おすすめ同人紹介
はじめに  おすすめ  期待の同人ソフト  感想その他  全作品リスト(同人ソフト完成版リスト体験版その他リスト、同人誌漫画・小説リスト・雑談)  ご当地同人ソフト  リンク  twitter

同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー発表 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 一覧  「悪の教科書」のDLはこちら 「二十四季Pilot 2」等のDLはこちら 「親愛なる孤独と苦悩へ」のDLはこちら 葉露大会一覧はこちら

おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2024無事終了いたしました。ありがとうございます。
録画(アーカイブ)はこちらです
(2025/5/25)


過去のトップページコメント及び紹介・感想以外の更新履歴はこちら(2025/4/26)
web拍手のお返事はこちら(2024/12/27)

最新の更新(2025/6/29)

2025年同人ソフト作品感想

(完成版) 

噓つきな魔術師は恋をしない(15推)/Testament(フリーソフト)

定期的に大聖女が結界を張ることで平和に暮らしている国があった。
大聖女となるために必要とされている巡礼の旅に出る聖女ネージュの騎士役を魔術師ユーグは打診される。
同時に、結界を張ることで歴代の大聖女は命を落とすという聖女にも国民にも秘密にされていた事実を告げられたのだった。


選択肢あり、宗教、恋愛、二時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は立ち絵も一枚絵も、ネージュの聖女としての抑制があったうえでこぼれる感情が健気でしたし、その上で心から笑えたシーンも印象的でした。
一枚絵は十枚+差分。

自分が死んでしまう儀式を自らの意思で行わせるため、ユーグがネージュの信頼を得ようとしていきますが、
その過程でお互いのことを想いあうようになっていきます。
エンディングは三種類。
相手に魔術をかけるため同意する契約書へサインが必要だったり、タブレット端末があったりと魔術がありながら、現代っぽい要素もある世界観。
嘘をついている、それも死んでしまうことを隠しているという罪悪感や、
終盤、実際にそれが現実のものとなってしまう悲しみや無力感といったことが描かれていました。
同時に、子供のころから強制的に隔離されて育った世間知らずのネージュと、
魔術一筋で周囲とほとんど関わらないまま過ごしてきたユーグが一緒に旅をして、
ちょっとしたハプニングに照れたりドキドキしたりといった初々しいやりとりが満載で……微笑ましかったです!
(2025/6/29)

2025年同人ソフト作品感想  

(完成版) 

人の気持ちが分からない! version 1.05(15推)/rage(フリーソフト)

とある機関に所属するシャルルは元王子様。
元メイドで入れ込んでいるマリアンヌのもとへ足繁く通うも、いつも怒らせていた。
同僚のベネディクトに人の気持ちがわかっていないと言われたシャルルは、人の気持ちがわかるように訓練をはじめるが……。


選択肢あり、恋愛、サスペンス、一時間と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はマリアンヌから向けられる負の感情にゾクゾクさせられました。大体シャルルが悪い!
一枚絵は二十一枚+差分。

「ハーレムなんてあるわけないじゃないですか」主人公の兄シャルルが、
意中の人に好いてもらうために人間観察をすることになります。
エンディングは三種類。
人間観察のミニゲームあり。
ミニゲームは観察することのできる気持ちが細かく色分けされていますが、
制限時間があるのでそこまで深く気が回らなかったです……。
話は過去の出来事や、シャルルの所属する機関のことをあまり詳細に語らず想像の余地を残すつくりになっていると感じました。
マリアンヌさんの気丈さ、聡明さは確かにシャルルが入れ込むだけの美点でしたが、
人の気持ちがわからないシャルルに見初められたがために人生めちゃめちゃにされて可哀想……。
でもアフターストーリーまで読むと、シャルルがいなかったら問題ないかというとそういうわけでもなさそうで複雑です。
シャルルは前半やバッドエンドでの人の気持ちのわからなさに目を覆いたくなりましたが、
なによりも自分の気持ちがわかっていなかったと気付けたことで辿り着ける結末で、
人に気持ちがわかるようになって良かった……ですがより周囲を動かせる化け物になったような!?

