2011年同人ソフト感想リスト
プレイ順です。
女性向の作品は、乙女=女主人公で相手キャラの全員もしくは多くが男、
BL=男主人公で相手キャラの全員もしくは多くが男(年齢不問)、としています。
作品が女性向かどうかは基本的にサークルさんの自己申告です。
値段は入手時のものです。場合によっては異なる可能性があります。
2011年同人ソフト作品感想まとめ
おすすめ同人ソフト連作
THE
MAN CALLED CRIMSON/因果堂Type-I.G.
ユーマを抱きしめて/UHMA
Project
新規期待の作品
滅び朽ちる世界に追憶の花束を/郷愁花屋
おすすめ以外で面白かった完成版
乙女の悲劇は残酷なキス/agony
ほしのの。/むきりょくかん。
彼女と彼女と私の七日/Lilies
Project
youth
23/future extra
モミジは紅く其の身を染めて/ベリアル
霧上のエラスムス
特別版/Novectacle
薄明のアジール/granat
魔王軍へようこそ3/ののの通信
期待の同人ソフト以外で完成が楽しみな体験版・続き物
帰宅部
Zombie/debris.
ファタモルガーナの館 Trial
version 1.15/Novectacle
小此木鶯太郎の事件簿 陰と陽の犯跡/安楽椅子犯人
他に完成版では「妖精の恋人」「クイズトラベラー」「ヒトナツの聖地巡礼」「恋人は男の娘」
「Minstrel-壊レタ人ギョウ-」「クロノウサギ」「比翼の枷」「Might」「あやかしよりまし祓」
連作では「殺人少女キラーキラー 天使編」「帰宅部
Zombie」「Snow
Drop -firststep in spring-」
体験版では「未来探偵ソラとピヨちゃん エピソード・ホーンテッド」
女性向完成版では「なりそこないスノーホワイト」「落下点」が良かったです。
恋するトナカイ(乙女)/WILD STRAWBERRY(フリーソフト)
クリスマス、サンタクロースのさん太がぎっくり腰になってしまった。
彼に憧れるトナカイのトナ子(仮)は同僚のナカイと共に、なんとかしようと奔走するのだった。
選択肢あり、擬人化、恋愛、サンタクロース、十五分ほどで読み終わりました。
ヒロイン名前変更可。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は立ち絵、一枚絵とも綺麗です。一枚絵は三枚。
サンタクロースか赤鼻のトナカイ、どちらかと共にクリスマスを過ごします。
最後に選択肢が五つあって全て正しい方を選ぶとスチルありエンディングを見ることができるように。
この選択肢がなかなかに曲者で、明らかに正しいもの以外は総当たりでやっとクリアできました。
話はあっさりめで物足りない部分はありますが、
ナカイの健気さにはキュンときましたし、
さん太のグッドエンドでの所業には、お前病弱キャラじゃなかったのか! と思わずツッコんでしまいました。
過去の作品感想:お子さまは痴女、び〜える!、傷痕
(2011/1/19)
第一回の感想はこちら
第二回の感想はこちら
第三回の感想はこちら
虹のたもと/風花の工房(フリーソフト)
ヴィリバルトとあの人はいつも一緒だった。
しかし彼らは戦争へ行くことになってしまう。
選択肢なし、虹、絆、十分ほどで読み終わりました。
【One dot contest】第四回エントリー作品。
システムは若干動作が重めな箇所がありました。
音楽は効果音がちょっと合っていないように思えました。。絵は背景のみ。
「誰も死なない泣ける話」がテーマとのこと。
ストーリーとは裏腹に淡々とした一人称で進んでいきます。
最後の情景は現実にあり得なくて、それが現状をよく表しているなと感じました。
過去の作品感想:真夜中の恋人、世界救済計画
(2011/1/23-1)
お願いします。パンツを見せてください/虹猫(フリーソフト)
私立の女子中学校に通ううさぎと明兎は
転校してきた帰国子女の女の子がどんなパンツを穿いているのか気になり、
色々な作戦でパンツを見ようとしていくのだった。
選択肢なし、パンツ、女子校、十分足らずで読み終わりました。
【One dot contest】第四回エントリー作品。
システムは短い話ですがスキップがちょっと遅め。
音楽は特に問題なし。
絵は三人共可愛らしいです。そしてパンツを求める期待を裏切りません。
「皆真剣なのに笑える話」がテーマとのこと。
会話のテンポやラストの展開がいいなと思えましたし、
テーマ通り、パンツを見るため真剣に明後日の手段を取る二人に笑えました。
私ならオペレーション3で普通に言うとおりにしてパンツ見ますけどね!
(2011/1/23-2)
超映画大戦フォルツァンド 〜瞬きはチョコマフィン〜/月の水企画(フリーソフト)
「フォルツァンド〜瞬きはチョコマフィン〜」という全ての人が絶賛し、
興行成績記録を伸ばし続ける映画があった。
これはそんな映画に魅せられた者たちの物語である。
選択肢あり、映研、二十五分ほどで読み終わりました。
【One dot contest】第四回エントリー作品。
システムは読み返しが必要なのにスキップがなく、手動スキップも遅めなことが気になりました。
音楽は特に問題なし。
絵は女の子可愛いです。へそ出し最高。
「皆真剣なのに笑える話」がテーマとのこと。
確かにどうでもいいことを真剣に議論していて笑えるシーンもありましたが、
選択肢で変化する部分が話に関わっていないうえ、
上記システムの中三択二回の九通りを読むのがかなり面倒に感じてしまった作品でした。
過去の作品感想:三匹の犬の夜、月槍譚 -Mind of A Lunatic-、G戦場ノ我ラ、風紀委員 二見美玖里の事件簿〜湾甲学園
男子生徒溶解事件〜、ネクバセクテトの部屋
(2011/1/24-1)
落下流睡!/可算階段(フリーソフト)
いつからか世界に広まっていた病「浮遊病」
寝ている間に浮かんでしまうというこの病気に罹っていた子烏 菱衛は、
ある日、廊下の天井をスキップしていた少女阿波土 青とぶつかってしまう。
選択肢なし、恋愛、夢、十五分ほどで読み終わりました。
【One dot contest】第四回エントリー作品。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は背景のみ。
「皆真剣なのに笑える話」がテーマとのこと。
笑える部分は一か所だけで、それ以外は普通にいい話でした。
特にラストは演出と相まって綺麗な締めで良かったです。
過去の作品感想:重奏世界のイデアル、ハイノネウタ、サイノネウタ〜What
a Colorful World、うーとまれぐにゃ!
(2011/1/24-2)
ドラキュラ・ホリディ/Waste Land(フリーソフト)
魔女族最後の娘、イーサ・アリアルに使い魔として召喚された「僕」は吸血鬼になっていた。
戸惑いつつも、何かと危なっかしいイーサのドラゴン退治をサポートすることになる。
選択肢あり、夢、ファンタジー、十分と少しで読み終わりました。
【One dot contest】第四回エントリー作品。
主人公名前変更可。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は輪郭などに違和感を覚えることもありますがイーサ可愛いです。
一枚絵は二枚+コンプリート絵。
「夢を失った後の人の話」がテーマとのこと。
エンディングは四種類。
外見だけでなく、ちょっとズレたイーサの言動が可愛くて、
そんな彼女と二人過ごしていくエンディングがお気に入りでした。
過去の作品感想:Diet Heart
(2011/1/25-1)
ボクとポエ/白桃花-hakutouka-(フリーソフト)
引っ越しをするためいらないものを捨てようとゴミ捨て場へと向かった優貴は、
ボロボロな格好をした少年に呼び止められる。
その少年は自分のことを知っているらしかった。
選択肢なし、過去、ボイスあり、二十分ほどで読み終わりました。
【One dot contest】第四回エントリー作品。
システムは特に問題なし。メニュー画面のデザインがいいなと思いました。
音楽はボイスの音量が小さめなことがちょっと気になりました。EDに歌あり。
絵は少年可愛いです。あとお父さんダンディ。
一枚絵は五枚+差分+コンプリート絵。
「誰も死なない泣ける話」がテーマとのこと。
ちょっとホラーな箇所もあり。
直球という感じで驚きはありませんでしたがいい話でした。
過去の作品感想:Braver's Tail、RoseRose〜バラ薔薇〜、なんDAそれ!?
