雨傘日傘事務所
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サークルについて

オリジナルのノベルゲームを制作されています。

 

作品

ヴィザルの日記(DL版の購入はこちら)

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2009/12

価格

パッケージ版2000円/DL版1800円

年齢制限

18禁

特徴

日記、ファンタジー、絆、演出

選択肢なし、ボイスあり、十五時間十五分ほどで読み終わりました。修正パッチあり。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、
CGモード(Hシーンのみ)、音楽鑑賞(オリジナルのみ?)などがあり、
セーブデータは200個まで保存可能です。

 

あらすじ

大陸南端の港街 セントサウス自治区域
西側区画の通りには昼夜を問わず露店が軒を連ね
路地を入っても酒場や安宿からの喧騒が聴こえてくる

いつしか住み慣れた街の耳に慣れた騒がしさ
裏通りの片隅に事務所を構えるヴィザルのいつもの風景
変哲なく 平穏で安穏

そして ある日事務所に届けられた大きな木箱
中に入っていた大きな木彫りの人形
人形はヴィザルに語りかける

「これ、なにをしとるか」

(販売サイト作品内容より)

 

この作品について

話は由緒ある娼館「逢魔刻」が存在するとある港町「セントサウス」で金融業などを営んでいるヴィザルと、
彼女の元へ届けられたゴーレム「コルク」を中心とした日常が中心。
しかし強大な力を持つとされるダークエルフのレヴィアルと、
義理の母親が逢魔刻に買われてしまったハーフエルフのリアンが、
セントサウスに向かっているとの知らせが届いて……というもの。

基本的に一本道で、話が進むにつれDIARY(サイドストーリー)、
LETTER、ALBUM(Hシーン)が追加されていきます。
これらは任意のタイミングで読むことができますが、
話に関わるものも多いため出現したらすぐに読むことを推奨。

システムは普通に読む分には特に問題なし。
ただCGモードでHシーン以外の一枚絵も見たかったです。膨大な数になりそうですが。
Hシーンの絵はかなり肉感的で胸や尻が強調されています。
私は可愛い感じが好みなのであまり好きになれませんが、
描写も濃くてエロエロだーというのは間違いのないところ。
Hシーンで使用されている一枚絵は五十六枚+差分。
ボイスはコルク先生、ヴィザル、サブナック、クリノラスが特に合っていると感じました。
BGMはその場の雰囲気に合っているものが使用されていて、
挿入歌やEDはここぞという時に使用されていて盛り上がります。
そして日常シーンでは絶妙な間で表情が変化したり立ち絵が移動したりして笑えますし、
戦闘シーンはスピード感たっぷりで手に汗にぎり、
街規模の大掛かりな特殊効果も含め説得力がありました。
そうした演出が豊富に盛り込まれつつも読むテンポを邪魔することはなく、
非常に練られているなと感じました。

登場人物も魅力的なキャラクターが多く、
コルク先生は作中でも人気者なのが納得できる言動で、
なかでもビスケットを食べる仕草がとても可愛いです。
ヴィザルとの仲良しっぷりも微笑ましいですし、その周囲の人々との日常も楽しいです。
またレヴィアルとリアンのやりとりも、にやけてしまいました。

そして、そんな日々を通じてみんなの中にある繋がりがひしひしと感じられるため、
後半の言動一つ一つが心に響きました。
エンディングで流れる作中で登場した人物の名前の順番も、
その少し前にコルク先生が言ったことを表しているようでぐっときました。

張り巡らされた繰り糸のように相互に関連したエピソード、
楽しい日々に緊迫した戦闘、それを彩る演出に音楽、
そしてそれぞれの想い。
全てが素晴らしく、最初から最後まで楽しめる作品です。

 

(以下ヴィザルの日記 〜補記〜の感想です・2010/6/22)

ヴィザルの日記 〜補記〜(18禁)(800円)(DL版の購入はこちら)

「ヴィザルの日記」のサイドストーリーやtwitterで連載されている「コルクの日記」の一部など六つの話を収録。

選択肢なし、ボイスあり、二時間足らずで読み終わりました。
システムや音楽は「ヴィザルの日記」と同様。
演出も同様ですが、今回さらにHシーンの多くが動画演出になりました。

