コミティア119・120・121・122感想リスト

同人ソフト(ノベル系)は全て、
それ以外は感想が思い浮かんだもの限定です。

同人ソフト(ノベル系)はプレイ順です。それ以外はサークル名順です。値段は入手時のものです。場合によっては異なる可能性があります。

作品名が太字になっているものは、非常に個性的な作品です。
このリストでの太字作品は誰そ、彼女です。

まとめ

コミティア119感想

同人ソフト
完成版

コミティア120感想

同人ソフト
完成版 体験版

コミティア121感想

同人ソフト
完成版 体験版

コミティア122感想

 体験版・連作

 

同人ソフトまとめ

おすすめ同人ソフト完成版
親愛なる孤独と苦悩へ/楽想目

面白かった同人ソフト完成版
青春タイムライン/focus64
INSIEME-インシエメ-/みちばたろーる
Romantique Salon/偉人館

完成が楽しみな体験版・続き物
Blood Note/Meim

他に完成版では「誰そ、彼女」「あの夏
女性向完成版では「Aster Tarian
乙女完成版では「Romantique Salon」が良いなと思いました。

 

コミティア119感想

(同人ソフト完成版)

青春タイムライン/focus64(1500円)

天原市の水咲高校に転入してきた田向遥斗はクラスメイトの河瀬明日香に勧誘され、映像研究会「ゾウケン」に入部する。
彼女はかつてあった映画研究会「エイケン」で制作された映画に憧れ映画を撮ろうとしていた。
明日香の友人黒沢深月と、後輩の常寺ユイを加え、ゾウケンは活動を開始する。

選択肢あり、青春、映画、ボイスあり、五時間ほどで読み終わりました。
システムは起動するまでに時間がかかったり、メッセージウインドウが消えたまま進んだり、
ボイスを流す場所が違っていたりあまり快適ではありませんでした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。ムービーは爽やかさと映画制作を感じさせるもので目を惹きました。
歌もロイヤリティフリー素材ですが、良い歌、かつ話の内容と合っていました。
絵は立ち絵が立ち絵素材で一枚絵はオリジナル。
ボイスはちょっと棒読みに感じてしまいました。

一学期〜夏休みにかけてゾウケンのメンバーで映画を制作していきます。
ルートは三つ+グランドルート。
ゾウケンメンバーでの会話が面白くて、映画ネタがたっぷりなもののあまり知らなくても笑えました。
また、夏休みをめいっぱい使って映画制作に打ち込むところや、
どのルートも山場での悩みが若さにあふれているところが青春だなあと強く思えます。
コメディからシリアスまで、「部活をしている」という感じがたっぷりで楽しめる作品でした。
(2017/3/2)

 

誰そ、彼女/Suithanadia(無料)

高校2年生の夢原想介は進学校で学年一位の成績。
2月、彼のクラスに転校生の津雲瑠璃がやってきた。
奇妙なことに彼女は能面を付けていたのだった。


選択肢なし、恋愛、他者、人形、ボイスあり、一時間十五分ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は明るい曲も暗い曲もどこか調子が外れていて、不安を覚えました。EDに歌あり。
絵はヒロインが能面で、幼馴染は瞳孔開き切っていたり、
クラスメイトや教師は人形かロボットのような立ち絵だったり、ことごとく不気味でした。一枚絵は三枚。
ボイスは逡巡や叫び等が迫真の熱演でしたが、それだけに立ち絵の表情が全然変わらないのが気になりました。

能面を付け、おかしな行動をする瑠璃に興味を抱き、関わっていくことになります。
幼馴染も、クラスメイトも、教師も、主人公も、
自分はおかしくないとしつつも、傍から見たらおかしな行動の連続で、
わけのわからない恐ろしさがありました。
絵も、音楽も、テキストも、全部が違和感の塊で、
何故そうなのかわからない部分がありながらも惹かれるものがある作品でした。
(2017/3/4)

 

悠久のダイアリー/Aerial Nauts(100円)

