おすすめ同人紹介
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おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2019授賞作品発表は、
新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響を考慮して会場での実施はせず、配信のみといたします。
また、日時も変更し2020年6月13日(土)
20:00〜23:00 YouTubeで無料配信(プレミア公開)予定です。(2020/3/7)

過去のトップページコメント及び紹介・感想以外の更新履歴はこちら(2020/1/1)
web拍手のお返事はこちら(2020/4/3)

最新の更新(2020/4/5)

2020年同人ソフト作品感想

(完成版)

点鬼簿行路 Ver.1.00/丹綿樫(フリーソフト)

演劇部に所属する淵上咲人は人形の首を折ってしまう癖を持っていた。
部活の先輩、鏑木小夏は「点鬼簿行路」で主役を務めたいと望んでいたが、
自分とは全く違うタイプで、役作りをしっかりとする必要があるらしかった。


選択肢あり、演劇、人形、一部ボイスあり、四十五分ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が遅めで変更できないことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は結末によって構図は同じながら表情が違う小夏の一枚絵が表示される所や、
持っている絵で感情を表現しているような淵上、時折走るノイズなどが印象的でした。
ボイスは「お金が底を尽きました」のへらへらした口調がお気に入りです。

人形の首を折るか折らないかで二種類の結末に分岐します。
首を折る、という気味の悪い冒頭から、
明るい言動とは裏腹に端々から不穏さが感じられる小夏先輩の存在、
都度都度入る語りボイス等多くの場面に閉塞感を覚えました。
それだけにAエンド終盤、一般的には良くないことながらも、小夏先輩の表情、重なる声、決意から、
どこか晴れやかな、開放感を覚える気持ちで読み終えることができました。

過去の作品感想:ヘクソカズラ
(2020/4/5)

2020年同人ソフト作品感想

(完成版)

ヘクソカズラ ver1.23/丹綿樫(フリーソフト)

事故で両親を揃って亡くした朝場美華(あさばみはな)は、母の葬儀に立ち会うため赤座山の壇蛇羅集落へ向かう。
そこには、独自の宗教をもとにした風習が数多く存在していた。
集落で美華は幼い頃に別れた兄姉と、「大文化研究会」なるものに所属する少年少女たちと出会い、夏休みの一か月間、壇蛇羅集落で過ごすことになる。


選択肢あり、部落、ジュブナイル、因習、一部ボイスあり、八時間ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が遅めで変更できないことがやや不便でした。
音楽はそれぞれの場面に合っていて、特に二胡を弾くシーンで流れる「スカボロー・フェア」がお気に入りです。EDに歌。
絵は背景画像がどれも気味が悪いほどに鮮やかでした。
時折立ち絵に札が貼りついたり、一つ目になったりするのもぞくっとさせられます。
また、登場人物みんなの目に赤い隈取りがあるのも内容に沿っていると感じられました。

美華が色々と問題を抱えた壇蛇羅集落の人々と関わっていきます。
エンディングは四種類。
続編「猿喰キッド」も制作予定とのことで未回収の設定があるものの、美華の物語としては完結しているとのこと。
どのエンディングでも、姉の五十鈴関連や、将来の美華が壇蛇羅集落に戻るであろうことは変化がなく、
美華も壇蛇羅集落に囚われてしまっているのだろうな、とちょっと陰鬱な気分になります。
反面、「大文化研究会」の面々との交流はゆるやかで心地良くて、受け入れられている、と感じられます。
彼らと過ごす日々は丹念に丁寧に描かれており、彼らの良さや弱さ、鬱屈や信念をしっかりと知ることができ、
彼らのことをとても愛おしく思えるようになりました。

また、鮮やかすぎる背景に文学や演劇の話題、冒頭や幕間の演出、魂が何度も巡ると伝えられている集落といった要素が、
所々で語られる「自分たちは舞台で役を演じているのでは」という言により真実味を与えています。
そうした中で読み進めていく物語は、一歩引いて観ることになるがゆえに、
周囲の人が悩んだり必死になったりしている中、ズケズケと引っ掻き回す美華に同調することができました。
……それでも美華の図太さは「強い」と感心させられますが!
(サイトの制作コメントを読むと環境の変化でそうなってると書かれていますが……それにしても多分に素じゃないかなあ……)
お気に入りの登場人物は常に赤ん坊を抱えた少年、宮地尚孝(みやじなおたか)
学生帽にシャツで片目隠れていて控えめで華奢で育児に手一杯な少年ってどんだけあざとい属性盛り盛りなんでしょうね……好き!!
(2020/4/3)

2020年同人ソフト作品感想

(完成版)

ヘブンズ・ロワイヤル Version1.03/わらび餅ぴざ茶(フリーソフト)

死亡し、天国で目覚めたルーシーは一部の記憶を無くしていた。
悪人として強制労働させられる地獄に連行された彼女は、悪人同士の殺し合いヘブンズ・ロワイヤルに参加させられる。
そこにナルガという男から、ヘブンズ・ロワイヤルに乗じて天使を殺し、自由になろうと持ち掛けられるのだった。


