2009局地的同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー 結果発表(おすすめ同人紹介地域)
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【主演男優部門】
佐古慎平/Normalize Human Communication(むきりょくかん。)
あくまで普通の大学生。それだけにヒーローにはなれませんし、落ち込みもする。
しかし、そんな中にも真摯な想いとちょっとだけの強さが光っています。
【助演男優部門】
長谷川明/FifteenHounds-フィフティーン・ハウンズ-(MUYM)
異常なほどの存在感。何人分ものホモ・オーラを持つ益荒男。
でも真面目な場面でも頼れるんですよ?
【主演女優部門】
周祈トエル/天使郷 -ヘブン-(TRiNE)
「素敵でいらっしゃいます」
この、ちょっとおかしな台詞。この一言が全てを表しています。
なにもかもを素敵と表す彼女とのひとときは、本当にかけがえの無いものでした。
【助演女優部門】
マーヴィ/打撃戦艦アルテミス(circumflex)
人でなしな人でなしアンドロイド。これが設計通りだというんですから、イヤになっちゃいます。
合理的に勇敢な行動を取れる彼女には、確かに人らしさなんていらないのかもしれません。
【作品部門】(総合)
ヴィザルの日記(雨傘日傘事務所)
シナリオも、その中で描かれる登場人物の想いも、それらを表現する演出や音楽も作り込まれています。
特に最後の戦闘シーンは圧巻。
もちろん、そう感じさせるのはそこに至るまでの様々な場面あってのことで、全部ひっくるめて素晴らしい作品でした。
【脚本部門】
ヴィザルの日記(雨傘日傘事務所)
総合と同様。素晴らしい作品です。
【心:部門】
夜の中に浮く花たちの片側(人工くらげ)
今回一番迷った部門。他の作品からも心がありありと伝わってきましたが、
この作品は、ふと見逃してしまいそうななにげない言動に潜む心情が、
台詞、地の文、行間から確かに醸し出されていて素晴らしいです。
【喜:陽部門】
フリックドロップ(.17)
皆を巻き込んだドタバタが楽しい。
二人きりで過ごす時間が心地好い。
それはとても輝いている日々でした。そしてその先も。
【怒:ゴルァ(゚Д゚)部門】
鷽替真と月夜の×××(ななしの屋本舗)
話、絵の両面から容赦なく叩きつけられる感情は思わず竦み上がるほど。
その力強さに釘付けになってしまう作品です。
【哀:泣き部門】
無能宣言(ゴリッチュ)
妥協なき生き様が衒い無く描かれていて胸を打ちました。
要所で流れる挿入歌も効果絶大。
そして結末も……
【楽:ライト部門】
三匹の犬の夜(月の水企画)
内乱の最中、それでもドタバタと騒がしい八練、
そこに集まる皆のやりとりがとても心地好いです。
【理:ロジック部門】
橋(海野書店)
私の感想で厳しいことを書いてしまっていますが、
それも正論を容赦なく突きつけられたがためであり、
理詰めでここまで感情を揺さぶられる作品はとても稀有なものです。
どう思うかは人それぞれながら、この作品でしか味わえないものがあると断言できます。
【笑:爆笑部門】
不死の14(「アンダーカヴァー」2)
同人ショップやDLサイトでの販売を内容の過激さで断られた作品で、
実際に猟奇的な画像やシーンもあります。
ですが秘密厳守の場で少女を殺すためにやってきた人達の行動が、大真面目なだけに余計笑えてしまいました。
【独:独創(毒葬)部門】
橋(海野書店)
ロジックで書いたように、徹底的に独創的な作品です。
【ムービー・動画部門】
該当なし
【歌曲部門】
人形(ヒトガタ)たちのみる物語(ユメ)は/人形たちの森(AA工房)
ちょっと幼い感じの歌声で紡がれる歌はおとぎ話のようで、
懐かしくて切なくて暖かい、この物語をよく表しています。
【作曲部門】
打撃戦艦アルテミス(circumflex)
長い物語・SLGパートに比して曲数は十三曲と少なめでしたが、いくら聞いても飽きない曲揃い。
特にお気に入りなのはSLG戦闘曲「月の女神の名の下に」
格好良く、内に秘めた戦意が感じられる曲です。
【特殊効果部門:演出とか】
ヴィザルの日記(雨傘日傘事務所)
日常でも立ち絵移動など豊富ですが、戦闘シーンの演出は出色の出来。
一対一の斬り合いから街全てを巻き込んだ大規模な威力の攻撃まで、
どの闘いをとっても説得力たっぷりの特殊効果でした。
【美術部門】
CLAVIS(幻奏ストラウス)
正統派ファンタジーの世界が鮮やかに描かれている作品。
雄大な光景や幻想的な場面も綺麗でしたが、なにより木漏れ日の射す森が魅力的でした。
【脚色部門:二次創作】
モンバーバラAS(inspire)
DQ4のその後が描かれる物語。
世界を救った導かれし者達も、完璧な人間ではなかったのです。
でも、そこから成長していく様が読める作品でした。
【体験版部門】
闇を奔る刃の煌き(影法師)
いきなり興味を惹く冒頭、全編通じて痛快な主人公達。
これから先の立身出世を期待させます。
ただ前作を読んだ身としては行く先を知っているだけに複雑な思いも。