不機嫌亭ゲーム班
HP

サークルについて

オリジナルのノベルゲームを制作されています。

 

作品

錬電術師 -HexaQuarker-

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売予定

2008/12 or 2009/8

予定価格

?(第一章500円)

年齢制限

18禁

特徴

錬電術、魔術、家族愛

 

第一章 gate_wayの時点で選択肢あり、七時間四十五分ほどで読み終わりました。
一部ボイスあり、バックログ、表示速度変更、既読スキップ、
オートモード、セーブ/ロード機能などがあります。

 

あらすじ

イングランドにはサウスゲート
新大陸にはデーモン
そして、極東には紺来

【錠系】と呼ばれる強力な魔術師の家系の一員でありながら
しかしその体内に魔力を導き出す通路、 “門”を持たずに
生まれてきてしまった少年

紺来貴一

魔術師になりたくてなりたくて
ただあがきつづけて来た日々に疲れ、いつか
魔術の道をあきらめていた少年の前に
唐突に――差し伸べられる、一本の手

その手の主は“始めの”魔女
――アラディア――

アラディアは少年に、問う
ひとつだけの問い
一度きりの問い
少年のさだめを動かす、短い言葉を――

「錬電術師に 君は、なりたい?」

(サークルHPより)

 

この作品について

三章構成とのことで、この第一章では家族全員魔術師の家に生まれたながらも
魔術を行使することができずにあきらめてしまっていた紺来貴一が、
ある出来事から再び、魔術が使えるようになる方法を模索するようになり、
その末にアラディアという女性と錬電術という魔術に出会います。

エンディングはトゥルー、ハッピー、それにデッドエンドやバッドエンドがあって、
トゥルーエンドが第二章へ続くルートになっています。
錬電術についての詳細は(それ以外の魔術の解説も併せて)
本編及び公式サイトを参照、なのですが、とりあえず私にとっては少々ややこしく感じました。
ただそれでも、まだ数回しか行われていませんが頭を使った魔術戦は見ごたえがありました。

セーブが「名前を付けて保存」ダイアログが出て直接ファイル(画像付きデータ)として保存する方式で、
あらかじめデフォルト名が付いているためそれほど手間はかかりませんでしたがやや特殊。
デフォルト名の頭にシーン番号が入っているので
名前順に並べるとシナリオの進行順になるのが有難かったです。

絵は照れてる所が可愛かったですしコミカルなものは笑えました。
でもなにより穏やかな表情が良かったです。
音楽は無音が多かったので場面によっては寂しい感じを受けました。

主人公の紺来貴一はコンプレックスを持ちながらも自分がやれることをやっていて好感が持てました。
アラディアさんと出会ってからはかなり妄想たくましくなり、
おまけにとってもM気質なのがご愛嬌…というかむしろそれがいいというか。
アラディアさんは基本的に落ち着いているのにちょっとしたことでびっくりしたり慌てるのが可愛いです。

この作品で一番良かったのは感情や印象、想いの描写。
主人公がアラディアさんと初めて言葉を交わしたときや、初めて相対したときには、
母性ともいえるようなやわらかい印象をすごく、すごく感じましたし、
魔術を初めて使ったときの歓喜にはこちらも嬉しくなってしまいました。
またアラディアさんや長女のかや姉さん、妹のまな、
今回はほとんど出番がありませんが次女のくろえ姉、主人公の双子の姉りんねちゃん、
さらにはそれぞれの使い魔などに至るまでお互いを想い合って、
お互いのために全力で行動していて、それが本当にあたたかかったです。

最後も気になる引きでしたし、第二章以降も楽しみな作品になりました。

 

 

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