コミティア115・116・117・118感想リスト 同人ソフト(ノベル系)は全て、 同人ソフト(ノベル系)はプレイ順です。それ以外はサークル名順です。値段は入手時のものです。場合によっては異なる可能性があります。 コミティア115感想 同人ソフト 同人誌 コミティア116感想 同人ソフト コミティア117感想 コミティア118感想 同人ソフト
完成が楽しみな体験版・続き物 他に完成版では「さよなら、うつつ。 〜金で買える程度のハッピーデッドエンド追加版〜」「この秋空を君に」が良いなと思いました。
コミティア115感想 36万5千の夜を越えて Completed artificial
God/伝達者教団(1500円) |
さよなら、うつつ。 〜金で買える程度のハッピーデッドエンド追加版〜(18禁)/羊おじさん倶楽部(500円)(DL版の購入はこちら)
幼馴染の天河沙希(アマカワサキ)と仲の良い学園生活を送る間宮夏月(マミヤカズキ)はしかし、その日々をどうしようもなく疎ま しく感じていた。
そんな時に出会った鏡水夜(カガミミヨ)は、夏月に問い掛けを行う。
しかし夏月の答えは水夜の望んだものではなかった。
選択肢なし、現実に絶望する幸福全否定型ADVとのこと。新ルートは四時間半ほどで読み終わりました。
「さよなら、うつつ」の感想はこちら
システム、音楽、絵は「さよなら、うつつ」とほぼ同じですが追加されている演出等もあります。
序盤で夏月が違う受け答えをした場合のifルート、と思いきやさらにどんどんと違う方向に向かっていきます。
前半は「さよなら、うつつ」で何が起こっていたのかを夏月の主観に依らず窺い知ることができます。
思っていた以上の無様さ……!
あと水夜の戸惑う姿を見るのは楽しかったです。
後半はよくわからなかった……というのが正直なところですが、それでも強く訴えかけてくるものがあり、
500円で買える程度とのことですが、それ以上の鬱屈した気持ちが込められている作品でした。
とりあえず私も羊おじさん倶楽部の一員たる資格がありそうですね……
過去の作品感想:さよなら、うつつ。、等間隔の黒い透明
(2016/2/29)
一行感想
事故物件買ったったったった/数字屋 独身OLが中古マンション(事故物件)を買ったノンフィクション(ですよね?)事故物件ゆえのトラブルの連続……かと思いきや全てがいい方いい方に転がっていって、読んでいるだけでウキウキしてきました。でもここまで上手くいくのは御本人の豪胆さとしっかりした知識があるからこそで尊敬します……。
きみの手は冷たい。/月陽炎 以前の感想
「空蝉ポラロイド」の続き。おっさんの卑屈さがわかる年齢になってきた自分……こんなモテる人が自分に本気になってくれると思わないじゃないですか! でも一社さんもわかってほしい。歯ブラシ二本あってどうでもいいわけないじゃないですか! で、結局あれは何だったんですか! たぶん大丈夫と信じたいけど気になるじゃないですか!
猯/panpanya 猯(まみ※アナグマやタヌキの俗称)達に懐かれて野に放しても放しても部屋に戻ってくるようになってしまった人の話。保健所が総力をあげて開発した動物捨て機のスケールとしくみ図解に笑いました。シンプルな猯の造形と味のある背景にも妙に惹かれます。
(2016/2/9)
コミティア116感想
蟲ッ刻 第一章【孵】+第二章【巡】/ヨツツジエコー(1000円)(DL版の購入はこちら)
姫子(きこ)、奈々々(ななな)、心魅(ここみ)は太平洋に浮かぶ神ッ刻島(かみつどきじま)を旅行で訪れる。
その島には二十五日様という、二十五日に出歩くと良くないことが起こり、死ぬという不気味な伝承が存在していた。
そして、彼女達の旅行期間中に二十五日が訪れようとしていた。
選択肢なし、異能伝奇、蟲、ボイスあり、七時間ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システムは非アクティブでは動かないのがちょっと不便でした。
音楽は盛り上がる場面で盛り上がる曲が使われていてより盛り上がる場面になっていました。
絵は浴衣の姫子がエロ……いえ、どのキャラクターも動きのある絵が格好良かったです。
第一章は姫子視点、第二章は心魅視点で蟲にまつわる物語が語られていきます。「蟲ノ目」と同じ世界観で全四章構成とのこと。
第一章は二十五日前後から一気に話が動き出して、
ハラハラやびっくりさせられるような展開の連続で引き込まれました。
第二章は敵の恐ろしさを見せつけられながらもあまり焦っていなくてもどかしく思ってしまう部分もありましたが、
皆でそれぞれの強みを出して共闘という展開が熱くて、続きも気になりました。
過去の作品感想:蟲ノ目
(2016/6/25)
ADVの軌跡/LEVEL PLUS(100円)
「セカイの果ての均衡者」の登場人物が、ADVの歴史を解説します。
選択肢なし、五十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽、絵は「セカイの果ての均衡者」と同様……タイトル画面BGMはレトロゲーム調ですが。
今回はColossal Cave Adventureから1980年代まで(一部それ以降の話題も)のADVについて。
ほとんどプレイしたことがない……というか私が物心つく前のことですが、
ターニングポイントとなった様々なゲームのことが丁寧に解説されていました。
「セカイの果ての均衡者」登場人物の掛け合いでは、サラサの拓真に対する好感度がやたら高いなあという印象。
セクハラし放題じゃないですか!