過去の作品感想:青の雛鳥ハーレムなんてあるわけないじゃないですかsigh
(2025/6/27)

2025年同人ソフト作品感想  

 (完成版) 

とっくに死んだ恋なのに(BL15推)/FARAWAY WORKS(フリーソフト)

高校時代にクラスメイトだった鹿嶋が死んだ。
「俺」は「彼」に片思いしていた。
葬式からの帰り道。俺は動く死体となった鹿嶋と出会った。


選択肢なし、恋、ホラー、四十五分ほどで読み終わりました
システムは文章表示速度が遅めで変更できないことがやや不便でした。
音楽はタイトル画面とスタッフロール以外効果音のみ。
絵は背景のみ。

吃音症の主人公が片思いしていた鹿嶋の動く死体を持ち帰る現在と、
鹿嶋とだけ接点があった高校時代が交互に語られていきます。
高校自体、雨の日に二人だけでいる時間は特別感があって大切に感じられましたし、
今も昔も周囲に馴染めない主人公の鬱屈や、
動く死体と暮らすというインモラルな出来事が静かに、けれどあふれそうな想いをもって描かれていました。
高校時代の終盤のシーンで何もできなかった主人公は、もうバッドエンドが確定していたのでしょうね……。
(2025/6/25)

2025年同人ソフト作品感想  

(完成版) 

夏霞、残響/綿絲(フリーソフト)

仕事に追われ余裕のない日々を送っている山田朱星(やまだ あかり)は、出勤途中、気が付くと高校にいた。
校内にはアオと名乗る少女以外、何故か一人もいない。
戸惑う朱星に、アオは指示したものを見つけてほしいと持ち掛けるのだった。


選択肢あり、癒し、夏、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は明るく元気なアオが可愛らしかったので、終盤の展開は胸が痛みました。

主人公が校舎内を巡る中で、高校時代のことを思い返していきます。
エンディングは三種類。
ほんの数回のことを大切に思っていたアオがいじらしかったです。
また、スタッフロールで、当日朝のこと? がイラストで表示されるのですが、
それによって主人公の一方的な体験ではなく双方向であったことが補強されていて、
今後も二人の関係が続いていくと確信できる良い演出でした。
(2025/6/23)

2025年同人ソフト作品感想  

コミティア152作品感想

(同人ソフト完成版)

たりない天使さま/philia1000円

幼いころに両親を亡くし、親戚の優子(ゆうこ)さんの家で育てられた高校生の小原知行(おばらともゆき)。
しかしある朝起きると、優子さんの姿と記憶が十二歳の状態となってしまった。
いままでの優しさが嘘のように刺々しい態度をとる優子。何故、こんな状況になってしまったのだろうか……。


選択肢あり、依存、恋愛、二時間四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はだんだん心を開いてくれるロリ優子が可愛かったです。一枚絵は六枚+差分。

保護者だった女性がその記憶がない状態のロリとなり、彼女の保護者をすることになります。
エンディングは三種類。
明らかに訳ありの優子の実家にだまし討ちで連れていくのがあまりいい印象を受けませんでした。
ですが、憧れの人が子供の姿になって同居ラブコメ生活、というには隠し切れない不穏さが随所に散りばめられていて、
いつそれが表に出てきてしまうかハラハラしながら読み進めることとなりました。
それはそれとして幼女と過ごす日々は微笑ましかったですが!
また、最初に読むことができる二つの結末を見たからこそ、
最終ルートの、決して健全ではないけれどもかろうじて社会を生きていけるようになった主人公の姿が感慨深かったです。

過去の作品感想:Pure Culture Rose御伽の国の彼方へ Episode1
(2025/6/21)

コミティア152作品感想

2025年同人ソフト作品感想

(完成版) 