面白かったのは「きゅんきゅん猫耳メイドマジ狩るヴィザルさん」
パラレル設定の魔法少女?もので、きゅんきゅん猫耳美少女マジ狩るヴィザルさんが洗脳調教と称し色々な凌辱をされます。
本編にあるヴィザルさんのHシーンは冒頭にしかなかったので、
一人の娼婦のHシーンという印象しかなかったのですが、
最後まで読んでヴィザルさんのことを知ってから読むマジ狩る猫耳メイドヴィザルさんの凌辱シーンは魅力的でした。
あと、地の文や台詞中でのヴィザルさんの呼ばれ方がくどいくらいに「ヴィザル」ではなく
「きゅんきゅん猫耳美少女マジ狩るヴィザルさん」や「マジ狩る猫耳メイドヴィザルさん」なのが笑えました。

他には「学校帰りの八悪童」でのヴィザルとコルクのらぶらぶっぷりにニヤニヤしましたし、
本編から十年ほど後の話である「紅湖の皇子」では
「エリュズニールの騎士」や「霊刀キザクラ」など別作品との関わりがあって興味深かったです。

「ヴィザルの日記」が面白かったならば絶対におすすめの作品です。
唯一残念なのはレヴィアルのHシーンがほんの一瞬しかなかったこと。
おっぱいは控えめが良いと思うのです。でも大きいのもそれはそれで。

 

 

作品

午前零時の讃美歌(DL版の購入はこちら)

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2004/12

価格

1100円

年齢制限

18禁

特徴

吸血鬼、肉欲の日々、ガンプラ

選択肢ありですが一本道、ボイスあり、三時間と四十五分ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモードなどがあり、
セーブデータは28個まで保存可能です。

 

あらすじ

ある日、主人公は駅の地下街で一人の少女に出会いました。
ふとしたことがきっかけで、
彼はその少女にいたく気に入られてしまい、
成り行き上、
後の人生を彼女のシモベとして生きてゆくことになります。
そしてその日以降、
手を変え品を変え、あらゆる手段で彼にあまえる少女!
そんな彼女をしかたなくかまってやる主人公!
淫欲と怠惰、被虐に満ちた少女の『かまって♪』責めに、
主人公はどこまで付き合ってやれるのか!

(サークルサイトより)

 

この作品について

基本的に新太と小夜さんがからかったりからかわれたり、プラモ談義をしたり、
エロエロなことをしたり、一人で妄想したりといった日々を過ごしていきます。
プラモ関連は専門用語字引が付属しているので知識が無い人も安心。

システム、音楽は特に問題なし。
絵は、動画作品以外でも瞬きをする作品は結構ありますが、瞳のハイライトまで動くのはおお、と思いました。
それに「ヴィザルの日記」ほどではないですが動きのある演出もされています。一枚絵は三十五枚+差分。
あと、基本的に雨傘日傘事務所さんの作品はばいんばいんすぎてエロ方面では範囲外なことが多いのですが、
小夜さんがいい感じのぽっちゃりムチムチ具合でエロかったです。

そんな小夜さんが非常に魅力的。
百面相しているのも見ていて楽しいですし、拗ねるところも可愛いですし、
Hなことを要求してくるところはそそられますし、一人でエロエロな妄想を繰り広げるのも微笑ましいです。
ガンプラやプロレスのことを嬉々として話してくれるのも男心をくすぐります。
そんな小夜さんをしれっとあしらいつつも結局構ってしまう新太との二人の会話は本当に楽しい時間でした。
どのシーンも好きですが、吸血鬼は流水を渡れない、というのを身をもって実践したシーンが、
その前後の突っ走りっぷりとあわせてお気に入り。

最後も、こんな楽しい時間が終わってしまうのが寂しかったですが
色々ありつつも相変わらずだな、と思わせる終わり方でした。

小夜さんが可愛くて可愛くて仕方が無い、そんな作品でした。

 

(以下午前零時の讃美歌 -彩無鏡の小妖精-の感想です・2015/7/21) 

午前零時の讃美歌 -彩無鏡の小妖精-(18禁)(DL販売1944円)(DL版の購入はこちら)

