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最新の更新(2024/11/19)

2024年同人ソフト作品感想

(完成版) 

アウラルと光の竜〜Gathering Light〜 v1.0p/みむいむ(1430円)(DL版の購入はこちら)

光の竜が魔王を倒してから千年。毎年行われている「光竜祭」を見にアステヴァイン王国を訪れたアルラウネのアウラルは、
幼い頃にモンスターに助けられた騎士グレンと、自称光の竜、セレと出会う。
そのころ、王国の周辺では魔物の暴走や黒い魔獣の出現により魔王復活が噂されていた。


モン娘健全王道長編RPGとのこと、四十七時間ほどで読み終わりました。
「アウラルと光の竜〜魔王病と古の秘宝〜」の感想はこちら。
システムはRPGツクールMZ製。
音楽は特に合わないような箇所なし。EDに歌あり。
絵は弱ったアウラルの姿が印象的でした。
戦闘はカットインやアニメーション演出あり。
また、健全とは言えきわどいシーンが結構あります。

アウラルとセレが様々な種族のモンスター娘と協力しながら冒険していきます。
「アウラルと光の竜〜魔王病と古の秘宝〜」よりも前、アウラルとセレの出会いの話。
RPGパートは難易度低めで、イベントやボス戦前にアイコンや回復ポイントがあって思いやりを感じました。
よく使ったのはアウラル。攻撃アップ装備で固めて攻撃バフもりもりにして敵の弱点属性を纏った極光斬が強すぎました。
他にはメルーザを打撃受け兼スタン撒き、グレンを魔法受け兼攻撃魔力デバフ役兼属性バフデバフ、プリュン回復兼歌バフがレギュラーでした。
セレは後列まで蘇生する必殺技が伝家の宝刀過ぎてTP貯めたらひっこめて最後まで温存したままが多かったです。

話は、機転の利くアウラルがとても頼りになるので、いざアウラルがやられたり別行動しているときが心細かったです。
そして本編開始前まで不遇だったアウラルのもとに各種族が集結していくという展開が盛り上がるもので、まさに王道! でした。
また、途中に挟まれるモン娘たちの会話も楽しくて、彼女たちみんなのことが大好きになりました。

過去の作品感想:アウラルと光の竜〜魔王病と古の秘宝〜
(2024/11/19)

2024年同人ソフト作品感想

(完成版) 

アウラルと光の竜〜魔王病と古の秘宝〜 v1.15/みむいむ(フリーソフト)

魔王を倒したアウラルと光の竜セレご一行は別の国に招かれる。
そこでは過去に魔王病という、十五歳になると理性を失い暴れるようになる別の魔王の呪いが発生していた。
五百年前に自らを時を止める魔法で封印したエリスという十三歳の魔王病の少女を助けるため、
アウラルたちは願いを叶えることができる古の秘宝があるダンジョンに挑むのだった。

ファンタジーRPG、モンスター娘、二十時間ほどで読み終わりました。
システムはRPGツクールMV製。
音楽は特に合わないような箇所なし。EDに歌あり。
絵は顔は可愛くて、特に下半身はモンスターでその上むちむちでした。

「アウラルと光の竜〜Gathering Light〜」の後日談(本作の方が先に公開)
魔王病の少女を助けるため願いを叶える古の秘宝があるダンジョンを攻略します。
RPGパートはストーリー中は八人の中から四人を選んでダンジョンに挑み、途中での入れ替え不可。
EXダンジョンでは戦闘中に入れ替え可能。
シンボルエンカウント制で、適度に敵をよけながら進んでも全滅することなくクリアできました。
よく使ったキャラクターは、攻撃全振りでの必殺技が強力なセレ、各種リジェネ持ちのテテピ、
状態異常付与ばかり装備したシェニ(状態異常必殺技もあり)と、彼女に攻撃回数増加技をかけるウルヴェ。
EXダンジョンではそれ以外のキャラクターにも役割を持たせることができて、ボスに応じて使い分けていました。
ストーリーは、後日談なのでアウラル達八人がもう仲の良い状態で、
用語辞典でそれぞれのプロフィールを読むことができますが説明のみでは頭に入りにくいため、
序盤で具体的にキャラクターを知れるエピソードがもっと欲しいと思ってしまいました。
ですがストーリー上のラスボス戦も盛り上がる展開でしたし、
エリスの良くない状況や、モンスター差別の残る環境でも
みんな明るく前向きにエリスのために行動していて、優しさをたくさん感じられました。
(2024/11/17)

