人工くらげ
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サークルについて

オリジナルのノベルゲームを制作されています。

 

作品

アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2011/8〜2015/5

価格

フリーソフト

年齢制限

なし

特徴

ノベルゲーム制作、無数の世界

第四章は選択肢なし、二時間足らずで読み終わりました。
スキップ、バックログ、表示速度変更、オートモードなどがあり、
セーブデータは36個まで保存可能です。

 

あらすじ

「……じゃあ、つくってみようか」
 と言った後で、しまった、と思った。
 自分が取り返しのつかないことをしてしまったんじゃないかという気がした。
 ひょっとして、見透かされていたんだろうか、僕の気持ちを。
(本文より)

 夏の終わりに、
 主人公はひょんなことからノベルゲームをつくることになる。
 とりあえずシナリオを書き出してみたら
 紙の上でも現実でも、
 事態は思いがけない方向へ展開しはじめる。

(第一章フリーダウンロード先 作品内容より)

 

 

この作品について

まず第三章までの感想を再掲載いたします。

アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 〜第一章 テクノ原理(フリーソフト)

同じサークルに所属する山賀、野之原、機見の三人は近年行われていなかった
「火の七日間」という七日間ぶっ通しで宴会を繰り広げるために集まった。
そこで山賀がシナリオ、野之原が絵でノベルゲームを作ることになるのだった。


選択肢あり、ノベルゲーム制作、大学サークル、一時間四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はすっきりとしていて好感が持てます。あとジト目いい!
また、背景で光が点滅する演出がいくつかあって、
主人公の思考がふと体から離れているかのような、間を感じました。

「部活動もの」「東方二次創作」「SF(すこしふしぎ)」の三つのうちどれかでノベルゲームを制作していきます。
選んだものによって現実での展開にほんのちょっと齟齬があり、それに気付いたときちょっと嬉しい、と感じました。
最後の引きも何それ楽しそう、でも山賀先生の力量が足りないと地獄だ……と興味を惹かれましたし、
言葉の端々、思考の端々で、普段見過ごしそうなことを拾い上げているテキストが
今までの作品と同様にはっとさせられて、目から鱗、の連続で面白かったです。
あと、機見さん二十七、八歳くらいのはずなのに無防備に誘いすぎです。わざとやってるのか!
(2014/3/8)


 
アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 〜第二章 アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ(前篇)(フリーソフト)

選択肢なし、ノベルゲーム制作、大学サークル、二時間ほどで読み終わりました。
システムはNScripterからLiveMakerに変わっていますが特に問題なし。
音楽、絵も第一章と同様。

第二章でも「部活動もの」「東方二次創作」「SF(すこしふしぎ)」の
三つノベルゲーム制作をそれぞれしていく、のですがそれだけには終わらず。という流れ。
「SF(すこしふしぎ)」ルートが特に大きなカギを握っている感じ。
でも「部活動もの」「東方二次創作」ルートで起こっていることもどうなるのだろうとワクワクします。
しかしまあ、山賀さんは爆発すればいいと思うんだ。
(2014/3/9)


アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 〜第三章 アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ(中篇)(フリーソフト)
アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ Extra(フリーソフト)

選択肢なし、ノベルゲーム制作、大学サークル、第三章とExtra合わせて二時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は第二章と同様。
絵は劇中劇のノベルゲームパートにも絵が付きました。

「部活動もの」「東方二次創作」「SF(すこしふしぎ)」の三つのうちどれかでノベルゲームを制作していきます……
が、それ以上のことはネタばれなのでとても言えない……
「東方二次創作」「SF(すこしふしぎ)」が野之原とラブくて「部活動もの」は機見さんルート?
あれこれ考えさせられるシナリオで思わず第二章を読み直してしまいました。でもそうして色々考察するのが楽しかったです。
そしてまたも次の章が気になる終わり方でした。
Extraは「部活動もの」でも「東方二次創作」でも「SF(すこしふしぎ)」でもない場合の話。第三章までのネタばれあり。
本編の流れから良くないことが起こりそうと予想してビクビクしていたんですが、
妖精さんの台詞以外は順風満帆といった感じで終わります。
でも……このあと(ネタばれのため下記)になるのかも……と読み終わってもビクビクしています。

(以下ネタばれ反転)
バスに轢かれた世界はいままで出てきてない世界での話なのか?
私は+365の世界で野之原が轢かれたんじゃないかと思う。±0で野之原から電話あったときの反応から。
(↑追記:轢かれてはいないとのこと。ダイヤ改正見落としてた……)
あと漫画原作でもパラ子の続きできそうなのに何故ノベルゲーム限定なのか?
(↑追記:四章見るに野之原の負担面でポシャる?)

(2014/7/7)

 

「第四章 あしたの春」は第二章から三章にかけての騒動がひと段落して、
でも「転機」という感じで色々なことが変わっていきます。

システムはLiveMakerからAIRNovelに変更されています。
音楽はいままでと同様。
絵は立ち絵を背景に紛れ込ませる使い方が多めでした。

ネタばればかりなので内容については割愛しますが今回特に感じたのは、
言葉とか、想いとか、野之原や機見さんの扱いとか、
物語の構成から作中一つ一つの文章、単語に至るまで、大事に大切に創られているなあということ。
三章までにもなかったわけではありませんが、四章では作品への愛情がとてもとても強く込められているように思いました。

あと今回は直接描写は無いですがエロいです(……)

それはさておき、現在夏コミ入手作品をプレイすることを優先しているのに、
この第四章が公開されたら最優先でプレイしてしまったくらい楽しみにしていましたし、
実際プレイしても面白くておすすめです。
そして最終章も狂おしいほど楽しみです!

 

(以下アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 〜最終章 アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ(後篇)についての文章です・2015/6/27)

アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 〜最終章 アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ(後篇)/人工くらげ(フリーソフト)

選択肢なし、最終章は一時間と少し、全部で八時間四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽、絵は第四章と同じ。
また、ゲーム画面の中にさらにゲーム画面があり、文章を読み進めることができるという演出が話の内容に合っていました。

今回も例によって詳細は割愛いたしますが、前半は第四章終盤とほぼ同じ出来事が、ちょっとの差異を持って描かれています。
後半はアルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカが開催されて感無量でした。
全サークルマスターアップ……いい言葉です。
即売会会場で交わされる会話に、第四章までの諸々を思い起こさせられ、
ここまで読んできて良かったなあと思えました。

いつも目にしていたのにありふれていたため気付かず見過ごしていた美しいものを気付かせてくれるテキストと、
世界が交わり想いが重なりそれぞれに影響を及ぼしながら進んでいく物語が面白くて素晴らしい、おすすめの作品です。

 

 

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