2006年ノベルゲーム感想リスト

プレイ順です。
とはいえイベントと違ってほとんどが単純にダウンロード順です。

プレイ時間で中編というのは六時間〜十五・六時間くらいを指しています。
長編はそれ以上のものです。

女性向の作品は、乙女=女主人公で相手キャラの全員もしくは多くが男、
BL=男主人公で相手キャラの全員もしくは多くが男(年齢不問)、としています。
作品が女性向かどうかは基本的にサークルさんの自己申告です。

値段は入手時のものです。場合によっては異なる可能性があります。

まとめ  完成版  体験版  その他

コミックマーケット購入作品以外の2006年ノベルゲームまとめ・雑感

(同人ソフト完成版…64、体験版・続き物…25、番外編等…3

おすすめ
完成版
風雲相討学園フラット/相討ちネガティブギャング
空とキオクの彼方 オリジナルサウンドトラック/RIFF * RAFF※音楽CD
風の殺意/風の殺意制作委員会
DAGGER -chapter of red-/The sense of sight
しぇいむ☆おん/ツンデレ喫茶製作委員会

新規期待の作品
ですろり/機械式少女
ずろうの棲処/キタユメ。
正邪闊達/TRANSPARENCY

おすすめ以外で面白かった完成版
自虐の詩 Another Birthday/活動漫画屋
水色散歩道/犬と猫
鴉の断音符/飼育小屋製作委員会
青い鳥はなぜ逃げた/beautiful garden
三角関係/あおいはる工房
Exhibitionism 露出性癖/ソフトさ〜くるクレージュ
White Epilogue/ReIce-zero-
終末によせて/とおくできこえる デンシオン
魔法使いの見た夢/Project Lips

期待の同人ソフト以外で完成が楽しみな体験版
Myth 最終体験版/Circle Tempo
ボアダムキラーズ ディレイレイン 体験版/BEPP
Sin 第一章〜第六章/Blue Forest
愛することは生きていくこと 体験版/inspire

他に完成版では「シャワーコール」「I’m... 心の向こう側に」「ゆうとっぷ」「茜街奇譚」「Begin with you!」「劇場版まじかるブリンガーころな
部分的に完結しているものでは「
ケモノミチ〜白の刹那〜
体験版では「
魔傀儡」「ANO:M@TERIA.exec」「THE MAN CALLED CRIMSON - Episode I -」「キラークイーン」「ココロノネ
女性向完成版では「
夜の帝王
体験版では「
HARMEL」が良かったです。
ずいぶん時間が経ってしまったので体験版で挙げたものの中にはすでに完成しているものもありますが。

絵は「
不機嫌な姉」「Exhibitionism 露出性癖」…エロメイン作品ばっかだ…

音楽は「
水色散歩道」「空とキオクの彼方オリジナルサウンドトラック
DAGGER」「劇場版まじかるブリンガーころな」「Ringlet
それにフリー素材ですが使い方が上手い「
White Epilogue」など

歌は「
空とキオクの彼方オリジナルサウンドトラック」の各歌
劇場版まじかるブリンガーころな」主題歌「never end」
それに今作のための書き下ろしじゃないみたいですけれど「
引籠世界の探偵事件簿ZERO」のED「雪月花」

ムービーはにぎやかな「
しぇいむ☆おん」OPと格好いい「GUN BLUE」のアイキャッチが良かったです。

フリーゲームはだいたい各所で評判を聞いてからダウンロードしているので、
全体的に良い作品が多かったです。
一年間楽しませていただきました。制作されたサークル様方に感謝。
(4/17)

 

(完成版)

シャワーコール/studio WALK(完売)

自分が無力だと痛感した主人公は会社をズル休みする。
旅行中の両親にかわり庭に水をまくと、蛙たちのシャワーコールが響いてきた。
その合唱の中、主人公は一人の少女―かえる―と出会う。


studio WALKの三浦航さんから強奪…もとい
交換した作品です。
要するに正月のプレゼント企画で余った本を押し付けたらお礼にということでいただきました。
ありがとうございます。

選択肢はありますが一本道のノベルゲーム。
かなり昔の、しかも第一作ということで、
おすすめとして紹介した
「潮風の街」や「月の降る夜」と比べるとさすがにやや見劣りします。
特に物語後半の土日は唐突に感じました。
主人公の心境の変化を表現するために必要と判断された展開かもしれませんが、
箱庭的な印象を受ける話なのであまり世界を広げずにそのまま終わらせてほしかったと思いました。
システムまわりはほとんど問題ないのですが、
画面の切り替えが遅いところが若干気になります。
あと仕事が山積みなのにズル休みの連絡をする所を
何度も読むのはあまり気分のいいものではありませんね。

余談ですがズル休みはしていないものの、
顎関節症気味とか学生時代は学校行くだけの半ひきこもりとか
なんだか主人公が他人に思えないです…

良いところは現実とは少し異なる舞台での日常が魅力的に描かれているところです。
これは私がstudio WALKさんの作品を好きな一番の理由で、
もちろんおすすめ二作品にも共通するのですが、
この「シャワーコール」のころからそれがあるのだなぁと嬉しくなりました。
それから雷の演出がおもわずびくっとするくらい真に迫っていました。

さらにかえるの可愛さ。これはstudio WALKさんの作品のどのヒロインも及びません。

いえ、幼女だからじゃないデスヨ?
(3/22)

 

常世の星空/EXTRA(フリーソフト)

綾河紅夜は生徒会で遅くなった学校帰り、
公園のベンチに座り夜空を見ていた。
唐突に聞こえた鈴の音に視線を向けると、
そこには真っ白な髪と肌、赤い目をした少女が立っていた。
少女は言う。私がそのベンチに座りたいからどいてくれる?と。


主人公が動じない性質なので、話は静かに進んでいきます。
それが夜の公園と綺麗な星空という舞台に合っていて心地良く感じました。
ころころ変わる顔グラフィックもあり、女性陣との会話も味があって楽しいです。

静かに進むがゆえに、強い衝撃を受けるような展開はありませんでしたし、
心地よさもプレイ中だけで終わった後も浸れるほどではなかったですが、
絵、シナリオともなかなかの出来だったと思います。


あるシーンで主人公、真の護身(@渋川剛気)完成間近?と思って
一人ほくそ笑んでいた奴がいたとかいなかったとか…
(3/23)

 

おにあい〜だって好き好き大好き〜/あおぞら幼稚園(フリーソフト)

主人公が通う学園にはバレンタイン争奪戦というイベントがあった。
そこでベストカップルに選ばれると学園を挙げて祝ってくれるという。
その日を前に、主人公は12人の女の子たちと仲良くなっていく。


基本的に、絡まれている女の子を助けたり
悩みを解決したりというシチュエーションを楽しむゲーム。
やりたいことはものすごくわかります。
ですが広げすぎ。ラストもぶっつり切れる感じで終わりますし、
もっと登場人物を少なくした方がいいと思いました。
問題があっさり解決してしまうのも物足りないです。
でもすごくわかります。こんな主人公になりてぇ。
(3/24)

 

I’m... 心の向こう側に/Tea-Room(フリーソフト)

三島正之はある日、自分の中から聞こえてくる声に気づいた。
不気味に思いつつも折り合いをつけ、幼馴染やクラスメイト、先輩と日々を過ごす正之。
だが、いつのまにか声は聞こえなくなっていた。


ルートは三つ。システムは一通り揃っています。
スキップは既読のみではないですが、構成上そんなに気になりません。
マウスポインタが薙刀みたいなものを持ったキャラアイコンになるのがちょっと?ですが。

主人公の弱さがリアルで、でもちゃんとそれを乗り越えてくれるので、
多少超展開はありますがおおむね好感が持てます。
それぞれのルートでのお互いへの想いもしっかりと伝わってくる、なかなかの作品です。

タイトル画面にコンプリート後のオマケっぽい選択肢があるのに
どうやってもそこへ行けない(予定していたもののカットされたそうです)のですが、
それならば変な期待を持たせないように削ってもらいたかったです。
(3/25)

 

風雲相討学園フラット/相討ちネガティブギャング(フリーソフト)

おすすめ
(3/26)

 

ケモノミチ〜白の刹那〜(18禁/全年齢)/ねくろのみこん/びしゃもん。(フリーソフト)

記憶をなくしある組織から改造手術を受けさせられた亜塔は、
そこから逃亡している途中にとある家族を巻き込んでしまう。
父親と母親は死亡。姉と弟は組織に回収された。
そんなことは知らずに何とか逃げおおせた亜塔、
しかし改造手術を施され、復讐を誓った姉―零華―が彼の前に現れる。


実はこの二サークルさんは以前にいただいた
別作品の無料配布体験版の出来が…だったのでずっと敬遠していたのですが、
とある方から良いと紹介されたのでプレイしてみました。

起動直後は必ず名前入力することになったり、
タイトル画面からロードできなかったりというところがやや不親切に感じました。
他作品の影響を少々露骨に感じさせられる場面があるのも気になる所です。

また、どちらも普段はエロメインの作品を制作されているサークルさんなのですが、
相変わらずHシーンがエロくないのはそういう所としては致命的な気がします。
この作品はストーリーメインなので問題はありませんが、
普段の作品は買う気になれません。

ですがこの作品に限ってはシナリオが良いです。
展開としては主人公がヒロインと共に戦って強くなっていくバトルもので、
ありがちではあるのですがしっかり熱さと暖かさと悲壮感が込められています。

第二部の「ケモノミチ〜赤の羅刹〜」への興味も湧いてくる作品でした。
(3/27)

 

月葬の城(乙女)/Sherica+(フリーソフト)

聖女(イスタ)は日常の一環となっていた儀式を失敗し、
ある記憶だけをなくしてしまった。
その記憶とは「黒月の城」で過ごした三年間。
そこへ「黒月の城」から手紙が届く。
修道院を出ることを決めたイスタは、城へと向かった。


淡々とした話。それで終わるような展開ではないのに、
最後まで淡々としたままで激情も愛情もあまり伝えきれていないという印象。
主人公の過去が小出しに語られていったせいで途中で大枠が掴めてしまい、
山場で意表を突かれることがありませんでした。
でも、絵や文章、登場人物などはその世界観にとても良く合っていると思います。
(3/28)

 

ゆうとっぷ(フリーソフト)

志野明雄はクラスメイトの水村さんがトラックに轢かれようとしていたところを身代わりになった。
その拍子に幽体離脱をし、肉体は意識不明となってしまう。
誰からも気付かれず彷徨う明雄は、同じ幽霊のツキミと出会った。


既読スキップはあっても、ルートが分かれて以降の共通部分でスキップできないのはやや不便。
それとこのツール(LiveMaker)は他の作業と平行できないのが好きじゃないですね。
仕方ないのでスキップ中は本を読んでました。

絵は、病院で意識不明になっている自分を見た幽霊の主人公が間抜けな顔で寝ていると言うのですが、
本当にものすごく間抜けな顔で笑ってしまいました。

主人公も、他の登場人物も素直に心情が伝わってきて
読んでいて気持ちがいいです。みんな良い人だ。
そんなふうに書けているおかげでどのルートも山場が切ないです。


それにしても頭を抱える水村さん可愛い。

…えー、ぶっちゃけた話をしますと、
小学校〜中学校のときに好きだった女の子を連想したり。
水村さんと違って足は速くなかったけど読書好きで、
薬味と爪楊枝の入れ物を間違えて料理にふりかけたことのある娘でした。
(3/29)

 

ISEKON!/COF Works(フリーソフト)

ある日自分の目の前に女の子が降ってきた。
彼女は自分を勇者だと言う。
信じられない主人公だったが、親に押し切られ同居することに。
幼馴染、先輩、クラスメイト、それに自称勇者を加えた新しい日常が始まった。


メッセージウインドウがグラデーションかかっているせいで
上の方が白い背景と重なるととても見難いです。
それから主人公の顔グラフィックの変化が激しすぎて微妙に引きます。

