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サークルについて

オリジナルのノベルゲーム制作されています。

作品

青少年薬物妄想殺人事件（DL版の購入はこちら）

概要

選択肢あり、十時間ほどで読み終わりました。ボイスあり。
バックログ、表示速度変更、オートモード、既読スキップなどがあり、 セーブデータは60個まで保存可能です。

あらすじ

精神疾患によって不登校の主人公：橘誠は毎日クラスメイトの木内結美が輪姦される夢を見る。
ひどい悪夢だと思っていた誠だが、ある日その夢が現実である証拠が出てくる。
その夢の内容を追っていくうちに次々と信じられない事実が浮かび上がる。
彼の精神のは次第に均衡を失っていく。

（作品紹介ページより）

この作品について

精神に異常をきたし、家に引きこもっている主人公が、
クラスメイトの木内結美が悪夢に出てくる上、彼女に実際に会うと拒絶反応を起こす原因を見つけようとしていきます。
その後、過去編の第二部を経て、二つの結末に分岐します。

システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。ムービーと歌あり。
絵は第二部と上ルートの木内さんがとっても可愛かったです。特にウインクでハートマークが出るところ！
下ルートの彼女もそれはそれで……！
また、画面の一部を暗転させる演出が想像力をかき立てられました。

第一部は精神科で処方させる薬を飲んでやっと学校に復帰しようとするも、
ふとしたことで恐慌を起こす主人公が痛々しく、腫れ物に触るかのように扱う周囲の反応も含めて陰鬱な気持ちになりました。
過去編である第二部の前半はどきどきラブコメ編と銘打たれているだけあってとっても青春していて、
恋するあまりに突っ走る主人公、そんな彼に戸惑いつつも真剣さに絆されていく木内さん、
彼女が抱える悩み、頼りになる友人、バンド活動といった学園生活が楽しく、時にはシリアスに描かれていて面白かったです。
特に主人公と木内さんの明るい会話は頬が緩みました。
しかし第一部に繋がるだけあって、後半は一気に重苦しくなります。
その落差も印象的でした。

第二部での唐突な薬物、誰にも相談しない主人公、この時点では無いはずの傷がある一枚絵等、
引っ掛かりを覚えてしまう部分がありました……が、分岐後の真相編でそれらが意図的であることを知り、
疑ってすいませんでした……となると同時に、真相があまりに救いが無くて、強く喪失感を覚えるほど心動かされました。
もう一つの結末も同様に喪失感を覚えます。

精神に異常をきたし夢か現かわからない不安と重苦しさ、悪夢に見る木内さんとの関係への興味から、
木内さんと仲良くなっていき、学園生活も充実していく過去編の楽しさ、日常の崩壊、
それだけでは終わらない結末、と二転三転、地獄と天国を行き来するような展開に惹き込まれ、翻弄された作品でした。

色々ありましたが……本当に面白かったです！！！

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