彼女は消えてしまった。
「私」は今日も、内容をすべて覚えてしまっている彼女の日記帳を開き、あのころに思いを馳せる。


選択肢なし、日記、友達、二十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は主人公以外影絵。

現在の出来事と、日記帳を読んで過去の回想をすることが交互に語られていきます。
「私」が考えている過去の出来事と、日記帳に書かれている文章が食い違っていておや? と思わせられ、
そしてしっかりとその理由が明かされる作品でしたが、
「私」の中でほとんど完結してしまっている話のため、
共感や反感等々の気持ちを読んでいてあまり抱けなかったことがちょっと残念に感じてしまいました。
(2017/3/6)

 

Aster Tarian(女性向)/新鮮鶏卵(1000円)

幼い頃に母を亡くし、父が行方不明になった遠藤清花は、母の形見である指輪から自分にしか感じられない声が聞こえるようになる。
幼馴染、葉山はじめとその家族の世話になり、中学三年生の秋を迎えたある日、
放課後の学校に残っていた清花の前に、突然見知らぬ男が現れ、詰め寄ってきたのだった。


選択肢あり、恋愛、将来、過去、ボイスあり、十時間ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システムは立ち絵や顔グラフィック表示に時折指定ミスがありました。
音楽は特に合わないような箇所なし。OPにムービーと歌、EDに歌あり。
絵はみんな照れる顔が可愛らしかったです。一枚絵は三十二枚+差分。
ボイスは登場人物によって音量に差があるように感じられました。

今のままの日々が続いてほしいと願っていた主人公でしたが、
周囲はいやおうなしに変わっていき、さらにそれを助長する出来事が起こります。
場面が唐突に飛ぶことや、動きのある場面で誰が何をしたのかわかりにくい描写があるように感じてしまいました。
また、変化を厭い今が永遠に続くことを祈る主人公、
主人公さえいれば他はどうでもいいというはじめなど、
「大人ではない」そして「無邪気でもない」年頃で、
さらにそれぞれ別の問題を抱えた登場人物たちの心情が深く静かに描かれていてその雰囲気がとてもとても良いなと思いましたが、
それだけに演出や描写等細かいところが余計気になってしまう作品でした。
(2017/10/5)

 

 

 

コミティア120感想

(同人ソフト完成版)

良い日はいつか、おとずれる 完結編/ごいしはまぐり(無料)

タクシー運転手の新山昇は地縛霊の少女と出会い、別の場所へ行けるようにすると約束をした。
その手段が見つからないまま日々は過ぎていくが、二人で過ごす時間は楽しいものだった。
ある日、彼は一人の男を客として乗せることになる。


選択肢なし、ホラービジュアルノベルとのことですが、怖いシーンはありませんでした。
ボイスあり。一時間足らずで読み終わりました。
システムは文章速度変更とバックログが無いことが不便でした。
また、セーブロード周りで動作が不安定になる場合がありました。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は頬を膨らませた表情が可愛いと思いました。

幽霊少女と楽しく会話する日々に変化が訪れます。
もうすでに幽霊少女と仲良くなり切った所から始まるので、少し置いてきぼりにされたように感じてしまいました。
また、同僚、新庄ゆかりさんの知識や生い立ちが明かされる場面がちょっと唐突で、
初登場時に匂わす描写がほしいと感じてしまいました(公式サイトの登場人物紹介には記載がありますが)
ですが、誰も悪い人がいない物語は紆余曲折ありつつも暖かで、良い読後感のある作品でした。
(2017/6/13)

 

INSIEME-インシエメ-/みちばたろーる(1000円)

貧民街で暮らす孤児のニナは、街の情報を集めマフィアへと伝える仕事をしていた。
ある日、彼女はラドという名の男と出会う。
一旦別れた後、何者かに浚われかけるニカ。そんな彼女を助けたのはラドだった。


選択肢あり、おじさんと少女、一時間十五分ほどで読み終わりました。
システムはバックログでさかのぼれる文章量が少ないこと、
未読スキップOFFでも未読箇所がスキップされてしまったことが気になりました。
音楽はそれぞれの場面に合った曲が使用されていました。
OPにムービーと歌があり、どちらもとてもお洒落で惹かれました。特にムービーが好きです。
絵は利発さと勝気さを感じるニカも、大人の色気を感じるラドも魅力的ですし、美しい絵でした。一枚絵は八枚+差分。