(2011/1/25-2)
妖精の恋人/黎明館(フリーソフト)
新進気鋭の若手画家が描く絵の中にはいつも一人の女性の姿があった。
しかし画家は、その女性がいない絵を描くことができないと思い悩む。
そんな彼の苦悩を誰よりも知っている女性が取る行動は……
選択肢あり、決断、絵、二十分足らずで読み終わりました。
【One dot contest】第四回エントリー作品。
主人公名前変更可。
システムは文章速度が変えられないのが少し気になりました。
音楽は話に合っているものが使用されていました。
EDに歌あり。タイトル画面でも同じ歌が使用されています。
立ち絵などはなく、背景のみ。
「夢が叶った後の人の話」がテーマとのこと。
エンディングは二種類。
無力感を覚える話がしっとりとした文章で綴られ、
それが滲んだような背景や音楽と相まって、物語に深く浸れる作品でした。
(2011/1/26-1)
ポーカーフェイス/CLUB-VS(フリーソフト)
バイト先の飲み会の日、開始までの空き時間で、
同僚の真守とつぐみはポーカーをすることになる。
選択肢あり、青春、ポーカー、十五分足らずで読み終わりました。
【One dot contest】第四回エントリー作品。
システムは特に問題ないものの、タイトル画面から「つづきから」を選ぶと
上部メニューの「栞をたどる」から選んでくださいと言われて微妙な気持ちに。
音楽は特に問題なし。
絵はタイトル画面がいい感じ。
「夢を失った後の人の話」がテーマとのこと。
エンディングは四種類ですが、普通にプレイしていたら二つしか読めません。
残り二つは一応ほのめかされてはいますが、
もう少しヒントがないと気付かずに止めてしまう人もいそうです。
(サークルサイトに攻略あり)
つぐみがどのような人物かという描写があまりなくて、
今一つその境遇や葛藤を受け止められなかったように思えましたが、
選択肢付近の展開が、ポーカーフェイスというタイトルにとても相応しい作品でした。
(2011/1/26-2)
第四回【One dot contest】参加全作品を読み終えて、
一番のお気に入りは「妖精の恋人」です。
重苦しくも美しさを感じさせる作品でした。
次点は「お願いします。パンツを見せてください」
決して最後の一枚絵に買収されたからではないですよ。
(2011/1/26)
ONLY YOU 2(18禁)/ソフトさーくるクレージュ(ショップ価格1890円)
クールなイメージからモテるも、付き合うと振られてしまう主人公と、
クールなイメージのせいで想いを寄せる男が遠慮してしまう姉。
お互いのことを唯一理解している二人は、ある日一線を越えてしまう。
行動選択あり、姉弟、純愛、ボイスあり。四時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は女の子がかなり好みの絵柄でしたが、正常位と書かれているのに実際は騎乗位なのが気になりました。
一枚絵は二十三枚+差分たくさん。背景は十四枚+差分。
Hシーンでは局部の断面図や咥内のカットあり。
姉弟で淫蕩の日々にふけるも、そこに元カノが関わってきます。
エンディングは三種類。
一つのHシーンに対する汁差分や行動のバリエーションは豊富でしたが、
作中の期間が結構長めなので同じような行動の繰り返しで作業感がありました。
また、元カノメインのHシーンがなかったのも残念。
ですがエンディングはどれもややすっきりしない終わり方ながら中盤以降の展開は読ませましたし、
なにより姉とのHは本当にらぶらぶな感じでいいなぁと思えました。
あと「たちまち全ての料理に、僕特製のフレンチドレッシングがかけられていた」という表現に吹きました。
過去の作品感想:DISCODE−2 二律背反、Sな彼女、呼びだし!さぶじぇくと、May
Queen、秘密のカンケイ−渚と桜−、Exhibitionism 露出性癖、DISCODE−1
異常性愛、DISCODE
surface、May Reason、架空の境界 -hallucination-、MATERIAL、DISCODE-lo、This will Never End、Night where elegy flows...
(2011/1/31)
乙女の悲劇は残酷なキス(18禁)/agony(700円)
自分の家に居場所がなくなってしまった宮路しほは中年の男、銀仁に誘拐されてしまう。
犯されかけたせいもあり、はじめはなんとか逃げ出そうとしていたしほだったが、
日を追うごとに男のことが気になっていくのだった。
選択肢あり、ストックホルム症候群、恋愛、六時間半足らずで読み終わりました。
15禁版と18禁版がありますが、200円の差などものともせず18禁版を選びました。
システムはセーブ画面などから右クリックで抜けられないのが少し不便でした。
音楽は特に問題なし。OPムービー、OP歌、ED歌あり。
絵は悪人顔が説得力ありました。一枚絵は三十三枚+差分。
誘拐犯兼強姦未遂犯を好きになってしまうも、誘拐のことが報じられてしまって、と言う話。
警察の皆さんの登場が後半になってからで、結構話に関わってくるのに唐突な感じがしましたが、
重苦しい序盤、まったりした中盤、手に汗握る後半と緩急が効いていて惹き込まれましたし、
うろたえたり赤面したりする銀仁さんがとても可愛くて、中年……イイ! と思えた作品でした。
過去の作品感想:さくっとパンダ、おじさん、酷罪を受けるべき者、Nと言う名の男、Bと言う名の女、キナナキノ森、この世で最も残酷なキス、この世で最も淫靡なキス、Chiristmas Coffee
(2011/2/4)
全力疾答!クイズマラソン/CURIOSIST(フリーソフト)
二十一世紀末、世界は空前のクイズブームでオリンピックにクイズマラソンなる種目が追加されることとなった。
本来のマラソンでメダル候補だった主人公は練習中の事故で両手両足を失ってしまう。
走ることができなくなった彼は友人の勧めでクイズマラソンに挑戦することとなった。
選択肢あり、クイズ、一時間半と少しで読み終わりました。
主人公名前入力あり。
システムはコミックプレーヤー2製なので不便なところがあります。
音楽は特に問題なし。絵は背景のみ。
定められた距離がクイズに正解すると減っていき、
早く0にした人が一位というクイズマラソンで頂点を目指します。
(ただし実際に走るわけではありません)
主人公は両手両足を失くしているのに周囲も含め悲壮感がほぼ無く軽いノリで話が進んだり、
マラソンと言いつつ最終戦は距離五百メートルになっていたりとなかなかにカオス。
話は登場人物が結構出てくるのに最初ちょこっと自己紹介があるだけなので、
誰がどんなキャラクターなのかわからないまま終わってしまいました。
問題は昔の時事ネタがあったりして迷いましたが、それを抜きにしても結構難しく感じました。
とはいえ一部を除き時間制限がないのでググったりすれば誰でもクリア可能。
ただ、じゃんけんで勝った方がクイズに挑戦できるというステージはかなり運が絡んで何回も失敗しました。
いえ、私がじゃんけん弱いだけなんですけどね……
(2011/2/5)
クイズトラベラー -around
the world- フリー版/CURIOSIST(フリーソフト/パッケージ版500円)
高校生活の最後に失恋を経験し灰色の大学生活を送っていた主人公。
しかしある日、世界一周の体験記を読み、その内容に魅了される。
お金を貯め、周囲を説得し五十日間の世界一周に出発した彼に、最初の地で奇妙な出会いが訪れた。
選択肢あり、クイズ、世界一周、一周六時間半ほどで読み終わりました。
主人公名前入力あり。
システムは特に問題なし。
音楽はそれぞれの地域に合った曲が使われていました。
絵は実際に現地で撮影した多彩な写真背景が使用されていました。
実際に作者さんが行った世界一周での体験を基にした物語。
……クイズバトルはなかったと思いますが。
様々な人がクイズを出題してきて、一定数以上正解すると
ぼったくりを回避できたり、宿や食事を値引きしたりしてくれます。
正解数や道中の行動でバッドエンドを含め六つのエンディングに分岐するとのこと。
実際にやってみましたがエピローグ無しノーマルエンドを含めて六つということでしょうか?
クイズは三択が出てから十秒の制限時間がありますが、
その前の問題のみ表示される段階ではクリックしない限り時間無制限なのでそこで調べたりすることもできます。
とはいえ全問正解を目指さなければガチンコでもそこまで難易度は高くないように感じられました。
話は、有名な観光地のみでなく現地の生活も含めた描写が臨場感ありましたし、
特に死海とイースター島は作者さんの興奮がありありと伝わってきて、
自分も死海に浮かびたい! と思わせられました。
……あと食事のシーンが多くてお腹すきました。
過去の作品感想:全力疾答!クイズマラソン
(2011/2/6)
遥かなる剣が峰 フリー版/CURIOSIST(フリーソフト/パッケージ版500円)
21世紀中頃、富士登山に新しいルート「富士モンドウ」ができ話題となっていた。
「クライムQ」というものを装着しクイズに答えることによって
登山することができるそのルートに挑む、三人の少女がいた。
選択肢あり、富士登山、クイズ、三人それぞれ一回ずつクリアするのに二時間ほどかかりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は体力が尽きかけているときの表情がいいです。
三人の少女からクイズに挑戦する娘を決め、
「文学・語学」「地歴・政経」「科学・生活」「趣味・娯楽」の四つのジャンルから問題を選び、
クイズに正解するとある距離分登り、不正解だとその場で足踏みし、どちらの場合でも体力が減ります。
途中いくつかある休憩所で体力を回復しつつ、時間内に頂上へ到達すればクリア。
クイズは「クイズトラベラー」」と同じ問題も結構あったりして
最初のうちは楽勝と思っていましたが、九合目以降突然難しくなって慌てました。
でも四択なので、それまでによっぽど間違えたり休憩ばかりしていなければ時間内に登りきれます。
話は登頂後の展開が、二回目以降スキップできるとはいえ
どの娘でも同じ展開なのがちょっと物足りなかったですが、
それでも達成感が伝わってくるいいラストでした。
過去の作品感想:全力疾答!クイズマラソン、クイズトラベラー -around the world-
(2011/2/7)
ヒトナツの聖地巡礼 フリー版/CURIOSIST(フリーソフト/パッケージ版500円)
大学生のめぐは夏休み初日、黒ずくめの男の魔術で妖精の姿に変えられてしまう。
元の姿に戻るためには、日本各地に散らばったパズルのピースを集める必要があるらしい。
同じアパートに住む聖斗の助けを借り、日本中を旅するのだった。
選択肢なし、聖地巡礼、クイズ、四時間ほどで読み終わりました。
システムはマウスホイールからバックログへ移行できないことがやや不便。
音楽は特に問題なし。
絵は、めぐは妖精のままの方がずっと可愛いと思います!
