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最新の更新(2023/10/3)

コミックマーケット102作品感想

(同人ソフト完成版)

嘘から始まる恋の夏/LYCORIS3000円)(DL版の購入はこちら)

高校二年生の橘薫(たちばなかおる)は中学時代の担任で初恋の人、霜月深玲(しもつきみれい)に振られてしまう。
その様子を見ていたクラスメイト御凪栞里(みなぎしおり)は、大切な人の記憶を上書きすることができるかと聞いてきた。
その問いに答えた薫に、栞里は兄を忘れさせてほしいと言い、二人は栞里の思い出の地巡りをすることになるのだった。


選択肢なし、百合、嘘、ボイスあり、九時間四十五分ほどで読み終わりました。
システムはアニメーションが多いためかNOW LOADING画面も多めでした。
音楽はタイトル画面のBGM兼OP歌のお洒落さを始め良い曲が多かったです。
OPにムービーと歌あり、EDに歌あり。
絵もとても綺麗で、立ち絵も一枚絵もアニメーションします。
服のバリエーションが多いのも凝っていました。一枚絵アニメーション三十六枚。

初恋の人に振られた薫と、兄に囚われている栞里が仲良くなっていきます。
立ち絵の切り替えが多いことや、
自分の環境のせいかもしれませんが、回想が入るたびにNOW LOADING画面になってしまい
読んでいてテンポが良くないと感じてしまうことが頻繁にありました。
話は序盤、栞里のマイペースさとか、薫の軽薄さをあまり良く思えませんでしたが、
中盤以降はそこから変化、成長したと思えて好感を抱くようになりました。
そして終盤の展開は栞里の事情に対して現実的な対応をしつつ
その中にしっかりと薫の気持ちが感じられて納得できましたし、二人を祝福したくなりました。
飲食店で最初は対面で座っていたのに、最後は隣に座るようになった所がお気に入りです。

でも何よりお気に入りは二人の友人、猪ノ原莉久(いのはらりく)
中学時代から栞里のことが好きなのですがその願いが叶うことはなく、
その上で二人の恋を応援してくれるのが健気でした。
日常シーンで薫にからかわれてうろたえる莉久も、とっても可愛かったです。
ただ、真っ直ぐ健全に育ったからこそ栞里を助けることができないのが不憫です……。
さらに上記の隣に座る場面で一人側の席になってしまっているのが不憫すぎました!!

過去の作品感想:しずくのおとFATAL TWELVE
(2023/10/3)

コミックマーケット102作品感想 

(同人ソフト完成版)

朧月夜に言の葉を/さばねくすと(300円)

志望校に落ち、滄海高校に入学した相上論理は、
現代文(あきつよふみ)という名の同級生の少女と知り合う。
彼女は学校の裏山で探し物をしているらしかった。


選択肢あり、探索、伝奇、一時間半ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が遅めで変更できないことがやや不便でした。
音楽はタイトル画面の曲が神秘的でした。
絵は立ち絵がアニメーションします。
髪の毛は若干堅そうに感じてしまいましたが動く現代さんが可愛かったです。

現代さんの願いを叶えるために画面をクリックして探索し、
アイテムを入手して仕掛けを解いていきます。
探索パートは一通り探索したうえで少し考えて解けるほどよい難易度でした。
話は独自の固有名詞満載の伝奇。
過去の出来事からちょっと消極的なものの献身的で茶目っ気のある現代さんが魅力的で、
彼女の役に立てるのが嬉しかったです。

過去の作品感想:有機戦機
(2023/10/1)

コミックマーケット102作品感想 

(同人ソフト完成版)

人生はつづくよ、どこまでも/未来色原石(無料)

幼い頃に母親を亡くし、父親にの手で育てられた中学三年生の白沢絢斗(しらさわあやと)は、
ボランティアで行った病院で花見心春(はなみこはる)という少女と出会う。
仲良くなった二人は恋人同士になるが、心春の病状は悪化していくのだった。


選択肢なし、繋がり、死、ボイスあり、五十分ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。コンフィグの花がお洒落でした。
音楽は切ない曲が多めでした。EDに歌あり。
絵は笑顔が可愛かったです。一枚絵は七枚。

父子家庭で育った主人公が重病の少女と付き合うことになります。
明るく接してくれる心春に好感が持てましたが、彼女は……。
そんな、どんなに頑張ってもどうしようもないことはあるという無力さと同時に、
それでも残るもの、変えられるもの、続いていくものはあるということが丁寧に描かれていました。
特にスタッフロール直前のシーンは、「繋がった」と思える印象的な終わり方でした。
(2023/9/29)

コミックマーケット102作品感想 

(同人ソフト完成版)

次元接続/ヴァンマキ(500円)

生まれてすぐに埋め込むと超能力が使えるようになる装置が開発された世界。
氷室静久(ひむろしずく)は幼いころの記憶がなく、生まれた時期が装置が希少だったころのため超能力者ではないと思いながら日々を送っていた。
ある日、彼のもとに装置を販売する企業から、両親のことを教えるという手紙が届いたのだった。


選択肢なし、超能力、バトルロイヤル、三十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は下半身が描かれていない状態で立ち絵が表示されます。それならばウインドウを非透過・消去不可にしたほうが……。
ヒロインの帯張奏楽(おびはりそら)が神秘的な風貌でした。