ニカとラドが誘拐未遂犯を探そうと街を歩いたり聞き込みしたりしていきます。
エンディングは三種類。
犯人のことやラドのことなど、あまり語られないまま終わってしまいますが、
その多くを語らず、な部分も作品のスタイリッシュさと合っていました。
孤児という環境で目標に向かって行動するニカも、
スマートな立ち振るまいをするラドも格好良くて、
そんな二人が一緒に色々なことをするのを見ているのが楽しくて、ずっとそうしていてほしいと思えた作品でした。
(2016/6/23)

 

親愛なる孤独と苦悩へ/楽想目(500円)

おすすめ

過去の作品感想:REVIVAL RESET
(2017/7/16)

 

(同人ソフト体験版・連作)

Eidola#Holic -夢幻影共依存症- 体験版/DreamerEater

藤咲創一は幼いころに事故に遭って以来、夢遊病となってしまった。
ある日彼の前に、自らを創一と名乗り、他人には姿が見えない少女が現れる。
また学校では、生徒会に脅迫状が届いていたのだった。


選択肢なし、夢、探偵、二時間十五分ほどで読み終わりました。
システムはバックログ画面の上部文章が読みにくいこと、
起動等の動作に若干時間がかかることがやや不便でした。、
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は立ち絵移動やメッセージウインドウ変化等の演出が多めでした。

第一話では宙に浮かぶ少女との出会い、第二話では生徒会に対する脅迫状騒ぎについて読むことができます。
二話の顛末が大人不在なことに何も説明がなく、引っ掛かりを覚えてしまいました。
また、有能そうにしている登場人物が総じてあまり活躍できていない(ハッカー娘さん除く)ことが少し気になりました。
ですが、脅迫状事件を解決しようとしていく中で、また新たな事件の兆候が色々と起こっていて、
それらが創一と宙に浮かぶ少女とどう関わってくのか興味を抱かせるものがありました。
(2017/6/11)

 

BAGSTER ジェヴォーダンの獣(12推)/Studio Haze(DL販売324円)(DL版の購入はこちら)

19世紀ロンドンで私立探偵を営むオズワルド・バグスターの元へ、
名家ローゼンバーグ家の者から破格の報酬で森に潜む獣を退治してほしいという依頼が舞い込む。
オズワルドは助手のアリシアと共に、ローゼンバーグ家を訪れるのだった。


選択肢なし、ミステリー、ボイスあり、一時間十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は時代を感じさせるもので19世紀ロンドンという舞台に合っていると感じました。
ボイスは特にオズワルドの声質や言い回しが、
自信家で警察嫌いで金に弱い等々の描写通りで素晴らしいと思いました。

第一章とのことで、ローゼンバーグ家で獣が関わるらしい事件に遭遇します。
事件が起こってさあここからという所で終わるのでちょっと拍子抜けしてしまいましたが、
ボイスのところで触れたとおりオズワルドが描写も声もぴったりと合っていて、
彼の言動を見ているだけでも話に入り込むことができる作品でした。
(2017/6/16)

 

Blood Note ver2.001(先行体験版)/Meim

アルノート・リューベは貴族令嬢エリシア・ラウトリーに従者として仕えていた。
しかしある日、屋敷に住む二人以外の人々は死に、エリシアは吸血鬼となってしまう。
二人は惨劇を引き起こした仇を探すため、旅に出ることになる。


選択肢あり、ファンタジー、吸血鬼、飲食、二時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は立ち絵に描写通り血が滲み、傷が付き、治っていてとても丁寧に創られていました。
(Episode2は体験版のためかローブを纏っていなかったですが)
また、吸血シーンが淫靡でした。

ver2.001ではEpisode2の途中までを読むことができます。
飲食描写が多めでその土地の名物や庶民の食事に触れることができて、より世界観を身近に感じることができました。
また、身内を殺され吸血鬼にされながらも明るく振舞うエリシアと、
彼女に振り回されながらも時折格好いいところを見せるアルノートが魅力的で、
日常も飲み食いも戦闘も楽しむことができましたし、今後も読みたい! と思えました。
(2017/6/19)

 

 

