えげつないやん家
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サークルについて

堀江蟹子さんの個人サークルで、
主に昭和日本軍の歴史本を発行されています。
コミケットプレスにて行われた第2回気になる作家ベスト100で
歴史部門1位、全体でも11位にランクされました。

 

作品

昭和日本軍の本

概要

ジャンル

歴史/漫画

発売年月

2001/12〜

価格

〜800円

年齢制限

なし

特徴

陸海軍、抱腹絶倒、美化、デフォルメ

ギャグ漫画と当時の出来事や人物に関するコラムが主で
2005/8現在10冊目まで発行されています。
1〜4冊目までをまとめた再録本はB5、64ページ。
他の本もB5サイズです。

 

あらすじ

特にありません。
色々とアホなことが行われています。

 

この作品について

どうしようもなく面白いです。
笑いころげていたら家族から白い目で見られたり、
笑いすぎてよだれを本にたらしてしまうくらい面白いです。

戦艦武蔵最後の艦長とその弟(二人とも美形)が禅に傾倒していたということを知っていても
「わしは日蓮となら結婚を前提にお付き合いしてもよいと思っておる」
「日蓮が兄貴みたいな年増男と付き合うもんか
日蓮はわしのような若いピチピチ男とお付き合いしたいに決まっとる」
「わしは日蓮にプラダのバッグ買ってもらうんじゃ!!」
なんてセリフどうあがいても考え付きません。

他にも当時の知識を知ることができます。
例えば「戦艦大和最後の艦長は水虫」など、とても役に立つ知識ばかりです。

登場する軍人さんのなかで好きなのは海軍兵学校45期の3人、
特に古村啓蔵が好きですね。
この3人の掛け合いは本当に面白いので、
是非読んでみてください。

(ここより昭和日本軍再録本 弐についての文章です・2006/3/13)

昭和日本軍再録本 弐(80P/800円)

昭和日本軍本の5冊目〜8冊目を収録。
内容は海軍ネタと2・26事件周辺。


収録された四冊中二冊を持ってなかったのですがやっぱり面白い。
そして、私が一番好きな話「俺は水兵」も収録。
詳しくは書きませんが「チョップする古村啓蔵」に笑い転げました。よだれたらしたのもここ。
時代背景もしっかりと語られ、大満足の一冊です。おすすめ。

(これより2006年5月コミティアペーパーの文章です・2006/5/17)

ペーパー(B4二つ折り)

今回は新刊ありませんでした。
でもこのイラスト
1枚、裏に漫画2ページしかないペーパーが面白くて面白くて。
このコミティアで一番笑ったのはこのペーパーです。

内容は主に沖縄戦での参謀部のことについて。
その生き残りが書いた本の中に出てくることで、
おそらくはその本もかなり真面目なもののはずなのに、
よくもここまで笑えるように描けるものです。

ペーパーとはいえネタバレ故反転しますが、

泣きながら自分の意見に同意してくれと別の参謀の胸に顔を埋め、それを見てビビる女性職員とか、
最年少の参謀は洞窟内で雑魚寝中、隣が寝返りうつたび泥の中へ、とかすごく笑いました。


こうして文章にするとあまり面白くないのが残念なところですが。
相変わらずおすすめです。

 

(ここより2006年夏コミ購入本の文章です・2006/12/2)

US.NAVY 再録本(B4/72P/?円)
1945/えげつないやん家(B4/22P/?円)

「US.NAVY 再録本」はこれまでの「沈黙の艦隊」と「イーグル」の二次創作の総集編。アメリカ側メイン。
元ネタ知らないのでおすすめにはしませんがやっぱり笑えました。
特にキングとカーバーがお気に入り。
だけど絶対にノーマン・キング・ベイツはこんなお馬鹿じゃないでしょうね。
例えばいじけて部屋の隅で指揮を取ろうとしてマイクのコードを目一杯引っ張り
一人ゆーとぴあ(ゴムパッチン)なんて本編ではしていない…はず。


「1945」は日本陸海軍の本 其の11。沖縄戦の参謀部メイン。それと特攻時の大和の四コマ2本。
神直道航空参謀受難の巻。八原高級参謀が優遇されている気がします。
いつも面白いので改めて書くことがなくて困るのですが、キン肉マンネタが面白かったです。
だんご三兄弟ネタが五年以上前に描かれた「US.NAVY 再録本」にもこの最新刊にもあるのもすごい。
それと仙台といったらずんだプリンらしいです。おすすめ?

 

 

(ここより2006年冬コミ購入本の文章です・2007/4/21)

人物録(B4/24P/300円)

太平洋戦争時の陸海軍人のイラスト(再録)と、
その人物に関するエピソード集(こちらは書き下ろし)
「月刊アームズマガジン」で連載されている同作者の
「第二次世界大戦紳士録」と同じような形式です。

余談ですがこの「月刊アームズマガジン」は、
毎回手に取るのを若干躊躇ってしまうような表紙や一部内容で困ります。

今回、「硫黄島からの手紙」ネタもあり。
漫画も相変わらず面白いですがイラストに付された各々の語録も良いです。
特に捕虜が持っていた母親からの手紙を見てつぶやいた
「どこの国も人情には変わりがねぇな」という
バロン西(ロス五輪馬術金メダリスト、男爵、硫黄島で戦死)の一言が
口語なこともありますがすごく格好いいと思いました。おすすめ。

 

(ここより日独の文章です・2007/8/28)

日独(B5/18P/300円?)

第二次大戦中の日本とドイツ軍人の本。
ヒトラーの命令書をナチュラルに破り捨てるロンメル将軍や、
厳寒のスターリングラードで包囲されつつ
(装備も食料も夏用しか持っていなかったため)冷やし中華を食べるドイツ兵など、
ドイツ側のほうが面白いネタが多かったです。おすすめ。

直接は関係ないですが堀江さんの初単行本「QPing」が七月に発売されました。
もちろん買って読んだのですが…面白くないわけではないものの、
日本軍本のような笑い転げるようなネタはありませんでした。
収録作品中一番面白かったのはメインのオリジナル漫画「QPing」ではなく、
旧日本陸軍憲兵漫画「俺は憲兵」というあたり、
現在の歴史ジャンルがもっともこの方の良さが出る分野なのかもしれません。
まぁ、その「良さ」が尋常じゃなく素晴らしいのですが。

 

(ここよりBERLIN1933-1945の文章です・2008/8/30)

BERLIN1933-1945(B5/18P/?円)

第二次大戦のドイツ本。
エアハルト・ミルヒとハインツ・ブラント中心。
なんだか今回はいつもほど面白くなかったです。
もっとも、笑える箇所はしっかりとあるのですが、
普段が面白すぎるのでどうしてもハードルが高くなってしまいます。

 

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