2013年同人ソフト感想リスト プレイ順です。 女性向の作品は、乙女=女主人公で相手キャラの全員もしくは多くが男、 値段は入手時のものです。場合によっては異なる可能性があります。 おすすめ同人ソフト完成版 他に完成版では「ボツネタ通りのキミとボク」「彼女の嘘の止まった世界」「ブランコ日和」 ブランシュ・ブーケ(BL18禁)/Flora-Float(200円)(DL版の購入はこちら) 桜砂糖/モンスターキャラメリゼ(フリーソフト) Rivers of Blood(BL18禁)/冬のいもうと(800円)(DL版の購入はこちら) firstcomplex(女性向15推)/TetraScope(DL販売1575円)(DL版の購入はこちら) 桜哉(女性向18禁)/TetraScope(DL販売840円/フリー版有)(DL版の購入はこちら) スーパー美少女ボクシング(18禁)/置か岡(DL販売840円)(DL版の購入はこちら) 斎国華譚(乙女18禁)/Dum spiro,spero(DL販売1050円)(DL版の購入はこちら) 勇者が魔王を倒した話/根無し草(フリーソフト) 『お狐様はショコラピストルでジプシーダンスをグーテンターク(仮)』レディオ/花を吐く抄女(フリーソフト) ウソと本音と姪探偵!/Fly
me to the sky!(フリーソフト) 桜時、息吹。(BL18禁)/Flora-Float(フリーソフト) おはよう、ラァビィ/Fortune Bell -フォーチュンベル-(フリーソフト) セブンスコート/Novectacle(フリーソフト) ボツネタ通りのキミとボク/超水道(1000円) |
日常侵食ホラー
つぐのひ/I'm Cyan(フリーソフト)
日常侵食ホラー つぐのひ 第二話/I'm Cyan(フリーソフト)
学校帰りのとある学生はふと視線を感じた。
そして次の日、より違和感は大きくなっていた。
そして次の日
第二話には分岐あり、ホラー、合わせて十五分ほどで読み終わりました。
操作は「Planet love story」と同様、方向キーを押して歩いていくうちに話が進んでいきます。
効果音はかなり不気味でした。
絵は学生が実写にぼかしを入れた感じでそれがかえって真実味を感じました。
第一話は男子学生が、第二話は女子学生がよくないものに目を付けられます。
それぞれ独立した話で、どちらから読んでもOK。
背景に現れるモノにぞわぞわさせられました。
あとタイトル画面に空白があるのも怖い……
なお、第二話には二つの結末があるのですが、
派生ルートの方は「ある意味怖い」としか言いようのない展開でインパクトありました。
過去の作品感想:Planet love story
(2013/5/3)
彼女の嘘の止まった世界/CALMFLAP(フリーソフト)
佐伯翔は一学期の最終日を過ごし就寝するが、起きると次の日ではなく、同じ一学期最終日の朝に戻っていた。
それから何度も一学期の最終日は繰り返され、無意味な日々の繰り返しに限界を迎えようとしたとき、
彼は同じく繰り返しに気付いているクラスメイトの少女、北沢灯がいることを知った。
選択肢なし、ループ、二時間ほどで読み終わりました。
システムは文章速度が変更できないこと、非アクティブでも他のアプリケーションより前面に表示されること、
セーブ画面で錠(通常はセーブデータ保護機能アイコン)とセーブボタンが逆になっていることが気になりました。
音楽は特に問題なし。
絵は灯の色々な表情がとても魅力的でした。
一学期の最終日を何度も繰り返しながら、灯と共にその原因を探していきます。
学園祭での一幕はもっと序盤で明かしても良かったような……
もったいつけすぎて読んでいて主人公への信用が今一つ形作れなかったです。
あとエピローグの展開自体はアリと思いますが、それまでのエピソードで
あまりいい印象を抱けない人達のものが多くを占めているであろうもので上手くいってしまうというのはもやっとするものがありました。
ですが、灯とあーでもないこーでもないと言いながら一緒に解決しようと悩んだり、
ふとしたことでふざけ合ったりという一日が楽しくて、灯が可愛かったです。
また、終盤一気に事態が動く場面は登場人物それぞれの想いが伝わってきて、ぐっとくるものがありました。
過去の作品感想:私とあなたといた世界
(2013/5/6)
ラブコースター(女性向18禁)/子犬の軍進(フリーソフト)
野球部のマネージャーをしている奈央は、憧れの先輩が転校することを知り、告白する。
しかしOKはもらえず、せめてもと一日だけ遊園地でデートすることになった。
選択肢あり、恋愛? デート、ボイスあり、三十分ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
先輩の声の大きさが一つのセリフの中でも一定していなくて聞き取りづらかったです。
音楽は特に問題なし。
絵はハッピーエンド? での先輩のダイナミックな立ち絵がインパクトありました。
あと主人公の脚がエロいです。
遊園地でどのアトラクションにどういう順番で行くかで六つの結末に分岐します。
超展開ゲームと公式サイトに書かれている通り、先輩があっさりとクズ野郎と化したりしますが、
ブラ透け大好きな先輩との色々な結末をさくっと楽しめる作品でした。
過去の作品感想:逃獄之記、ラブキャッチャー、君のために咲き君のために散る
(2013/5/8)
ゲームで裁判員!
スイートホーム炎上事件/大阪弁護士会 法教育委員会(フリーソフト)
会社経営者の自宅が放火され、逃げ遅れた妻が死亡した。
被告人として起訴されたのは、夫婦の中学時代の同級生。しかし彼はやっていないと主張していた。
裁判員に選ばた「わたし」は他の裁判官や裁判員と、被告人が有罪か無罪か考えていくことになる。
選択肢あり、裁判員裁判、四時間ほどで読み終わりました。
プレイ後アンケートに答えるとおまけ追加パッチがダウンロードできます。
弁護士(大阪弁護士会 法教育委員会)が100%シナリオを手掛けたとのこと。
システムは礼桐弥彦さん(という名前ですが私が以前プレイしたことがあのゲームやあのゲームを制作された方)なので凝っています。
証拠等の資料がいつでも読めたり、話し合われたことがまとめられていたりわかりやすかったですし、
裁判官・裁判員の心象の変化や法廷に入るときなど演出が多彩でいて読みやすさも保たれていました。
音楽は特に問題なし。OPムービーとED歌あり。
絵はRayの七瀬みゆさん。桃谷さん可愛いです。
法廷で起訴内容や証人の話等を聞いた後、裁判官と裁判員合わせて九人で評議し、最終的に多数決で有罪か無罪かを決定します。
評議中の選択肢によって他の八人を有罪寄りにも無罪寄りにも出来、全員一致でしか見ることができないシナリオもあります。
推理ものと違って有罪無罪を確信するような決定的な証拠がなく、
解釈の仕方によって有罪無罪どちらにもとれることが多いので
全員一致有罪/無罪と両極端の結論になっても、どちらも納得できました。
同時に説得力のある意見を言えば真実がどうあれ判決が変わることがあるというのが怖い、と思いました。
それだけ評議して結論を出すということが重いものであるのでしょう。
評議も要点が整理されていて読んでいてわかりやすかったですし(有罪無罪どちら寄りの解釈をするかは迷いに迷いましたが)
休憩時間や帰り道での裁判員同士のやりとりも微笑ましくていいなと思いました。
おまけも充実していましたし、裁判員裁判がどのようなことをするのか勉強になりつつも楽しめた作品です。
(2013/5/11)
ブランコ日和/Tears Lab.(フリーソフト)
中学一年生の梅林瑛二が学校をサボって公園でブランコをこいでいると、隣で会社員の男もブランコをこぎはじめた。
臆面もなく会社をサボったというその男、足立育郎に、瑛二は学校をサボった理由を語るのだった。
選択肢なし、ブランコ、大人、二十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は背景のみ。
中学生が会社員の男にもやもやしていることを打ち明け、二人でそれを解決しようと行動します。
飄々とした足立さんが格好良くて、
山場での中学生の初々しいやりとりが微笑ましくて、
読み終わった後にほわっとした気持ちになれる作品でした。
(2013/5/15)
終わった世界/Tears Lab.(フリーソフト)
繰り返し似たような夢を見る少女。
その夢が終わったときに待っていたものは……
選択肢あり、夢、繰り返し、十分ほどで読み終わりました。
システムはセーブ機能がありませんが、短いのであまり気になりません。
音楽はゆったりとした曲調で話に合っています。
絵も背景のみですが、コーヒーとか印象に残ります。
夢の中でいくつかの選択肢があり、最後まで進める選択はひとつだけでそれ以外を選ぶと即目が覚めて終わります。
すぐに目が覚めたときの喪失感と、
最後で読み進めた後のくすぐったい解放感のギャップがいいなと感じた作品です。
過去の作品感想:ブランコ日和
(2013/5/17)
Re:TRY -リトライ-/Tears Lab.(フリーソフト)
橋口友は放課後、クラスメイトで憧れていた宮園林檎が泣いている場面に遭遇する。
その夜、携帯に変なメールが届き、それに従ってみると同じ日の朝にタイムスリップしてしまった。
友は一周目の経験を生かし、りんごちゃんが泣かなくて済むように奔走する。
選択肢あり、繰り返し、時間SF恋愛学園アドベンチャーとのこと、一周十分、全部で一時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はりんごちゃんの素朴な可愛さがいい感じ。
記憶を持ったまま一日の始まりに戻った主人公が好きな女の子のために試行錯誤します。
ただ主人公自体は一回しか繰り返さずエンディングを迎える(一番最初の周の記憶しかない)ので、何周もするのはプレイヤーの方。
ラスト周回の多くのエンディングはかなりあっさりしていて、
