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最新の更新(2022/12/3)

2022年同人ソフト作品感想 

(同人ソフト完成版)

最近の日常的不可思議 Monday Loop/Plastic Tekkamaki(フリーソフト)

勤めていた編集部を辞め、フリーライターとして糊口をしのいでいる楓井瑛(かえでい えい)は、
取材先のカフェで月曜日をループしているという高校生、赤々実理素(ああざねりそ)と式色ミズミ(しきしきみずみ)に話しかけられる。
一切信じていなかった瑛だったが、翌朝、自分もループに巻き込まれたことを知るのだった。


選択肢なし、ループ、傍観者、三時間半ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はLofi Hip Hopとのことで、ちょっと気だるげで落ち着く曲が多いですが、
場面によってはノイズが鳴り、画面の演出も相まって怖かったです。
絵は何枚かの切り替えがループしていて動きが表現され、
同時に画面が歪んだりしていて、ループ中の彼らを画面越しに傍観しているという気持ちがより強く感じられました。

フリーライターの瑛が高校生二人とループを体験し、脱出しようとしていきます。
過去作「深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to
非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore」と同じ舞台で、共通の登場人物もいます。
映画や文学のネタ多め。
ループでやってみたいことをする場面も、ループすることで悪影響がある場面も両方あり、
現実と地続きな不可思議という印象を受けました。
ラストはあっさりめではありますが色々と「その後」を想像をすることができますし、
恋愛ジュブナイルSFに挟まってしまった成人女性という立ち位置であることが作中で幾度か強調されていたため、ふさわしい結末と思えます。
また、三人の間で交わされる会話は口調や会話がありありと思い浮かぶもので心地よく、
読み進めるのが楽しく感じられる作品でした。

過去の作品感想:深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
(2022/12/3)

2022年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

Diana ver.1.0/Jeliko(フリーソフト)

娘は、夜の工房で一人、石像を彫る。
それを石像が見つめていた。


選択肢なし、創作、全てのテキストにボイスあり、一時間と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
立ち絵はありませんが、背景や心情がそれぞれの場面に合っていました。

工房の親方の娘が彫っている石像の視点で、
起こったことと石像の心情が綴られていきます。
周囲から彫刻を反対され抗いきれず、それでもなお石像を彫ることを止めない娘の執念と、
彼女に彫られることを喜び、彼女の境遇に憤りと悲しみを感じ、しかし動くことのできない石像の心情が、
朗読に込められて強く胸に迫ってきました。
石像と似て、何があってもプレイヤーにはどうすることもできないため、なおさらです。
しかし最終章、物理的に何もできないながらも繋がりを持てた石像に、救われた思いがしました。

過去の作品感想:白緋ト云フ名ノ傾城
(2022/12/1)

2022年同人ソフト作品感想

 (同人ソフト完成版)

消失現象R/アール Ver1.00/物置の中の骸骨(フリーソフト)

仮想現実で癒しを得られるシミュレーション「RAKDA」が流行している街。
時を同じくして、社会生活から離脱し周囲との関わりを断つ「消失現象R」という都市伝説がささやかれるようになる。
そして「RAKDA」を体験した者の中には、現実世界で突如茫然自失となる「トリップ」を起こす者がいるのだった。


選択肢なし、深層心理、複数視点、一部ボイスあり、五時間ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はどこか不穏さを感じる曲が多かったです。OPにムービーと歌、EDに歌あり。
絵は各視点の最後の最後の表情が真に迫っていてゾクッとさせられました。
背景の店名や駅名等には遊び心あります。一枚絵は百十六枚+差分。

現実世界と思われる「世界アール」を舞台にした五人の視点と、RAKDAの中の「世界R」のそれぞれの話を読んでいきます。
頻繁に視点が変わるだけでなく、時系列も前後します。
心情や台詞が説明的すぎると感じてしまう部分もありましたが、
それもまた不安定なこの物語に合っていると感じられました。
ある出来事に対してしばらく経って過去編や別視点を読んでそういうことだったのかと思う場面も多かったですし、
各登場人物のトラウマや満たされなさも切実に描かれていて、
それがむき出しになると共に世界が壊れていく終盤が特に印象的でした。

