不機嫌亭ゲーム班
HP
サークルについて
オリジナルのノベルゲームを制作されています。
作品
錬電術師 -HexaQuarker-(DL版の購入はこちら)
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2007/12〜 |
価格 |
第一章500円 |
年齢制限 |
18禁 |
特徴 |
錬電術、魔術、家族愛 |
第一章 gate_wayの時点で選択肢あり、七時間四十五分ほどで読み終わりました。
一部ボイスあり、バックログ、表示速度変更、既読スキップ、
オートモード、セーブ/ロード機能などがあります。
あらすじ
イングランドにはサウスゲート
新大陸にはデーモン
そして、極東には紺来
【錠系】と呼ばれる強力な魔術師の家系の一員でありながら
しかしその体内に魔力を導き出す通路、 “門”を持たずに
生まれてきてしまった少年
紺来貴一
魔術師になりたくてなりたくて
ただあがきつづけて来た日々に疲れ、いつか
魔術の道をあきらめていた少年の前に
唐突に――差し伸べられる、一本の手
その手の主は“始めの”魔女
――アラディア――
アラディアは少年に、問う
ひとつだけの問い
一度きりの問い
少年のさだめを動かす、短い言葉を――
「錬電術師に 君は、なりたい?」
(サークルHPより)
この作品について
三章構成とのことで、この第一章では家族全員魔術師の家に生まれながらも
魔術を行使することができずにあきらめてしまっていた紺来貴一が、
ある出来事から再び、魔術が使えるようになる方法を模索するようになり、
その末にアラディアという女性と錬電術という魔術に出会います。
エンディングはトゥルー、ハッピー、それにデッドエンドやバッドエンドがあって、
トゥルーエンドが第二章へ続くルートになっています。
錬電術についての詳細は(それ以外の魔術の解説も併せて)
本編及び公式サイトを参照、なのですが、とりあえず私にとっては少々ややこしく感じました。
ただそれでも、まだ数回しか行われていませんが頭を使った魔術戦は見ごたえがありました。
セーブが「名前を付けて保存」ダイアログが出て直接ファイル(画像付きデータ)として保存する方式で、
あらかじめデフォルト名が付いているためそれほど手間はかかりませんでしたがやや特殊。
デフォルト名の頭にシーン番号が入っているので
名前順に並べるとシナリオの進行順になるのが有難かったです。
絵は照れてる所が可愛かったですしコミカルなものは笑えました。
でもなにより穏やかな表情が良かったです。
音楽は無音が多かったので場面によっては寂しい感じを受けました。
主人公の紺来貴一はコンプレックスを持ちながらも自分がやれることをやっていて好感が持てました。
アラディアさんと出会ってからはかなり妄想たくましくなり、
おまけにとってもM気質なのがご愛嬌…というかむしろそれがいいというか。
アラディアさんは基本的に落ち着いているのにちょっとしたことでびっくりしたり慌てるのが可愛いです。
この作品で一番良かったのは感情や印象、想いの描写。
主人公がアラディアさんと初めて言葉を交わしたときや、初めて相対したときには、
母性ともいえるようなやわらかい印象をすごく、すごく感じましたし、
魔術を初めて使ったときの歓喜にはこちらも嬉しくなってしまいました。
またアラディアさんや長女のかや姉さん、妹のまな、
今回はほとんど出番がありませんが次女のくろえ姉、主人公の双子の姉りんねちゃん、
さらにはそれぞれの使い魔などに至るまでお互いを想い合って、
お互いのために全力で行動していて、それが本当にあたたかかったです。
最後も気になる引きでしたし、第二章以降も楽しみな作品になりました。
2008/5/5のコミティアにてバナーキャンペーン特典のアラディアさんでんでん紙人形を頂きました。
ありがとうございます。嬉しかったので写真を掲載。
アラディアさんコミティアに行くの図。
紙人形で写真を撮っている方を見てやってみたいなぁと思ってたりしたのでした。
会場内で直接でもよかったのですがフィールドマップ風に。
西原理恵子大原画展を見ることができて大喜びしてるみたいで可愛いです。
ビックサイトをバックにだとありきたりすぎますからね…といいつつ撮ってたり。
風が強かったのでお辞儀ばかりしてしまって困りました。
(以下第二章 infinite_routineの感想です・2008/11/9)
錬電術師 -HexaQuarker- 第二章 infinite_routine(18禁)/(1000円)(DL版の購入はこちら)