もう二言三言付け加えてもいいんじゃないかと思いましたが、
主人公が行動する動機やりんごちゃんの涙の理由がささやかで、でも本人にとっては大事なことで、
だからこそ上手く行ったときは心底良かったなあと思うことができました。
過去の作品感想:ブランコ日和、終わった世界
(2013/5/19)
非常口さんと恋する女の子/Tears Lab.(フリーソフト)
アルバイトで事務をしている「私」には気になる人がいた。
それは同じ会社で働く非常口さん。
彼の補佐をすることになってからはますます想いが募るばかりで……
選択肢なし、恋愛、ピクトグラム、二十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
立ち絵は全員ではないですがピクトグラム。
非常口に向かって駆けているあの緑色の容姿をした人に恋をしてしまった女の子の話。
非常口さんがいい人であるということは良く伝わってくるのですが、
山場の展開からすると主人公の良さももうちょっと描写してほしかったなと感じました。
でも、所々にピクトグラムならではのくすっと笑えるシーンを挟みつつ、真摯な想いが描かれている作品でした。
過去の作品感想:ブランコ日和、終わった世界、Re:TRY -リトライ-
(2013/5/21)
セラとウタノのゆく年くる年/Tears Lab.(フリーソフト)
12月31日、ウタノの家にやってきたセラ。
そのままコタツへと直行したセラは年越しまでウタノと駄弁るのだった。
選択肢あり、年末年始おこたノベルとのこと、二十分ほどで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽は布団乾燥機の音が主なBGM。
絵は背景のみ。
友達以上恋人未満な男女が、年末年始をご飯食べたりしりとりしたりクイズ出し合ったりします。
クイズはかなり引っかけにかかってしまいました。すぐわかったの切り紙くらい……
ずーっとのんびりぐだぐだ二人が話をしているだけで、それがすごく贅沢な時間に感じられました。
ラストもほんのり甘々でしたし、最初から最後までほんわかできる作品でした。
過去の作品感想:ブランコ日和、終わった世界、Re:TRY -リトライ-、非常口さんと恋する女の子
(2013/5/23)
うつ◎しゅみれーしょん あさひの沈む頃/Tears Lab.(フリーソフト)
高瀬あさひは仕事のストレスから不調になり、心療内科に行った結果うつ状態と診断される。
しかし、妹や友人たちに見守られながらうつと付き合うことを決めるのだった。
選択肢あり、うつ、一時間と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は背景のみ。
気持ちの沈むことがあったときにどうするかによって九種類のエンディングに分岐します。
重苦しい雰囲気で進んでいきますが、主人公の妹や友達がみんないい距離で励ましてくれるのでバランスが取れている感じ。
軽度エンド以外では完治せずに終わる所や、アドバイスされるまで一つの考えに固執して視野が狭いところなどの
ままならなさと、それでも弱音を抱え込まなければ最悪にはならないという光が特に描かれている作品でした。
過去の作品感想:ブランコ日和、終わった世界、Re:TRY -リトライ-、非常口さんと恋する女の子、セラとウタノのゆく年くる年
(2013/5/25)
ずっと床を見てる/Tears Lab.(フリーソフト)
彼女に振られてしまった昭平は友人の綾人に連れ出され、元気になるようにという名目で遊びまわる。
そうして一息ついて入った喫茶店で、昭平は綾人からあることを告げられる。
選択肢なし、失恋、告白、十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は背景のみ。
失恋後の友人とのやりとりが中心。
友人の綾人の心遣いが格好良すぎる……
それだけに後半の慌てふためく昭平がより可笑しく思えました。
(以下ネタバレのため反転)
ラストはどう見ても彼女いるけど昭平が本命だ! という流れにしか思えないんですが!
過去の作品感想:ブランコ日和、終わった世界、Re:TRY -リトライ-、非常口さんと恋する女の子、セラとウタノのゆく年くる年、うつ◎しゅみれーしょん あさひの沈む頃
(2013/5/27)
明日、弾く。/Tears Lab.(フリーソフト)
その少女は朝、起き、学校へ行き、放課後同級生の男の子とある約束をして、夜、寝た。
そして朝、起き、学校へ行き、放課後同級生の男の子とある約束をして、夜、寝た。
そして朝、起き、学校へ行き、放課後同級生の男の子とある約束をして、夜、寝た。
選択肢なし、ループ、十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は背景のみ。
同じ日々を繰り返している少女に、同級生の男の子がそのことを指摘したことで事態が進展します。
二人称な文体で進むのでおや? と思いますがそれにも理由が。
ループの二周目以降も適度に省略されていて、短い話の中にしっかりと仕掛けや配慮がされていた作品でした。
過去の作品感想:ブランコ日和、終わった世界、Re:TRY -リトライ-、非常口さんと恋する女の子、セラとウタノのゆく年くる年、うつ◎しゅみれーしょん あさひの沈む頃、ずっと床を見てる
(2013/5/29)
Sweet Curriculum/Tears Lab.(フリーソフト)
僕は生まれたときから狭い部屋の中、他人と会うことなく決められたカリキュラムをこなしていた。
そんなある日、携帯電話が支給される。
登録されていたアドレスにメールを送ると、女の子から返信がきた。
選択肢なし、SF、携帯電話、三十分と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
ウインドウは縦長で、携帯電話のフレームの中にメール本文が表示されるという形式が中心。
僕が生まれてからずっと生活していながら、一度も出たことがない部屋の外を探索し、
その様子を同じく探索している女の子とメールし合って、自分たちのいる所はどういう所なのか考えていきます。
階ごとに様相が違う施設の不気味さと、
女の子と一緒に謎に挑むという甘酸っぱさが入り混じってわくわくするものがある作品でした。
過去の作品感想:ブランコ日和、終わった世界、Re:TRY -リトライ-、非常口さんと恋する女の子、セラとウタノのゆく年くる年、うつ◎しゅみれーしょん あさひの沈む頃、ずっと床を見てる、明日、弾く。
(2013/5/30)
淫夢みるさなぎ(18禁)/ゆにっとちーず(DL販売1995円)(DL版の購入はこちら)
長いあいだ引き籠り、自慰に耽ることしかしていなかった蝶野あやめだったが、
八雲夢緒と名乗るカウンセラーのすすめで彼が運営する施設に滞在することになる。
そこには八雲先生のほかに二人が暮らしており、皆あやめのことを肯定してくれるのだった。
選択肢あり、欲求、成長、ボイスあり、七時間半ほどで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽は落ち着いていて陰鬱な曲調が多いです。EDに歌二曲あり。
絵はむちっとした印象。乳ピアスや拘束具使用あり。一枚絵は三十四枚+差分。
あと、八雲先生の声が特に感情こもっていて可愛かったです。
施設で暮らしていくうちにあやめの心境が変化していきます。
ルートは三つ。エンディングは六種類。
あやめの心理が丹念に描写されていました。
ストーリーもそれに合わせて淀んだように流れていき、心理描写や音楽と合わせて作品として一貫したものがあるのですが、
読んでいてあまり関心を向けられないというか、閉じた無関係の世界という感じで読む意欲が散漫になってしまう部分もありました。
ただ八雲先生ルートのラストは印象的で目を引いた作品でした。
(2013/6/2)
エイト・ストーリーズ/史ノベル製作プロジェクト(フリーソフト)
高校一年生の神風史は従兄の鳥羽響から一緒に出掛けないかと誘われる。
兄妹のような関係が続くと思っていた史はデートではないかと戸惑ったあげく、服選びに時間をかけすぎて待ち合わせ時間に間に合わなくなってしまう。
そうして急いで待ち合わせ場所に向かう中、向かう先で事故が発生したという話を耳にする。
話選択あり、七時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。挿入歌あり。
絵はAura911さんの描く女の子はやっぱり可愛いなあと思いました。
冒頭部分のみが共通で、それ以降は八人の方が書いた八つのストーリーに分岐します。
一番お気に入りなのは「Noveler's Materialへようこそ」
マスターがいるお店Noveler's Materialの居心地、事件の緊迫感、心情など、
ドキドキハラハラまったりと色々な良さがあって楽しめました。
他には「北○芝居」がぐだぐだな部分もあるものの、笑える部分も多かったですし、
「Without you」は独自の視点から丁寧に人間関係が描写されていていいなと思いました。
(2013/6/4)
薄鈍アドベント/7-FIELD(DL販売1260円)(DL版の購入はこちら)
AR(拡張現実)が日常の隅々まで行き渡っている北守新都市に一人の精神科医が赴任する。
彼は三年前にこの地で起こった大規模なテロ事件によりPTSDとなった患者を治療する傍ら、
Es能力というAR都市で起こる特殊能力の解明に当たっていた。
選択肢あり、群像劇、PTSD、十四時間ほどで読み終わりました。
システムは何かをするたびに読み込みウエイトが入るのでかなり手間がかかります。
また起動時に毎回ウインドウサイズを選択しなければならないこと、
コンフィグで設定を変更した後、
右クリックで通常画面に戻ろうとすると(警告はされるものの)
設定変更が反映されないこと(設定変更したくてコンフィグ画面を呼び出したのに!)