クレアシナリオ以外は明らかにまだエピローグなりスタッフロールなりがありそうなのに
いきなりタイトルに戻るのは釈然としないです。
折角かなり長い話を作ったのですから、
そこまでしたら最後もしっかりと終わらせてほしかったです。

全編通じてシリアスなところはほんの僅か。ギャグメインで進んでいきます。
面白いかというと…ま、笑えたりそうでなかったりという所。まったく駄目ではないです。

前半(ルートによってはほぼ全部)の主人公はとても自分本位で、
それが内側に留まっているうちは嫌な気分になります。
けれどそれを肯定して、文句あるかとばかりに開き直った彼はとても気持ちがいいです。
やっぱり主人公はそうでなくちゃ。
(4/21)

 

kinoko -White Christmas?-/鉄鋼団(フリーソフト)

一人暮らしの赤貧大学生の部屋に突如生えた二本のキノコ。
無視していたら次の朝それは女の子?になってしまった。
なにやら世界を救う使命を持っているキノコとの共同生活が始まる。


ジャンル「ヘタレ」ということで不条理に唐突に話が進みます。
そのだらけ具合とパロディネタがあまり噛み合ってないような…
パロネタはもっと勢いがないと、と思いました。

つまらないわけではないですけれども…続編をやろうとは思えませんでした。
音楽は妙に耳に残ります。
(4/22)

 

男土下座地獄/半端マニアソフト(土下座ウェア)

土下座すべきか、せざるべきか、それが問題だ。


これが本当に第一作として世に出ていたら、すごいサークルさんが現れたな…ととても注目したと思うのですが。
今の半端マニアソフトさんはもう前科があるのでこの程度じゃ物足りないです。
というか私はバカな男子の青臭くてバカな行動が読みたい。
「冬は幻の鏡」も「空の上のおもちゃ」もそれがメインではなかったので、
全編通じてそんな感じの作品を読んでみたいですね。

この作品にこんなこといってもしかたないのかもしれませんが、
タイトル画面からロードできないのは不便。
(4/23)

 

引籠世界の探偵事件簿ZERO/焼肉万歳(1300円)

マリア様がみてた殺人事件の一年前。
最強を名乗る軍人や格闘家が次々と殺される事件の解決を依頼された小茂朗は
決戦放置型家事用途アンドロイドのほーちゃんを調査に送り込むのだった。
冬コミ配布の引き篭もりシミュレーター「Beautiful Day」も収録。


あああ、ほーちゃんの台詞を読んでいると脳内で能天気な声が響く〜。

今回優由ちゃんのムキー!が少なかったのは残念でしたが、
代わりのツッコミ役御田久美子と小茂朗、ほーちゃんの会話がとても小気味よく、楽しめました。
そしてラストバトルも熱いです。毎回ほーちゃんは良い所持っていくなぁ。
メルさんとはずれちゃんも可愛いし(特に小茂朗にセクハラされるメルさんが良い)
前作「マリア様がみてた殺人事件」よりさらに面白かったです。

推理の難易度は前作と同じくらい。
各エンドをいつでも読める機能が加わったのは嬉しいのですが、
相変わらずコンプリート難しすぎ。現在92%。(2006/4/29追記 100%達成!ありがとうヒントコーナー)
おすすめ
(4/24)

 

自虐の詩 Another Birthday/活動漫画屋(1000円)

父親の敵討ちを行おうとする今宮新太郎。
リストカットを繰り返すクラスメイトの柳田佳子。
文芸サークルにして売春を推奨する「アナザーバースデイ」と関わったことから、二人は行動を共にしてゆく。


鬱系かと思っていましたがジュベナイルものだったなんて……良いじゃないですか。
実際にはそういう少年少女の交流のシーンばかりというわけではないのですが、
でもその印象がとても強かったです。甘酸っぱいなぁもう。

選択肢無し、十二章構成で、いくつかのシーンでフラッシュによる演出がされています。
その演出は、邪魔にならない程度といったところ。上手く溶け込んでいるとも言えますね。

あまり長くない話なのに次々と登場人物が出てきて、
その大半が一・二章したら消えるか影が薄くなっていて
使い捨て感が漂っているのが気になるところ。
それからラストはちょっとまるく収めすぎていて、これでいいの?と思いました。

ちょっと拍子抜けするところはあったものの、
それ以上に主人公とヒロインの関係に頬が緩む作品です。
(4/25)

 

ケモノミチ〜赤の羅刹〜(18禁)/ねくろのみこん/びしゃもん。(1500円)

前作から五年後。日本は無法地帯と化していた。
犯罪者の取り締まりのためバウンティーハンター制度が導入され、
そこで最高額賞金首とされたのがテロ組織「レッドアイ」の総帥だった。


前作(このページ3/27参照)より舞台はスケールアップしたものの、
それに登場人物が追いついていない感じがします。
敵の大半が命乞いするのにも辟易しましたし、
味方も数が多すぎて見せ場が駆け足になってしまっています。
肝心の主役もその影響を受けて前半あまり出番がなく、
後半の心情などが唐突に思えてしまいます。

場面によっては熱い展開もあったのですが、
それ以上に都合よさというか予定調和を強く感じるところも多く、
話にあまり入り込めませんでした。残念です。
(4/26)

 

水色散歩道/犬と猫(フリーソフト)

水色の塔にたくさんの出入り口ができてしまった。
異変の原因を確かめに、シオは水色の塔へ赴くのだった。


晴れたり曇ったりシリーズ第四弾。
XPでは不具合があるとのことで、私の所でも起動が遅いです。

相変わらずの中毒性をもっていますが、操作の快適さと言う面では
「レミュオールの錬金術師」などと比べてちょっと不便です。
ノベルパートが少なめなのも残念。
ハマることはハマりますが犬と猫さんの作品は名作揃いなので、
それらと比べると…という感じです。
(4/28)

 

空とキオクの彼方 オリジナルサウンドトラック/RIFF * RAFF(1000円)

※ノベルゲームではなく音楽CDです。
おすすめ
(4/29)

 

不機嫌な姉(18禁)/Stray Moon(ショップで700円)

ある事件が起きてから、中学生の姉と小学生の弟の生活は一変した。
周囲の目から逃れるように姉は弟を犬扱いし、やがて二人は関係をもっていった。


選択肢無しで一〜二時間ほどで読み終わります。
読み終わったときはなんだか勝手に解決してしまったような感じを受けました。
あっさりしすぎで後をひくものがなかったです。

細かいことですが、ノックの効果音が姉の行動にとても良く合っています。
でもそれを別の人物のノックにも流用したのはちょっとどうかと思いました。

システムは、セーブロードがないのは短い話なのですごく困ることはありませんでしたし、
スキップがないのもキーボードからスキップが出来るので同様ですが、
やっぱりないよりはあったほうが良かったです。

あっさりしてはいますがプレイ中の雰囲気はなかなかでした。
音楽の選択もその雰囲気に合っています。
それに、みやま零さんの絵は結構好みなのです。
(6/5)

 

夜の帝王(BL18禁)/FUSYRO(2000円)

有名作曲家のゴーストライターをしている吾妻は仕事を片付け、夜の街に車を走らせていた。
真っ暗な街、疲れきった目に浮かぶ看板。次いで一人の男と目が合う。
なんとなく車を止めた彼に話しかける男。男はホストだと言う。
不思議と興味を抱いた吾妻は、男の誘いに乗りホストクラブへ向かうのだった。


エンディングが27種類、イベントCGが135枚とかなりの大作です。
体験版のときに雰囲気を優先させすぎていると書いたのですが、
完成版はルートが複雑で、それに伴って選択肢が多いためテンポが悪く、
その雰囲気さえも損なってしまっているように感じました。
全く個性のない主人公というわけではないので、何処へ行くかや何をするかならともかく、
どう思ったかや今の調子などはプレイヤーに強制させてしまってもいいのではと思いました。

選択肢が少なくなるラスト近辺は良かったですし、
体験版のときも感じた、しっとりと落ち着いた場面と乾いた場面の対比も印象的でした。
登場人物もなかなか魅力的で(中でも吾妻と翔がお気に入り)
それだけに前半から後半の途中まで続く煩わしさがとても残念です。
(6/6)

 

茜街奇譚/詩的廃屋(フリーソフト)

東京にある茜街には、人と鬼が暮らしていた。
その街で「相談屋」と呼ばれている望月公信と強い破魔の力を持つ藤原姫乃は、
あるときとても仲の良い姉妹と知り合った。


中編と呼ぶにはやや短いかもしれない選択肢ありの話が一つと、
選択肢無しの短編が三つで構成されています。

選択肢による分岐や、ある所まで読むと序盤にシーンが追加されることがあるのに、
既読スキップがないのは不便。一度読んだ文章をノーウエイトにすればある程度は楽になりますけれども。
それと、一部の場面で画面がゴテゴテしすぎているように思います。
文章や音楽は抑えめなのでちょっと違和感があります。

序盤はなにか起こりそうという気持ちをあおるのが上手いです。
結局なんでもなかった……けれど。と言う感じでこれからの展開が気になりました。
また後日談や短編、それに全て読み終わった後もう一度最初から読んだりといった所では
登場人物達の想いがじんわりと伝わってきました。
争いがあったりしても、根底には信頼がある話です。
(6/7)

 

鴉の断音符/飼育小屋製作委員会(フリーソフト)

鴉のヤタは高い知能を持ち、人間の言葉を話すことができた。
ある日ヤタは殺人が行われているところに遭遇する。
なぜ人は人を殺せるのかと疑問を持ったヤタ。
とはいえ彼は自由で、その答えを出そうとすることも、
いつもどおり日々を過ごすことも、事件を解決することも、なんだってできるのだ。


八つの選択肢を六日間選んでいく形式。
画面の切り替えエフェクトがやや長い(それだけなら気になるほどではありませんが)のに
切り替えが終わらないうちに選択肢をクリックすると止まることがまだ(ver1.05時点。1.06では今のところその症状は出ていません)あります。
そうして強制終了するとその時の既読などが消えるのが痛い。
気をつけていても画面連打は無意識にやってしまいますからねぇ…

シニカルかつお笑いもこなすヤタが格好いい。
人間のような表情描写がされているところも良いです。
エンディングでは#6や#7の展開が怖かったですし、
#2や#5の感情移入するヤタには嬉しくなりました。
いろいろな所、いろいろな出来事をヤタと共に渡っていける作品です。
(6/8)

 

Beyond the summer/Fly me to the sky!(フリーソフト)

いつものように退屈な日常を送るはずだった主人公。
でも、電車が降りる駅に着いたときにふと思った。
このまま、乗り続けていればいつもと違う一日が待っているのではないかと。


選択肢あり。作者さんのサイトでは一ルート三十分〜一時間とありますが、
私は読むの遅いので一ルート一時間半〜二時間かかりました。

エンディング分岐に関わる選択肢とただ会話が変化するだけの選択肢が
ひと目でわかるようになっているのがありがたいです。

話は思わず微笑んでしまうような恋愛モノ。
派手さはないですが後半のやり取りや心理描写が良いです。
前半はそこへの下準備といった感じなので仕方ないかもしれませんが、ちょっと退屈。

渡瀬陽子ルートのスタッフロール後、とりとめのない会話シーンの連続が好き。

余談ですがコンビニに行く場面が二箇所あり、それぞれ違う店の背景になっていて、
こんなところに凝るのかと思いました。
(6/10)

 

Begin with you!/Fly me to the sky!(フリーソフト)

高校から陸上を始めた主人公。
残念ながら駅伝の選手には選ばれなかったが、大学でも陸上をやりたい。
そう決めたものの受験に失敗し浪人生活を送ることに。
そして十月。友人達との日々や新たな出会いが主人公を待っていた。