アニメや漫画の舞台となった場所を巡りながら、
どこかで見たような人(例:鷲宮神社にいる巫女姉妹)や
魔法使いを相手にクイズ対決をしてピースを集めていきます。
いままでの作品と同じ問題もあったりしますが、後半ステージは結構難しく感じられました。
話は、終盤の二人が、この旅が終わるの寂しいと思うのに同意できるくらい、
道中の楽しさや達成感が伝わってきて、こんな二人旅してみたいなぁと思えた作品でした。
過去の作品感想:全力疾答!クイズマラソン、クイズトラベラー -around the world-、遥かなる剣が峰
(2011/2/8)
>Kousa</荒磯の巌(500円/フリー版有)
里理洸太(さとりこうた)はちょっと不真面目な高校三年生。
サッカー部のエース、鳴海斗也と他愛もない話をしながら日々を送っていたが、
洸太と関わる人々は段々と増えていき、日常もまた変化していくのだった。
選択肢あり、サッカー、恋愛、四時間と少しで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽は[Rensa]の修羅場で流れる曲が日常シーンで流れたとき思わずビクッとしました。
絵は[Rensa]と同様ですが、ギャグシーンの立ち絵が豊富になっていました。
女の子三人+友人のエンディングを見ると最終ルートが読めるようになります。
フリー版と有料版の違いは最終ルートを読み終えた後におまけシナリオがあるかどうかと、イベント絵の有無で、
メインのストーリーはどちらにも収録されているとのこと。
恋愛要素もありますがそれよりも友情とか青春とかの方が強め。
最終ルートと文笠ルートはそれほどでもないですが全体的にあっさりとしたストーリーで、
ちょくちょく数カ月後に飛んだり、山場がすぐに終わってしまったりと物足りなさが残りました。
ですがおやっさんや先生、左右の言動には筋の通った格好良さがありましたし、
ふざけたり悩んだりしながらも最後は決めてくれる主人公にも好感が持てた作品でした。
それにしてもおまけシナリオの左右は天才をこじらせ過ぎてダメダメにもほどがあります……
過去の作品感想:[Rensa]、[Rensa]-if-
(2011/2/11)
ほしのの。/むきりょくかん。(フリーソフト)
両親を亡くし、栃木市星野町の親戚に引き取られた川島結城。
その家の子で一歳年上の従姉、和泉榛奈は傷心の結城の世話をなにかと焼いていた。
それから数年。高校生になった二人は変わらず仲の良い日々を送っていた。
選択肢なし、恋愛、星空、二時間半ほどで読み終わりました。
システムはFlashのためセーブでなかったりと不便な所はありますがシナリオジャンプ機能あり。
音楽は話に合っていると感じました。EDに歌あり。
絵は照れている表情が好きです。
栃木市を舞台にした従姉弟の物語。
「ごがつのそら。」のみのりも登場したりします。
田舎の農作業とか、何もない道を自転車こいでいく所とかその情景が鮮やかに伝わってきましたし、
後半二人がただの姉弟でなくなってしまってからのシーンは甘酸っぱくてとてもキュンキュンする、
笑いあり切なさありな面白い作品でした。
過去の作品感想:ごがつのそら。、Normalize Human Communication
(2011/2/14)
恋人は男の娘(18禁)/サークルおしゃれ(DL版1000円/パッケージ版1200円)
主人公と同じ高校に通う幼馴染の月野優は、子供のころから女の子の格好をしていた。
そんな彼の好意を隠そうともしない誘惑に、主人公は気付かないふりをしつつも気になって仕方がないのだった。
選択肢あり、男の娘、ボイスあり、一時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は二人とも可愛らしいですが特に悪巧みしているときの表情がお気に入り。
選択肢によって幼馴染とそのまま仲良くなったり、
同じ学校に通う別の男の子、歩とアレなことになったりします。
くそみそとかネットスラングとかのネタ多めで!やwなどの使用もあり。
Hシーンは五つと話の長さの割に多めですが、
それでいて特に優シナリオは日常のやりとりや恋愛成分もしっかりと描かれていて、
ヒロイン(男の子ですが)の魅力を堪能した上でHシーンを楽しめる作品でした。
過去の作品感想:女装少年らぶえっち、肛姦魔、女装少年めがえっち、拉致ってハニー、東京お尻がマグニチュード、ショタえっち、女装少年らぶえっち2
(2011/3/30)
ちいさな春のラプソディ/Fly me to the sky!(フリーソフト)
夏にカノジョを作ると決心したものの、果たせぬまま半年が過ぎてしまった高校一年生の須藤真樹夫。
しかし突然、友人の香月愛美から森澤遥香という名の女の子を紹介される。
彼はこのチャンスを生かすことができるのだろうか。
選択肢あり、恋愛、嘘、二十分ほどで読み終わりました。
2011年エイプリルフール記念作品。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は素材ですが森澤さん可愛くてお気に入り。
二人の女の子と関わっていく中で、ある嘘がカギになります。エンディングは二つ。
実際の高校生の恋愛はドラマチックでもなく、こんな感じなのではということですが、
私の身にはそれさえも起こりませんでした本当に(以下略)
森澤さんの方が好みですが微妙にサブヒロインっぽくて残念なものの、
それが逆に、より普通な恋愛という感じがしていいなと思えました。
過去の作品感想:Beyond the summer、Begin with you!、すべてがウソになる、今宵サンタは街角で。、ウソと手紙と名探偵、Space Freeters! 〜天駆ける宇宙の乙女たち〜、夏色のコントラスト、クイズ 地球人の証明
(2011/4/2)
嘘をひとつだけ(乙女)/WILD STRAWBERRY(フリーソフト)
病弱で病院に入院していた榛名 来夏の前に、突然天使を名乗る男が現れる。
男は来夏に明日死んでしまうことと、そのかわりに一つだけ願いを叶えることを告げるのだった。
選択肢あり、嘘、願い、二十分ほどで読み終わりました。
2011年エイプリルフール記念作品。
主人公名前変更可。
システム、音楽は特に問題なし。EDに歌あり。
絵はフリー素材使用
朝、昼、夕方の三回、場所選択肢によって誰かに会いに行き、
最後、幼馴染と弟、どちらかと関わる結末を迎えます。
選択肢後の会話が二言三言程度で終わってしまってそっけなさすぎるのが気になりましたが、
最初に叶えようとする願い事と、グッドエンドでの願い事の関連がいいなと思えました。
過去の作品感想:お子さまは痴女、び〜える!、傷痕、恋するトナカイ
(2011/4/4)
恋する痴女とチョコレートの妖精(乙女)/WILD STRAWBERRY(フリーソフト)
小学生のまみ子は担任の先生のことが大好き。
折りしも今日はバレンタイン。まみ子はそれを利用して先生にチョコレートをあげようとしたが、
そこに自称チョコレートの妖精が現れた。
選択肢あり、痴女、バレンタイン、十分ほどで読み終わりました。
「お子さまは痴女」の続編。
主人公名前変更可。
システムは前作と同様。
音楽は特に問題なし。
絵はフリー素材使用。
チョコレートを正しい調理法で作ることができれば先生と仲良くなれますが、間違うと微妙な空気になります。
とはいえ調理法の選択肢は基本的なことなので正解するのは簡単。
チョコレートの妖精が終盤に関わってこないのであまり存在意義がないように思えてしまいましたが、
(追記:チョコレートの妖精ルートありました)
今回も先生がうらやましくも不憫でした。
過去の作品感想:お子さまは痴女、び〜える!、傷痕、恋するトナカイ、嘘をひとつだけ、とある執事の四月一日
(2011/4/6)
ユーマを抱きしめて/UHMA Project(フリーソフト)
おすすめ
(2011/5/20)
Minstrel-壊レタ人ギョウ-/宴(1000円)
とある願いを叶える為に、吟遊詩人の少女リーベと共に旅をしている少年、ロマ。
二人が訪れたノーセンという町には、死人さえも生き返らせるという名医がいた。
選択肢なし、人形、人間、幸せ、七時間ほどで読み終わりました。
第一章「-人形支配の街-」の感想はこちら
システムはスキップが途中で止まってしまう箇所があるのがやや不便でした。
それから、会話はフキダシで表示されるのですが、
二人の立ち絵が並んでいると誰の発言なのかわかりにくいことがありました。
音楽は特に問題なし。
絵はラストシーンの一枚絵がお気に入り。
ロマとリーベが旅をしながら色々な人々と出会い成長し……でもほとんどは悲しい結末を迎えてしまいます。
第一章でも書いたように、リーベの態度と内面がアンバランスなので、
辛い目に遭ってもあまり共感できなかったことが気になりましたが、
それぞれの街での出来事はどれもやるせなさを感じましたし、
ロマとリーベの過去が明かされるシーンはそうだったのか! と思いました。
あと本気になった宰相が負けるシーンを想像できないのですがどうやって闘いを挑んだのでしょうね……
過去の作品感想:空想彼岸、Minstrel -人形支配の街-、クリアレイン体験版
(2011/5/23)
彼女と彼女と私の七日(18禁)/Lilies Project(フリーソフト)
魔法が存在する世界で女学院のオカルト研究部に所属する折原絢子。
しかしそのオカルト研究部は廃部の危機に立たされていた。
挽回のため学院七不思議を調査していた彼女は、ついに幽霊と遭遇するが……
選択肢一つだけ、百合、幽霊、魔法、ボイスあり、七時間半と少しで読み終わりました。
システムは至れり尽せり。さらにつきのあくびのひなたゆゆきさんがスクリプト担当なだけあっておみくじをひけたり、
ハッシュタグとサークルURL付きでツイッターのページを開いてくれたりという機能もあり。
また、ため息や後光などの演出も非常に多彩でした。
音楽は特に問題なし。曲名がさりげなく表示されるのが有難かったです。OPにムービーと歌、EDに歌あり。
絵はちょっと硬い感じを受けましたが可愛かったです。一枚絵は三十五枚+差分+背景十一か所。
自称幽霊の青戸雅と、親友の網城杏奈に振り回されながら過ごす七日間の話。エンディングは二種類。
Hシーンは基本全て女の子同士ですが、一部ふたなりもあり。
また、胸責めがほとんどなので嗜好によっては物足りないと感じる部分も。主に私の嗜好ですが。胸も大好きですがバランス大事!
