積み重ねていくだけでなく、
困っている周囲の人に対しても全力で助けようとしていく主人公が格好良かったですし、
努力や苦労を隠しながら朗らかにお茶目に振舞う彩永も可愛くてお似合いでした。
最終章でみんなが助けてくれるのも嬉しかったです。
あと、主人公の母親が壁になるのですが、過剰とはいえ親心としてはそう思うのも仕方ない部分があるので複雑でした。

香雪蘭ルートは最初から趣味が近くて親しくなりますが、そこから恋愛関係になるまでが紆余曲折という内容。
好きなことに楽しそうに打ち込む香雪蘭がとても魅力的で、
主人公と意気投合して助け合ったり、高め合ったりという関係を読むのが幸せでした。
恋愛なんて、という香雪蘭が恋愛を意識したときの反応も本当に可愛かったです。

どちらのルートでも主人公が誠実で好感が持てて、ヒロインも可愛くて、二人お似合いで、AIのマッチング力がパーフェクトでした。
ただこの「お連れ合い制度」にはインセンティブ枠なるものがあるらしく、今回の二人とは直接関係ありませんでしたが、
AIでなく人の欲望が関与してそうな制度の裏を感じました……。

過去の作品感想:その恋、保留につき、その恋、暫定につき、その恋、終焉につき。
(2025/11/28)

2025年同人ソフト作品感想

 

 

 

 

 

 

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2005/5/8開設
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