コミティア121感想

(同人ソフト完成版)

あの夏/GOOD DAYS MAKER(無料)

祖母の葬式で妻と娘と共に帰郷した主人公。
葬式も終わり、翌日には帰ろうと就寝すると、夢を見た。
それは子供の頃、祖母の家で、近くに住む少女と遊んでいた夢だった。


選択肢あり、郷愁、田舎、二十分ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽ははずむような曲からちょっと切なくなる曲まで話に合っていました。
絵はそれまでモノクロでぼんやりした画面がずっと続いた後で突然目に入ってくる少女の笑顔がとても魅力的で、
一目で楽しくてかけがえのない時間であったと実感できました。

大人になってしまった主人公が、子供の頃を夢に見ます。
少女と二人で遊ぶ場面の会話が支離滅裂で、私も子供の頃こんな馬鹿だったっけかな? と遠い目になりました。
また、もう戻れないけれどあのころの気持ちをまた持ち続けて……と前向きになりつつも切なくなった所で、
ラストに明かされる内容に切なさが消えて微笑ましさが湧いてきました。

過去の作品感想:
そんなふたりとしあわせのかたち。ゆうはるか広がる空の片隅のハートピストル【一章】甘えんぼ御嬢様に寝取られる俺本気でロリを愛してる性獣姉と純情彼女がHに俺争奪戦ハートピストル浮気エッチ×本気エッチ
(2017/8/29)

 

Romantique Salon(乙女)/偉人館(1800円)(DL版の購入はこちら)

音楽大学ピアノ科の受験に失敗し桜水奏は失意の中、音楽を止めようとする。
その時、突風が吹き、目を閉じると、次の瞬間彼女は十九世紀のパリにいた。
そこでショパン、リスト、メンデルスゾーン、シューマン、ベルリオーズをはじめとする音楽家達に出会い、彼らからピアノのレッスンを受けることになるのだった。


選択肢あり、音楽、タイムスリップ、十二時間半ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システムは長編で分岐があるため、既読スキップと全てスキップの切り替えができると便利だなと思いました。
(全ての文章をスキップする機能のみ)
BGMは登場人物の音楽家が作曲した曲中心。
絵はちょっとした表情の違いが描かれていました。一枚絵は三十五枚。

主人公が十九世紀のパリで音楽家達からピアノを習っていくうちに、彼らが抱える問題に直面します。
ルートはショパン、リスト、メンデルスゾーン、シューマン、ベルリオーズの五つ+ノーマルルート。
音楽家達のプロフィールや行動は史実を基本としつつ乙女ゲーム的脚色がされていて、
このエピソードをこうアレンジするか、という所を見つける楽しみもありました。
音楽家達や暮らすことになった屋敷の人達みんな、主人公のことをとても大切にしてくれて、
主人公が当時の常識とはズレた行動をしても肯定的にとらえてくれるので、
あの有名な音楽家が優しくしてくれる……と、とても良い心地になりながら読み進めていくことができます。
ベルリオーズさんルートがほぼ史実通りとはいえ重い&彼の黒歴史大公開……! と言う場面もありますが、
十九世紀パリでの生活も、有名な音楽家との恋愛も、癒され、そして音楽の魅力を味わえる時間を過ごすことができました。
(2017/12/10)

 

(同人ソフト体験版・連作)

God Drop/MATSUBA(500円)

姉の都合で引っ越し、転入してきた東雲雅は人数不足だった写真部に入部することになる。
個性豊かな写真部の面々と夏休みに合宿をするなど賑やかな日々を送っていたが、
その先には非日常が待ち受けていたのだった。


選択肢あり、学園恋愛、二時間十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は女の子が可愛らしいですし、記号的な感情表現多めで親しみが持てます。

今回は序章とのことで一つのルートを読むことができますが、今後続編を制作予定とのこと。
写真部の活動は楽しそうでしたし、恋愛部分も仲良くしているシーンは微笑ましいものがありました。
ですが、あらすじにある夏休み合宿が省略されているようで中盤写真部が出てこないため、
終盤の友情に実感があまり湧かないまま終わってしまいました。
また、重要な人物を準備なしに危険にさらしたり、
(ネタバレのため反転)生き返らせた人に情報を聞かず突っ込んでいったり、納得いかない部分も感じた作品でした。
(2017/9/3)

