ヲサカナソフト
HP
サークルについて
オリジナルのノベルゲームを制作されています。
作品
homeless, the vagabond
概要
ジャンル |
オリジナル/ノベルゲーム |
発表予定 |
2007/9(第一章正式公開版) |
予定価格 |
フリーソフト? |
年齢制限 |
なし |
特徴 |
音楽、おしゃべり、放浪 |
選択肢あり、ルート終盤まで共通で最後三つのエンドに分岐。四時間半ほどで読み終わりました。
既読スキップ、文章表示速度変更、バックログ、オートモードなどがあり、
セーブデータは128個まで保存可能です。
あらすじ
二年四ヶ月、各地を放浪しバーや喫茶店で演奏をしていた津田啓。
しかし、電車の中で財布をなくしてしまう。
途方にくれる彼だったが、小田原塔子という同い年の女の子に声をかけられ、
なりゆきで共に演奏をすることになる。
その演奏で感銘を受けたという塔子の一緒に連れて行ってくれという願いを聞き入れることとなった啓。
その日の夜に同じような経緯でショパンコンクールで準優勝した経歴を持つ六深菜を仲間に加え、
彼らは北へと向かうこととなった。
この作品について
宿無し放浪青春音楽コメディ。
各地で演奏を披露しながら色々とおしゃべりしたり考えたりしつつ話は進んでいきます。
システム面では画面の切り替えが遅く、またクリックしても
エフェクトを飛ばせないのでスキップが非常に遅いのが気になります。
序盤の選択肢で終盤分岐するので共通部分をスキップすることが多く、上記の点が目立ちました。
絵は上手いとは言えないものの可愛い絵柄。でも表情以外の変化はあまりありません。
話はとても面白いです。
塔子のボケやそれへのツッコミをはじめとした三人のテンポの良い会話が楽しく、
演奏シーンには演奏者同士やギャラリーとの一体感に高揚させられます。
また、そんななか放浪することや同行者に対する真摯な気持ちがしっかりと描かれています。
音楽のことがわからなくても面白かったですがその知識があればもっと楽しめそう。
ただ、終盤の分岐点である公園のシーンがその前の場面との繋がりがなく、
時間が飛んでしまったように感じられ唐突でした。
公園へ行く経緯は主人公に説明させるのではなくちゃんと書いたほうがいいと思います。
エンディングはストーリーとしては塔子エンドが良く、特に歌詞が表示される場面などはぐっときました。
しかし、それまでの心地よい時間を思うと、エンド1になってほしいなぁと強く思いました。
そんな三人のドタバタ演奏行脚に、その場にいるかのように共に放浪して共に一喜一憂できる作品です。
現在この第一章の正式公開版を制作中とのこと。
また第二章があるという話も出ているので、どちらも期待しています。