星団ファミリー
HP
サークルについて
オリジナルのノベルゲームを制作されています。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2010/12〜2012/12 |
価格 |
1000円 |
年齢制限 |
なし |
特徴 |
同人ゲーム制作、希望、爆発しろ |
選択肢なし、バックログ、表示速度変更、オートモード、音楽鑑賞などがあり、
セーブデータは30個まで保存可能です。
あらすじ
高校二年生の赤名康平は、新人賞の一次選考で落選した小説を同じクラスの小湊伊織に読まれてしまう。
書いた本人でさえ見放したその作品を、彼女は好きだと言う。
そして続けて「同人ゲームを作りませんか?」と告げたのだった。
この作品について
まず夢奏クリエーター編までの感想を再掲載いたします。
同人ing(体験版)
選択肢なし、同人ゲーム制作、四十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は伊織可愛いです。
この体験版では康平が同人ゲーム制作をやると決意する所まで読むことができます。
作中で語られる小説やゲームに対しての評価などが理路整然としているのですが、
場面によっては説明的すぎて、面白かったとか嬉しいという感情の昂りが伝わりきらないように感じられました。
ですが伊織に関しては、主人公の小説やお気に入りの同人ゲームが好きという気持ちがありありとわかりましたし、
これから先に待っているであろう同人制作の悲喜こもごもも、読んでみたいと思えた作品でした。
同人ing〜0(ぜろ)のゲーム制作編〜
選択肢なし、同人ゲーム制作、四時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし、ですが結構曲数多いですね。フリー素材とはいえ三十三曲あります。
絵は相変わらず伊織可愛いです。瑠璃子の悶える表情はもっとエロさを希望します。
今回は第一作目を完成させてコミティアに参加するまでと、二作目の題材を決めるまでの苦悩が描かれています。
途中、高校生なのに18禁作品を入手するシーンがコメディ調で描写されていて、
半分ノンフィクションっぽい話なのにこういうことを肯定するかのようなシーンはちょっとどうかと思います。
ですが特に一作目を勢いで完成させてから(その過程にも色々と問題が起こるものの)
大きな壁にぶちあたるという構成がいいなと思いました。
一つも完成させないうちだと良い台詞を言っても説得力に欠けそうですからね……
場面ごとでも、体験版の感想で伝わりきらないと書きましたが今回は作品が完成した時や肯定された時の喜びや、
作品が否定された時や上手く作業が進まないときの苦しさが、
このサークルの一員であるかのように感じることができました。
みんなで何かを成し遂げていくというのはいいなと思えた作品です。
でもそれが女の子に囲まれてとなると嫉妬の炎が……
同人ing〜夢奏クリエーター編〜
選択肢なし、同人ゲーム制作、三時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし、オリジナルの曲も追加されている模様。
絵は新作ゲームのイメージイラストが可愛いです。
今回は二作目を制作して二回目のコミティアへ参加というところまでが収録されています。
音楽担当の奏が中心の話。
その奏が、前回から引き続き……というか今回出番が多くなってますますというか、
言葉は悪いですが小物っぽい言動をしているので、
山場で色々大変な目にあっても、どこか冷めた見かたをしてしまいました。
ですが、上手くいくのではないかというところから失敗してどん底へ、
でもその中で得るものが、という起伏が大きくて、
成功も失敗もとても劇的に描かれていて印象に残る話でした。
(以下ネタバレのため反転)
豊洲からというのは絶妙。走って走れない距離じゃないですし、他の交通手段では時間がかかりすぎますし。
そして今回、伝送スクリプター編で、
頒布が軌道に乗ってきて充実感たっぷりでしたし、対決要素もあってとても楽しめました。
同人ing〜伝送スクリプター編〜
選択肢なし、同人ゲーム制作、四時間足らずで読み終わりました。
システム、音楽はいままでと同様。
絵は瑠璃子の笑顔とか照れ顔とか満載でなんだか新鮮でした。
今回は物語の開始から一年。五月コミティアまでが収録されています。
内容はスクリプターさんの新メンバー加入(また女の子!)や目標にしているサークルさんと競作など。
いままで即売会では基本的に踏んだり蹴ったりでしたが、
その様を見ているだけに今回たくさん頒布出来たときは我がことのように嬉しく感じました。
対決は、当事者のサークルさんはこんなに一喜一憂しているのか、
と読んでいて身が引き締まる思い。……似たようなことをしているので。
そしてなにより、スクリプターさん加入から完成までの流れは、
制作は苦しいけれど楽しいということが本当によく伝わってきました。
次でおしまいとのことですが、どうなるのか、楽しみです。
(以下同人ing〜Let's make the doujin game〜についての文章です・2013/4/12)
同人ing〜Let's make the doujin game〜(1000円)
高校二年生の赤名康平は、新人賞の一次選考で落選した小説を同じクラスの小湊伊織に読まれてしまう。
書いた本人でさえ見放したその作品を、彼女は好きだと言う。
そして続けて「同人ゲームを作りませんか?」と告げたのだった。
選択肢なし、同人ゲーム制作、追加部分は四時間足らずで読み終わりました。修正パッチあり。
伝送スクリプター編までのシナリオも収録。
システムはいままでと同様。
音楽は修羅場中の疾走感ある曲がお気に入り。EDに歌あり。
新規絵は男分多め。
今回で完結。高校三年生の夏に向けて全てをつぎ込んで一つの作品を創ろうとしていきます。
(ネタバレ反転)
コミケ落ちた時点で、実際にするかどうかはともかく
委託参加は議題に上がるほうが自然じゃないかなあとは思いましたが、
立ちはだかる障害の強固さがこれでもかと描かれていながらも、
なんとかするだけのプロセスが納得のいく形で提示されていて、
絶望せず、拍子抜けもせずなバランスが緊迫感たっぷりでした。
そしてなにより、というかいつもながら、というか
完成へと向けて修羅場っている場面をはじめとした各場面で、
読んでいるこちらの心身の温度まで上がってしまうとても熱くて、おすすめできる物語でした。