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最新の更新(2023/11/30)

2023年同人ソフト作品感想

(完成版)

月明かりと夜風のワルツ ver1.05/水温25℃(フリーソフト)

魔術学生で魔術の研究者を目指すリシュアは使用人のレナートが好きだったが、
彼からは恋愛ではない好きしか伝わってこないため告白をためらっていた。
しかし、リシュアが卒業して家を出る日は刻一刻と近付いているのだった。


選択肢なし、恋愛、魔術、一時間足らずで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システムは最初に操作説明が表示されて不要であればスキップ可能だったり、
補足情報がポップアップで表示されたり、
一度読んだチャプターから読むことができたり、他にも様々な便利機能がありました。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はリシュアの恋する表情が可愛かったですし、レナートの情けない表情も可愛かったです。
一枚絵は八枚+差分+背景。
CGモードで選択する一枚絵ごとにその場面に沿った音楽が流れるのも凝っていました。

魔術が発達していて、魔術が得意かどうかで格差ができてしまっている国(別の国では魔術以外の技術が進んでいたりする)で、
魔術が得意で格差を無くそうとする主人公が、魔術が苦手で魔術に憧れている使用人に想いを伝えようとします。
主人公も、その父親も、使用人たちも、大学の友人も、街の人も優しくて。
もちろんそうではない人や魔術が苦手で生き辛い人もいますが、
そうした世界を何とかしたいという主人公の身に余りかねない、けれど尊い理想に、
レナートと一緒に彼女を支えなければ! という気持ちになりました。
主人公のレナートを想う気持ちも健気で、そうした二人の気持ちがとても暖かかったです。
そんな優しい登場人物の優しい話なのですが、
それだけでなくプレイヤーに優しい便利なシステム・機能がたくさんあり、
作中の内容と一貫性が感じられてものすごく優しい作品だ!! と思えました。

過去の作品感想:春の幻影鏡の国の姫君リベリオン・ヒーローズはこにわのみこ
(2023/11/30)

2023年同人ソフト作品感想 

(完成版)

ホントノキモチぷらす(18禁)/人生通行止め(DL販売1980円)(DL版の購入はこちら)

大学生活も2年目にさしかかり、
主人公・十弥は彼女欲しさから軽い気持ちで
ウェイトレスの女の子が可愛いと評判のファミレス『ロイヤルキャスト』で働くことにする。
そうして迎えたバイト初日、十弥はバイト先に向かう道すがら
女の子とぶつかって口論となり、険悪なまま別れてしまう。
気を取り直して、バイトに向かう十弥。
だが偶然にもそのバイト先にはさっきぶつかった女の子、天宮あかりが働いていた。
そこから十弥の前途多難なバイトの日々が始まるのだった……。
(公式サイトあらすじより)


オリジナル版と基本的なストーリーは同一ですが、日常シーン・Hシーン共に追加や加筆修正がなされ、
寝取られなかったエンドも追加されています。
他にも新規一枚絵や、立ち絵・一枚絵差分追加、UI変更、演出強化、ボイス新録など様々変更点があります。
過去作をプレイしてるとニヤリと出来る要素もあります。
一枚絵は三十六枚+差分たくさん。

選択肢あり、九時間三十分ほどで読み終わりました。
オリジナル版と同様、十弥視点のみと、十弥視点+あかり視点を選択することができ、一周目は十弥視点のみ推奨とのこと。
また、あかりの一人称を「ボク」か「あたし」から選ぶことができます(ボク推奨とのこと)

オリジナル版をプレイ済みですが、寝取られる前のあかり視点がより細やかになっていて、
ラブコメをよりいっそう楽しむことができました。
同時に雲行きが怪しくなっていくときの不安や、寝取られ判明したときの絶望、
ラストでの主人公のピエロさがより強調されてしまうのですが!
リメイクされても純愛と寝取られの一作で二度美味しい所はそのままに、
その両方ともよりたっぷりじっくり味わえるようになった作品でした。

過去の作品感想:ホントノキモチイロヨリドリ僕の大事な姉はあいつのオモチャグラショタキミノトナリキミノオモイヒダマリノキオクカノビッチ〜彼女がビッチになった理由〜エガオノリユウコロモガワリ
(2023/11/28)

