コミティア123・124・125・126感想リスト

同人ソフト(ノベル系)は全て、
それ以外は感想が思い浮かんだもの限定です。

同人ソフト(ノベル系)はプレイ順です。それ以外はサークル名順です。値段は入手時のものです。場合によっては異なる可能性があります。

まとめ

コミティア123感想

同人ソフト
完成版

コミティア124感想

同人ソフト
完成版 体験版・連作

コミティア125感想

同人ソフト
完成版

コミティア126感想

同人ソフト
完成版

 

 

同人ソフトまとめ

面白かった同人ソフト完成版
transit -an Extrasolar human(s)- 修正&新規シナリオ追加版/macrophage

完成が楽しみな体験版・続き物
ロボットチェス/クロラロラ
ビフォー・アライビング・アット・ザ・ターミナル/人工くらげ

他に完成版ではPolar Star
連作では「Eidola_Holic -夢幻影共依存症-」が良いなと思いました。

 

 

コミティア123感想

(同人ソフト完成版)

Polar Star/Toward Dawn(無料)

高校二年生の霧原優人は漫画を描いていたが結果が出ず、進路に悩んでいた。
ある日彼は神社で夜空を見上げる少女と出会う。
探しものをしているという彼女に、優人は協力を申し出るが……


選択肢なし、生きる、将来、恋愛、ボイスあり、二時間半ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が変えられず遅めなことがやや不便でした。
音楽は穏やかで綺麗な曲が多かったです。
挿入歌も美しく、流れる場面と相まって印象的でした。
絵も二人の少女の似ている所、違う所が描かれていました。

主人公が探しものを解決しようとしていく中で、自分の将来について考えたり、少女に惹かれていったりします。
神社の少女が主人公に、質問していいと言ったのに質問に答えなかったり、
質問ばかりするな(そこまで質問が多いとは思えませんでした)と言ったりするのがちょっとストレスでした。
また、主人公の進路はそれでいいのかと思わなくもなかったです。余計なお世話かもですが。
ですが最後、ある登場人物のなりふり構わない行動に想いの強さをひしひしと感じましたし、
それに対する主人公の決断も非情ながらとても正しくて、良いラストだったな、と思えました。
(2018/2/17)

 

リトルウィッチ×コンチェルト!/でじたるきゃっと(無料)

戦争中の国に住むオーケストラ指揮者、来栖修一と、
魔法で人々を楽しませるリトルウィッチに憧れる菜緒は仲の良い兄妹。
しかし菜緒を徴兵するという連絡が届く。彼らはそれを取り消そうと奔走するが……


選択肢あり、魔法、戦争、ボイスあり、四十五分ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はタイトル画面で流れる曲が輝きを感じられてお気に入り。
絵は服装も含めて可愛らしかったです。一枚絵は五枚。

魔法で人を楽しませるリトルウイッチを目指すことが非国民とされる世界で、
徴兵されることが決まった妹、菜緒を何とかしようとしていきます。
エンディングは二種類。
リトルウィッチになろうとする菜緒の純粋さひたむきさが可愛らしく描かれていました。
ですが、フェスティバル(リトルウィッチのショー)を開催するまでの時間が短すぎる……と思ったら
それどころではなくぶっつけ本番になるのはさすがに良いフェスティバルにすることはできないのではないでしょうか……。
菜緒は練習している描写はありますが、修一の方は練習一切なしの上、それまでに上手くいっていないことしか描かれていないの で、
ハッピーエンドの展開に納得いかないものを感じてしまいました。
(2018/2/18)

 

コミティア124感想

(同人ソフト完成版)

今日から漢!/えるりんご(無料)

小学校五年生の黒川つばめは不良にカツアゲされていた。
ある日、つばめは強い漢になるために修行をしている「ボス」という少年と出会う。
つばめはボスに巻き込まれ修行をすることになってしまう。


選択肢なし、漢、コメディ、十五分ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は硬派っぽい音楽が話に合っていました。
絵は二人それぞれ性格を表した見た目でした。一枚絵は五枚。

つばめがボスから課せられた個性的な修行をしていきます。
ストーリーは少しあっさり目に感じてしまいましたが、
ボスの破天荒さとつばめの成長が描かれていました。
あとボス初登場シーンですが、常人には耐えられないのでせめて熱湯にしてください!(それでも耐えられません)

過去の作品感想:夏の終わりの雨上がり(体験版)君がいた夏(体験版)一人ぼっちの夜想曲(体験版)
(2018/6/30)

 

(同人ソフト体験版・連作)

ロボットチェス体験版Ver.3.00/クロラロラ

クロラロラ大陸では十年に一度、大陸の覇権をかけて争うロボットチェスが行われていた。
争うは魔法力に優れる天使族と、身体能力に優れる悪魔族、そして最弱で過去一度も勝ったことがない人間族。
各陣営は様々な思惑を抱えながら、第100回ロボットチェスの幕が開けるのだった。


ロボットチェス体験版Ver.1.02の感想はこちら
ロボットチェス体験版Ver.2.00の感想はこちら
体験版Ver.2.00から本編体験版終了後に天使族と悪魔族の操者によるおまけトーク劇場が追加されています。
選択肢あり、ロボット、バトルロイヤル、追加部分は十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽はVer.2.00と同様。

おまけトーク劇場は今後の展望や、
天使族と悪魔族の王様についてほのめかされます。
ゲーム中ではいままでほとんど出てこなかった悪魔族について今回ちょっと知ることができました。
それにしても天使族と悪魔族どちらの王様も強そうでますます人間族の勝ち目が……
(2018/6/22)

 

ビフォー・アライビング・アット・ザ・ターミナル 体験版 ver.1.02/人工くらげ
ビフォー・アライビング・アット・ザ・ターミナルSideStory ver.1.00/人工くらげ