フォレスティア〜ちいさな町の牧場ライフ〜 Ver.1.0.6(18禁)/いなずまそふとDL販売3300円(DL版の購入はこちら)

ココタウンという町に引っ越してきたフィロは、
町長の娘ビスティに牧場立て直しのための移住と勘違いされ、廃牧場をまかされる。
それでもめげずに牧場を整備していく中で、町の住人達と仲良くなっていくのだった。


選択肢あり、スローライフSLG、三十五時間ほどで終わりました。
主人公名前変更可。
システムはRPGツクールMZ製。
音楽は平和そうなもので落ち着けました。
絵はまず主人公が可愛いです。ヒロインもみんな可愛いです!
斧装備時にヒロインに話しかけようとしてミスって斧振りかぶるのが怖かったです……!

畑を耕したり、動物を飼ったり、採掘したり、釣りをしたりしながら町の住人と仲良くなっていきます。
今後さらにアップデート予定とのこと。現時点ではv1.1.0。
SLGパートではマップが広めで移動時間がかかることや
動物が増えるとエサを置く手間がかかることが気になりましたが、
高価な作物をいっぺんに収穫して大金を入手したときは気持ち良かったです(スローライフ……)
時間制限もなく、ゲームオーバーもないので気楽にプレイできます。

ストーリーでは町長の娘、ビスティ、別の牧場の娘、レトリー、釣り人のルーシャ、
鍛冶職人のザナ、芸術家のノーティ、聖職者のローリエ、旅館の若女将、よしのの七人と恋人になることができます。
(ハーレムルートはありません)
ルーシャとよしのの(比較的)年上ヒロインルートの、
年の差を意識しためんどくさいお姉さんムーブが可愛らしかったです。
特にルーシャは朝は寝ていて、風呂時間も長くて会いにくいということも含めてめんどくさくて、魅力的でした。
(2025/6/19)

2025年同人ソフト作品感想  

(完成版) 

絨毯と炭酸水 Ver 1.0/さんろっく(フリーソフト)

絨毯に炭酸水をこぼしてしまったことがきっかけで謎の空間に迷い込んだみすみね。
そこには「白の戦士」と名乗る生き物がいて、このままでは世界の色が奪われてしまうと言ってきた。
みすみねは他の色の戦士を集めることになるが、彼らはみんな個性的で……。


選択肢あり、コミュニケーション、現代ファンタジー、一時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は戦士さんが可愛かったですがそんな戦士さんたち(可愛さも奇行も)を見ても変わらないみすみねの無表情も味がありました。
一枚絵は十五枚+差分。

色の戦士を説得することになりますが、主人公は口数が少なく、不安に思った白の戦士は炭酸飲料に力を込めます。
五種類ある炭酸飲料のどれを飲むかで、自然に相手の会話を「聞き流す」「褒める」「意見する」「肯定する」「否定する」ようになり、
事前にどの組み合わせを選び、会話中にどれを飲むかで説得の成否が変わります。
失敗してもすぐにやり直し可能。
エンディングは二種類。
こだわりの強い戦士たちながら、そのせいでいい感じに手玉に取ることができるのが可笑しかったです。
その過程でみつみねの過去を見せられるため、ラストバトルは虚言だとわかっていても胸が苦しくなりました。
また、本編だけでなくおまけを最後まで見て完成する話で、
みつみねとの会話が単に読み終えたプレイヤーへのサービスではないと気付いた時と最後の一言が感慨深かったです。
(2025/6/17)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなジャンルの作品で良いものはありませんか?とか
○○という作品の感想はありますか?などの質問も受け付けております。お気軽にどうぞ。

拍手コメントへの返信不要や掲載不可という方はその旨併記ください。


疑問・質問・感想・忠告・お叱りなどはこちらまで
minamisoutherncross.sakura.ne.jp(●を@に変えてください)


2005/5/8開設
このサイト内の文章・画像等で各サークルさんによるものは無断転載・配布等を禁止します。