2005年夏以前の感想・た行

作品名の後ろは(年齢制限/ページ数/値段/発行年月)をわかる範囲で表示しております。

音沙汰がなくなった同人ソフト体験版はよほど紹介したいもの以外は書きません。

好評価の同人ソフト体験版で、もっと最新のものが出ているのに前の体験版で感想を書いているのは、
「買うことに決めたからもう体験版はプレイしなくてもいいや」と思ったからです。

やっぱり漫画や小説の感想は少ないです。一言くらいしか書くことないのが多いので。

値段は入手時のものです。場合によっては異なる可能性があります。

 

同人ソフト

同人誌
漫画

 

(同人ソフト)

たこたこカンパニー

夏の音(2000円/2003.4)

大学生の直純は夏休みに生まれ育った離島の海の家でバイトを始める。
幼馴染の稲穂風菜や夏の間だけ島を訪れていた常葉柚紀と同僚として共に働きつつ楽しい日々を送っていたが、
それはあっという間に過ぎ、柚紀が帰る日がきた。


選択肢あり、夏、サスペンス、五時間前後で読み終わったと思います。基本的に一本道。
システム面は少し昔の作品なので物足りない部分もありましたが普通に読む分には問題なし。
メニューにスキップは無いもののctrlスキップでエフェクトも飛ばしてくれるのが快適でした。
絵は若干安定していませんが可愛いです。

話は前半は女の子や友人とのドタバタなのですが、後半はがらりと様相が変わります。
全体を通して、風菜や柚紀が魅力的に描かれていたと感じたのですが、
ラストがあまりにもさくっと終わりすぎて拍子抜けしてしまいました。
それから前半、楽しい部分もありましたがそうでないドタバタも。
でも
同人ソフトムービー編で挙げたように直前のびっくりするような展開から間髪入れずにOPムービーという流れがとても印象的。
OP歌も風雲急を告げるという感じの曲調で、その後の出来事も含め何が起こったのかと読み手を引き込む力がある作品でした。
(2008/6/15)

 

チームEffort

Again〜再会の街かど〜(1500円/2004.12)

幼いころを過ごした函館の地から送られてきた手紙、そこには「貴方に会いたい」とだけ書かれていた。
当時親しくしていた三人の女の子のうち誰かからの手紙に違いないと感じた小野寺優助は即座に函館の大学を受けることにし、
そして合格した彼はこの春からまた想い出の地で過ごすこととなった。


選択肢あり、恋愛、五〜六時間ほどで読み終わりました。ルートは三つ。
システム面はセーブ機能以外ないのでかなり不便。
なかでも文章速度変更ができないのとバックログが読めないのが痛いです。
またルート決定などでややデバッグ不足っぽいところがありましたが
クリア不可能になるものではないのでさほど気になりませんでした。
絵は若干バランスが悪いものもありますが可愛いです。

場所を選択してお目当ての女の子と会い、話をしていき、その繰り返しで分岐する形式。
前半はごく普通の日常といった感じで悪くはありませんでしたが少し退屈でした。
でも、各ルートの山場はなかなかに盛り上がる展開で良かったです。
システム面を除き、オーソドックスながらなかなかに楽しめる作品でした。

函館といえば私は一回だけ行ったことあります。
たしか十五年くらい前なので覚えていることといえば五稜郭タワー上ったことと函館ラーメンしこたま食べたことと、
夜景を見に函館山へ行ったら粒が目に見えるくらいひどい霧だったことくらいでしょうか。
…オチは特に無いです。
(2008/6/17)

 

TerasCheir

NONETTO-remake&appendix-(1500円/2002.8)

妹と共に魔法学院ノースビジェンドに通うラフィン=クローバー。
夏休みも終わって段々と秋へと近づく中、様々な人達との関わりが彼を待っていた。


選択肢あり、ファンタジー、恋愛、九時間前後で読み終わったような気がします。
1999年に発表された「NONETTO」のリメイクとのこと。
ルートは六つで全部終わるとおまけシナリオを読むことができます。
システム面は文章速度が変えられないこととタイトルに戻るがないのがやや不便。
絵はまんがタイムきららキャラットで「CIRCLEさーくる」を連載されている「
NOI-GREN」の榊さん。
サークルの詳細については「2005年夏以前の感想・な行」で改めて書きます。
この頃の絵柄は今よりもずっと癖があって、特に左右離れた大きな眼が特徴で好みが分かれそうです。一枚絵は五十五枚+差分。
音楽はCDからの読み込み方式。
同人ソフト歌編で挙げたようにOP「こころのかたち」もED「教えてくれた…」も良いです。
特にOPのサビに入るところがお気に入り。
それ以外の曲も良いものが多いです。