2024年同人ソフト作品感想

(完成版) 

夜半に道連れ Ver1.05/スーパー担々麺ワールド(フリーソフト)

あさひは恋人の男が既婚者であることを隠していた。
佐枝子(さえこ)は配偶者の男が浮気をしていた。
二人は、男を埋めた。


選択肢あり、死体埋め女女巨大感情ノベルとのこと、一時間足らずで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は二人のビジュアルや、車内から見る雨に滲む窓の外と雨が止んだ終盤などの対比がありました。

共犯者になった二人の会話の中で、二人の身の上やこれからのことが語られます。
エンディングは三種類。
後ろめたさを覆い隠してくれるような雨が降る夜中の会話は、
それぞれの内側に深く潜っていくような没入感を覚えましたし。
どの結末でも最後に一転して晴れて日が差すのが印象的でした。
また、対照的ながら同時にとても似ている二人の女性、お互いの、「相手のため」の行動が、
善くないことかもしれないけれど切実で、懸命で、胸に響きました。

過去の作品感想:燕に餞 -10 minutes to airplane fall-怪奇!開けてはいけない扉卍
(2024/11/15)

2024年同人ソフト作品感想

(完成版) 

トランス→トラベル Ver1.00/物置の中の骸骨(フリーソフト)

中学三年生の西音寺光(さいおんじ ひかる)は突如別の場所に飛ばされ恐ろしい出来事に会うという幻覚のような症状に悩まされていた。
ある日、同じ中学のお調子者、積口数彦(せきぐち かずひこ)に出会いそのことを打ち明けると、二人揃って同じ症状が発生する。
その症状を「トランス」と名付け調査を行っていくうち、過去の印象的な場面に飛んでいるのではないかと推測するのだった。


選択肢あり、時間、ミステリ、ブロマンス、ボイスあり、三時間十五分ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽は不安を覚える曲が多かったです。OPにムービーと歌あり。EDに歌あり。
絵は二人の関係性が伺えるタイトル画面がどちらも印象的でした。
一枚絵は六十三枚+差分。

光と積口が何度もトランスを繰り返しながら、その原因を探っていきます。
エンディングは一種類+バッドエンド六種類。
過去へのトランスを始めとした記憶を巡る旅のなかで、
上手くいったと思ったら事態が悪化していた時は怖かったですし、
それでもあきらめずに行動して、事態が改善していく過程に読み応えがありました。
また、積口がお調子者な言動をしつつも光をなんとかしたいという思いやりがあって、
その上、トランスの状況を考えて推理するという一面もあり、とにかく頼りになります。
最初は積口を警戒していた光が信用するようになるのもわかります。
同時に、積口も光のことを大切に思っていて、その関係性が良いなと感じました。

過去の作品感想:廃工場と死とラセツトワイライトは反転するシリアルキラーの名前消失現象R/アール
(2024/11/13)

2024年同人ソフト作品感想

(完成版) 

三人ぼっちの世界なら(15推)/ミルクホウル(フリーソフト)

母親から虐待され続けて、もはや自分の名前すら曖昧になってしまった少女は、キャンピングカーに乗った二人組の男女に助けられる。
少女は自分をシロと名乗り、幼馴染会いに行くという大地(だいち)と水希(みずき)の二人に同行することになる。
二人に可愛がられるシロ。しかし二人は何かを隠していた。


選択肢あり、ロードムービー、サスペンス、一時間と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。挿入歌あり。
絵は水希が「頼れる女性」というビジュアルでした。

