機械式少女
HP

サークルについて

オリジナルのノベルゲームを制作されています。

 

作品

ですろり
第一章〜チカラ〜

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発表年月

2006/11〜

価格

第一章まで無料、第二章1500円

年齢制限

18禁

特徴

チカラ、残酷、姉

2006/12出来るだけ頑張ってみましたDISK時点(第一章全部+第二章第一話まで収録)で長編。
バックログ、表示速度変更、既読スキップ、オートモード、シナリオジャンプなどがあり、
セーブデータは45個まで保存可能です。

 

あらすじ

生きている実感が得られないがゆえに危険に身を置く死人、信夜。
異常な細胞分裂の速度から半年しか生きられない再生者、藤石宗吉。

彼らは三原夕凪によって出会い、
三原夕凪に執着した…せざるをえなかった。

 

この作品について

第五話まではこちらを参照。

今回右クリックメニューが全画面のフラッシュになっていたり、
一章後書きがフラッシュになっていたりしたのですが非常に使いにくいです。
本編中の演出やタイトル画面に使うのならばいいのですが、
メニューのように頻繁に使用する部分や文章を読み進める所はフラッシュじゃない方がいいと思います。
一定時間で切り替わっていたアイキャッチが心ゆくまで楽しめるようになっていたのは嬉しかったです。

第一章で描かれているのはチカラ。
腕力だってチカラ。策略だってチカラ。技だって異能だって魅力だって金だって武器だってチカラ。
チカラがぶつかって、弱ければ負ける。
どんなに強い想いがあっても、負けるときは負ける。
そのことが面子や建前、戦略が必要な大局から、
筋力、技術、戦術や機転による個対個の闘いまで貫かれています。
ただそれだけでどこまでも魅力的。
ただそれだけで十時間を超える物語を一気に読ませられました。

一話の長さがだんだんと長くなっているようで、
最終的にどれだけのものになるのか見当もつきませんが、
この第一章だけでも素晴らしかったと断言できる作品です。

 

(以下第二章〜イノチ〜についてです・2008/6/14)

ですろり〜イノチ〜(18禁)/(1500円)

命には、価値がない。

人は孤立している。
ひとり。
この残酷な世界で、ひとり孤立している。

絶対の自分以外は無いに等しく、それらに本来価値はない。

99%の人間とはわかりあえない。
1%の人間とはわかりあえた気がするだけ。

命には本来何の価値もありえない。

でも、

それでも、

(サークルサイトより)


選択肢なし、残酷、四章構成の第二章まで収録。二章は十九時間ほどで読み終わりました。
流血、グロ等残酷描写があるので注意。
システム面では第一章とほとんど変更ありません。
音楽は主題歌「Ishtar」のインストが使われるシーンもあって切ないですが、
魏、中佐登場時の音楽もこれが流れると各組織首脳の講義が聴ける!とわくわくしました。
…カメドカンはちょっと印象薄いですが。

第二章では卑屈な少女、麻昼がフィッシャー&ハンターと韓香林たちパンダ隊を中心とした闘いに巻き込まれます。
一章から引き続き悪ふざけがかなり多いのが気になるものの、
それさえも味だと思えてしまうほどとにかく話が面白いです。
常識、倫理、道徳で思考停止せずにそこから一歩も二歩も踏み込んだ「イノチ」について。
戦略、戦術、言葉、動作、様々に及ぶ虚実織り交ぜた駆け引き。
各人の死に様、生き様、生き残り様もそれぞれ特徴的で、なかでも大場弓とパンダ隊が印象に残りました。

第二章も大満足。第三章も楽しみ。文句無く「特におすすめ」な作品です。

 

(以下ですろり〜Girls side〜についてです・2009/6/24)

ですろり〜Girls side〜/(フリーソフト)

妖怪「姉」にバレンタインが終わるまでに
男の子にチョコを渡してキスをしないと死んでしまう呪いをかけられた上泉伊予。
なんとか回避すべく作戦を立てるが……


選択肢なし、乙女ゲー、バレンタイン、十五分ほどで読み終わりました。
「ですろり」の番外編。
システム、音楽、絵は本編と同様。
……ですが、タイトル画面で流れる曲が感動的すぎて番外編でよかったと思いました。
もし本編で初回起動時いきなりこの曲が流れたら山場の音楽的な魅力半減しそうです。

上泉伊予こといいんちょが三人の男の子にチョコをあげてキスしようとします。
序盤のお姉ちゃんとの会話は笑えましたが、
チョコ→キス大作戦の場面はあっさりしすぎて物足りなかったです。

 

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