ゴリッチュ
HP

サークルについて

オリジナルのノベルゲームを制作されています。

 

作品

インボルグの過ごし方(DL版の購入はこちら)

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2009/3

価格

1100円

年齢制限

なし

特徴

北欧神話、闘い

選択肢一つだけ、二十七時間半ほどで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、既読スキップなどがあり、
セーブデータは30個まで保存可能です。

 

あらすじ

周囲になじめず悩んでいた少年が
転校をきっかけに、友達作りに励む物語です。

変わり者の多い十二獅町第七高等学校で
自分を変えようと、優しいだけがとりえの
主人公が奔走するコメディ系ADVとなっております。

(サークルサイトより)

 

この作品について

あらすじ部分が体験版としても公開されているプロローグ。
これだけでも全て読むのに十時間近くかかります。
その後、過去の出来事などがいくつか挿入される本編を読むことができます。
本編は一度最後まで読み終わると分岐が出現しアナザールートに入れる仕様。
一部残酷な描写があるので苦手な方は注意。
また、全年齢ですがちょっとエッチなシーンがあったりします。

システム面では非アクティブでは動かないことと、
マウスホイールからバックログへ移れないことが多少気になりますが、普通に読む分には問題なし。
音楽は音割れしている曲があったのが残念でしたが、
山場の曲、特に歌はその場面を盛り上げていました。
OP歌一曲、それに挿入歌が三曲とED歌一曲あり。
絵は違和感を覚えるものも多かったですが、
読んでいくうちに話に相応しい絵だと思えるようになりました。
それだけに音楽やCG鑑賞モードがなかったのは残念。

シナリオは非常に長いため途中ダレ気味になるところがありましたが、
日常と非日常の落差や、あるシーンがどの時間軸、どの場所での出来事かを意図的に隠して、
あとで明かすという構成がとても効果的でした。
また場面場面でも、登場人物の生き様、信念、執念が描かれていました。

登場人物では辰巳さんと蓮耶先輩がお気に入り。
特に辰巳さんはいい人すぎて割を食ってしまって、でもいい人なのが好き。
二つのルートではアナザールートのほうがお気に入り。
正規ルートのほうがは変化球というか陰を纏った流れで、それを貫く様も良かったですが、
先にそれを読んでいただけにアナザールートの気持ちいいくらい真っ直ぐで熱い展開には震えました。

ところで正規ルートでウロボロスさんはどうなってしまったのでしょうか……?

場面間の落差やそれぞれのエピソードの関係、魅力的な登場人物に惹きこまれる作品でした。

 

 

 

作品

無能宣言(DL版の購入はこちら)

 

概要

ジャンル

オリジナル/ノベルゲーム

発売年月

2009/11

価格

1000円

年齢制限

なし

特徴

バトル、無能、歌

選択肢なし、十五時間足らずで読み終わりました。
バックログ、表示速度変更、既読スキップ、音楽鑑賞(一部の曲)などがあり、
セーブデータは30個まで保存可能です。

 

あらすじ

戦闘機関“デルタ”の一員である主人公カズヤが、
轟学園の生徒として慌しい学園生活を送りながらも、
仲間と一緒にキメラと呼ばれる化物と戦っていく物語です。

(サークルサイトより)

 

この作品について

キメラと戦いながらも日々を送っていたカズヤ。
しかし「無能宣言」が発令された日から世界は大きく変わってしまいます。
一部残酷な描写があるので苦手な方は注意。
また、全年齢ですがちょっとエッチなシーンがあったりします。

システム面や絵は「インボルグの過ごし方」と同様。
音楽は歌が、良い歌ばかりの上、使われるタイミングが絶妙で非常に効果的でした。
使用されている歌は七曲。

シナリオは気になる謎から些細な出来事まで様々な伏線が存在していて、
その回収も納得のいくもので、とても練られた構成になっているなと感じました。
特に序盤、まだ弱かったケンジがいくらキメラにやられても死ななかった理由や、
ヒュドラになかなか会うことができない理由が明らかになったときは、
そういえば! と腑に落ちました。

さらに、主人公のケンジはもちろんのこと、それ以外の登場人物も皆、芯があって魅力的。
特に閃とマッドデイモンがお気に入りです。
なので、伏線を抜きにしても、重要なシーンはどれも熱く、悲しく、印象的でした。

いくつか気になるところはありましたが、それ以上にただ面白い、と思える作品でした。

 

 

 

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