小さな夢工房
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サークルについて

夕暮乃秋さんの個人サークルで、
様々なジャンルのオリジナル小説をメインに活動されています。
ここで紹介している作品以外では「星に願いを…」がおすすめです。
特筆すべきは驚異的な発行ペース。
一時期は1ヶ月に1冊は新刊を発行されているのではないかと思うほどでした。
また、作中で読まれる手紙付きの本や袋とじなど様々な試みもされています。
年に数冊、無料本を発行されているので、
まずはお試し版として読まれてみてはいかがでしょうか。

作品

あの日に帰りたい！

概要

A5サイズのコピー本で前編後編の2冊です。
ページ数は前編が28ページ、後編が32ページです。

あらすじ

主人公、村岡裕太は仕事に追われる会社員。
ある日、疲れ果てた彼の目に「運命の館」という看板が飛び込んでくる。
そこで未来を変えるという「運命玉」を3個手に入れた裕太。
最初の1個は仕事のミスを無かったことにするため、
次の1個は別の会社に入るために使われた。
そして、最後の1個は…。

この作品について

後編にある知恵比べでの登場人物達の活き活きとした様子が大好きなのです。
ラストもご都合主義ながら爽快なハッピーエンドが良いです。
ただ、10年前に書かれたというバッドエンド版も読んでみたくはあるのですが。

さよなら言葉〜指先の誓い

概要

A5サイズのコピー本で3冊セットです。
ページ数は88ページです。

あらすじ

セルリアンとウィスティリア、愛し合う二人をショコラの壁が別つ。
はなればなれとなったウィスティリアとの誓いのために
独身を貫いていたセルリアンだったが、
ロ・シェンナの一途な想いを断りきれず結婚。子供も生まれていた。
しかしセルリアンは結婚する条件として誓約書を交わしていた。

−もしもショコラの壁が崩壊したときには、別れる−

そして、ショコラの壁は崩壊した。

この作品について

「あの日に帰りたい！」と共にもう在庫の無い作品を挙げてしまい
大変申し訳なく思っているのですが、お気に入りなので仕方がありません。

ベルリンの壁をモチーフにした作品で、20部限定発行だったのですが、
それが残念なほど良い作品だと思います。
セルリアンもロ・シェンナも強情すぎるほど譲れないものがあって、
あきらめれば楽なのにと思うものの、あきらめてほしくないのです。
そんなもどかしいけれど真っ直ぐで純粋な物語です。

登場人物皆が強い信念を持っているが故の悲劇。
貴方はそれでも、幸せに生きられますか？

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