USAGI☆STUDIO
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サークルについて
木村ひかげさんが商業誌で発表された作品の再録集を発行されています。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/漫画 |
発売年月 |
2005/12〜 |
価格 |
500円 |
年齢制限 |
なし |
特徴 |
短編集、光、色 |
第一巻はA5、80P、500円。
第二巻はA5、76P、500円です。
あらすじ
第一巻は見知らぬ少年少女が相合傘で雨宿りする「ピンクのスコール」他六編。
第二巻は学校をサボってドロップスをなめながら海まで行く「ミックスドロップス」他四編収録です。
この作品について
コミティアの見本誌読書会というものは、最大十時間と言う長くも限られた時間内で
提出された見本誌(確実に千冊は超える)をひたすら読み続けるという苦行と紙一重な至福のときです。
その読書会も七時間を経過したころに手に取ったのがこの作品。
疲れきった私の目に、キラキラと輝く絵と話はとても眩しく映りました。
そして次の即売会で真っ先に買い、再度読みましたがやっぱり眩しく輝いていました。
第二巻にもそんな絵はありますがやや控えめで、ストーリーがメインといった感じ。
その中の少年と少女、少女と少女のやり取りも魅力的ではあるのですが、
他の作品にはないものを強く感じさせてくれる一巻のほうが好きです。
まず「ピンクのスコール」でいきなり目を惹く雨、それに飛び散る水しぶき、ラストシーン。
「涙の水槽」の表紙に、本編の涙。
「水色の恋人」の繁る深緑の葉っぱ、水中で見つめあう二人。
「雪の手紙」でフェンスの黒に際立つ雪の白さ。
「夏の短編」の何も見えなくなりそうなほど強い日差し、くっきりとした影。
「ソーダパーティ」の水色ソーダにはじける泡。
「イブニングゴールド」の夕日に映える金髪。夜空。
モノクロなのに光と色をありありと感じられる話ばかりです。