話はハイスペックな雅と杏奈の斜め上な思考と、斜め上な空回りっぷりを見せる絢子のやり取りが楽しかったですし、
ラストはどちらのエンディングも清々しい気持ちで読み終えることができた作品でした。
(2011/5/29)
クロノウサギ #1〜#5/END/StarGazer(フリーソフト)
片足が義足で、ハルカというアンドロイドと共に暮らしている高校三年生の沢木吉光はある夜、
ミカヅキウサギと名乗るウサギの着ぐるみに銃で撃たれてしまうが、次に気が付いたとき、傷はどこにもなかった。
夢の出来事だと気に留めずゴールデンウィークを過ごす彼だったが、再びミカヅキウサギと関わることになってしまうのだった。
選択肢なし、ループ系SFミステリとのこと、八時間半と少しで読み終わりました。
システムはセーブ画面などから右クリックで戻れないのがやや不便。
音楽は特に問題なし。
絵は基本的に話に合っていましたが、ミカヅキウサギだけは中途半端というか、
もっと不気味か、もっと可愛いか極端な方がいいと思いました。
全五話で、ループする世界の中でループに気付いた人たちがそれぞれの思惑を持って行動していきます。
文章は三人称ですが、主人公の心情は一人称に近い感じで描写されています。
終盤、色々と重要な役割を果たす人物とあまり接触がないせいか、
終わり方はともかく、山場でも主人公の関与が薄いままでもやもやしました。
ですが、多くの主要人物がループすることを知覚し、ループ前提で動いていく様は読み応えがありましたし、
主人公一筋で、前人未到(アンドロイドですが)なことをさらっとやってのけてそれに執着もしないハルカは健気で格好良かったです。
(2011/6/1)
youth 23/future extra(700円)
「youth 完結版」に追加シナリオ、起動/アイキャッチボイス、ボイスドラマ等が追加されたアペンド版。
追加部分に選択肢なし、四時間ほどで読み終わりました。
システムは長台詞の後、長台詞以前のバックログが読めなくなるのがやや不便。
音楽は新たに歌が一曲追加されています。
追加シナリオは本編で獅堂さんを選んだ場合のイフシナリオ「もう一つのエンド」
主人公達のライバルバンド「JUNE」の過去を描いた「Pre
youth」
本編より未来、主人公達に憧れてバンドを結成した高校生たちの話「youth23」
それに三つのおまけコメディシナリオを収録。
おまけシナリオには「あの日の約束」のキャラクターがゲスト出演していたりします。
「もう一つのエンド」は、これはこれで幸せだけれど片隅に残る不完全燃焼な感じが印象的。
「youth23」はメンバーの過去とかがあまり語られていないのに、
ラストで唐突に過去を踏まえたシリアス展開になっていて戸惑いましたが、
中盤までは楽しくて、特に唯一の後輩メンバー、直のいじられ具合が可愛かったです。
過去の作品感想:rain、dawn、シナリオの鉄人
(2011/6/5)
モミジは紅く其の身を染めて/ベリアル(900円)(DL版の購入はこちら)
幼い頃に仲の良かった女の子を死なせてしまった日比野正樹は周囲を寄せ付けずに日々を過ごしていたが、
高校でクラスメイトの高坂百合に話しかけられたことがきっかけで、過去に蓋をしつつも立ち直っていった。
しかしある秋の夜、彼は公園で死んだはずの女の子を見つけるのだった。
選択肢あり、ホラー、二十七時間半ほどで読み終わりました。
猟奇表現などがあるので苦手な方は注意。
システムは非アクティブでは動作しないこと、
マウスホイールからバックログを読めないことがやや不便でした。
音楽は特に問題なし。
絵は多少ばらつきがありますが、可愛かったり、怖かったりがしっかりと伝わってきました。
人ならざる者となってしまった幼馴染の少女、
その原因である禁呪をめぐって登場人物達が争ったり協力したりします。
一周目は一本道で、最後まで読み終わると分岐するようになり、
十二のエンディングと多くのバッドエンドを読むことができます、
が、十二のエンディングの多くもめでたしめでたしとはいかないもの。
おまけには用語解説とエンディングリストあり。
選択肢によっては起こらない出来事が、起こっていたこととして進んでいく矛盾がいくつかあったことと、
高坂さんルートで両想いになってからの文体がいきなりとても詩的なものになってしまうことが気になりましたが、
後半、各登場人物の役回りがルートによって変わったりしつつも、その行動原理は一貫していて納得できましたし、
そうして為される、多くは一般的な常識とはかけ離れた言動には凄みを感じました。
それぞれのルートでのメインヒロインは皆可愛かったですし、
最後まで何が起きるかハラハラさせられた作品でした。
(2011/6/9)
なりそこないスノーホワイト(女性向)/3号館B階段下。(フリーソフト)
エンゲルランドという国のお姫様、ビアンカネージュは美しいけれどちょっとわがまま。
幼なじみで召使いのエステリオに我儘を言ってはあしらわれる日々を送っていたが、父親である王様が再婚することになった。
彼女は新しくやってきた継母と義姉が気にいらないようで……
選択肢あり、童話風恋愛?ADVとのこと。六時間はんほどで読み終わりました。
システムは一通りそろっていて、レスポンスも快適でした。
音楽は特に問題なし。
絵は特に泣き顔が印象的でした。一枚絵は二十三枚+差分。
毒と薬の研究が盛んな国で、素直になれないお姫様と召使に徹しようとする少年の物語、
に義姉や怪しげな男が関わってきたりします。エンディングは七種類。
END7はかなり難易度高いですがヒントコーナーあり。
本当に親しい相手には皮肉満載なエステリオが可愛かったです。
ビアンカネージュはちょっと意地張りすぎに思えてしまいましたが
クリア後のキャラ紹介で書かれている年齢ではビアンカネージュだけかなり年下なのですね。
その前提で読めば微笑ましく思える……かも。
話でお気に入りはEND7、というかクリア後に読めるようになる後日談。
いままでの毎日に新しく一人加わって、それでも壊れずに続いていく日々がいいなと感じました。
(2011/6/12)
夢織り 〜夢を継ぐ者〜/夢織り制作委員会(1400円)
幼い頃に両親を亡くし、夢織りという能力を持っている高校三年生の神維けいは、
約五年過ごした奈良を離れ、故郷の岩手へと戻ることになった。
幼馴染達と再会し、奈良から自称許嫁がやってきて、幼女と家族になった彼は周囲から嫉妬されながらも日々を送るのだった。
選択肢なし、夢、恋愛、七時間半足らずで読み終わりました。
システムは文章速度が遅めで変更できないのがやや不便。
音楽は特に問題なし。EDに歌あり。
絵は特に年下勢が可愛いなぁ、と。
本編「夢を継ぐ者」、平安時代編「夢を紡ぐ者」、それらを踏まえた「夢織り人」の三編に分かれていて、
本編はさらに序章や各ヒロインシナリオなどの四話に分かれています。
時折唐突に場面が飛ぶことや、人称が不安定なこと、特に後半誤字脱字が多くなることが気になりました。
それから主人公がヒロインとくっついたかと思えば別のヒロインに骨抜きにされたりして節操無かったり、
約束を破ったりするのがあまり好きになれませんでした。
ただそれに目をつぶれば女の子とのイチャイチャは微笑ましかったですし、
「夢を紡ぐ者」ラストで明かされる現在との繋がりには、
そういう経緯でけい達が現在の境遇にいるのだな、と
パズルのピースがきちっと填まるような思いで納得できた作品でした。
(2011/6/13)
霧上のエラスムス
特別版/Novectacle(DL版500円、パッケージ版600円、フリー版有)
かつてエラスムスという留学制度でフランスに留学し同じアパートで共に生活をした六人の男女に、
霧の魔女を名乗る者から同窓会の知らせが届く。
そうして赴いた懐かしい地だったが、突然男達だけが何者かに襲われ、気がつくと記憶を失った状態で見知らぬ洋館
にいたのだった。
選択肢なし、サスペンス、洋館、三時間半ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは特に問題なし。
音楽はファタモルガーナの館と同様通常のBGMにも歌が入っていたりして、
ヘッドホンで聴いたとき(ヘッドホン推奨のため)迫力というか、圧倒されるものがありました。
一枚絵は四枚+差分。怖いシーン多め。
フリー版もありますが、特別版では本編のほかにサイドストーリー・CG鑑賞・音楽鑑賞が収録されています。
ファタモルガーナの館のキャラクターの性格や一部設定を引き継いで、
現代を舞台に展開していく話とのことで、ファタモルガーナの館を読んでいなくても問題はありません。
本編だけでは何が起きているのかわかりにくい所がありましたが、
サイドストーリーを読むと、それらの舞台裏が描かれていて理解したと同時に、
話としても周囲に合わせて生きることができない閉塞感と、
それを持った二人の淡い連帯感が漂っていてなんだか息苦しくもくすぐったくなりました。