ルートは四つ+α。前作よりやや長めの話。
語られるのは土日祝日のみで、平日はカットされているのが潔くてよいです。
セーブロードするときに確認メッセージが出ないのは手軽でもあり怖くもあり。
すごく長いわけではないので間違って上書きしてしまったところでダメージはそれほどありませんけれど。

前作と似たような雰囲気の作品。
でも全体的にずっと洗練された印象を受けました。
特に地の文がしっかりと書けている様に感じられます。
それにしてもくせっ毛ショートでジーンズなお姉さんは良いなぁ。このルートがお気に入り。

それから、個別ルートに入るとセーブ画面にヒロインの名前一文字([秋]や[奈]など)が入ります。
わかりやすくて良いのですが、
隠しルートの一文字(
[妹]ちなみに恋愛要素はありません)はあんまりなのでは?
(6/11)

 

時の故郷/Pleiades Company(フリーソフト)

志度聡志は亡くなった祖母の家を手入れするために里山村を訪れた。
そこで彼は幼馴染のゆり子と再会する。
一緒に見ると約束したまま果たされなかった花火大会は、すぐそこに迫っていた。


結構選択肢はあります。迷わず正規エンドまで行くと一時間ほどかかりますでしょうか。
ブラウザゲームですがバックログやセーブ、スキップも出来てかなりプレイしやすいです。

前半は田舎で女の子とゆったり過ごす日々。後半は真相の究明と解決。
共に驚くような展開ではありませんが、なかなか面白かったです。
特に主人公と同調して道を切り開いていくという感じがするところが良いと思いました。
(6/12)

 

のこされたあいのゆめ/遊牧生活(フリーソフト)

幸せだった日々は彼女の死で終わりを告げた。
腑抜けた彼は同僚の言葉に腹を立て、会社を飛び出す。
電車に乗って訪れた終着駅。彼は天使に出会った。


選択肢なし、一時間ほどで読めて文章が縦書きです。
たまに文章が一ページ内で表示しきれず、
中途半端なところで次ページへ行ってしまうことがあるのが少々気になります。
また、彼女の髪型が縦ロールなのはなにか意味があるのかと最後まで勘繰ってしまいました。

展開のわりには控えめな語り口で淡々と綴られている話です。
悪くはありませんが印象に残るようなものではありませんでした。
でも、病室で彼女と会話するシーンは良かったと思います。
(6/16)

 

赤い部屋/出窓のすなばこ(フリーソフト)

自分の恋人は親友と思っていた女に横取りされ、捨てられ、自殺した。
復讐を誓った彼女は全財産を投じて別荘を改築し、そこへ女を閉じ込めた。
女はなんとかして脱出を試みるが…


選択肢あり、サイコホラー。あまり長い話ではありません。
システムがどうにも。選択肢でセーブできないし、バックログできないし、
ウエイト多用でまどろっこしいのに読みたいときに限ってすぐ次のページへ行くし。

話は、最初復讐する側の女の視点で語られますが、
脱出は復讐される側の視点で進みます。
復讐されるに足るとどちらの視点でも思わせられるので、
こちらの選択で生き延びさせなければならないというところが面白い。
トゥルーエンド?が一番良かったと思います。他のどのルートよりも苦しみを与えられたなと思いました。
ただ攻略を見つつプレイしたためかあまり怖くは感じられませんでした。
だって、このシステムで選択肢を虱潰ししたくありませんもの。
(6/18)

 

ホームタウン/出窓のすなばこ(フリーソフト)

ひさしぶりに会うはずだった兄が殺された。
兄は自分の家を建てていて、完成したら弟を招くはずだった。
弟は犯人の手がかりを求めガールフレンドの沙希とともに兄の家に向かった。


選択肢あり、中編サイコサスペンス。
「赤い部屋」より操作性は大幅に向上。
でもバックログへ移るのに時間がかかるのがちょっとまどろっこしいです。

ある音楽が怖い。
リコーダーを始めて一週間くらいの小学生が
適当に吹いているような感じなのにものすごく気持ち悪くなりました。

大まかなところでは閉鎖された場所に殺人鬼がやってきてという館モノ。
でもそれだけで終わらない悲しい話。
ある要素がないとその後の選択肢に関わらずバッド確定ルートに入ってしまうのですが、
トゥルーエンドを見た後に改めてそちら側の各バッドエンドを思い起こしたらぞっとしました。
いくつかのエンドで七香を殺したのは彼ではなく。あと一日目で主人公を殺したのもですね
ボタンをちょっと掛け違えたことが積み重なった末の物語で、だからもどかしくて悲しい話でした。
(6/19)

 

忘れものと落とし物(18禁)/LANGuex(値段は自由)

ゲームセンターで見かける彼女に、僕は惹かれていた。
思い切って声をかけてみると、最初不思議な受け答えをされたが、それなりに話が弾んだ。
彼女と別れた後、床に高級そうなシャープペンシルが落ちているのを見つけた。
僕は次の日、このシャープペンシルが彼女のものかどうか聞いてみることにした。


基本的に一本道。四〜五時間くらい。恋愛モノ…かな?
真相が明らかになるところや最後などそれなりに良かったと思いますが、
それを台無しにするほど文章にウエイトが多用されていてうんざりします。
画面構成や音楽はなかなか洒落ているのに…
あと、セーブできる場所を制限する必要はあったのでしょうか?

文章ウエイトはここぞという場面のみで使うべきだと改めて思いました。
(6/20)

 

青い鳥はなぜ逃げた/beautiful garden(フリーソフト)

大沢香澄は付き合っていた男から酷い仕打ちを受け酒に溺れていたときに
黒づくめの女から声をかけられ、互いの憎い相手を殺すという交換殺人を持ちかけられた。
それから半年後に男が殺される。
その数日後に知らされた、香澄が殺さなければならない相手は親友の千夏だった。


選択肢なし、サスペンス。三時間くらいで読み終わりました。
一周目は香澄の視点のみで進み、クリア後に事件を追う刑事の視点が加わった完全版を読めるようになります。
選択肢がないのでまだいいですが、それでもバックログなし、スキップなし、
おまけに完全版の文章は三分の二以上一周目と同じなので、左クリック連打連打です。

音楽はYAMAHAのフリー素材使用。
残念ながら閉鎖してしまいましたけれどYAMAHAの音楽はお気に入りの曲が多いので良かったです。

黒い女の正体や事件の真相などはびっくりするようなものではありません。
ですが、前半に描かれる香澄と千夏の仲の良さ、互いへの思い遣りが強く印象に残ったので、
千夏を殺すように指示された後の香澄の葛藤が見ていてつらかったです。
ラストも悲痛に満ちていて、思わず嘆きたくなりました。
もっと幸せな結末はなかったのか、探しに行きたくなるような作品です。
(6/22)

 

second Anopheles/御茶ノ水電子製作所(フリーソフト)

私立探偵を営む吉川のもとへ、一人の少女がやってきた。
依頼内容はある少年の行方を調べること。
しかしその調査をしていくなか、吉川はアノフェレス伝説と呼ばれる噂話と関わっていく。


選択肢あり。近未来ハードボイルド、中編で三章に分かれています。
ここのサークルさんは以前「夕張物語」の体験版をプレイしたことがあるのですが、
その完成版や2005年夏の新作は買っていません。…つまりはそういうことです。
でも、この作品は良い評判を聞くのでやってみました。

フラッシュのゲームにしてはバックログも出来ますし普通に読んでいけます。
でもスキップよりクリック連打の方が早かったり、
エンドを迎えるたび「動作上の不備に遭遇した場合」と注釈されている
HELPボタンを押してタイトルに戻らなければならなかったり、
セーブがパスワード制なのにパスワードの綴りを間違えていたり、
文字が小さかったり、細かいところで気になることが多かったです。

音楽と背景は退廃した印象を感じさせるものでなかなかです。
ただ池袋サンシャインの背景だけはかなり間抜けで浮いています。
この背景を指して「墓標のようだ」なんて主人公が言うのですが説得力皆無です。
それからムービーが頻繁に挿入されて、映像は問題ないのですが音声の質がとても悪いです。

文章は説明口調なところがちょっと気になります。
第一部はかなり退屈ですが、それ以降はまずまず。
ヤクザまがいや公安相手の駆け引きが面白かったです。
超常現象はありますが、ハードボイルド探偵もののお手本のような作品でした。
(6/23)

 

シグマの世界(15禁)/サイコロード(フリーソフト)

引き篭もりの生活をしていた主人公はある日友人に連れ出されお祭りに出かける。
そこで買った七色の飴を食べると、体が勝手に動き友人に乱暴してしまった。
翌日に自室で目覚めると、飼っていたハムスターが少女の姿になっていた。


選択肢あり。恋愛モノとのことですがかなり違う気がします。内容に関わるので詳しくは触れませんけれど。
全コンプリートまで約一時間とありますが嘘です。私は六〜七時間かかりました。
また、15禁ですが18禁相当かもしれません。男同士もあり。むしろそちらのほうが多いです。

システムは問題なし。シーンスキップもあります。ただあまり使うことはありませんでした。
BGMも問題なし。でも効果音はあまり合っていません。
絵は、首より上だけなら漫研で絵が結構上手い人によくいそうな絵柄。
ノベルゲームではあまり見ないタイプですね。
ただ特にHシーンでの首から下は酷い。なんだかいろいろと狂ってます。

上のあらすじが自分でもわけわからないなぁと思うのですが、本編もそんな感じです。
時系列通りでなく話を前後させていたり、視点を頻繁に変えたりしているのですが、
そのことにあまり意味を見出せませんでした。
また設定も説明不足なのでかなり読みにくいです。
重い話なのにどこか軽く、上滑りしてしまったというのが読後の感想です。
(6/24)

 

三角関係/あおいはる工房(フリーソフト)

強い日差しが照りつける夏のある日。
昼間は最近疎遠になっていた恵と久々に馬鹿をやり、夜に由香と会った。
あのときから丁度一年後の日だった。


選択肢あり中編、残虐志向型しあわせ探求アドベンチャーとのこと。ほんのり性描写もあり。
システムは次の選択肢まで一瞬でいけたりしますし、他も問題ありません。
効果音で、真夜中にミンミンゼミが鳴く場面が何度もあるのがとても気になります。
絵は表情豊かでとても良いです。三日月のように弧を描いた口が怖すぎ。

話はギャグ・シリアス共に好みが分かれそうだなという印象。
ギャグシーンはかなり面白かったです。
表情と相まって思わず笑ってしまう所がいくつもありました。
シリアスも、息を呑むようなシーンがありました。
しかしそれはごく一部で、真剣なシーンなのにギャグを持ち込んで、
せっかくの見せ場を台無しにしてしまっていることが多かったのが残念です。
それに話の背景や結末を端折りすぎていると感じました。
また、これがゲームだとわかっての発言(ユーザーが望むなら、等)を登場人物にさせるのは萎えます。

登場人物がなかなか魅力的に感じました。
といっても主人公は肝心なところでヘタレで、前述の真剣なシーンを壊す張本人。なのにモテる嫌な奴です。
由香は薄幸の天然なのになんでもこなすオールラウンダー。とても素晴らしいお方です。
一番お気に入りなのが恵。普段馬鹿をやっているから出せない、出しても本気にされない本音が痛々しくて切ないです。

ギャグシーン、シリアスシーン、登場人物、表情など個々はとても良く、かなり楽しめました。
それだけに全体としてみるとそれぞれを生かしきれないままだったのが、本当にもったいないです。
(6/26)

 

愛の激情――昼下がりの人妻――乙女)/とも&ゆりGAMEZONE(フリーソフト)

昼下がり、退屈な時間を過ごす一人の主婦。
そこへ、さまざまな男性達が訪ねてきた。


選択肢あり。ネオロマンスネタゲーム。三十分〜一時間くらいで終わります。
システムは不足なし。
私はトゥルーエンドを見つけるのにちょっと手間取りました。

クラブでママさんの昔話を聞いているかのような語り口と音楽、
それに夢見すぎな主人公と現実のギャップにくすっと笑ってしまいました。
まあ、本人が幸せならそれでいいじゃないですか、ということで。
(6/28)