などかなり面倒な部分が多いです。
その分、読むことに注力できる(せざるを得ない)という利点もあることはありますが。
音楽はどの曲も場面に合っていました。
絵は横向きの立ち絵がほとんどなことが特徴的。
患者が二、三日前から診察直前までに自身が体験したことを語り、
それを踏まえて精神科医がアドバイスをするという流れで七人の患者それぞれの身に何が起こったのか、
そしてアドバイスで病状などがどう変わって行くのかが語られていきます。エンディングは五種類。
話を途中で遮られるときに「話を途中でs」と子音の英字で終わるのが
患者の独白中など会話、対話が重要な作品だけに書き言葉の表現で違和感を覚えました。
話は最初ほとんど接点がなかった患者たちが関わりを持つようになって、
双方の視点から語られる互いの印象や、遭遇した出来事に対する受け取り方の違いなど興味深かったですし、
涼華と麻由が共通の話題である精神科医のことで盛り上がるシーンなどニヤリとする場面も多かったです。
また、アドバイスによって症状が改善したり
事態が良い方向に向かっていくのを見ると我がことのように手ごたえを感じられましたし、
(アドバイスが裏目に出ると目も当てられませんが)
そうした末に起こる最後の事件にはハラハラドキドキさせられる作品でした。
(2013/6/6)
Ritterorden
vol.3 神の末裔(18禁)/君懸草(1500円)
代々守ってきた強大な力を秘めた石、エリクサーを奪われ滅ぼされた一族の生き残りである少女、クリスタルは、
各地に散らばったエリクサーを破壊するため旅を続けていた。
そうして辿り着いたスティオードという国の王都、城郭都市リーブラで彼女はエリクサーの噂を耳にする。
選択肢あり、ファンタジー、恋愛、七時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
vol.1の感想はこちら
vol.2の感想はこちら
システム、音楽はvol.2と同様。
絵はおいしいもの食べているクリスタルが可愛いですし、
山場での全員揃い踏みな場面は熱くなりました。一枚絵は二十一枚+差分。
vol.1、vol.2の続きというわけではなく、今回はvol.1の途中から始まるクリスタルルート。
レンとクリスタルが両想いになる前もなったあともいちゃいちゃしてて微笑ましかったですし、
一周目の物悲しいラストも、二周目のこれから先も二人が共に歩んでいくことを確信させるラストも、どちらも良い終わり方だと思いました。
レンやヒロイン、周囲の人々の誠実な想いが詰まった物語でした。
(2013/6/8)
ツンデレ
Zipper(フリーソフト)
手元のファイルを圧縮する必要に迫られた主人公は幼馴染のユカリに圧縮をお願いする。
しかし彼女は何故か恥ずかしそうな素振りを見せるのだった。
選択肢あり、圧縮ソフト、一周五分足らず、十五分ほどで読み終わりました。
システムはアドベンチャー部分はおまけではありますが、文章表示速度遅め。
あと最後まで読んだ後にまた最初から読めたらいいなぁと思いました。
音楽はなし。
絵はシンプルな可愛さがあります。
恋愛アドベンチャーゲームに見せかけた圧縮ソフト。
圧縮形式はzipのみですが暗号化(AES-256)機能あり。
幼馴染のユカリと後輩のアオイにファイルを圧縮してもらおうとするのですが、
選択肢によっては圧縮してもらえずに終わってしまいます。
圧縮の仕方は圧縮する決意をした女の子の指示に従うだけの簡単操作。
また好感度も設定されていて、高いと結末がちょっと変わったり、
片方の女の子ばっかりで圧縮しているともう片方の女の子がすねたりします。
ツンデレと銘打っていますが後輩の方は素直。
こんなに女の子が恥ずかしがるなんて、なんだか圧縮というものがいかがわしく思えてきてしまいました。
すぐに圧縮したい忙しい人には薦められませんが、発想が面白いソフトです。
(2013/7/27)
あそびじかん(18禁)/astral idler(DL販売420円)(DL版の購入はこちら)
桐矢 陽香莉(きりや ひかり)はある日の放課後、クラスメイトに空き教室へと連れ出される。
そこにはもう一人クラスメイトがいて、二人がかりで彼女に色々なことをしてくるのだった。
選択肢あり、ロリ、学校、二十分ほどで読み終わりました。
システムは文章が最後まで表示されずに途中の区切りで止まることが多いのがちょっと気になりました。
音楽は無音の時間多め。
絵は幼くて可愛らしいです。一枚絵は八枚+差分。
第一話(一日目)と第二話(二日目)があり、ツインテールの女の子視点で話が進みます。
無理矢理ではありますが、女の子の方もちょっとずつ気持ちよくなったりして
あまり重くならずに可愛い女の子の立場で読んでいくHシーンにグッとくるものがある作品でした。
(2013/8/6)
はつなつさかり(18禁)/astral idler(DL販売1050円)(DL版の購入はこちら)
クラスの男子の間で語られている「佐海枝里(さかいえり)に頼めば、ヤらせてくれるらしい」という噂。
風巳大智(かざみたいち)は好奇心でそれが本当か確かめたくなり、本人に直接質問する。
返ってきた答えは……
選択肢あり、ロリショタ、恋愛、一時間半と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵はニーソと太ももの境界が至高でした! 赤面する女の子も可愛いです。一枚絵は二十枚+差分。
選択肢で佐海枝里と、幼馴染の朝凪しずの、妹の風巳悠姫、三人のルートに分岐します。
佐海枝里シナリオと比べ他の二人のシナリオが短めで、
佐海枝里シナリオを先に読んでいたためあっさりしすぎに感じてしまいました。
ですが、どのルートも幼い二人の手探りなラブラブがくすぐったくなります。
特に枝里は、前半テンション低く「ヤらして」と言ってくるのも、
後半照れくさそうにするのも、どちらも魅力的でニヤニヤさせられました。
過去の作品感想:あそびじかん
(2013/8/7)
ケザクラ/一夢小路(フリーソフト)
放課後まで寝ていた主人公が隣を見ると、見慣れぬピンク色の髪をした少女が座っていた。
しかしクラスメイト全員が彼女のことを、その席の本来の持ち主、高城蒔絵であると認識していた。
彼女は主人公に対し、一つの願い事を持ちかける。
選択肢なし、桜の木の下、四十分ほどで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽はそれぞれの場面に合っています。
絵は背景のみですが鮮やかでちょっと不気味で目を惹きます。
主人公が少女の願い事に付き合うなかで、彼女の身の上話を聞かされていきます。
文章中の言葉選びが一本線が通っているというか、読みやすくかつ情感が込められていました。
全体の構成も緊張と緩和の落差があって印象的ですし、
主人公も面倒見がいいけれどしっかりと断ることができて好感が持てます。セクハラ行為以外は!
美しくて悲しくて、あったかい話でした。
(2013/9/2)
ソラニオチル。/一夢小路(フリーソフト)
何に対しても興味や関心を持てなかった橘姫乃だったが、中学二年のときに友人に誘われて行った陸上競技会で一人のランナーに目を奪われる。
その人、二歳年上の天縫葉華(あまぬい ようか)と同じ高校へ進み、同じ陸上部へ入部した姫乃。
そうしてある日姫乃は葉華に告白する。それに対し葉華の答えは……
選択肢なし、陸上競技、百合、一時間と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は背景のみ。
女の子同士の恋愛が百メートル走を通して描かれていきます。
「ケザクラ」と同じ舞台で一か月後の話。
姫乃が高校から運動部なのにすごく速いのは言わないお約束なのでしょうか……
とはいえ、天縫葉華の魅力や集中しているときの世界の見え方などは迫ってくるように
部活仲間との仲の良いやりとり、特にラストの一幕などはにぎやかに楽しく綴られていて、
どちらも堪能できる作品でした。
あと天縫葉華が凛としていながらも不器用なだけ、という部分もあるので、
彼女が姫乃に告白されてからラストまで各場面での心境も、知りたいなあと思いました。
過去の作品感想:ケザクラ
(2013/9/3)
スイーツ(笑笑/KAS(フリーソフト)
※2013/5/30の拍手でアリスイカ様からご紹介いただきました。ありがとうございます!