過去の作品感想:廃工場と死とラセツトワイライトは反転するシリアルキラーの名前
(2022/11/29)

2022年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

私の声が聞こえますか Ver.1.02/灯野ともる(フリーソフト)

高校二年生の黒木箔斗(くろき はくと)は友人の長野卓也(ながの たくや)と遊んだりしながら日々を送っていたが、
声が小さく、周囲に話を聞き取ってもらえないことが多いことが悩みの種だった。
ある日、彼は屋上で自分の声をしっかり聞き取ってくれる先輩、高峰明日架(たかみね あすか)と出会うのだった。


選択肢あり、コンプレックス、学園恋愛、四十五分ほどで読み終わりました。
システムは主人公の台詞のフォントを小さくして、声の小ささが表現されていました。
音楽は特に合わないような箇所なし。OPにムービーと歌あり。
絵は「うなじ」にこだわりを感じられます。
また、先輩の周囲がキラキラする演出で先輩の綺麗さと主人公の心情が伝わってきました。一枚絵は七枚+差分。

声の小さい主人公が、その声を聞き取ってくれる先輩のもとへ通い詰めます。
エンディングは二種類。
積極的に動かなかった主人公も良くないですし、
過去に色々とあってそういう行動に至ってしまったことはわかるものの
主人公の高校生活を長期間浪費させてしまった先輩の行動にはあまりいい気持ちになれませんでした。
それだけに男の友情エンドは、こういう高校生活も幸せだよなあとしみじみ思えます。
でもそれ以上に……ミステリアス(その上黒髪ロング!)な先輩と放課後屋上で会う
というシチュエーションは……夢のような高校生活ですよね!
それぞれのコンプレックスや生きにくさということも描かれていて、そのままならなさと、
相手のことを考えたり、相手の行動に救われたりといった思いやりの温かさを感じられる作品でした。

過去の作品感想:恋に落ちてはいけない20分私の執事ジェラルド
(2022/11/27)

2022年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

コロモガワリver.1.03(18禁)/人生通行止め(DL販売1980円)(DL版の購入はこちら)

宮野泰人(みやのやすと)は同人誌即売会でコスプレをしていたクラスメイト門倉里菜(かどくらりな)と出会う。
同じ趣味で話が合う二人はどんどん親しくなっていく。
そんな時、泰人は小学生の頃の兄貴分、萩原克樹と再会する。彼はハメ撮りを販売して荒稼ぎしているようで、泰人もその動画のお世話になるのだった。


選択肢なし(隠し撮りの顔ぼかしをするかどうかの選択はあり)、
コスプレ、「僕の方が先に好きですらなかった」、ボイスあり、七時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は様々なコスプレHを味わうことができましたし、コスしつつも門倉さんの面影が感じられ、
「クラスメイト」で「コスプレイヤー」というシチュエーションにドキドキさせられました。
門倉さんのスタイルも描写通りに魅力的です。一枚絵は三十四枚+差分。

クラスメイトの美人コスプレイヤーと仲良くなっていくなか、
幼馴染の兄貴分が定期的にアップロードするハメ撮り動画にもお世話になっていきます。
童貞の心理描写が他人事ではなく身につまされるものがありましたし、
百戦錬磨の克樹が語る女を落とすテクニックは妙に説得力があって、
そうした心の動きが巧みに描かれていました。

ハメ撮り動画の女の子が誰かというのはプレイヤーとしてはわかるものの主人公はなかなか気付かず、
もどかしくはありますが同時にその哀れさが良いアクセント。
また、門倉さんのあるあるオタクムーブを交えた主人公との会話は本当に楽しそうで、
だからこそより真相に気付いたときの可哀想さに拍車がかかっていました。
「僕の方が先に好きですらなかった」無力感や、終盤の展開も可哀想……だから興奮します!
定期的にハメ撮り動画がアップロードされることで、
エロ目的で起動したのにエロシーンまでなかなか到達しない……ということが無く、
頻繁に代わるコスチュームでHシーンに見飽きることも無いというプレイヤーへの配慮も大変に有難く、
至れり尽くせりでコスプレイヤーの痴態と、楽しいオタクライフと、真実を知った時の絶望を堪能することができました。