また、絵、音楽、システムデザインもそんな話に合っていて、物語の世界に浸れました。
フリー版よりも特別版で、この作品の全てを味わった方がいい、と断言できる作品です。
過去の作品感想:ファタモルガーナの館 Trial version
(2011/6/28)
薄明のアジール/granat(2000円)
幼い頃、父の田舎で不思議な体験をした五百谷羽衣(いおたに
うい)
高校生になり、その田舎にある高校に通うことになった彼女だったが、
その地域では行方不明者が多発していたのだった。
選択肢あり、幽明心理ADVとのこと。六時間と少しで読み終わりました。修正パッチあり。
性的な描写はありませんが残虐描写及び精神衛生に悪い描写があり15歳以上対象とのこと。
システムは文章速度を瞬間表示にしていても遅めに戻ってしまうことがあるのがやや面倒。
音楽はEDの歌がいいなと思いました。
絵はすっきりとした可愛らしい絵柄。
五百谷羽衣が行方不明になってしまった人を探すうちに、現世とはちょっと違う場所に足を踏み入れてしまいます。
全七章で、六章までの行動により分岐します。エンディングは八つ。
一章での選択によって分岐することもあって、それなのに以降の選択肢が多く、スキップも早くはないので繰り返し読むのはかなり大変でした。
ですが、知っている人の変わってしまった姿を見るのはかなりキツくて、その薄気味悪さを存分に味わえました。
それに羽衣ちゃんとどこかで出逢う少年の割り切りつつもお人よしなところはとても好感が持てます。
お気に入りの結末はED1とED8。
どのEDも完全にめでたしめでたしではありませんが、この二つはとてもとても幸せすぎる終わり方です。
コンプリートはかなり大変でしたが、暗闇を手探りで進んでいくような不安感と、
そんな中しっかり立ちまわる二人の頼もしさが楽しめる作品でした。
(2011/7/31)
比翼の枷/granat(2000円)
連続殺人事件を起こしていた弟を止めようとして殺してしまった船曳青(ふなびきあおい)
それが負い目となり周囲からの視線に苛まれる中、彼女は何者かに刺されてしまう。
しばらくして目を覚ますとそこは地獄で、手には比翼という名の道具が握られていた。
選択肢あり、、幽明心理ADVとのこと。
文章量としては十五時間くらいですが、それ以上に時間がかかりました。修正パッチあり。
性的な描写はありませんが残虐描写及び精神衛生に悪い描写があり15歳以上対象とのこと。
システム、音楽は特に問題なし。OPにムービーと歌、EDに歌二曲あり。
絵はどこか無機質な印象を受ける絵柄。
選択肢でそれぞれの登場人物との親密度を上げ、その登場人物とのエンディングへ進んでいきます。
エンディングは十七個+ノーマル三つ。
一部の登場人物はどの選択肢が良いのかわかりにくい上、それ以外の条件もあったりして難易度は高いです。
公式に攻略がありますが、それを見てもまだ難しいかと。
話が進むと追加されるルートもあってさらに複雑に。
それらのせいもあって、延々とエンディングに繋がらない選択肢を潰していく作業のウエイトが大きくなってしまい、
話を追うことが二の次になってしまったことが気になりました。
ただ、そんな複雑な中、話の進展具合によってかなり多くの場面で文章が変化していて、
非常に作り込まれているなと感じました。
話としては全体を通して重苦しい雰囲気で進んでいきます。
そんな中で青への、もしくは青からの恋着、もしくは執着はとても激しかったです。
また、ほとんどのエンディングがあまり幸せにならない終わり方。お気に入りは間垣三つ目と志良堂エンド。
攻略が話そっちのけになってしまう部分はあるものの、
苛烈で無情な物語がとても丹念に描かれている作品でした。
過去の作品感想:薄明のアジール
(2011/9/6)
Might -I think of you as
yourself.-(18禁)/3 on 10 -サンオントウ-(フリーソフト)
工業系の専門学校に通う優は、駅のベンチで眠っていたところを同じ学校の別学科に通う麻衣に話しかけられる。
そのままなし崩しに麻衣の自宅へと招待され料理を振る舞われた優は、いつしか自分の過去を彼女に話していた。
選択肢あり、恋愛、家族、一時間と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はぷにっとしていて可愛らしいです。一枚絵は八枚+差分。
いつの間にか知り合いだった、くらいの二人が、ある夜女の子の方の家で過ごすことに、な話。
優が、まあ優しくはあるもののいきなりこんないい目を見る所に
ちょっと納得いかないものがありました(まあ半分以上やっかみですが)が、
穏やかに、深々と流れていく時間は心地よかったですし、
なにより明るくて優しくて、でもそれだけではない麻衣が可愛い! と思えた作品でした。
過去の作品感想:ツルゲーネフによろしく、ぷるぴら
(2011/9/27)
ツルゲーネフとよろしく! 〜
Turgenev for your sake !(18禁)/3 on 10 -サンオントウ-(フリーソフト)
学園のアイドル「ツルゲーネフ」と彼氏彼女になったまーくん。
しかし何故かツルゲーネフを不機嫌にさせてしまう。
それはそれとして幼馴染の女の子がいるまーくんは、ツルゲーネフと付き合うようになった経緯を彼女に説明するのだった。
選択肢あり、恋愛、女の闘い、ボイスあり、三時間半足らずで読み終わりました。
「ツルゲーネフによろしく」の続編。
システムは「ツルゲーネフによろしく」と同様。
音楽は紙を握りつぶすシーンなど効果音がちょっと合っていないように感じました。OP、EDに歌あり。
絵は照れたりうきゃーってしてたりする表情が可愛いです。
「ツルゲーネフによろしく」のちょっと後。
彼氏彼女といいつつ曖昧な関係の二人に幼馴染が絡んできて一波乱あります。
ツルゲーネフが、負い目とか拘りがあったとしても勝手に沈みすぎというか、
二日目の夜の部分だけ、それまでの「ツルゲーネフによろしく」も含め
ツルゲーネフの内面について語られたことと比して深刻になりすぎているように感じられ、
そこからの急浮上も含めて置き去りにされたように思えてしまいました。
逆に幼馴染さんの容赦のなさは惚れ惚れします。
よくもまああそこまで笑顔で、一見当たり障りのない言葉で、急所を刺せるものです。冷静に考えたら暴論ですが。
それに、三日目のまーくんとツルゲーネフのやり取りはニヤニヤできて楽しかったです。
あとHシーンが予想外というか、これ途中で終了の流れだろうなと思っていたら最後まで行ってしまっていて、
ちょっとまって、え、まだ準備できてないよと慌ててしまいました。何の準備かは秘密だ!
過去の作品感想:ツルゲーネフによろしく、ぷるぴら、Might
(2011/9/28)
殺人少女キラーキラー
天使編(15禁)/ゼロバリア(フリーソフト)
渋谷で自殺した少女は天使になる、という噂があった。
そんな中、東京の高校で全校生徒が殺害される事件が起こる。
その場で唯一生き残った桜木千亜樹は、偶然手に入れた力で犯人を倒すことを誓った。
選択肢なし、ダークファンタジーとのこと、三時間ほどで読み終わりました。
残酷描写等があるため苦手な方は注意。
システムは特に問題なし。
ただ漢字すべてにふりがなが振られているのですが、若干読むテンポが乱される印象。
音楽は特に問題なし。
絵は主要人物初登場時に表示されるイメージイラストのほかは背景のみ。
人を超えた能力を持つ天使相手に、同じような力を持った主人公が挑んでいきます。
選択肢はないですが、一択が表示されそれを選ぶ箇所があり、
その時点で主人公がどう危機を乗り越えるのかを推理して、
当たればプレイヤーの勝ち、はずれればシナリオライターの勝ち、という仕掛けがあります。
ただ公式サイトの作品ページにしか記載されておらず、全員がそれを読んでからプレイするとは限らないため、
ゲーム中に提示があったほうがいいのではないかと思いました。
話としてはメイン二人以外の登場人物や組織のバックボーンがあまり描かれていないので、
それらが関わるシーンは半分ダイジェストのような印象を受けてしまいましたが、
メイン二人については丁寧に描かれていましたし、
凄惨なシーンの描写も克明で、目を引くものがあった作品でした。
(2011/10/3)
あやかしよりまし祓 PC版三話/冒険野郎のトムソーヤ(フリーソフト)
妖を寄せ憑けやすい稲生木綿と仲良くなった九条風太郎。
休みがちだった木綿はそれをきっかけに風太郎の友人たちとも仲良くなる。
しかしある日を境に木綿の態度が素っ気なくなってしまうのだった
選択肢なし、妖、過去、一時間と少しで読み終わりました。
「あやかしよりまし」の番外編で、携帯電話でのみプレイ可能だった作品の、ももいろかんづめのゆつきさんによるPC移植版。
第一話の感想はこちら
第二話の感想はこちら
システムは特に問題なし
音楽、絵は一話・二話と同様。
ただ今回木綿のお色気シーンが!
