深爪貴族
HP

サークルについて

オリジナルのRPGや二次創作漫画を制作されています。

 

作品

Demons Roots(DL版の購入はこちら)

 

概要

ジャンル

オリジナル/RPG

発売年月

2021/11

価格

DL販売2420円

年齢制限

18禁

特徴

ファンタジー、魔族、国盗り

ver1.0.8〜ver1.0.11時点で選択肢あり、三十八時間ほどで終わりました。
バックログ、 CGモード、シーン回想などがあり、 セーブデータは30個まで保存可能です。

 

あらすじ

魔王が人類に敗れてから・・・1000年。
その配下たる魔族たちは居場所を失い、暗黒の世界で、人知れず絶滅の時を迎えようとしていた。

生き延びるため、最後の戦いを決断をする魔族。

限られた戦力で、人類の世界に攻め込むとそこは・・・

奴隷がひしめく悲劇の大地だった。

(作品紹介ページより)

 

この作品について

魔族の一人、デスポリュカが戦力的には圧倒的不利ながらも人間の奴隷を味方につけて領土を広げ、
魔族が安心して住める土地を手に入れようとしていきます。
King Exit」と同じ世界観で、十年前の物語。

RPGパートの難易度は二種類あり、高難易度の方でも(Another Episodeの最後の敵除いて)全滅せずに進められました。
二周目要素あり。
アンジュの高い回避率を生かしたかばうが強かったです。
終盤や二周目はデスポリュカとダイアナのTP(技ゲージ)回復技とTP回復アイテムをアンジュに使って秘奥義イージスストーム連発していました。
アタッカーは出血や毒(割合ダメージ)とデバフ持ちのリリィキラーか、単純に攻撃力が高いカリンカを相手に応じて使っていました。

音楽は それぞれの場面に合っていて、特に複数あるバトルBGMが熱かったです。
「Change the Beats」が一番好き。
絵は可愛く、エロく、格好良く、時には凄惨に描かれていて、
序章のボヘロス侵攻や、「歴史の外道」、「BLOSSOM」、ラストシーンといった節目節目で目を引く一枚絵が使用されていました。
また、戦闘時の秘奥義カットインや、ボヘロス侵攻時の別動隊動向演出も格好良かったです。

話は、「King Exit」では卑怯の限りを尽くし倒すべき存在だった魔族視点で進んでいきます。
本作中では魔族の一人一人が、生きるのに必死で、仲間想いで、とても好感が持てました。
そんな中、その想いをあざ笑うかのように偏見や、謀略や、運命が降りかかってきて、悪い状況になっていくのがつらかったです。
しかしそれをはねのけたり、不本意ながら力及ばない場面には心を打たれましたし、
だんだんと魔族領土が増えていくことにワクワクさせられました。
色々なシーンがお気に入りですが、なかでも作中唯一の分岐選択肢があるシーン前後が大好きです!

ドレミファッキングダムというエロまみれな頭おかしい国での出来事(R18スキップ機能ONだと入国すらできない!)や、
登場人物の掛け合いなどは笑えましたし、
敗北後に入れるBADENDモードでは凄惨で救いのない末路をたっぷり味わえました。
とはいえ……やっぱりほどほどに可哀想なのが興奮しますね!

登場人物もそれぞれに魅力的で、「King Exit」では名前だけしか出なかった二人(人?)、
魔族最強剣士メビアスは頼りになって時折やらかす抜けたところもあって、格好良かったですし、
残滓クラウラは包容力があっておばあちゃん的存在で安心できました。
一緒に戦闘する仲間たちも第二の主人公的な活躍をする元FBIの異世界人ダイアナや、
話に深くかかわってくる猟奇殺人鬼リリィキラーをはじめ、みんな大切に思えました。
そしてなにより主人公デスポリュカが魅力的すぎます……!
大局観があり魔族のためなら汚いことでもすると言いつつ虐げられている者を見捨てられない優しい所や、
温泉大好きだったり乗り物酔いしたりする可愛い所、
仲間を大事にして信念さえ曲げる所など、
作中多くの登場人物が彼女に好意、尊敬、信頼、憧れといった感情を抱くことに同意できました。

熱くて、切なくて、笑えて、絶望できて。
そうした様々なシーンを絵や音楽、演出が相まってより一層一喜一憂しながら味わえる作品でした。

 

 

 

 

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