おすすめ同人紹介
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おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2024無事終了いたしました。ありがとうございます。
録画(アーカイブ)はこちらです
(2025/5/25)


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最新の更新(2025/10/17)

コミックマーケット106作品感想

(同人ソフト完成版)

Sweet Flag 3/CURARE(1000円)

両親を亡くし、祖母と暮らす杜若荘奉(かきつばたしょうぶ)は人助けをできる父親に憧れ、人助けをしていた。
ある日、祠で土地神見習いを名乗るすずという青年と出会い、神様になる協力をしてほしいと言われ力を与えられる。
お嬢様学園に通う礼梅(あやめ)、難病で入院している国宝花梨(こくほう かりん)、そのメイド、星川露乃(ほしかわ つゆの)と出会い、ちょっと変わった夏休みが始まるのだった。


選択肢なし、ラブコメ、人助け、ボイスあり、二時間四十五分ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はOPムービーが音量小さ目で、直前のセミの鳴き声が消えないので聞き取りにくかったです。
OPにムービーと歌あり。EDに歌あり
絵は礼梅が美しかったですし、はしゃぐ花梨は可愛かったです。
アニメーション演出もあり。一枚絵は二十六枚+差分。

自称神様に協力して命を落とす運命の人を助ける中で、少女と出会い親しくなっていきます。
メインヒロインだけに過去の関わりを持たせずに他の登場人物とも接点があったことで、
人同士の関わりや人助けといった本編の内容により広がりを感じられました。
また、登場人物みんな善い人で、特に礼梅とのもどかしくも初々しいやり取りがまっすぐで温かくて
健気でにぎやかな花梨といい性格をしている露乃さんとの会話は微笑ましくて、
最初から最後まで心地良く読み進めることができました。

過去の作品感想:CHIN★POCO 〜妖精さんのお茶会〜スノードロップの贈り方
(2025/10/17)

コミックマーケット106作品感想

(同人ソフト完成版)

君と見た景色、君と見る景色/ぱんだのぱん(300円)

トアとフラムティーダは仕事の成功を祝って星間旅行をする。
いくつかの星を巡り、その星の文化や名物に触れる二人。
しかしトアは、そこに既視感を覚えるのだった。


選択肢なし、恋愛、SF、ヒロインボイスあり、一時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はフラムティーダが変顔も含めて表情豊かで魅力的でした。

これで恋人や夫婦じゃないのかよというような二人がいくつかの星を観光します。
短めの話なので一つ一つの星、特に一番最後の星が
どうして、どのようにしてその制度を始め、維持しているのかまで知りたかった部分はありましたが、
それぞれの星での出来事は温かさや幸せと、その裏にある歪みの両面を感じさせるもので興味深かったです。
また、旅行中、フラムティーダが含みを持たせた態度をとることはあれど、
心底喜んだり、憂えたりしていることが伝わってきたため、
ラストのフラムティーダの反応が本心であると思えて印象的でした。

過去の作品感想:夕暮れどきの魔法、屋上で。奈落への灯火光が射さない世界の過ごし方虐殺魔女のエピローグ
(2025/10/15)

コミックマーケット106作品感想

(同人ソフト完成版)

日進月歩/ユキハラ創作企画(1500円)(DL版の購入はこちら)

名古屋から仙台を経由して苫小牧へ向かうフェリーで、
向入 はやさ(むかい はやさ)と東先 めぐり(あずま めぐり)は出会った。
三日間の船上で、二人は互いの身の上を話し、行動を共にすることになるのだった。


選択肢なし、視点変更あり、旅、男女、二時間ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はゆったりしたピアノが急ぐことができない船の旅に合っていました。
ゲームを消すときの汽笛も印象的です。挿入歌あり。
絵は二人ともに好感が持てるビジュアルでした。

三日間の船旅で初対面の二人が交流していきます。
はやさ視点、めぐり視点、三人称視点があり、いつでも視点を切り替えて読み進めることができます。
エンディングは一種類ですが、読み終えたときの視点によってエピローグの文章が変わります。
進んでいく話をいつでも視点を切り替えることが可能、という都合上、
台詞部分は(一部を除き)同じで、地の文のページ数が揃えられています。
そうした制限があるためか地の文が少な目で視点による差異が少なく、
(私の読み方が悪いせいではありますが)一つの視点に絞って読み進めると二周目以降全く同じ会話を読む部分で飛ばし気味になり、
三つを並行して読んでいこうとするとテンポが悪くなってしまいました。
もっと会話の中で二人が何を考えていたのかの違いを知りたかったです。
ですが、船旅の中でお互いを知っていく、というシチュエーションが良い! ですし、
この場所で出会ったからこそ親しくなれて、
この場所で出会ったからこそ本当には親しくはなれない、
そんな二人の関係がもどかしくも愛おしかったです。

過去の作品感想:春に生きれば
(2025/10/13)