主人公が両親の情報と引き換えに超能力者たちのゲームに参加させられます。
初戦からラスボスまでがすぐであっさりめな印象でしたが、
主人公とヒロインの信頼と、戦闘での阿吽の呼吸が良かったです。
あと、ラスボスが権力あるのに非合理な行動をしていて、
もっとゲーム開催せずに暗躍すればいいのにと思ってしまいました。身もふたもない!
ラスボスにももっと偉い人に命令されたとか好き勝手出来ない縛りがあるんですかね……?
(2023/9/27)

コミックマーケット102作品感想 

(同人ソフト完成版)

虚のカ我ミ/てらふぉーみんぐ(500円)

父親と二人暮らしの少女、水里岬は夏休みに祖母の家を訪れる。
連れてきた猫と共に散歩をしていると、どこか見覚えのある社と鏡を見つける。
その場所で岬は、幼い頃に遊んでいた杏と再会するが……。


選択肢あり、伝奇、鏡、四十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は岬が幼女時代も成長しても可愛らしかったです。

主人公が田舎で不思議な出来事に遭遇します。
エンディングは二種類。
主人公に双子の姉がいるのですがその設定が話に関わってこなくて、どのような意図があるのかと思ってしまいました。
裏設定があるのかもしれませんが……。
(祖母の様子から杏が姉ではないでしょうし、母親に不在はもっとシンプルに理由が付けられるのではと思えました)
ですがちょっと怖くて、でも温かい少女二人の交流が微笑ましかったです。

過去の作品感想:海楼のほとり 体験版
(2023/9/25)

コミックマーケット102作品感想 

(同人ソフト完成版)

黒キ霧ノ世界ヲ君と/CREO(1000円)(DL版の購入はこちら)

突如現れた黒い霧によって地上は人の住めない世界となった。
人類はそれぞれの地域で地下のコロニーへ移り住み、それから数百年が経過した。
何故か黒い霧の影響を受けないカイトは、アンドロイドのシオンと共に地上を旅し、世界中のコロニーを見て回っていたのだった。


選択肢なし、近未来SF、稀人、三時間四十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は異なるコロニーでも背景の使いまわしが多いため、差が実感しにくいと感じてしまいました。
ミリセントの部屋なんかはいっそのこと真っ白な背景でも良かったと思います!
また、パッケージ表側のシオンと、CDを外した時に見えるシオンの差が印象的でした。

カイトとシオンが色々なコロニーを訪れ、それぞれに特有の問題に首を突っ込んだりします。
なお、黒霧や主人公の体質といった謎は解決せず、
コロニーでの考え方や立場の違いによる人同士の対立にカイトたちがどう関わり、皆が何を思うかがメイン。
カイトが人を殺さないで済ませようとするのですが、
その後もコロニーの人たちによる闘いはある程度続いていて犠牲も出ているはずで、
あまりその信念を良く思うことができませんでした。
ですが、荒廃した世界を可愛いアンドロイドと旅するというのはとてもワクワクするシチュエーションでしたし、
新しく訪れたコロニーはどんな所なのだろうと移動するたびに興味を引かれた作品でした。

過去の作品感想:
LOOTBeHindKillerLimitedMemories〜あの日あの場所で〜こちら夕闇町 夕凪高校脇怪談部!!GreenTale瞳の中AngelVoice道しるべRougeハールート君の姿、僕の思い学園弁記Phantom-星見の丘の幻視痛-きたくぶのひととき小春日和と冬景色体験版その運命を越えて桜が咲くときまで惨狂ブレイズ-サブリミナルクライムエッジ-スカイブルー冬知らずの少女ヤンデレボリューション赫奕のエクソシストRito Fin僕たちのタイムカプセル装甲傀儡ハボックぼくとようじょの1ヵ月
(2023/9/23)

コミックマーケット102作品感想 

(同人ソフト完成版)

黄昏トロイメライ -Twilight with U-/OverFlowers(1000円)

数年ぶりに故郷を訪れた逢崎昏斗(あいざきくれと)は幼馴染の紫藤夕哉(しどうゆうや)、河島茉莉(かわしままつり)と旧交を温める。
ある日、一人で散歩をしていた彼は黄昏時の河原で黄間汐雫(おうましずく)という幼い少女と出会う。
彼女は昏斗のことを知っているようだった。


選択肢あり、愛、永遠、ボイスあり、二時間十五分ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
銀の少女だけボイスがない事とかフォントが違う事で異質さが表現されていました。
音楽はそれぞれの場面に合った曲が使用されていました。
絵は汐雫の夏の田舎で白ワンピースがずるい! です。
茉莉のビジュアルも好み。一枚絵は三枚+差分。

主人公が黄昏時だけ会うことができる少女に心惹かれていきます。
エンディングは二種類。
一回エンディングを見ると、新たなテキストと選択肢が追加されます。
追加部分で汐雫の心情をしっかりと感じることができました。
二周目ラストでは二人が単に別れるのでも、一緒になるのでもなく、
どちらも提示したうえでさらに踏み込んだやり取りが交わされるのが納得いくと共に胸を打つものがあります。
また、茉莉の一途さが(多少ヤンデレ気味ながら)いじらしかったですが、
汐雫に勝てないのが不憫……なものの、勝てないのも仕方がないという話なのがより不憫でした。
夏の田舎を舞台に、ちょっと仄暗く、しかし混じりけのない愛を感じられる作品でした。

過去の作品感想:だいすきトリカゴセヴンデイズ
(2023/9/21)

 コミックマーケット102作品感想 

 

 

 

 

 

 

 

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