TR九石堂/System9
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サークルについて

二次創作漫画やオリジナルのノベルゲームを制作されています。

 

作品

八つ数えろ

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2008/7〜

価格

フリーソフト

年齢制限

なし

特徴

バトルロイヤル、戦略戦術、異能

二つ目盤時点で選択肢あり、エンディングは二種類+バッドエンド、六時間と少しで読み終わりました。
バックログ、オートモード、表示速度変更、既読スキップなどがあり、
セーブデータは二十個まで保存可能です。

 

あらすじ

-あなたの日常が、崩壊してしまう。-
父親の死で帰省した地元。
俺は、少女に出会った。
拾旗衆、捌番旗、八神。
ゆるゆると、世界が塗りつぶされる。
これは、そんな一つの世界の崩壊と再構築の物語。

(サークルサイトより)

 

この作品について

神代から伝わると言われている「神機」を駆使して裏の国防を担う十組の組織「拾旗衆」
その中の捌番旗の長を決めるために行われている闘いが舞台。
この二つ目盤では、その闘いの直前までただの一般人だった末広公孝と、
闘いの参加者、八咫烏リンネを中心とした二つの結末を読むことができます。
次の三、四つ目は捌番旗のそれまでの長、八紘尽武とその養女、八紘トリノが中心とのこと。

話で気になった点は序盤公孝が闘いに巻き込まれるきっかけや
神機を得てすぐの戦闘の流れが、やや都合よすぎるように感じられた所。

システム面では読点で一旦ウエイトが入るのが、シーンによっては勢いが殺がれている部分もありました。
絵はあまり上手いとは言えませんが、喜怒哀楽がしっかり伝わってくるところが良かったです。
音楽はそれぞれのシーンに合っていますが、むしろ音楽を消すタイミングの方が上手いと思いました。

設定として異能同士のバトルロイヤルというのは決して珍しい題材ではありませんが、
実際に読んでみるととても面白く、時間を忘れて読みふけってしまいました。
それぞれが己と相手を知り、また欺きながら立てた戦略戦術は理に適っていて、たびたび感嘆の息をつきましたし、
そうした理屈で行動する中にも貫かれる信念があり、その力強さにも震えました。
登場人物や各々の能力も魅力的で、公孝とリンネの信頼、八又の三人の暗躍、八雲の能力なども興味深かったですが、
何より八紘尽武は傲岸不遜でありながらクレバーで、かつ筋を通し、その上圧倒的な強さを持っていて、
さらには養女にセクハラどころではなくSM的なおしおきをするなど、色々とその存在感は別格でした。
また本筋とは関係ない脱線(公孝が所属する学部とその将来性について、等)が時折ありますが、それもまた面白かったです。

各々の特性を生かした駆け引きの妙が味わい深い作品でした。
共通シナリオと終盤で分岐するエンディングの片方を読める一つ目版(お試し版)がダウンロードできますので、是非プレイしてみてください。

 

(以下四つ目盤の感想です・2009/1/2)

八つ数えろ 四つ目盤(800円)

選択肢あり、バトルロイヤル、戦略戦術、異能。
追加部分は九時間四十五分足らずで読み終わりました。修正パッチあり。
システム面では前回と変わらず読点でのウエイトがありますが、今回は気になりませんでした。
また、シーンスキップ機能が新たに搭載されています。

今回は前回の二つ目盤から尽武シナリオ、トリノシナリオが追加されています。
リンネシナリオではリンネと共に行動することになりますが、今回は序盤から尽武陣営について闘います。
バッドエンドを迎えるとヒントコーナあり。
尽武が少年漫画好きなんて設定なせいもあり比喩などに漫画・ゲームが多用されていて、
私などはわかりやすく、また笑えたのですが人によっては気になる部分かもしれません。

二つ目盤まででは突然放り込まれた世界で闘っていくという部分が大きかったですが、
今回は拾旗衆の歴史や事情なども明かされます。
それから前回の公孝はリンネを護るという立ち位置でしたが、
今回はトリノを守りつつも、そこに圧倒的に強い尽武がいるため弱音を吐いたり自信喪失気味で、
それを克服していくといった側面もありました。
また大局レベルの駆け引きはあまりないものの、
未知の能力を推測、実証したりと戦闘における駆け引きは相変わらず興味深かったです。

前回魅力的に思えた尽武と共に行動し、
その強さ、傲岸不遜さ、茶目っ気などをずっと見ることができてとても楽しめました。
(公孝もトリノのおっぱい揉みつつ啖呵切ったりとそれなりに尽武の影響を受けていた模様)
これから他の拾旗衆などにも焦点が当たっていくようで、続きも楽しみです。おすすめ。

 

 

八つ数えろ勝手に能力評価(2009/5/14)

「八つ数えろ 四つ目盤」の時点での私による登場人物能力評価です。
完全に自己満足ですが、こういうのをあれこれ考えるのも少年漫画的バトルの醍醐味でしょう。
フリーで公開中の「八つ数えろ 一つ目版(お試し版)」時点での評価
(このページから二つ目盤以降の情報を削除したもの)はこちら