第二章は選択肢あり、一部ボイス有、十五時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
第一章は入っておりませんのでご注意を。
システム面ではCG鑑賞、シーンリプレイが追加されています。
あとバックログがゲームを終了したりしてもセーブデータに保持されるようになったのも有難いです。
一枚絵は差分含め七十一枚。
立ち絵含めデフォルメもシリアスも良かったですが、体つきで一部違和感を覚えるところもありました。
OPムービー二種、歌は三曲あり。
それから第一章からありましたが、要所で入るボイスが印象的でした。
基本的に私はノベルゲームにボイスはないほうがいいと思っているのですが、
多用せず重要な場面のみで、あまり長くない台詞ならば、
ストレスなく、かつ強い印象を持たせられるのだなと実感しました。
あとロージィの流暢なアイキャッチボイスもお気に入りです。
話は第一章からの続きから始まります。
詳細は書きませんがそこからの展開が面白いなと思いました。
それにくろえ姉やりんねちゃん、ロージィなど立ち絵初登場のキャラクターも加えて
第一章に負けず劣らず想いを感じさせるシーンがあって嬉しくなりました。
ルートではひまわりルートのらぶらぶと最後の切なさがお気に入りですが、
メインルートも本当にいいところで「続く」になっていて、
最終章への期待がいやがうえにも高まりました。おすすめです。
ただあまりそういう人はいないかもしれませんし、
実際そういう立場でないので間違っているかもしれませんが、
第一章を読んでいなくて第二章から始めるとわかりにくそうな部分があるので、
(私も忘れていて、これどういうことだっけ?と第一章を読み直すことが何回かありました)
やっぱり順番に読んでいくのが良さそうな気がします。
(以下錬電術師 -HexaQuarker- 第三章 システム試験用プロトタイプ KAGEXの伝説 -紺来血風録-の感想です・2009/7/1)
錬電術師 -HexaQuarker- 第三章 システム試験用プロトタイプ KAGEXの伝説 -紺来血風録-(フリーソフト)
紺来貴一とフロロンが将棋をしていると、郵便屋さんがやってきた。
しかし受け取りに出たフロロンが貴一に襲い掛かってくるようになってしまう。
貴一はフジマルの助けを借り、原因を究明することになった。
選択肢あり、術、二十分ほどで読み終わりました。
KAGEXとPBPのtO(と)さん謹製のプラグイン群を使用して試験的に作成された作品とのこと。
「錬電術師 -HexaQuarker-」の番外編。
システム面はコンフィグ画面が少し見難いことと、
右クリックメニューを出すと音楽が途切れてしまい最初から流れなおしになってしまうことが気になりました。
音楽は特に問題なし。絵はデフォルメキャラなども使用されていてほのぼのしました。
演出はいろいろと動きます。かや姉さんに関連する部分の演出がお気に入り。
また最初はバックログやコンフィグが使用できず、ストーリーに合わせて途中から使用可になるという演出もあり。
話はこれから山場!というところで終わり。
実験作ということで仕方ない部分もありますが、ちょっと勿体無い気もしました。
あと、正規ルートのスタッフロールに焼肉万歳!さんの名前があって、なにか関係しているのかな、
と思っていたらもう一つのルートで思いっきり関係していて笑いました。
(以下How to making 同人ノベルゲーム -錬電術師ができ(かけ)るまで-の感想です・2009/10/31)
How to making 同人ノベルゲーム -錬電術師ができ(かけ)るまで-(A5/44P/500円)(DL版の購入はこちら)
錬電術師 -HexaQuarker-の開発にまつわるショートストーリー+それに関係した制作お役立ち? メモで、
基本的にノンフィクション。ところどころフィクションとのこと。
内容について感じたことを箇条書きにしてみます。未読の方にはなにがなにやら、かも。
・進行豹さんのハゲます描写が多く、その献身的な自虐具合に涙と笑いが。
・私も綾波派。
・実際に制作にかかる前に作られた企画書が確かに読みやすい。このくらいきっちりやってるんだ……
・錬電術というアイデアは自信を持つに足るアイデアかと。
・私もmixi招待されずらい人に当てはまる。実際されたことない。(追記:進行豹さんにご招待いただきました!)