第二話の続きで最終話。今回は狒々が出てきます。
ラストにおまけで数年後の話あり。
全体的に淡白な印象で、特に山場で心変わりを簡単にしすぎているように感じてしまいました。
ですが、ラストの木綿と風太郎のやりとりには微笑ましいものがあった作品でした。
過去の作品感想:ドッジボックル〜各叩呆如、あやかしよりまし、ビバキューン、ミスティQ、あやかしよりまし逢魔、ピクルスパピルス、あやかしよりまし祓一話・二話、A(C)
(2011/10/15)
ラブキャッチャー(女性向)/子犬の軍進(フリーソフト)
いじめられていた一輝を助け、叱咤して以来、何故か彼から執拗に口説かれるようになった麻里。
それは一年以上変わらず、高校三年生の後半になっても続いていた。
選択肢あり、求愛、ボイスあり、十五分ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。気持ち15歳以上対象とのこと。
システムはボイスありの文章から次のページへ移る際、
ボイスが流れている途中なら三回、流れ終わった後でも二回クリックする必要があって不便でした。
音楽は特に問題なし。
絵は、一輝の輪郭がホームベースなのが気になって気になって……
一輝の求愛に対する反応で四つの結末に分岐します。
主人公がさっぱりきっぱりしていて好感が持てました。
あとハッピーエンドとバッドエンドが直接的な描写はなくともエロい感じ。
基本コメディ調でさくっと読むことができるのですが、
読み進めに難があってテンポが悪くなっている所が残念な作品でした。
過去の作品感想:逃獄之記
(2011/10/16)
落下点 ver.1.00(BL15禁)/LOVE & DESTROY(フリーソフト)
落下点2 ver.1.00(BL15禁)/LOVE & DESTROY(フリーソフト)
表向き優等生として日々を過ごしていた石田和真は、
授業をサボって向かった旧校舎の敷地内で、飛び降り自殺を目の当たりにしてしまう。
自殺したのは友人の従兄弟。それから和真は、窓を見るたび落下する彼の幻覚を見るようになる。
選択肢なし、都市伝説、「落下点」は三十分、「落下点2」は二十五分ほどで読み終わりました。
システムは最低限ですが短めな話なのであまり気になりませんでした。
音楽はフリー素材ですが場面に合っていました。
絵は小物や目線などちょっとした所の演出がいいなと思いました。
「落下点」では石田和真、「落下点2」では和真の友人である森谷友晶と、
自殺した川村直人の視点で三人の関係が語られていきます。
和真視点でははっきりとしなかった意図が「落下点2」で明かされるつくりや、
各視点の最後のシーンが印象的な作品でした。
過去の作品感想:CAGE-OPEN-
(2011/12/6)
未確認くぱぁ物体 おーぱーつゅ(18禁)/月のあくび(1500円)
上半身が魚で下半身が人間のお父さんを亡くした少女パテナ。
本当のお父さんがいるとの遺言に従い訪れた地で、
彼女は触手の触村マサルと出会った。
選択肢なし、触手、アニメーション、ボイスあり、一時間半ほどで読み終わりました。
「ぴんくしょくしゅ」のバージョンアップ版。
システムは色々な設定あり。
中の人がシステム担当の「彼女と彼女と私の七日」とほぼ同じな感じですが、さらにSTGができたりもします。
音楽は場面に合った曲が多くてよりカオスさが増していました。挿入歌っぽいものも一応あり。
絵は立ち絵もHシーンもロリでぐりぐり動きます。最初からHシーンのみ見ることも可能。
パテナが出稼ぎの旅に出て色々と変な目やHな目にあう本編と、
その合間に本編とは全く関係のない短編ギャグがアイキャッチ的に入るという構成。
短編ギャグでは「新人OL今井舞2」がかなりお気に入り。
本編はストーリーとしてはグダグダな感じで、
Hシーンも「ぴんくしょくしゅ」と同様物足りない部分がありましたが
ぬるぬる動く登場人物達による勢い任せなシーンが多くて
頭をからっぽにしてさくっと読むことができた作品でした。
過去の作品感想:くるくるぱおーん
(2011/12/18)
THE MAN CALLED CRIMSON-Episode V-超えゆくヒトと機械と神々/因果堂Type-I.G.(1500円)
選択肢なし、十時間ほどで読み終わりました。リバースシナリオ追加パッチ有。
Episode Wまでの感想はこちら
システムや音楽は以前の作品と変わらず。OPにムービーあり。
絵は焔がとても精悍になりました。一枚絵は二十七枚+差分。
今回の舞台はイタリア。イタリアと言えば、なマフィアや教会が関わってくる中、
次の話で最終回とのことで、地理的にも心情的にもそこへ向けて話が進んでいきます。
とはいえ、今回の話だけ取っても十二分に面白い!
序盤から中盤にかけて各勢力が色々な準備などをしつつある地へと集結していく過程が、
じりじりと熱が溜まっていくようで期待が膨らんでいき、
それが終盤、一気に解放されるような構成には、本当にワクワクしました。
わざとらしいまでに格好つけているテキストがまた話に合っていて癖になります。
次回、もはやただの人間の出る幕はない展開になりそうですが、
どんな埒外の事が為され、どのようにして物語は締められるのか、楽しみです。おすすめ
過去の作品感想:夢剣、、THE MAN CALLED
CRIMSON、TWADの物語 Vol.1 Vol.2 Vol.3
(2011/2/2)
帰宅部
Zombie/debris.(フリーソフト)
ゾンビが徘徊する学校に閉じ込められた帰宅部のアフロ、メガネ、さちお。
ゾンビが現れた原因とは!?
そして三人は無事生き延びることができるのだろうか!?
選択肢なし、ゾンビ、帰宅部、四十分ほどで読み終わりました。
「帰宅部サマー」の続編ですがストーリーは繋がっていないので単体でも読めます。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はデフォルメされた面々が可愛かったです。演出も豊富。
時には協力し、時には不毛な争いを起こしながら三人がゾンビと関わっていきます。
アフロの漢字が少ないながらも意外な文才に感心しました。
逆にまともそうなさちおはダメダメ……
でもそんな文才あるアフロも含め後半は人の醜さが思いっきり出ていて笑えました。
ラストの青春って感じのやりとりもお気に入り。
ともすればぐだぐだになりそうな内容を、その直前で上手くまとめあげた作品だと感じました。
過去の作品感想:SARABAPASS、遠隔戦区 / remote :
OPERA、remote:OPERA Episode 2、桜仮面、黒い煙と青い空、帰宅部サマー
(2011/2/9)
桃子と魔法のエッチ本 導入編(乙女18禁)/WILD STRAWBERRY(フリーソフト)
桃子と魔法のエッチ本 バター犬編(乙女18禁)/WILD STRAWBERRY(100円)
桃子と魔法のエッチ本 敵国の王子編(乙女18禁)/WILD STRAWBERRY(ボイスあり版200円/ボイスなし版100円)
桃子と魔法のエッチ本 同級生編(乙女18禁)/WILD STRAWBERRY(ボイスあり版300円/ボイスなし版200円)
冴えないOLの桃子は偶然入った古本屋で魔法のエッチ本なるものを購入する。
それは妄想したことを実際に体験できるという代物。
桃子は様々なシチュエーションで妄想に耽るのだった。
選択肢あり、妄想、全部で四十五分ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システムは「お子さまは痴女」と同様。
音楽は特に問題なし。
絵は話によって影絵(バター犬編)だったり、フリー素材(敵国の王子編)だったり、
描き下ろし一枚絵あり(同級生編)だったりします。
同級生編の一枚絵はタイトル画面のもの含め六枚+差分。
オムニバス形式で毎回違ったシチュエーションで桃子がHなことを体験します。
私が男だから(想像力が足りなくて)なのか、一枚絵でのHシーンがある同級生編以外はあまりエロく感じられませんでしたが、
どの話から読んでも大丈夫ですし、お好みのシチュエーションを気軽に楽しめる作品でした。