選択肢なし、天国、バトル、三時間十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はルーシーが綺麗かつ可愛い造形だと感じました。一枚絵は八枚+差分。

選ばれた悪人達が闘い、勝ち残った一人が転生できるというヘブンズ・ロワイヤルが開催されている隙にルーシーとナルガが天使を殺していきます。
ルーシーとナルガの関係と、ルーシーと彼女に執着するラビの関係がストーリーで重要になるのですが、
その二つの間にはほとんど関わりがないため、どっちつかずのように感じてしまいました
また、ナルガが色々な策略を用いていくのですが、天使が揃いも揃って脳筋か怠惰ばかりで簡単に騙されてしまいあっけなさが残りました。
ですが、伏線が多数配置されていてここはそういうことだったのか、とか、これは気付けた! とか思いながら読んでいくことができました。
また、「ぺったん」だけれど(だからこそ?)強くて、でも初心なルーシーが魅力的で、
彼女が笑ったり怒ったりするのをずっと見ていたいなと思えました。

過去の作品感想:メイム
(2020/4/1)

2020年同人ソフト作品感想

(完成版)

Lost Friends3-Never returN- ver1.00(やや女性向)/渦女屋本舗(フリーソフト)

聖職者になる修行で各地を旅していた少年マーティンは、身寄りのない少年クロエと出会い、行動を共にすることになる。
しかし突然、リムブスと呼ばれる異空間に迷い込んでしまう。そこから脱出する手段は、いつ開くとも知らない大扉から、一回で一人のみ。
クロエはうっかり真名を明かしてしまった妖精ヒューゴに命令できる立場となるが、そうした存在や生き抜く知識がないマーティンは無力感を抱くのだった。


選択肢あり、迷妄系ファンタジーADVとのこと、二時間半ほどで読み終わりました。
システム特に不便な箇所なし。
音楽は最初の一番綺麗な(後述)エンディングにのみ歌があるというのが……後は堕ちていくだけというか……
その歌が物悲しくも美しい良い曲なだけになおさらやるせなく思えます。(他のエンディング曲が悪いわけではなく、曲調として)
絵は歪んだ笑みが内心を映していて印象的でした。一枚絵は十八枚。

人間社会の常識が通用しない世界に迷い込んでしまい、フレンドをロストします。
ルートは三つでエンディングは六種類。
Lost Friends」「Lost Friends2 -Reason of Tears-」とは同じ世界の話でちょっとだけ繋がりはありますが、
メインストーリーはそれぞれ独立した話になっています。
一番最初に読むことができるルートが、大団円ではないけれどもわりと綺麗な終わり方でした……が、
残り二つのルートがより酷いことになっていて、壊れていくものをなすすべなく見ているような悲しみとむなしさを感じました。
マーティンがどんどんやさぐれていくのも同様に……
でも後半のマーティンは余裕がなくなれば自分本位という、
いたって平凡な人間ムーブをしてくれるのでなんだか親近感と身につまされる思いを抱きました。

飄々とした妖精ヒューゴも、人に迷惑かけてばかりだけれど本心は……なクロエも好ましく思えて、
だからこそなんとかなってほしかった、と嘆きたくなる物語でした。

過去の作品感想:ENIGMA:Lost FriendsLost Friends2 -Reason of Tears-
(2020/3/30)

2020年同人ソフト作品感想

(完成版)

ReIn∽Alter Ver1.0(15推)/anubis(フリーソフト)

未解決の猟奇殺人事件が頻発し、「魔族」の仕業ではないかと噂されていた現代。
周囲から若干浮きながら学生生活を送る高嶺零(たかみねれい)は、非日常を求める気持ちを抱いていた。
ある夜、彼は化け物に襲われる。何故か化け物の行動を先読みできた零だったが身体能力差により追い詰められてしまう。
そこに現れ、化け物を倒した少女、東岸唯理(とうぎしゆいり)から、零は異能と化け物について聞くことになる。


選択肢あり(本編は選択肢なし)、異能、孤独、セカイ、六時間半ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は女の子に色気があって、そんな娘から好意を向けられるとドキドキさせられました。

主人公が周囲の女の子と仲良くしたり戦ったりしながら異能に関わっていく中、
世界を巻き込む混乱や、人類の起源にまで話が発展していきます。
過去作「Acassia∞Reload」の内容を含む後日談「Ep.-[Transcendence]」もあり。

序盤、主人公が非日常を求めながらも身近な人に危険が及ぶと狼狽していてあまりいい気分になれませんでしたが、
中盤以降は少々後ろ向きながらもできる限り頑張っていて、好感が持てるようになっていきました。
孤独や、生き難さ、迫害、存在理由について登場人物の切実な思いが描かれていて、
色々と諦めていない若い頃に読んだらもっと自分と重ねて読めたのではと完全に自分の都合で残念に思う部分があるものの、
それでも十分に、息苦しく、あるいはやるせなくなるような気持ちになりました。
また、終盤及び後日談でのスケールの大きな闘いは高揚させられるものがありましたし、
ラストは喪失感を覚えながらも、やり遂げたような心持ちになれました。
お気に入りの登場人物は主人公のクラスメイトで人気アイドルの佐咲煌華(ささききらか)
明らかに裏がありそうながら、それでも彼女に夢中になってもいいやと思えるような蠱惑的なセリフと容姿が魅力的でした。

