TRiNE
HP

サークルについて

オリジナルのノベルゲームを制作されています。
また、ライトノベル作家としても活躍されています。

 

作品

天使郷 −ヘブン−

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2009/8

価格

1500円

年齢制限

なし

特徴

天使、傷、一目惚れ

選択肢あり、ルートは五つ+α。八時間ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、既読スキップ、オートモードなどがあり、
セーブデータは13個まで保存可能です。

 

あらすじ

高校生・日野健一は、訳あって親戚の家に預けられる。
そこは「天環」という、紅葉の山々に囲まれた郷。
この天環の郷には、古くから天使が住むという伝説があった。
「神遣」と呼ばれるその天使は、金色の髪と白い翼を持つ美しい少女で、人を苦しみから救うのだという。
健一は引っ越してきた日、下りたバス停で、金色の髪をした美しい少女と出会う――…。

(サークルHPより)

 

この作品について

天環の町に住むことになった日野健一が女の子と仲良くなっていくものの問題が発生して……というのが基本の流れ。
最初金髪の少女、トエルのシナリオのみ読むことができ、
その後選択肢が追加され他の四人のシナリオを読むことができるようになります。
個々のシナリオを見るとまとまりがないように思えたのですが、
最後まで読むとちゃんと繋がっていて、良いなと思えました。

システムは時折クリック二回しないと次へ進めない箇所があって、演出にしても少し使いすぎに思えました。
絵は違和感を覚えるものもありましたが、負の感情を抱いている表情が、特にひしひしと伝わってきました。
OPにムービー、EDに歌あり。音楽ではED歌にもなっている曲の通常版がお気に入り。

会話のテンポがとても良く、どのヒロインとも会話が非常に楽しいです。
なかでもトエルとの会話は格別。
どこまでも丁寧な口調で、ストレートに世界全てと健一の素晴らしさを伝えてくるトエルが本当に可愛いです。
シナリオの都合上、他のヒロインと比べて会話が少なめなのがとても残念に思えるほど、心地よい時間でした。

シナリオでお気に入りはナギ姉とトエル。
ナギ姉シナリオでは愛ゆえにトエルが乗り移ったかのように暴走する健一と、
押しに対する弱さを見せるナギ姉のシーンが微笑ましかったです。
でも普段の無敵なナギ姉も好き。
トエルシナリオは上に書いたように、ただトエルといるだけで楽しかったです。
他のヒロインが関わってくるシーンも、これまでの集大成と感慨深いものがありました。

もっともっと、これから先も、トエルとの会話を楽しみたい、そう思えた作品でした。

 

 

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