 

愛の下僕――昼下がりの女王様乙女)/とも&ゆりGAMEZONE(フリーソフト)

国王の娘として生まれた桃子だったが、継承権はなく一年前から庶民として普通の生活を送っていた。
しかし国王が鬼に襲われ意識不明に。その鬼は女性を襲わないらしい。
白羽の矢が立った桃子は、五人の下僕を従え鬼退治へ向かうのだった。


選択肢あり、ネオロマンス女王様ゲーム。二時間ほどで終わります。
システムなどはやっぱり問題なし。
「乙女ゲーム好きなプレイヤーの、横っ面を張り倒すために作られたゲーム」
とのことなのですが、そこまで強烈なものとは思えませんでした。
…私の乙女向けゲーム好きさが足りない所為なのかもしれません。
中途半端にシリアスなエンドが多すぎる気がします。
でも、二兎を追うものは一兎も得ずという言葉を実感できる作品です。
(6/29)

 

風の殺意/風の殺意制作委員会(フリーソフト)

おすすめ
(6/30)

 

秘密の薔薇(BL)/GAM(フリーソフト)

切り裂き事件が起こっている学園に通う主人公は、
ふとしたことから悪魔を呼び出してしまい、共に行動することとなった。


選択肢あり。天使や悪魔がらみの事件の謎を解く話。一時間ほどで読み終わりました。
システムはセーブすると直前の選択肢まで戻されてしまうのが面倒くさいです。

全体的に説明不足。
いままでに全く出てきていない人物の名前を選ばせて、それがルート分岐に関わってきたりしますし、
それらの人物が登場しても過去のエピソードにほとんど触れられていないので主人公の想いについていけません。
最終的な解決方法も各ルート同じようなものでワンパターンです。
主人公が呼び出した悪魔が可愛かったのは良かったです。
(7/1)

 

真夜中をきりとって/とも&ゆりGAMEZONE(フリーソフト)

クリスマスイブ、死にたいと思った絵美はふらふらと真夜中の街をさまよい歩く。
そこで一人の少年に出会った絵美は、ある事件に巻き込まれてゆく。


選択肢あり、サスペンス、やや女性向け。二時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽はほぼ問題なし。
強いて言えばタイトル画面でスタートやロードにカーソルを合わせたときに鳴る効果音がうるさいくらいです。
立ち絵では室内に入るとコートを脱ぐところが細かいです。

ずいぶん早とちりや勘違いが多い話だなという印象。
それに事件と主人公の死にたいという心情の解決があまり繋がっていなくて、
どっちつかずのままなんとなく終わってしまったように思いました。

話は一般ルートと妄想たくましい腐女子ルートに大別されます。
スタッフロールが出るエンドは一般ルートのほうが良かったと思いますが、
それ以外のエンドはおおむね腐女子ルートのほうが壊れていて怖いと思いました。
(7/2)

 

もうひとつの水の記憶乙女15禁)/とも&ゆりGAMEZONE(フリーソフト)

親友を死なせてしまったという悔恨から別の学校へ編入した水上理真。
しかしそこには親友とそっくりな男がいた。


選択肢あり、女性視点恋愛もの。二〜三時間で読み終わりました。
システム、音楽は問題なし。
立ち絵とほとんどのイベントCGはシナリオ担当さんが描かれていて、古い感じの絵柄です。
残りのイベントCGは別の方が描かれているのですが、かなりギャップがあります。
ある意味効果的…でしょうか。

話は、好きになる過程の描写が不足しているように感じられましたが、
中盤から後半にかけて重苦しさが伝わってきて良かったと思います。
(7/3)

 

4号館の事件/INFINITY(フリーソフト)

ある男が五人の愛人のために建てた五つの館。
そのうちの四号館は愛人の一人が営む下宿屋だった。
そこに住む新聞記者の房枝は寒い冬の晩、死体を目撃する。

選択肢あり、大正ミステリー、30分ほどで読み終わりました。
システムは自作らしいのですがこれがどうにも使いにくい。
いろいろと言いたいことはありますが集約するとこの一言。
「右クリック(キャンセルボタン)を有効活用してほしい」

ただ故事の引用などがされている話なので、
注釈システム(特定の単語にカーソルを合わせると説明が出る)は良いです。
話はかなり駆け足であっけなかったです。
(7/4)

 

DAGGER -chapter of red-/The sense of sight(400円)

アイシス、セレノア、リースシナリオが収録された「DAGGER」の後編。


セレノアが可愛い!
特に初めてセレノアの家へ行った次の日ティストを引き止めるところがもう…!
でもリースシナリオのアイシスも良い。
アイシスシナリオ以外ではティストが教えなくてもかなり強くなってしまうのでちょっと寂しかったのですが、
今回は目の前で心身ともに成長を見られて嬉しかったです。

システム面では「chapter of blue」のときもそうだったのでいまさらかもしれませんが、
タイトル画面からロードを選ぶとキャンセル(タイトル画面に戻る)できないのが少し気になりました。

シナリオですが、セレノアは「最後の数日」の前の場面にとても緊迫感があって、
身を乗り出しながら読み進めていたのでこの展開はちょっと肩透かしでした。
でもやっぱり全編にわたってセレノアが可愛い。

リースシナリオは後記でも語られていたようにDAGGERシナリオとでも言うべきもので、
そのせいでリースの影はものすごく薄いです。最終決戦でもいないようなものですし。
それに他の女性陣は皆思いやりに溢れているので、リースの我侭が際立ってしまっています。
途中にあるリースの決意も、以降しっかりとやれているかどうか確認できなかったので説得力に欠けました。
実際ラストシーンを見るとできてなさそうですし…
また最終決戦前のティストも我侭です。
咄嗟のことならばまだしも、じっくり考えてその選択をしてしまうのかとイライラしました。

しかし、何度でも言いますがアイシスやセレノアが可愛くて、皆と過ごす日々や闘いが面白い。

ほんの僅かな期間の、だけど濃密で壮大な物語。本当に楽しめました。
おすすめ
(7/7)

 

秘密のカンケイ−渚と桜−(18禁)/ソフトさ〜くるクレージュ(1800円)

幼馴染で引っ込み思案な渚、明るくて世話焼きな桜。
どこにでもいるような二人だが、主人公だけはその秘密を知っていた。


コマンド選択型フタナリ&マゾ娘 奴隷アドベンチャー。
エロメインな作品はあまり書くことがないので自分の性癖ばらしとかになってしまいます…。

この作品は去年の冬コミ発表。そのときは嫌いな絵じゃないけど特に買う要素もないなとスルーしました。
しかし今回後述の「Exhibitionism」を買うにあたってついでに他の作品紹介ページを
見ていたところ「ふたなり」ということを見落としていた事実が発覚。
そのようなわけで購入することとなりました。

ここからは作品についてですが、なんだか桜の声が幼い感じがして快活さに欠ける気がしました。
それに桜をいじめるのがメインでふたなりさんを攻める場面があまりなかったのが残念でした。

シーン回想がHシーンだけでなく通常のシーンも出来るのが嬉しかったです。
(7/8)

 

Exhibitionism 露出性癖(18禁)/ソフトさ〜くるクレージュ(1500円)

平日の夕方、人のまばらな電車内。
近くに座っているのは一人の女の子だけ。
主人公はふとした拍子に彼女のスカートの中を覗いてしまった。そこには…


コマンド選択型露出アドベンチャー。
システムは私がプレイしたクレージュさんの作品の中で一番良かったです。
特に通常のボイスとHシーンで流れ続けるあえぎ声の音量設定が個別に出来るところと、
シーン回想内で文章の読み返しが出来るところが嬉しい。
一つ注文をつけるならボイスリピート機能がほしいです。今回声が良かったのでなおさら。

そのようなわけで声も良いですが、絵も可愛いです。
ただパンツはいてないHシーンは多くても胸をはだけたシーンが少ないのは残念。
電車内という場所柄周囲の目の問題で仕方ないところではありますが。
…それ以前の問題だろうという意見は却下。

あまり分量はありませんし、余計なものを省きすぎて小さくまとまってしまった感じはあります。
せめてエンディングだけでももうちょっと長くしてほしかったと思いました。
でも電車というのは自分の中でポイント高いですし、
絵、声、システムなども良かったのでなかなか楽しめました/使えました。
(7/9)

 

夢見町まほ〜事変(18禁)/夢見奏(2000円)

立花小麦は魔法の国の住人、レミーに女の子と間違われ、魔法少女にされかけてしまう。
結局魔法少女にはなれなかったが、その儀式で消費した魔力を盾にレミーから脅され、
他の女の子を魔法少女にする手助けをさせられる。
そのために必要なことは、魔法の変身アイテム「ぱんつ」を女の子にはいてもらうことだった。


選択肢あり、魔法少女もの。四、五時間くらいで読み終わりました。
体験版感想は
こちらの5/12参照。

ロード時間が微妙にかかるのがちょっと気になります。
あと、変身シーンをムービーにしろとは言いませんが、せめて音楽くらいは鳴らしてほしいです。

話は前後の繋がりがあまりなくてちぐはぐな感じがしました。
それに三ルート中二ルートで最初に変身するエピソードのあたりが省略されていて、
でも特に効果的な演出とも思えず首をかしげてしまいました。
シリアスシーンも今ひとつ深刻さに欠けていて、総じて中途半端でした。

頻繁に挿入される小ネタには面白いものがありましたし、主題歌は結構好きです。
しかし…しかしぱんつを脱ぐと変身が解けてしまうので魔法少女服着たままエッチはほとんどありませんでした……
穿いたままズラせば良いのに!


ここ三日はエロメイン作品ゆえちょっと暴走気味です。
(7/10)

 

Come, ye disconsolate(BL15禁)/UNITE Projects(フリーソフト)

病院で目を覚ましたちがやは共に事故に巻き込まれた友人の光希と間違えられていた。
光希とちがやは兄弟でもないのにとてもよく似ていた。
ちがやの葬儀はすでに終わってしまったと言う。
お金も身よりもないちがやは、光希として生きていく決心をした。


選択肢あり、ミステリー?三、四時間くらいで読み終わりました。
謎自体は全て真相が語られる前に感づいてしまったので、驚きはありませんでした。」

最長で20日間場所選択を行うのですが、特に最初のうちはなにをしていいかわからず、
記憶喪失のうえ、他人の家を彷徨うという心細さが感じられました。
そのようにルート確定するまではかなり自由度が高く普通なら矛盾が出てきそうなところですが、
しっかりとその部分の文章が変更されていて細やかなつくりだなぁと感心しました。
(7/11)

 

White Epilogue/ReIce-zero-(フリーソフト)

一年前から付き合いだした城崎朝陽と日乃葵は二人の世界を作り出してしまうほど仲が良かった。
新聞部に所属する彼らは都市伝説「連続失踪事件」を記事にするため調査を開始する。
調べていくうちに、それは単なる噂話ではないことがわかっていった。


選択肢なし、純愛。超常現象もあり。三、四時間ほどで読み終わりました。
話は「本編」の急展開後「明かされる真実」で別視点から本編の裏側が語られ、
「白い結末」はそれを踏まえて本編の続き。「その後」が後日談という四つで構成されています。
音楽はフリー素材ですが、特に「白い結末」で場面に良く合っています。

序盤のいろいろな違和感が「本編」の終わりから「明かされる真実」で説明されるのですが、
こちらはああ、そうかという程度で驚くようなものではありませんでした。
また失踪事件の犯人関連は話を盛り上げると共に水を差してしまった感があります。
それよりも印象に残るのがお互いの、特に朝陽の葵に対する想い。
「明かされる真実」での一年前の彼は誠実でとても好感が持てました。
「白い結末」での彼はとても格好いいです。
そして、「その後」は彼の人柄とそのときの感情がありありと思い浮かべられる文章で、
最後の最後にして一番好きなシーンです。
そのおかげで根本的な設定は語られないままでしたが、心地よい読後感を味わうことができました。
(7/12)