過去の作品感想:Acassia∞Reload
(2020/3/28)

2020年同人ソフト作品感想

(完成版)

Acassia∞Reload Ver1.2/anubis(フリーソフト)

謎の施設に閉じ込められたアカシアは、自殺したり殺されたりするたびに復活するがそのたびに記憶を失っていった。
死ぬたびに脱出できる可能性はどんどん減っていく。
しかしある時、今ならば脱出の糸口がある、と感じたのだった。


選択肢あり、RPG、ループ、三時間ほどで終わりました。
名前入力あり。
システムはRPGツクールMV製。
音楽は特に合わないような箇所なし。

レベルが低下し、スキルも忘れた状態のアカシアが、元の力と記憶を取り戻して脱出しようとしていきます。
エンディングはゲームオーバー(引き継いで最初から)を除き三種類。
マップにあるクリスタルにMPを注ぐと記憶が解放されたり、
新しいスキルを習得することができますが、一周目でクリアすることは困難です。
死ぬとアカシアの記憶が無くなり一番最初に戻されるかわりにレベルとスキルを引き継げ、
それに加えてモンスターの弱点や正解ルートなど蓄積されたプレイヤーの知識も用いて脱出を目指していきます。

繰り返し前提で、決まった場所で必ず敵が出現するため戦闘を回避できないつくりですが、
戦闘スピードを速くしてもそこまで速くならない所がちょっとまどろっこしかったです。
ですが、繰り返すごとに探索できる範囲が広がっていくことや、倒せなかった敵を倒せるようになった時にやりがいを感じられましたし、
プレイヤーもアカシアのやりたいことを手助けできている、と思わせてくれるつくりもなんだか嬉しかったです。
物語は、目的を果たしたトゥルーエンドよりも妥協してノーマルエンドの方が幸せそうでいいじゃないですか! 
と言いたくなるような、ままならないラストでした。
(2020/3/26)

2020年同人ソフト作品感想

(完成版)

エガオノリユウ ver1.10(18禁)/人生通行止め(DL販売2090円)(DL版の購入はこちら)

二年生の上阪瞬(こうさかしゅん)は転入先の学校で、三年生の春乃まひるに一目惚れし、彼女が部長を務めるテニス部に入部する。
まひるからテニス指導を受けていくうち、二人は付き合うようになる。
しかし、まひるの知り合い、島津一都(しまづかずと)がまひるを狙っていたのだった。


選択肢あり、寝取られ、恋愛、ボイスあり、十一時間ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はまひるの可愛らしさと小柄なのに豊満な体形が魅力的でした。
あと島津君と主人公のアレの大きさ差が残酷……。一枚絵は四十二枚+差分たくさん。

憧れの先輩、まひると相思相愛になるものの、目を離した隙にまひるに近付く男が現れます。
エンディングは四種類。選択肢によっては寝取られないエンディングもあり。
主人公のみの視点と、主人公+まひる視点を選ぶことができ、初回は主人公のみ推奨とのこと。
主人公のみルートはところどころまひるの行動に不信感を覚える場面はあるものの、
はっきり寝取られたと突き付けられる場面はありません。
しかし後からまひる視点を読むとがっつり島津君と関係を持っていて、
何も知らない主人公が可哀想で滑稽で、寝取られているという実感を抱けます。

前半部分や寝取られないルートでは、仲良くなっていく過程やお互いのことを好きであるという気持ちが丁寧に描かれていて、
純粋に恋愛モノとしても微笑ましくて、温かくて楽しめました。……だからこそより寝取られる時に悲しいのですが。
また、島津君はまひるを快楽漬けにするテクニックが尊敬できましたし、
まひるは前半部分の気さくな可愛らしさや、快楽に溺れながらもギリギリまで堕ちない所、
主人公は付き合うきっかけの場面や、まひるから懺悔された時の対応からまひるへの愛が感じられ、
メインの登場人物みんな、好感(とはちょっと違うかもしれませんが)が持てました。

お気に入りの場面は主人公がまひるに告白する所と、寝取られた証拠を目の前で見せつけられる所。……両極端ですね。
どちらも、主人公の心境に読んでいる方も心揺さぶられました。

過去の作品感想:ホントノキモチイロヨリドリ僕の大事な姉はあいつのオモチャグラショタキミノトナリキミノオモイヒダマリノキオクカノビッチ〜彼女がビッチになった理由〜
(2020/3/24)

2020年同人ソフト作品感想

 

 

 

 

 

 

 

 

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2005/5/8開設
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