※「八つ数えろ 四つ目盤」までのネタバレが大量に含まれておりますのでご注意ください。

※私の独断と偏見で構成されております。
TR九石堂/System9様とは一切関係がなく、
間違っても公式設定ではありませんのでご了承ください。

 

 

八つ数えろ勝手に対戦予想(2009/5/14)

「「八つ数えろ 四つ目盤」の時点での私による登場人物それぞれが闘った場合の結果予想です。
完全に自己満足ですが、こういうのをあれこれ考えるのも少年漫画的バトルの醍醐味でしょう。
フリーで公開中の「八つ数えろ 一つ目版(お試し版)」時点での予想
(このページから二つ目盤以降の情報を削除したもの)はこちら

※以下「八つ数えろ 四つ目盤」までのネタバレが大量に含まれておりますのでご注意ください。

※このページは私の独断と偏見で構成されております。
TR九石堂/System9様とは一切関係がなく、
間違っても公式設定ではありませんのでご了承ください。

 

(以下五つ目盤の感想です・2009/8/23)

八つ数えろ 五つ目盤/(1000円/四つ目盤からのアップデート盤は200円)

選択肢あり、異能バトル、追加部分は八時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽、絵などは前回までと同様。

今回は新キャラ、終音シナリオ。六つ目のシナリオは無料アップデート予定とのこと。
四つ目盤までとは異なり、捌番旗や拾旗衆の外側の立ち位置で話が進みます。
以前と同様に漫画語りがあったりしますが、それ以上に今回はテクノ語りが印象に残ります。
私は全く知らない分野なのでなんのことやらでしたが、筆が乗っていて楽しそうだなというのは強く感じました。
それから、主人公の心境の違いもあり、今までよりたくさん人が死にます。とはいえそこまでキツい描写はないかと。

今回新キャラが一気にたくさん出てきて、
そのうち一部はほとんど活躍しないのでまだ自分の中で顔と名前と能力が一致していません。
六つ目以降のシナリオで活躍してほしいな、と思いました。
あと、尽武が相手が相手とはいえちょっと情けなかったのは残念です。
ただ、やっぱり情報戦を含めた闘いは面白かったですし、
ラストの展開はいままでの中で一番綺麗で良かったと思いました。おすすめです。

それと、バッドエンドヒントコーナーでこれらことについて触れていただいております。
完全に自己満足で作ったものなので、くすぐったくもありますが、嬉しいものでした。

 

(以下六つ目盤の感想です・2010/1/16)

八つ数えろ 六つ目盤(五つ目盤からのアップデートファイルは無料公開中)

追加部分には選択肢なし、異能バトル、追加部分は三時間半足らずで読み終わりました。
システム、音楽、絵などは前回までと同様。

今回は二つ目→三つ目や四つ目→五つ目ではなく、
五つ目→六つ目(要は五つ目の派生ルート)なので分量的には五つ目に比べれば少なめ。
大団円ルート(お亡くなりになった方を除く)
もしくはハーレムルート(リンネとトリノを除く)です。
推理要素がありますが、八雲御影の時点でわかってしまったので
その後のヒント部分はややくどく感じられてしまいました。
でも本筋は相変わらず面白いです。
特に今回はテンポが良くて、どんどんと読み進めることができました。
また、新キャラ(?)の能力がチートですがそれはそれで熱かったです。おすすめ。

あと今回は野球成分多め。リリーフ炎上といえば今や我らが西武でしょう。
潮崎−鹿取とか森−豊田とかあの頃は良かった……

 

八つ数えろ勝手に能力評価(六つ目盤)(2010/1/17)

八つ数えろ勝手に対戦予想(六つ目盤)(2010/1/18)

 

(以下完全盤の感想です・2012/9/17)

八つ数えろ 完全盤(1200円)

選択肢あり、異能バトル、追加部分は九時間半ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
システム、音楽は前回までと同様。
絵はシナリオ8の各エンディングに一枚絵あり。

シナリオ7は神機のできるまでや公孝の父親のことなど、いままでのシナリオの補足。
シナリオ8は分岐多めで三年後の物語。
どちらも場面によってはあっさりめな部分もありますが、
ファンディスク的な位置付けなので番外編としてみれば十二分なボリューム&内容。
シナリオ7は過去シナリオを読み返しつつより深く八つ数えろの世界のことを知ることができましたし、
シナリオ8は用兵を考えたり、各エンドを見るための試行錯誤をするのが楽しかったです。
さらに漫画、料理、化学、野球などなど相変わらずのマニアックなネタの数々。
作中最強のキャラが大真面目に刃牙を語ってそれで主人公も理解するとか、
料理の○人的料理対決とか、ムエンゴ属性とか、ニヤリとさせられました。
なにより、時間を忘れて読みふけってしまうほど先が気になる読ませるシナリオで、完全盤も文句なくおすすめです。

 

 

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