サカナ・ノベル
HP

サークルについて

オリジナルのノベルゲームを制作されています。

 

作品

国都の剣 道中編(DL版の購入はこちら)

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2010/8

価格

1000円

年齢制限

なし

特徴

観光、ファンタジー、旅は道連れ

選択肢・場所選択あり、四時間と少しで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、
シナリオジャンプ、CGモード、音楽鑑賞などがあり、
セーブデータは72個まで保存可能です。

 

あらすじ

蛇多谷の街には奇祭がある。
老若男女が蛇の格好で三日三晩踊り狂う、
へびへび祭りである。

若き剣士酪算は、そのへびへび祭の武道大会で優勝を果たす。
彼は立身出世を夢見て賞金を手に国都へと旅立つ。

旅の途上、酪算は様々な人と出会い、幾多の名所旧跡を観光し、決闘し、
そして国家的陰謀に巻き込まれる。

サカナ ノベルが送る
異世界観光ファンタジーの決定版。 

(サークルHPより)

 

この作品について

仕官をめざすも道中のんびりと観光する酪算と、
彼と知り合い道中を共にすることになった女の子たちの物語。
舞台は魔法少女サカナのサカナさん達の出身地でもあります。

システムは一通りそろっていますが、エフェクトが多めなのでスキップはやや遅め。
音楽は異国情緒を感じさせるような曲もありました。
立ち絵はサブキャラがやけにリアルでメインキャラと趣が違いましたが、
ヒロインの幸せそうな表情がとても魅力的でした。
それから、背景の多さも特筆もの。
それぞれの地方独特の背景が用意されていて、
その多くはワンシーンのみだったりと贅沢な使い方がされていました。
食事の画像も話通りのものが表示されたりと細かいです。
戦闘シーンなどではシルエットでの演出がされていたりして、妙なシュールさと想像の余地がありました。

酪算の目線で色々な町を巡り、名所旧跡に驚いたり、変な目に遭ったりしながら、
それぞれの文化の違いに触れるだけでも楽しいのですが、
凰榊、梨澄、焚咲の三人娘ととりとめもなく会話しながらだと、
酪算一人の何倍も面白く観光をすることができました。
境遇は違えど誠実に、日々を楽しく過ごす四人は読んでいいて気持ちがいいです。
女性陣のいやらしさを感じさせない下品トークも見どころ。

この話は目的地、国都へ到着する直前で終わってしまうのですが、それが本当に残念でした。
この続きで諸国漫遊編なんてあったら、絶対に読んでみたいと思った作品です。

 

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