過去の作品感想:ホントノキモチイロヨリドリ僕の大事な姉はあいつのオモチャグラショタキミノトナリキミノオモイヒダマリノキオクカノビッチ〜彼女がビッチになった理由〜エガオノリユウ
(2022/11/25)

2022年同人ソフト作品感想

(同人ソフト追加シナリオ)

ざくざくアクターズ Ver1.82/はむすた(フリーソフト)

温泉宿リリィの温泉内に出現したダンジョンイベントが追加されています。
Ver1.32までについてはこちら

追加部分は八十時間ほどで終わりました。
今回の途中から追加されるスキップ機能がとても便利でした。
音楽はラスボス戦などに追加曲あり。
絵は色々なキャラクターやカットインが追加されています。

「温泉ダンジョン」「南の島ダンジョン」「スイカ村ダンジョン」「海中ダンジョン」それぞれに三〜四マップと、
それらがランダムで出現する「EX統合ダンジョン」を周回していって、
ストーリーを進めたり、ダンジョンの住人と会ったり、アイテムを入手したり、実績を獲得したりしていきます。
黒幕が最初からコメディキャラっぽい感じで、各ダンジョンイベントでも笑えるシーンたくさんですが、
締めるところはしっかり締めていて熱かったり重苦しかったり……まとめるとすっごく面白くて特におすすめです!

よく使ったのは参謀長メニャーニャの超電磁ビットで弱体化させてからの運動長ヅッチーレーザーと、
警備隊長スライミーズのでたとこスライミーズ!&ゲラーズ勲章でTP溜めつつ攻撃強化してのマリオンちゃんスロットぶっぱ。
攻撃性能では雷が優遇されてるように思えますが、
ボスの弱点としては風&投擲が多めなのでスライミーズはアタッカーとしても活躍してくれました。
あとは状態異常撒き&防御役のクウェウリや、MP吸収という唯一無二のスキルで一部の敵を完封できるゼニヤッタもレギュラー。
イベント様々でアイテムもガンガン手に入って、周回もスキップ機能で快適になったので気付けばたくさんダンジョンに潜っていて、
気付けばレベル最大の999に到達してしまったほど楽しくて時間泥棒な作品でした。
……そしてレベルドレインクリスタル(レベルが下がる代わりにステータスボーナス獲得)があるのでまだまだ遊べます!

過去の作品感想:ざくざくアクターズらんだむダンジョン
(2022/11/23)

2022年同人ソフト作品感想

(同人ソフト完成版)

僕らの都市伝説/ライジング斉藤(フリーソフト)

都市伝説のない街で退屈な日々を送る中学生の柳沢学(やなぎさわまなぶ)、嶋優太郎(しまゆうたろう)、田畑克明(たばたかつあき)、寺尾(てらお)ひさしは、自分たちで都市伝説を作って広めてしまおうと思いつく。
その結果は…………。


選択肢あり、都市伝説、ホラー、一時間十五分ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が変更できず遅めなことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は垢抜けない男子学生という芋っぽさがよく出ていました。

四人が提案する「心霊スポット」「人間」「お化け」」「未確認生物(現代妖怪)」のうち
二つを選んで作った都市伝説を広めます。
エンディングは六種類+真エンド一種類の計七つ。
多くの話で、四人のうち誰かが奇妙な言動を取るようになり、
それまで友達だった人が理解のできない存在になるという不気味さがありました。
お気に入りは「心霊スポット」と「人間」の話(四人はまともなままの話ですが)
噂に踊らされる人たちを見て笑いを堪えきれない四人+クラスメイトのシーンは読んでいる方も可笑しい気分になりましたし、ラストも気味の悪さを味わえました。
また、真エンドはホラーだった通常エンドとは一転、郷愁を感じさせるもので……なんだか狐につままれたかのような、悪夢から覚めたかのような、不思議な読後感でした。

過去の作品感想:暴走族夜怪デイ・アンド・ナイト
(2022/11/21)

2022年同人ソフト作品感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2005/5/8開設
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