深夜に街を歩く男がいた。
彼は色々な場所で知り合いと遭遇する。
そこで交わした会話は彼にどのような影響を与えるのだろうか。
選択肢あり、生きる、二十分ほどで読み終わりました。
システムはマルチエンドなので既読スキップがないのがちょっと不便でした。
音楽は一切なし。
絵は多少の変化はありますが男と女の人相不明な立ち絵二種類のみ。
誰と会うかやそこでどんな会話をしたかによって五つ結末に分岐します。
出会う人達との会話はほとんど実にならないような世間話から主人公に何かを残すものまで様々。
そこに至るまでの過去などがあまり語られないので、
読みながらそれぞれで想像、補完していくことが必要な感じ。
結末の中ではエンド2のどこまでも空虚な主人公のセリフが印象に残りました。
(2013/9/4)
装天のグライガー 完全版/EGG(DL版630円)(DL版の購入はこちら)
天加瀬勇也は夜の学校で謎の化け物に襲われ瀕死の状態になってしまう。
そんな彼を助けたのは、化け物と同じ世界からやってきたグライガーという名のヒーロー。
傷を治すために二人は勇也の体で共存することになるが、そんな彼らの前にまた別の化け物が現れるようになる。
選択肢あり、ヒーロー、学園、一部ボイスあり。追加部分は二時間と少しで読み終わりました。
始動編の感想はこちら
ver1.33(正義編、英雄編)の感想はこちら
システムはいままでと同様。
音楽や絵も同様に山場での熱さ満載でしたが、
同時に山場なのに気が抜けてしまう演出もあったり。
最終章は勇也達の世界とグライガー達の世界を股に掛け存亡を巡る物語へとスケールアップ。
人間世界の敵がモブばっかりで絶望感控えめではありましたが、
それまでに関わった人たちが救援に駆けつけたり、勇也やグライガー達が絆と信念で劣勢を打開していく様は
ベタながら昂揚させられるものがある物語でした。
(2013/9/5)
ウラメ/シャイムの私目(フリーソフト)
クラスメイトの上野 美樹が不可思議な現象を起こす所を目の当たりにした主人公。
次の日、興味を抱いた主人公は彼女に話しかけたり、周囲に聞き込みをしたりしてみた。
そうした末、彼女自身から、自分はウラメという病気を患っていると聞かされる。
選択肢あり、裏目、恋愛、一部ボイスあり、三十分ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システムはコミックプレイヤー2のため、バックログが読めなかったりスキップがなかったりします。
音楽は特に問題なし。絵は立ち絵素材使用。
行動によってポイントが増減し、一定以下だとバッドエンド、
満点だとミニゲームをプレイできる方法が聞けます。
周囲を寄せ付けないようにしているけれれどわりとすぐ動揺する上野さんかわいい。
そんな彼女を元気づける主人公も好感が持てますし、ずっと一緒にいてほしいなあと思えました。
ただ実際ウラメになったらすぐ死んじゃいそうな気がします。
なにもない道路を渡るのは危ないから横断歩道を渡ろう、とか思ったら……
(2013/9/6)
三銃士パラドックス/シャイムの私目(フリーソフト)
牢獄に幽閉されてしまったルイーズ。処刑は今週中に行われる。
同じく幽閉されているフィリップと、看守のベルナール曰く、秘密にされている処刑日を当てることができれば釈放されるという。
しかし処刑日は「処刑が宣告される瞬間まで、絶対に予言できない日」らしかった。
選択肢あり、パラドックス、確率、二十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は立ち絵素材使用。
処刑日を当てられないと死刑、当てることができると釈放されます。
「中世フランスを舞台にした、確率と恋愛がテーマのシミュレーション」とのこと。
エンディングは三種類。
本編はかなり簡素で登場人物それぞれの思惑がわかりにくかったのですが、おまけに詳細な補足があります。
グッドエンドへとたどり着くにはある選択をしなければいけませんが、運が悪いとその前に処刑されてしまいます。
そんな理不尽なところも、確率がテーマというのにふさわしいつくりの作品でした。
過去の作品感想:ウラメ
(2013/9/7)
紫陽花しようか!/シャイムの私目(フリーソフト)
知識神ミネルウァによって神々が住まう火星に召喚されたあなたは、
言葉を話すことを禁じられたまま、絶望に囚われた痴愚神モリアを救うため彼女の自画自賛を聴き、反応を返す。
滞在期限十二月二十四日までの約一か月で、あなたは救うことができるのだろうか。
選択肢あり、弁証法、痴愚神礼賛、カオス理論、四時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。EDに歌あり。
絵は火星と地球で違う方が描かれています。一枚絵は十二枚。
痴愚神モリアの問い掛けに肯定するか否定するかで信仰、希望、愛の数値が変動し結末が分岐したり、
それ以外の行動をしてたどり着く結末があったりします。
初回プレイでとりあえず肯いておけばいいかと選んでいったら希望カツカツで糊口をしのぐ日々……
火星側中心で進む中、時折入る地球側の物語が異質感あって浮いていて、
物語として読んでいく上では余分に思える部分がありました。
あとミネルウァ編のモリア救済があっさりでモリア編の頑張りは……という気持ちに。
でも自画自賛自虐しながらも優しいモリアと、明るいけど達観したミネルウァと、
下ネタ推しのユカと過ごす日々は楽しくて、ハッピーエンドでは良い余韻に浸ることができましたし、
システムメッセージやバッドエンド時のメッセージなど、
作品世界を踏まえたギミックもしっかりと作り込まれているなあと感じる作品でした。
過去の作品感想:ウラメ、三銃士パラドックス
(2013/9/8)
せつなゆ魂/シャイムの私目(フリーソフト)
公園で死神のタロットカードをなくしてしまった高校三年生のケイ。
日が暮れるまで探すも見つからず、途方に暮れていたときナユタという男が現れる。
彼はケイが三日後に死ぬと言うのだった。
選択肢あり、数学、タロット、恋愛、三時間ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽が合っていないような箇所はなし。EDに歌あり。
絵は表情や態勢で違和感を覚える箇所もありましたがすっきりとした絵柄。
セリフがフキダシで表示されたり、画面がスライドしながら切り替わったりといった演出多彩。
ケイの身にふりかかった出来事に対しカガク的に考察するかどうかで結末が変わります。
失敗エンドの中に取ってつけたようなそれまでの流れにそぐわないものがあったり、
本筋でも演出がたくさんあるせいか行動や意思の重みにやや欠けるように感じてしまいました。
ですが、数学・物理を踏まえた設定、展開や最終命題など、この作品ならではという試みが多く、色々と考えさせられた作品でした。
(以下ネタバレのため反転)
私ならタロットカードそれぞれが発揮する能力に加え、
相手の技を取り込んで放つことができる白紙カードでデュエリストたちを倒していく駆け引きバトル展開でいこうかと思います!
ナユタが眼鏡(!)クイッとさせながらの解説キャラで。アソウギはドジっ子ライバル。セツナお色気担当!!
過去の作品感想:ウラメ、三銃士パラドックス、紫陽花しようか!
(2013/9/9)
二酸化テルル(乙女)/シャイムの私目(フリーソフト)
中学三年生の天音セレンは理科教師、仁志輝流(にし
きりゅう)のことが大好き。
創立記念日に間違って登校してしまったセレンは当直をしていた仁志先生と二人きりになる。
もっと一緒にいたいと思い理科のトクベツ課題をせがむセレンに、先生は身の回りのもので酸素を作れという問題を出すのだった。
選択肢あり、科学、空想、恋愛、一時間ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はしっとりとした曲調で、二人きりのトクベツさがよく表れていました。
絵は分解している時の先生がとてもいい表情。セレンのコロコロ変わる表情も可愛らしかったです。一枚絵は六枚。
セレンが科学的思考をするか、空想的思考をするかと、酸素をどれだけ作り出せるかで結末が変わります。
色々な方法で酸素を作ろうとする過程は面白かったですし、
セレンが先生のことを好きで好きでどうしようもないということがひしひしと伝わってきて、
そんな先生と二人で考えたり、笑ったり、この時間が終わってしまうことを恐れたりの一喜一憂が眩しいくらい輝いています。
科学するワクワクと恋愛のドキドキが入り混じった、美しくて楽しい作品でした。
過去の作品感想:ウラメ、三銃士パラドックス、紫陽花しようか!、せつなゆ魂
(2013/9/10)
くろす×らばー/R-ORE(フリーソフト)
服部高志と東條博士は幼馴染。とある島の高校で三年生になり、始業式の日。
桜木菜月という少女が同じクラスに転校してくる。
そして高志は菜月に島の案内をすることになる。
選択肢なし、恋愛、幼馴染、二十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。EDに歌あり。
絵は博士が地味可愛くて良いと思います。
「彼女の夏休み」よりも前に制作された作品で、登場人物は同じで舞台は三年後。
でもところどころ「彼女の夏休み」とは異なる設定もあるので同じ世界の話ではないかもしれません。
(ネタバレのため反転)
というか中三でせっかく博士が無事だったのに三年後これだと悲しすぎる!
この作品のみでは菜月との過去が何かある程度で語られず、腑に落ちず終わってしまうのではと思えましたが、
「彼女の夏休み」を読んでからだと同じところ、異なるところにニヤリとさせられたり、
菜月の存在にぐっときたりさせられる話でした。
過去の作品感想:彼女の夏休み
(2013/9/13)
ぎゃるちぇん/Kawaz(フリーソフト)
女の子のことが大好きな浮気流 誠一(うきながし
せいいち)は
同じ時間、場所で三人の女の子とデートする約束をしてしまう。
はたしてそのことがバレずにデートを終えることができるのだろうか……
選択肢あり、デート、トリプルブッキング、一時間四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は素朴な印象。
選択肢を間違うと鉢合わせして修羅場エンドになったりするので、そうならないように立ち回っていきます。
まず複数の女の子と付き合おうとする時点で主人公自業自得ですが、
ヒロインもわりとダメダメだったりするのでバランスがとれている……かも。
選択肢によっては整合性が取れなくなってしまっている箇所がいくつかあったのが気になりましたが、
約束被りをメインに据えた構成は新鮮なものがありましたし、
それだけに終わらずヒロインそれぞれが抱えているものがヒロイン同士の繋がりを絡めて描かれている作品でした。
(2013/9/14)
雨の小鳥は祈りの空を見る/mameshiba/Studio F#(フリーソフト)
孤児院を出て、働きながらも人と関わらないように過ごしてきたルーシドは、
ある雨の日、怪我をした小鳥を見つける。
なんとなく見過ごせずに家に連れ帰った次の日、何故か小鳥のほかに幼女が家の中にいた。
選択肢あり、雨、小鳥、幼女、一時間ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はヴォカリーズ? の日常曲が少し不思議なこの物語に合っていました。EDに歌あり。
絵は後半の幼女一枚絵二つがドキッとするくらい綺麗です。一枚絵は五枚。
言葉を話せない幼女と、小鳥と、主人公の同居生活。
幼女・小鳥のことも、会社の同僚のことも、会社の所長のことも、と
詰め込み過ぎてちょっとこぼれてしまっている印象はありましたが、
幼女・小鳥の真相にはそういうことだったのか! と思わせられましたし、
なにより無邪気なところや、終盤の浮世離れした透明さを持った幼女を堪能できた作品でした。
過去の作品感想:メルクリウスの青い砂、渡り鳥の門は遠く、シュガードロップ・ブレイクアウト、リ・エンゲイジ、天使の証、姫君のトアル一日
(2013/9/15)
ミノルカブルー・アンブレラ(乙女)/cholian(フリーソフト)
狭雲堂という古本屋に入り浸っている美大生の迎(ムカエ)
彼女はいつからか雨の日にやってくる先客の男のことが気になるようになっていた。
ある日、店を出ようとすると自分の傘がなく、かわりにミノルカブルーの傘が残されていた。
選択肢なし、恋愛、雨傘、三十分と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は立ち絵が表示される時、バックにミノルカブルーの傘が回転しながら現れる演出が小気味よくて綺麗で目を惹きました。
最初は迎視点のみで、それを読み終えると先客、古本屋の店員と違う視点からの話が読めるようになっていきます。
冷静に考えると先客さんの行動ストーカー入ってる……! と野暮なことを思わなくもないですが、
梅雨のしっとりとした描写、音楽をベースにもどかしくてくすぐったい二人の心情が丁寧に書かれていましたし
店員さん含めたそれぞれのやりとりに居心地の良さがあってずっと見ていたくなるような作品でした。
というか乙女ゲームですが先客さんの方が乙女してますよね絶対。
(2013/9/21)
強盗、娼婦のヒモになる↑↓(18禁)/Loser/s(DL販売630円)(DL版の購入はこちら)※体験版で本編全てプレイ可
一人暮らしの女の家に金目当てで押し入った椎名宗吾だったが、あえなく失敗に終わってしまう。
その家の主は、自分がデリヘル嬢でトラ子という源氏名だと告げる。
そのまま何故か、宗吾はトラ子の家で暮らすことになるのだった。
選択肢あり、心理学、恋愛、四時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。EDに歌あり。
絵は女の子可愛いし貧乳も巨乳も良いものです。
しかし……局部の消しにDickと書かれると萎えるのでやめていただきたい!