過去の作品感想:お子さまは痴女、び〜える!、傷痕、恋するトナカイ、嘘をひとつだけ、とある執事の四月一日、恋する痴女とチョコレートの妖精
(2011/4/7)
爆音の世代、沈黙の世界 ゼロ章〜at
the beginning:事ノ始メ〜/Cosmillica
爆音の世代、沈黙の世界 第一章〜Burst GEN.and the
cruel world:屍山血河ノ巻〜(18禁)/Cosmillica
失業者が増加し、治安も悪化し、それを他民族のせいとする風潮が蔓延っている世界。
倭タケシはちょっと知り合いに個性派や有名人が多いだけの普通の学生だったが、
そのせいで民族間の諍いに巻き込まれていくのだった。
選択肢あり、強気っ娘大集合バイオレンスアドベンチャーとのこと、民族闘争、
ゼロ章は五分、一章は五時間ほどで読み終わりました。
システムはらのべえ使用のためか、後半の方のセーブデータをロードすると
始まるまでに結構時間がかかるのが気になりました。
音楽はバトル系の疾走感ある曲がいいなと思いました。OPにムービー、OPとEDに歌あり。
絵は可愛らしいですがHシーンの色気はあと一歩な感じ。
ゼロ章は各キャラクターの立ち位置がわかるシーンがダイジェストで流れる登場人物紹介。
第一章はレムリヤ合衆国からの留学生、ジェシカ・L・ハスターのルートを最後まで読むことができます。
ヤマトという国を舞台にレムリヤ、カルア、チャインといった
どこかにモデルがありそうな国の血を引く少年少女たちの物語。
選択肢にもよりますがそれまで恋愛描写があまりなくて、
ジェシカとくっつく場面であれ? 主人公はジェシカの事好きだったんだ? と思ってしまったことや、
ラスボスが余裕なかったり、最後唐突に自分の不幸語りしはじめたりしていまいち終盤の盛り上がりに欠ける所がありましたが、
序盤の平和で居心地のいい場面からの急展開が印象的でしたし、
ジェシカルートだけでは明かされない謎も気になる作品でした。
(2011/4/29)
ファタモルガーナの館 Trial version 1.15/Novectacle
見知らぬ屋敷で目覚めた「あなた」には記憶がなかった。
その場にいた女中は「あなた」がこの屋敷の主だと言い、
この屋敷で起きた数々の事件を「あなた」に見せるのだった。
選択肢なし、西洋浪漫サスペンスとのこと、二時間ほどで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽は通常のBGMにも歌が入っていたりしていいなと思いましたし、
効果音の使い方も良くて、ビクッとさせられました。
音楽鑑賞モードでは歌入りBGMの歌詞も表示されて至れり尽くせり。
一枚絵は現時点で八枚+差分。特に最初の話の終盤は怖かったです。
オムニバス形式で、この体験版では最初の話と、二番目の話の序盤を読むことができます。
最初の話は屋敷に住むローズ家の仲睦まじい兄妹、メルとネリーに白い髪の少女が関わってきて……という話。
微笑ましい出だしからのサスペンス展開が印象的でした。私としてはメル可哀想派。
絵からも音楽からも話からも西洋浪漫分たっぷりで統一されていて、
最初の話だけでも完成度の高さが伝わってくる作品でした。
(2011/5/26)
滅び朽ちる世界に追憶の花束を
体験版 ver.0.12/郷愁花屋
期待
(2011/6/16)
Snow Drop -firststep in spring-(18禁)/R7(DL販売1300円)
一年前に幼馴染のさくらを事故で亡くしてから、失意の日々を過ごしていた彰人の前に記憶喪失の少女、ユキが現れる。
彼女と関わるうちに少しずつ明るさを取り戻していく彰人。
そんなある日の夜、彼は死んだはずのさくらと再会する。
選択肢あり、桜、恋愛、ボイスあり、五時間ほどで読み終わりました。
体験版の感想はこちら
システムは選択肢でセーブできるようになっていましたが、
スキップはかなり遅いですし、それ以外の動作も重めです。
あとCG鑑賞にうまくCGが登録されないような……
OPにムービー、歌あり。挿入歌あり。OP歌の「START」はお気に入りです。
絵は可愛らしいですし、感情表現の演出なども豊富。
選択肢はありますが基本的に一本道でさくらルートのみ。
他の二人のルート、特にユキルートがないことが残念。語られない謎も多いです。
(続編〜second decision in summer〜があるようですが)
あと、Hシーンはかなりあっさりめ。
ですが、重要なシーンでの演出は綺麗で効果的に思えましたし、
簡単にめでたしめでたしにならないラストもいいなと思えた作品でした。
(2011/6/20)
小此木鶯太郎の事件簿 陰と陽の犯跡(問題編)/安楽椅子犯人(フリーソフト)
評論家の鬼嶋紀久彦が犯した殺人は、しかし有力な証拠がなく迷宮入りの様相を呈していた。
被害者の姉であり、鬼嶋の犯行であることを確信していた占い師の風宮歌陽は、
そんな状況に業を煮やし、同様に証拠の残らない手段で鬼嶋を殺そうとするのだった。
選択肢なし、読者への挑戦、推理、一時間半ほどで読み終わりました。
「湖岸の盲点」の感想はこちら
「三つの謎宮」の感想はこちら
システム、音楽は特に問題なし。
前作までと同様、タイトルバーにその場面で流れている曲名や、注釈(というよりツッコミ)あり。
シナリオジャンプ機能もあって、気になるシーンを読み返す時に便利でした。
また、今までの作品よりさらに、演出が洒落た感じになっているように思えました。
鬼嶋紀久彦の殺害に関して、風宮歌陽の犯跡(ミス)を四つ探してくださいという問題編。
七月四日締め切りで解答を募集しており、正解者には賞品もあります。
我こそはという方は挑戦されてみてはいかがでしょうか?
私も応募してみましたがあまり自信は……
話は鶯太郎のすっとぼけた言動が微笑ましかったです。
でも終盤はたたみ掛けるような勢いのある犯人との応酬が熱い。
とりあえず、現段階ではでは妹が報われないので、
解答編では鬼嶋の犯行が有耶無耶にならないような鶯太郎のフォローが楽しみです。
(2011/6/30)
ほん呪! durbbing girls
revival fest 第2話/小豆クリーニング(フリーソフト)
二十四歳でフリーターの安野鉄五郎はバイト先のレンタルビデオ店で借りたビデオに誤って重ね撮りをしてしまう。
そのことを告げられた店長は、怒るどころか「これは呪いのビデオだ」と心配してきた。
見た者は七日後に死ぬというビデオ。七日目に彼の身に起こったこととは……
選択肢なし、コメディ、呪い、二時間ほどで読み終わりました。
第1話の感想はこちら
システム、音楽は特に問題なし。挿入歌、ED歌あり。
絵も第1話同様、多彩でした。
映画「リング」の貞子と同棲するノベルゲーム。
第2話はクライマックスシーンの一部を最初に持ってきて、
その後、そのシーンまでどういった経緯があったのかが描かれていきます。
場面場面では貞子の破天荒な言動と絵が相まって楽しめましたが、
今回、青春モラトリアムな葛藤がかなりの割合含まれているためか、
第1話と比べて勢いがあまり感じられなかった所が気になる作品でした。
過去の作品感想:ほん呪! durbbing girls revival fest 第1話、ベルリン教室
(2011/8/17)
小此木鶯太郎の事件簿 陰と陽の犯跡(解答編)/安楽椅子犯人(フリーソフト)
評論家の鬼嶋紀久彦が犯した殺人は、しかし有力な証拠がなく迷宮入りの様相を呈していた。
被害者の姉であり、鬼嶋の犯行であることを確信していた占い師の風宮歌陽は、
そんな状況に業を煮やし、同様に証拠の残らない手段で鬼嶋を殺そうとするのだった。
選択肢なし、読者への挑戦、推理、解答編、一時間半ほどで読み終わりました。
「湖岸の盲点」の感想はこちら
「三つの謎宮」の感想はこちら
「陰と陽の犯跡(問題編)」の感想はこちら
システム、音楽。絵は基本的に問題編と同様ですが、
解答披露時の図解や、ラストなど画面の演出が強化されています。
鬼嶋紀久彦の殺害に関して、風宮歌陽の犯跡(ミス)を四つ探してくださいという問題に対する解答編。
問題編の時点では解答を募集しており、私も応募してみたのですが……見事全問正解!