・インストーラーは逆になくても……と思うのは少数派? あるいはこんなサイトの中の人特有のもの?
・第一章タイトル画面の曲はお気に入り。ミステリアスで、不気味で、奥の深さを感じさせる。
・最後の項目、それまでのページとの違いは左下にある【了】だけで、締めという気がしない。
まだ続くものだと次のページをめくって、あれ? これで終わり? というあっけなさがあって、
読み終えたという一種の達成感を覚えることができなかった。
と、最後だけ気になりましたが、
ゲーム開発で立ちはだかる困難や注意すべきところ、楽しいところがたくさん書かれていて、
その上、私のようなゲーム制作者でない者でも、読み物としても楽しめる一冊でした。
最後に、巻末付録の「同人ゲーム制作関連お役立ち情報リスト」にウチのことも載せていただきました。
ありがとうございます!
(以下錬電術師 -HexaQuarker- 最終章 Re_turn 家路 -かや、くろえ、カナヘED-の感想です・2011/1/14)
錬電術師 -HexaQuarker- 最終章
Re_turn 家路 -かや、くろえ、カナヘED-(18禁)(500円)(DL版の購入はこちら)
最終章のうち、かや、くろえ、カナヘEDを収録。
選択肢あり、一部ボイスあり、十時間足らずで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは第二章と同様。
OPにムービーと歌、EDに歌あり。
今回も、重要な場面で流れるボイスが印象的でした。
絵では照れるかや姉さんが可愛いです。一枚絵は差分含め七十九枚。
かや姉、くろえ姉、カナヘさん、それぞれと結ばれたときの行く末が収録されています。
Hシーンの、一番盛り上がる部分で「鍵」が出てくるのが、設定とはいえ萎えます。
……だって……ねぇ……肝心な場面では女の子の裸と○出しを見ていたいじゃないですか。
それをホワイトアウトとかブラックアウトとか……っ!!
とはいえ、どのルートも、大きな問題を解決するためにどうすればいいかという、
その一つのことについてじっくりと書かれていて解決までのプロセスがわかりやすく、かつ読み応えがありました。
場面場面では相手の台詞を途中で遮ったりといった会話の間の演出が臨場感あります。
そしてなにより、貴一の必死さが(問題に対しても、Hシーンでも)
本当にしっかりと伝わってくるのがいいなと思いました。
おすすめですし、他のヒロインのEDも楽しみです。
(以下錬電術師 -HexaQuarker- 最終章 Re_turn 家路 -かや、くろえ、カナヘED- v1.10の感想です・2012/8/1)
「錬電術師 -HexaQuarker- 最終章 Re_turn 家路
-かや、くろえ、カナヘED-」の追加パッチ。
家路 かや姉ルート のバッドエンド1つ、エピローグ2つ、新規イベント絵1枚、新曲2曲追加とのこと。
選択肢あり、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽、絵はパッチ適用前と同様。
追加されたなかでは、一番下の選択肢でのエピローグが、
何もしないでいるとこうなるのか、という結末で印象的でした。
(以下かや姉小さな旅 〜駿豆線に乗りに行こう〜の感想です・2012/9/4)
かや姉小さな旅 〜駿豆線に乗りに行こう〜(100円/フリー公開中)
狩野蒼穹さんと進行豹さんが所沢から主に青春18きっぷを利用して、駿豆線の3000系を乗りに行く話。
選択肢なし、鉄道、旅、四十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は錬電術師と同様。
絵は「錬電術師 -HexaQuarker-」の登場人物、デフォルメかや姉さんとフジマルの立ち絵が二人の代理。一枚絵は六枚。
実際に旅行したことをもとにしたノンフィクション? な話。
テキストは不機嫌亭ゲーム班さんの同人誌
(「How to making 初めての同人ノベルゲーム -錬電術師が でき(かけ)るまで-」等)のような文体。
なんだかんだちゃっかりしている狩野さんと、
思考の傾向がなんだか他人事とは思えない進行豹さんによる道中のあれこれが臨場感あって、
旅、いいなあという気持ちになりました。
そしてご当地同人ソフトのページも潤った!