 

夢見の丘/KUROFUNE PARADISE(フリーソフト)

魔法使いの里に生まれたソフィ。しかし上手く魔法が使えず落ち込んでいた。
そんな彼女に声をかけたのは、里で一番の魔法使いのヨシュアだった。

選択肢なし。教訓話。五分くらいで読み終わりました。
声と演出はまずまず良かったですが、話そのものはあまり印象に残りませんでした。

read meテキストに「スペックによっては動作が遅くなります」という意味の文章が書かれているのですが、
もっと言葉遣いに気をつけたほうがいいのではと思いました。
それとサイトURLも書いたほうがいいと思います。
(7/14)

 

それじゃあ、またね。/LUNA BLESS(フリーソフト)

主人公は電車内でうなされていたところを向かいの席に座っていた女性に起こされた。
他に誰も居ない車内で、彼女はこのあたりに出るという自縛霊の話を始める。
話の途中でトイレに向かった主人公は、一人の少女に話しかけられる。


選択肢なし、両手に花(多分違います)のちょっと不思議な話。30分もしないで読み終わりました。
システムはいくつか気になる所がありますが、一本道で短い話なので普通に読む分には問題ありません。
車内の背景が真新しく、寂しい路線という作中の言葉と合っていない気がします。
主人公の絵が手抜きなのも気になるところ。
しかし背景の中に佇む人物、カメラワークなどの演出はかなり良いと思います。

心温まるちょっとしたひとときを味わえる作品です。
(7/15)

 

セブンシア(乙女)/クイーンオセロット(フリーソフト)

空に浮かぶ島、セブンシアにはラスナイと呼ばれる人々が住んでいた。
彼らは地上に降り、親しくなった人を同じラスナイにすることができた。
成人になったばかりのスーンもそんなラスナイの一人だった。


選択肢あり、恋愛もの。中〜長編。
途中に選択肢があるもののストーリーに変化はなく、最後で好感度によって各エンディングに分かれます。
エンディングは十四種類(誰とも仲良くならないエンド含む)あります。
結構分岐条件が厳しく、全部のエンディングを見るためにははじめの方からやり直さなければならないので
同じシーンを何度も通る羽目になり面倒くさいです。

システムは本編を読む分には問題なし。ちなみに好感度の上下する選択をすると音が鳴ります。
CG鑑賞はサムネイルなどがなく最初から一枚ずつ表示のため、
最後のほうの絵を見ようとすると延々クリックすることになります。

話は、最初主人公が何をするにも無責任で反省の色がなくかなり気に入らなかったのですが、
最後の方は成長…といえるのか、相変わらず真っ直ぐですがそれが良く思えてきました。

でも、過去に悪いことをしているままではラスナイになれない、
その場合は勧誘したラスナイが過去に行ってその行いを正してくる、という決まりがあり、
いくつかのエンディングでそれがされるのですが、あまりに簡単に過去を変えすぎです。
過去を変える葛藤もなければどうやって悪いことをさせないようにするかという試行錯誤もない。なので感慨も湧かない。
ラスナイになるかどうかの逡巡もほとんどないですし、
各エンドへの分岐後をもっと盛り上がる場所にすべきなのではないかなぁと思いました。
(7/16)

 

消火栓/SquareBox(フリーソフト)

山奥にある高校のバスケ部は夏休みに学校で合宿を行っていた。
そこへ寮生活を体験するために二学期から転校してくる予定の生徒がやってくる。
なんとなく薄気味悪いその転校生がきてから、いろいろな事件が次々と起こるようになった。


選択肢あり、推理・サスペンス。四時間くらいで読み終わりました。
推理そのものの難易度は低めに感じました。
犯人マークシステムというのがあり、マークした人物によってその後の展開が変わったりします。

システムが悪いと聞いていたので覚悟していましたが、普通に読む分あまり気になりませんでした。
ただいろいろと試行錯誤が要求されるゲームなのでそういうことも考えるとかなり不便です。
それに、セーブまわりでエラー多発したのにはまいりました。
セーブ関連ではわざわざセーブデータをファイルに保存しなければならないので、
いちいち名前をつけなければならないのが面倒です。

そんなことがあったので話に集中できなかったのが残念。
それに犯人の動機とか、もうひとつの事件とかが話の流れと関係ないところで完結してしまっているので
なんとなくもやもやした気持ちがぬぐえませんでした。
それが得体のしれない不安感に一役買ったといえなくもないのですが…
ただ文章そのものは読みやすかったですし、
女の子の言葉や仕草の描写が良いと思いました。
鈴原さんや五年後の武藤くんシナリオの彼女がとても可愛いです。
(7/18)

 

さよならのかわりに/pirka(フリーソフト)

中学二年の夏、ダムに沈むことが決まった村で、少年と少女は別れを告げた。
それから十数年。ダムが完成して…


選択肢ひとつだけ。少年少女の青春もの。三十分もせずに読み終わりました。
短いので気になりませんがセーブがなかったり、エンディング後タイトルに戻らなかったりします。
それと明朝体推奨ということでフォント変えずに読みましたが、背景が白いところでは少し見難かったです。

話は淡々と進みます。別れのやりとりが初々しくて、本音を言えないもどかしさが出ていて良かったです。
エンディングは二種類。私はダム完成一年後エンドの方が好きです。
完成五年後エンドの方は若干説教くさいというか、綺麗にまとめすぎている感じを受けました。

選択肢は一つだけなので攻略の必要は皆無ですが、押しすぎてもダメ。
もちろん引きすぎてもダメでしょう。
重要なのは、じらし…といったら身も蓋もありませんね。
(7/20)

 

かわるがわるにTurn-on☆(18禁)/同人ゲーム 作 ら な い かスレ(フリーソフト)

芝宮家のおぼっちゃん、芝宮 悠太は許嫁の羽南 紗英里とメイドの篠寺 香里に板ばさみにされる毎日。
今日も朝から香里さんが御奉仕中のところに紗英里が乱入して…


選択肢あり、メイドと幼馴染とイチャイチャ。三十分ほどで読み終わりました。
そのくらいの長さの話なのに絵がたくさん(差分含めず16枚)あって、さらにいろいろと動きます。
基本的なシステムもこの長さなら不足ないです。スキップが早いのも良い。

話はあってないようなものでほぼHシーン。
音楽や絵などと併せてポップな感じがします。

フリーのエロゲーとしては十分に合格の出来。
便利な世の中になったものです。
(7/21)

 

育成日記(乙女)/Water colors(フリーソフト)

人工生命を作り出した研究グループに所属している主人公。
その人工生命体の育成を無理矢理押し付けられてしまった。
不満たらたらながら主人公は慣れない子育てをすることに。


選択肢あり、育成シミュレーション、三時間くらいで終わりました。
育成パート、ノベルパートともに大きな問題はありませんが、
既読スキップにしていると未読で止まりきらなくてバックログをする羽目になることがちょっと気になりました。
それと平均的に育成、または先週と同じ育成という項目が欲しいと思いました。

話はかなりあっさりめ。
エンディングコンプリートすると現れる裏育成日記のほうが
じじいメインで印象的ですがこちらもやっぱりあっさり。
でも雷門と主人公、アドルフと主人公のコンビが良い。
他の登場人物もそうですが主人公と絡んでこそ本領発揮してます。
そう考えるととても良い主人公だなと思います。みんなから愛されているのもわかるというものですよ。
(7/22)

 

樹街 Ver.0.80/篝火(フリーソフト)

傷を負い、気を失っていた天城 囚を介抱した於守 真帆。
互いに互いを変な奴と思いつつも、二人は打ち解けていった。


選択肢なし、少年少女の交流、それにアクション。一時間ほどで読み終わりました。
スタッフロール後うんともすんとも言わなくなったり、
「タイトル画面に戻る」を選択するとタイトル画面の動作がおかしくなりますが、
一本道なのでさほど問題はないかと。

一枚絵は良いなと思いましたが、立ち絵は輪郭がはっきりしていないので実写背景とは合っていません。
その一枚絵が多用される冒頭のシーンは微笑ましくてお気に入り。
しかしアクションシーンはいまひとつ。ただ文章を羅列しているような感じを受けました。

純粋に人同士の交流を描くだけで、特殊能力とか通り名とかそういう設定はいらなかったんじゃないかなと思いました。
(7/23)

 

その想い言霊にのせて/篝火(フリーソフト)

言霊は世界を変えてしまうほどの力を持っている。
そのため、彼女は言霊使いを封印する。
言霊使いの噂を聞いた彼女は、とある田舎町の病院を訪れた。


選択肢なし、コミカルでハートウォーミング。三十分くらいで読み終わりました。
システムは「樹街」と全く同じ。

絵は一癖ありそうな、含んだ表情が上手いと思います。
話はちょっと印象薄かったかな、と。
決して悪い出来というわけではありませんが、
連作の中の一つというのならばともかく、これ単体ではかなり物足りないです。
(7/27)

 

ru-pu/篝火(フリーソフト)

月曜日、遅刻した。屋上で見知らぬ女の子と会った。
月曜日、遅刻した。屋上で見たことがあるような女の子と会った。
月曜日…


選択肢あり、ループもの、一時間ほどで読み終わりました。
システムはやっぱり同じく。今回うんともすんとも言わなくなるのはスタッフロールが出る終わりだけですが。
しかし本編終わり→タイトル画面に戻るときの画面の切り替わりが遅い。
ループものでこれは痛いです。
それに選択肢によってはラストで聞いたことのない名前が出てくるのでルート調整が必要かと。

絵は「樹街」と同じ方で、今回立ち絵の違和感はなかったですが一枚絵は前回のほうが好き。
話はこの三作の中で一番良かったです。
導入から徐々に盛り上がって最後綺麗に幕、というようにしっかりした流れが出来ていたと思いました。
(7/28)

 

Limited Humanoid/Project Lips(フリーソフト)

一日三分しか動くことのできないヒューマノイド。
その三分ですることは、いかに学習し、屋敷のどこかにいる博士を見つけることができるか。
今日も彼女は目覚め、博士を探す。


コマンド選択。リアルタイムで博士クエスト。一周三分です。
起きた時間によって博士の居場所が変わるので、
その行動を推測したりメイドさんに情報を聞いたりして博士を見つけるというゲームです。
説明書きを読まずにはじめたので、何周かするまでパソコンの時計と連動しているの気付きませんでした。
そのくらい行動がほぼ三分で終わっていたということで、この時間配分はすごいと思いました。

ただ、博士はいつ見つけても同じことしか言わないので、三回会ったらお邪魔キャラ。
見つけたら強制的にエンディングなので、ええい、そこをどけ!私はメイドさんに会いたいんだ、となります。
メイドさんとの交流以外が味気なさ過ぎるのが残念でした。
(7/30)

 

女教師・美喜 〜濡れて揺れる禁断の総集編〜/Project Lips(フリーソフト)

荘厳寺美喜が赴任した吉槌学園は超名門校。
だが、その学園には千の規則があった。
解雇される人間が後を絶たない中、美喜の教師生活が始まった。


選択肢あり。荒唐無稽影絵ノベル三部作の総集編。一時間ほどで読み終わりました。
下手な立ち絵よりも感情表現豊かな影達が繰り広げるお馬鹿な宴に笑いました。
ちなみに選択肢を間違えるとバッド直行ですが、そこでの一言コメントも面白い。
ただ、基本的に三話とも似た展開なので第一話で感じたほどの面白さはそれ以降なかったです。

…ほとんど教師らしいことをしていないのは気のせいでしょうか?
ともかく、この作品を作るきっかけになったという
サンダーボルトシリーズを即ダウンロードさせるだけのインパクトがありました。
(7/31)

 

雪と手袋/半透明舞台(フリーソフト)