一枚絵は九枚+差分。
強盗失敗した青年とデリヘル嬢が同棲するうちにお互いの境遇などが明らかになっていきます。
製品版にはおまけシナリオ二編などが追加されています。
強盗とか娼婦とかバイオレンスなタイトルですが(そういうのもなくはないですが)
心理学や宗教の薀蓄盛りだくさんで、それが話にも関わってくる内容になっています。
宗吾側の掘り下げがかなり深くて、それと比較してしまうと
トラ子の境遇が軽くなぞる程度で収まりが悪く思えてしまう部分はありましたが、
それだけ宗吾の事情には説得力を感じられましたし、
山場はシンプルにして正真正銘大一番! という風情でハラハラドキドキでした。
おまけなどでただイチャイチャする二人にもニヤニヤします。
話そのものが面白いだけでなく、組み込まれた心理学要素に翻弄させられるのが楽しい作品でした。
(2013/9/24)
Jigsaw/さより文庫(フリーソフト)
数多くの島々で構成され、それぞれが自在に場所を移動することができる世界。
くちなわ(蛇)族の少女ティファレトは紆余曲折の末、貿易国家アルゼンに落ち着く。
しかしそれはくちなわ族の中でも特別な力を持った黒くちなわである彼女にとって束の間の平穏な日々だった。
選択肢あり、ファンタジー、蛇、七時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。OPムービーあり、EDに歌あり。
絵はイメージイラストといった感じで場面場面でたくさん変化するようなものではありませんが、
身震いするようなものからコミカルなものまで多彩でした。
またそれらの色遣いが暗めのもの中心なため、禁史篇エンドの鮮やかな世界がより印象強かったです。
自在に移動することができる島々によって成り立っている世界を舞台に、
ティファレトが戦争や陰謀などに巻き込まれていきます。
エンディングは八種類で特定のエンディングを見ると選択肢が追加される仕組み。
クロイツの人間関係は似たような名前も多くてわかりにくい部分も。
各島ごとの法や接合、陸沈といった世界のルールなどの世界観が独自かつ細やかで、
この世界のことを読み進めながら少しずつ知っていく過程にワクワクさせられました。
特に陸沈以降の急展開が面白かったです。あと全編通じてのユーグ無双。
独自の世界観をベースに展開される物語に惹き込まれる作品でした。
(2013/10/11)
輪舞曲(BL15禁)/三毛猫らぼらとりー(1800円)
二つの大国に挟まれた国、ザプスのスラムでストリートチルドレンのまとめ役をしていたバルトは、
あるときから突然に遠く離れた場所の映像を視るようになる。
その力で得た情報で隣国の部隊を退けたバルト達だが、それは同時に戦乱に巻き込まれるきっかけにもなってしまうのだった。
選択肢あり、ファンタジー、戦争、十六時間ほどで読み終わりました。
流血・過激な描写があるので苦手な方は注意。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。OPにムービーと歌、挿入歌二曲、ED歌二曲あり。
絵は美人さんな一枚絵が多かったです。一枚絵は六十枚+差分。
選択肢によってバルトが三国のどれかに与するようになり五つのルートに分岐します。
難易度はかなり高めでヒント見るまで一つのルートしか行くことができませんでした……
おそらく一番最初に読むことになるノーヴァシナリオでラスボスに対する説明が少なくて抽象的で、
(別ルートにおいて明かされるのですが)ノーヴァとレジスタンスの物語単体としては盛り上がりに欠ける部分があったこと、
隠しルートがバルトの能力について明かされる内容なのですがかなりあっさり終わってしまったことがちょっと気になりました。
ですがルートによってメインキャラクターでもあっさりと死ぬ無情さと、そんな世界で培われる絆にはぐっとくるものがありましたし、
三国の良いところも悪いところも、登場人物の良いところも悪いところも、丁寧に丹念に描かれている物語でした。
過去の作品感想:SMOKING CHOCOLATE.、無伴奏組曲
(2013/11/1)
アルテール・エゴ/冬のいもうと(フリーソフト)
※2013/3/11の拍手でご紹介いただきました。ありがとうございます!
戦国時代、隣り合いながらもまったく交流がないキとフセガミという二つの里があった。
キの長である鍔倉千雅也(つばくら ちかや)とフセガミの長の息子、矢車野分(やぐるま のわき)は密かに交流を重ね、彼らは二つの里の融和を誓う。
しかしある日を境に二つの里は交戦状態となり、それは泥沼と化してゆくのだった。
選択肢なし、戦国バイオレンスノベルとのこと、六時間ほどで読み終わりました。
流血、暴力が含まれるため苦手な方は注意。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はバイオレンスな表情とコミカルな表情のギャップが両方のシーンをより引き立てていました。
二つの里が仲良くなることを願う二人が、それと反する流れに翻弄されていきます。
中心的な数人以外の物語まで描かれていて、メインストーリーからやや寄り道しすぎに感じる部分はありましたが、
そう思えるくらい千雅也と野分のお互いへの想いと、なのに共に歩めないままならなさ、背負うもの、
そうした全てを含めた縁の深さ強さがしっかりと描かれている物語でした。
過去の作品感想:Rivers of Blood
(2013/11/15)
Way'' 剣の巫女(18禁)/えるふみみ魔法王国植民地(1890円)(DL版の購入はこちら)
異世界からやってきて勇者にくぼーは、元の世界へ戻るために肉壺奴隷兼ガイドを見繕おうとするが、
成り行きで落ちこぼれの精霊、モードがガイドになってしまう。しかしなんだかんだで仲良くなった二人は共に旅に出る。
それから千年後……
分岐するような選択肢はなし、花札、ファンタジー、ストーリー部分は七時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは既読スキップが途中で止まることがあるのがやや不便。
音楽は話に合っていました。挿入歌、ED歌あり。
絵も幻想的、かつHシーンは肉感的。
花札で決められた点数以上を取りつつストーリーを読み進めていくクエスト、
Hシーンを堪能したり花札で女体に種を仕込んで強い魔剣を作ったりするハレム、
ハレムで作成した魔剣持ちの英雄が闘う探索行など色々な要素が盛り込まれています。
探索行ほぼ見ているだけですが、それ以外では花札が重要。ただしオートプレイで飛ばすこともできます。
メインストーリーのクエストはハイスコアを狙わなければクリアするのは簡単。
話は軽妙なやりとりあり、恐ろしいシーンあり、ぐっとくるシーンありで、
音楽、絵とあわせ物語を堪能できました。
それに幕間のお下劣だったり含蓄あったりする会話も楽しいです。
前作「葉露」との関わりもあり。
ハレムもHシーンを見るだけならば簡単ですが、強い魔剣を作ろうとすると修羅の道。
まず画面いっぱいに色々なギミックや情報があってどうすればいいのか混乱しました。
公式のマニュアルもなかなかに複雑で、「Way''
wiki」を読みこんでやっと理解できてきたところです。有志の方ありがとう!