コミックマーケット106作品感想

2025年同人ソフト作品感想

最新のおすすめ(10/9)

(同人ソフト完成版)

さんぼん堂
HP

サークルについて

東方Projectの二次創作SRPGを制作されています。

 

作品

幻想少女大戦コンプリートボックス(DL版の購入はこちら)

 

概要

ジャンル

東方Project/SRPG

発売年月

2019/12

価格

4950円

年齢制限

なし

特徴

SRPG、東方Project二次創作

ver.1.1.2時点で選択肢あり、百六十時間ほどで読み終わりました。
難易度変更、 バックログ、音楽鑑賞などがあり、 セーブデータは200個まで保存可能です。

 

あらすじ

人間、妖怪、神などが住む幻想郷を紅い霧が覆った。
博麗神社の巫女である博麗霊夢(はくれいれいむ)と魔法使いの霧雨魔理沙(きりさめまりさ)が解決するためにその原因を調査すると、
霧の湖のほとりにある紅魔館がその原因らしいことがわかり、霊夢たちは仲間と共に紅魔館へ向かうのだった。

 

この作品について

東方Projectのキャラクター、ストーリーをベースにしたSRPG。
某ロボット大戦をはじめとした様々な作品のパロディがあります。
ちなみに私はどちらも未プレイです。

システムは特に不便な箇所なし。
音楽は一部オリジナル曲を除いて東方Projectの曲のアレンジ。
全二百二十一曲もあり、全体として熱い曲が多め。
どの曲も良いですが私は「幽霊楽団」「プレインエイジア」のアレンジがお気に入りです。
絵は技のアニメーションやカットイン豊富。

SRPGパートは難易度を四段階で選ぶことができます。
私は日和って一番簡単なNormalにしたのでほぼ苦戦することなくクリアできました……が、
選択肢で難易度が変わるステージはことごとく最高難易度になる選択をしてしまったようでボロボロになりながらクリアしました。
スキルや精神コマンド、特殊能力を選べたり、ポイントを使った能力強化などのカスタマイズ要素もあり、
どの構成が強いのだろうとあれこれ悩む楽しみがありました。
よく使ったのはヤマメ、大妖精、リリーホワイト、ミスティア。サポートキャラの有難みが身に沁みました。
攻撃役ではパルスィの火力が頼りになりました。

ストーリーは基本的に一本道ですが、最初に霊夢を選んだか魔理沙を選んだかで一部分岐があります。
ほとんどの登場人物が出会いのシーンから始まるため、
東方Projectをほぼ知らない私でも話に付いていくことができました。
元々は四部作だったものを一つにまとめたコンプリートボックスとのことで、
各章で仲間が集まりながらそれぞれの悩みと向き合い、最終的に異変を解決していきます。
お気に入りはルーミア、慧音、衣玖。
ルーミアは敵で出てくるステージでも悲壮感がないので、常に仲間という意識でした。
慧音と衣玖は戦闘アニメーションがインパクトあって、ストーリー中では冷静なお姉さんという感じで安心感がありました。

どの章でも登場人物の「覚醒イベント」は熱いですし、異変の裏にあるそれぞれの想いが描かれつつのクライマックスは盛り上がります。
一番最後のボスを倒して終わりかと思えば二周目要素も膨大。
また、オリジナルキャラもいるのですが、おまけにあるキャラクター紹介を見て、
え、このキャラオリジナルなの? と思うくらい作中の東方Project登場人物と世界観に溶け込んでいました。

SRPGパートで敵も含めた攻撃アニメーションや台詞を楽しみ、ストーリーパートでは仲間との絆を感じ、
百六十時間プレイする中ですっかり登場人物と幻想郷に愛着を抱くようになりました。

 

2025年同人ソフト作品感想

2025年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

回帰道中 −カイキドウチュウ−/マナティクルーズ(フリーソフト)

彼氏や友人と心霊スポットを訪れた大学生のミサキ。
しかし翌日、体調がすぐれなかった。
他にも良くないことや、不可解なことが起こる中、ミサキは心霊スポットに行ったごとが原因なのではないかと思い始めるが……。

選択肢あり、ホラー、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は陰気さや不穏さが感じられました。
実写の動画に怪異が映る、そしてその怪異が動く演出もあり脅かされます。

ミサキが不審な影を見たり、同じ日を繰り返したりします。
結末は同じですが途中の分岐あり。
ミサキが怪異を見たり、周囲を不審に思ったり、という怖さを感じながら読んでいくと、
途中でその見方が変わる事実に気付かされてぞっとしました。
また、途中の選択でどのように行動しても過程は異なれど行き着く先は同じ、
という所もうすら寒さを感じる物語でした。

過去の作品感想:はなみこ
(2025/10/7)

2025年同人ソフト作品感想

コミックマーケット106作品感想

(同人ソフト完成版)

はなみこ/マナティクルーズ(600円)(DL版の購入はこちら)

