葵日向の味も素っ気もないページ(仮)
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サイトについて
葵日向さんが書かれた小説を発表されているサイトです。
作品
概要
ジャンル |
オリジナル/小説 |
発表年月 |
1999/6〜 |
年齢制限 |
18禁 |
特徴 |
純粋、純真、無知、猫 |
第7章まで公開されています。
あらすじ
早沢理音が突然の雨に降られ、濡れたまま歩いていると
クラスメイトの北原武生に話しかけられた。
自分の家で雨宿りをしていけという北原くんのやや強引な誘いに戸惑う理音。
そのせいか普段なら絶対に言わない冗談を言ってしまう。
その一言が、関わりの薄かった二人を結びつける――
――彼が傍にいてくれるのなら、少なくともあまり痛い思いだけはせずに、あたしはおだやかに壊れてゆけるだろう。
室温にとける、氷のように。水を絶やさずとも、いずれは萎れる切り花のように。
(一部本文より)
この作品について
未完ながらネット小説の最高峰。
早沢理音の一人称で語られる濃密な心情に膜一枚隔てたどこか他人事のような情景描写、
そして奇妙な二人の絆。
息が詰まる場面、切ない場面、安らぐ場面…。
それらがとても強く、鮮烈に伝わってきて、
でも読後にはただ「すごい…」と呟いてしまうような作品です。
長いこと更新されずにもはや完結は期待薄ですが、
途中までだから、小説だから、紙媒体じゃないから、18禁だから、
などという理由でこの素晴らしい作品を読まないというのはとてももったいないことです。
どうか読んでみて下さい。