霧子は帰り道で大学の先輩である晶也を見かけた。
彼はかじかむような寒さの中、いつも身につけていた手袋をしていなかった。
ポケットから手袋がこぼれ落ちる。彼は右手で拾いかけて、左手で拾いなおしたのだった。


選択肢なし、ミステリ。一時間ほどで読み終わりました。
マウスホイールでバックログできないのがちょっと面倒くさいです。

ゆったりした音楽のなか、ゆったりと謎がほどけていきます。
手袋をしていなかった理由の大筋は簡単。
でもそれから二ひねりくらいあって、なかなかお洒落な話でした。

しかし、この作品を読み終わった後には、誰しもこう呟くはず。○○…恐ろしい子!、と。
(8/2)

 

L乙女)/TRANSPARENCY(フリーソフト)

誰も近づこうとしない白城に、千年をはるかに超えた時を生きている魔女が住んでいた。
魔女、ユージェニアスは長き眠りから目覚める。しかし眠る直前の記憶が思い出せない。
困惑する彼女はだったが、ふと城に近づいてくる人間の気配を感じた。


選択肢あり、人外ロリ
×無邪気青年。三時間ほどで読み終わりました。
表示速度が変更できないのと、おまけモードで使えなくなる機能があるのが残念。

前半はお城で暮らす日々。能天気なイブキに戸惑うユージェニアスが微笑ましいです。
エンディングはトゥルー、グッド、バッド
×3。
おまけもいろいろと豊富。バッドエンドに対応して出てくるおまけシナリオがどれもはっちゃけていて良いです。

選択肢は六つだけですが、選択が合っているかどうかが結構分かりにくかったのでかなり迷いました。
…サイトに攻略があったのをコンプリートしてから気がついたので。
トゥルーはユージェニアスの変化が嬉しいけれど切ない。
でも、グッドエンドの方が好き。二人共幸せならば、それでいいじゃないですか。
(7/26)

 

夏夢海詩 フリー版/AFTER CARNIVAL(フリーソフト)

八年前に別れを言えなかった幼馴染から手紙が届く。
夏休み、主人公はその手紙を手に、故郷へと戻ってきた。


選択肢あり、特異能力ありの恋愛もの。中編。

主人公が好きになれませんでした。
自分が全面的に悪いのにそれを棚に上げて癇癪をおこしたりするのでイライラします。
それに照れ隠しやツッコミでヒロインを殴りすぎ。私の笑って見ていられる範囲を超えてます。

また、トゥルーエンドでの解決方法がどうもすっきりしません。
詳しくは書きませんが、それまでの出来事や想いの大部分が軽く扱われてしまったと感じました。

それ以外のほとんどのシーンは特に問題なく、まずまず楽しめましたが、
私にとっては気になるところが目についた作品でした。
(8/13)

 

しぇいむ☆おん/ツンデレ喫茶製作委員会(フリーソフト)

おすすめ
(8/1)

 

終末によせて/とおくできこえる デンシオン(フリーソフト)

二ヶ月前に世界が終わることが知らされた。
そこで起こった混乱もとりあえず落ち着きを見せていた。
とある街の、六人の男女の終末までの一週間。


選択肢なし、終わる世界でそれぞれの過ごし方を描いてます。一時間ほどで読み終わりました。
文章と音楽から優しさが伝わってくる作品です。
特に音楽はどれもゆったりとつつみこむような曲ばかりでした。
でも逆に無音の場面で、ここは音楽鳴らしたほうがいいのにと違和感を覚える箇所がいくつかありました。

話は、稔と祥子が海へ行く一連のシーンや、隆宏にからかわれるシーンなどが良かったですが、
なによりも他の四人とほとんど関わりのなかった子供二人の最後の日が、
微笑ましさと悲しさ、希望と無情を同時に感じさせる終わり方で印象的でした。
(8/3)

 

It's so flogging molly/とおくできこえる デンシオン(フリーソフト)

取り壊されることになった小学校を、シンタは訪れた。
そこでジャケットを女の子に持っていかれてしまい、鬼ごっこをする羽目に。


選択肢なし、郷愁、三十分ほどで読み終わりました。
特に大きな出来事もなく、終わり方もはっきりと終わるわけではありませんでした。
本当に親しげに感じる言葉遣いが良かったと思います。

ほんのり暖かくて、懐かしさに胸がちょっぴり締め付けられるような話でした。
(8/4)

 

風雲相討学園フラット 完全版/相討ちネガティブギャング(フリーソフト)

おすすめで紹介した風雲相討学園フラットに番長シナリオを加えた完成版。


番長シナリオは最初にどのヒロインかを選ぶだけで他に選択肢なし。二時間ほどで読み終えました。

確かに番長シナリオはなかなか良いですし、
ヒロインとのイチャイチャも楽しいです。
しかしヒロインを変えても番長関連のところはほぼ共通なので、
六回も同じ文章を立て続けに読ませられると話は別です。
スキップもあまり早くないので時間がかかって仕方ありません。
番長シナリオと各ヒロインとの後日談を完全に分けてしまっても良いのではないかと思いました。
(8/14)

 

魔法使いの見た夢/Project Lips(1500円)

子供のころにある老人から魔法を授けてもらった主人公。
それを使うことはほとんどないまま青年となり日常を過ごしていた彼だったが、
金髪碧眼に白いドレスの少女ミカエルと出会い、非日常の世界へ身を投じていくこととなった。


選択肢あり、魔法活劇。中編です。
体験版の
感想でも書いたとおり、システム面では問題なし。

話は二つのルートがあり、片方を読み終わるともう片方のルートへの分岐が現れます。
また全部読み終わるとCGモードに後日談が出現します。
これがすごく気付きにくかったです。知らずに終えてしまった人もいるのでは。

一つ目のルートは王道ルート。
敵が情けとか余裕とか油断とかしてばかりなのがやや気になりますが、
それでも最終決戦の結末は熱かったです。

二つ目のルートはミカエルの問題解決ルート。
こちらは敵方の頭脳プレイが読み応えあります。
また日常も楽しくて新キャラもエロいです。
主人公がヘタレでイライラしますけれど。
それに最終決戦で新キャラのことを全く考慮せずに解決してしまったのもちょっと…と思いました。

全体としてはやや説明的に感じるところがいくつかあったのが気になりました。
また終盤の主人公が抱いているのは酷く自分勝手な正義なのですが、それを貫いている所には好感が持てました。

主人公とミカエルの関係は最初から最後まで苦難は多々あれど甘かったです。
それにそういった描写は特にないのになんとなく「懐かしい」という感情を抱きました。
普遍的な恋人同士の関係が描かれてるから、と適当に理由を考えてみましたが、実際のところは不明です。
ともかく、ああ、良いなぁと率直に思える二人の関係でした。
(12/26)

 

 

(体験版)

ですろり(現時点では15禁)/機械式少女

期待
(3/21)

 

io ver0.51/すぺ(フリーソフト)

愛王学園園芸部の部員は好き勝手に日々を楽しんでいた。
だが世界にイオNMという病気が発生する。
部員達はこれを人為的な陰謀と考え、解決に奔走する。


ひどくわざとらしいユートピアがとてもありがちに崩壊していく話。
絵に描いたような登場人物にどこかで見たようなシーンや主張。
ラストは唐突に小難しい概念によるバトル。
どうにも書き割りのようなツギハギで作り物めいた印象があります。

絵は悪いわけではないですし、どこかで見たようなということは
それだけよく使われている設定ということなので、
そういう印象を抱かなければとても居心地の良い話に思えるかもしれませんが、私には無理でした。
(4/27)

 

Myth 最終体験版(18禁)/Circle Tempo

影がなく、争いがない世界に生きる命人。
それに僅かな疑問を持ちつつ生活する彼の目に、影を持った少女が映る。
なんとなく少女のあとをついていった彼は、影のみが居る世界を目の当たりにする。


気になる点は画面の切り替わりなどで重くなるところ、
勝手にオートモードになって一回終了しないと元に戻らないことがあったところ、
セーブロードやおまけモードで画面が変になるところなど。

話は、なんだか前半があまり面白くないと言う意見を目にしますが、普通になかなか楽しめました。
そのかわり?に中盤の場面転換は確かにぞっとしましたが、
事前に期待しつつ読んだためかすごくというわけではなかったです。
15日目以降の世界観説明もかなりわかりにくいと感じました。

でも、13、14日目は音楽から文章から絵までなにもかも滑稽で、とても良かったです。
ボール遊びのシーンなんて思わず笑ってしまいました。

とりあえず15日以降語られることについて、具体的にどうなってしまうのかが読みたいですね。
まだまだ語られていない部分はありそうですし、これから先、どうなっていくかが気になります。
(6/9)

 

Hell's Gate 体験版/PARALYZE POISON

天使と悪魔が二分する世界。
悪魔側のとある城でエルは門番をしていた。
そこへ、ユウと名乗る天使がやってくる。


体験版(第一章のみ)ということで短いかと思っていましたが、
終わるまでにかなり時間かかりました。ちなみに選択肢はありません。

演出の仕方にこだわって流れを切ってしまっている印象を受けました。
演出そのものもあまり効果的には感じられませんでしたので、
場面によっては削ってしまうことも必要だと思います。
また文章と絵が合っていないことが随所でありました。
止まらないか確かめるだけに終わらないテストプレイが必要だと感じました。

話は、エルの自分勝手さと情緒不安定さが激しいので、
不幸な目にあっても共感できませんし、それが解決しても素直に喜べません。
ですが、友人達との食べ物をめぐる醜い争いが面白いと思いましたし、
昔語りのシーンでは文章や背景、音楽が壮大な感じがして良かったです。
(6/13)

 

ずろうの棲処 前編/キタユメ。

期待
(6/14)

 

BarjonaBombers 第一話/キタユメ。

失恋の痛手から高校にも行かずうじうじしていた主人公。
それを見かねた父親によって遠く横浜の高校へ強制的に編入させてられてしまう。
そこで主人公は変人ぞろいの放送部の連中に目をつけられる。


第一話ということで一時間もせずに読み終わります。
登場人物がいっぺんに出てきて名前を覚えきれません。
なのでどこか他人事のまま読み終えてしまいました。
一人ずつ別にエピソードを設けてほしかったです。
話も、キャラクター重視の掛け合いメインといった感じで、
それぞれの印象が薄い現時点ではあまり楽しめませんでした。

演出は「ずろうの棲処」と比べるとちょっとカクカクした感じを受けますが、
やっぱり他の作品とは一線を画すものになっていると思いました。
(6/15)

 

魔傀儡1話-虚ろい記憶と確かな約束-(18禁)/ねこまみれ’

受験に失敗した主人公は山奥にある全寮制の予備校に入ることとなった。
ある日クラスメイトとなった華灯風あやめが夜にうろついている所を目にし、なんとなく後をつける。
そこで彼が目にしたものは、以前可愛がっていた野良犬を殺そうとする彼女の姿だった


選択肢あり、二時間前後。ややグロ注意。ちなみにタイトルは「あくぐつ」
どこからダウンロードできるのかわかりにくかったです。
ちなみに現時点ではトップの日記欄一番下、製造物近況報告の「−魔傀儡−」からできます。

バックログ範囲、セーブ数共に少なすぎます。
また音楽読み込み時に数秒操作出来なくなるのがイライラします。
特に昔話のときのBGMはすごく短いのですぐループして嫌。

ギャグメインの日常と、伝奇ものの非日常。
日常シーンは楽しいですがちょっとパロネタが多すぎるように思いました。なくても充分面白いのに…
非日常のほうはリミッター解除するごとにパワーアップするけど理性が危うくなるという設定。
これを理由にエロも葛藤もこなせる標準的な仕様です。
加えて文章もあまり上手いとは感じられませんでしたが、それでも話自体はなかなか楽しめました。
特に主人公やあやめの行動には素直に好感が持てます。