2023年同人ソフト作品感想 

(完成版)

Closed faith ver1.04/せがわ(フリーソフト)

一人の神によって、他の神々が封印され、その信徒も弾圧された。
二百年後。封印が解けた知恵の神、アビスリーゼは、アビスリーゼ教の神官テセウスと共に神殿の外を目指す。
しかし神殿には魔物が出現するようになっていた。


選択肢あり、SRPG、信仰、おまけ含めて十五時間ほどで終わりました。
システムはSRPG Studio製。
システムは特に不便な箇所なし。
絵はクリティカルモーションが格好良かったです。

封印が解けたアビスリーゼとその神官テセウスが、他の神や神官と協力しながら、封印した神に会おうとします。
エンディングは二種類。おまけシナリオ二つあり。
SRPGパートはうっかり後衛に攻撃されて運悪くクリティカル出されたりするとあっけなく落とされますが、
味方の守備力と魔法防御力と、敵の攻撃が物理か魔法かを意識すればそこまで苦労することなくクリアすることができました。
一番役立ったのは引き寄せの杖で毎回経験値30入ってどんどんレベルが上がるピコ。
レベルの暴力で大ダメージを与えられましたし、引き寄せの杖で味方分断マップをあっさり合流させられるのも強かったです。
そしてSRPGで強スキルの味方を再行動させられるワインも便利。さらに前向きで明るい台詞が癒しでした。
他には物理鉄壁のジグと魔法鉄壁のテセウス、力ドーピングして貫通攻撃が強いユウラも愛用していました。

話はお互いに信じているけれどもあくまで信仰の対象のテセウスと、
そうではないアビスリーゼの非対称性にハラハラさせられましたが、
そんな二人や、ユウラとジグ、ピコとトリスタン、カレスとエリートルデといった神と人間や神同士の信頼関係が描かれていて、
殺伐とした世界で暖かいものに触れることができる作品でした。

過去の作品感想:END ROLLTOWER of HANOIType & Hope!!
(2023/11/26)

2023年同人ソフト作品感想 

(完成版)

月の女、河の天使、神めくとき。(乙女18禁)/サキュレント(DL販売1650円)(DL版の購入はこちら)

母が自殺し、病気の父親に殺されかけた鷹凪(たかなぎ)ひだりは、親戚と福祉の援助を頼りに公営住宅で暮らしていた。
ある夜、彼女は美しい男と出会う。彼は明らかに偽名であるミギと名乗り好意的に接してきた。
そんな中、巷では一人暮らしの者を狙った猟奇殺人事件が起こっていた。


選択肢なし、恋愛、神性、ボイスあり、二時間半ほどで読み終わりました。
システムは特に不便な箇所なし。
音楽はどの曲も物語と二人に寄り添うものであると感じられました。EDに歌あり。
絵はひだりがとてもむっちりです。服も可愛い。絶望顔も可愛い……。一枚絵は七枚。
ボイスに乗った感情にも圧倒されるものがありました。

世間に馴染めず、日常の動作ですら時折難しくなるひだりがミギに甘やかされて好転しますが、
彼はその裏で連続殺人を犯していて、そのことをひだりには告げていませんでした。
そこそこ幸せな生活を送っている私にとっては同調しにくい部分もありましたが、
二人の「わかりあう」時間が、ひだりが現実でないのかもと疑ってしまうのもわかるくらい心地よいものでした。
同時にそれがなくなったひだりの絶望もまた痛々しかったです。
泣き笑い怒り叫ぶラストシーンもとても印象的で、
でもそこにプレイヤーが知っているという曇りが存在するのが残念で、
でも、そうして完全になり切れないからこそ得られるものもある、とも思えました。

過去の作品感想:慰愛の詩とも鳴りの舟ドブ川に散りぬ初恋の痴者の夢芙蓉の浄土に安き給うざくろの事おそ咲きの花
(2023/11/24)

2023年同人ソフト作品感想 

(完成版)

美少女タルパのまりるちゃん(18禁)/ポロンテスタ(DL販売880円)(DL版の購入はこちら)