虐待されて育ったシロが、何かを隠していそうな大地と水希に助けられて一緒にキャンピングカーで旅をします。
エンディングは三種類。
終盤の選択肢でノーマルエンドとトゥルーエンドに分岐するのですが、
どちらであっても「シロは二人に助けられた時点で救われていた」ということに慈しみを感じました。
その上で、ノーマルエンドと異なりシロが二人の事情に踏み込むトゥルーエンドが感慨深かったです。
道中でも、自分を大切にすることや大人の立派さと楽しさを伝える二人の頼もしさと、
庇護したくなるようなシロの真っすぐさが居心地の良い時間になっていました。
大地と水希たち三人の世界とシロたち三人の世界はどちらもずっとそこに居たくなるようで、しかし居続けることはできない、
そんな暖かさと名残惜しさと、そして未来への希望が描かれた作品でした。
(2024/11/11)

2024年同人ソフト作品感想

コミックマーケット104作品感想

(同人ソフト完成版)

ストレイ・メモリア Ver.1.00/ルピナスパレット(2000円)(DL版の購入はこちら)

自分のドッペルゲンガーを見たものは一週間以内に死ぬという都市伝説が流行していた。
如月つぐみ (きさらぎ つぐみ)は記憶を無くし目覚める。
怪異を未然に防ごうとする異能力を持った人々と関わっていく中で、自分たちの問題と異能に向き合っていくのだった。


選択肢あり、現代ジュブナイルミステリーノベルゲームとのこと、一部ボイスあり、二十時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
OPにムービーと歌あり。EDに歌あり。
絵は各キャラエンドの一枚絵が印象的でした。

「インビジブル」「インビジブル 蒼のフラグメント」のキャラクター、一部設定・シナリオを引き継いだリブート作品とのこと。
前日譚「不可視の少女のクオリア」も同梱。
如月つぐみが怪異に対処する異能を持つ者達が立ち上げた「組織」に所属して組織の者たちと関わっていきます。
裏切りからの犯人探し、対決、和解という展開が連続して発生し、裏切者が多すぎる……! と思ってしまいました。
ですがそうした展開の中でそれぞれの問題が描かれていて、
完全には上手くいかないけど気持ちに区切りが付けられる結末が感慨深かったです。
登場人物では朝岡蓮(あさおかれん)がお気に入り。
周囲への気遣いとか献身的な行動とか格好良くて、最初から最後までつぐみと一番息が合っていると感じました。

過去の作品感想:インビジブル(フリー版)インビジブル 蒼のフラグメント
(2024/11/9)

コミックマーケット104作品感想

2024年同人ソフト作品感想

(完成版) 

コーヒーって、甘いですか? Version1.01/tales&Vivid(フリーソフト)

郷土資料館で働く溝手(みぞて)は、喫茶店でコーヒーを飲んだり、買ったコーヒー豆を家で淹れて飲む日々を送っていた。
昔はコーヒーに苦手意識があったけれど、今は好き。
でも、美味しいコーヒーを淹れる道は奥が深くて……。


選択肢なし、コーヒー、「好き」、三十分と少しで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。挿入歌あり。
コーヒーや喫茶店内の写真背景だけでなく、コーヒーを淹れる場面などの動画も多く使用されています。
たまに表示される主人公の絵も可愛いです。

一話完結型の全六話で、どの話でも主人公がコーヒーを飲みます。
主人公が喫茶店の店主達と気軽にコーヒーの質問ができるくらい仲良くなっていて、
何度も通ったんだなあ、と思うとともに、教わることが上手な人柄を感じました。
作中の様々なコーヒーや喫茶店を堪能する場面が読んでいて心地よかったですし、
そのコーヒーをその場所で飲んでみたい、と思えます。
それにしても……主人公が自分のことをコーヒー好きとは名乗れないという場面がありますが、
コーヒー豆買うために閉店間際の店まで走る人はコーヒー好きに決まってるじゃないですか!
知れば知るほど知らないことに気付くという状態なのでしょうね……
(2024/11/7)

