ものおもい大学
HP

サークルについて

小説やオリジナルノベルゲーム中心に活動されています。

作品

ふたりたび

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2005年

価格

200円

年齢制限

なし

特徴

ふたりきり、電車、旅行

シングルサイズの変形CDでパッケージは名刺サイズです。
スキップ、シーンリプレイがあり、
セーブデータは50個まで保存可能です。

 

あらすじ

M高校新聞部。
5人ほどの小さな集団である。
部員たちは、書きたいものを書いて、
放課後のひと時をのんびりと過ごす。
雑談で終わる日も少なくないようだ。

月1回、全校生徒に配られる新聞は、
「この記事は、フィクションかも…」
との注意書きの付いた代物である。
「新聞」がそれでいいのかは謎だが、
比較的、読まれていることは確かだ。

新聞部の部員たちは、
お互いをペンネームで呼び合う。
学年には関係なく、呼び捨てだ。
ここでは、先輩後輩の区別も無く、
明確な指揮系統が存在しないまま、
なんとなくで、ことが進んでいる。
下手な家庭よりも家庭的な集団である。

顧問の教師は、たまに、現れる程度。
基本的に、活動には関知していない。
ミナトのペンネームで、密かに、
記事を置いていくことを除けば。

ミナトは4人家族。鉄道好きとのことだ。
長期休み毎に、家族で実家に帰るらしい。
5枚1組の普通列車1日乗車券を使うと、
2枚余るので、部員たちに分けてくれる。
これで、全員で出掛けるのは無理なため、
じゃんけんで勝った人が、相手を指名して、
ふたりで旅をすることになっているのだ。

(ゲーム冒頭より)

 

この作品について

「みんなでわいわいしているときには知らなかったお互いに関することを
ふとした拍子で二人きりになったときに知る」というのはどこにでもある、
でもちょっと特別なシチュエーションでとても良いです。
背景画像とそれに対する登場人物達のコメントも楽しいです。

ただ、使っているシステムツールの関係から、
これ以上プレイし易くはできなさそうなのが残念ですね。

HPより体験版がダウンロードできます。
のんびりとした電車の旅を、お楽しみください。

(ここより完成版終了後の文章)

システム上クリアフラグがセーブデータごとに存在するので、
区切りでセーブしてクリアしたらロードして別展開を辿るということをすると
前者がシーンリプレイに追加されないのはコンプリート目指すうえでは厳しいところです。
ただ全シナリオを読むだけならそれは気にならないのですけれども。

あと、シングルサイズの変形CD(数字の0のような形です)は面白いですが
縦置きPCには天敵です。傾けつつトレイを収納しないとこぼれます。

 

選んだ二人の組み合わせによって背景に対する感想が違ったり、
会話が噛み合ったりちょっとずれたり。
そんな違いが微笑ましいです。
反面、ラストの展開に違和感を感じてしまう組み合わせもあったりするのですが。

でも総じて最後の旅の夜に語られる先への漠然とした不安や、
迷いに迷ったであろう末の告白はほのかに青臭くて良いです。

 

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