どうすれば高得点やいい属性や伝説おち○ぽさん効果を狙えるか考えながらやっていると時間が経つのが早い早い。
これからも折を見てプレイしていくであろうお手軽さと奥の深さがある作品です。
過去の作品感想:Way、葉露〜西の国の物語
(2013/12/13)
SWEET NEXT DOOR(乙女)/cholian(フリーソフト)
ミイラ女でお菓子屋さんのミミは仕立て屋のランケととある街で一緒に店を出していた。
その街では特に盛り上がるハロウィンを目前に控えたある日。
素直になれないミミはランケと口論になり店を飛び出してしまう。そこで彼女は魔法使いの老婆と出会い……
選択肢あり、ハロウィン、ファンタジー、三十分ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は緑と紫の色使いが人間でない感じをより強調していました。
あとランケのあわてた表情が可愛いです。
ランケに好意を持ちながらも言い出せないミミがハロウィンを前にどのような思考・行動をするかで六つの結末に分岐します。
好感度が三段階あって、一番低いのと高いので似たような結末になるのが面白いなと感じました。
とりあえずミミは四年以上一緒にいるランケのことをもう少し心にゆとりを持って信頼してもいいと思うんだ……ランケ可哀想。
なのでスイートエンドで彼が報われて良かったなぁという気持ちになった作品でした。
過去の作品感想:ミノルカブルー・アンブレラ
(2013/12/19)
キョンシー×タオシー第壱話体験版(通常版/18禁版二種類予定)/電動伝奇堂
ルアン・ウーは妖怪に襲われていたところを道士リンリンに助けられる。
リンリンは幼女の見た目ながら五百年以上を生き、様々な術を会得していた。
ルアンはリンリンの弟子となり修行を開始するが、その矢先……
選択肢なし、伝奇、ボイスあり/なし両方の体験版あり、三十分ほどで読み終わりました。
システムはボイス有ではボイス再生中は二回クリックしないと次の文章に進めないところがやや面倒でした。
音楽は特に問題なし。
絵はリンリンがとても可愛らしいです。
また、演出が色々と凝っていて目に楽しいです。
リンリンとルアンが師弟となり、襲ってくる輩と闘っていきます。
感情表現が豊かなリンリンがとにかく可愛いです。
それに三十分ほどとは思えないくらい様々な出来事が起こったように感じられて、
そんなするすると頭に入ってくる読み味もいいなと思えました。
(2013/4/28)
怪-KAI-解〜Trial Version〜/ArkRiot
ある街のはずれにある森では、最近行方不明者が多発していた。
捜索する側までも行方不明になるため、警察の捜査も打ち切られてしまう中、
五人の高校生が友人を探すため、その森へと足を踏み入れた。そして彼らは怪しげな洋館を見つける。
選択肢あり、ホラー、館探索、三十分足らずで読み終わりました。
システムは選択肢でセーブできない仕様。
音楽は特に問題なし。
絵は背景のみ。
五人の男女が館に閉じ込められ、脱出のため内部を探索していきます。
場所によっては画像の特定の場所をクリックしてアイテムを入手したり、それを活用したりできますが、
一番最初の探索で早速足止めを食らいました。
手当たり次第くまなくクリックしてやっと進めましたが、
初っ端からノーヒントで総当たりしなければならないとは……体験版より後も苦戦しそうでびくびくします。
話は森と洋館の不気味さがでていましたが、
〜だった。〜いた。〜だった。という文章が連続していて流れが途切れがちに感じました。
(2013/4/29)
fault -milestone one- 体験版/ALICE IN DISSONANCE
マナを使用して様々なことを行う「マナクラフト」が普及している世界。
ルゼンハイド城は正体不明の敵に襲撃され、セルフィーネ姫は付き人のリトナと共に瞬間移動のマナクラフトで脱出する。
しかし予定とは異なり世界の裏側、マナがほとんど存在しない場所へと移動してしまったのだった。
選択肢なし、ファンタジー、旅、四十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に問題なし。
絵は作中の立ち絵も可愛らしいですが、何よりタイトル画面(この作品ページの最初に出てくる絵と同じ)が目を惹きます。
この体験版では、いままでと全く違う文化圏へ飛ばされてしまった二人が
元の国へ帰ろうとする最初の二日間を読むことができます。
セルフィーネとリトナ、それに飛ばされた先で出会ったルーンによるやりとりが姦しくも微笑ましかったです。
でもわりと切迫した状況に陥ってもいるので、
彼女たちがどうやってそれを乗り越えていくのかも気になる作品でした。
(2013/5/1)
現代麻雀 第一話/現麻プロジェクト(フリーソフト)
ニコ生でネット麻雀の対局を配信している高校生の藤井尚貴は、
クラスメイトでちょっと不良の金山弘道に麻雀ができることを知られ、リア麻に誘われる。
ひそかに自信満々の藤井だったが、実際の麻雀牌を使った対局に苦戦するのだった。
選択肢なし、麻雀、一時間ほどで読み終わりました。
システムはタイトル画面からロードできないのがやや不便。
音楽は特に問題なし。
絵はすっきりとした絵柄で、ネット麻雀シーンはオンライン対戦麻雀
天鳳の画面が使用されています。
第一話ではネット麻雀の様子をニコ生配信している様子と、
その翌日初めてリアル麻雀をした日のことまでで続く。。
ネット麻雀で相手の切った牌で意図を察するシーンが格好良くて、
そんな主人公でも初リアル麻雀だとミス連発というのが実際にありそうでしたし、
麻雀をしているときの心理が丁寧に描かれている作品で、続きも気になりました。
(2013/5/13)
続・日本神話−ねのかみ−/黒彩黄泉路(1500円)(DL版の購入はこちら)
顕世と幽世の間にある黄泉路には、狐の神、ねのかと、不細工な狛犬のようなシシが住んでいた。
過去の記憶がないねのかはシシが話す顕世のことを楽しみに平穏な日々を送っていたが、
ある日結界で閉ざされた幽世からサクと名乗る神が襲いかかってきた。
選択肢あり、日本神話、百合、五時間足らずで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
音楽や絵は闘う相手ごとに変わるBGMや動きのある演出など臨場感ありました。
ねのかが幽世からやってくる神々と闘いながら記憶を取り戻していきます。
これで完結ではなく続きやスピンオフも制作中とのこと。
序盤はアニメネタなど多め。
後半一気に思惑などが明かされるのですが、
前半はわけもわからず闘わされている印象が強く、もう少し先を読みたいと思わせる情報がほしいと感じました。
ですがねのかが大事に思う人々との繋がりが丁寧に描かれていて、暖かい気持ちになる作品でした。
(2013/5/31)
STARLIKE
皇星編/鉄鋼団(フリーソフト/DL販売1050円)(DL版の購入はこちら)※無料版有
父親に隠れてハムスタアを飼っていた来宮節子だが、そのことがバレてしまう。
ハムスタアを連れ去った父親の後をつけた節子は、「スタアライク」というハムスタアを闘わせる賭け仕合を目の当たりにする。
今にも殺されそうになっていた節子のハムスタアを見た彼女は、ハムスタアを生かすため共に闘うことを決意する。
ストーリーに関わる選択肢はなし、ハムスタア育成バトルSLG、九時間ほどで終わりました。修正パッチあり。
システムは特に問題なし。
音楽は日常曲から熱い曲まで多彩。またハムスタアごとに歌があったりして、盛り上がります。
絵もシリアスからコメディまでその場に合ったカットが使用されていますし、
星奮(奥義)使用時の演出なども熱いです。
アルバムモードに収録されているのは百十七枚+差分。
前編にあたる「皇星編」は全六話構成。
ミニゲームでハムスタアを特訓させたり、資金を稼いだりして、
ハムスタア同士の闘い「スタアライク」を勝ち抜いていきます。
育成パートは各話それほど長期間にはならず、
ミニゲームをしなくても(効果は多少落ちますが)能力を上げられるのでダレにくい作りになっていました。
話は色々つらい目に遭いながらも進んでいく節子とハムスタア、
二人を取り巻く癖のある登場人物たちなど確かな存在感がありました。
殺伐としたスタアライクの闘いや、混沌とした世相、節子たちを待ち受ける数々の試練と、
コメディ展開の落差もあり、それぞれに印象的です。
なによりバトルで臨死応戦を使って復活し勝利するという展開はとても熱いものがあり、
様々な楽しめる要素が詰め込まれた作品で続きも気になります。
過去の作品感想:kinoko -White Christmas?-
(2013/6/15)
佐倉ユウナの上京・春/超水道(フリーソフト)
東京の大学に在籍している咲間鷹司は、二年生の春に幼馴染の佐倉ユウナと再会する。
ユウナは第一志望の大学に合格するため、浪人して東京の寮付き予備校に通うことになったという。
偶然近くに住んでいた鷹司は、月に二回、勉強漬けのユウナの「息抜き」に付き合わされることになる。
選択肢なし、上京、幼馴染、二時間半足らずで読み終わりました。
システムは特に問題なし。
背景はなく縦書き表示で、時折一枚絵が表示される形式。
音楽は無音のシーンがかなり多いですが、じんわりと沁みるような音楽揃いです。
絵も同様に温かみを感じます。一枚絵は十六枚。
春は福岡出身の二人が東京で再開してから数か月を読むことができ、
今後夏秋冬も発表予定とのこと。
鷹司とユウナの距離感がもどかしくも、「息抜き」は思わずにやけてしまうシーンが多くて、