話は放課後に場所選択して女の子と会って話すことで進んでいきます。
良かったのはラシーヌ&シレーナシナリオとルーシェシナリオ。
前者は印象に残る展開でその後の主人公の行動が良かったです。後者はルーシェとの会話が楽しい。
ただ全体的なシナリオとしてはこの作品ならではというものがなくて、
しっかりとした作りではあるものの物足りない感じを受けました。
(2008/6/18)

 

20th Heart

緋の水鏡(18禁/1500円?/2005.3)

十年前に起きた一家惨殺事件でただ一人生き残った淡島直斗。
しかし彼にはその犯人についての記憶がなくなっていた。
そして現在、大学のフィールドワークで神影島を訪れた彼は、その島に妙な既視感を抱く。


選択肢あり、伝奇ホラー、四時間ほどで読み終わりました。エンディングは五つ+バッドエンドいくつか。
システム面は不具合があるのでパッチ必須。
パッチを当てた後でも非アクティブだと動かないことや、エンディングがスキップできないことがやや不便でした。
絵はかなり良いです。一枚絵は三十六枚+差分。

話は神影島で過ごす四日間のうちに島の伝承について聞いたり関わったりすることを中心に、
記憶を取り戻したり殺したり殺されたり思わぬ人物と再開したりします。
伝承に隠された秘密や島にある謎の洋館のことがだんだんと明らかになっていくところは緊迫感があったのですが、
それ以外の場面は単調で描写不足に感じるところが多かったです。
また山場の物語が大きく動くところがとてもあっさりとしていて、
あれ?と思っているうちに最後までいってしまい拍子抜けしました。
途中まではこれからどうなるのか興味を抱かせる部分もあったので残念でした。
(2008/6/19)

 

 

(漫画)

鷹商

ラブライス(B5/48P/?円/2006.5)

カラスに襲われそうになっていたところを強面の同級生に助けられた女の子の話。
主人公がものすごく可愛い。わたわたしているとことか嬉しいときの反応とか。
二人の初々しさもとても微笑ましくて、ほわぁという気持ちになります。
ちなみにタイトルの由来はラブ米→ラブコメ。
(2008/6/16)

 

ciaociao(旧きムぽつ)

商業誌でも描かれているあらきかなおさんの個人サークル。
ししゃもハウスのあらきあきらさんとはあとがき漫画などでは兄妹として描かれていますが実際には夫婦とのこと。
あらきかなおさんを初めて知ったのもししゃもハウスさんの封神演義二次創作本
「好き好き妲已ちゃん」(18禁/B5/38P/500円/1999.12)の邑姜メインのゲスト漫画から。
四頁ほどの短いエロ漫画だったのですが、癖がありながらもポップで可愛い絵柄に、
以降あらきあきらさんよりもむしろこちら目当てでスペースに足を運ぶようになりました(合体スペースのため)
ただ需要と供給があまりつりあっていないのでコミケではすでに売り切れていることが多々。
イベントで直接買うならもう少し小さめの即売会のほうが無難です。

最近の活動ではハヤテのごとく!二次創作の「HAPPY EDEN」シリーズ(18禁/B5/24P/ショップ売り600円)がメインでしょうか。
現在六冊+ハヤテ受けのUNHAPPY EDEN二冊まで出ています。
今は可愛さはそのままに癖が少なくなって広く受け入れられる絵柄になっていると思いますが、
このシリーズに関しては全体的にエロが薄いのが不満です。
(2008/6/16)

 

茶柱プロジェクト

はいずみなつきさんの個人サークル。
コナン、エヴァ、TYPE-MOON、ひぐらしなどで活動されていますが、
なんといっても私が確認している中で唯一の
Pure Innocence本発行サークルさんです。
「オアシス」(18禁/B5/24P/2002.3)「Pi mini」(変形20P/2002.12)の二冊がそれ。
「オアシス」はストーリー漫画メインで「Pi mini」は四コマ漫画メイン。
題材自体は若干ありきたりな部分もありましたが、好きという気持ちがとても込められています。

Pure Innocence以外のジャンル・カップリングも私好みのが多く、似た波長を感じるサークルさんです。
(2008/6/19)

 

 

 

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