旅の道
HP

サークルについて

オリジナルのノベルゲームや小説、イラストを制作されています。

 

作品

シロナガス島への帰還

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2018/12

価格

500円

年齢制限

なし

特徴

ミステリーサスペンス、孤島、陰謀

選択肢あり、六時間十五分ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、既読スキップ、オートモードなどがあり、
セーブデータは24個まで保存可能です。

 

あらすじ

大富豪の遺書の中に残された『シロナガス島』への招待状。
ニューヨークで探偵業を営む男『池田戦』は
特殊な能力を持つ少女『出雲崎ねね子』と共に島へと向かう。
そこで起きる数々の奇怪な殺人事件。
果たしてシロナガス島に隠された真実とは……?
すべての謎を解き、呪われた島から脱出せよ!

(サークルHPより)

 

この作品について

まずDEAD END Ver.1.00までの感想を再掲載いたします。

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シロナガス島への帰還 DEAD END Ver.1.00(15推)

ニューヨークの私立探偵池田戦と、コミュ障天才少女出雲崎ねね子は、とある依頼がきっかけでシロナガス島という絶海の孤島を訪れる。
謎めいたシロナガス島に滞在しているのは、皆富豪かその関係者ばかり。
そんな中、彼らが次々と不審な死を遂げていくのだった。


選択肢あり、ミステリーサスペンス、探索、二時間半ほどで読み終わりました。
システムはコンフィグをタイトル画面でなくゲーム中も変更できるとより便利だと思いました。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はパッケージイラストがとても目を惹きます。
作中も、特に女の子が苦しんでいる場面が魅力的というかエロいというか……素晴らしいです!
船の揺れやエレベーター移動等の演出も豊富でした。

事件現場の色々な所をクリックして調べたり、人々に聞き込みをしたりして事件を解決しようとしていきますが、
DEAD END Verとのことでどうやっても死にます。
コミュ障天才ヒロイン出雲崎ねね子の狼狽したり怖がったりなポンコツっぷりとたまに見せる天才さが愛おしくて、笑えて、とても良いキャラクターでした。
今回は解決できないままとはいえ、主人公の池田戦も有能さをしっかりと感じさせてくれてテンポよく読み進めることができます。
クローズドサークル、謎のメッセージ、化け物や陰謀の噂、猟奇殺人等々ミステリーサスペンスど真ん中な要素も目白押しながら
(ネタバレのため反転)サイバースペースな要素もあったりして、キャラクター、ストーリー共にもっと続きを読みたくなりました。

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システム、音楽、絵はDEAD END Ver.1.00と同様。
半泣きだったりよだれたらしたり泡吹いたりする女の子はやっぱりいいですよね!

事件現場の色々な所をクリックして調べたり、人々に聞き込みをしたりして事件を解決しようとしていきます。
まずとても読みやすく、すいすいと頭の中に入ってくるテキストで、
その上次から次へと謎や危機、ねね子さんの知恵袋もしくは痴態などのイベントが発生するため、
先が気になってどんどん読み進めたくなりましたし、それぞれのイベントに一喜一憂させられました。
クリック探索や謎解き、時限イベントも悩んだり手に汗握るけれども何とか切り抜けられる
(駄目でも再挑戦すればなんとかなる)ちょうどよい難易度でした。

各キャラクターにも見せ場があり、終盤生き残った面々とは共に危機を切り抜けた戦友として親近感を抱けますし、エピローグもいい余韻があります。
なかでもやっぱり出雲崎ねね子の天才だけれども臭くてコミュ障ポンコツで、
でも怖がりながらも肝心なところで頑張っていて、眺めていて飽きませんでした。
ねね子を上手く操縦しつつ推理も戦闘もこなす池田も頼りになります。

DEAD END Ver.1.00でも書きましたクローズドサークル、謎のメッセージ、化け物や陰謀の噂、猟奇殺人等々
ミステリーサスペンスど真ん中な要素も目白押しながらそれ以外の要素もあり、
プレイヤーを楽しませるようにという内容が詰め込まれていて、
実際に楽しく読むことができた素晴らしいエンターテインメントでした。
そしてできることならば池田とねね子の他の事件での活躍も……是非読んでみたいです!

 

(以下シロナガス島への帰還 完全版(おまけシナリオ)についての文章です・2019/8/18) 

シロナガス島への帰還 完全版(500円)

「シロナガス島への帰還」に本編終了後のおまけシナリオとCGモードが追加されています。

おまけシナリオは選択肢あり、二時間ほどで読み終わりました。
システム、音楽は本編と同様。
絵は女性陣の貧相な体形に、ねね子ちゃん以外ももうちょっとご飯食べようよ……と言いたくなりました。

おまけシナリオは本編から数か月後に池田、ねね子ら事件を知るものが再開し、またもトラブルに巻き込まれます。
前半はサービスシーンもありのコメディ。
女性陣みんな生活力皆無のポンコツで役に立たねえ……と思うと同時に、池田の頼もしさを再認識しました。
短時間なのに作ったものが本格的!
でも池田も油断して今回の出来事をすぐ解決しようとしなかったばっかりに、後半は不穏な展開。
特にトイレと鏡のエピソードは演出や絵も相まってゾワっとさせられました。
おまけと言いつつ、笑いあり(恐怖の)涙あり、大満足の話でした。
あと……女の子はみんなゲロ吐きます!

 

 

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