河原新太は同居人、磯貝小夜子のために骨董店で大きな姿見を購入する。
小夜子が経営するカラオケ喫茶CHANTSのバイト、彩無鏡子(いろなしかがみこ)を交えて過ごす日々。
しかし、小夜子の身に次々と異変が起こるのだった。


選択肢あり、吸血鬼、鏡、ボイスあり、六時間半足らずで読み終わりました。
「午前零時の讃美歌」の続編。
システムは演出の都合上か文章表示速度が変えられないのがやや不便。
演出はいつもながらバトル・Hシーン共に充実。
特にタイトルにもある鏡が関わる演出が目を惹きました。
音楽は特に問題なし。
絵は相変わらず可愛くてコメディもこなす小夜子さん素晴らしいです。
鏡子ちゃんも汗ダラダラだったり赤面したり可愛い!
一枚絵は二十八枚+差分たくさん。

「午前零時の讃美歌」の三年後が舞台で、
小夜子さんの身に色々なことが起こるも小夜子さんはそれをネタにエロ妄想します。
前半も後半もエロ妄想繰り返しの展開がちょっとワンパターンすぎるように感じてしまいました。
鏡子ちゃんでもっとぐちょぐちょな妄想をしてほしかった……!
終盤のバトルはわざとらしくも格好良かったですし、
「霊刀キザクラ」や「ヴァージン・ロード」世界との繋がりもあっておおっ、と思いました。
また、新太さんと小夜子さん、小夜子さんと鏡子ちゃん、新太さんと鏡子ちゃん、三人で、
どの組み合わせの会話も楽しくて笑えるお話でした。 

 

 

作品

黒曜鏡の魔獣(DL版の購入はこちら)

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2006/12

価格

1300円

年齢制限

18禁

特徴

闘技場、記憶、召喚

選択肢あり、十三時間半ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップ、CGモード、回想モードなどがあり、
セーブデータは28個まで保存可能です。

 

あらすじ

そこは、陰惨と陵辱が日々繰り返される、
ニフルヘイム皇国首都闘技場。
主人公は、
その闘技場での試合の為に喚び出された召喚獣。
名は法の獣。恐るべき虚界の獣。
そこで彼を迎えたのは、
無礼な召喚師とお気楽メイドエルフ。
そして、小さくて額の広い闘技奴隷の少女。
様々な思惑の絡み合う中、残酷な事実が錯綜する中で、
しかし、召喚獣と愛すべきその隣人らとの日々は、
今日も優しく過ぎてゆきます。

(販売サイト作品内容より)

 

この作品について

隷妃双奏」の姫パートから十年後、
エリュズニールの騎士」の数年前に起こった話。
序盤の選択肢でルート分岐しますがメインのシナリオは一本道で、
Hシーンとエピローグのみ分かれています。

システムは特に問題なし。
音楽はある戦闘シーンで「威風堂々」が掛かるのが熱かったです。
絵はリィ・ルゥとアーベルの満面の笑みが、それぞれ趣きは異なりますがどちらもとにかく魅力的。
本当に幸せそうに笑うんですよ!
それから立ち絵もよく動きますし、戦闘シーンの構図も躍動感あります。
Hシーンは多分に肉感的ではありますが、今回人外クラスの胸をお持ちの方のHシーンは控え目。
美乳さんと巨乳さんがメインなのでお好みで。
一枚絵はHシーンだけで五十八枚+差分。
戦闘シーンで使用されているものもたくさんありますが、CGモードに登録されません。

前半から中盤にかけてはコメディ中心の日常、後半は戦闘中心で、どちらも面白かったです。
日常では冷静にボケたり突っ込んだりするエルがどのキャラクターともかみ合っていて楽しかったです。
それにアーベルが可愛いですし、リィ・ルゥはいい性格していて面白いですしたまに見せる穏やかな表情も良い。
戦闘シーンは闘技場での一対一から市街戦まで、どの闘いもワクワクさせられました。
特にそれぞれの十騎士と魔獣が見せ場たっぷりに闘い、次々に別の戦闘へ移り変わっていく場面がお気に入り。

黒幕の動機も納得できるものでしたし、登場人物皆が魅力的に描かれていて、
他の作品との繋がっている世界観も読み応えがあります。
……ガルムは格好いいと思いますよ。

最初から最後まで、コメディからシリアスまで、心底楽しめる作品でした。

 

 

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