(以下かや姉小さな旅 番外編 〜フジマル婚活パーティに行く〜の感想です・2013/1/3)
かや姉小さな旅 番外編 〜フジマル婚活パーティに行く〜(100円)
進行豹さんが婚活パーティに参加する話。
選択肢なし、婚活パーティ、実話?、十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は錬電術師と同様。
絵は「錬電術師 -HexaQuarker-」の登場人物、フジマル等の立ち絵が代理。一枚絵は九枚。
実際に婚活パーティに参加したことをもとにしたノンフィクション? な話。
進行豹さんの空回りっぷりが痛々しくて目を覆いつつ隙間から見たくなる気持ちになります。
でも、参加者の女性との会話は楽しそう、と思えるものもあり、
そうした描写と心理考察がいいなと感じました。
(以下かや姉小さな旅 〜広電に乗りに行こう!〜の感想です・2013/8/20)
かや姉小さな旅 〜広電に乗りに行こう!〜(100円)
狩野蒼穹さんと進行豹さんが所沢から新幹線で広島まで行き、
呉の潜水艦や旧海軍兵学校を取材したり、広島市観光をしたりする話。
選択肢なし、鉄道、旅、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は錬電術師と同様。
絵は「錬電術師 -HexaQuarker-」の登場人物、デフォルメかや姉さんとフジマルの立ち絵が二人の代理。一枚絵は八枚。
実際に旅行したことをもとにしたノンフィクション? な話。
色々な場所での景色が臨場感たっぷり、かつお二方が楽しそうで、
久々に旅行行きたいなあ、旅行いいなあという気分に。
実際行くときは進行豹さんのセールストーク通りビジネスパックを使ってみようかという気にも。
そんな心動かされるお話でした。
あと幼女の写真こっそりください……!!
(以下ネタバレ反転)
広電はタイトルになっているのにあんまり出てこない! というかオチ担当……
(以下かや姉小さな旅 〜ニューシャトルに乗りに行こう!〜の感想です・2014/1/16)
かや姉小さな旅 〜ニューシャトルに乗りに行こう!〜(100円)
狩野蒼穹さんと進行豹さんがニューシャトルで
終点内宿まで行ったり、鉄道博物館を見学したりする話。
選択肢なし、鉄道、旅、二十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は錬電術師と同様。
絵は「錬電術師 -HexaQuarker-」の登場人物、フジマル等の立ち絵が代理。一枚絵は八枚。
実際に旅行したことをもとにしたノンフィクション? な話。
今回は進行豹さん達にとって地元埼玉が舞台。というか私の地元。
鉄道博物館は行ったことないですね。
なんだか体験型のところは一人で行っても虚しそうだ……
内宿はいつも近く通ってます。作中に出てきた一日二百円駐車場の場所もわかります。
あれで数年前よりも発展してるんです内宿は。以前は駅前にロータリーもなかったですからね。
一応近くに県内最大規模のバラ園もあるんですよ……