妹の瑠璃(るり)まりるから誘惑され手を出し、責任を全て被せられて勘当させられたまさとは、
妹のタルパ(自我を持ち触れることができる幻覚)を作り出し愛し合っていた。
そんな彼のもとに、十年ぶりに妹が接触してきたのだった。


選択肢あり、純愛、近親、妄想、ボイスあり、一時間十五分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は幼げな絵柄で背徳感がありました。一枚絵は十八枚+差分。

妄想で作り出した妹とただれた生活を送っていた主人公のもとへ、本物の妹が現れます。
時系列順のストーリーモードと気になるHシーンから読んでいくことができるアダルトモードあり。
本編を読んだ後に真相編を読むことができ、エンディングは本編一種類、真相編四種類。
本編が綺麗……? かどうかはともかく純愛を貫いて終わったのでほっとしていたら、
真相編で明かされる主人公の身の上と状況がかなりまずい状況でした。
でもトゥルーエンドは温かいものでしたし、ハッピーエンドも「ハッピー」でした。
それにしても……快楽に抗えないショタはいいですね!

過去の作品感想:道徳ビデオ
(2023/11/22)

2023年同人ソフト作品感想 

(完成版)

道徳ビデオ 1.02/ポロンテスタ(フリーソフト)

いじめを完全になくすための組織「いじめ更生委員会」の潮見(しおみ)ヒヨリは、
とある小学六年生のクラスでいじめの恐ろしさを伝える「道徳ビデオ」を撮影する。
しかし撮影中に起こった出来事で頓挫。八年が経った現在でも、道徳ビデオに関わった人たちを狂わせていたのだった。


選択肢あり、いじめ、トラウマ、一時間足らずで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は可愛らしい絵柄で、それが曇るのが可哀想でした。

道徳ビデオが撮影された八年前と、現在を行き来しながら八年前の出来事や、
それが現在にどう影響しているかが語られていきます。
エンディングは二種類。
「いじめをなくすために道徳ビデオを制作する」「そのために小学生がいじめを演じる」という導入でもう嫌な予感しかしません。
その通りに良くないことが起きて、八年経っても被害者、加害者両方囚われたままで重苦しかったです。
小学生組は二人共可哀想が勝りますが、ヒヨリお姉さんに対しては自業自得という思いと
そこまで罰を受けなければならないのかという思いが混ざり合って何とも言えない気持ちになる話でした。
あと作中で小学生が犬ごっこ(飼い主役と犬役で、木の棒を投げて犬役が四足歩行で口にくわえて取ってくる)
という傍から見たらヤバい遊びをしているのですが……四つ足で走るって意外と楽しいですよね(!)
(2023/11/20)

2023年同人ソフト作品感想 

(完成版)

デスゲームおかあさんといっしょ ver1.00(15推)/ポポカテペトルポンポン山(フリーソフト)

履歴の残らないビデオ通話アプリでデスゲームが開催される。
主催者は寂しさを持て余した人妻。参加者は五人。
デスゲームの内容とは……?


選択肢あり、デスゲーム、人妻、四十五分ほどで読み終わりました。
システムは履歴の残らないビデオ通話アプリという設定のためバックログ機能がありません。
音楽は落ち着いていたりほのぼのだったりする曲……から無音になったり、
場違いに明るい曲が流れたりと緩急がありました。
絵も同様に、可愛い人妻とか、幼児向けゲーム説明からの落差がありました。
ビデオ通話アプリっぽい画面も凝っています。

中学生の娘がいる人妻がデスゲームを開催します。
一つだけある選択肢のうち片方は即タイトル画面に戻されます。
クリア特典として人妻マル秘フォルダあり。
デスゲームが冗談かもしれないというビデオ通話アプリ開始直後のちょっとゆるい雰囲気から、
ある画像で一気に緊迫感最大になって引き込まれました。
人妻の目的が叶うラストも印象的です。
それにしても実際のある事件を連想する内容で、それを読み手を刺すために「今」出してくるのがエグかったです。
私はいっちょかみすらしなかったので許してください! と言いたくなりますが、それもまた駄目なのでしょうね……。

過去の作品感想:埖×喋〜Trash×TALK〜
(2023/11/18)

2023年同人ソフト作品感想 

 

 

 

 

 

 

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2005/5/8開設
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