 

コミティア122感想

(同人ソフト体験版・連作)

Material/H.D.P.(500円)

「Glass1」「Glass2」のファンブックCDで、その二編と開発中の「Platinam」予告ダイジェスト版、
スピンオフ作品「mile」の開発中プロモーション動画、世界や登場人物などの設定資料を収録。


聖なる者が住む天上界、邪なる者が住む奈落、人間が住む地上が存在する世界。
邪なる者の父と聖なる者の母の間に生まれたティネアは母を失い、気が付くと地上にいた。
地上を彷徨う彼女は、イサヤという少年とその母マナセに出会い親しくなるが、そこに恐ろしい生物が襲ってきた。


選択肢なし、神話ファンタジーノベルとのこと、「Glass1」は二十分、「Glass2」は一時間足らずで読み終わりました。
システムは背景が白い時にメッセージウインドウ一番下に文章が表示されると同じ色で見難かったです。
音楽はカヴァル(笛)を吹くときのBGMが印象的でした。
絵は活力あふれるマナセがお気に入り。綺麗なお母さんっていいですよね……

現時点ではティネア視点と、聖なる者の頂点ヨハネス視点で話が進んでいきます。
「Glass1」だけでは終わり方がやや唐突に感じてしまいましたが、そのまま「Glass2」に続き、
謎がたくさん残るものの「Glass2」は一区切りつきます。
母を失ったティネアがイサヤとマナセに優しくされて感じる安堵と悲しさが丁寧に描かれている所が良いなと思いました。
(2017/11/27)

 

青春プログレッシブ 1章(18禁)/れんたるきゃっと(500円)

二年生の網本誠司は部活に所属していなかったが、今年度から所属が義務となったことで嫌々部活見学を始め、
紆余曲折の末、部員と顧問がおらず認可されていない民族楽器研究会に入ることとなる。
音楽はからきしだった誠司だが、なんとか部員と顧問を集め、ギターの練習をしつつ部員と関わっていくのだった。


選択肢なし、音楽、恋愛、三時間ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は、音楽が多く関わってくる作品ではありますが演奏シーンが無音でちょっと残念でした。
絵はヒロインの私服が皆個性出ていました。

1章は主人公が民族楽器研究会に入り、ギターを練習し、周囲からひとまず認められるまでを読むことができます。
民族楽器研究会とありますが、演奏している楽器はマンドリン、ギター、ベース、バイオリン、キーボード、ドラムと、
マンドリン以外民族楽器っぽさが薄くてちょっと肩すかしに感じてしまいました。
ですが部員皆で、部室で練習したり主人公の家で遊んだり勉強したり、
色々な場面で青春しているなあというのをひしひしと感じられる所が良いなと思いました。
(2017/11/29)

 

ReVENUS〜欠片部隊〜前篇/Resonance Brand(500円)

記憶を無くした者ばかりが住む謎の世界で暮らす主人公。
ある夜、謎の少女と出会った後に気が付くと別の世界にいた。
そこで彼はレヴィナスと呼ばれる兵器の少女、リリオーロと出会う。


選択肢なし、記憶、ファンタジー、一時間四十五分ほどで読み終わりました。
システムは文章速度変更が出来ず表示速度が遅めなことがやや不便でした。
音楽は助けが来た時の音楽が、
絵はぼろぼろになってもまだ戦おうとする一枚絵が、それぞれ格好良かったです。

記憶がない主人公が、彼を主と慕う少女や兵器の少女達と関わっていきます。
主人公の台詞がほとんど「一つだけの選択肢」として表示され、それをクリックして読み進めるようになっていて、
スキップがその都度止まるのは面倒でしたが、自分の手で物語を進めている、という実感を持てましたし、
巨大ロボの敵や、異なる立場の者と共闘、二人の力を合わせて必殺技など、わくわくする展開が多かったです。
また、最初に主人公がいた世界も、リリオーロ達がいる世界もどちらも謎だらけで、
今後それが明かされるのかが気になりました。
(2017/12/7)

 

 

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