陰陽師の修行のため、神楽浜町に引っ越し、高校に通いながら妖退治をすることになった主人公。
しかし、クラスメイトの火産霊花(ほむすび はな)を巻き込んでしまい、助ける過程で彼女は「魔法少女巫女」となってしまう。
他のクラスメイト三人も巫女となり、彼女たちに協力してもらい妖退治を行っていくが、それを邪魔するような出来事が起こるのだった。


選択肢あり、陰陽師、魔法少女、恋愛、十時間半ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。OPにムービーと歌あり。
絵は世羅(せいら)の幸せそうな顔が可愛いです。幸せになってほしい……!
また、五人共制服や巫女服がありつつ私服のバリエーションも豊富で華やかでした。一枚絵は六十四枚。

ルートは引っ込み思案な火産霊花、花の友人で社交的な玄水七海(げんすい ななみ)、
風紀委員の風龍彩羽(ふうりゅう いろは)、問題児扱いされている虎光杏珠(ここう あんじゅ)、
主人公たちが把握していなかった謎の巫女、世羅(せいら)の五人。
エンディングは十三種類ですが同じエンディングでも好感度で若干ラストが変わるものもあります。
そこが本筋ではないからかもしれませんが、イレギュラーで力を手に入れたためか技が基本的に一人一種類しかなく、
フォームチェンジもないので(七海除く)、魔法少女バトルとしてはやや地味な印象でした。
ですが様々なエピソードや選択肢でヒロイン毎に反応が異なり、彼女たちの個性を感じられましたしそれぞれに魅力的でした。
サブキャラも頼りになります……ゆえに頼らない選択肢では痛い目に遭います。

ルート選択は最初から五人全員選べますが、上から順に読んでいくことを推奨。
世羅ルート以外では根本的な原因は解決しないままとなります。
花ルートは主人公が独断専行したバッドエンドはかなり救いようがありませんでしたが、
メインルートでは見習いの主人公と不器用な花が噛み合わないことがありながらも共に成長していくという二人三脚の歩みを応援したくなりました。
七海ルートは友情か恋かという内容。一見社交的な七海の内面が丁寧に描かれていて、
特に他のルートでは世羅以外、強い妖と闘うという場面がありますが七海は違う、という所が七海の二面性を表しているように思えました。
七海の瞳から光が消える場面が、七海の本心を見ることができて彼女はつらいでしょうがちょっと嬉しかったです。
彩羽ルートは彩羽が主人公の色眼鏡を知って複雑な表情を見せる所や、血縁者の現状に心を痛める所など不憫でした。
とはいえ彼女、母親、祖母がしっかりしすぎているせいでダメンズ製造機になってしまっているんじゃないでしょうか……。
杏珠ルートは杏珠に振り回される主人公、そしてまっすぐな主人公に心を開く杏珠、というデコボコな関係が微笑ましかったです。
バッドエンドは明言こそされていないものの花ルートと同様な救いの無さでした。

世羅ルートはメインの問題に決着が付くルートだけあって様々なことが起こりますし、
共通ルートや他のルートで謎だったことが明かされます。いくつかの真相に意表を突かれました。
そしてなにより世羅が可愛かったです!
それまでに経験してこなかった友達との交流や、主人公に大切にされることで心底嬉しそうな表情を浮かべるのが本当に可愛かったです。
あと、バッドエンドの後日談を描いた同人誌も読んだのですが、世羅が大切にされていて安心しました。
それが主人公とではなかったのがちょっと複雑ではありますが!
(2025/10/5)

コミックマーケット106作品感想

(同人ソフト完成版)

かみひより 〜食騙り編〜/ポピーショッピング(500円)(DL版の購入はこちら)

地和神社の巫女、八坂瑳思(やさか さこと)、霊気学の天才と言われている野方湯衣(のかたゆい)
霊嫌いなのに霊に好かれる樽落愛夏(たるおち まなか)、情報収集に熱意を燃やす牧田 直子(まきた なおこ)は同じ高校に入学する。
しかしその高校で、一部の生徒が異常な食欲を見せるという異変が起こっていたのだった。


選択肢あり、霊、学園、一時間十五分ほどで読み終わりました。
「かみひより 〜時檻り編〜」の感想はこちら
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は背景の変化がストーリーに沿っていて細かかったです。

「かみひより 〜時檻り編〜」よりも後の話。
高校で起きた事件を調査して解決しようとしていきます。
エンディングはおそらく一種類。
事件は解決しますが、本当の原因は明かされずに今後に続く。
聞き取り、資料調査、仮説検証等段階を追って原因を探ってくれるので納得感がありました。
また、前作同様みんな友人想いで温かい気持ちになれる作品でした。

過去の作品感想:かみひより 〜時檻り編〜
(2025/10/3)

コミックマーケット106作品感想

 

 

 

 

 

 

 

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2005/5/8開設
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