システムにはかなり難がありますが、やや陵辱よりのスタンダードな伝奇として充分に満足できる作品でした。続きも読みたいです。
(6/17)

 

シルフェイド見聞録 シークエンス6/SilverSecond(フリーソフト)

誘拐されてしまったエシュター。
何とか事件が解決した次の日、エシュターはある事実を知らされる。


コマンド選択型のファンタジーギャグアドベンチャー第六話。一時間もしないくらいで終わります。
第六話について特筆するようなことはないので全体について触れます。
まず私はこの作品について、まずまず面白いですし続きが出たら読みますが、
笑い転げたりよだれをたらしたりするほどではないなと思っています。
好みの問題なのでしょうが。

絵は女の子(女装含む)が可愛くてなかなか好みです。
システムはバックログできないのが厳しいですが、
学院の階移動やフロアマップは良いなと思います。
(6/21)

 

ボアダムキラーズ ディレイレイン 体験版/BEPP

奇妙な事件が続いている町に住む坂木和也。
彼が14歳を迎えた日、中学校に飛行機が墜落した。
その後も、彼の周りにはおかしな出来事がたくさん起こるのだった。


選択肢なし。超常バトルもの?一〜二時間ほどで読み終わります。
システム面は問題なし。音楽も良いです。
絵は背景が綺麗です。
立ち絵はたまに違和感あるものがありますが整った表情は良いです。
一枚絵はかなり良いです。それの見せ方も上手い。

3Dムービーがいくつか挿入されます。
私としては頑張ってるなーとは思うのですがプラス材料ではないですね。

話は小気味良く進んでいく感じを受けましたが、文章だけではインパクト不足な気がしました。
一枚絵を用いた場面、特に屋上(家、学校共に)でのシーンは印象的でしたので、
そんなふうに絵と文章を絡めた演出を今後も多用してほしいと思います。
(6/25)

 

ANO:M@TERIA.exec プレビュー版/Aqua Lunatic 〜水面に惑う月〜

記録的な暖冬。しかしその日は寒く、月の綺麗な夜。
近衛局警備部のヒメミコ、教会の異端審問官アルマ、魔女ジェーン。
三者が集う非日常に、神楽坂 智樹は迷い込んでしまった。


選択肢あり、バトルもの?一時間ほどで読み終わりました。
システムは至れり尽くせりで色々ついています。
絵は
PlatinaCrossの月代ゆうやさん。朽ち果ての頃よりずいぶんと上手くなってますね。
画力強化期間中とのことでさらなる上達を期待します。

演出は凝ってます。画面の動かし方もそうですし、
効果音などでも薬莢が地面に落ちる音があったりとこだわりが感じられます。
ただ選択肢をクリックした後の処理などでもう少し読みやすさを優先させてほしいと思いました。

話が良いかどうかはまだ判断しかねます。
いろいろと設定が多いようなので、わかりやすく説明してもらいたいです。
登場人物ではジェーン大神がお気に入り。見えそうで見えないスカートの魔術…

今回はほぼ戦闘シーンのみなのでなんとも言えませんが、完成版は買いたいと思います。
(6/27)

 

Χ:Khi 〜サイレンス・イヴ〜 序章(18禁)/Record.(フリーソフト)

拉致事件に巻き込まれた主人公。無事救出されたものの女性の体になってしまった。
それから半年。彼は久しぶりに学校へ行くことになった。


選択肢あり。一時間ほどで読み終わりました。
システムはそれなりに備わっているものの、演出がいろいろとあるせいでちょっとレスポンス悪いです。
エフェクトをカットすれば早くなりますがそれももったいない話。
絵はメッセージウインドウ脇に表示される表情が豊かで良い。

話は、序章なのにクライマックスのような会話がされるのですが、
それまでに積み重ねたものがないので感慨もなにもあったものじゃありません。
少なくとも登場人物の基本設定くらいは作中で説明してほしかったです。
女体化とか倒錯的なのは結構好みなのでそのあたりを強調して次回以降も制作してほしいと思いました。
(7/5)

 

HARMEL 体験版 ver2.1(乙女)/TOKOTON-COUPLE

あるところに二人の姉妹が暮らしていた。
しかしある日妹は「ハーメル」という男によって消されてしまう。
残された姉は「ハーメル」を捕まえるために街にやってきたハンターと行動を共にすることにした。


選択肢あり。いまのところ明るいファンタジー。二時間くらいで読み終わりました。
システムはいろいろと揃っていますが、場面転換時の暗転がちょっと長い気がしました。
それとシーンスキップで飛ばせる量が少ないので面倒くさいですし、
シーンスキップしますか?でノーを選ぶとそのウインドウが消えないままです。(7/8追記・シーンスキップ関連修正されました)
絵はさっぱりした感じでなかなか好みの絵柄。

話は会話のみで進んでいきます。
なので登場人物のことをどれだけ気に入るかで面白さはかなり変わるかと。
主人公は我が道をふらふらしつつ突き進むタイプで、それがたまにイライラしますがおおむね笑えます。
そんな主人公の相手をしなければならないディンゴが哀れで好き。
完成版は1500円(パッケージ版)になるとのこと。買いたいと思います。
(7/6)

 

くちうつしのパルス ver1.06(乙女18推)/優しい雨

莫大な遺産の相続権を持っているこなこ。
言い寄る男は数知れず。しかし男嫌いのこなこは全てを断っていた。
クラスでいじめを受けている八緒 鷹人もそんな彼女に思いを寄せる一人だった。


選択肢あり、陰謀渦巻く恋愛もの。中編です。
既読スキップが遅いです。END1と2でかなり重複するところがあるので面倒くさい。

前半で主人公が友人の裏表があるところを知ってしまったのに、
すぐ後でなんのわだかまりもなく接しているのがかなり変な感じがします。
また、END2はとってつけたような感じがします。選択肢後の行動にほとんど変化がないのも物足りない。
END1は終わる直前に新たな謎が出てきたりと十週打ち切りのような感じです。
明らかに終わりじゃなくて続く。実際に制作者の方もこれはシナリオ1で、2の制作もあると書いていますし。
よってここでの扱いも続き物(体験版)にしました。

台詞以外の地の文もちゃんと書かれていて、なかなかボリュームのある作品になっています。
特に戦闘シーンと憎しみ描写は良かったと思います。
ただ前半は難しい言い回しをしたかと思えばくだけた文章になったりとちぐはぐな感じを受けました。

登場人物では左門の、逆効果だと充分承知の上でそれでも行動してしまう不器用さと覚悟がすごいと思います。
でも、所詮脇役なんですよねぇ。
(7/17)

 

Sin 第一章〜第六章/Blue Forest(フリーソフト)

親の都合で数え切れないほど転校を繰り返してきた甲斐 樹生。
そのせいで、他人と深く関わらないようにすることが当たり前になっていた。
しかし、新しく訪れた街で、彼は大勢の男に襲われている女の子を助けることになる。


選択肢あり、日本神話をベースにした伝奇。一章が一時間前後で読める長さです。
章が終わるごとにタイトルへ戻りますか?と聞かれるのが面倒。
それとチャイムや電話が切れたときの効果音が鳴り終わるまで先に進めずテンポが悪く感じました。

話は、途中まではそこそこの出来だけれどオーソドックスすぎる展開だと思いました。
しかし、だんだんと面白くなってきました。
特に六章後半は楽しかったりやるせなかったり熱かったりと怒涛のようで良いです。
それと関連しますが味方よりも敵サイドの方が魅力的に感じました。三人娘、特に因幡がお気に入り。
それでもメインヒロインは可愛いですけれど。

五章の終わりも急展開でしたが六章の終わりも負けず劣らず。
次章の公開が楽しみな作品です。
(7/19)

 

魔法使いの見た夢 体験版 Ver0.90/Project Lips

正義の味方を夢見ていた少年の頃に出会った魔法使いのおかげで、ほんの少し魔法が使えるようになった主人公。
成長しそんな夢は抱かなくなるもどこか捨てきれず地域パトロールのボランティアをしていた。
そのパトロールの最中、主人公は自分の魔法を忌み嫌う少女を保護することになった。


体験版では選択肢なし。魔法バトル?三時間ほどで読み終わりました。
システムはほぼ問題なし。既読/全スキップ切り替え機能が嬉しい。
ただ、私は普段オートモードは使わないのですが、
今回たまたま使ったら待ち時間「長い」にしても文章を追いきれないことがありました。

絵は、美少女とか聖少女とか形容されて違和感を感じないほどミカエルが綺麗。
他の登場人物の絵柄はなんだかちょっと癖が強く感じられました。

話は、三日目の夜が悲壮感あってとても良かったと思います。
ただ、四日目の夜、ヒロインの心境が変化するシーンがあっさりしすぎていると感じました。
体験版はそのあとすぐに終わりになるので、完成版ではその続きの場面にでも変化を印象付けるシーンがほしいと思いました。
(7/29)

 

正邪闊達(乙女)/TRANSPARENCY(フリーソフト)

期待
(7/25)

 

THE MAN CALLED CRIMSON - Episode I - 体験版 Web version/因果堂Type-I.G.

恋人を殺され復讐に生きることを決めたシュヴァルツ・カント・焔。
その相手の手がかりを掴み調査に乗り出した矢先、
彼は発光する立方体を手にした少女と出会った。


体験版では選択肢なし、近未来が舞台。一〜二時間ほどで読み終わりました。
焔と少女が出会って、少し会話をしたところで体験版は終わり。

既読/全てスキップを切り替えられたりと一通りのシステムは揃っていますが、
右クリックメニューを出してまた通常画面に戻ると一回文章を読み進めないとメニューが出せなくなることと、
セーブは確認メッセージが出るのにロードは一度選ぶとメッセージが出るのにキャンセルできないことが気になりました。

文章は装飾が多い割にはその装飾自体のテンポが良いので、あまりストレスを感じずに読むことができました。
特に最初にシュトルヒが飛ぶシーンの音楽と文章が良かったと思います。
ただ現時点では焔の行動に大きく影響を及ぼしている復讐心があまり伝わってこなかったです。
冒頭で恋人が殺されたシーンが挿入されていますが、
直接的な描写や直後の焔の様子などが書かれていないので他人事のように感じてしまいました。
(8/5)

 

姫忍〜桜〜体験版(18禁)/LIMIT-MAX

家臣を連れ遠乗りに出ていた清姫は自分とそっくりの桜という娘と出会う。
たちまち意気投合した二人。
しかし、隣国の脅威はすぐそこにまで迫っていた。


選択肢あり、戦国の世で虜囚になってあれやこれや。一時間もせずに読み終わりました。
重大なものはありませんがシステムにいろいろと問題が。
ボイス再生中に左クリック一回すると文章が消えて声は流れ続けます。
もう一回クリックしてやっと次の文章へ。不思議な仕様だ…特にメリットがあるとは思えません。
ボイスの最後が途切れることが随所に見られました。
上部メニューから「メッセージを消す」を選んでもメニュー画面が出てしまいメッセージは消えません。
二つ目の選択肢あたりでいきなり表示速度ノーウェイトになるところがありました。
それに三つ目の選択肢あたりでログが保存されない不具合もあるようです。

ボイスは悪くないです。会話の微妙な間が上手く表現されていると思いました。

絵はばらつきがあるという印象。
タイトル画面や山菜のシーンなどは良いと思いますが、
総じてHシーンは今ひとつに思いました。

シナリオはHシーンが多いのでまだわからないところがありますが、
基本的なところはしっかりとしていると思います。
エロくせつないストーリーになるとのことなので、全体としての出来はこれから先のせつなさ(とエロさ)次第ですね。
(8/6)

 

愛することは生きていくこと 体験版(18禁予定)/inspire

オンラインを活躍の場とし、情報を操る者の中で特に優れた者は「エース」と呼ばれた。
オフラインを活躍の場とし、エースの情報をもとに動く私立探偵。その中で特に優れた者は「クラス・ダイアモンド」と呼ばれた。
松前市で探偵を営む主人公のもとへ、一人の女性が依頼を携え訪れる。
貧乏にあえいでいた彼は、その依頼を引き受けざるをえなかった。