あんまり自信なかった……というか、見落とした所がありそうな気がしていたのですが気のせいでした。
しかし皆さんの解答を見ると色々な情報を推理に生かしていて感心しました。私はそこまで気が回らなかったです。
あと、全問正解者の中から選ばれる賞品は当たりませんでした……
今回、感想を書いた上記三つのシリーズの中で初めて? 鶯太郎がちょっとやりこめられたりします。
そんな手ごわい犯人に相応しく、犯行の真の意図と、そこからラストへの流れは
論理と情の両方が込められていて、物語としてもとても楽しめた作品です。
(2011/10/4)
The Seventh Valkyrie ver.3.0(乙女)/Mist Orchestra
女神に仕える戦士を探しに地上へ降りようとした戦乙女のヴァルトラウテ。
しかしその時、悪魔アンブロシウスに翼を奪われてしまう。
戦乙女としての能力を失ってしまった彼女は、それでも地上で任務を遂行しようとするのだった。
選択肢あり、恋愛、ファンタジー、三十分と少しで読み終わりました。
システムはマウスホイールからバックログへ移行できないことがやや不便。、
あとデザイン面で本文以外の文字(発言者名、メニューボタン等)がかなり小さくて見難かったです。
音楽は特に問題なし。
絵はヴァルトラウテの衣装色っぽいです。
この体験版では恋愛対象の三人のシナリオ序盤を読むことができます。
序盤だけなのでよしあしがまだわからない部分もありますし、
ファンタジー世界観でメタネタはあまりやらないほうがとは思いましたが、
好きな子(ヴァルトラウテ)をいじめるアンブロシウスがお気に入り。
あとヴァルトラウテの無自覚に相手に期待を持たせるような発言が、衣装も相まってそそられました。
そんな感じで、特に乙女ゲームが好きというわけではない男性プレイヤーにとっても
見どころのある作品なのではないかなぁと思ったり。
(2011/10/18)
未来探偵ソラとピヨちゃん エピソード・ホーンテッド 体験版ver1.0/フワフワソ
未来の日本、北海道から上京してきた十五歳の少女、ソラがバイトを探していると、
ケータイ電話のヒヨコ型AI、ピヨちゃんが探偵事務所の助手をしないかと話しかけてきた。
一度は断ったものの、トラブルに巻き込まれてしまったソラはピヨちゃんの力を借り、探偵の真似事をすることになる。
選択肢なし、探偵、未来、三十分と少しで読み終わりました。
このライトノベルがすごい!大賞3次(=最終)選考対象作をノベルゲーム化とのこと。
第一話 第二話の感想はこちら
システム、音楽は第一話 第二話と同様。
絵は冒頭、ピヨちゃんのいやらしい目がとてもいやらしかったです。
「未来探偵ソラとピヨちゃん エピソード・ホーンテッド」に収録予定の三つの話のうち、
「ふたごのアイス事件:問題編」を収録。
作中にある謎を解いて応募すれば、正解者に賞金がある推理大会を実施中(12/31の朝10時締切)
私も三通りの推理で応募してみました(=明確な決め手が見つからずに絞り切れていない)
今回働くソラが格好良かったです。第1話から成長したなぁ……
(2011/12/15)
(その他)
マスター×マスターS(BL15禁)/a.m.(フリーソフト)
引籠りながら××を極めたと自負していた人理音理(ひとりおんり)
しかし、世間にはさらに高い壁があった。
××マスターを目指すため、音理はそれに立ち向かい、見事克服したが……
人物選択あり、妄想、ジャンケン、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はSD良がなんだか可愛いです。
「僕の就活日記」の登場人物五人と一人ずつジャンケンしていき、勝ったら攻めて負けたら受けます。
負けた場合ゲームオーバー(コンティニュー可)ですが最終戦のみどちらでも話が進みます。
H描写は「マスター×マスター 〜××を極めし者〜」と同じくらい。
誰から選んでいっても基本的な話の流れは同じで受け答えの台詞が異なるだけなので、
五つのパターン全部読もうとすると、さすがに飽きました。
ですが他のマスター×マスターシリーズと同様、男の思考がピンポイントで描写されていて、
ハチャメチャな展開ながら妙にリアリティがあるというか、身につまされる部分がある作品でした。
過去の作品感想:僕の就活日記、マスター×マスター 〜××を極めし者〜、pure blue、ウラデラ、就活DX、私と、そして誰かの記録。、摩天大楼的恋愛
(2011/2/21)
とある執事の四月一日(乙女18禁)/WILD STRAWBERRY(フリーソフト)
お嬢様の御城佐和子は専属執事の杉田と恋人関係。
ある日、杉田がとある秘密を告白してきたのだった。
選択肢あり、執事、嘘、二十分ほどで読み終わりました。ボイス追加パッチあり。
制作中の「いじわる執事に乱されて」の番外編。
2011年エイプリルフール記念作品。
主人公名前変更可。
システムはスタッフロールが長めで、スキップ不可なのがやや不便。
音楽は特に問題なし。EDに歌あり。
Hなシーンはありますが立ち絵のみで一枚絵はなし。
選択肢によって三通りのHシーンを読むことができます。
一枚絵がないので物足りなくはありますが、
本編でも二人の関係はこんな感じ(選択肢で主人公の性格が変化するそうですが)なんだろうなぁと思えた作品でした。
過去の作品感想:お子さまは痴女、び〜える!、傷痕、恋するトナカイ、嘘をひとつだけ
(2011/4/5)
夏休みのネヴァジスタ
Ver2.0/TARHS Entertainment(300円)
監禁されていた津久居賢太郎とオタクな生徒、藤原隆之の心と体が入れ替わってしまった。
賢太郎は元に戻ろうと奮闘するが、藤原はあまり乗り気ではなく……
選択肢なし、不条理コメディミニノベルとのこと、一時間ほどで読み終わりました。
「図書室のネヴァジスタ」のストーリーを基本とした雰囲気の異なるパラレルストーリー。
システムは特に問題なし。
音楽は歌入りのBGMなども使用されています。
絵は「図書室のネヴァジスタ」と同様
「図書室のネヴァジスタ」中のある時点での設定が使われていますが、
賢太郎と槙原があっさり会ったりしていて、本編との繋がりはなく独立した話。
前半の自分(の身体)が監禁されていることをなかなか周囲に伝えられない賢太郎にもどかしさを感じましたが、
後半は一転、徹夜作業に勢いと謎の感動がありました。
それにしても修羅場あるあるネタからいつの間にかてやんでえ視聴の話題に持っていくとは……
中の人に強いシンパシーを感じます。おっとどっこい日本晴れは名曲。
過去の作品感想:図書室のネヴァジスタ、THE FOOL
(2011/9/13)
図書室のネヴァジスタ
四月の魚 Poisson d'avril Ver2.0/TARHS Entertainment.(フリーソフト)
会社の金を横領して返すアテがなくなってしまった清水桃子のもとへ、喧嘩別れをしていた妹から招待状が届く。
そこには、「四月の魚、ご用意しています」との文字。
指定された館へ向かってみると、そこには七人の男達がいた。
選択肢なし、コメディ、脱出、一時間と少しで読み終わりました。
2010年エイプリルフール企画ゲーム。
「図書室のネヴァジスタ」の立絵をリサイクルしたエコロジー・ノベルとのことで、
本編とは登場人物の設定やストーリーが別物になっています。
システムは特に問題なし。
主題歌あり。男性ボーカルで色気を感じる曲です。
妹の目的もわからず呼び出された山奥の館で、段々とその意図が明らかになっていきますが、
それと比例して八人をを取り巻く周囲の立ち場が悪化していきます。
主人公は「図書室のネヴァジスタ」に登場しないオリジナルキャラなのですが、
ナチュラルにダメ人間で、終盤に半分乙女ゲー主人公っぽい境遇になっているのが奇跡に思えるくらい。
あと、本編とは正反対に有能な槙原がむしろ気持ち悪かったです。こんな格好いい人先生じゃない!
そんな人たちをはじめとしたデコボコな八人が、雪だるま式に問題を増やしていく様が笑えました。
過去の作品感想:図書室のネヴァジスタ、THE FOOL、夏休みのネヴァジスタ
(2011/9/14)
魔王軍へようこそ3 Ver1.10(18禁)/ののの通信
奴隷時代のあるときから、結婚し、伝説の勇者を息子に持ち、魔王を倒す夢を見るようになったリュカ。
それは正夢かに思われたが、だんだんと差異が目立ち始め、ついにサラボナで彼は決断する。
父の仇を討ち、母を救うためには魔王になることも厭わない、と。
選択肢あり、ドラゴンクエスト5二次創作、魔王軍SLG、
最初からやりなおして九時間ほどで終わりました。
「魔王軍へようこそ3」の追加パッチ。
以前のバージョンの感想はこちら
システムや音楽は特に問題なし。
ただしゲームバランスは多少変わっている模様。
一枚絵は二十八枚+差分。
以前のバージョンからはエレノアルート増量、
マリア、女王ルート追加、他Hシーン追加といったところでしょうか。
ゲームバランスとしては、タイムアタックではなく普通にやる分には
どのルートもそれほど難しくはありませんでした。
お店パートでお世話になったのは上級スラレース。
レベル上げたら最上級設備に匹敵するくらい稼いでくれました。
戦闘でお世話になったのはメガザルとかばう。
話としては、エレノアルートが別のドラゴンクエストシリーズ(6まで)にまたがる構成で、
全てプレイしたことがある身としては、かなり楽しめました。
(以下ネタバレ反転)
Hシーンが色々と追加されたのは嬉しいのですが、
魔王軍のエレノアを見ていると凌辱したいという気持ちがむくむくと。プレイヤーって贅沢ですねぇ。
過去の作品感想:落日、魔王軍へようこそ、恋ノ橋、魔王軍へようこそ2(ver1.4)、お使いドラキー
(2011/10/27)
おやばけ!/Novectacle(フリーソフト)
「ファタモルガーナの館」をセルフパロディしたノンストップコメディとのこと。
選択肢なし、二十五分ほどで読み終わりました。
現在は公開終了となっております。
システムは特に問題なし。
音楽は、コメディシーンなのにやたらと綺麗な曲が流れたりなギャップがありました。
絵は本編からの流用+かきなぐりのかきおろし。
「ファタモルガーナの館 Trial version」や「霧上のエラスムス
特別版」のプレイ後に読むことができる舞台裏と同じようなノリで、
今回は「ファタモルガーナの館」の最初の話にあるいくつかのシーンを、ミシェルがメル役となって体験してみようという話。
「霧上のエラスムス 特別版」のネタもちらっと。
要は、例によってミシェルが女中さんに酷い目に遭わされます。
投げやりにネリーや白い髪の娘に接していてもさほど展開が変わらないように思えるのは気のせいでしょうか?
色々それなりに気配りとか好意とかで接していたメルの立場は……
とりあえず女中さん最強を再確認した話でした。
過去の作品感想:ファタモルガーナの館 Trial version、霧上のエラスムス 特別版
(2011/12/21)
TearsAngel Ver1.11/Outcast
アブソリュートと呼ばれる能力を使用できるものがいる世界。
その中でも異端者が集まった「Tears」というグループに所属していたジョーカーだったが、
そこを飛び出し、四人の女の子と新たな生活を築き始める。
しかし、ある日彼は、彼と同じ能力を持つ少女と遭遇する。
選択肢あり、異能、追加部分は四時間足らずで読み終わりました。
Ver1.00の感想はこちら
システムや音楽、絵はVer1.00と同様。
Ver1.11では涙シナリオが追加されています。
他のヒロインシナリオでの出来事も絡んできていて
この作品の中では一番後に起こった出来事な模様。
他のシナリオと同様に、問題は起こるもののあくまでヒロインの問題で、
ジョーカーが出てくるとさくっと解決してしまう所があってあっさり気味でしたが、
六人でわいわいがやがややっているシーンは楽しかったですし、
ジョーカーと涙二人きりながらラストシーンも綺麗な締め方だなと思いました。
過去の作品感想:HeavensGate
(2011/12/24)