なんだかんだ伊達に幼馴染やってないなと微笑ましくなりました。
鷹司と同じ大学の緒方さんの世話焼きっぷりもお気に入り。
あと、「恋と言うにはほど遠く。色もなければ輪郭もない。無色透明の「好き」だった。」というキャッチコピーにも惹かれます。
これからの季節、二人がどうなるのか、はやく続きが読みたくなる話でした。
なお2013/8/19まで、東京ビッグサイト近郊でプレイした際に特別編を読むことができる企画を実施中です。
過去の作品感想:森川空のルール、ヴァンパイアハンターHIROSHI〜Around
the Clock Show!〜、ヴァンパイアハンターHIROSHI〜The
Halloween Party!〜、ボツネタ通りのキミとボク
(2013/8/12)
防波堤と少女/NeOres(フリーソフト)
防波堤に座り海を見る少女がいた。
ボクは思わず彼女に声を掛け……
選択肢なし、会話、十五分ほどで読み終わりました。
システムはセーブ機能なし。
音楽はゆったりとした曲+波音。
絵はそれほど差分多くないですが場所移動とか演出でくすっときました。
少女維新シリーズというシリーズの中の一編で、
「空気を味わう時間潰し15分ノベル」とのこと。
会話のテンポがいいので空気を味わうというよりも
二人のやりとりを楽しむという割合の方が高い印象を受けました。
そんな中で、ラストの落とし方もキレがあってぞくっとさせられました。
過去の作品感想:私に咲く華を見て彼は笑った【精神≠現実】、【常識≠真実】
(2013/8/29)
EUREKA Act.3
Olam Yetzirah(BL)/CyberGeo(500円/DL販売630円)(DL版の購入はこちら)
ヒトXX個体が致死となるため男しか存在しない世界「EUREKA」
名門の養子で騎士になったばかりのフェンは正体不明の存在アノマリーを殲滅する部隊に配属される。
その任務中、とある閉鎖された村に足を踏み入れたことから、物語は動き始めていく。
選択肢あり、ファンタジー、七時間三十分ほどで読み終わりました。
Act.1の感想はこちら
Act.2の感想はこちら
システム、音楽はAct.1と同様。
OPにムービーあり。
絵はまたみんなで裸シーンか! と思いました。
今回はカグヤの故郷、和風な火那乃国が舞台。
何度かバッドエンドに辿りついて、そのあと新しく出現する選択肢で
違う行動を取ることによって別の結末を見ることができるようになります。
フェンとカグヤが気高い意志を持って行動する場面が多く、
それでもうまくいかないままならなさと、そうした末に掴み取った未来の尊さを感じました。
また、シオウルが協力する場面では、あのシオウルと……と熱いものがありました。
次回はいよいよ最終章とのことで、エーヴリカがどうなっていくのか楽しみな作品です。
(2013/9/17)
Sessions!!―――――真実嫌いの探偵は、(18禁)/Loser/s(DL販売735円)(DL版の購入はこちら)
かつて探偵だった探偵の養老枯草はある日公園で家出少女を拾い、助手とする。
そうして元助手や隣に住む学生とも関わりつつ、売れっ子ながらも金欠な停滞した日々を送っていた。
しかし捨てたはずの過去を思い起こさせる事件が彼を待ち受けていたのだった。
選択肢あり、探偵、異常、五時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。ムービー、挿入歌あり。
絵は女の子可愛いですジト目可愛いです。一枚絵は七枚+差分。
今回は共通ルートとのことで、ラストから続く各ヒロインルートを順番にリリース予定とのこと。
「強盗、娼婦のヒモになる↑↓」の数年後が舞台。
登場人物名の読み方が出ない人が多くて、正しいかどうかわからないまま読んでいくのがちょっと負担かかりました。
主人公が進むことも逃げることも選べずに削れていっていて、
もっと割り切ればいいのにと思うもそれができない痛々しさをひしひしと感じました。
それでいてコメディ部分はニヤニヤできましたし、続きも気になる作品です。
とりあえず最初にリリースされるのは元助手の祈ルートのようですが、
私は現助手の踊とのやりとりもっと読みたいので彼女がメインヒロイン希望です。
過去の作品感想:強盗、娼婦のヒモになる↑↓
(2013/9/27)
佐倉ユウナの上京・夏/超水道(フリーソフト)
東京の大学に在籍している咲間鷹司は、二年生の春に幼馴染の佐倉ユウナと再会する。
ユウナは第一志望の大学に合格するため、浪人して東京の寮付き予備校に通うことになったという。
偶然近くに住んでいた鷹司は、月に二回、勉強漬けのユウナの「息抜き」に付き合わされることになる。
選択肢なし、上京、幼馴染、二時間半ほどで読み終わりました。
「佐倉ユウナの上京・春」の感想はこちら
システムは特に不便な箇所なし。
背景はなく縦書き表示で、時折一枚絵が表示される形式。
音楽は「佐倉ユウナの上京・春」と同様無音のシーンがかなり多いですが、
一枚絵が表示されると同時に流れることが多く、絵と合わせて印象に残りました。一枚絵は十二枚。
「佐倉ユウナの上京・春」の続きで夏の話。
今回はユウナの出番少な目ではありますが、ユウナの抱えていることをどうすることもできないと苦悩する主人公に、
読んでいて同調させられてかなりの閉塞感を覚えました。
またそうして悩む主人公の周囲にいる男衆が、それぞれ地に足の着いた、でも熱い言動をしていて魅力的で、
そうした人たちに確固とした存在感がある物語でした。
過去の作品感想:森川空のルール、ヴァンパイアハンターHIROSHI〜Around
the Clock Show!〜、ヴァンパイアハンターHIROSHI〜The
Halloween Party!〜、ボツネタ通りのキミとボク、佐倉ユウナの上京・春
(2013/10/3)
Jigsaw2 α/さより文庫(DL販売1050円)(DL版の購入はこちら)
数多くの島々で構成され、それぞれが自在に場所を移動することができる世界。
皇帝家に生まれるも家臣に父を弑され、十二歳まで監禁されたマルセルは
彼に忠誠を誓うスヴェンらによって助け出されたあと、実権を取り戻し荒廃した国を立て直そうとしていくのだった。
選択肢なし、ファンタジー群像劇ノベルとのこと、二時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。OPにムービーあり。
絵は章タイトルと、ロード時にイメージイラストが表示される以外は背景のみ。
(ロード時の絵は著作権が切れた昔の絵の構図を基に登場人物が描かれたもの)
「Jigsaw」とは島が動くなどの設定は同じながら、異なる歴史を辿っている世界が舞台で、
現時点ではマルセルが皇帝の座に返り咲くまでとその後少しを読むことができます。
まだまだこれからが本番といった時点。
序盤の転落っぷりからの中盤以降の反攻、快進撃が熱く、
また、玉座を取り戻す場面は誇らしささえ感じられました。
マルセルの周囲には個性豊かな面々が揃っていて、これから先彼らがどんな覇道を歩んでいくか楽しみな物語です。
過去の作品感想:Jigsaw
(2013/10/13)
忘られたSpur‐thanatos
in nostalgia-/Almaz(フリーソフト)
美羽のにちようび/Almaz(フリーソフト)
サッカー選手として将来を嘱望されながらも足を壊し、後ろ向きな性格になってしまった七海一也は、
ある日雪に覆われた足が思い通りに動く世界で目覚め、美しい女性と出会う。
夢と片付けようとしたものの、そのことを見ていたと言う少女が現れ、彼は不思議な力を持った者たちの闘いへ巻き込まれていく。
選択肢あり、異能力、ザッピング、一部ボイスあり、六時間と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。OPにムービーと歌、挿入歌三曲、ED歌一曲あり。
ただ選択肢ではセーブ不可。
絵は一枚絵に躍動感あるものが多かったです。一枚絵は六十三枚。
不可思議な事件が頻発している街に住む主人公が、
彼も含め七人の異能を持った者たちの闘いに巻き込まれていきます。
この「thanatos in nostalgia」ではそんな運命にあることを告げられ、闘うことを決意する所までを収録。
時折視点が別の登場人物からのものになったり、誰の視点から読むかを選択できたりします。
サッカー大会の決勝で勝てばプロ、負ければ夢が潰えるというのはちょっと単純化しすぎじゃないかと思えたこと、
テキスト量に比して話の進みが遅く感じられたことが気になりましたが、
その分各登場人物の立場がしっかりと描かれていましたし、
4thシナリオ(今回のラストシナリオ)での色々と伏せつつも怒涛の情報提示は多少の強引さはあれど急展開と相まって、
話が動き出したという印象を強く抱かせる第二章以降への引きになっていました。
「美羽のにちようび」は選択肢なし、ボイスあり、三十分足らずで読み終わりました。
「忘られたSpur ‐thanatos in nostalgia-」の登場人物、伊織 美羽視点のショートストーリー。
システムは「忘られたSpur‐thanatos in nostalgia-」と同様。
音楽はほのぼのした曲多め。絵もクレヨンで描いたような絵柄。一枚絵は十八枚。
美羽と一也、友人の伶、綾乃の四人で遊園地に行く話。
本編では能天気そうに見えて裏がありそうな美羽でしたが、やっぱり能天気でした。
とはいえ大きな悩みを抱えているのは確かなのですが。
(2013/10/15)
Campus Notes : forget me not.