「僕」は小学校のころから、友人に付き合わされ不思議で怖い目に遭っていた。
それは中学でも、高校でも、大学でも変わらず。
「僕」はその体験を「あなた」に話していた。


選択肢なし、都市伝説、ホラー、併せて五十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は小学生、中学生、高校生、大学生と、年代ごとに成長した立ち絵が使用されていました。

話し相手に向かって語りかけるようなテキストで、
小学生、中学生、高校生、大学生の時のエピソードをオムニバス形式で読むことができます。
体験版では四つ、SideStoryは二つの話が収録されています。
どの話も不思議な出来事が起こったときの、ものすごく恐怖をあおるわけではありませんが
忍び寄るようなじわじわと背筋が冷えてくる語り口が秀逸で、
思わず意識も体も引き込まれるような気持ちを各エピソードで味わうことができました。

それにしても「僕」の不思議な出来事に遭遇する確率高すぎなので、そういう才能とか因縁があるのでしょうか?
よく大学生まで生き延びられましたね……

過去の作品感想:
夜の中に浮く花たちの片側雨の日と雨の日の次の日アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ
(2018/6/29)

 

Eidola_Holic -夢幻影共依存症- Vol.1/DreamerEater

藤咲創一は幼いころに事故に遭って以来、夢遊病となってしまった。
ある日彼の前に、自らを創一と名乗り、他人には姿が見えない少女が現れる。
また学校では、生徒会に脅迫状が届いていたのだった。


選択肢なし、夢、探偵、三時間と少しで読み終わりました。
体験版の感想はこちら
システムは動作が重めなことが少し気になりました。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は登場人物によって立ち絵の線がギザギザになっていることがありました。
また、体験版に引き続き立ち絵移動やメッセージウインドウ変化等の演出が多く、
カウンターの後ろにいる登場人物はカウンターにさえぎられて下の方が見えなくなっているところなど細かかったです。

体験版に収録されていた一話目はダイジェストムービーとなっていて、
体験版の第二話と、新たにもう一つの事件が収録されています。
そのため今回から読むと主人公の背景がわかりにくいのではと思ってしまいました。
ですが、今回収録のどちらの話も、ままならなさがよく表現されていて、
事件自体にも、それに関わる人たちの気持ちにもやるせなさを強く感じました。
(2018/7/24)

 

コミティア125感想

(同人ソフト完成版)

あの空の果ての果て 1.1/ボクとボクらの大冒険記(同人誌とセットで500円)

魔法の技術に優れる隣国との戦争に備えるため、機械技術の発展に力を注いでいる国。
技術者を目指すエリートが通う首都の学園に所属するフライト・ランドは勉強に明け暮れていた。
彼はかつて底辺の者たちが住む町で両親と共に暮らしていた。

選択肢なし、飛行機、夢、一時間足らずで読み終わりました。
システムは文章表示速度が遅めで変更できないこと、
場面の切り替わりが常に遅めなことがやや不便でした。
音楽は特に合わない箇所なし。
絵はやんちゃな少年が主人公である今回の話に合った絵柄だと感じました。

首都のエリート学園で成績優秀な青年フライト・ランドの過去が語られます。
今後学園に入学するまでや、入学後、隣国との関わり、フライトの夢など
色々な続編がありそうな物語のプロローグ部分といった印象を受けました。
全体的に重苦しい雰囲気ながら家族の暖かさもいっぱい込められていました。
それに、冒頭の青年時代があまり幸せそうではなかったので、
少年時代から学園に入って冒頭に至るまで色々と良くないことがあったのだろうな……
その先は夢を叶えられるのだろうか……といったこれからどうなるかを色々と想像できる内容でした。
(2018/10/1)

 

コミティア126感想

(同人ソフト完成版)

transit -an Extrasolar human(s)- 修正&新規シナリオ追加版/macrophage(1000円)(DL版の購入はこちら)


七原 雅(ななはら みやび)達は「内観係数」が乱れると起こる「FO」になりかけ、三ツ葉第三学校で隔離された生活を送っていた。
「FO」……フリークアウトになると人を殺したり、自殺したりするという。
雅は「FO」にならないよう安定した生活を志向していたが、雅たちを取り巻く環境はどんどん変化していくのだった。


選択肢あり、生き様、人間、十時間四十五分ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はボリュームの上げ下げタイミングがいいなと思いました。
OPにムービーと歌、EDに歌二曲あり。
絵は「てへ」的な女の子の表情が可愛らしかったです。
あと澄ました表情が多い亜衣奈が表情豊かになる一枚絵がお気に入り。一枚絵は九枚+差分。

FOにならないように管理されながら学校生活を送る雅たちが真実を知り、
その現状を何とか変えようとしていきます。
ブレードランナー絡みのことが重要に描かれていながら
雅達があまり関与しないままなんとかなってしまうのが肩透かしに感じられてしまいましたが、
隔離された場所にいるとき、情報を得た時、一応の自由を得た時、
様々な節目で、雅たちが人間関係に、個々の過去に、目標を達成するために苦悩する様が、丹念に描かれていました。
また、トゥルーエンド以外のスタッフロールが流れるエンディングが
どれも一件落着と思わせて全く解決していないうすら寒さを覚えます。
トゥルーエンドでも、雅たちの行動は称賛されるに足るものしたが、
それが予め選択肢を極端に狭められた上での行動であり、学校が違えば、あるいはそもそも学校に居なければ
色々なことが違っていたであろうことを思うと、良かったという思いと共に悲しくも感じられました。

あととってもレイラがいじらしいので分岐選択肢でレイラを選んでもルートに入らないのが残念です!
でも明言されていませんがトゥルールートはレイラルートだと信じてる……。
(2019/1/9)

 

 

 

 

 

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