2024年同人ソフト作品感想

(完成版) 

サブレキャットヘヴン/シンセティックガール(フリーソフト)

大切にしていた猫のサブレがいなくなったタカヒロとその幼馴染ニヤ。
落胆していたところに人の姿で猫耳で、サブレとしか思えない少女と出会う。
病気療養中だった姉、キッコも戻ってきた夏は、別れの予感に満ちていた。


選択肢なし、猫、現代ファンタジー、一時間と少しで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はノイズやセミの音に、人型の猫がいるという非日常感と、
やがて過去になってしまう物語だという印象を受けました。
挿入歌あり。EDに歌あり。
絵はキッコの眼力の強さと、「アリスニャットシング!」とは正反対のニヤの態度が印象的。

「アリスニャットシング!」の舞台となった街で過去に起こった出来事の話。
タカヒロもニヤも、さらには街の人々も、
サブレ(猫耳のヒトの方)を普通の人間じゃないと気付きながらも大事にせずに流すのがゆるくて好きです。
とはいえ一回だけでなく多くの死が付きまとう展開で重苦しさも描かれています。
終盤は猫又大戦争といった感じのわちゃわちゃがあって、
だからこそつらいだけではない別れができたのかなと思えました。

過去の作品感想:7daysつくも3回サンク少女琥珀アリスニャットシング!つきうみ
(2024/11/5)

2024年同人ソフト作品感想

(完成版) 

クリエイターズ・デスゲーム/茶碗蒸し(フリーソフト/有料版あり)

過去にバズったことがあるフリーゲーム制作者、スズヤは有名プロデューサーから極秘企画に参加してほしいとメッセージを貰う。
指定された場所には彼を含めて六人のクリエイターがいた。
しかし企画は嘘で、暗罪(あんざい)もえと名乗る暴露系Vtuberによって、
他の五人が隠しているスキャンダルの証拠を集めて炎上させるゲームに参加させられてしまうのだった。


選択肢あり、制作者、炎上、三時間四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は春水(しゅんすい)さんのうさんくさい笑顔と、最後の断罪放送決着シーンが印象的でした。
暗罪もえの配信開始アイキャッチも、音楽含めすごくVtuberっぽかったです。一枚絵は八枚+差分。

炎上ゲームに参加させられ、閉鎖空間の中で六人のクリエイターが生き残ろうとしたり、交流したりします。
有料版にはおまけシナリオあり。
主人公以外のクリエイターはイラストレーターのmei、歌い手の綾斗(あやと)、舞台脚本家の瀬川由良(せがわゆら)、
作曲家のリツキユウ、小説家の春水(しゅんすい)の五人。
エンディングは四種類。
探索パートはありますが何かある場所にアイコンが表示され、ヒント機能もあるのであくまでストーリーがメイン。
序盤から「これだから"クリエイター"って人種は最悪なんだよなぁ……」などという発言があり、
最初から飛ばしてるなあ! と先が気になりました。
そんな発言とは裏腹に登場人物にいい人が多くて、炎上ゲーム中であっても創作論を話し合ったり助け合ったり、信頼することができます。
クリエイターよりも世論の方に、醜さを強く感じました。
もちろん六人の中にも信頼できない人や社会不適合者もいますが、それを含めて善意も悪意もたっぷり味わえました。

個人的にはリツキユウ>瀬川さんなんですが、リツキさんは創作に一切関わらない内容だから逆なのでしょうか?
それなら主人公もリツキさん以上なのでは……まあそこは暗罪さんの独断ですからね!
瀬川さんお気に入りなのでもっと擁護多くあってほしかったです。
あと、本編はどのエンディングも取り返しがつかないのでおまけシナリオが救いでした。

過去の作品感想:おじさんと遊ぼう
(2024/11/3)

2024年同人ソフト作品感想

 

 

 

 

 

 

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2005/5/8開設
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