体験版(2013/11/5現在アンケート回答でDL可能)
「Campus Notes」の三作目体験版。「vol.1 Re:Birth」「vol.2」の感想はこちら
「vol.1 Re:Birth」ではおたく系サークル、「vol.2」では軽音系サークルに所属しましたが、
今回はどのサークルにも所属しなかった場合の話。
選択肢なし、十五分ほどで読み終わりました。
システムは「vol.1 Re:Birth」「vol.2」から機能追加やデザイン変更がされていましたが、
体験版ということもあってまだ練り込みきれていない感じ。
音楽は夜、みんなが集まるシーンの曲がゆったりと恐ろしく、ヒロインの一人、伽さんのテーマっぽくてお気に入り。
絵は立ち絵差分がまだなくて描写と合っていない表情をする箇所がありましたが、
ヒロインの一人、夏燕の菱形な口や凶器と見紛うスコップなど目を引きました。
この体験版では序盤がカットされていて最初の選択肢直後から始まるため、
このページの「Campus
Notes vol.2 体験版」の選択肢までを読んでからの方が話に入りやすいかもしれません。
今回は今までの以上にヒロイン三人とも、初対面の時からそれぞれの特徴がよく伝わってきてすぐに馴染めました。
理由があるとはいえ、サークルというくくりなしでも一緒にいることがしっくりきて、なんだかいい関係だなあと嬉しくなります。
そして今まで同様友人や女の子との会話が楽しくて、
最後不穏な状況になりこれからも困難はあるのでしょうが、皆で笑いながら乗り越えていってほしいなあと心底思えた導入でした。
(2013/11/5)
(その他)
姫君のトアル一日/Studio F#(フリーソフト)
「シュガードロップ・ブレイクアウト」のスピンアウト
マーゴット姫の誕生日に起こったあれこれの話。
選択肢あり、一時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽はいままでの作品と同様。EDに歌あり。
絵はエリンが目立ってるなあという印象、一枚絵は八枚。
姫様の行動によって八種類の結末に分岐します。
ゲオルグの大人げなさが治っていない……もうだめだこいつ。特にエリンへの暴言に笑いました。
叔父様は今回振り回されてばかりで親しみを持てました。
あとロディスがもはや渡り鳥のころのロディの可愛げがなく……ニムロデと呼びたくなるくらいでした。いやらしい!
過去の作品感想:メルクリウスの青い砂、渡り鳥の門は遠く、シュガードロップ・ブレイクアウト、リ・エンゲイジ、天使の証
(2013/2/22)
爆弾教師〜闇鍋BATTLE
ROYALE編〜/かむゆら(フリーソフト)
大みそかにイワオに呼び出された主人公たちは闇鍋パーティの参加者と具材集めを命令される。
首尾よく他の教師たちを誘い、パーティが始まるのだった。
選択肢あり、学園、コメディ、一時間ほど読み終わりました。
主人公の名前・性別変更可。
「爆弾教師」シリーズの番外編。
「爆弾教師〜IWAO編〜」の感想はこちら
システム、音楽、絵は本編と同様。
闇鍋に何の具材を入れるか等で、異なるエンディングを迎えます。
今回教師達は意外と常識人(あくまで本編比)で、
本編同様選択肢次第でしれっと非道な行いをする主人公が特に目立っていて笑えました。
(2013/3/1)
Sweet
Present for Shin/TetraScope(フリーソフト)
「桜哉」の登場人物、上村榛の誕生日を祝うスピンオフ。
選択肢あり、二十分ほどで読み終わりました。
主人公の名前変更可。
システム、音楽は「桜哉」と同様。
絵は赤面する榛とおさげの茜可愛いです。一枚絵は三枚+差分+α。
あと桜哉が持っているローソクが妙に太くてSM用!?
と思ったのは秘密です。
本編より五年前の二月、バレンタインと榛の誕生日にどのような行動をするかで三つに分岐します。
茜の榛への対応がおざなりで可哀想でした。完全に恋愛対象外で!
一番榛が可哀想になるルートが正史らしいのも、おお……もう……という感じ。
でもまあ、現代の榛が嬉しそうなので良かったなと思いました。
過去の作品感想:firstcomplex、桜哉
(2013/3/20)
メロウイヱロウ -
mellow ywellow 4月1日版(18禁)/3 on 10 -サンオントウ-(フリーソフト)
制作中の作品のIFストーリー。
本編の体験版も収録。
選択肢なし、エイプリルフール企画、ボイスあり、二十分ほどで読み終わりました。
システムは「妹アプリケーション!」と同様。
音楽は特に問題なし。
IFストーリーでの主人公のはっちゃけボイスが印象的でした……が立ち絵は常に真顔。
逆にヒロインは本編体験版も含め表情がころころ変わっていました。
IFストーリーはスペシャルデラックスハニトーくわえたヒロインにぶつかるところから始まる物語。
18禁と記載されていたのでわくわくしてプレイしたのですが、まあそんなシーンはなく。
せかいをすくうそうだいなものがたりでした。
本編体験版は一日目と三日目のシーンを交互に読むことができます。
いまのところ芝居がかった言い回しでのやりとりが多くてちょっとこんがらがるなーという印象でした。
過去の作品感想:ツルゲーネフによろしく、ぷるぴら、Might、ツルゲーネフとよろしく!、川の流れを留めてみたい、もっとツルゲーネフとよろしく!、永遠に美しき冬よりも、妹アプリケーション!
(2013/4/2-2)
かみさまのひよこ(乙女)/Flora-Float(フリーソフト)
幼いシニガミたちを育てる「シニガミひよこ部」に配属された卯月咲。
咲先生と呼ばれ慕われつつ、精一杯毎日を送るのだった。
選択肢あり、エイプリルフール企画、二十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は「桜時、息吹。」と同様。
絵は愁夜のこまっしゃくれた感じがお気に入り。
シニガミシリーズ(シニガミのビスクドール、境界線の移動公園、ブランシュ・ブーケ、桜時、息吹。)
の登場人物が幼くなって登場し、そんな彼らを女性主人公が見守っていきます。
ショタなシニガミたちがわいわいやっているのが微笑ましかったです。
ですがまあ、それ以上に男としては咲先生にセクハラしてえ……と思ったりもしました。
過去の作品感想:黄昏る空、だけになく。、おうちで暮らそう!、Release
- 体験版、シニガミのビスクドール、暴食ファクター×6 体験版、境界線の移動公園、ブランシュ・ブーケ、陽のあたる深海、ヨルノトバリ、姫と魔女とCANDYの騎士、桜時、息吹。
(2013/4/3-2)
図書室のネヴァジスタ
∞の悲劇/TARHS Entertainment.(フリーソフト)
飲み会のため帰るのが遅くなり、そのまま寝てしまった槙原渉。
朝、目を覚ますと幽霊棟の食卓にあるものが置かれていた。
それがきっかけとなり、幽霊棟の面々に不和が広がっていくのだった。
選択肢なし、連鎖、∞、エイプリルフール企画、一時間足らずで読み終わりました。
システム、絵は「図書室のネヴァジスタ」と同じ。
挿入歌が一曲あり、今回も良い曲でした。
いままでのエイプリルフール企画とは異なり、
「図書室のネヴァジスタ」と同じ舞台・登場人物での話。
ささいなことでどんどんとこじれていく様は目を覆いたくなりましたし
偶然が積み重なってみるみるうちに仲直りしていく様は、良かったけど! 良かったけど! と叫びたくなりました。
なかでも槙原の元凶っぷり(それでも迷わず非を認めるのは「先生」なんだなあと思いましたが)と、
辻村の殴られて当然な物言いが印象的でした。
過去の作品感想:図書室のネヴァジスタ、THE FOOL、夏休みのネヴァジスタ、四月の魚、Nの食卓
(2013/4/4)
ファタモルガーナの館 人気投票の結果発表ミニゲーム/Novectacle
「ファタモルガーナの館」キャラクター人気投票の結果発表。
十位以上のキャラクターが登場します。
なお「ファタモルガーナの館」本編はamazonでも購入できます。しかも2013/4/23現在10%OFF。わあすごい。
一時間足らずで読み終わりました。
(以下ネタバレというかこのミニゲームを見た後にお読みくださいな反転)
・人気声優起用(人間とは言っていない)
・ミシェル、ヤコポを殴打しているときが一番いい笑顔だ。
・ヤコポ救済企画と見せかけてミシェルとモルガーナの仲良しっぷりを見せつけるプレイ。
・ヤコポヤコポ
・どちらかといえばネリー×モルガーナの方が……
・マリーアは恋愛方面が他登場人物より弱いから仕方ない部分も。でも幼少ヤコポと淡いなんたらとかあったらと想像するとキュンとなる。
・ヤコポヤコポ
・ジョルジュいい人だなあ……
・【速誤報】ヤコポハゲる
・やっぱりミシェルメルに対して対応が酷い。
・ヤコポヤコポ
・ポーリーンが一緒だからかとりあえず今回は穏当に終わりました。
・館の女中さんとかいうミシェルいじめ。
・ヤコポヤコポ
・白い髪の娘さんおっぱい揉ませろ。
・ヤコポがtwitterとか。こんなことにならないといいね。
・ヤコポコメント晒されてドヤ顔→不機嫌→へたれる しゃーない。
・モルガーナのどこがぶるぶる? ぽよんぽよんする部分はないようだが……
・ヤコポヤコポ
・ミシェルのコメント優等生すぎる!
・楽しかった!
過去の作品感想:霧上のエラスムス 特別版、おやばけ!,、ファタモルガーナの館、セブンスコート
(2013/4/23)
王様ノ蝶 お礼企画ゲーム(BL18禁)/余白屋(フリーソフト)
プレイヤーアンケート「こんなシーンが見たかった」のリクエスト
「王様、ウカの実家にご挨拶に行く」をゲーム化。
選択肢はどの王様の話を見るかのみ。一時間ほどで読み終わりました。
「王様ノ蝶」の感想はこちら
システム、音楽、絵は「王様ノ蝶」と同様。
「王様ノ蝶」エンディング後の話。
ウカが母と弟(ブラコン)に大事な人として王様を紹介します。
王様みんなズレ気味ですがアルのズレっぷりは圧倒的でした……
シーニャは舌好調で一番笑えました。
伏羲は唯我独尊でしたがラストの機嫌良さにニヤニヤします。
三者三様ながらみんな高スペックな王様に振り回される弟君な構図が楽しめました。
あとウカの絵本とか……解読できるのでしょうか
過去の作品感想:守り鬼
(2013/10/5)