過去の作品感想:セカイの果ての均衡者 〜四章
(2016/6/16)
コミティア117感想
この秋空を君に/HMS(500円)
勤めていた会社の社長が夜逃げし、無職になってしまった青柳健二22歳。
職業安定所に通いながら図書館で本を借りて読む日々を送っていたある日、
借りた本の中に謎の文章が書かれた一枚の紙が挟まっていたのだった。
選択肢なし、文通、サスペンス、三時間ほどで読み終わりました。
システムはバックログがなかったり、文章速度が変えられなかったりで読み難さがありました。
音楽は特に合わない箇所なし。
絵は立ち絵がなく、要所でのみ一枚絵が表示されます。
偶然見つけた紙に書かれていた文章から、それを書いた人物のことが気になっていきます。
誤字脱字がちょっと多めでした。
主人公が抜けていたり落ち込んだり失敗したりと、
ちょっと暴走気味ながらも思いやりのあるごく普通の人として描かれているところが良いなと思いました。
また、色々と助言してくれたりする(夜逃げした会社の元)先輩も格好いいです。
前半は女性と思われる手紙の主をあれこれ想像したり、なんとか連絡を取ろうとしたり、ほのかなワクワクを感じました。
後半は一転して不穏だったり無力感を覚えたりという展開。
読み難さはあるものの、センチメンタルサスペンスとでも呼びたくなるような物語でした。
(2016/9/3)
続く夢の交差点 体験版/Quad
フリーターの涼見真尋は全てを一人で担当した同人ゲームを即売会に1000部持ち込み、大量の在庫を抱えた。
そのことを慰めてくれた親友から、何故一人で制作しているのかと問われ、サークルメンバーを集め出す。
何とかライター、イラストレーター、コンポーザー(作曲)を集め、真尋を雑用係として、ゲーム制作が始まるのだった。
選択肢なし、同人ゲーム制作、三十分ほどで読み終わりました。
システムは体験版のためかセーブ機能がなかったり、文章速度変更がなかったりと不便でした。
また、長めの文章で最後の方が切れてしまっている箇所も。
音楽は特に合わない箇所なし。
絵は体型や背景で違和感を覚える部分がありました。
この体験版では初頒布で玉砕し、サークルメンバー三人を勧誘するところまでを読むことができます。
一部あらすじで説明される箇所(メンバーになるまでの紆余曲折)がありますが、完成版ではその部分も収録されるとのこと。
冒頭主人公が一人で制作したゲームがメンバー皆からボロクソに言われていてむしろ読んでみたいです。
(修行と見まごう読みづらいテキスト、どのヒロインとも図書館で同じ本を手に取ろうとして恋に落ちる→即告白のハンコ展開、駄目な絵、鍵盤ハーモニカを自分で吹いて収録したBGM等)
あらすじでしか書かれていませんが、「ライター加入→じゃあ絵は自分(主人公)が→嫌。絵担当見つけて。」の流れは当然過ぎて想像するだけで笑えました。
また、ライターの人が熱い感想を貰ってじんわり喜ぶ場面はいいなぁと思えてお気に入り。
システム面さえなんとかなれば、完成版を読みたい作品です。
(2016/8/29)
女子小学生日記でらっくす1/まのすた 40歳無職独身変態ロリコン紳士が急死し、記憶を保ったまま女子小学生に転生し小学五年生生活を送る話。冷めた目で同級生や大人達を見つつもなんだかんだ女子小学生ライフを満喫していて微笑ましいです内容は下品ですが。一番好きなのはおしっこ我慢する話。匿名掲示板の有象無象共の一体感と、剛毅なラストが笑えました。
グルメな辞書/Lexicography 101
語釈に「美味」と書かれている食べ物を辞書別に調査したり、辞書が「美味」という主観的なことを書いてもいいのか等の考察。ティアズマガジンに掲載されていた辞書別食べ物別美味一覧表のインパクトで入手を決めました。古今東西の辞書に出てくる美味・美味・美味をユーモアたっぷりに紹介していて笑いがこみあげてきますが、それだけでなく印象をデータで正す説得力にも唸らされました。
(2016/9/17)
コミティア118感想
暁天女(体験版)/prankenstein
暁ノ島に暮らす少数民族「日無人」は信仰対象である「天女」不在のまま大祭「火祭り」を迎えようとしていた。
そんななか大陸から暁ノ島を訪れた少年ソロと少女アウラ。
過去の記憶を失っていたソロは島の人間から天女であると言われ、社殿で祭までに記憶を取り戻そうとすることになるのだった。
現時点では選択肢なし、東洋風ファンタジー、三十分ほどで読み終わりました。
システムはバックログがないことと文章速度変更がないことが不便でした。
音楽は特に合わない箇所なし。
絵は可愛らしい絵柄でした。冒頭の昔話的な演出も目を引きます。
この体験版ではソロとアウラが暁ノ島の社殿を一通り回り、主要人物に紹介されるまでを読むことができます。
島の人達は表面上友好的ですがなにやらきな臭さがただよう導入でした。
場所を移動する際、通路の背景が表示されてから目的地が表示されて、丁寧に作られているなと感じます。
ただ、マルチエンドな上、場所選択や誰と会うかの選択が多そうなのに、
セーブスロットが五個で既読スキップもないというのはかなりコンプリートが大変そうで、
機能追加するか、難易度を低くしてほしいなと思いました。
(2016/10/27)