食材部
HP

サークルについて

食材萌えを主にした同人ソフトを制作されています。

 

作品

お月さまとひよこ

 

概要

ジャンル

オリジナル/SLG

発売予定

予定価格

年齢制限

なし

特徴

ファンタジー出稼ぎSLG、恩返し、銘菓

Ver2.01時点で選択肢あり、ノーマルEDまでは三時間ほどかかりました。文章部分は一時間足らず。
主人公名前変更可、バックログ、表示速度変更、既読スキップ、オートモードなどがあり、
セーブデータは28個まで保存可能です。

 

あらすじ

あるところに、一匹の小さなひよこがいました。
ひよこは、自分を卵からかえして育ててくれた坊ちゃんのことが大好きでした。
ですがあるとき、悪いことが重なって、坊ちゃんの牧場が人手に渡ってしまいます。

何も出来ないひよこはそれを悲しんで、お月さまに祈ります。


「ああ、せめて私が人間だったなら、坊ちゃんの牧場のために何かできるかもしれないのに」


お月様はその願いを聞き入れ、そして考えるようにいいました。
坊ちゃんの牧場のために、人間になったひよこができることは何なのか。


ひよこは、たくさんたくさん考えて、そうして思いつきました。

坊ちゃんのためにできること。

それは、街に働きに出て、牧場を買い戻すお金を稼ぐことでした。


ですが、そこは元ひよこ。人間にはなれたけど、何も知らないし何も出来ません。
果たしてひよこは、牧場を取り戻すお金を稼げるのでしょうか……?

(サークルHPより)

 

この作品について

お月様の魔法で人間の女の子にしてもらったヒヨコ(名前変更可)が坊ちゃんへの恩返しで街へ出稼ぎに行き、
色々な仕事をしながら知識や器用さなどの能力を上げ、お金を稼いでいくSLG。
この体験版ではノーマルEDとバッドEDになるまで遊ぶことができます。

まず特徴的なのは、主人公が元ヒヨコなために街の人間を動物に例えてしまうこと。
具体的にはメッセージウインドウ左にある顔グラフィックが動物のものになっています。
この顔グラフィック自体は変化がないのですが、
その周囲に現れる汗やハートマーク、ため息などの感情表現がとても多彩で見ていて楽しいです。
ちなみにイベントスチルは人間なのですがこちらはこちらで魅力的。

それから話に直接影響しているわけではありませんが、「銘菓萌え」とのこと。
主人公の名前はヒヨコですし、主人公がお世話になるのはダギーとアンのサーター兄妹、
などなど銘菓を基にした名前になっています。

SLG部分は選んだ仕事で四日働き、一日自由行動というサイクルを繰り返していきます。
始めはほとんど仕事を選べませんが、経験を積んでいくうちに新しい仕事を紹介されたり、
同じ仕事でもよりお給料が良くなったりします。
エンディング条件を満たさなければひたすら続けられ、SLG苦手な方にもやさしい仕様。
私は能力上げを優先していたためノーマルEDまで900日ほどかかりました。
ただ、体験版をプレイした限りでは早解きが難しく場合によっては作業感を感じてしまいそうなので、
分岐条件をゆるめにするか、ヒントコーナー設置、もしくは副読本での攻略がほしいところです。

文章部分は、最初童話風に始まります。
文章が一気にページ末まで表示されてしまうのが少し気になりましたが、
ここでの影絵を用いた演出は良いなと思いました。
そうしていい雰囲気でひよこは人間になり、というところで話しかけてくるお月様。
……非常に「イイ性格」しています。
神秘的な演出台無しにして馴れ馴れしく話しかけてくるお月様。
しかし主人公も負けず劣らずで非常に天然で世間知らず。お月様と奇妙な会話が繰り広げられます。
この時点でもう身を乗り出しながら読んでいたのですが、舞台は街に移り、ダギーとアンと出会います。
ここでの会話がすっごくほんわかしていて頬が緩みっぱなしでした。
働き始めて以降のシーンでもいつも主人公が天然ながらとても明るく前向きで、心底楽しめました。

女性主人公ですがいまのところ主人公が天然過ぎて恋愛の気配は皆無。
そのあたりがどうなるかも含めて完成版に期待していますが、
少なくとも完成版でもほんわかしたいい気分になれることは間違いない作品です。

 

 

 

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