ときてっと
HP
サークルについて
オリジナルのノベルゲームを制作されています。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発売年月 |
2012/4〜 |
価格 |
1080円(1+2) |
年齢制限 |
なし |
特徴 |
ファンタジー、ロボット、居場所 |
1+2の時点で選択肢なし、十時間ほどで読み終わりました。
既読スキップ、バックログ、表示速度変更、オートモード、CG鑑賞などがあり、
セーブデータは30個まで保存可能です。
あらすじ
森のなかにぽつりある建物……イユレールが好奇心からその扉を開くと、奥から現れた男が言う。
「ここはほんとうの図書館。いらっしゃいませ、お嬢さん」
図書館の司書・コルグストムの言う所によると、この図書館に収められている本は
全て“ほんとうの物語”であると言うのだ。
そうして差し出された一冊の本、イユレールはその表紙をそっと開くのだった。
***************************************
過去の出来事から、欝屈とした日々を過ごしていたジンは、盲目の少女リズベルルの導きにより、シェラダンの街へと招かれ弦奏鎧“ヴィルフォーナ”に乗り込む。
鎧と一体となった時、ジンの胸から憂いもまた晴れていた……。
迫りくる黒海から街を守るため、そして心の奥底に眠る願いを叶える為に、ジンはリズベルルの魔としてヴィルフォーナを駆り剣を振るう事を決意する。
(リズベルルの魔 あらすじより)
この作品について
「ほんとうの物語」シリーズの一作品とのことで、
「ほんとうの図書館」に所蔵されている本の一冊に「リズベルルの魔」の物語が綴られている劇中劇。
同じく「ほんとうの物語」シリーズの「永遠のメルディラージェ」をクリアすると
「リズベルルの魔」に新しいシナリオが追加される連動特典もあり。
「リズベルルの魔」は地球からリズベルルによってエンダージェンという世界に招かれたジンが、
ヴィルフォーナというロボット(弦奏鎧)を操り、世界を侵食する黒海から街を守っていきます。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は立ち絵も一枚絵もとても華やかで美しく、種類も豊富でした。
弦奏鎧の登場や闘いではムービーが挿入され気分を盛り上げてくれます。
特に「海を絶ち 天舞う音色 ヴィルフォーナ!」の口上と共にヴィルフォーナが現れるのが熱い!
「リズベルルの魔1+2」ではシェラダン篇、フェアルージュ篇と、連動特典のセリオラ篇が収録されています。
一番面白かったのはシェラダン篇。
格好いいヘタレのノルアードさんや真顔でボケるジンなどところどころ笑えるやり取りを交えつつ、
ジンが地球で抱えていたものがほぐれていく過程やリズベルルの強さ優しさに年相応さ、
他にも色々な人々の心が丁寧にまっすぐに描かれていました。
そしてそうした想いを受けてヴィルフォーナが海を絶つ! とても高揚させられます。
フェアルージュ篇は山場といえる場面がたくさんありすぎて終盤にややあっけなさを感じる面がありましたが、
一つ一つのシーンはシェラダン篇に勝るとも劣らず、面白かったです。
美しい絵に格好いいムービー、暖かい人々に楽しい日々、そしてヴィルフォーナの熱い闘いと盛り沢山で楽しめ、
これから先の話も読みたい! と心待ちに思える作品でした。
(以下リズベルルの魔3+4についての文章です・2015/5/31)
リズベルルの魔3+4(DL販売1080円)(DL版の購入はこちら)
「リズベルルの魔1+2」の続編。「メルディーノ篇」「アルバトリス篇」とおまけシナリオを収録。
選択肢なし、九時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は「リズベルルの魔1+2」と同様。OPにムービーあり。
絵も同じく綺麗で、特に「メルディーノ篇」は女の子三人とても華やかでした。
「メルディーノ篇」は南国リゾート的な街で、リズベルル、ネムリー、プランシューネの三人娘が仲良く遊びまわります。
女の子のキラキラした部分が詰め込まれていてとても微笑ましかったです。
かと思えば終盤はどうしようもないという無力感たっぷり。
そんな中でも覚悟を決めたプランシューネにぐっときました。
「アルバトリス篇」は久々にシェラダンに帰ってきた所に、剣の試練を探している少年フィオがやってきます。
大人げないノルアード様に笑えました。
どちらの話も、ワクワクや切ない展開だけでなく、すっとぼけたやりとりも多く、
様々な面で楽しめておすすめの作品です。
(以下「リズベルルの魔5+6」「リズベルルの魔7 完結篇」についての文章です・2016/1/16)
リズベルルの魔5+6(15推)(DL販売1080円)(DL版の購入はこちら)
リズベルルの魔7 完結篇〜はてしなき ほんとうの物語〜(15推)(DL販売2160円)(DL版の購入はこちら)
「リズベルルの魔1+2」「リズベルルの魔3+4」の続編。
「リズベルルの魔5+6」は「リィガイム篇」「レアンドル篇」とおまけシナリオを収録。
「リズベルルの魔7」は「完結篇」と「永遠のメルディラージェ+edition」「超リズベルルの魔(キャラクタ ーエピソード集)」を収録。
選択肢なし、5+6は六時間十五分ほど、7は八時間ほど、1〜7まで三十二時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は「リズベルルの魔1+2」と同様。OPにムービーあり。
作中にもムービーが豊富に使われており、それぞれの話ごとに新しいムービーが用意されていたりします。
絵も立ち絵、一枚絵、ロボの3DCG等豊富で、その上華やかで目を惹くものが多かったです。
「リィガイム篇」はリズベルルとノルアード様の関係がヴィルフォーナにも影響してしまいます。
波乱がありそうな展開ではありますが、傍から見るともう両想いで結果が見えているので、
二人のあたふたを生温かく見守れました。
「レアンドル篇」は珍しくジンもヴィルフォーナもあんまり出番なく、
完結篇の前に一休み、でも色々と予兆が、という話。
弦奏鎧工房を営むグレンの、夢に手が届きそうになる昂揚に、読んでいるだけでも昂るものがありました。
「完結篇」はそれまでに登場したキャラクター総出でエンダージェンの危機に立ち向かっていきます。
ここまで読んできて、エンダージェンに暮らす人々の言動や想いがほんとうのもので、彼らの存在が愛おしく なっていたので、
みんなで共にいざ決戦! というのは身震いするほど熱い展開でしたし、なんとかなってくれ、と祈る思いで した。
全篇を通して、笑いあり涙ありワクワクあり、そのうえ目にも耳にも楽しい一大エンターテインメント!
とでも呼ぶべき物語で最初から最後まで楽しめること請け合い。
自信を持っておすすめです! と叫べる作品です。