体験版では選択肢なしで、近未来ハードボイルドといった印象。一時間もせずに読み終わりました。
システム画面の出かたとか、海面などの動的な演出とか、
出来事に合わせて変化する背景とかいろいろと凝っていますが、
それでいて読むのを妨げていないのが好印象。
ボイスが微妙に遅れるのがちょっと気になるくらいです

文章もわかりやすく読みやすく、それに下品な会話が軽口で収まっているのでむしろ格好良いです。
体験版ではメインヒロイン?も出てこなくて本当にさわりだけでしたが、それでも完成版が楽しみな出来でした。
(8/7)

 

Plumage Cafe第一話〜第三話/べろシティ

ある寂れた観光地に存在する喫茶店「Plumage Cafe」
とても暑い夏の日。その日に訪れた人々は皆、いろいろな問題を抱えていて…


選択肢なし、喫茶店を舞台にした連作。各話一時間ほどで読み終わりました。
文章表示速度や音量を変えてもタイトル画面に戻ったり次に起動したときには初期化されてしまっています。
それに文章表示最速にしてもあまり早くならないです。
また短い話なので混乱はしませんでしたがセーブ情報が年月日しか表示されないので、
同じ日にセーブしたデータだとどれがどれだかわからなくなりそうです。

第一話は十年ぶりに再会した幼馴染。
積もる話をしているうちに、片方が大切にしていた思い出を片方が忘れていて、という話。
子供時代の出来事が結構生々しくてちょっとヘコみました。
喫茶店でただ話をしているだけなのにそういった回想が臨場感あってよかったと思います。
ラストはお約束ですがその後を想像するととても楽しい終わり方でした。

第二話は高校生バンドが方向性の違いやら恋心やらで口論やら奇行やらする話。
語り手の女の子が押し付けがましい青臭さであまり好きになれなかったです。
でも喫茶店のマスターが良い味出してました。

第三話はろりぷに。中途半端に不思議展開なのでちょっと戸惑いました。
しかし消費MPが1と断言するとは…
低レベルではMPが少ない勇者しか使えず、一回使うごとにアリアハンに戻ってタダ宿に泊まっていた時代を知らないなんて!

値段も500円とお手ごろ価格なので、夏コミ配布の四話五話収録版も買います。
(8/8)

 

キラークイーン体験版(18禁予定)/FLAT

巨大な建築物に閉じ込められた見知らぬ男女13名。
彼らには首輪がはめられ、禁止事項に触れるとそれが爆発してしまう。
タイムリミットは三日。それまでに首輪の解除条件を満たし、生き残らなければならない。


現時点では選択肢なし、勝利者が複数出る可能性があるバトロワ。二〜三時間で読み終わりました。
システム画面が出るまで遅かったり、メニューからしかバックログできないのが面倒。

基本的に主人公視点の三人称で進むのですが、
視点の切り替えもなくいきなり「○○(他人の名前)はこう思った」など
他人の思考を断言されたりするのに戸惑いました。

しかしまあ、不満はありましたけどこのゲームずるいですね。
体験版では相手の解除条件の読み合いなどはほとんどありませんでしたが、
その設定でそういうことを含め駆け引きをされたらと思うと、続きを買わずにはいられません。

でも、シアー・ハート・アタックは出てきましたし問題なかったですが、
バイツァ・ダストなんてことになってそれに納得がいかなかったら暴れます。
(8/9)

 

図書館列車 体験版/活動漫画屋

同じ場所をぐるぐると回る環状線。
混雑時を過ぎると、そこは図書館列車へと変わる。
今日も行き先を見失った人々がそこへ訪れる。


現時点で選択肢なし、自分探し?一時間ほどで読み終わりました。
フラッシュ多用でいろいろ動くのが目に映えます。
特にCG閲覧のズームモードはぐりぐり動かせて楽しい。
でもフラッシュじゃない演出で、画面奥にある電車の扉から出入りする所を
立ち絵の種類とサイズを変えて表現している箇所があるのですが、かなり違和感があります。
それぞれの立ち絵のポーズに連続性があまりみられないことが原因だと思うのですが…
つい笑ってしまって集中力が削がれます。

話は体験版では第一話のみ。
その一話ですが、悩みを話をして間もない相手に簡単に語ってしまうので置いてけぼりにされたように感じてしまいます。
自虐の詩は良かったので完成版買いますが、このまま同じように続くと…です。
(8/10)

 

コミックデイズH 体験版(18禁)/半端マニアソフト

その漫画研究会は新入生歓迎会のクラブ紹介で、本気で漫画を描く気のない奴は入るなと豪語した。
漫画家を目指している高校一年生藤沢英樹は、やや尻込みしながらも部室へと赴く。
そこで待っていたのは、先輩たちからのエッチな調教だった。


選択肢あり、今のところ明るくライトなノリでショタ。30分ほどで読み終わりました。
シークバーという機能があって、各シーンのどのあたりまで進んでいるかを表示してくれます。
ボイスありの所はカラーで表示され、シークバー上のタブを移動させることで前後の文章へ移れます。
マウスホイール前後だと一文ずつ。シークバーの任意の場所をクリックすると瞬時にそこへ飛べます。
上手く説明できていない気がしますが、実際に体験版をプレイすれば一目瞭然。

これは慣れれば便利そうです。シーン途中の任意の場所にスキップできるのが嬉しい。
ただずっと前までバックログ(厳密にはそういう概念はありませんが)したあとに元の位置に戻るとき、
一文ずつ戻るのは面倒ですし、一気に戻ろうとするとなかなか丁度にはならず前後にずれてしまいます。
ドラッグで移動中にカーソルをずっと上に持っていくと
ドラッグする前の地点に戻るようになると良いかもしれません(スクロールバーのように)

しかしこのシステムはこういう話には良いかもしれませんが、
簡単に場面を移動できてしまうので作品によっては緊張感がなくなってしまいかねません。
デフォルト機能にはならなそうです。

話はごく普通のエロゲーといった感じ。
ショタ好きなので買いますが、全く知らないサークルさんの作品だったら買わなかったかもしれません。

余計なことかもしれませんがReadmeファイルが改行されていないのですごく見づらいです。
(追記:メモ帳以外では普通に改行されているとのことです)
(8/7)

 

雛見沢怪奇ナビゲーター 罪穢 体験版/焼肉万歳

オヤシロサマというこっくりさんの親戚のようなものをした私は、
それから毎日悪夢にうなされることになる。
解決策をオヤシロサマに求めてしまった私。
するとオヤシロサマの力か昭和の雛見沢で「圭一」として当時の出来事を体験することになってしまった。


選択する場面はありますが全て一択です。ひぐらしのなく頃に二次創作。一時間半ほどで読み終わりました。
サークルロゴ画像からいつもと焼肉万歳さんと違うので脅えました…が、良く見るとただ焼肉を焼いているだけなのですが。
パッチを当ててからしかやっていないので以前のことはわかりませんが、それでも演出過多と感じました。
もっとポイントを絞って文章ウエイトや画像表示をしてほしいです。

話は途中一箇所、レナでぞっとしましたがそれ以外はあまり怖くなかったです。
私は
引籠世界の探偵事件簿の疾走感が大好きなので、
それを意図的にか抑えているこの作品はちょっと物足りないかなと思います。買いますが。
(8/11)

 

Cutie☆Smile 〜きみと一緒に 体験版/T・M・G Factory

主人公の母親は芸能関係の仕事をしていた。
ある日帰ると家に二人の女の子が。
二人はアイドルで、しばらく居候することになってしまった。


選択肢あり、恋愛、三十分ほどで読み終わりました。
システムは前二作とは打って変わって問題のないレベル。
気になるのはスキップが遅く感じてしまうくらいです。

実は私、あまり芸能界が舞台のものは好きじゃないんですよね。
ドロドロの人間関係とか読んでて気が滅入ってくるので。
この作品にそういうシーンがあるのかはわかりませんが。
でも前二作をプレイした限りでは意外性はありませんがまずまず楽しめる作品を
作ってくれるサークルさんだと感じたので、買っても大きく外すことはないと思います。

攻略対象はおそらく四人ですが対象外の母親が魅力的すぎる。
昔ジャンプで連載していた柔道モノを連想しました。うすた先生のアシスタントの方が描いた。
(8/12)

 

 

その他

White SStories ver1.10/ReIce-zero-(フリーソフト)

「White Epilogue」と開発中?の「White Prologue」の番外編。
現時点で「橋本さん家のメイドさん」「鈴木さんと佐藤さん」「一期一会」の三話を収録。


選択肢ひとつだけ。一時間ほどで読み終わりました。
「鈴木さんと佐藤さん」はちょっとした日常。徹夜明けハイテンションは良かったですがそれだけという感じ。
「一期一会」はちょっと反則気味。プチ館モノ。
「橋本さん家のメイドさん」はちょっと良い話。みんな良い人だ。
樹君はただの完璧生徒会長様じゃないし、スミレちゃんは健気だし、雛菊さんは可愛くて一途だし。
冒頭の「メイド・すとらーいく」でお馬鹿な話だと思ってごめんなさい。
(7/13)

 

星の聖杯〜悠久のカリカドール・フォズ〜/NAOXな部屋

「星の聖杯」追加シナリオ。本編の七年前、ダーマでの出来事が描かれている作品です。

選択肢なし、DQの設定をベースにしたオリジナルストーリー、二時間ほどで読み終わりました。
本編の感想では書かなかったのですが、ロードしたときにセーブした所からではなく、
それが含まれるシーンの最初からになってしまうのがちょっと面倒です。

話はもっと早く、本編の印象が薄れないうちに読んでいたらもっと楽しめたかもしれません。中盤まではやや退屈でした。
でも山場は音楽も相まってなかなかよかったと思います。
(12/19)

 

劇場版まじかるブリンガーころな ドキわく!魔界の夏休み/さんだーぼると(1000円)

本編から一ヵ月後。夏休みをダラダラと過ごす頃奈は魔王ノエルから魔界へ招待される。
一方昴はノエルの城から逃げてきた堕天使ベリスを匿っていた。
そんな二人に由香を加え、魔界での夏休みがはじまった。


選択肢あり、魔法少女タイミングタイピングバトル特別編。中編です。
特殊効果の演出はなかなか良いのですが画面の切り替わりなどがもっさりしています。
また頃奈編をクリアすると同時上映と題して昴編を読めるようになるのですが、
わざわざ昴編のタイトル画面に切り替えなければ読めないのは不便。
同時上映なのですから上下や左右に分けて一画面で両方選べるようにできたと思うのですが。

バトルはヒット判定が四段階に分かれたためより気を抜けなくなりましたが、
それでもイニシアチブラウンドはかったるいです。
それにどんな弱い敵相手でもそれなりに時間がかかるので、
あの場面をもう一度読みたいと思ってもそこまで行くのが大変です。
一度勝利した戦闘は飛ばせるようにしてほしかったです。
一回でも飛ばした場合魔女っ子レベル最低になってもかまいませんから。

でも、敵の攻撃は変化に富んでいて熱い。
特にニャルのマッハドリルステルスとレヴィアのシン・オブ・エンヴィはおおーと声を上げてしまいました。
余談ですが敵ころながエロいです。腋とか腋とか。

音楽は劇場版テーマソング「never end」が格好よくて好き。
それにバトル中の音楽が良いもの多くてサウンドモード大活躍です。
話は頃奈編クライマックスが唐突すぎに感じましたが、それ以外は総じて面白かったです。
随所にこだわりが感じられる作品でした。
(12/22)

 

 

このページからのリンクは許可を取っておりません。
何か問題がありましたらトップページ下のアドレスからどうぞ。

トップへもどる   一つ前に戻る